JPH0315251A - m相軸方向空隙型コアレス整流子モータ - Google Patents

m相軸方向空隙型コアレス整流子モータ

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JPH0315251A
JPH0315251A JP14510789A JP14510789A JPH0315251A JP H0315251 A JPH0315251 A JP H0315251A JP 14510789 A JP14510789 A JP 14510789A JP 14510789 A JP14510789 A JP 14510789A JP H0315251 A JPH0315251 A JP H0315251A
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JP
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commutator
field magnet
coreless
motor
pole
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Application number
JP14510789A
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English (en)
Inventor
Manabu Shiraki
学 白木
Hajime Hamaguchi
浜口 肇
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Shicoh Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Shicoh Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の産業上の利用分野] 本発明は,カセットテーブレコーダ,自動車のドアロッ
ク用アクチェータ等の各種装置に適用して有用な小型の
m相軸方向空隙型コアレス整流子モータに関する. [従来技術の問題点] 従来より.固定側にN極, SIBiの磁極を交互に2
P(Pは1以上の整数)極に着磁した界磁マグネットを
固定子として備え,該界磁マグネットと軸方向の空隙を
介してk(kは2以上の整数)個の電機子コイルからな
るm(mはモータの相数で2以上の整数)相のコアレス
ロータ電機子を回動自在に設け,該コアレスロータ電機
子に整流子を設けて一体して回転するようになし,該整
流子と摺接するブラシを固定側に設けてなるm相軸方向
空隙型コアレス整流子モータは公知になっている. かかるm相軸方向空隙型コアレス整流子モータは,軸方
向に極めて厚みが薄く形成された偏平構造のものとなっ
ており,コアレスモータなので,コギングが無く,小型
軽量に楕或でき,また高速回転も可能な事から,カセッ
トテープレコーダ等の小型装置に多用されている. このm相軸方向空隙型コアレス整流子モータのなかでも
,コアレス電機子コイルが重なる方式と,重ならない方
式のものがあり,例えば.前者の方式のものでは,5相
のモータが知られており.後者の方式のものでは,3相
のモータが知られている.何れの方式においても,M流
子片からなる整流子にブラシを摺接し,整流させる必要
があり,このブラシが当該軸方向空隙型コアレス整流子
モータを大型にするほか,組み立てを厄介にし量産性の
点でも満足の行くものを得ることが出来なかった. その他の従来における問題点としては,整流子は.コア
レスロータ電機子に固定する必要があり,また整流子片
と複数の電機子コイルとを電気的に結線する必要がある
が,この場合,軸方向空隙型コアレス整流子モータのト
ルクリップルを滑らかにする為には.M流子片の数を多
くシ,整流子片同士も電気的に結線しなければならない
ここで,従来において問題になるのは.コアレスロータ
電機子に整流子を設ける場合には,その整流子自体が,
コアレスロータ電機子を大きな面積のものとするほか,
この整流子の位置によっては,この整流子と摺接するブ
ラシもモータ内に大きなスペースを占領するため,当該
モータ自体が大きなものになる欠点がある。
例えば,一般の軸方向空隙型コアレス整流子モータでは
.整流子は円板状に形成されたコアレスロータ電機子に
突出するシャフトの外周に形成し,該整流子に側面から
ブラシを摺接しているが,このような位置に整流子及び
ブラシを配設すると,当該整流子及びブラシの厚み分だ
け軸方向に厚みのあるものになるほか,径方向からブラ
