JPH03151220A - 押出し成形シート及び電気絶縁ボード - Google Patents

押出し成形シート及び電気絶縁ボード

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JPH03151220A
JPH03151220A JP1290452A JP29045289A JPH03151220A JP H03151220 A JPH03151220 A JP H03151220A JP 1290452 A JP1290452 A JP 1290452A JP 29045289 A JP29045289 A JP 29045289A JP H03151220 A JPH03151220 A JP H03151220A
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JP
Japan
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pts
molded sheet
extrusion
surface smoothness
inorganic compound
Prior art date
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Pending
Application number
JP1290452A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Tanimoto
谷本 健一
Makoto Okubo
誠 大久保
Kenji Kamiya
上谷 謙司
Shinji Okumura
奥村 新司
Yasuki Nakayama
泰樹 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03151220A publication Critical patent/JPH03151220A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業−11の利用分野) 本発明は、芳香族ポリエーテルケトンからなるマ) I
Jフックス強化材を配合jまた組成物からなる押出し成
形シート及び電気絶縁ボードに関するものである。
(従来の技術) 芳香族ポリエーテルケトンは、特公昭60−32642
公報等に記載されているように、高融点、高ガラス転移
点を有し、耐熱性、耐熱水性、耐薬品性等の各種の優れ
た特性を有しており、エンジニアリングプラスチックと
して注目されている。例えば芳香族ポリ1−アルケトン
は融点が345tで、ナイロン46の295t。ポリフ
ェニレンスルフィドの285℃を凌ぐ高融点のものであ
り9熱変形温度及び連続使用1−iJ能湿温度、ボIJ
 T ミドイミドやポリイミドを凌ぐものであって耐熱
性に4夕いてエンジニアリングプラスチック中最高のラ
ンクに位置している。
芳香族ポリエーテルケトンは、このような特性を生かし
て電気2通信2航空、自動車等の産業分野での用途を中
心に展開されつつある。
通常、芳香族ポリエーテルケトンは9a械的性質を向上
させるため、ガラス場維等の繊維状強化材で強化して用
いられるが、押出(7成形してシートとする場合、芳香
族ポリエーテルケトン分子及び繊維状強化材が配向し、
押出1.方向(MO力方向に比べて幅方向(TD力方向
の機械的特性が著[2く劣ったものとなると共に、繊維
状強化材の影響で表面粗度の大きいシートとなるという
問題があった。
また、従来、ポリエステルを主体とするマトリックス樹
脂に強化材を配合した組成物からなる押出し成形シート
及び電気絶縁ボードが提案されている(例えば、特開昭
63−1.59425号、特公平1189809号等)
が、これらは耐熱性、特に耐ハンダ性が不十分で、用途
が制限されるという問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、芳香族ポリエーテルケトンをマトリックス樹
脂とし、これに強化材を配合した樹脂組成物を用い、耐
熱性に優れ、かつ、 MO方向及びTO力方向機械的特
性の差が小さく9表面平滑性の優れた押出し成形シート
を得ること並びにこの押出し成形シートを用いて耐ハン
ダ性に優れ、比較的安価な電気絶縁ボードを得ることを
課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の課題を解決するものであり。
その要旨は次のとおりである。
