JPH03184717A - 平板状チェーン体 - Google Patents

平板状チェーン体

Info

Publication number
JPH03184717A
JPH03184717A JP32223789A JP32223789A JPH03184717A JP H03184717 A JPH03184717 A JP H03184717A JP 32223789 A JP32223789 A JP 32223789A JP 32223789 A JP32223789 A JP 32223789A JP H03184717 A JPH03184717 A JP H03184717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flap
notch
chain body
convex portion
flaps
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32223789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2727711B2 (ja
Inventor
Katsumi Mogi
克己 茂木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP1322237A priority Critical patent/JP2727711B2/ja
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to DE69033884T priority patent/DE69033884T2/de
Priority to DE69024165T priority patent/DE69024165T2/de
Priority to DE69015532T priority patent/DE69015532T2/de
Priority to EP90118185A priority patent/EP0418915B1/en
Priority to KR1019900015028A priority patent/KR910005983A/ko
Priority to EP90118184A priority patent/EP0423501B1/en
Priority to EP94109553A priority patent/EP0623437B1/en
Priority to KR1019900015048A priority patent/KR910005984A/ko
Publication of JPH03184717A publication Critical patent/JPH03184717A/ja
Priority to US07/850,222 priority patent/US5209216A/en
Priority to US07/902,477 priority patent/US5226404A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2727711B2 publication Critical patent/JP2727711B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、例えば切断工具の基体や、動力伝達用チェー
ン等として使用される平板状チェーン体に関する。
「従来の技術」 本発明の適用例として、上記の切断工具を挙げて説明す
る。
石材等の大形被削材を切断する場合には、従来一般に、
切断ブレード、バンドソー ワイヤソー等が使用されて
いる。
前記切断ブレードは、円板状台金の外周にダイヤモンド
砥粒層チップを等間隔に固°定したもので、大径化する
と強度上の要求から必然的に合金の肉厚を厚くせざるを
得す、それに伴って砥粒層チップの厚みも増す。このた
め切断代が大きくなって被削材の歩留まりが悪化するう
え、切断抵抗の増大が原因となって刃先に振れが生じ、
切断精度が低下する欠点を有していた。
また、バンドソーは、厚さ1〜6MM程度の幅広で帯状
の金属薄板を無端状に溶接し、その−側縁に砥粒層チッ
プを等間隔で固定したもので、同一水平面に配置された
一対の高速回転されるプーリ間に巻回され、これらブー
りの間の直線部により石材等を切断する。しかし、バン
ドソーはプーリに巻回した曲線部において繰り返し応力
