JPH0315526Y2 - - Google Patents

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JPH0315526Y2
JPH0315526Y2 JP15262885U JP15262885U JPH0315526Y2 JP H0315526 Y2 JPH0315526 Y2 JP H0315526Y2 JP 15262885 U JP15262885 U JP 15262885U JP 15262885 U JP15262885 U JP 15262885U JP H0315526 Y2 JPH0315526 Y2 JP H0315526Y2
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JP
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fabric
button
sewing
force
reinforcing
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JP15262885U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、生地の表側に釦を縫針で縫い止める
に際し、生地の裏側に配する力釦に関し、これに
材質上の改良を加えたものである。
〔従来の技術〕
すなわち第3図に示すごとく生地(キヤンパ
ス)1の表側に釦2を縫い付けるに際し、生地の
裏側にプラスチツク製の力釦3を配することは公
知である。(文献不詳)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来の力釦3は硬質のプラスチツク材
で予め孔明きに形成されたものであるから、釦2
の糸通し孔4と力釦3の糸通し孔9とを生地1を
はさんで同心状に配したうえで、縫い針を両糸通
し孔4,9に通さねばならない。
実際のところ力釦3は概ね平面視で円形である
から、その糸通し孔9が周方向のどの位置に来る
かは力釦3を正規の位置に保持しても定まらな
い。そのため、釦2と力釦3との糸通し孔4,9
を上下同心状に位置決めセツトすることに手間取
り、これが釦付けの自動機械化を困難にしてい
た。なぜなら縫い針が力釦3の糸通し孔9から外
れて力釦3に当たると、針折れを招くためであ
る。
その結果、従来では生地1の裏側に力釦3を配
する必要があるときの釦付けは手作業に頼つてい
るのが実情であり、これが縫製の能率向上を図る
に最大のネツクになつていた。
そこで本考案の目的は、釦を縫い付けるために
十分な強度を有しながら、糸通し孔の位置合わせ
作業が不要であり、釦付けの自動機械化が可能に
なる力釦を得るにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の力釦は、生地1と同じ共布6に感熱性
接着剤8を介して腰の強い補強布7を一体に接着
したシート材から釦形状に打ち抜き形成してな
る。
〔作用〕
共布6を文字通り生地1と同じものにしたの
は、生地1の端切を利用できるようにしたうえ
で、裏側の見た目の良さを確保するためである。
補強布7は力釦全体の強度を従来の硬質プラス
チツク製のそれと実質的に同一程度に確保する機
能を果たす。
〔考案の効果〕 かかる本考案の力釦3によれば、共布6も補強
布7も共に布素材であるから、予め糸通し孔9を
設けておく必要がなく、生地1に釦2を縫い付け
るに際しては、縫い針を該力釦3にそのまま刺し
通すことができる。従つて、力釦3は生地1の表
側の釦2に対応する位置にセツトしさえすればよ
く、周方向の位置決めは不要であり、かつ表側の
釦2の糸通し孔4に縫い針が通るように調整する
だけで針折れの心配がなく、釦付け作業が熟練や
技能を要さずに行える。しかも釦付け作業の自動
機械化も容易に達成できる。
とくに本考案の力釦3は、見た目を良くするた
めに生地1と同じ共布6を基材としながらも、該
共布6に腰の強い補強布7を感熱性接着剤8を介
して一体に積層したシート材をつくり、このシー
ト材から打ち抜くようにしたので、第1に共布6
が生地1を裁断したときに出る端切(はぎれ)を
利用できる。第2に、接着剤8で共布6のほつれ
止めが図れる。第3に、補強布7はこれが生地1
に面する状態で縫い付けるので目立たない。第4
に、補強布7はスカートのベルトの芯地などの端
切を利用できる。第5に、縫製工場ではアイロン
が常設されているので、このアイロンを使つて共
布6に補強布7を感熱性接着剤8にて簡単に熱接
着でき、ついで第2図に示すごとく所望の釦形状
に打ち抜くだけで簡単に力釦3を作れる。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図および第2図に基づい
て説明する。
第1図は生地1の表側に釦2を、裏側に力釦3
をそれぞれ配して該生地1に釦2を縫い止めた状
態を示す。4は釦2に設けた糸通し孔、5は縫い
糸である。
力釦3は生地1と同じ共布6を基材とし、この
共布6の一側面に腰の強い補強布7を感熱性接着
剤8を介して熱接着してなり、補強布7が生地2
側に接する状態で縫い止められる。
すなわち、本考案の力釦3の製造に際しては、
生地1の裁断時に生じた端切である共布6を基材
として用意し、別のスカートのベルトの芯地とし
て使用されている強靭な補強布7を用意する。こ
の種の補強布7は4cm幅で長尺の既存のものであ
る。かくして、第2図に示すごとく共布6の一側
面に補強布7を当て付け、該補強布7の裏面に予
め付着の感熱性接着剤8を介して上方からアイロ
ン掛けをすることにより、共布6に補強布7を一
体接着したシート材をつくる。
次いで、釦2の大きさに応じてシート材から力
釦3を多くの場合は円形に打ち抜き形成する。こ
うして得られた力釦3は、縫い針は通すが、補強
布7で必要かつ十分な強度を有し、接着剤8が共
布6にまで浸透し、特に共布6の裁断縁がほつれ
るのをよく防止する。
第1図のように釦付けした状態では、生地1と
共布6が同じ生地であるから本案力釦3の存在が
目立たず体裁の良いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る力釦を生地に縫い止めた
使用状態での断面図、第2図は本考案の力釦の製
造手段で説明する斜視図である。第3図は従来の
力釦を生地に縫い止めた使用状態での断面図であ
る。 1……生地、2……釦、3……力釦、4……糸
通し孔、5……糸、6……共布、7……補強布、
8……感熱性接着剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 生地1の表側に釦2を縫い付けるに際し、生地
    1の裏側に配される方釦において、 生地1と同じ共布6に感熱性接着剤8を介して
    腰の強い補強布7を一体に接着したシート材から
    釦形状に打ち抜き形成してなる力釦。
JP15262885U 1985-10-04 1985-10-04 Expired JPH0315526Y2 (ja)

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JP15262885U JPH0315526Y2 (ja) 1985-10-04 1985-10-04

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JP15262885U JPH0315526Y2 (ja) 1985-10-04 1985-10-04

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Publication Number Publication Date
JPS6263007U JPS6263007U (ja) 1987-04-18
JPH0315526Y2 true JPH0315526Y2 (ja) 1991-04-04

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JP15262885U Expired JPH0315526Y2 (ja) 1985-10-04 1985-10-04

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JP2006000155A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Wako:Kk くるみボタン及びその製造方法
JP2016214819A (ja) * 2015-08-27 2016-12-22 文盛堂有限会社 カフスボタンを備えたワイシャツ

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JPS6263007U (ja) 1987-04-18

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