JPH03152347A - 流体の昇温方法及びその装置 - Google Patents

流体の昇温方法及びその装置

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JPH03152347A
JPH03152347A JP1291924A JP29192489A JPH03152347A JP H03152347 A JPH03152347 A JP H03152347A JP 1291924 A JP1291924 A JP 1291924A JP 29192489 A JP29192489 A JP 29192489A JP H03152347 A JPH03152347 A JP H03152347A
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JP
Japan
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fluid
temperature
heat
processing section
porous ceramics
Prior art date
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Pending
Application number
JP1291924A
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English (en)
Inventor
Akio Ono
大野 晃生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinwa International Co Ltd
Original Assignee
Shinwa International Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shinwa International Co Ltd filed Critical Shinwa International Co Ltd
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Publication of JPH03152347A publication Critical patent/JPH03152347A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、流体、即ち、水、油等の液体、又は空気その
他の気体の温度を上昇させるための流体の昇温方法及び
その装置に関するものである。
〔従来の技術〕
通常、液体又は気体を昇温させるには、これらを、より
温度の高い熱源に直接又は間接的に接触させることによ
り、該熱源の熱がこれと接触する液体又は気体に伝達さ
れて昇温する。このような場合に用いられる熱源として
、例えば石油、ガス、若しくは石炭等の燃料を燃焼させ
てなるものや、又は電気ヒーター等が用いられたりして
いる。又、他の昇温方法として、例えばヒートポンプの
如く、低温の熱源から熱を吸収して、高温の熱源に熱を
伝える熱交換という方法もある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし何れの場合も、昇温させようとする流体に対して
外部から熱を加えることにより流体が昇温されるもので
ある。高温の熱源からの伝熱による方法の場合には、該
熱源として少なくとも昇温せしめる液体又は気体よりも
温度の高い熱源を提供するための熱エネルギーを必要と
するだけでな(、これらの熱源を高温に維持するための
熱損失や、又はこれらの熱源から流体への熱伝導の際の
熱損失があり、必ずしも効率はよくない。又、後者の熱
交換の場合には、一方の熱源が昇温される代わりに他方
が冷却されるものであるが、この場合にも互いの熱交換
の際の熱損失は避けられず、必ずしもエネルギー効率が
良いとは言えない。その上、これらの装置は構造が複雑
で高価なものとなる。
本発明は上記の点に鑑み、液体又は気体等の流体を昇温
させるに際して、これらに対して外部から熱を加える必
要がなく、又、熱損失等もなく、エネルギー効率よくこ
れらの流体を昇温可能とするとともに、熱交換器のよう
な構造複雑な装置を用いることなく極めて簡単な装置で
流体を昇温させることを可能とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、水、油を始めとする液体、又は空気その他の
気体を、ある種の多孔質セラミックス中を通過させるだ
けでその温度が上昇することを知見したことに基づくも
のであり、その要旨とすることろは、液体、又は気体等
の流体を、シリカ又はアルミナの少なくとも一方を主成
分とし連続気孔を有する多孔質セラミ・7クス中を加圧
状態で強制的に通過させてなるものである。
前記連続気孔を有する多孔質セラミックスは、例えば、
シリカ、又はアルミナの少なくとも一方を主成分とする
セラミックス原料に気孔形成用の焼失材料を混合するか
、又は焼失材料に前記セラミックス原料を含浸し、これ
を1000℃〜工600℃の温度で焼成することにより
、前記気孔形成材料を焼失させて得られる。このように
して得られた多孔質セラミックスは、これを所定の大き
さに成形加工、又は破砕し、開放型、又は密閉型容器に
充填して用いる。
そして、前記方法を実施するための装置として、前記の
如き多孔質セラミックスを充填してなる処理部と、前記
処理部へ流体を導入するための導入流路と、前記処理部
から流体を導出するための導出流路とから前記処理部内
を流体が通過するための一連の流路を形成するとともに
、前記導入流路又は導出流路に関係付けられ、流体を加
圧状態で処理部内を強制的に通過させるための移送手段
を設けて構成した。
〔作 用〕
本発明は上記のとおり構成してなり、液体又は気体等の
流体を加圧状態で多孔質セラミックス中を通過させると
、該多孔質セラミックスを通過させる前の流体の温度に
較べて、これを通過させた後の流体の温度が高くなり、
他の熱源、又は熱交換器等により、外部から熱を加える
ことなく流体を昇温させる。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を示す。
裏1医上 第1図に示す装置を用い、水槽1内に水道水2001を
満たし、処理部2内に、略l■角形状で、シリカ又はア
ルミナの少なくとも一方を主成分とする多孔質セラミッ
クス200gを充填し、水槽1内の水道水をポンプ3に
て加圧してバイブ4を通して毎分301!で処理部2内
へ供給し、該処理部2内を通過させた後の処理水をパイ
プ5にて再び水槽1へ戻して、水道水を24時間循環さ
せた。
