JPH0315094Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0315094Y2
JPH0315094Y2 JP17504185U JP17504185U JPH0315094Y2 JP H0315094 Y2 JPH0315094 Y2 JP H0315094Y2 JP 17504185 U JP17504185 U JP 17504185U JP 17504185 U JP17504185 U JP 17504185U JP H0315094 Y2 JPH0315094 Y2 JP H0315094Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide
downhill
starting point
users
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17504185U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6284489U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17504185U priority Critical patent/JPH0315094Y2/ja
Publication of JPS6284489U publication Critical patent/JPS6284489U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0315094Y2 publication Critical patent/JPH0315094Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Audible And Visible Signals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は遊園地、公園、アスレチツクフイール
ド等に設置されるレジヤー設備の一種である大型
の滑り台に関するものである。
特に連続して滑降する利用者同志が滑り台上で
衝突しないように衝突防止装置を組み付け、利用
者が安全に滑降できる滑り台を与えることを目的
としている。
(従来の技術及び解決しようとする課題) 断面形状が略コの字形を呈した小型の滑り台
は、従来から公園、学校等において多数、建設さ
れており、主として幼児ないし年少者が利用して
いる。この小型の滑り台においては、利用者が滑
り始めてから最下端の終点に至るまでの滑降時間
が数秒間と短く、また滑降速度も過大にならない
ため、利用者同志の衝突事故も問題にならなかつ
た。
ところが近年、レジヤー設備も大型化し、その
利用対象も幼児から大人まで広範囲に広がつてい
る。
すなわち滑り台本体の高低差が数10メートル、
行程長さが100メートルを越える大型の滑り台も
出現している。
このような大型の滑り台にあつては、滑降路の
延べ長さが長く、滑降時間も15ないし30秒と比例
して長くなり、さらに滑降速度を通常4m毎秒程
度から滑り台の勾配によつては10m毎秒近くまで
上昇する場合がある。
また、この滑降速度は、利用者の滑降姿勢、着
衣の摩擦係数などによつても大きく異なる。
従つて滑り台の始点から多数の利用者が間断な
く連続的に滑降すると、各利用者の滑降速度のバ
ラツキによつて、途中で利用者同志が衝突する事
故が起きがちであつた。
この事故を防止するため、従来、滑り台の始点
部や終点部に監視人を置き、利用者が終点部や途
中のチエツクポイントを通過したことを目視で確
認し、後続の利用者との間に充分間隔を保ち得た
と判断した時点で後続の利用者に出発の合図を送
り、順次滑降させていた。
このため滑り台施設の運営にあたつて監視人の
人件費を要し、施設運転経費が上昇し、収益が低
下することが多い。
また、滑り台は滑る方向に変化をもたせるため
に一般に複雑な曲折を有し、滑降路が途中で互い
に錯走し、かつ折り重なるように形成されてい
る。従つて、ある利用者が先に滑降していつた場
合、後続の利用者が先行の利用者の位置を目視で
確認することは困難な場合が多い。
すなわち、滑降経路が折り重なつているため、
先行の利用者の姿が手前の滑降路で遮られてしま
う場合が多い。その対策としては滑り台の始点か
ら見降して死角となる部分にも監視人を置く必要
があるが、前記の通り、人件費の問題があり現実
的ではない。
さらに滑り台本体として、断面が円筒形状をし
た半透明な繊維強化プラスチツク(FRP)で形
成されたものもある。しかしこの場合において
も、後続の利用者が滑り台の始点から見おろして
も、光線がFRP表面で乱反射する部位が多く、
円筒型滑り台内部を滑降する先行の利用者の姿を
目視で確認することは困難な場合が多く、安全滑
降への抜本対策にはなり得ていないのが現状であ
る。
本考案は上述した問題点を解消するために発案
されたものであり、監視人を設置しなくても滑り
台の利用者を適切に管理できる上に、滑り台上で
利用者同志が衝突しないように滑降開始を制御
し、安全に利用できる大型の滑り台を提供するこ
とを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、この考案に係る滑
