JPH03153934A - 免震用支持体 - Google Patents

免震用支持体

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JPH03153934A
JPH03153934A JP29077289A JP29077289A JPH03153934A JP H03153934 A JPH03153934 A JP H03153934A JP 29077289 A JP29077289 A JP 29077289A JP 29077289 A JP29077289 A JP 29077289A JP H03153934 A JPH03153934 A JP H03153934A
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JP
Japan
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rubber
fabric
cord
columnar body
elastic columnar
Prior art date
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Pending
Application number
JP29077289A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoritaka Sasaki
頼孝 佐々木
Hiroshi Ikegami
博 池上
Hirohiko Yamada
裕彦 山田
Kazunari Chito
千藤 和成
Nobuyuki Doro
土呂 信行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、建物および機械装置等の構造体を下から支
えて上記構造体に地震等による振動を伝えないようにす
ると同時に地震の揺れを早く停止させるダンパー機能を
供えた免震用支持体に関するものである。
(従来の技術) 建物および機械装置等の構造体を下から支持し、かつダ
ンパー機能を併有する免震用支持体として、鉄板と高減
衰ゴム板とを交互に重ねたもの、および鉄板とゴム板と
を交互に重ねたものの中心部に円筒状の空間を設け、こ
の空間に液体、ゴム、樹脂、鉛等の粘性体を封入したも
のが知られている(特開昭62−211471号公報参
照)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、鉄板とゴム板とを交互に重ねたものは、
個々の板の厚みを小さくして重ね枚数を増大することに
より、横剛性を低下させて免震機能を向上させることが
できる反面、積層工数が増し、また鉄板とゴム板の接着
が困難であるため、接着処理が難しく、また鉄板とゴム
板の間に空気が残留し易いため、接着不良が起き易く、
性能が不均一になるという問題があった。また、鉄板と
高減衰性ゴムもしくは通常のゴム板とを重ねたものの中
心部に鉛等の粘性体を封入したものは、横変形後の復元
性が悪く、特に鉛を封入した積層ゴムでは横剛性が上昇
し、その上昇した分だけ弾性柱状体の高さを大きくしな
ければならない等の問題があった。
この発明は、有機繊維コードからなるすだれ織等の目の
粗い織物を使用することにより、揺れを早く止める制動
機能に優れ、かつ製造が容易な免震用支持体を提供する
ものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するため、この発明では、第1図に示
すように、等価粘性減衰率5%以下の汎用ゴム3を主体
とする弾性柱状体1の上下両端面に硬質板4を固定した
免震用支持体において、上記の弾性柱状体Iに有機繊維
コード2を使用して製織されたすだれ織物およびメツシ
ュ織物等の目の粗い織物が上記硬質板4と平行に、かつ
多層に配置され、上記織物を構成する有機繊維コード2
の占有体積が弾性柱状体lに対して5〜50%に設定さ
れる。
上記の弾性柱状体を構成するゴム3は、天然ゴム、スチ
レンブタジェンゴム、ニトリルブタジェンゴム、ブタジ
ェンゴム、イソプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、
ウレタンゴム、アクリルゴム等の等価粘性減衰率5%以
下のゴムであり、これらのゴムの加硫後の硬度は、JI
S−Aゴム硬度の30〜70度が好ましい、なお、上記
の等価粘性減衰率heqは、第2図において、横軸に変
位δ、縦軸に力Pをとって描いた弾性ヒステリシスルー
プの面積をS、その縦軸方向の長さをa、横軸方向の長
さをbとしたとき、次式で算出される。
上記のゴム中に配置される織物は、ナイロン、ボリエス
〆ル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル
、綿およびレーヨン等の有機繊維からなる繊維コードを
使用して製織され、上記繊維の曲げ弾性率は500kg
/閣2以下、特に300kg/IIIIIt以下が好ま
しい。また、上記繊維のフィラメントまたは糸の複数本
を撚り合わせて得られるコードの直径は、0.2〜3.
