JPH0315213Y2 - - Google Patents

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JPH0315213Y2
JPH0315213Y2 JP1982081196U JP8119682U JPH0315213Y2 JP H0315213 Y2 JPH0315213 Y2 JP H0315213Y2 JP 1982081196 U JP1982081196 U JP 1982081196U JP 8119682 U JP8119682 U JP 8119682U JP H0315213 Y2 JPH0315213 Y2 JP H0315213Y2
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JP
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wire
die
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JP1982081196U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は同一キヤプスタンに複数本の線材をか
け、それらを同時に引抜き伸線する多数本同時伸
線装置の改良に関するものである。
従来、線材の連続伸線装置においては、一台の
伸線装置で一本の伸線を行なうのが普通であり、
この伸線工程の能率を向上させるために速度の増
大を主に図つてきた。
しかし、速度の増大は機械的に可能であつて
も、線材に与える悪影響も大きく、一定限度以上
になるとダイス内部の発熱により、ダイス摩耗が
激しくなると共に断線が多発し、伸線が不可能と
なつていた。また、機械を高速回転するため動力
費がかさみ、コストが高くなるという欠点があつ
た。
このため、最近では伸線工程の能率を向上させ
るために、特公昭50−28910や特公昭55−41352に
見られるように、同時に多数本を引く多本引連続
伸線装置が考えられ、低速回転であつても高能率
でかつ動力費の安い伸線装置が提供されている。
これらは段付きキヤプスタンの各溝に多数本を
同時に平行に巻回して引取り伸線するもので、同
じ多本引きの連続伸線装置でも各線に対して個別
にキヤプスタンを設けた伸線装置に比べ、構造が
簡単であり、伸線効率も大きいものである。
しかし、上記段付きキヤプスタンを用いた伸線
装置では複数本の線材間の距離が短かいため、キ
ヤプスタンの位置関係、溝巾の寸法、ダイスの大
きさ等が問題となつていた。
一般に、キヤプスタンの間の距離はできるだけ
長くし、溝の巾は広くし、しかもダイスは小さく
しなければならないものである。また、仕上りダ
イスにおいても、線材間が狭くなるため、小型の
ダイスを固定して用いるか、または実公昭50−
10443に示される一つのニブに2個以上の孔を有
するダイスを用いなければならないものである。
このため、各ダイスまたはダイスの各孔の角度
調整ができず、真直性の良い線の製造が不可能で
あり、しかもダイス孔の摩耗も各孔において均一
に摩耗しないため、例えば一つのニブに複数の孔
を有するダイスにおいては、一番摩耗の早い孔を
基準として取り換えなければ成らず、作業効率が
非常に悪いという欠点がある。
また、従来、複数本の線材を同時に伸線する伸
線機があつたが、この伸線機の最終キヤプスタン
は伸線される線材の本数だけキヤプスタンの数も
あるので、キヤプスタン径や回転数のバラツキに
より伸線される線材の長さが不揃いとなり、線癖
の調整もキヤプスタン毎にやらねばならず、煩雑
で、キヤプスタンの駆動機構も複数個要すため、
設備コストも高くなるという問題点があつた。
本考案は上記欠点を除去するために成されたも
のであり、真直性の良い線が得られ、かつダイス
孔の摩耗の少ない作業効率の良い伸線装置を提供
する。
すなわち、本考案は平行に配置した軸に夫々溝
を有する段付きのフリーキヤプスタンと駆動キヤ
プスタンとを対向して設け、上記キヤプスタン間
に引抜きダイスを配置し、複数本の線材を前記各
キヤプスタンの同一溝に夫々並列に巻回して引取
りながら引抜きダイスを通し、これら線材を同時
に伸線する連続伸線装置において、最終ダイス群
が最終キヤプスタン軸に略垂直な1面内に上下に
配置され、かつダイスの角度が個別に調整可能な
ダイスケースに装着され、しかも、最終ダイスを
出た複数本の線材を同時に引取る一つの溝をもつ
た一つの最終キヤプスタンを有してなる多数本同
時伸線装置である。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説説
明する。
第1図は細線用連続伸線装置を示しており、1
は線材2を巻いた繰り出しリール、3は線材2を
伸線する線引用ダイスで、対向して設けられた、
溝6を夫々有する段付きのフリーキヤプスタン4
と同じく溝6を夫々有する段付きの駆動キヤプス
タン5との間に配置されたダイスホルダー7に着
脱自在に固着されている。
8は夫々ダイスケースであり、第2図に示すよ
うに、ダイス保持用球面体9、ダイス固定用押え
ネジ10およびケース本体11とより構成されて
おり、ケース本体11には球面体9の外側形状と
略一致する球面座が設けられ、上記球面座に仕上
りダイス3を押さえネジ10により固着した球面
体9が回動自在に設けられて構成されている。
上記ダイスケース8は第2図に示すように最終
キヤプスタン13の軸と略垂直な1面内に少なく
とも伸線される複数本の線材2と同じ数だけ上下
に位置するよう配置され、最終ダイス群が形成さ
れている。
また、ダイスケース8は伸線装置にあらかじめ
そのダイス3の軸芯が線材2の軸芯と略一致する
ように取り付けられている。
12はターンガイドローラー、13は最終キヤ
プスタンであり、溝が設けられている。
また、14はダンサーローラーで、伸線速度と
巻取り速度が異なつたとき、あるいは巻取りリー
ルが満巻となつて交換するとき等に用いられる。
15はトラバースローラー、16は製品巻取りリ
ールである。
尚、各キヤプスタン4,5,13の溝6は第3
図イに示すようにその底部を平面17とするか、