り台では次のように構成している。
すなわち、高所に設定した始点から地上付近の
終点に至るまで連続して下降する滑降用の大型滑
り台において、滑降者の通過を検知するセンサー
を滑降行程の滑り台の適所に組みつけ、各センサ
ーからの信号に従つて、始点における利用者達の
滑降間隔を制御したり、また先行する滑降者の通
過状況を始点に立つている後続の利用者に認識さ
せる滑降制御部を設けることによつて、利用者同
志が滑り台上で衝突しないように滑降開始制御を
するものである。
(考案の実施例) 次に本考案の実施例を図面に従つて具体的に説
明する。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図であ
る。
図において1は高所に設定した始点2から地上
付近の終点3に至るまで連続して形成された滑り
台本体であり、樹脂または繊維強化プラスチツク
等の材料で成形した所定形状及び長さの単位要素
を多数連設して構築される。
なお、図面においては断面形状が円筒型の滑り
台で例示しているが、断面が略U字状の開放型の
ものを採用してもよい。
4は滑降者X,Yが滑り台の所定地点を通過し
たことを検知するセンサーであり、滑降行程の滑
り台の途中に数ケ所設ける。
第1図の実施例においては始点2に設けたセン
サー4Aから終点3に設けたセンサー4Fまで合
計6個のセンサーが滑り台本体側壁に組みつけら
れている。
なおセンサー4としては、発信器を内蔵した光
電スイツチまたは超音波型スイツチなどの汎用性
のあるセンサーが採用される。
またセンサー4の作動に対応して点滅する通過
表示灯5を各センサー近傍の滑り台本体上部に設
ける。
なお、滑り台の始点2に立つて待機している後
続の利用者Zが全ての通過表示灯5A〜5Fを視
認できるように、通過表示灯の高さ及び位置は調
整されることは当然である。
すなわち利用者Zからみて見通しのきかない部
位における先行滑降者の通過を確認するために
は、通過表示灯5を見通しのきく高い位置に設け
るなどの配慮が払われる。
次に第2図に示すように、本考案によるセンサ
ーと滑降制御部の構成要素の一例として、通過表
示灯及び滑り台本体とを組み合わせた衝突防止装
置付き滑り台を模式的に示す説明図に従つてその
動作を説明する。
第2図において滑降者は、始点2にある滑り台
への乗込口から入り滑降を開始する。
入口部に設けた光電スイツチなどのセンサー4
Aが滑降者の通過を検知すると、入口部の青色表
示灯6が消え、赤色表示灯7が点灯し、後続の利
用者の進入を阻止する。
一方、滑降者Yが順次B地点、C地点、D地点
…と通過する毎に該部に組みつけたセンサー4
B,4C,4Dが作動し、各センサーに連動した
通過表示灯5B,5C,5Dが点灯する。そし
て、滑降者Yと始点2に待機する次の利用者Zと
の間隔が充分得られた時点で始点2の赤色表示灯
7が消え、青色表示灯6が点灯し、次の利用者の
滑降開始が許可され、滑降開始を制御する。
利用者達が滑降する間隔は、先行する滑降者Y
が始点2からどの地点を通過した時点で、始点部
の赤色表示灯7を青色表示灯6に切換えるかによ
つて任意に設定される。
各センサー4は、その作動により連動して各通
過表示灯5を点灯する。一方、各センサー4の検
知結果は電気信号に変換され、内蔵する発信器か
ら破線で示すようにリレーボツクス8に送られ、
自動的に始点2の表示灯6,7の点灯切換えを行
う。
なお滑降開始の制御部を、この実施例では赤と
青の表示灯6,7の切換えによつて表示している
が、他の方式として、図示はしないが、鉄道駅の
自動改札機のような自動開閉ゲートの開閉で表示
する方式も採用できる。
さらに始点2において赤色表示灯7が点灯して
いる間は、音声による警報を同時に発生し続ける
ブザーを採用すれば、滑降開始制御のより確実な
管理が実現する。
また、滑降開始制御部として、滑降開始の許可
をベルで知らせるように、センサー4からの電気
信号の回路を構成することも可能である。
(考案の効果) 本考案の大型滑り台においては上述したよう
に、滑降者の通過を検知するセンサーを滑降行程
の滑り台の適所に組みつけて、各センサーからの
信号を滑降制御部を介して滑降開始を制御するよ
うに衝突防止装置を構成しているため、滑降者同
志が滑り台上で衝突する危険性が大幅に減少し、
安全に利用できる滑り台が実現する。
すなわち先行する滑降者の位置がセンサーによ
つて自動的に検知され、その検知した電気信号が
大型滑り台の始点へフイードバツクされて次の利
用者の滑降開始の可否を表示できるため、滑降開
始の制御として利用者の滑降間隔を適正に維持管
理することができる。
またこれらの操作は全て機器による自動運転が
可能であり、従来のように監視人を要所に配置し
て、人力によつて管理していた手間を解消し、大
幅な人件費の節約が実現する。
すなわち従来の滑り台のみの場合と比較して、
本考案の滑り台ではセンサーや表示灯で構成し、
滑降開始を制御する衝突防止装置のイニシヤルコ
ストが掛かるが、監視人の人件費が省略されるこ
とにより、滑り台設備の運転経費が大幅に低減
し、収益性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図であ
る。第2図は本考案により滑り台本体とセンサー