シを摺接しているため,径方向に大きなものにならざる
を得ない欠点がある。
以上のような欠点を解消するために,整流子及びブラシ
を円環状界磁マグネットの中心透孔部に位置させると,
今度は整流子にブラシを摺接する機構が複雑になる他,
界磁マグネットの上記中心透孔部の内径を大きく構成せ
ざるを得す,結果として十分なトルクを稼ぐために界磁
マグネットの外径を大きくする必要がある為.当該コア
レス整流子モータを大きな外径のものにする欠点がある
. また円筒状整流子に代えて平板状整流子を用いると,こ
の整流子は,界磁マグネットと対向する面に配設すると
ブラシは上記同様に界磁マグネットの中心透孔部に配設
することになるため5当該中心透孔部の内径を大きく構
成せざるを得す,結果として十分なトルクを稼ぐために
界磁マグネットの外径を大きくせざるを得す,当該コア
レス整流子モータを大きな外径のものにする欠点がある
. また平板状整流子を界磁マグネットと対向する面と反対
側の面に配設すると後記で説明するような振動防止の点
で複雑になるほか,軸方向空隙型コアレス整流子モータ
の軸方向の厚みを長くする欠点を伴う. また電機子コイル同士の電気的結線や整流子片同士の電
気的結線の場合でも,トルクリップルを滑らかにする目
的で,電機子コイルの数を多くしたり.あるいは整流子
片の数を多くした場合,電機子コイルの端子を所定角度
離れた位置の整流子片と電気的に接続したり,整流子片
同士を接続するのが非常に厄介で,量産性に優れないも
のとなる。この場合の欠点を解消するには.プリント基
板を用い,このプリント基板に整流子片同士,あるいは
電機子コイル同士を電気的結線するための電気結線用導
電パターンを形成したプリント基板をコアレスロータ電
機子に配設し,所定の電気結線用導電パターンと整流子
片及び電機子コイルの端子を接続すれば解決できる. しかしながら,上記整流子及びプリント基板をコアレス
ロータt機子に設けること,及び固定側にブラシを設け
る場合に,これらを設ける位置によっては.当該軸方向
空隙型コアレス整流子モタを軸方向の厚みを大きなもの
にする欠点があるほか.所定の電気結線用導電パターン
と整流子片及び電機子コイルの端子を接続するのが厄介
で量産性に優れないものになったり,また整流子及び上
記プリント基板の2つを設けなければならないため,高
価な軸方向空隙型コアレス整流子モータを形戒する欠点
があった. その他の問題点は,従来上記した軸方向空隙型のコアレ
ス整流子モータにおいては,ロータ電機子はコアレス楕
遣であるため,これが回転した場合には,軸方向に大き
な振動を発生する.従って,整流子を界磁マグネットと
反対の面のロータ電機子に設け,該整流子と摺接するブ
ラシをブラシホルダーで支持すると共にバネ機構を用い
てブラシでロータ電機子を界磁マグネット側に押圧して
ロータ電機子の軸方向の振動を防止しているため.高価
なブラシホルダーを用いなければならないほか,上記整
流機構の部分だけ当該モータを軸方向に長くするほか.
ブラシ自身の寿命も短くなる欠点を持ち.また当該モー
タを必然的に高価にする欠点を有していた. [発明の課題] 本発明の課題は,界磁マグネットと軸方向の空隙を介し
て対向する面に平板状の整流子を設け,該整流子に軸方
向から摺接するブラシを設けて整流機構を形戒しても,
当該軸方向空隙型コアレス整流子モータの厚みを増加さ
せたり.大型にしたり,組み立てを厄介にしないで済む
ように配設できるようにすること.更には,ブラシの位
置決めを極めて容易にして軸方向空隙型コアレス整流子
モータを容易且つ安価に量産できるようにすることを課
題になされたものである. その他の課題は,整流子と電機子コイル及び整流子片同
士を電気的結線するための電気結線用導電パターンを形
成したプリント基板を1つの基板に形成して整流子兼電
気結線基板とし,これをコアレスロータ電機子面に配役
固定し,上記整流子兼電気結線基板の整流子に軸方向か
らブラシを摺接することにより,整流子,ブラシ及び電
気結線用導電パターンを形成したプリント基板を用いた
軸方向空隙型コアレス整流子モータを大きくせず,特に
軸方向に非常に厚みの薄い当該モータにすること,及び
部品点数を減らして,組み立てを容易にすること,更に
は,整流子を横成する整流子片同士,及び整流子片と電
機子コイルとの電気的結線を極めて容易にして.軸方向
空隙型コアレス整流子モータを容易且つ安価に量産でき
るようにすることを課題に成されたものである.その他
の課題は.トルクリップルの滑らかな性能の良好な軸方
向空隙型コアレス整流子モータを構造を簡素にして而も
長寿命のものを得ることを課題に成されたものである.
