JPH03149125A - 平板状チェーン体の駆動構造 - Google Patents

平板状チェーン体の駆動構造

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JPH03149125A
JPH03149125A JP28837889A JP28837889A JPH03149125A JP H03149125 A JPH03149125 A JP H03149125A JP 28837889 A JP28837889 A JP 28837889A JP 28837889 A JP28837889 A JP 28837889A JP H03149125 A JPH03149125 A JP H03149125A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野J 本発明は、多数の平板状フラップを回動可能に連結した
チェーン体の一部を、スプロケットの外周に巻回するこ
とにより、チェーン体の走行とスプロケットの回転とを
連動させる平板状チェーン体の駆動構造に関する。
「従来の技術」 本発明の適用例として、以下、切断工具を挙げて説明す
る。
石材等の大形被削材を切断する場合には、従来一般に、
切断ブレード、バンドソー、ワイヤソー等が使用されて
いる。
前記切断ブレードは、円板状台金の外周にダイヤモンド
砥粒層チップを等間隔に固定したもので、大径化すると
強度上の要求から必然的に合金の肉厚を厚くせざるを得
ず、それに伴って砥粒層チップの厚みも増す。このため
切断代が大きくなって被削材の歩留まりが悪化するうえ
、切断抵抗の増大が原因となって刃先に振れが生じ、切
断精度が低下する欠点を有していた。
前記バンドソーは、厚さ1〜6xm程度の幅広で帯状の
金属薄板を無端状に溶接し、その一側縁に砥粒層チップ
を等間隔で固定したもので、同一水平面に配置された一
対の高速回転されるプーリ間に巻回され、これらプーリ
の間の直線部により石材等を切断する。しかし、バンド
ソーはプーリに巻回した曲線部において繰り返し応力が
働くので、使用につれ台金に金属疲労が生じ、破断に至
るまでの寿命が短い欠点を有していた。
また前記ワイヤソーは、直径数XX〜10xx程度の太
さの撚線ワイヤに、円筒形のダイヤモンド砥粒層チップ
を等間隔で同軸に固定してなる無端状のもので、被削材
に直接巻回し、駆動装置により一定の張力をかけ高速で
走行させて被削材を切断する。しかし、使用される砥粒
層チップの直径が大きいため、切断ブレードやバンドソ
ーに比して切断代が大きいうえ、構造上、切り込み方向
を規制する作用がないため、切断面の平面度や面粗さが
劣る。また切断時には砥粒層チップの両端部分でワイヤ
に大きな血げ応力がかかるので、チップ破損やワイヤ破
断に至る寿命が短い欠点を有していた。
そこで本発明者らは、上記各問題を解決しうる全く新規
な切断工具として、多数の平板状金属製フラップをフラ
ップと同一平面内で回動可能に連結して無端状のチェー
ン体を構成し、これらフラップの少なくとも一部の外周
側の端面に切断刃を固定してなるチェーンカッタの検討
を行なっている。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上記のようなチェーンカッタを使用するには
、これを一対の離間したスプロケットに巻回し、これら
スプロケットの少なくとも一方を回転することによりチ
ェーンカッタを走行させて、各スプロケット間の直線部
で被削材の切断を行なう方法が採られるが、この場合、
スプロケットとチェーンカッタとの空転をいかに防止す
るかが重要である。
両者の空転を防止するには、スプロケットの外周面とチ
ェーンカッタの内周端のそれぞれに、互いに係合する凸
部および凹部を形成すればよいが、チェーンカッタにか
かる研削抵抗は相当に大きいものであるから、係合凸部
と係合凹部との嵌合深さを十分に大きく取らないとスプ
ロケットが空転するおそれが生じる。