及び通過表示灯とを組み合わせた衝突防止装置付
き滑り台を模式的に示す説明図である。 1……滑り台本体、2……始点、3……終点、
4……センサー、5……通過表示灯、6……青色
表示灯、7……赤色表示灯、8……リレーボツク
ス、X……滑降者、Y……滑降者、Z……後続の
利用者。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高所に設定した始点から地上付近の終点に至る
    まで連続して下降する滑降用の大型滑り台におい
    て、滑降者の通過を検知するセンサーを滑降行程
    の適所に設け、該センサーの信号を受けて滑り台
    の始点での滑降開始を制御する滑降制御部を設け
    たことを特徴とする衝突防止装置付き大型滑り
    台。
JP17504185U 1985-11-15 1985-11-15 Expired JPH0315094Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17504185U JPH0315094Y2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17504185U JPH0315094Y2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6284489U JPS6284489U (ja) 1987-05-29
JPH0315094Y2 true JPH0315094Y2 (ja) 1991-04-03

Family

ID=31113995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17504185U Expired JPH0315094Y2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0315094Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH076945Y2 (ja) * 1988-09-12 1995-02-22 株式会社石井鐵工所 レジャー用滑降装置
US8684855B2 (en) * 2011-04-08 2014-04-01 Universal City Studios Llc Articulated waterslide
KR101701144B1 (ko) * 2015-05-29 2017-02-01 어드벤처닷케이알(주) 다목적 개폐구 및 안전장치가 구비된 원통형 슬라이딩 시설물

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6284489U (ja) 1987-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4278878A (en) Passing person counting apparatus
US6114963A (en) Portal monitoring and alarm system
US3158836A (en) Automatic traffic directing system for garages
JPH0315094Y2 (ja)
KR20200068090A (ko) IoT기반 어린이통학차량 통합안전관리 지원시스템
US3497995A (en) Height sensitive proximity door operator system
CN108961524B (zh) 一种文明排队装置及其方法
US3900092A (en) Automatically operated vehicle restraint mechanism
US20070194917A1 (en) Method And Device For Detecting A Passage Associated With An Access Door
CN206088720U (zh) 一种具有安全防护的自动扶梯
CN211669679U (zh) 一种身高段位实时检测系统
AU596027B2 (en) Swimming pool warning device
JP4505497B2 (ja) 入退場者検知用ゲート
JPH07127022A (ja) 視界不良地点などにおける相手方の表示システム
KR20150088004A (ko) 횡단보도 안전 신호장치
WO2005119603A1 (en) Acces control device
JPH04193666A (ja) プラットホームにおける警告誘導装置
CN113090152A (zh) 一种轨道交通用防护门
KR102661630B1 (ko) 자동 개집표기의 제어 장치
CN214996959U (zh) 一种轨道交通用防护门
US11235955B2 (en) Monitored escalator barricade system
CN215663454U (zh) 一种铁路与公路平交道口自动栏杆控制装置
CN217034880U (zh) 一种用于公交车站的安防警报装置
JP4586004B2 (ja) お化け屋敷
JPS5943338Y2 (ja) エレベ−タの乗場検出装置