JPH0315188B2 - - Google Patents
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- JPH0315188B2 JPH0315188B2 JP14264785A JP14264785A JPH0315188B2 JP H0315188 B2 JPH0315188 B2 JP H0315188B2 JP 14264785 A JP14264785 A JP 14264785A JP 14264785 A JP14264785 A JP 14264785A JP H0315188 B2 JPH0315188 B2 JP H0315188B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
- G03G15/2003—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/2017—Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
- G03G15/2025—Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with special means for lubricating and/or cleaning the fixing unit, e.g. applying offset preventing fluid
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Description
【発明の詳細な説明】
(発明の目的)
この発明は電子複写機等の定着ローラーにオフ
セツト防止用オイルを供給するための装置に関す
るもので、小型であつてしかも定着ローラーに対
するクリーニング効果持続性の大きいオイル供給
手段を提供するのがその目的である。
セツト防止用オイルを供給するための装置に関す
るもので、小型であつてしかも定着ローラーに対
するクリーニング効果持続性の大きいオイル供給
手段を提供するのがその目的である。
前記した定着ローラーにオフセツト防止用オイ
ルを供給することの意義は、印像形成用のトナー
の離型性を促進して定着ローラーの面にトナーが
残留付着するのを防止する点にあるのであるが、
トナーの残留を完全に防止することは容易でな
い。そこで、オイルの供給によつても僅少ながら
残留付着するトナーをかき取り、またはふき取る
などのクリーニング専用の手段が併用されるので
あるが、その場合定着装置全体が大型化するのが
避けられない。
ルを供給することの意義は、印像形成用のトナー
の離型性を促進して定着ローラーの面にトナーが
残留付着するのを防止する点にあるのであるが、
トナーの残留を完全に防止することは容易でな
い。そこで、オイルの供給によつても僅少ながら
残留付着するトナーをかき取り、またはふき取る
などのクリーニング専用の手段が併用されるので
あるが、その場合定着装置全体が大型化するのが
避けられない。
ところで、定着ローラーに供給すべきオイルの
塗布媒体の材料が適切であれば、その媒体は単に
オイルを塗布するだけでなく、ローラー面に残留
しようとするトナーを収集する作用も併せもつの
で、近年、電子複写機等の小型化の要求が高まる
につれ、オイルの塗布手段をクリーニング手段に
兼帯させることにより専用のクリーニング装置を
省略する研究が広く行われ、現在のところ、塗布
部材に適当な繊維のフエルトを使用することによ
り、ある程度のクリーニング効果が期待できる。
塗布媒体の材料が適切であれば、その媒体は単に
オイルを塗布するだけでなく、ローラー面に残留
しようとするトナーを収集する作用も併せもつの
で、近年、電子複写機等の小型化の要求が高まる
につれ、オイルの塗布手段をクリーニング手段に
兼帯させることにより専用のクリーニング装置を
省略する研究が広く行われ、現在のところ、塗布
部材に適当な繊維のフエルトを使用することによ
り、ある程度のクリーニング効果が期待できる。
第2図は前記のような専用クリーニング手段を
省略した従来のオイル供給装置の態様を示してい
る。すなわち、オイルタンク1の底壁11に小径
の通孔12を穿つとともに底壁11の下面に接し
て繊維フエルトからなる塗布部材2を装着し、塗
布部材2の底面を定着ローラー31に当接させて
ある。この場合、塗布部材2におけるオイルの通
過抵抗が比較的小さいことに起因し、定着ローラ
ーへのオイル供給量はトナー印像の支持体である