(1)芳香族ポリエーテルケトン100重量部に対して
■繊維状強化材2〜50重量部及び■平均粒径50μ以
下の無機化合物5〜50重量部を含有させた組成物から
なる押出し成形シート。
(2)上記押出し成形シートを熱処理して結晶化度を高
めた押出し成形シートからなる電気絶縁ボード。
以下1本発明について詳細に説明する。
本発明における芳香族ポリエーテルケトンとしては1次
の(a)の単位からなるポリマー (ポリエーテルエー
テルケトン)及び(a)の単位を主体とし。
(b)〜(d)のような単位を少量含有するポリマーが
好ましく用いられる。
徊−〇℃−CO−@−0−(a) 徊−c o −@−o −rb) ■−8O□徊−〇 −(C) −o−0−@−3O2−@−0−(d)そして1本発明
における芳香族ポリエーテルケトンとしては、96%硫
酸を溶媒とし、25℃で測定した固有粘度が0.8以上
の高粘度のものが好ましい。
本発明の押出し成形シートは、このような芳香族ポリエ
ーテルケトンに■繊維状強化材及び■微粒状無機化合物
を特定量配合した組成物を押出し成形することにより得
られるものである。
繊維状強化材の具体例としては、ガラス繊維。
炭素繊維、芳香族ポリアミド繊維、炭化ケイ素繊維、チ
タン酸カリウム繊維等が挙げられるが1通常ガラス繊維
が使用される。繊維の長さや太さは特に限定されるもの
ではない。しかし、長さがあまり短いと強化材としての
効果が乏しく、長すぎると均一に分散させることが困難
となるので1通常、0.1〜10闘のものが使用される
。ガラス繊維を使用する場合、0.1〜7f1m、特に
0.3〜511I11のものが好ましい。
繊維状強化材は、芳香族ポリエーテルケトン樹脂との界
面接着力を高めて補強効果を上げる目的で、必要に応じ
て種々の表面処理剤で処理して使用される。例えば、ガ
ラス繊維の場合、ビニルトリエトキシシラン、T−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4
−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン
、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−クロルプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメ
トキシシラン等のシラン系カップリング剤やメタクリレ
ートクロミッククロリド等のクロム系カップリング剤で
処理したものが使用される。
また、微粒状無機化合物の具体例としては、シリカ、炭
酸カルシウム、合成ケイ酸及びケイ酸塩。
酸化亜鉛、ハロサイトクレー、カオリン、塩基性炭酸マ
グネシウム、タルク、マイカ、石英粉、ウオラストナイ
ト、ドロマイト粉、酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸カ
ルシウム、アルミナ等が挙げられるが、特にマイカ、タ
ルク及びウオラストナイトが好ましい。無機化合物は、
その平均粒径が50μ以下のものであることが必要であ
り、これより大きいものでは、押出し成形シートの異方
性を緩和したり9表面平滑性を向上させたりする効果が
乏しい。
なお、押出し成形シートを電気絶縁ボードとずる場合に
は、繊維状強化材及び微粒状無機化合物として電気絶縁
性のものを使用することが望ましい(少量であれば導電
性のもを使用してもよい3、)繊維状強化材及び微粒状
無機化合物の配合量は芳香族ポリエーテルケトン 10
0重量部に対して。
それぞれ2〜50重量部(好ましくは5”−40重置部
)及び5 ”−50重@部(好ましくは10〜40重量
部)とすることが必要である。繊維状強化材の配合量が
2重量部未満であると強化材としての効果が不十分であ
り、50重量部を超えると押出し成形シートの表面平滑
性が著しく悪くなる。また、微粒状無機化合物の配合量
が5重量部未満であると押出し成形シートの異方性を緩
和(、たり9表面侶滑性を向〜トさぜたりする効果が不
十分であり、50重置部を超えると押出し成形シートの
機械的性質が著しく低下する。なお、繊維状強化材及び
微粒状無機化合物の配合量の合計が60重MB以下とな
るようにすることが望ましく、この量が60重量部を超
えるとフンバウンド(ペレット)を製造する際に。
ストランド切れが多発するようになり、コンパウンド製
造の操業性が低下1−て好ましくない。
なお、繊維状強化材及び微粒状無機化合物の他に、必要
に応じて、熱安定剤。酸化防止剤、光安定剤。滑剤。顔