01が好ましい、そして、上記の繊維コードが好ましく
は5m以下、特に311I11以下のピッチで配列され
てすだれ織物およびメツシュ織物等の目の粗い織物に製
織される。
この発明の弾性柱状体は、上記の織物に前記のゴムをト
ッピングし、得られたトッピングコードのみを多数枚積
層し、しかるのち加硫接着により一体化し、好ましくは
横断面積lO〜10000 ci、高さ5〜100 C
1+に製造される。このトッピングコードの積層に際し
ては、均一性を高めるためコードの方向を所望の角度ず
つ、例えば90度ずつ、または45度ずつ順にずらせて
積層することができる。
また、上記のトッピングコードと前記のゴムからなる板
またはシートとを交互に積層し、これらを加硫接着によ
り一体化することもできる。ただし、上記の弾性柱状体
における繊維コードの占有体積は、弾性柱状体の全体積
の5〜50%、好ましくは10〜50%に設定される。
上記のトッピングコードの層間に、下記の弾性柱状体の
上下両端に重ねられるものと同様の硬質板を介在させる
ことができる。ただし、その厚みは0.5〜5fiが好
ましく、その積層枚数は、硬質板の全体積が上記のゴム
とコードとからなる弾性柱状体の全体積と同等以下にな
る程度である。
上記の弾性柱状体の上下両端に重ねられる硬質板は、鉄
、アルミニウム、銅、ステンレス鋼等の金運、ポリスチ
レン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS、ポリ塩
化ビニル、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート
、ポリアセタール、ナイロン等の熱可塑性樹脂、フェノ
ール樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポ
キシ樹脂等の熱硬化性樹脂、その他セラミンクス、FR
P、木材等からなる板であり、その好ましい厚みは、1
0〜100■であり、その硬度はJIS−Aゴム硬度で
95度以上が好ましい、なお、この硬質板は、上記弾性
柱状体の上下両面に重ねて接着剤で固着することができ
、また上記トッピングコード等の加硫時にその上下両面
に重ねて同時に加硫接着する二七ができる。
(作用) 上記の免震用支持体を任意の構造体とその基礎との間に
介在させ、構造体を支持させると、免震用支持体の弾性
柱状体が4振動および横振動の双方を吸収する。そして
、弾性柱状体に目の粗い織物が両端の硬質板と平行に、
かつ多層に配置されることにより、!a物の上下のゴム
層が織物の目を貫通するゴムにって連結されるため、ゴ
ム層と織物の結合が強化され、かつ弾性柱状体の縦剛性
が鉄板およびゴム板の積層体と同程度に向上して高荷重
に耐えることができると共に、横剛性がゴム単体のもの
と同程度に維持されて大きい横振動を吸収することがで
きる。
しかして、免震用支持体は、構造物を支持するため、縦
剛性が大きく、横剛性が小さく、横剛性と縦剛性との比
ができるだけ小さく、しかも等価粘性減衰率8%以上で
あることが好ましいが、この発明の免震用支持体は、上
記弾性柱状体における繊維コードの占有体積を全体積に
対して5〜50%に設定したので、等価粘性減衰率8%
以上を達成して特に優れた制動性能が得られ、地震等の
振動を速やかに減衰させることができ、別にダンパーを
設ける必要がない、これに対し、弾性柱状体における繊
維コードの占有体積率が5%未満の場合は、縦剛性が低
下して横剛性と縦剛性との比が過大になると共に、上記
の減衰率が低下し、反対に上記の占有体積率が50%を
超えると、縦剛性の増加の割合以上に横剛性が増加する
と共に、弾性機能が低下して横変位後の歪みが戻り難く
なる。
なお、トッピングコードからなる弾性柱状体に硬質板を
介在させた場合は、トッピングコード単独の積層品の両
端に硬質板を固着したものを多段に積層したものと同様
の構成となり、同様の性能を発揮する。
(実施例) ポリエステルフィラメント糸1500デニールを2本引
揃え加熱して直径0.65閣のポリエステルコードを得
、このポリエステルコードを22本/インチの密度で配
列してすだれ織を製織し、このすだれ織をレゾルシンホ
ルマリンで処理したのち下記第1表に示される組成の汎
用ゴムAをトッピングして厚みの異なる5種類のトッピ
ングコードを作成し、このトッピングコードのみを積層
して外径90■、内径20m、高さ90m5の弾性柱状
体を成形し、その中空部を空にしたまま、その上下両面
に鉄板を重ねて加硫し、実施例1〜4および比較例1の
免震用支持体を製作し、その縦剛性、横剛性および等価
粘性減衰率を測定した。また、直径0.25mのスチー
ルワイヤを5本引き揃えて得られた直径0.6 onの
タイヤ用スチールコードを20本/インチの密度で配列
してすだれ織とする以外は上記実施例と同様にして比較
例2の免震用支持体を製作し、更に上記の汎用ゴムAか
らなる厚み3腸の板および厚み1mmの鉄板を交互に重
ねて比較例3の免震用支持体を製作し、上記の例と同様
の測定を行った。上記実施例1〜4についての測定結果
を第2表に、また比較例1〜3についての測定結果を第
3表にそれぞれ示す。なお、表中のEコードは、ポリエ
ステルコードのすだれ織物を、またSコードはスチール
コードのすだれ織物をそれぞれ使用したことを示す。