しかしながら、嵌合深さを大きくすると、スプロケット
への巻き始め部分と、スプロケットからの解放部分にお
いて、係合凸部が係合凹部の開口縁に干渉して係合およ
び離脱が円滑に行なわれず、その際に異常な振動を生じ
たり、当接面の異常磨耗を生じるおそれがあった。
「課題を解決するための手段」 本発明は上記課題を解決するためになされたもので、平
板状をなす多数枚のフラップを、これらフラップと同一
平面内で回動可能かつ面一に連結してチェーン体を構成
し、このチェーン体の一部をスプロケットの外周に巻回
することにより、チェーン体の走行とスプロケットの回
転とを連動させる平板状チェーン体の駆動構造であって
、前記スプロケットの巻回面に周方向等間隔をあけて係
合凸部を形成するとともに、各フラップのスプロケット
に巻目する側の端縁には、チェーン体の長手方向両端部
に、チェーン体をスプロケットに巻回した状態で前記係
合凸部と嵌合する係合凹部を形成したことを特徴とする
特 v作 用」 上記平板状チェーン体の駆動構造によれば、チェーン体
の係合凹部が各フラップのスプロケット巻回側の端部両
側に形成されているため、対向しあう係合凹部同士の開
口幅は、チェーン体の直線部で広くなる一方、スプロケ
ットに巻かれた白線部では相対的に狭くなる。このため
、スプロケットへの巻き始め部分では、対をなす係合凹
部の間に係合凸部が円滑に侵入すると同時に、これら係
合凹部の間隔が狭まって係合凸部が保持される。また、
スプロケットからチェーン体が解放される部分ては、各
係合凹部の間隔が開くと同時に保合凸部がそれらの間か
ら円滑に離脱する。
したがって、係合凸部と係合凹部との嵌合深さを十分大
きくした場合にも、スプロケットの回転につれて保合凸
部が各係合凹部に円滑に出入りし、その開口縁と干渉す
ることがなく、スプロケットの抗空転力を十分大きく確
保できるにも拘わらず、これらの干渉に起因する振動の
発生や異常磨擦を防止することができる。
「実施例」 第1図および第2図は、本発明に係わる平板状チェーン
体の駆動構造の一実施例として、外周刃型チェーンカッ
タを示す正面図および■−■線視断面図である。
この外周刃型チェーンカッタは、一定厚で矩形状をなす
金属製のフラップ1を、フラップ1と同一平面内におい
てのみ回動可能に多数連結して無端状のチェーン体2を
構成し、さらに各フラップ1の外周側の端面に砥粒セグ
メント4をそれぞれ固定するとともに、各フラップIの
内周側には係合器部6 A、6 Bを形成したものであ
る。
フラップlは、SK屑、ステンレス調、SKD鋼、SU
P鯛、SNCM屑等から成形され、その硬度は焼き入れ
処理等によりHRc30〜65とされている。HRc3
0未満では十分な強度が得られず、HRc65より大で
は成形が困難になる。
フラップ1の寸法は、チェーンカッタの用途によって異
なるが、例えば通常の大形石材切断用の場合、肉厚は2
〜6xx程度、高さHは50〜150xx程度、幅Wは
40〜100xx程度とされる。
この範囲の寸法であれば、大形石材切断用として十分な
抗張力、切断性能を得ることができる。また、フラップ
lの内周側端面と外周側端面は互いに平行とされている
次に、フラップ1の連結構造について説明する。
各フラップ1には、第3図に示すように、回転方向前方
側の側面中央部に円板状の連結用凸部8が一体に形成さ
れるとともに、回転方向後方側の側面には連結用凸部8
と同寸法の円弧状をなす連結用切欠部IOが形成され、
連結用凸部8の中心OIと、連結用切欠部lOの中心0
2とを結ぶ線は、フラップ1の外周側端面および内周側
端面と平行に設定されている。
連結用凸部8の外周面8Aは、第4図に示すように、全
長に亙って断面角が60〜170°程度の凸V字形に形
成されている。
一方、連結用切欠部IOの内周面は、連結前の状態にお
いて、第5図に示すようにフラップlの厚さ中心から裏
面側の部分のみ、連結用凸部8の断面形状と相補的なテ
ーパ面10Aとされる一方、厚さ中心からフラップ表面
側に至る部分は、表面に対し垂直な面10Bとされ、そ