料、難燃剤、可塑剤、耐衝撃剤等の添加剤を配合しても
よい。
本発明の押出1〜成形シート(熱処理前のもの)は、フ
レキシブルで、ザーモフォーミング処理により深絞り用
等に使用することができるが、熱処理して結晶化度を高
めろことにより電気絶縁ボードとして好適なものとなる
本発明の押出j2成形シートを電気絶縁ボードとして使
用する場合、熱処理(熱圧延処理)1−で結晶化度を高
めることが必要であり、結晶化度が10%以上となるよ
うにすることが望ましい。
電気絶縁ボードには9機械的強度、耐熱性、耐ハンダ性
、耐薬品性等が優れていると共に9寸法安定性、耐そり
性が要求されるが、熱処理前の押出(2成形シ〜1−は
寸法安定性が七分でない。耐熱性や耐薬品性等の優れた
芳香族ポリエーテルケトンに強化材を配合して機械的強
度を高めた押出し成形シートを熱処理して結晶化度を高
めろこ)・により寸法安定性が改善される^共1.=0
機械的性質や熱的性質が一層向上し、電気絶縁ボードと
1.て好適なものとなるのである。
(実施例) 次に1本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
実施例1〜3及び比較例1−・4 固有粘度0.90の芳香族ポリエーテルケトン(IC1
社製Victrex PBBK) 100重量部に対I
−で直径15μ、長さ3 mmのガラス繊維及び平均粒
径40μのマイカを第1表に示す割合で配合し92軸押
出機を使用して390℃で溶融混練し、ペレットとした
このペレットを押出し成形機に供給し、400℃で1゛
ダイから押出(−でシート(結晶化度約2%)を製造 
し プこ。
このシートを温度250℃、プレス面圧40kg/cd
で熱圧延処理し、結晶化度約30%の電気絶縁ボードを
得た。
比較例5−6 固有粘JWl。0のポリエチレンテレフタレート(P 
E ’i” ) 1110重量部に対して直径15μ、
長さ3 mmのガラス繊維及び平均粒径40μのマイカ
を第1表に示ず割合−ひ配合j7,2軸押出機を使用し
て280℃で溶融混練!7.べlノットとした。。
このべlノットを押出し成形機に供給し、280℃で]
゛ダイから押出]、でシート(結晶化度約2%)を製造
した。
このシートを温度180t 、ブ1/ス面圧40kg/
eatで熱圧延処理し、結晶化度約30%の電気絶縁ボ
ードを得た。
実施例及び比較例で得られたボードの特性値等を第1表
に示す。
なお、特性値等の測定法及び評価法(よ次のとJiりで
ある。
曲げ強度 : ASTM 0790に従って測定。
曲げ弾性率: ASTM 0790に従っτ測定。
熱変形温度: ASTM D648に従って、1781
>厚の試験片を用い9荷重18.6kg / crdで
測定。
M ”:)り’H% :w81m1l+、幅20胴ノ試
料片を280tのハング浴中へ垂直に浸漬17.変形 の起・−らない最高時間を測定。
表面平滑性:0良好、△や′ρ良好、×不良の3段階で
評価1゜ (発明の効果) 本発明によれば9強化相を配合l、た芳香族ポリエーブ
ルケトンから、その特性が生かされ゛−C耐熱性を有j
〜、かつ、 MO力方向びT11方向の機械的特性の差
が小さく9表面平滑性の優れた押出!−7成形シーl−
を得る○とができる1゜ また1、−の押出し成形シーl=を熱処理するC6とに
より、優れ1こ性能を有する耐ハンダ性電気絶縁ボード
を仕較的安価に得ることが′7″′きる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)芳香族ポリエーテルケトン100重量部に対して
    [1]繊維状強化材2〜50重量部及び[2]平均粒径
    50μ以下の無機化合物5〜50重量部を含有させた組
    成物からなる押出し成形シート。
  2. (2)熱処理して結晶化度を高めた請求項1記載の押出
    し成形シートからなる電気絶縁ボード。
JP1290452A 1989-11-08 1989-11-08 押出し成形シート及び電気絶縁ボード Pending JPH03151220A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996041836A1 (en) * 1995-06-09 1996-12-27 Hoechst Celanese Corporation Highly-filled, moldable polyaryletherketones
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