JPH0315418Y2 - - Google Patents

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JPH0315418Y2
JPH0315418Y2 JP1981141102U JP14110281U JPH0315418Y2 JP H0315418 Y2 JPH0315418 Y2 JP H0315418Y2 JP 1981141102 U JP1981141102 U JP 1981141102U JP 14110281 U JP14110281 U JP 14110281U JP H0315418 Y2 JPH0315418 Y2 JP H0315418Y2
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JP
Japan
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air
filter
equipment
outer panel
cooling
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JP1981141102U
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JPS5845166U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、機関車等の機器室に用いられる冷
却装置に関するもので、とくに冬期の雪によるフ
イルタの目詰り防止に効果のある冷却装置に関す
るものである。
(従来の技術) 従来機関車等の電気車に用いられる冷却装置で
は、冬期降雪時に雪を吸込むことによるフイルタ
の目詰りから冷却能力が低下する等の問題があ
る。この対応策として冷却風を機器室内で循環さ
せることが行われており、実公昭47−650号や実
公昭51−27083号のものが提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、このような従来技術では、フイルタ
が機器室内で循環する空気系の外側におかれてい
たため、吸込空気の単位時間当りの量は少く出来
ても、冬期に吸込んだ雪の付着によるフイルタの
目詰りを根本的に防止できないという問題点が残
る。
(問題点を解決するための手段) この考案は、以上のような従来技術の問題点を
解決するためになされたもので、a)機器室内の
発熱機器を冷却した排風の流路の途中に切換装置
を設け、排風の一部を還流して再び機器冷却風と
して利用する冷却装置において、b)機器室の外
板と、その外板との間に空間を隔てて対向しその
空間を排風還流用のダクトとして利用するために
設けた内張りとをそなえ、c)外気をダクト内に
流入するために吸気口を前記外板に設けるととも
に、ダクト内の空気を機器室へ送り出すためのフ
イルタをそなえた流出口を前記内張りに設けたこ
とを特徴としている。
(作用) 次にこの考案の作用を説明する。この冷却装置
では、冬期の降雪時、発熱機器を冷却するブロア
は、吸気口から外気を取入れ、フイルタで除塵し
て冷却風を機器に流す。機器を冷却した空気は、
排気口から外部へ排出されるが、その一部を切換
装置を経由して吸気口とフイルタとの間に導き、
ここで新しく吸込む空気と一緒に再びフイルタを
通して冷却風としてブロアに導くわけである。
機器を冷却した風は、切換装置によつてその一
部が還流するが、これは外気よりかなり温度が高
い。このため、還流排風は新しく吸込む空気とと
もに吸込まれて、フイルタに付着している雪を融
かすことができ、同時に新しく吸込む空気量が減
ることから、塵埃の付着量も減つて、フイルタの
目詰りが生じにくくなるというものである。
(実施例) この考案装置の実施例を図によつて説明する。
第2図はこの考案による冷却装置を適用する電気
車で、運転室14の間に機器室13がある。第1
図は機器室13の断面図を示し、発熱機器1をブ
ロア2で冷却するもので、その冷却用空気は、吸
気口4からの吸入空気と、必要に応じて導入され
るダクト内の還流空気とを合流させたうえ、流出
口に設けたフイルタ5を貫通させ、発熱機器1の
手前に設けたブロア2の上流側に取り入れる。発
熱機器1を通つた冷却風はフレキシブルダクト1
2を通り、機器室の屋根6に設けた排気口7から
排出されるが、その一部は切換装置8を通じて機
器室内へ再び導かれ、ダクト10を通つて吸気口
4の機器室側でかつフイルタ5の大気側に送られ
る。すなわち、還流排風の流れの中にフイルタ5
を置く。切換装置は降雪時以外は閉じておき、排
風の還流は行わなくともよい。冷却の能力は通常
高温大気である夏季においても十分な性能が出る
よう考慮して設計されるので、冬期に温度の高い
排風を環流させて用いても性能の低下がないよう
設計することが可能である。
排風の一部を還流すれば、外気より新しく吸込
む空気の量が相対的に減り、したがつて雪を吸込
むことが少くなる。また、大気より高温の還流排
気がフイルタ5を通るので、フイルタに付着した
雪を融かす作用をなす。さらに、還流する排風は
一度すでにフイルタ5を通つているので、塵埃が
少く、フイルタの目詰りが生じにくい。
第1図は、ダクト10を外板3と内張り9との
間に設け、採光窓11を外板と内張りとに設けた
例を示しているが、還流排風の十分な容量さえ設
定できれば、外板ないし内張りとは別に還流専用
のダクトを設けて、その流れの中にフイルタ5を
置くことで、この考案を実現することができる。
なお、図中( )内の数値は大気圧を0とした
場合の静風圧の大体の目安を示したものである。
(考案の効果) この考案装置は以上のように構成されるので、
従来の技術と比べてつぎのような効果がある。
(1) 降雪時に吸気口から吸込まれた雪がフイルタ
に付着する量が少くなる。
(2) フイルタに付着した雪を温風排風で融かすの
で、冷却風の吸込能力が低下しない。
(3) 雪によりフイルタが目詰りする機会が減り、
能力が長い間維持される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示すもので、
第2図のA−A断面図、第2図は本考案を適用す
る電気車を示す図である。 1……発熱機器、2……ブロア、3……外板、
4……吸気口、5……フイルタ、6……屋根、7
……排気口、8……切換装置、9……内張り、1
0……ダクト、11……採光窓、12……フレキ
シブルダクト、13……機器室、14……運転
室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 機器室内の発熱機器を冷却した排風の流路の途
    中に切換装置を設け、排風の一部を還流して再び
    機器冷却風として利用する冷却装置において、 機器室の外板と、その外板との間に空間を隔て
    て対向しその空間を排風還流用のダクトとして利
    用するために設けた内張りとをそなえ、 外気をダクト内に流入するために吸気口を前記
    外板に設けるとともに、ダクト内の空気を機器室
    へ送り出すためのフイルタをそなえた流出口を前
    記内張りに設けたことを特徴とする冷却装置。
JP14110281U 1981-09-21 1981-09-21 機関車の機械室の通風装置 Granted JPS5845166U (ja)

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JP14110281U JPS5845166U (ja) 1981-09-21 1981-09-21 機関車の機械室の通風装置

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JP14110281U JPS5845166U (ja) 1981-09-21 1981-09-21 機関車の機械室の通風装置

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Publication Number Publication Date
JPS5845166U JPS5845166U (ja) 1983-03-26
JPH0315418Y2 true JPH0315418Y2 (ja) 1991-04-04

Family

ID=29934229

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JP14110281U Granted JPS5845166U (ja) 1981-09-21 1981-09-21 機関車の機械室の通風装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS47650U (ja) * 1972-01-05 1972-08-04
JPS5127083U (ja) * 1974-08-20 1976-02-27

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS47650U (ja) * 1972-01-05 1972-08-04
JPS5127083U (ja) * 1974-08-20 1976-02-27

Also Published As

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JPS5845166U (ja) 1983-03-26

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