その他の課題は以下の説明で明らかになるであろう. [発明の課題達成手段] かかる発明の課題は,固定側にN極,S極の磁極を交互
に2P(Pは1以上の整数)極に着磁された円環状の界
磁マグネットを固定子として備え,該界磁マグネットを
軸方向の空隙を介してk個(kはm相のコアレスロータ
電機子を形成するのに望ましい値の整数)のコアレス電
機子コイルからなるm(mはモータの相数で2以上の整
数〉相のコアレスロータ電機子を回動自在に支持して回
転子を楕戒し,該コアレスロータ電機子の上記界磁マグ
ネットと対向する面に2mn (nは1以上の整数〉個
の整流子片からなる整流子及び互いに界磁マグネットの
磁極との対応関係において均等条件位置にある整流子片
同士を電気的に結線した電気結線用導電パターンを形戒
してなる整流子兼電気結線基板を固定し,該整流子兼電
気結線基板の整流子と摺接する位置の界磁マグネットに
90度の間隔をおいて軸方向に貫通する2つのブラシ挿
入用透孔を形戒し.該2つのブラシ挿入用透孔それぞれ
に正側電源,負側電源に接続された2つのブラシを挿入
したm相軸方向空隙型コアレス整流子モータを提供する
ことによって達成できる。
その他の課題達或手段については,以下の説明で明らか
にする. [発明の実施例] 第1図は本発明の一夾施例を示す3相の軸方向空隙型コ
アレス整流子モータの縦断面図,第2図は同モータの主
要部を表す分解斜視図,第3図は界磁マグネットとコア
レスロータ電機子との展開図,第4図は整流子兼電気結
線基板の説明図で5以下第1図乃至第4図を参照して3
相の軸方向空隙型コアレス整流子モータ■について説明
する.軸方向に偏平な3相の軸方向空隙型コアレス整流
子モータ1は,軟鋼板で形成されたカップ型ケース2の
上端開口部を同じく軟鋼板で形或した円板状のカバー3
で閉じることにより,3相の軸方向空隙型コアレス整流
子モータケース4を形成している.該モータケース4の
略々中心部には,シャフト5をオイルレスメタル等の軸
受6及びスラスト受け7によって回動自在に軸支してい
る.シャフト5には,ロータヨーク8が固定されロータ
ヨーク8の下面には第2図に示すように3個の空心型の
電機子コイル9−1.9−2.93が互いに重ならない
ように120度のピッチで等間隔に配設されていてコア
レスロータ電機子10を形成し,一体して回転するよう
になっている。
上記各々の電機子コイル9−1.9−2.9−3は,反
トルクの入らない効率の良い3相の軸方向空隙型コアレ
ス整流子モータlを形戒するために.半径方向の発生ト
ルクに寄与する導体部9aと9a’との開角が後記する
界磁マグネットl1のN極,S極の一磁極の幅(90度
)と同じ磁極幅となるように90度の開角幅の扇枠状に
導線を適宜ターン数巻線して形成した空心型のものとな
っている. コアレスロータ電機子10の下面には,円環状の整流子
兼電気結線基板12を,これに形成された後記する整流
子14を軸方向の空隙を介して対向する界磁マグネット
11に向けて接着剤などの適宜な手段により固定してい
る.この整流子兼電気結線基板12は,第2図及び第4
図に示すように非絶縁体で形成した円環状のフレキシブ
ルプリント基板l3の下面内周部に6つの整流子片14
−1,  ・・・,14−6でm戒された整流子14と
,その外周部,内周部[第4図の(a)参照]及び上面
部[第4図の(b)参照]に形或した3つの電気結線用
導電パターン15−1,15−2.15−3をフレキシ
ブルプリント基板13に形戒した導体,例えば銅張積層
板をエッチング等の適宜な手段を施して形或したものと
なっている.なお第4図の(a)は整流子兼電気結線基
板12の下面図を示すもので,この下面が後記する界磁
マグネット11と軸方向の空隙17を介して当該界磁マ
グネット11と面対向する部分の図で,この第4図の(
a)のN流子14は,後記するブラシ23−1.23−
2と対向摺接するフレキシブルプリント基板13面位置
に形成している.第4図の(b)は.整流子兼電気結線
基板12の上面図を示すもので,この図の結線基板12
面がコアレスロータ電機子10面に接着剤などの手段で
固定される。
第4図の(a),(b)の整流子兼電気結線基板l2に
形成された電気結線用導電パターン15−1.15−2
.15−3について説明すると,これら電気結線用導電