の開口径は連結用凸部8の最大径より僅かに大きい程度
に設定されている。
さらに、フラップ1の表面側には、連結用切欠部10の
周縁から0.5〜31g程度離れた位置に、深さがフラ
ップ肉厚のほぼ半分に達する円弧状の加締め溝12が形
成されている。そして連結用凸部8を、フラップ■の表
面側から連結用切欠部夏O内に嵌め入れたうえ、加締め
溝12を全周に亙って押し広げ、その内側の突条部14
を内方に変形させることにより、連結用切欠部10の断
面は連結用凸部8と相補的な凹V字形にされ、連結用凸
部8が連結用切欠部lOで回動可能に支持されている。
連結用凸部8のくびれ部分8Bの両縁は、第3図に示す
ように、応力集中を防ぐためにいずれも円弧形に形成さ
れている。また、連結用切欠部lOの開口部の両側部分
10Gも、前記くびれ部分8Bよりも小さな曲率半径を
有する円弧形に面取りされている。
連結用切欠部!0の両端部が挾む中心角βは60〜15
0°、望ましくは90〜!20°とされる。150”よ
り大では連結用切欠部IOによる連結用凸部8の係止力
が小さく、連結強度が低下する。また60”より小では
連結用凸部8のくびれ部分8Bの幅が小さくなり、この
部分での抗張力が低下する。
一方、連結用凸部8の両くびれ面が挾む中心角αは、連
結用切欠部IO内で連結用凸部8が回動しうるように、
中心角βよりも−定角度小さく形成されている。また、
連結用切欠部lOの中心02からフラップ側面の延長線
までの距離L2は、連結用凸部の中心Olからフラップ
側面までの距離Llより小とされている。
連結用切欠部!0の中央には、フラップlと垂直に断面
が浅いコ字状をなす寿命判定フIlf16が、その底面
が連結用切欠部IOの接線方向と平行になるように形成
されている。また連結用切欠部lOの中心02から寿命
判定溝16の底面までの距離は、連結用凸部8の最大半
径よりも若干大きく設定されている。
これにより、フラップ連結状態において、寿命判定溝I
6と連結用凸部8の外周との間には僅かなFJ!間があ
き、この間隙量を隙間ゲージ等で計れば連結部分の磨耗
量が判定でき、寿命の目安とすることができる。
次に、本発明の主要部である係合凹部6A、6Bについ
て説明する。これら係合四部6 A、6 B は、各フ
ラップlの内周側の回転方向前方側および後方側の角部
にそれぞれ形成された円弧状のもので、その中心角はい
ずれも9G”程度とされている。
係合凹部6 A、6 B の曲率半径は、第1図に示す
ように後述する切断装置のスプロケット88゜112の
外周に固定されたビン(係合凸fi5)126の半径と
等しく、また係合凹部6 A、6 B からフラップ1
の内周側端面に至る部分は滑らかな曲面状に面取りされ
ている。
また、同一フラップlにおける係合凹部6Aと6Bの曲
率中心間の距離は、ビン126の中心間距離に等しく、
フラップIがスプロケット88゜112の外周に巻回さ
れた状態で、隣接するフラップ■の係合凹部6Aおよび
6Bは同一円弧面を構成し、この円弧面にビン126の
半円分ががたつきなく嵌まるように設定されている。
次に、砥粒セグメント4の固定構造について説明する。
各フラップ1のチェーン外周側の端面には、端面の中央
部から回転方向前方側に偏った位置に、円弧形のセグメ
ント装着用四部18が形成されている。このセグメント
装着用四部I8の内周面は断面が全長に亙って凹V字状
とされ、装着用P!1部夏8の両端が挾む中心角フは9
0〜170°、望ましくは120〜160°とされてい
る。
フラップ■の外周側端面には、セグメント装着用凹部1
8より回転方向後方位置に、小さな断面半円形の治具挿
入溝20が垂直に形成されている。
この治具挿入溝20の半径A2は、装着用四部!8の中
心からフラップ」の内周側端面までの距離AIより大と
されている。それより小であると、後述する着脱用治具
32により砥粒セグメント4を外すことができなくなる
。なお、治具挿入溝20の位置は、第3図中(イ)に示
すように装着用凹部18の底に変更してもよい。