が働くので、使用につれ台金に金属疲労が生じ、破断に
至るまでの寿命が短い欠点を有していた。
また、ワイヤソーは、直径数xm−10shy程度の太
さの撚線ワイヤに、円筒形のダイヤモンド砥粒層チップ
を等間隔で同軸に固定してなる無端状のもので、被削材
に直接巻回し、駆動装置により一定の張力をかけ高速で
走行させて被削材を切断する。しかし、使用される砥粒
層チップの直径が大きいため、切断ブレードやバンドソ
ーに比して切断代が大きいうえ、構造上、切り込み方向
を規制する作用がないため、切断面の平面度や面粗さが
劣る。また切断時には砥粒層チップの両端部分でワイヤ
に大きな曲げ応力がかかるので、チップ破損やワイヤ破
断に至る寿命が短い欠点を有していた。
そこで本発明者らは、上記各問題を解決しうる全く新規
な切断工具として、多数の平板状フラップをフラップと
同一平面内で回動可能に連結して無端状のチェーン体を
構成し、これらフラップの少なくとも一部の一端面に切
断刃を固定してなるチェーンカッタの検討を行なってい
る。
「発明が解決しようとする課題」 ところが、このようなチェーンカッタを製造する上で特
に問題になるのは各フラップの連結構造であり、一般に
考えられる、例えば貫通ピンでフラップの端部を回動可
能に連結する等の構造では、フラップの肉厚が小さいた
めに十分な連結強度を確保することが難しい。また、こ
の種のチェーン体ではフラップ連結部の磨耗が避けられ
ないが、上記のようにピン等で連結すると磨耗したフラ
ップの交換が難しく、これらの各欠点を解決することが
前記チェーンカッタの開発上重要な課題となっていた。
「課題を解決するための手段」 本発明は上記課題を解決するためになされたもので、平
板状のフラップを、これらフラップと同一平面内で回動
可能に多数枚連結した平板状チェーン体であって、前記
フラップの前端には、その左右両側の周面が同一円弧を
なし前端側で左右方向の幅が拡大する連結用凸部がフラ
ップと面一に形成されるとともに、フラップの後端には
、前記連結用凸部の各円弧周面と相補的な円弧周面を有
する連結用切欠部が形成され、各フラップの連結用凸部
を隣接する他のフラップの連結用切欠部に互いの円弧周
面を当接した状態で嵌合し、フラップと同一平面内で一
定角度回動可能かつフラップの連結方向離脱不能とした
ことを特徴とする。
なお、前記連結用切欠部および連結用凸部の各円弧周面
には、それぞれ互いに相捕的な断面形状をなず係合突条
および係合溝が形成され、これらが嵌合することにより
各フラップは厚さ方向に離脱不能に連結されていてもよ
い。
また、前記連結用切欠部および連結用凸部の各円弧周面
は、いずれもフラップ表面に対して垂直に形成されてい
てしよい。
また、フラップの前端面および後端面の左右いVれかの
端部には、チェーン体が直線状に延びた状態でフラップ
の厚さ方向離脱不能に互いに係合しあう係合部がそれぞ
れ形成されていてもよい。
また、各フラップの左右いずれか一端面には、連結用切
欠部と連結用凸部の各中心を結ぶ線と平行に延びるバッ
クプレート用摺動溝または摺動突条が形成されていても
よい。
さらに、フラップは無端状に連結されていてらよいし、
フラップの左端面または右端面のいずれか一方には、切
断刃が固定されていてもよい。
1作用」 この平板状チェーン体およびその駆動横這においては、
各フラップの前後端にそれぞれフラップと同厚の連結用
切欠部および連結用凸部を形成し、これらを嵌合して連
結しているから、フラップの肉厚が小さくとも連結部の
摺動面積を広く確保でき、十分な連結強度および抗張力
を得ることが可能である。
また、連結用凸部の形状が、例えば半円状等のように左
右両側縁が同一円弧をなしこれら円弧の中心がフラップ
の前方に位置する形状となっているため、連結用凸部お
よび連結用切欠部の各円弧周面の面積(摺動面積)を大
きく取った場合にも、連結用凸部の突出量および連結用
切欠部の深さは比較的に小さくて済む。したがって、例
えばこれらの形状を円板状にした場合に比して、フラッ
プの連結方向の寸法を小形化できるうえ、連結用切欠部
の深さが小さい分、連結用切欠部の強度を高めてフラッ
プ連結強度の向上が図れる。
「実施例」 第1図および第2図は、本発明に係わる平板状チェーン
体の第1実施例として、外層刃型チェーンカッタを示す
部分正面図および■−■線視線面断面図る。
この外周刃型チェーンカッタは、一定厚で矩形状をなす
金属製のフラップlを、フラップlと同一平面内におい
てのみ回動可能に多数連結して無端状のチェーン体2を