パターン15−1.15−2.15−3は界磁マグネッ
ト11との関係で互いに均等条件にある整流子片同士を
電気的に接続するもので(第3図参照),この実施例の
3相軸方向空隙型コアレス整流子モータ1においては,
Δ結線を採用しているので,フレキシブルプリント基板
13の一方の面にのみ,3つの電気結線用導電パターン
15−1.15−2.15−3全てを形成しようとする
と,これら何れかの電気結線用導電パターン同士が交差
してしまうことになるので,この実施例では,電気結線
用導電パターン15−1と15−2をフレキシブルプリ
ント基板13の下面に形戒し,電気結線用導電パターン
15−3をフレキシブルプリント基板■3の上面に形成
している. 第3図及び第4図の(a),(b)を参照して,電気結
線用導電パターン15−1は.その一端を整流子片14
−1に電気的に接続し.その他端を整流子片14−4に
電気的に接続している.電気結線用導電パターン15−
2は,その一端を整流子片14−3に電気的に接続し,
その他端を整流千片14−6に電気的に接続している.
電気結線用導電パターン15−3は,その一端はスルー
ホール16−1[第4図(b)参照]を介して整流子片
14−2に電気的に接続し,その他端をスルーホール1
6−2を介して整流子片14−5に電気的に接続してい
る. 上記コアレスロータ電機子10面に設けた整流子兼電気
結線基板12面と軸方向の空隙17を介して面対向する
カップ型ケース2の内底には,円環状のステータヨーク
18を介してNi  S&の磁極を90度の着磁幅で交
互に有する4極の円環状の界磁マグネットl1を固定し
ている。
なお,この界磁マグネット11は,後記するブラシ収納
用透孔20−1.20−2を容易に形或できるように.
プラスチックマグネットを用いてブラシ収納用透孔20
−1.20−2をも同時に一体形成することが望ましい
. 界磁マグネットl1のN[iとS極との境界部位置及び
該位置と対向するステータヨーク18位置には.互いに
90度の角度幅離れた位置にブラシ収納用透孔20−1
.20−2.21−1,212を形成し,該透孔20−
1及び21−1にリード線l9−1を介して正側電源側
端子22−1に接続され且つブラシホルダ24−1 [
第1図参照コで支持されたブラシ23−1を収納し,上
記透孔20−2及び21−2にリード線1つ一2を介し
て負側電源側端子22−2に接続され且つブラシホルダ
24−2で支持されたブラシ232を収納し.上記ブラ
シ23−■及び23−2を上記整流子14に摺接して整
流をなすようにしている。
第3図を参照して,電機子コイル9−1.9−2.9−
3各々の一方の端子は,それぞれ順次整流子片14−1
.14−3.14−5に電気的に接続し,電機子コイル
9−1.9−2.9−3各々の他方の端子は.それぞれ
順次整流子片14一2.14−4.14−6に電気的に
接続し,上記したように電気結線用導電パターン15−
1.15−2.15−3を用いて整流千片14−1,・
・・,14−6同士の電気的接続により,Δ結線してい
る. なお,上記の実施例では,Δ結線を示したが,これに限
らず,Y型結線を行っても良い。また,軸方向空隙型コ
アレス整流子モータ1は,電機子コイル同士が重ならな
い3相のモータを示したが.電機子コイル同士が重なっ
ても良く,また他の相数,即ち,k(kは2以上の整数
)個の電機子コイル群からなるm(mはモータの相数で
.2以上の整数)相の軸方向空隙型コアレス整流子モー
タ楕造にしても良い. 更にまた.電機子コイルは,導線を多数ターン巻線した
空心型の物を用いたが,エッチング手段やプレス手段な
どをを用いて形成したシートコイル,プリントコイル等
他の手段にて形成したコアレス電機子コイルを用いて形
成したものであっても良い. また整流子14は,6個の整流子片で形或したものを示
したが,2mn (nは1以上の整数)個用いて形成し
ても良い。例えば,上記で示した3相の軸方向空隙型コ
アレス整流子モータ1においては,上記2mnにおいて
,3相のモータであるから,m=3で,n=1の場合,
即ち,2x3x1=6で,6個の整流千片で整流子を構
成したが,n=2を選択すると,2X3X2=12個の
整流子片で整流子を形或すれば.上記実施例のものに比
較してトルクリップルの数は,2倍になるので,即ち.