用紙の通紙回数の初期において過剰となるため定
着ローラーのクリーニング効果が薄い。また、オ
イルの消耗もすみやかなためオイルタンク1の交
換またはオイルタンク1への補給をしばしば行わ
なければならない。
省略した従来のオイル供給装置の態様を示してい
る。すなわち、オイルタンク1の底壁11に小径
の通孔12を穿つとともに底壁11の下面に接し
て繊維フエルトからなる塗布部材2を装着し、塗
布部材2の底面を定着ローラー31に当接させて
ある。この場合、塗布部材2におけるオイルの通
過抵抗が比較的小さいことに起因し、定着ローラ
ーへのオイル供給量はトナー印像の支持体である
用紙の通紙回数の初期において過剰となるため定
着ローラーのクリーニング効果が薄い。また、オ
イルの消耗もすみやかなためオイルタンク1の交
換またはオイルタンク1への補給をしばしば行わ
なければならない。
第2図によつて代表する前記従来のオイル供給
手段において、塗布部材2へのオイルの過剰供給
を防ぐには、オイルタンク1から塗布部材2への
オイルの流路に適当なオイル規制部材を設ければ
よいであろうと一応考えられるのであるが、いま
までのところ、このような目的に適合する材料は
ほとんど知られていない。ところで、特開昭55−
144269号公報には、ある種のこのようなオイル規
制部材を使用したオフセツト防止用オイル供給装
置が開示提案されている。すなわちこの提案は第
3図に示すようなもので、オイルを飽和させたフ
エルト、スポンジなどの詰物14を充填したオイ
ルタンク1の底壁11に広い開口を設け、この開
口の縁枠13に塗布部材2を嵌合し、この開口を
上から履うオイル規制層4を詰物14と塗布部材
2間に介挿したもので、オイル規制層4として微
細連続気泡をもつ四フツ化エチレン樹脂など高分
子合成樹脂の膜を使用している。
手段において、塗布部材2へのオイルの過剰供給
を防ぐには、オイルタンク1から塗布部材2への
オイルの流路に適当なオイル規制部材を設ければ
よいであろうと一応考えられるのであるが、いま
までのところ、このような目的に適合する材料は
ほとんど知られていない。ところで、特開昭55−
144269号公報には、ある種のこのようなオイル規
制部材を使用したオフセツト防止用オイル供給装
置が開示提案されている。すなわちこの提案は第
3図に示すようなもので、オイルを飽和させたフ
エルト、スポンジなどの詰物14を充填したオイ
ルタンク1の底壁11に広い開口を設け、この開
口の縁枠13に塗布部材2を嵌合し、この開口を
上から履うオイル規制層4を詰物14と塗布部材
2間に介挿したもので、オイル規制層4として微
細連続気泡をもつ四フツ化エチレン樹脂など高分
子合成樹脂の膜を使用している。
さて、クリーニング専用装置を省略し、塗布部
材をクリーニング手段に兼帯させたこれらのオイ
ル供給装置においては、定着ローラー面にこびり
着こうとするトナーを塗布部材によりふき取り集
収させる関係上、定着ローラーに対するかなり大
きい接触圧が必要である。第2図に示す従来技術
によれば、塗布部材2の頂面がオイルタンクの底
壁11に当接しているため、前記接触圧は底壁1
1により受止められ、したがつて、オイルタンク
内のオイルの量とは無関係に前記接触圧がほぼ一
定に保たれるのである。ところが、第3図に示す
前記提案の技術によれば、オイル規制層4が高分
子樹脂膜であり、気泡によつて流通が行われるた
め、膜面全体をオイルに露出させないとオイルの
流通が過度に阻害されるので、このオイル規制層
4は詰物15と塗布部材2間に介挿せざるをえな
いのである。したがつて、前記接触圧は底壁11
により受止められず、オイル規制層4およびオイ
ルを含浸した詰物14をし、オイルタンク1の頂
壁15によつて受止めるようにしたので、詰物1
4に含浸したオイルの減量とともに前記接触圧が
減少する結果、トナー収集能力は当然すみやかに
減退する。かくして、前記提案によれば、トナー
収集能力の保持のためオイル供給装置、定着ロー
ラー間の関係位置の調整がしばしば必要である。
材をクリーニング手段に兼帯させたこれらのオイ
ル供給装置においては、定着ローラー面にこびり
着こうとするトナーを塗布部材によりふき取り集
収させる関係上、定着ローラーに対するかなり大
きい接触圧が必要である。第2図に示す従来技術
によれば、塗布部材2の頂面がオイルタンクの底
壁11に当接しているため、前記接触圧は底壁1
1により受止められ、したがつて、オイルタンク
内のオイルの量とは無関係に前記接触圧がほぼ一
定に保たれるのである。ところが、第3図に示す
前記提案の技術によれば、オイル規制層4が高分