また、装着用四部■8には、一端がこの装着用凹部I8
の回転方向前方側部分に開口する細いスリット22が内
周側に向けて形成され、その末端には応力緩和用の円孔
24が形成されている。そしてこのスリット22で句切
られる細長い部分は弾性係止片26とされ、これを回転
方向前方に向けて撓めると砥粒セグメント4の着脱が行
なえるようになっている。
一方、砥粒セグメント4は、フラップ■と同厚で金属製
のチップ支持体28と、このチップ支持体28の端面に
固定された直方体形の砥粒層チップ30とから構成され
る装置 砥粒層チップ30の肉厚はチップ支持体28より606
5〜4mm厚く設定され、0.5mmより小さいとチッ
プ支持体28やフラップ!が被削材の切断面と磨擦する
おそれが生じ、4mmより大では切断代が大きくなって
必要以上に歩留まりが低下する。また、砥粒層チップ3
0の長さはチップ支持体28と等しく、フラップlの外
周端面よりも若干短かく20〜70zx程度とされてい
る。
砥粒層チップ30は、ダイヤモンドまたはCBN等の超
砥粒を含むメタルボンド砥粒層であり、チップ支持体2
8にろう付け、一体焼結、レーザー溶接、電子ビーム溶
接等の手段により固定されている。なお、砥粒の粒度、
集中度および厚さは、外周刃型チェーンカブタの用途に
応じて決定すべきである。
チップ支持体28には、装着用凹部I8と相補形状をな
す半円板状の凸部28Aが一体形成され、その断面は凸
V字状とされている。そしてこの凸部28Aは、弾性係
止片26を広げた状態でセグメント装着用凹部18に嵌
入可能、かつ弾性係止片26を戻すと強固に係止される
ようになっている。
なお、第6図および第7図は着脱治具32を示すもので
、この着脱治具32は、ハンドル34と袖36とからな
るT字状をなし、軸36の先端部36Aは治具挿入溝2
0と同寸法の断面半円形とされている。そして、この先
端部36Aを治具挿入溝20に差し入れ、ハンドル34
を90°回転することにより、弾性係止片26の係止力
に抗して砥粒セグメント4が取り外される。
次に、フラップ1の振れ防止構造について説明する。各
フラップ1の両側面は、連結用切欠部■0および連結用
凸部8よりも外周側の部分で互いに平行とされ、そのう
ち回転方向前方の側面には、この側面の長芋方向に延び
る断面V字状の係合溝38が形成されている。
また、フラップIの回転方向後方側の側面の内周側には
、前記係合溝38と相捕的な断面形状をなす係合突条4
0が側面に沿って形成されている。
そして、各フラップ1が直線状に並んだ状態では隣接す
るフラップlの係合溝38と係合突条40とがフラップ
Iの厚さ方向移動不能に隙間なく嵌合しあうように設定
されている。
次いで、後述するバックプレー)11B用の摺動溝につ
いて説明する。各フラップ1の内周側端面には、断面V
字状の摺動溝42が端面の全長に亙って形成されている
。この摺動142の断面角度は60〜160°であるこ
とが望ましく、60°より小ではバックプレート118
の楔作用によりフラップ1に亀裂が生じるおそれがあり
、ま、た160°より大では、バックプレート118に
よる厚さ方向の振れ防止力が低くなる問題が生じる。
次に、第8図および第9図を用いて、上記構成からなる
外周刃型チェーンカブタを用いた切断装置を説明する。
第8図は装置の正面図、第9図は一部破断した平面図で
、以下の説明で用いる上下左右は第8図に基づくものと
する。
図中符号50は床面に間隔を空けて立てられた一対の円
柱で、これら円柱50にはそれぞれ第9図に示すように
上下方向に延びるキー52を介して、角筒状のベース5
4A(左側)と54B(右側)が昇降自在かつ軸回り回
転不能に同じ高さで取り付けられている。
円柱50の上端には天板56が水平に掛は渡して固定さ
れている。この天板56の左端部には昇降モータ5Bが
取り付けられ、このモータ58は図示しないギヤボック
スを介して、左側の円柱50の背面に沿って配置された
スクリュウ軸60を回転させる。そして、このスクリュ
ウ軸60には、左側ベース54Aの背面に固定された昇