トルクリップルの大きさを約2分のlに押さえることが
でき,より滑らかに回転する3相の軸方向空隙型コアレ
ス整流子モータを形戒することができる. また,上記実施例においては.ロータヨーク8を用いて
いるが,これは必須のものでなく,当該軸方向空隙型コ
アレス整流子モータ1を縦に配置して使用する場合を考
慮したもので,すなわちコアレスロータ電機子10は磁
性体を備えていない場合,これが回転した場合,軸方向
に振動するので,これを防止するために,上記ロータヨ
ーク8を用いてコアレスロータ電機子10を界磁マグネ
ット11側に磁気的に吸引させ,軸方向の振動を防止す
るためである.勿論,ロータヨーク8は,界磁マグネッ
ト11の磁路を閉じるため,効率を上げる目的も兼ねて
いる.しかし,そのような対策が不用な場合には,コア
レスロータ電機子10を樹脂にてモールドし,シャフト
5と一体化しても良い. またステータヨーク18を用いているが.カップ型ケー
ス2を磁性体で形戒しているために,省略しても差し支
えないものであるが,上記ステータヨーク18を用いた
のは.当該カップ型ケース2をプラスチック等の非磁性
体で形成する場合を考慮したためである。
本発明は,上記構成からなるため,それぞれ正側電源端
子22−1,負側電源端子22−2,リード線19−1
.19−2,ブラシ23−1.23−2及び整流子14
,電気結線用導電パターン15−1,  ・・・,15
−3を介して適宜な電機子コイルに通電をなせば,フレ
ミングの左手の法則に従って.所定方向のトルクが発生
するので,コアレスロータ電機子10を有する回転子が
所定方向に回転する.またこの回転により,ブラシ23
−1.23−2と整流子14とが相対的に回転し.整流
がなされ,電機子コイル9群に適宜な方向の電流が通電
され,モータ1は所定方向に回転する。
[発明の効果] 本発明は,整流子に摺接させて整流するためのブラシを
界磁マグネットの軸方向に貫通するブラシ収納用透孔に
収納配設しているので,ブラシがモータ内において当該
モータを大きくするなどの障害物とならず.従って,当
該軸方向空隙型コアレス整流子モータの厚みを増加させ
たり,大型にしたり,組み立てを厄介にしないで済む効
果がある。
また2つのブラシは互いに90度の開角で配設するが,
この場合においても上記ブラシ収納用透孔を利用できる
ので,ブラシの位置決めを極めて容易にでき,軸方向空
隙型コアレス整流子モータを容易且つ安価に量産できる
効果がある.また上記ブラシ収納用透孔は,界磁マグネ
ットの磁束を劣化させることのない位置,すなわち界磁
マグネットのN極とsiの境界部に形成しているので,
当該界磁マグネットに上記ブラシ収納用透孔を形成して
も界磁マグネットの磁束を弱めることがなく,従って,
当該軸方向空隙型コアレス整流子モータの特性を悪くし
ない利点がある。
更にまた,整流子と電機子コイル及び整流子片同士を電
気的結線するための電気結線用導電パターンを形或した
プリント基板をlつの基板に形成して整流子兼電気結線
基板(なお,上記実施例においては,Δ結線の為,整流
子と電機子コイルを電気的に結線するための電気結線用
導電バタンを形成していないが,他の方法では,このよ
うな必要があり得る。)とし,これをコアレスロータ電
機子面に配役固定し,上記整流子兼電気結線基板の整流
子に軸方向からブラシを摺接するようにしているので,
従来のように,整流子,ブラシ及び電気結線用導電パタ
ーンを形戒したプリント基板を用いたとしても,軸方向
に非常に厚みの薄い小型モータを形戒できる. また部品点数を減らすことができるので,組み立てが容
易で,更には,整流子を構成する整流子片同士,及び整
流千片と電機子コイルとの電気的結線を極めて容易に行
