JPH03149409A - コントロールケーブル - Google Patents
コントロールケーブルInfo
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- JPH03149409A JPH03149409A JP28768189A JP28768189A JPH03149409A JP H03149409 A JPH03149409 A JP H03149409A JP 28768189 A JP28768189 A JP 28768189A JP 28768189 A JP28768189 A JP 28768189A JP H03149409 A JPH03149409 A JP H03149409A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、耐熱性及び摺動性に優れ、しかも比較的に低
コストなコントロールケーブルに関するものである。
コストなコントロールケーブルに関するものである。
「従来の技術」
コントロールケーブルは、往復運動等により荷重の伝達
を行う内索(2)と、これを保持する内索支持体(1)
とからなり、例えば、自動車等のブレーキ、クラッチ、
ボンネット等の遠隔操作あるいは建築物の窓等の開閉の
遠隔操作に用いられる(例えば第1.2図参照)。
を行う内索(2)と、これを保持する内索支持体(1)
とからなり、例えば、自動車等のブレーキ、クラッチ、
ボンネット等の遠隔操作あるいは建築物の窓等の開閉の
遠隔操作に用いられる(例えば第1.2図参照)。
内索としては、金属線が用いられ、可撓性をもたせるた
めに金属細線を撚ったものが用いられている。
めに金属細線を撚ったものが用いられている。
内索支持体としては、平角鋼線を螺旋巻にした可撓性の
外管や、部分的に内索を保持する、内径を有した部品等
がある。
外管や、部分的に内索を保持する、内径を有した部品等
がある。
コントロールケーブルをスムーズに作動させるためには
、内索支持体の内面と内索との摩擦抵抗を可能な限り少
なくすることが必要であり、金属撚線上に合成樹脂製の
被覆層を設けるか、または、外管と内索の間に合成樹脂
製の管状のライナーを介在させることが行われている。
、内索支持体の内面と内索との摩擦抵抗を可能な限り少
なくすることが必要であり、金属撚線上に合成樹脂製の
被覆層を設けるか、または、外管と内索の間に合成樹脂
製の管状のライナーを介在させることが行われている。
「発明が解決しようとする課題」
上記に際し、例えば、特公唱60−52326号では、
合成樹脂製の被覆層あるいはライナーに特定の潤滑成分
を添加した高密度ポリエチレンを用いり摺動性に優れた
コントロールケーブルが示されている。
合成樹脂製の被覆層あるいはライナーに特定の潤滑成分
を添加した高密度ポリエチレンを用いり摺動性に優れた
コントロールケーブルが示されている。
しかし、このものは、高密度ポリエチレンを用いるため
熱軟化により、100℃以上での使用が不可能であり、
自動車用のエンジン回りや排気ガス回りの部位のコント
ロールケーブルには使えないという問題があった。
熱軟化により、100℃以上での使用が不可能であり、
自動車用のエンジン回りや排気ガス回りの部位のコント
ロールケーブルには使えないという問題があった。
耐熱性を要求されるコントロールケーブルとしては、例
えば特公昭54−6062号の12−ナイロンに特定の
潤滑成分を添加した合成樹脂製の被覆層あるいはライナ
ーを有するコントロールケープ ルが示されているが、
高価な12−ナイロンを使用するためコストが高いとい
う問題があった。・ 上記に鑑み、本発明者等はこれ
ら問題を解決し、摺動性及び耐熱性に優れ、しかも低コ
ストなコントロールケーブルを種々検討した結果、本発
明に到達したものである。
えば特公昭54−6062号の12−ナイロンに特定の
潤滑成分を添加した合成樹脂製の被覆層あるいはライナ
ーを有するコントロールケープ ルが示されているが、
高価な12−ナイロンを使用するためコストが高いとい
う問題があった。・ 上記に鑑み、本発明者等はこれ
ら問題を解決し、摺動性及び耐熱性に優れ、しかも低コ