子樹脂膜であり、気泡によつて流通が行われるた
め、膜面全体をオイルに露出させないとオイルの
流通が過度に阻害されるので、このオイル規制層
4は詰物15と塗布部材2間に介挿せざるをえな
いのである。したがつて、前記接触圧は底壁11
により受止められず、オイル規制層4およびオイ
ルを含浸した詰物14をし、オイルタンク1の頂
壁15によつて受止めるようにしたので、詰物1
4に含浸したオイルの減量とともに前記接触圧が
減少する結果、トナー収集能力は当然すみやかに
減退する。かくして、前記提案によれば、トナー
収集能力の保持のためオイル供給装置、定着ロー
ラー間の関係位置の調整がしばしば必要である。
また、第3図の提案技術によれば、オイル規制
層4として使用される四フツ化エチレン膜等のオ
イル通過能力からみて、この提案技術にかかる前
掲公報にも記載されているように100C.S.〜10万
C.S.など低粘度のオイルの使用が必要であり、し
たがつて、10万C.S.以上の高粘度オイルを使用で
きる従来技術と較べてオイルの消費量において不
利である。さらに、第3図の提案技術によれば、
前記した接触圧をオイルタンクの頂壁で受止める
関係上充実した詰物14が必要であり、したがつ
て、多数回の通紙に耐えるオイル量を貯蔵するた
めにはオイルタンクの大型化が避けられない。
層4として使用される四フツ化エチレン膜等のオ
イル通過能力からみて、この提案技術にかかる前
掲公報にも記載されているように100C.S.〜10万
C.S.など低粘度のオイルの使用が必要であり、し
たがつて、10万C.S.以上の高粘度オイルを使用で
きる従来技術と較べてオイルの消費量において不
利である。さらに、第3図の提案技術によれば、
前記した接触圧をオイルタンクの頂壁で受止める
関係上充実した詰物14が必要であり、したがつ
て、多数回の通紙に耐えるオイル量を貯蔵するた
めにはオイルタンクの大型化が避けられない。
この発明は、オイル供給手段をクリーニング手
段に兼帯することにより専用クリーニング装置を
省略した装置における従来技術の前記したような
欠点を除去するためになされたものである。
段に兼帯することにより専用クリーニング装置を
省略した装置における従来技術の前記したような
欠点を除去するためになされたものである。
(発明の構成)
以下、第1図に示す実施例によりこの発明を説
明すれば、この発明にかかる装置は、第3図に示
した提案技術と同様に電子複写機等の定着ローラ
ー31に接触し、含浸されているオフセツト防止
用オイルを定着ローラーに塗布する塗布部材2
と、前記オイルを貯蔵するオイルタンク1と、オ
イルタンク1から塗布部材2へのオイルの流通を
規制するオイル規制層4とを有し、塗布部材2を
クリーニング部材に兼帯させることにより、クリ
ーニング専用装置を省略した装置である。ただ
し、この発明によれば、符号16で示したオイル
は10万〜50万C.S.の粘度を有している。オイルタ
ンク1は小径の通孔12を穿つた底壁11を有し
ているとともに、この発明によれば、オイル規制
層4は、前記オイルの粘度10万〜50万C.S.の範囲
における特定値に対応して密度を0.7〜0.2g/cm3
の範囲における特定値に選定した芳香族ポリアミ
ド紙をオイルタンクの底壁11と塗布部材2間に
密接介挿してなつている。
明すれば、この発明にかかる装置は、第3図に示
した提案技術と同様に電子複写機等の定着ローラ
ー31に接触し、含浸されているオフセツト防止
用オイルを定着ローラーに塗布する塗布部材2
と、前記オイルを貯蔵するオイルタンク1と、オ
イルタンク1から塗布部材2へのオイルの流通を
規制するオイル規制層4とを有し、塗布部材2を
クリーニング部材に兼帯させることにより、クリ
ーニング専用装置を省略した装置である。ただ
し、この発明によれば、符号16で示したオイル
は10万〜50万C.S.の粘度を有している。オイルタ
ンク1は小径の通孔12を穿つた底壁11を有し
ているとともに、この発明によれば、オイル規制
層4は、前記オイルの粘度10万〜50万C.S.の範囲
における特定値に対応して密度を0.7〜0.2g/cm3
の範囲における特定値に選定した芳香族ポリアミ
ド紙をオイルタンクの底壁11と塗布部材2間に
密接介挿してなつている。
この発明は上記のようにしてなるが、なお、第
1図の実施例については、オイルタンクは金属製
で、サイズは幅20mm、高さ5mm、定着ローラー3
1の軸長は320mmで、粘度30万C.S.のシリコーン
オイル(商品名東レシリコーンSH−200)6.5c.c.