構成し、さらに各フラップlの外周側の端面に砥粒セグ
メント(切断刃)4をそれぞれ固定するとともに、各フ
ラップIの内周側には被駆動用凹部6A、6B を形成
したものである。
フラップ1は、S Kli、ステンレス鋼、SKD鋼、
SUP鋼、SN0M鋼等から成形され、その硬度は焼き
入れ処理等によりHRc30〜65とされている。HR
c30未満では十分な強度が得られ「、I−I Re 
65より大では成形が困難になる。
フラップ1の寸法は、チェーンカッタの用途によって異
なるが、例えば通常の大形石材切断用の場合、肉厚は2
〜6.zt程度、高さI−1は50〜1501程度、幅
Wは40〜lOO■程度とされる。
この範囲の寸法であれは、大形石材カッタとして十分な
抗張力、切断性能を得ることができる。また、フラップ
lの内周側端面と外周側端面は互いに平行とされている
次に、フラップ1の連結構造について説明する。
各フラップlには、第3図に示すように回転方向前方側
の側面中央部に、フラップlの表面と面一に、前方側に
向けて左右方向の幅が拡大する半円板状の連結用凸部8
が一体形成されている。連結用凸部8の両側縁の周面8
A、8B は中心が等しい同一円弧をなし、各円弧周面
8 A、8 B 端部間の中心角αは+20°以上に設
定されている。120゛より小さいと後述する連結用切
欠部10と連結用凸部8との連結強度が低下する。
なお、連結用凸部8の円弧周面8A、8B および直線
部の端面は、全てフラップ表面に対して垂直に形成され
、さらに連結用凸部8のくびれ部分8Cの両縁は、第3
図に示すように応力集中を防ぐため、いずれも円弧形に
形成されている。
一方、フラップ1の回転方向後方側の側面には、連結用
凸部8より僅かに大径で連結用凸部8と対応する円弧周
面10A、IOB を有する半円状をなす連結用切欠部
lOが形成され、連結用凸部8の中心O1と、連結用切
欠部lOの中心02とを結ぶ線は、フラップlの外周側
端面および内周側端面とそれぞれ平行に設定されている
。また、連結用切欠部10の開口部の両側部分10Gは
、前記くびれ部分8Cよりも小さな曲率半径を有する円
弧形に面取りされている。
連結用切欠部lOの円弧周面10A、IOHの両端が挾
む中心角γ(第3図参照)は60〜150、望ましくは
90−120°とされる。150より大では連結用切欠
部10による連結用凸部8の係止力が小さく、連結強度
が低下する。また60°より小では連結用凸部8のくび
れ部分8C間の幅が小さくなり、この部分での抗張力が
低下する。
一方、連結用凸部8の両くびれ面が挾む中心角βは、連
結用切欠部lO内で連結用凸部8が回動しうるように、
中心角γよりも一定角度小さく形成されている。
連結用切欠部10の直線部分の端面は、中心線01−0
2から外周側が連結用凸部8の直線部分の端面と平行で
、中心線01−02より内周側ではスプロケット角Sよ
り大きい角度θだけ前方側に屈曲しており、これにより
連結用凸部8は連結用凹部10内でθ°内内側側回動可
能となっている。また、連結用切欠部lOの中心02か
らフラップ側面の延長線までの距離L2は、連結用凸部
の中心01からフラップ側面までの距離Llより小とさ
れている。
なお、フラップ連結状態において、連結用切欠部lOと
連結用凸部8の互いに平行な各直線部分の間には僅かな
隙間があくが、この間隙に隙間ゲージ等を差し入れるこ
とにより、両者の摺動面における磨耗量が判定でき、フ
ラップ1の寿命の目安とすることができる。
次に、砥粒セグメント4の固定構造について説明する。
各フラップlのチェーン外周側の端面には、端面の中央
部から回転方向前方側に偏った位置に、楕円弧形のセグ
メント装着用凹部I8が形成されている。このセグメン
ト装着用凹部18の内周面は、断面が全長に亙って凹V
字状とされている。
また、装着用凹部18には、一端がこの装着用凹部I8
の回転方向前方側部分に開口する細いスリット22が形
成され、その中央にはスリット22の長手方向に長い矩
形状の治具挿入孔20が形成されるとともに、スリット
22の末端には応力緩和用の円孔24が形成されている
。そしてこのスリット22で句切られる細長い部分は弾
性係止片26とされ、これを回転方向前方に向けて撓め
ると砥粒セグメント4の着脱が行なえる。
一方、砥粒セグメント4は、フラップlと同厚で金属製
のチップ支持体28と、このチップ支持体28の端面に
固定された直方体形の砥粒層チップ30とから構成され
ている。
砥粒層チップ30の肉厚はチップ支持体28よりも0.