ストなコントロールケーブルを種々検討した結果、本発
明に到達したものである。
「課題を解決するための手段」
即ち本発明は、放射線照射架橋した熱可塑性樹脂の被覆
層を設けた内索を有するか、または放射線照射架橋した
熱可塑性樹脂からなるライナiを外管と内索の間に設け
たことを特徴とするコントロールケーブルである。
層を設けた内索を有するか、または放射線照射架橋した
熱可塑性樹脂からなるライナiを外管と内索の間に設け
たことを特徴とするコントロールケーブルである。
なお本発明の実施の態様として少なくとも下記が含まれ
る。
る。
(イ)放射線照射架橋した熱可塑性樹脂が、比表面積が
0.3 M2/g以上の有機・無機粉末を油保持担体と
する含油樹脂であることを特徴とする上記本発明のコン
トロールケーブル。
0.3 M2/g以上の有機・無機粉末を油保持担体と
する含油樹脂であることを特徴とする上記本発明のコン
トロールケーブル。
以下に本発明を例示の図面について詳細に説明する。
第1図及び第2図は本発明のコントロールケーブルの−
実施態様を示す断面概略図である。
実施態様を示す断面概略図である。
図面において、(1)は平角鋼線の螺旋外管、(2)は
金属細線を撚り合わせた金属撚線である。(3)は(2
)の金属撚線上に形成された被覆層であり、熱可塑性樹
脂かあるいは、比表面積が0.3 M27 g以上の有
機・無機粉末を油保持担体とする含油熱可塑性樹脂で、
(2)の金属撚線を押出成形等により被覆した後に放射
線照射架橋させることにより形成される。(4)は(1
)の螺旋外管と(2)の金属撚線との間に介在させたラ
イナーであり、熱可塑性樹脂かあるいは、比表面積が0
.5 M2/g以上の有機・無機粉末を油保持担体とす
る含油熱可塑性樹脂を押出成形等によ−り管状に形成す
ることにより得られる。
金属細線を撚り合わせた金属撚線である。(3)は(2
)の金属撚線上に形成された被覆層であり、熱可塑性樹
脂かあるいは、比表面積が0.3 M27 g以上の有
機・無機粉末を油保持担体とする含油熱可塑性樹脂で、
(2)の金属撚線を押出成形等により被覆した後に放射
線照射架橋させることにより形成される。(4)は(1
)の螺旋外管と(2)の金属撚線との間に介在させたラ
イナーであり、熱可塑性樹脂かあるいは、比表面積が0
.5 M2/g以上の有機・無機粉末を油保持担体とす
る含油熱可塑性樹脂を押出成形等によ−り管状に形成す
ることにより得られる。
即ち、本発明に於いては、内索に放射線照射架橋した熱
可塑性樹脂の被覆層を設けるか、または放射線照射架橋
した熱可塑性樹脂からなるライナーを外管と内索の闇に
設けるのである。
可塑性樹脂の被覆層を設けるか、または放射線照射架橋
した熱可塑性樹脂からなるライナーを外管と内索の闇に
設けるのである。
さらに、放射線照射架橋した熱可塑性樹脂として、望ま
しくは、比表面積が0.3M2/g以上の有機・無機粉
末を油保持担体とする含油樹脂を用いるのである。
しくは、比表面積が0.3M2/g以上の有機・無機粉
末を油保持担体とする含油樹脂を用いるのである。
「作用」
本発明に用いる放射線照射架橋した熱可塑性樹脂として
は、一般に市販のポリオレフィン、ポリアミド、ポリエ
ステル等の熱可塑性樹脂を単独で、あるいは組み合わせ
て、あるいは必要に応じて架橋剤を添加したものを用い
ることができ、押出成形等により内索の被覆層、あるい
は、ライナーを成形した後に、放射線を照射架橋するこ
とによりコントロールケーブルに用いることができる。
は、一般に市販のポリオレフィン、ポリアミド、ポリエ
ステル等の熱可塑性樹脂を単独で、あるいは組み合わせ
て、あるいは必要に応じて架橋剤を添加したものを用い
ることができ、押出成形等により内索の被覆層、あるい
は、ライナーを成形した後に、放射線を照射架橋するこ
とによりコントロールケーブルに用いることができる。
放射線としては、α線、β線(電子線)、T線、電子線
が利用できるが、このうちT線、電子線が工業的見地か
らよく利用されている。
が利用できるが、このうちT線、電子線が工業的見地か
らよく利用されている。
さらに電子線は加速器化より発生させることも可能であ
る。加速器を利用した場合、加速電圧、フィラメント電