が収容されている。通孔12の直径は1mmで、こ
の通孔12がオイルタンク1の長手方向に20mm間
隔で14個穿たれている。オイル規制層2は厚さ
0.1mm、密度0.3g/cm3の芳香族ポリアミド紙(商
品名ノーメツクスアラビンドペーパー)を各部位
の密度を均等化するため5枚重ねたものである。
このオイル規制層4は繊維性であり、室温におい
て前記粘度のシリコーンオイルがその自重では通
過流出しないので都合がよい。塗布部材2は幅10
mm、長さ300mm、厚さ6mmの芳香族ポリアミドフ
エルト(商品名ノーメツクスフエルト)で、複写
機の運転開始と同時にオフセツト防止用オイルの
供給も開始できるように、あらかじめ3万C.S.の
シリコーンオイル(商品名東レシリコーンSH−
200)3.5c.c.を含浸させてある。
1図の実施例については、オイルタンクは金属製
で、サイズは幅20mm、高さ5mm、定着ローラー3
1の軸長は320mmで、粘度30万C.S.のシリコーン
オイル(商品名東レシリコーンSH−200)6.5c.c.
が収容されている。通孔12の直径は1mmで、こ
の通孔12がオイルタンク1の長手方向に20mm間
隔で14個穿たれている。オイル規制層2は厚さ
0.1mm、密度0.3g/cm3の芳香族ポリアミド紙(商
品名ノーメツクスアラビンドペーパー)を各部位
の密度を均等化するため5枚重ねたものである。
このオイル規制層4は繊維性であり、室温におい
て前記粘度のシリコーンオイルがその自重では通
過流出しないので都合がよい。塗布部材2は幅10
mm、長さ300mm、厚さ6mmの芳香族ポリアミドフ
エルト(商品名ノーメツクスフエルト)で、複写
機の運転開始と同時にオフセツト防止用オイルの
供給も開始できるように、あらかじめ3万C.S.の
シリコーンオイル(商品名東レシリコーンSH−
200)3.5c.c.を含浸させてある。
なお、上記の実施例においては、オイルの粘度
30万C.S.に対応する芳香族ポリアミド紙として、
0.3g/cm3の密度のものを選定してあるが、これ
らの数値の対応させかたは著しく厳格であること
を要しない。数値例をあげれば10万C.S.に対して
は0.5〜0.7g/cm3、30万C.S.に対しては0.3〜0.5
g/cm3、50万C.S.に対しては0.2〜0.3g/cm3の範
囲における特定値が適当である。
30万C.S.に対応する芳香族ポリアミド紙として、
0.3g/cm3の密度のものを選定してあるが、これ
らの数値の対応させかたは著しく厳格であること
を要しない。数値例をあげれば10万C.S.に対して
は0.5〜0.7g/cm3、30万C.S.に対しては0.3〜0.5
g/cm3、50万C.S.に対しては0.2〜0.3g/cm3の範
囲における特定値が適当である。
第4図は上記した第1図の実施例のオイル供給
装置を使用した定着装置および第2図に示した従
来装置(以下、「対照例」という)を使用した定
着装置による通紙試験成績を示すグラフである。
ただし、対照例において、オイルタンク1のサイ
ズ、収容したオイルの種類、量、塗布部材2のサ
イズ、材質およびあらかじめ含浸させたオイルの
種類および量は第1図に示した実施例のものと同
一である。オイル供給装置を装着した定着ローラ
ー31はヒートローラーで、直径30mm、軸長300
mm、ローラー表層はPFA樹脂からなつており、
定着ローラー32はプレツシヤーローラーで、定
着ローラー31と同サイズでシリコーンゴム表層
を有するものである。試験方法はいずれの場合も
A4判の複写用紙を1000枚通紙するごとにオイル
の消費量を測定し、1000枚の通紙が終了する都
度、定着ローラー31の加熱状態のまま1時間放
置することを繰返した。
装置を使用した定着装置および第2図に示した従
来装置(以下、「対照例」という)を使用した定
着装置による通紙試験成績を示すグラフである。
ただし、対照例において、オイルタンク1のサイ
ズ、収容したオイルの種類、量、塗布部材2のサ