5〜4■厚く設定されている。0.5xmより小さいと
チップ支持体28やフラップlが被削材の切断面と磨擦
するおそれが生じ、4mi+より大では切断代が大きく
なって必要以上に歩留まりが低下する。また、砥粒層チ
ップ30の長さはチップ支持体28と等しく、フラップ
lの外周端面よりも若干短かく20〜7011程度とさ
れている。
砥粒層チップ30は、ダイヤモンドまた+CBN等の超
砥粒を含むメタルボンド砥粒層であり、チップ支持体2
8にろう付け、一体焼結、レーザー溶接、電子ビーム溶
接等の手段により固定されている。なお、砥粒の粒度、
集中度および厚さは、外層刃型チェーンカッタの用途に
応じて決定すべきである。
チップ支持体28には、装着用凹部18と相補形状をな
す楕円板状の凸部28Aが一体形成され、その周面の断
面は凸V字状とされている。そしてこの凸部28Aは、
弾性係止片26を広げた状態でセグメント装着用凹部1
8に嵌入可能、かつ弾性係止片26を戻すと強固に係止
される。
次に、フラップ振れ防止構造について説明する。
各フラップ1の両側面は、連結用切欠部10および連結
用凸部8よりも外周側の部分で互いに平行とされ、その
うち回転方向前方の側面には、側面の幅方向中央に沿っ
て、一定厚の矩形板状をなす係合大起38が形成されて
いる。
また、フラップlの回転方向後方側の側面の内周側には
、中心線に沿って係合突起38の厚さよりも幅が僅かに
大きい係合溝40が形成され、各フラップ1が直線状に
並んだ状態で、隣接するフラップlの係合突起38と係
合N40とがフラップ1の厚さ方向移動不能に隙間なく
嵌合するように設定されている。
次に、被駆動用凹部6A、6B について説明する。こ
れら被駆動用凹部6 A、6 B  は、各フラップ1
の内周側の回転方向前方側および後方側の角部にそれぞ
れ形成された円弧状のものである。
被駆動用凹部6 A、6 B の曲率半径は、第1図に
示すように後述する切断装置のスプロケット88112
 の外周に固定されたピン126の半径と等しく、また
被駆動用凹部6A、6I(からフラップlの内周側端面
に至る部分は滑らかな曲面状に面取りされている。
また、同一フラップlにおける被駆動用凹部6Aと6B
の量率中心間の距離は、ピン126の中心間距離に等し
く、フラップlがスプロケット88j12  の外周に
巻回された状態で、隣接するフラップlの被駆動用凹部
6Aおよび6Bは同一円弧面を槽底し、この円弧面にピ
ン+26ががたつきなく嵌まるように設定されている。
次いで、後述するバックプレート用の摺動溝について説
明する。各フラップlの内周側端面には、その中心線に
沿って断面コ字状の摺動溝42が端面の全長に亙って形
成されている。この摺動溝42の底面は連結用切欠部1
0の中心と連結用凸部8の中心を結ぶ線と平行である。
摺動溝42の幅は、その強度上からフラップ厚さの30
〜50%程度が望ましい。また、摺動溝42の深さはバ
ックプレート11Bによるフラップlの厚さ方向の係止
力が十分大きくなるように設定されるべきで、具体的に
はフラップ厚さの50〜200%程度が好適である。
次に、第9図および第10図を用いて、上記槽底からな
る外周刃型チェーンカッタを用いた切断装置を説明する
。第9図は装置の正面図、第10図は一部破断した平面
図で、以下の説明で用いる」ニF左君は第9図に基づく
ものとする。
図中符号50は床面に間隔を空けて立てられた対の11
1柱て、これら円柱50にはそれぞれ第10図に示すよ
うに」二下方向に延びるキー52を介1、テ、a1筒状
のベース54A(左側)と54B(右側)が昇降自在か
つ軸回り回転不能に同じ高さで取り付けられている。
円柱50の上端には天板56が水平に掛は渡して固定さ
れている。この天板56の左端部には昇降モータ58が
取り付けられ、このモータ58は図示しIjいギヤボッ
クスを介して、左側の円柱50の苛面にバ)って配置さ
れたスクリュウ軸60を回転させる。そして、このスク
リュウ軸60には、左側ベース54Aの背面に固定され
た昇降部材62が螺合されている。
一方、天板56の右端部にはギヤボックス64が固定さ
れ、このギヤボックス64と前記ギヤボックスの間には