流値等の運転条件の自由な組み合わせにより希望の照射
条件を得ることが可能である。
る。加速器を利用した場合、加速電圧、フィラメント電
流値等の運転条件の自由な組み合わせにより希望の照射
条件を得ることが可能である。
本発明に用いる比表面積が0.3 M2/g以上の有機
・無機粉末を油保持担体とする含油樹脂としては、例え
ば炭酸カルシフム、水酸化アルミニュクム、硫酸パリフ
ム、亜鉛華、シリ力、ガーボン、グラファイト、二硫化
モリ−プデン、活性炭等の無機粉末あるいは、ポリテト
ラフルオロエチレン等の有機粉末を単独であるいは、組
み合わせて、鉱油、エステル油、シリコン油等の潤滑油
とともに熱可塑性樹脂に添加したものであり、押出成形
等により内索の被覆層、あるいは、ライナーを成形した
後に、放射線を照射架橋することによりコントロールケ
ーブルに用いることができる。
・無機粉末を油保持担体とする含油樹脂としては、例え
ば炭酸カルシフム、水酸化アルミニュクム、硫酸パリフ
ム、亜鉛華、シリ力、ガーボン、グラファイト、二硫化
モリ−プデン、活性炭等の無機粉末あるいは、ポリテト
ラフルオロエチレン等の有機粉末を単独であるいは、組
み合わせて、鉱油、エステル油、シリコン油等の潤滑油
とともに熱可塑性樹脂に添加したものであり、押出成形
等により内索の被覆層、あるいは、ライナーを成形した
後に、放射線を照射架橋することによりコントロールケ
ーブルに用いることができる。
比表面積が0.5M2/gより小さい粉末では油の保持
効果が低く、多量の粉末を添加する必要があり、被覆層
あるいはライナーがもろくなる。従って、比表面積がa
3M2/g以上の有機・無機粉末を油保持担体として用
いなくてはならない。
効果が低く、多量の粉末を添加する必要があり、被覆層
あるいはライナーがもろくなる。従って、比表面積がa
3M2/g以上の有機・無機粉末を油保持担体として用
いなくてはならない。
「実施例」
以下に本発明の実施例を述べる。
被覆層あるいはライナーの摩擦、摩耗性及び耐熱性を試
験片を用いて比較した結果を説明する。
験片を用いて比較した結果を説明する。
試験に供した試料および比較試料は第1表に示す組成お
よび電子線照射を施したものであり、潤滑油及び油保持
担体の添加量は、全樹脂組成物に対して各々5容積哄、
2容積哄とした。
よび電子線照射を施したものであり、潤滑油及び油保持
担体の添加量は、全樹脂組成物に対して各々5容積哄、
2容積哄とした。
試料1〜2は第1表に示した様にポリエチレン、潤滑油
、油保持担体を配合したコンパクンドに電子線を15
MRAD照射したものである。
、油保持担体を配合したコンパクンドに電子線を15
MRAD照射したものである。
試料3〜6は第1表中に示した組成以外にベースポリマ
ーの架橋度を向上させるためTAIC(トリアリルイソ
シアヌレート)を5部(試料3.4部及び10部(試料
5.6)を追加したものに第1表中に示す照射量でそれ
ぞれ電子線を照射したものである。
ーの架橋度を向上させるためTAIC(トリアリルイソ
シアヌレート)を5部(試料3.4部及び10部(試料
5.6)を追加したものに第1表中に示す照射量でそれ
ぞれ電子線を照射したものである。
熱変形温度は照射によりどの試料も15〜20℃程度向
上させることができた。つまり現行のコントロールケー
ブルの使用上限温度(たとえばポリエチレンで80℃)
も15〜20℃向上させることができ、従来のコントロ
ールケーブルでは使用出来なかった高温下での使用が可
能となり、しかも高価な耐熱性樹脂を使用せずに低コス
トでコントロールケーブルを得ることが出来る。
上させることができた。つまり現行のコントロールケー
ブルの使用上限温度(たとえばポリエチレンで80℃)
も15〜20℃向上させることができ、従来のコントロ
ールケーブルでは使用出来なかった高温下での使用が可
能となり、しかも高価な耐熱性樹脂を使用せずに低コス
トでコントロールケーブルを得ることが出来る。
さらに、比表面積0.5 M2/g以上の有機・無機粉
末を油保持担体とする含油樹脂を用いて放射線照射架橋
により、内索の被積層あるいはライナーを形成すること
によりベースとなるポリマーの化学構造、組成は大幅に