降部材62が螺合されている。
一方、天板56の右端部にはギヤボックス64が固定さ
れ、このギヤボックス64と前記ギヤボックスの間には
回転輪66が掛は渡されて、モータ58の動力がギヤボ
ックス64にも伝達される。
ギヤボックス64の出力軸は右側の円柱50の背面に沿
って配置されたスクリュウ紬68に連結され、このスク
リュウ軸68には右側ベース54Bの背面に固定された
昇降部材70が螺合されている。これにより、昇降モー
タ58を作動させると、両方のベース54 A、54 
B が常に互いに同じ高さを維持しつつ低速で昇降する
左側ベース54Aの前面部分には、前面中央を中心とす
る円環溝72および円板部74が形成されている。また
円板Ig574の前面に沿って傾動板76が配置される
とともに、この傾動板76の両側に形成された爪部76
Aが円環溝72の両側に噛合され、円環溝72内で爪部
76Aを摺動させることにより、傾動板76は円板部7
4と同軸に回動する。
また、傾動板76の前面には、左右方向に延びる矩形状
のガイドレール部78が形成されている。
このガイドレール部78には、右端が前方に屈曲したL
字状のプレート支持板80が左右方向移動可能に取り付
けられ、図示しない付勢機構により左側に一定力で引か
れる構成となっている。
また、傾動板76の前面中央には前方に突き出た軸部8
2が形成され、この軸部82はプレート支持板80に形
成された左右方向に延びる長孔84を通って前方に突出
している。そして−この軸部82には、互いに同軸に連
結されたプーリ86およびスプロケット88が回転自在
に支持されている。
一方、左側ベース54Aの左側面には、高さ調整可能な
取付板90を介して駆動モータ92が前向きに取り付け
られている。この駆動モータ92の回転軸にはプーリ9
4が固定され、このプーリ94と前記プーリ86との間
にはベルト96が巻回されている。このベルト96の張
力は取付板90を上下させることにより調整可能である
一方、右側ベース54Bの前面部分には、上下方向に延
びる一対の円弧溝98および一定幅の円弧板部100が
形成され、これら円弧溝98および円弧板fI510G
は左側のスプロケット88の回転軸心を中心とする円弧
形をなしている。
円弧板部I00の前面には、この面に沿ってプレート支
持板102が配置され、このプレート支持板102の両
側に形成された爪部JO4が前記各円弧溝98に差し入
れられて、プレート支持板lOiは円弧板部10Gに沿
って左側のスプロケット88を中心として5°以上傾動
可能とされている。この傾動角が5°未満であると被削
材Wへの切り込み開始が困難になる。
プレート支持板!02の前面には左右方向に延びるスラ
イドレール部106が形成され、このスライドレール1
106にはプーリ取付板108が左右方向移動可能に取
り付けられている。このプーリ取付板108の前面中央
には軸部110が前向きに形成され、この軸部110に
は軸受を介し、従動スプaケット112が回転自在に取
り付けられている。また、プレート支持板102の右端
面には油圧シリンダ114が左向きに固定され、そのロ
ッドがプーリ取付板108に連結されている。
なお、右側ベース54Bの右側面には操作盤II6が固
定され、この操作盤116により各部への通電が制御さ
れる。
プレート支持板102の左端は、前向きにし字状に曲げ
られ、右側のプレート支持板80との間にはスプロケッ
ト88,112  と同一平面において矩形のバックプ
レートttSが張られている。
このバックプレート118はSUP鯛、SNCM鯛、S
KD鋼、SK綱、ステンレス鋼等の材質からなり、肉厚
はフラップ1と同一である。また、バックプレート11
8の幅はスプロケット88゜112  によるチェーン
カブりCの巻回径に等しくされている。さらに、バック
プレー)118の上端縁および下端縁は全長に亙って、
チェーンカッタCの内周側に形成された摺動溝42と相
捕的な凸V字状に形成されている。
そしてスプロケット88,112 間にはチェーンカッ