回転軸66が掛は渡されて、モータ58の動力がギヤボ
ックス64にも伝達される。
ギヤボックス64の出力軸は右側の円柱50の背面に沿
って配置されたスクリュウ軸68に連結され、このスク
リュウ軸68には右側ベース54Bの背面に固定された
昇降部材70が螺合されている。これにより、昇降モー
タ58を作動させると、両方のベース54 A、54 
B が常に互いに同じ高さを維持しつつ低速で昇降する
左側ベース54Aの前面部分には、前面中央を中心とす
る円環溝72および円板部74が形成されている。また
円板部74の前面に沿って傾動板76が配置されるとと
もに、この傾動板76の両側に形成された爪部76Aが
円環溝72の両側に噛合され、円環溝72内で爪部76
Aを摺動させることにより、傾動板76は円板部74と
同軸に回動する。
また、傾動板76の前面には、左右方向に延びる矩形状
のガイドレール部78が形成されている。
このガイドレール部78には、右端が前方に屈曲したL
字状のプレート支持板80が左右方向移動可能に取り付
けられ、図示しない付勢機構により左側に一定力で引か
れる構成となっている。
また、傾動板76の前面中央には前方に突き出た軸部8
2が形成され、この軸部82はプレート支持板80に形
成された左右方向に延びる長孔84を通って前方に突出
している。そしてこの軸部82には、互いに同軸に連結
されたプーリ86およびスプロケット88が回転自在に
支持されている。
一方、左側ベース54Aの左側面には、高さ調整可能な
取付板90を介して駆動モータ (駆動機構の要部)9
2が前向きに取り付けられている。この駆動モータ92
の回転軸にはプーリ94が固定され、このプーリ94と
前記プーリ86との間にはベルト96が巻回されている
。このベルト96の張力は取付板90を上下させること
により調整可能である。
一方、右側ベース54Bの前面部分には、上下方向に延
びる一対の円弧溝98および一定幅の円弧板部100が
形成され、これら円弧満98および円弧板部lOOは左
側のスプロケット88の回転軸心を中心とする円弧形を
なしている。
円弧板部100の前面には、この面に沿ってプレート支
持板102が配置され、このプレート支持板102の両
側に形成された爪部104が前記各円弧溝98に差し入
れられて、プレート支持板102は円弧板部100に沿
って左側のスプロケット88を中心として5°以上傾動
可能とされている。この傾動角が5°未満であると被削
材Wへの切り込み開始が困難になる。
プレート支持板102の前面には左右方向に延びるスラ
イドレール部106が形成され、このスライドレール部
106にはブーり取付板108が左右方向移動可能に取
り付けられている。このプーリ取付板10gの前面中央
には軸部110が前向きに形成され、この軸部110に
は軸受を介し従動スプロケット112が回転自在に取り
付けられている。また、プレート支持板102の右端面
には油圧シリンダ114が左向きに固定され、そのロッ
ドがブーり取付板108に連結されている。
なお、右側ベース54Bの右側面には操作盤l16が固
定され、この操作盤116により各部への通電が制御さ
れる。
プレート支持板102の左端は、前向きにL字状に曲げ
られ、右側のプレート支持板80との間にはスプロケッ
ト88,112  と同一平面において矩形のバックプ
レート118が張られている。
このバックプレート118はSUP鋼、SNCM鋼、S
KD鋼、SK鋼、ステンレス鋼等の材質からなり、肉厚
はフラップlと同一である。また、バックプレート11
8の幅はスプロケット88゜112  によるチェーン
カッタCの巻回径に等しくされている。さらに、バック
プレート118の上端縁および下端縁には、全長に亙っ
て、チェーンカッタCの内周側に形成された摺動溝42
と相補的なコ字状の突条(図示時)が形成されている。
そしてスプロケット88,112 間にはチェーンカッ
タCが巻回され、スプロケット88,112の間の直線
部では、各フラップ1の摺動溝42にバックプレート1
18の上下端に形成された突条がそれぞれ摺動可能には
め込まれている。
スプロケット88,112  は、いずれも第2図に示