えるので,軸方向空隙型コアレス整流子モータを容易且
つ安価に量産できる。
また整流子片の数を多くしてトルクリップルの少ない性
能の良好な軸方向空隙型コアレス整流子モータを得るに
あたっても,上記のように電気結線が非常に容易になる
効果がある。
またコアレスロータ電機子に設けた整流子に界磁マグネ
ットと対向する軸方向の固定側からブラシを摺接させて
いるので,該ブラシには,ロータの重力が加わるように
しておくと,バネ機構を不要にしてブラシを整流子に正
確に摺接できる.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示ず3相の軸方向空隙型コ
アレス整流子モータの縦断面図,第2図は同モータの主
要部を表す分解斜視図,第3図は界磁マグネットとコア
レスロータ電機子との展開図,第4図は整流子兼電気結
線基板の説明図である. [符号の説明] 1・・・3相軸方向空隙型コアレス整流子モータ,2・
・・カップ型ケース,3・・・カバ4・・・3相軸方向
空隙型コアレス整流子モータケース,5・・・シャフト
,6・・・軸受,7・・・スラスト受け,8・・・ロー
タヨーク,.9−1.9−2.9−3・・・電機子コイ
ル9a,9a’  ・・・発生トルクに寄与する導体部
,10・・・コアレスロータ電機子,11・・・界磁マ
グネット,12・・・整流子兼電気結線基板,13・・
・フレキシブルプリント基板.14・・・整流子, 14−1,  ・・・.14−6・・・整流子片15−
1.15−2.15−3・・・電気結線用導電パターン
,16−1.16−2・・・スルポール,17・・・空
隙,18・・・ステータヨーク,19−1.19−2・
 ・・リード線,20−1.20−2.21−1.21
−2・・・ブラシ収納用透孔,22−1・・・正側電源
端ナ 22 2・・・負側電源端子, 23 1.,23−2・・・ブラシ, 24 1.24−2・・・ブラシボルダ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固定側にN極、S極の磁極を交互に2P(Pは1
    以上の整数)極に着磁された円環状の界磁マグネットを
    固定子として備え、該界磁マグネットを軸方向の空隙を
    介してk個(kはm相のコアレスロータ電機子を形成す
    るのに望ましい値の整数)のコアレス電機子コイルから
    なるm(mはモータの相数で2以上の整数)相のコアレ
    スロータ電機子を回動自在に支持して回転子を構成し、
    該コアレスロータ電機子の上記界磁マグネットと対向す
    る面に2mn(nは1以上の整数)個の整流子片からな
    る整流子及び互いに界磁マグネットの磁極との対応関係
    において均等条件位置にある整流子片同士を電気的に結
    線した電気結線用導電パターンを形成してなる整流子兼
    電気結線基板を固定し、該整流子兼電気結線基板の整流
    子と対向する位置の界磁マグネットに90度の間隔をお
    いて軸方向に貫通する2つのブラシ挿入用透孔を形成し
    、該2つのブラシ挿入用透孔それぞれに正側電源、負側
    電源に接続された2つのブラシを挿入してなる、m相軸
    方向空隙型コアレス整流子モータ。
  2. (2)上記界磁マグネットは、90の着磁幅のN極、S
    極の磁極を交互に有する4極のものに形成し、該界磁マ
    グネットのN極とS極の境界部に互いに90度の間隔を
    於いて軸方向に貫通する2つのブラシ挿入孔を形成して
    なる、特許請求の範囲第(1)項記載のm相軸方向空隙
    型コアレス整流子モータ。
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