タCが巻回され、スプロケット88,112の間の直線
部では、各フラップ1の摺動溝42にバックプレート1
1Bの上下端がそれぞれ摺動可能にはめ込まれている。
スプロケット88,112  は、いずれも第2図に示
すように一対の円板120,122  を張り合わせた
もので、その外径は巻回したチェーンカッタCの連結用
凸部8の中央部に達する値に設定されている。円板12
0,122  の対向面の外周部にはフラップlの肉厚
よりも僅かに開口幅が大きいスリブト124が形成され
、このスリット124の内部には、スプロケット中心か
らチェーンカッタCの巻回半径だけ離れた位置に、超硬
合金製の円柱形ビン126が周方向等間隔に垂直に嵌め
込まれている。隣接しあうピン126とスプロケット中
心とがなす中心角がスプロケット角である。
一方、床面には、両円柱50の間に前後方向に延びる浅
い排水溝12gが形成され、この排水溝12gの中央に
は、一対のガイドレール130が平行に設置されている
。これらガイドレール130上には、下面に2対の車輪
132を備えたワークテーブル134が載置され、さら
にテーブル134の前後端には図示しない駆動器に接続
された牽引ワイヤ136が連結されて、テーブル134
がガイドレール130に沿って移動可能とされている。
さて、以上の装置を用い、チェ=ンカツタCで切断を行
なうには、まず昇降モータ58を作動してベース54 
A、54 B を上昇させるとともに、チー2A、13
4にーせた石材等の被削材Wを前後方向に位置決めする
次いで、プレート支持板102を円弧板部I00に沿っ
て下降させ、チェーンカッタCとバックプレート118
の全体を傾け、この下降位置で固定する。さらに、左側
のプレート支持板80を左方に付勢してバックプレート
ttSに適正張力を加えるとともに、油圧シリンダ11
4を作動してプーリ取付板108を右方に引き、チェー
ンカッタCの張力を適正値に保つ。
この状態で駆動モータ92を作動し、チェーンカッタC
を図中矢印方向に回転させつつ、昇降モータ58を作動
してチェーンカッタC全体を所定の切り込み速度で降下
させ、下がった右側から被削材Wに切り込んでいく。や
がである程度の切断深さに達したら、プレート支持板1
02を円弧板部100に沿って引き上げ、チェーンカッ
タCを水平位置に戻して固定し、さらに被削材Wの下端
まで切断を続行する。
以上のようなチェーンカッタCによれば、多数の平板状
金属製フラップIを同一平面内で回動可能に連結してチ
ェーン体2を構成しているので、比較的肉厚の小さいフ
ラップIで十分な抗張力を得ることができ、従来の大径
切断ブレードやワイヤソー等に比べて砥粒層チブプ30
の厚さが小さくて済み、切断代を大幅に低減して被削材
Wの歩留まり向上が図れる。
また、各フラップlは厚さ方向屈折不能に連結されてい
るため、切断中に個々のフラップ1の振れが生じにくい
うえ、砥粒層チブプ30は平板状フラップ1により方向
規制されて被削材Wに切り込んでいくから、切断の進行
方向が正確かつ安定で、得られる切断面の平面度および
面粗さが良好である。
また、上記チェーンカッタCでは、係合凹部6A、6B
 が各フラップlの内周端の両側に形成されているため
、対向しあう係合凹部6A、6B 同士の開口幅は、チ
ェーン体2の直線部で広くなる一方、スプロケット88
,112に巻かれた曲線部では相対的に狭くなる。この
ため、チェーンカッタCのスプロケット88.112 
への巻き始め部分では、対をなす係合凹部6 A、6 
B の間にビン126が円滑に侵入すると同時に、これ
ら係合凹部6 A、6 B の間隔が狭まって、ビン1
26が保持される。また、スプロケット88,112 
 からチェーンカッタCが解放される部分では、各係合
凹部6A、6B の間隔が開くと同時にビン126がそ
れらの間から円滑に離脱する。
したがって、ビン126と係合凹部6 A、6 Bとの
嵌合深さを十分大きくした場合にも、スプロケット88
,112 の回転につれてビン126が係合凹部6 A