すように一対の円板120,122  を張り合わせた
もので、その外径は巻回したチェーンカッタCの連結用
凸部8の中央部に達する値に設定されている。円板12
0,122  の対向面の外周部にはフラップlの肉厚
よりも僅かに開口幅が大きいスリット124が形成され
、このスリット124の内部には、スプロケット中心か
らチェーンカッタCの巻回半径だけ離れた位置に、超硬
合金製の円柱形ピン126が周方向等間隔に垂直に嵌め
込まれている。隣接しあうピン+26とスプロケット中
心とがなす中心角がスプロケット角Sである。
一方、床面には、両円柱50の間に前後方向に延びる浅
い排水溝12Bが形成され、この排水溝128の中央に
は、一対のガイドレール130が平行に設置されている
。これらガイドレール130上には、下面に2対の車輪
132を備えたワークテーブル134が載置され、さら
にテーブルl34の前後端には図示しない駆動器に接続
された牽引ワイヤ136が連結されて、テーブル134
がガイドレール130に沿って移動可能とされている。
さて、以上の装置を用い、チェーンカッタCで切断を行
なうには、まず昇降モータ58を作動してベース54A
、54B を上昇させるとともに、テーブル134に載
せた石材等の被削材Wを前後方向に位置決めする。
次いで、プレート支持板102を円弧板部100に沿っ
て下降させ、チェーンカッタCとバックプレート118
の全体を傾け、この下降位置で固定する。さらに、左側
のプレート支持板80を左方に付勢してバックプレート
118に適正張力を加えるととしに、線圧シリンダ11
4を作動してブーり取付板108を右方に引き、チエ−
ツカツタCの張力を適正値に保つ。
この状態で駆動モータ92を作動し、チェーンカッタC
を図中矢印方向に回転させつつ、昇降モータ58を作動
してチェーンカッタC全体を所定の切り込み速度で降下
させ、下がった右側から被削材Wに切り込んでいく。や
がである程度の切断深さに達したら、プレート支持板1
02を円弧板部100に沿って引き上げ、チェーンカッ
タCを水平位置に戻して固定し、さらに被削材Wの下端
まで切断を続行する。
以上のようなチェーンカッタCによれは、以下のような
優れた効果が得られる。
■ フラップlと同肉厚に形成された連結用凸部8およ
び連結用切欠部10を相互に嵌合して各フラップlを連
結しているので、比較的肉厚の小さいフラップlでも十
分な摺動面積を確保でき、高い連結強度および抗張力を
得ることが可能である。
したがって、フラップlの肉厚が小さい分、従来の大径
切断ブレードやワイヤソー等に比べて砥粒層チップ30
の厚さが小さくて済み、切断代を大幅に低減して被削材
Wの歩留まり向上が図れる。
■ 連結用凸部8および連結用切欠部lOの形状が半円
状となっているため、これらの各円弧周面8A、8B、
10A、I OB の面積(摺動面積)を大きく取った
場合にも、連結用凸部8の突出量および連結用切欠部l
Oの深さは比較的小さくて済む。
したがって、例えばこれらの形状を円板状にした場合に
比して、フラップ1の連結方向の幅寸法Wを小さくでき
るうえ、連結用切欠部IOの深さが小さい分、連結用切
欠部10の耐変形強度を高めてフラップ連結強度の向上
が図れる。
■ スプロケット88,112への巻回部分ではスリッ
ト124の両側壁で各フラップ1を厚さ方向に支持する
一方、チェーン直線部分ではバックプレート118の突
条を各フラップ1の摺動溝42に嵌入して厚さ方向に各
フラップlを位置規制し、連結用切欠部10と連結用凸
部8の各周面をフラップ表面に対して垂直な周面として
いるから、切断中に各フラップ1の連結が外れたり振れ
が生じないにら拘わらず、バックプレート+18または
スプロケット88.112  との係合を外すと各フラ
ップ1は容易に厚さ方向に切り離し可能となる。したが
って、磨耗したフラップ1の交換やチェーン体2の長さ
変更等が極めて容易かつ迅速に行なえる。
■ 個々のフラップlは小形かつ全て同一形状であるう
え、周面が垂直な連結用切欠部lOおよび連結用凸部8
は比較的単純な加工方法で高精度に形成できるから、フ
ラップlは量産が容易である。