イズ、材質およびあらかじめ含浸させたオイルの
種類および量は第1図に示した実施例のものと同
一である。オイル供給装置を装着した定着ローラ
ー31はヒートローラーで、直径30mm、軸長300
mm、ローラー表層はPFA樹脂からなつており、
定着ローラー32はプレツシヤーローラーで、定
着ローラー31と同サイズでシリコーンゴム表層
を有するものである。試験方法はいずれの場合も
A4判の複写用紙を1000枚通紙するごとにオイル
の消費量を測定し、1000枚の通紙が終了する都
度、定着ローラー31の加熱状態のまま1時間放
置することを繰返した。
第4図からわかるように、複写用紙1枚あたり
のオイル消費量は対照例の場合、通紙初期におい
て著しく多量であり、1万枚の通紙後においては
初期の約1/40量に低下するのみならず、約7000枚
においてオフセツト現象の発生がきわめて顕著で
ある。これらに対し、この発明の実施例では、1
枚あたりのオイル消費量が4000〜5000枚の通紙後
において初期の約2/3に低下するものの、その後
は2万枚まで1枚あたりの消費量に著しい変化は
ない。のみならず、2万枚の通紙後においてもオ
フセツト現象の発生は全く見られなかつた。
のオイル消費量は対照例の場合、通紙初期におい
て著しく多量であり、1万枚の通紙後においては
初期の約1/40量に低下するのみならず、約7000枚
においてオフセツト現象の発生がきわめて顕著で
ある。これらに対し、この発明の実施例では、1
枚あたりのオイル消費量が4000〜5000枚の通紙後
において初期の約2/3に低下するものの、その後
は2万枚まで1枚あたりの消費量に著しい変化は
ない。のみならず、2万枚の通紙後においてもオ
フセツト現象の発生は全く見られなかつた。
(発明の効果)
すなわち、この発明は前記のようにしてなり、
オイルタンク1から塗布部材2へのオイル流通を
規制するオイル規制層4を設けたものであるが、
この発明におけるオイル規制層4は、10万〜50万
C.S.のオイル粘度に対応して0.2〜0.7g/cm3の粘
度をもつ芳香族ポリアミド紙であり、かつオイル
タンクの通孔12を穿つた底壁11と塗布部材2
間に密接介挿されているので、加熱のため粘度の
低下により通孔12から下方に流出しようとする
オイルは芳香族ポリアミド紙の繊維に誘導され、
前記底壁11の下面にそい水平全方向に速やかに
拡散する。そして、オイル規制層の全面績におい
て浸透量が規制されつつ、この層に密接するオイ
ル塗布部材2の全体に均等に含浸され、最終的に
は塗布部材2の底面により定着ローラー31に塗
布される。定着ローラー31に対するこの塗布量
は前記した試験成績から明らかなように、定着ロ
ーラーへの通紙の初期から末期までの間激変せず
おおむね均等である。のみならず、オイルタンク
1から流出するオイルの粘度が10万〜50万C.S.に
対応し、芳香族ポリアミド紙はその密度を0.7〜
0.2g/cm3の範囲のものが自由に選定できるので、
前記粘度をもつオイルが常温では通過しない最適
の密度のものを選定することにより、定着ローラ
ー31に付着しようとするトナーの離型性を促進
するのに充分でありかつ必要最少限度の塗布量が
得られるとともに、塗布量が少量にとどまるた
め、塗布部材2による定着ローラーのクリーニン
グ効果が顕著となり、その結果、、多数回の通紙
後においてもオフセツト現象が発生しないのであ
る。また、塗布量が特に初期から少量なので、オ
イルの消費量が少なく、したがつて、前記した実
施例からもわかるようにオイルタンク1としては
著しく小型のものでよい。また、使用するオイル
が高粘度であることに起因してオイル消費量が少
ないこともオイルタンクの小型化に奇与する。
オイルタンク1から塗布部材2へのオイル流通を
規制するオイル規制層4を設けたものであるが、
この発明におけるオイル規制層4は、10万〜50万
C.S.のオイル粘度に対応して0.2〜0.7g/cm3の粘
度をもつ芳香族ポリアミド紙であり、かつオイル