循環前の水槽1内における水道水の水温は15℃、同じ
り24時間循環させた後の水温は36℃であった。
尚、処理時の外気温は24℃であった。
皇立拠1 第1図と同様の装置を用い、水槽1内に海水lOdを満
たし、処理部2内には前記多孔質セラミックス280k
gを充填し、実施例1と同様にポンプ3にて海水を毎分
7001で20時間循環させた。
循環前の水槽1内における海水の水温は18℃、同じり
20時間循環させた後の水温は38℃であった。
尚、循環時の外気温は26℃であった。
裏五皿主 第1図と同様の装置を用い、実施例1と同様に処理部2
内の多孔質セラミックス1 、3 kgへ地下水を毎分
18〜201で強制的に通過させて循環させた。
このときの水槽1内の地下水の水温及び外気温の変化を
表1に示した。
〔以下余白〕
表1 ス11凱( 第2図に示す装置を用い、原水槽11内に河川水を注入
し、これをポンプ12にて1a1角形状のシリカ又はア
ルミナの少な(とも一方を主成分とする多孔質セラミッ
クス1000 gを充填した第1処理部13(高さ85
0mm、75璽1φ)を毎分125ccで通過させたの
ち、−旦、第1処理ホ槽14内へ入れ、更に該第1処理
水槽14からポンプ15にて前記と間し多孔質セラミッ
クス1000 gを充填した第2処理部16(高さ82
0龍、75鶴φ)を毎分125ccで通過させたのち、
第2処理水槽17へ貯水した。処理時間は約4時間、処
理爪量は約301である。又、第1処理水槽14におけ
る滞留時間は20〜30分である。
処理前の原水槽11内の水温は7℃、処理後の第1処理
水槽14内の水温は12℃、第2処理水槽17内の温度
は16.2℃であった。
尚、前記処理時の外気温は8℃であった。
人見皿工 第2図に示す装置を用い、実施例4と同様に河川水37
.612を約5時間で処理した。但し、第1処理部13
の高さは420mm (75umφ)、第2処理部16
の高さは410鰭(75u+φ)とした。
処理前の原水槽1工内の水温は10.5℃、処理後の第
1処理水槽14内の水温は18.2℃、第2処理水槽1
7内の水温は20.2℃であった。
尚、前記処理時の外気温は12℃であった。
皇隻桝工 第3図に示す活性石温浴機21及び浴槽22を用い、温
浴機21内の活性石タンク23内に充填されている活性
石を取り除き、代わりに多孔質セラミックス520gを
タンク23内に充填して該タンク23内を処理部とし、
浴槽22内の水(136tt )をポンプ24にてバイ
ブ25からフィルターケース26を経てタンク23内を
強制的に通過させた後、パイプ27にて再び浴槽23へ
戻して浴槽22内の水を連続的に循環させた。
このときの浴槽22内の水温及び外気温を調べ、結果を
表2に示した。
尚、前記処理時にはセラミックヒータ−28は使用して
いない。
表2 実JJ叱り 実施例6と同様に、第3図に示した温浴機21を用いて
浴槽22内の水を連続的に循環させて浴槽22内の水温
及び外気温を測定した。但し、タンク23内の多孔質セ
ラミックスの充愼量は780gとした。
結果を表3に示す。
〔以下余白〕
ス新l糺l 第4図に示す如く、内寸2001mX 2000の断面
矩形状のダクト31内に、該ダクト31の長手方向に沿
って250鶴にわたって多孔質セラミックス2.8kg
を充虜して処理部32とし、ブロアー(図示せず)にて
該ダクト31内の空気を図中矢印A方向へ前記処理部3
2内を強制的に通過させ、このときの処理部32前、後
の位置(図中(イ)、(ロ))におけるダクト31内の
温度を測定した結果、処理前((イ)の位置)のダクト
31内の温度は26.0℃、処理後((ロ)の位置)の
ダクト31内の温度は30.0℃であった。
尚、図中33は前記処理部32を構成してなる金網であ
り、処理時のダクト31内の空気の流量は毎分Ir&、
又、処理部32通過時の圧損(圧力差)は200Aqで
あった。
〔発明の効果〕
以上述べた如く、本発明によれば、ヒーター等のBHを
用いて外部から熱を加えることなく、液体又は気体等の
流体を加圧状態で強制的に多孔質セラミックス中を通過
させるだけで流体を昇温させることかでき、流体を加圧
、流動させるための運動エネルギーのみで流体を昇温で
き、エネルギー効率がよいだけでなく、通常の方法にお
ける熱源との間の熱伝導時や熱交換時の熱損失がなく、
又、熱交換器等の複雑な装置を用いることなく極めて簡
単な装置で実施可能であり、暖房器、温水プール、活魚
水槽、養魚水槽、温室、ボイラー等、気体、液体の昇温
を必要とする各種用途に用いることができるものである
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る昇温装置のブロック説明図、第2
図は他の実施例ブロック図、第3図は本発明の実施に用
いた温浴機の概略図、第4図は本発明による空気の昇温
方法の実施態様を示すダクト部分の説明用斜視図である
。 1:水槽、2:処理部、3:ポンプ、4:パイプ、5:
パイプ、11:原水槽、12:ポンプ、13:第1処理
部、14:第1処理水槽、15:ポンプ、16:第2処
理部、17:第2処理水槽、21:温浴機、22:浴槽
、23:タンク、24:ポンプ、25:パイプ、26:
フィルターケース、27:バイブ、28:セラミソクヒ
ーター、31:ダクト、32:処理部、33:金網。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)流体を、シリカ又はアルミナの少なくとも一方を主
    成分とし連続気孔を有する多孔質セラミックス中を加圧
    状態で強制的に通過させることを特徴とする流体の昇温
    方法。 2)流体として、液体を用いてなる特許請求の範囲第1
    項記載の流体の昇温方法。 3)流体として、気体を用いてなる特許請求の範囲第1
    項記載の流体の昇温方法。 4)シリカ又はアルミナの少なくとも一方を主成分とし
    連続気孔を有する多孔質セラミックスを充填してなる処
    理部と、 前記処理部へ流体を導入するための導入流路と、前記処
    理部から流体を導出するための導出流路と、 前記導入流路又は導出流路に関係付けられ、流体を加圧
    状態で処理部内を強制的に通過させるための移送手段と
    、 を有することを特徴とする流体の昇温装置。
JP1291924A 1989-11-09 1989-11-09 流体の昇温方法及びその装置 Pending JPH03152347A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100346298B1 (ko) * 1999-11-20 2002-07-26 이우동 액체 고속 고압분사 열발생장치

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