、6 B の開口縁と干渉することがなく、スプロケッ
ト88,112  の抗空転力を十分大きく確保できる
にも拘わらず、上記各部における振動の発生や異常磨擦
を防止し、チェーン体2の寿命を延長することができる
なお、上記実施例は保合四N56A、6B が円弧状、
係合凸部が円柱状のビン126であったが、必要に応じ
て、スプロケット88,112  に係合凸部を一体形
成する構成も可能であるし、これらの形状を矩形状や楕
円状等に変更してもよい。
また、チェーン体2の外周側に砥粒セグメント4を固定
する代わりに、各フラップ夏の内周側に砥粒セグメント
を固定し、内周刃型チェーンカッタとしてもよい。
この場合には、各フラップ1をチェーン体2の外周側お
よび内周側の両方向に回動可能に連結するとともに、各
フラップ1の外周側端部に前記同様の係合凹部6 A、
6 B を形成し、外周面に係合凸部を有するスプロケ
ットにチェーンカッタの外周側を一部巻回する。さらに
、チェーンカッタの内周側を被削材に巻回するととGに
、前記スプロケットを回転してチェーンカッタを走行さ
せ、チェーンカッタを引くことに上り被削材を切断する
また、切断刃として砥粒セグメント4を用いる代わりに
、鋸刃を有する切刃セグメントを固定し、木材等の切断
に使用してもよいし、他の形式の切断刃を用いてもよい
さらに、本発明は上記のようなチェーンカッタのみに限
ることなく、その他のチェーン体、例えば動力伝達用チ
ェーン等へも適用可能であるし、各フラップ■の連結構
造も、例えばビンを用いた連結構造等に適宜変更してよ
い。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明に係わる平板状チェーン体
の駆動構造によれば、係合凹部を各フラップの内周端の
両側に形成しているため、対向しあう係合凹部同士の開
口幅は、チェーン体の直線部で広くなる一方、スプロケ
ットに巻かれた曲線部では相対的に狭くなる。このため
、係合凸部と係合凹部との嵌合深さを十分大きくした場
合にも、係合凸部が係合凹部の開口縁と干渉することな
く、円滑に係合凹部の中へ侵入、および係合凹部から離
脱することができ、スプロケットの抗空転力を十分大き
く確保できるにも拘わらず、振動の発生や異常磨擦を防
止し、チェーン体の寿命延長が図れるという優れた利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を適用したチェ
ーンカッタを示す平面図およびト]線視断面図、第3図
ないし第5図は同チェーンカッタのフラップを示す正面
図、平面図および左側面図、第6図および第7図は同フ
ラップ用の着脱治具である。また、第8図および第9図
は、前記チェーンカッタを使用した切断装置の正面図お
よび一部破断した平面図である。 C・・・チェーンカッタ、W・・・被削材、■・・・フ
ラップ、2−・チェーン体、4・−砥粒セグメント、6
A。 6B・・・係合凹部、8・・・連結用凸部、IO・・・
連結用切欠部、88.112・・・スプロケット、12
6・・・ピン(係合凸部)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  平板状をなす多数枚のフラップを、これらフラップと
    同一平面内で回動可能かつ面一に連結してチェーン体を
    構成し、このチェーン体の一部をスプロケットの外周に
    巻回することにより、チェーン体の走行とスプロケット
    の回転とを連動させる平板状チェーン体の駆動構造であ
    って、 前記スプロケットの巻回面に周方向等間隔をあけて係合
    凸部を形成するとともに、各フラップのスプロケットに
    巻回する側の端縁には、チェーン体の長手方向両端部に
    、チェーン体をスプロケットに巻回した状態で前記係合
    凸部と嵌合する係合凹部を形成したことを特徴とする平
    板状チェーン体の駆動構造。
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