タンクの通孔12を穿つた底壁11と塗布部材2
間に密接介挿されているので、加熱のため粘度の
低下により通孔12から下方に流出しようとする
オイルは芳香族ポリアミド紙の繊維に誘導され、
前記底壁11の下面にそい水平全方向に速やかに
拡散する。そして、オイル規制層の全面績におい
て浸透量が規制されつつ、この層に密接するオイ
ル塗布部材2の全体に均等に含浸され、最終的に
は塗布部材2の底面により定着ローラー31に塗
布される。定着ローラー31に対するこの塗布量
は前記した試験成績から明らかなように、定着ロ
ーラーへの通紙の初期から末期までの間激変せず
おおむね均等である。のみならず、オイルタンク
1から流出するオイルの粘度が10万〜50万C.S.に
対応し、芳香族ポリアミド紙はその密度を0.7〜
0.2g/cm3の範囲のものが自由に選定できるので、
前記粘度をもつオイルが常温では通過しない最適
の密度のものを選定することにより、定着ローラ
ー31に付着しようとするトナーの離型性を促進
するのに充分でありかつ必要最少限度の塗布量が
得られるとともに、塗布量が少量にとどまるた
め、塗布部材2による定着ローラーのクリーニン
グ効果が顕著となり、その結果、、多数回の通紙
後においてもオフセツト現象が発生しないのであ
る。また、塗布量が特に初期から少量なので、オ
イルの消費量が少なく、したがつて、前記した実
施例からもわかるようにオイルタンク1としては
著しく小型のものでよい。また、使用するオイル
が高粘度であることに起因してオイル消費量が少
ないこともオイルタンクの小型化に奇与する。
さらにこの発明によれば、前記のように定着ロ
ーラー31に対する塗布部材2の接触圧をオイル
タンクの底壁11が受止めているので、オイルタ
ンク1内のオイルが消費されても、塗布部材2に
オイルが含浸されているかぎり、通紙の初期から
終期までほとんど一定の接触圧を保つことがで
き、したがつて接触圧の調整機構を設ける必要が
ないことも定着装置の小型化に寄与する。
ーラー31に対する塗布部材2の接触圧をオイル
タンクの底壁11が受止めているので、オイルタ
ンク1内のオイルが消費されても、塗布部材2に
オイルが含浸されているかぎり、通紙の初期から
終期までほとんど一定の接触圧を保つことがで
き、したがつて接触圧の調整機構を設ける必要が
ないことも定着装置の小型化に寄与する。
すなわち、この発明によれば、使用オイルは高
粘度かつ通紙1回あたりの消費量が少量であるほ
か、オイルタンク内の充填詰物が不要なのでオイ
ルタンクが小型化されるとともに、定着ローラー
に対する塗布部材の接触圧がつねにほぼ一定に保
たれるので接触圧調整機構が不要であり、したが
つて、定着装置の小型化、ひいては電子複写機等
電子写真装置の小型化に寄与するところが大き
い。また、トナーの離型性促進のための必要にし
て充分な最少限のオイル塗布量が確保されるの
で、塗布部材による定着ローラーのトナー収集効
果が多数の通紙回数間持続し、したがつて電子写
真装置のオフセツト現象発生防止能力がきわめて
大きい。
粘度かつ通紙1回あたりの消費量が少量であるほ
か、オイルタンク内の充填詰物が不要なのでオイ
ルタンクが小型化されるとともに、定着ローラー
に対する塗布部材の接触圧がつねにほぼ一定に保
たれるので接触圧調整機構が不要であり、したが
つて、定着装置の小型化、ひいては電子複写機等
電子写真装置の小型化に寄与するところが大き
い。また、トナーの離型性促進のための必要にし
て充分な最少限のオイル塗布量が確保されるの
で、塗布部材による定着ローラーのトナー収集効
果が多数の通紙回数間持続し、したがつて電子写
真装置のオフセツト現象発生防止能力がきわめて
大きい。
かくして、この発明によれば、電子複写機等電
子写真機器の性能の向上および小型化に寄与する
ところが多大である。
子写真機器の性能の向上および小型化に寄与する
ところが多大である。
第1図は定着ローラーに装着したこの発明にか
かる装置の一実施例の縦断面図、第2図は同じく