第3図ロに示すように線材の本数にあわせて凹部
18を複数個設けて線材同士が互いに重なつた
り、からみあつたりするのを防止する構造として
もよい。この場合、同じ溝内において凹部の径を
均一になるようにしなければならない。
さらに、上記実施例における伸線装置は特に細
線用の伸線に用いられる湿式或いは乾式の連続ス
リツプタイプの装置に適している。
又、調整可能なダイスケースとして、上下、左
右別々にボルト等で調整できる構造のもの、ある
いはダイスホルダーを球面座にして全方向に調整
可能としてもよい。
次に、上記のように構成された多数本同時伸線
装置を用いた伸線方法について説明する。
繰り出しリール1より繰り出された2本の線材
2はガイドを通して第1ダイス3により伸線さ
れ、次いで伸線装置本体内に導かれる。
伸線装置本体内に導かれた線材2は順次キヤプ
スタン4,5に夫々巻き付けられ、キヤプスタン
4,5間に設けられた各ダイス3を通つて伸線さ
れ、さらに、次に配置されたキヤプスタン4,5
およびダイス3により繰り返し伸線される。そし
て、伸線された各線材2は夫々仕上りダイスによ
り伸線されながら最終キヤプスタン13で引き取
られ、ダンサーローラー14、トラバーサー15
を介して巻取りリール16に個別に巻き取られ
る。
本考案の多数本同時伸線装置は上記構成である
ため、機構が簡単で、かつ対向するキヤプスタン
の各溝に複数本の線材をかけるとともに、最終ダ
イス群を最終キヤプスタン軸に略垂直な1面内に
上下に配置したことにより、従来となまりその構
造を変えることなく、コンパクトな伸線装置を提
供でき、線癖の調整もし易く、しかも伸線効率も
向上する。
さらに、最終の仕上りダイスの角度が個別に調
整できるため、非常に真直性のよい線を得ること
ができると共に、ダイスの寿命も大巾に延長でき
るという優れた実用的効果を有している。
また、キヤプスタン径およびキヤプスタンの回
転数のバラツキによる複数本の線の長さに差がな
くなり、同一となる。従つて、上記により得られ
た線材はスチールタイヤコードのような高度の品
質と低価格を要求される素線として非常に適して
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の多数本同時伸線装置の一実施
例を示し、イは平面図、ロは正面図、第2図は本
考案における最終キヤプスタンと最終仕上りダイ
スとの関係を示す説明図、第3図イ,ロは夫々本
考案の多数本同時伸線装置に用いられるキヤプス
タンの異なる実施例を示す一部破断断面図であ
る。 1,16……リール、2……線材、3……ダイ
ス、4,5,13……キヤプスタン、6……溝、
7……ダイスホルダー、8……ダイスケース、9
……球面体、10……押えネジ、11……ケース
本体、12……ターンガイドローラー、14′…
…ダンサーローラー、15……トラバーサー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平行に配置した軸に夫々溝を有する段付きのフ
    リーキヤプスタンと駆動キヤプスタンを対向して
    設け、上記キヤプスタン間に引抜きダイスを配置
    し、複数本の線材を前記各キヤプスタンの同一溝
    に夫々並列に巻回して引取りながら引抜きダイス
    を通し、同時に伸線する連続伸線装置において、
    最終ダイス群が最終キヤプスタン軸に略垂直な1
    面内に上下に配置され、かつダイスの角度が個別
    に調整可能なダイスケースに装着され、しかも、
    最終ダイスを出た複数本の線材を同時に引取る一
    つの溝をもつた一つの最終キヤプスタンを有して
    なる多数本同時伸線装置。
JP8119682U 1982-05-31 1982-05-31 多数本同時伸線装置 Granted JPS58185308U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8119682U JPS58185308U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 多数本同時伸線装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8119682U JPS58185308U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 多数本同時伸線装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58185308U JPS58185308U (ja) 1983-12-09
JPH0315213Y2 true JPH0315213Y2 (ja) 1991-04-03

Family

ID=30090317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8119682U Granted JPS58185308U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 多数本同時伸線装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58185308U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5265160A (en) * 1975-11-25 1977-05-30 Sodetal Machine for drawing out metal wire

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5265160A (en) * 1975-11-25 1977-05-30 Sodetal Machine for drawing out metal wire

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58185308U (ja) 1983-12-09

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