第1表 (以下、空白) 第2表 第3表 (以下、空白) 上記の第2表および第3表から明らかなように、汎用ゴ
ムを曲げ剛性の小さい有機繊維コードにトッピングして
得られたトッピングコードからなるこの発明の実施例は
、コード占有体積の増加に応じて縦剛性が増大するが、
横剛性の増大が極めて小さいので、コード占有体積を増
すことにより横剛性と縦剛性との比を著しく小さくする
ことができ、特にコード占有体積を10%以上に設定す
ることにより、横剛性と縦剛性との比を、ゴム板と鉄板
とからなる比較例3と同程度以下に小さくすることがで
き、しかもコード占有体積を30%以上に大きくするこ
とにより等価粘性減衰率を15%まで高めることができ
る。一方、コード占有体積が5%未満の比較例1は、縦
剛性が著しく低(、またスチールコードを使用した比較
例2は縦剛性が高いと同時に横剛性も大きくて横剛性と
縦剛性との比が過大であり、またコードの代わりに鉄板
を使用した比較例3は横剛性と縦剛性との比が小さい反
面、ゴム板との接着性が不良であった。
上記比較例3のゴム板材料を前記第1表に記載された高
減衰性のゴムBに変更する以外は比較例3と同様にして
比較例4の免震用支持体を製作した。また、上記実施例
3のゴムを上記の高減衰性ゴムBに変更する以外は実施
例3と同様にして比較例5の免震用支持体を製作した。
そして、比較例3.4.5および実施例3.4の免震用
支持体について、15分間の最大横変形(90■)を与
え、次いで応力を取除いて24時間放置し、しかるのち
残留歪の状況および製品の座屈荷重を比較した。
その結果を第4表に示す。なお、縦剛性、横剛性および
等価減衰率を併記した。
上記の第4表で明らかなように、高減衰性ゴムBを使用
した比較例4.5は、減衰率が大きいと共に残留歪も大
きい。また、汎用ゴムAと鉄板とを使用した比較例3は
、残留歪が消失する反面、耐荷重性が低く、0.51−
ンの荷重で座屈が生じた。
これに対して実施例3.4は、30分後に残留歪が消失
し、しかも耐荷重性が比較例3.4の4倍以上であった
次に、前記実施例3と同様にして得られた厚み1.2 
mのトッピングコード12枚と厚みllll11の鉄板
(硬質板)1枚とを交互に積層してトッピングコード合
計6組と鉄板5枚とからなる実施例5の免震用支持体を
製造した。その性能の測定結果を実施例3と共に下記の
第5表に併記する。
(以下、空白) 第5表 上記第5表に見られるとおり、鉄板を介在させた実施例
5は、鉄板を介在させない実施例3とほぼ同様の性能を
有していた。
(″発明の効果) この発明は、等価粘性減衰率5%以下の汎用ゴムを使用
した防振用支持体において、上記弾性柱状体に有機繊維
コード製の目の粗い織物を多層に配置し、上記織物を構
成する繊維コードの占有体積を弾性柱状体の5〜50%
になるようにしたものであるから、ゴム板と鉄板とを交
互に重ねたものに比べて加硫による接着強度および耐荷
重性が向上し、かつ横剛性を高めることなく縦剛性を高
め、横剛性と縦剛性との比を小さくして免震性を向上す
ることができ、しかも繊維コードの占有体積を5〜50
%の範囲で調節して等価粘性減衰率15%以上を容易に
達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の一部破断正面図、第2図は
等価粘性減衰率を説明するための弾性ヒステリシス曲線
である。 l二弾性柱状体、2:有機繊維コード、3:ゴム、4:
硬質板。 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕等価粘性減衰率5%以下の汎用ゴムを主体とする
    弾性柱状体の上下両端面に硬質板を固定した防振用支持
    体において、上記弾性柱状体に有機繊維コードを使用し
    て製織されたすだれ織物およびメッシュ織物等の目の粗
    い織物が上記硬質板と平行に、かつ多層に配置されてお
    り、上記織物を構成する繊維コードの占有体積が弾性柱
    状体に対して5〜50%であることを特徴とする免震用
    支持体。 〔2〕弾性柱状体中に硬質板がゴムと繊維コードの合計
    体積に対して100%以下の占有体積比で介在する請求
    項1記載の免震用支持体。
JP29077289A 1989-11-07 1989-11-07 免震用支持体 Pending JPH03153934A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006316978A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Yokohama Rubber Co Ltd:The 複合型粘弾性ダンパ−

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006316978A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Yokohama Rubber Co Ltd:The 複合型粘弾性ダンパ−
JP4581832B2 (ja) * 2005-05-16 2010-11-17 横浜ゴム株式会社 複合型粘弾性ダンパ−

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