従来装置の縦断面図、第3図は同じくこの発明に
関連ある最近の提案にかかる装置の縦断面図、第
4図は通紙試験成績線図である。 1はオイルタンク、11は底壁、12は通孔、
13は縁枠、14は詰物、15は頂壁、16はオ
イル、2は塗布部材、31,32は定着ローラ
ー、4はオイル規制層、5は用紙、6はトナーで
ある。
かる装置の一実施例の縦断面図、第2図は同じく
従来装置の縦断面図、第3図は同じくこの発明に
関連ある最近の提案にかかる装置の縦断面図、第
4図は通紙試験成績線図である。 1はオイルタンク、11は底壁、12は通孔、
13は縁枠、14は詰物、15は頂壁、16はオ
イル、2は塗布部材、31,32は定着ローラ
ー、4はオイル規制層、5は用紙、6はトナーで
ある。
Claims (1)
- 1 電子複写機等の定着ローラーに接触し、含浸
されているオフセツト防止用のオイルを前記定着
ローラーに塗布する塗布部材と、前記オイルを貯
蔵するオイルタンクと、前記オイルタンクから前
記塗布部材へのオイルの流通を規制するオイル規
制層とを有し、前記塗布部材をクリーニング部材
に兼帯させることによりクリーニング専用装置を
省略した装置において、前記オイルは10万〜50万
C.S.の粘度を有し、前記オイルタンクは流出用の
小径の通孔を穿つた底壁を有し、前記オイル規制
層は、前記オイルの粘度10万〜50万C.S.の範囲に
おける特定値に対応して密度を0.7〜0.2g/cm3の
範囲における特定値に選定した芳香族ポリアミド
紙を前記オイルタンクの底壁と前記塗布部材間に
密接介挿してなるオフセツト防止用オイル供給装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14264785A JPS625284A (ja) | 1985-07-01 | 1985-07-01 | オフセツト防止用オイル供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14264785A JPS625284A (ja) | 1985-07-01 | 1985-07-01 | オフセツト防止用オイル供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS625284A JPS625284A (ja) | 1987-01-12 |
JPH0315188B2 true JPH0315188B2 (ja) | 1991-02-28 |
Family
ID=15320215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14264785A Granted JPS625284A (ja) | 1985-07-01 | 1985-07-01 | オフセツト防止用オイル供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS625284A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03124562U (ja) * | 1990-03-30 | 1991-12-17 | ||
JP5565970B2 (ja) * | 2011-04-05 | 2014-08-06 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 |
-
1985
- 1985-07-01 JP JP14264785A patent/JPS625284A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS625284A (ja) | 1987-01-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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