変化しないため照射前と同様に摺動性等の耐熱性以外の
物性を保持したまま耐熱性を向上させることができ、し
かも低コストに従来にないコントロールケーブルを供す
ることが可能となる。
末を油保持担体とする含油樹脂を用いて放射線照射架橋
により、内索の被積層あるいはライナーを形成すること
によりベースとなるポリマーの化学構造、組成は大幅に
変化しないため照射前と同様に摺動性等の耐熱性以外の
物性を保持したまま耐熱性を向上させることができ、し
かも低コストに従来にないコントロールケーブルを供す
ることが可能となる。
「発明の効果」
以上の様に本発明によれば、耐熱性及び摺動性に優れ、
しかも低コストなコントロールケーブルが得られる。
しかも低コストなコントロールケーブルが得られる。
第1.2図は共に本発明のコントロールケーブルの断面
図を例示している。 (1)−・・螺旋外管、(2)・・・金属撚線、(5)
・・・被覆層、(4》・・・ライナー。 1部トー
図を例示している。 (1)−・・螺旋外管、(2)・・・金属撚線、(5)
・・・被覆層、(4》・・・ライナー。 1部トー
Claims (2)
- (1)放射線照射架橋した熱可塑性樹脂の被覆層を設け
た内索を有するか、または放射線照射架橋した熱可塑性
樹脂からなるライナーを外管と内索の間に設けたことを
特徴とするコントロールケーブル。 - (2)放射線照射架橋した熱可塑性樹脂が、比表面積が
0.3M^2/g以上の有機・無機粉末を油保持担体と
する含油樹脂であることを特徴とする請求項(1)記載
のコントロールケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28768189A JPH03149409A (ja) | 1989-11-03 | 1989-11-03 | コントロールケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28768189A JPH03149409A (ja) | 1989-11-03 | 1989-11-03 | コントロールケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03149409A true JPH03149409A (ja) | 1991-06-26 |
Family
ID=17720349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28768189A Pending JPH03149409A (ja) | 1989-11-03 | 1989-11-03 | コントロールケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03149409A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003013937A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-15 | Asahi Intecc Co Ltd | 排水栓操作装置用コントロールケーブル |
JP2013512321A (ja) * | 2009-12-01 | 2013-04-11 | ナムローゼ・フェンノートシャップ・ベーカート・ソシエテ・アノニム | 強化ポリマー複合物 |
-
1989
- 1989-11-03 JP JP28768189A patent/JPH03149409A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003013937A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-15 | Asahi Intecc Co Ltd | 排水栓操作装置用コントロールケーブル |
JP2013512321A (ja) * | 2009-12-01 | 2013-04-11 | ナムローゼ・フェンノートシャップ・ベーカート・ソシエテ・アノニム | 強化ポリマー複合物 |
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