しかもフラップ1の連結には別部材を必要としないので
、チェーンカッタC全体としての製造コストが安い。
■ フラップlの連結部が面一となるため、ここに切粉
等が溜まりに<<、長時間使用後にも切粉により連結部
の摺動性が妨げられることが少なし1゜■ フラップl
の連結個数を増減するだけでチェーンCの長さを自在に
設定できるため、切断可能な被削材の寸法が限定されず
、極めて大形の被削材も効率良く切断できる。
■ 砥粒セグメント4をフラップlに対して着脱可能に
固定しているので、砥粒層チップ30力(磨耗した場合
、スプロケット88.142  に装着した状態のまま
、チェーンCの曲線部において砥粒セグメント4を交換
することができ、チェーン体2は再利用可能で、切断コ
スト低減が図れる。
■ 切断を行なうチェーン直線部では、フラップ1の両
側面に形成された係合溝38と係合突条40が噛み合い
、各フラップI h< 1枚の板状に固定されるので、
フラップlの厚さ方向への振れが生じず、この点からも
切断精度が高められる。しかも直線部では各フラップl
のスリット22が開かないため、切断中の砥粒セグメン
ト4が脱落するおそれがない。
なお、フラップlまたは/および切断装置の要部に以下
のような表面処理を施し、耐食性および耐磨耗性を高め
ることも可能である。
(a)TiC等の炭化物、TiN等の窒化物、BN等の
硼化物、ALOs等の酸化物、ダイヤモンドなどから選
択される1種以上の物質を、イオンブレーティング法、
PVD法、CVD法等のいずれかを用いてフラップlの
全面または摺動面にコーティングする。なお、ここでい
う摺動面とは、連結用一部8および連結用切欠部lOの
各円弧周面8 A、8 B、I OA、I OB、被駆
動用凹部6A、6Bの内面、摺動溝42の内面、バック
プレートl18の突条、ピン126の外周面などを指す
(b)  粉体プラズマ肉盛または肉盛溶接等を用い、
セラミックやコバルト合金等の耐磨耗材料被覆層をフラ
ップlの全面または摺動面に形成する。
(c)  超硬合金、高強度セラミックス等からなる耐
磨耗性の高い薄板等を、摺動溝42の内面および/また
はバックプレート11Bの端面に、ろう付は固定または
加締め固定等の手段により固定する。可能であれは、他
の摺動面に固定してもよい。
(d)  カニゼンめっき、硬質クロムめっき、ニッケ
ルめっき等をフラップ!の全面または摺動面に施す。
(e)  真空熱処理炉内等で、窒化処理または浸炭処
理をフラップ1の全面または摺動面に施す。
次に、第5図は本発明の第2実施例を示すもので、フラ
ップ1とチップ支持体28のそれぞれを3層構造にした
ことを特徴としている。
フラップlは、打抜加工等により底形された一対の外板
IA、ICおよび白板IBを、スポット溶接等により3
層状に接合したもので、内板IA。
Icと外板IBとの形状を部分的に異ならせることによ
り、第3図に示す係合突条38、係合溝40、バックプ
レート用摺動溝42ならびにセグメント装着用凹部18
の1ffl 8Aがそれぞれ形成されている。
チップ支持体28も同様に外板28A、28Gおよび内
板28Bを3層に接合したもので、内板28Bの端部を
突出させることにより装着用凸部28Aの断面凸状の周
面突条が形成されている。
この例によれは、フラップlおよびチップ支持体28を
3層構造にしたため、薄手の金属板を打ち抜き加工およ
びスポット溶接するだけで、バックプレート用摺動溝4
2、係合突条38、係合溝40、ならびに溝18A等を
容易にかつ高精度で形成することができ、研削加工でこ
れらを形成する前記構成に比して生産性および゛加工コ
ストが低減できる。
また、溝38.42の深さおよび突条40の突出量を大
きく確保できるので、その分、フラップlの振れ防止効
果が高められる利点も有する。
次に、第6図および第7図は本発明の第3実施例を示し
、砥粒セグメント4のデツプ支持体28に装着用凹部1
50およびスリット22を形成する一方、フラップlに
装着用凸部152を形成したことを特徴とする。
また、この例では、連結用凸部8の直線部分の外周側端
面に厚さ中心線に沿って延びる係合溝154を形成する
とともに、この係合溝154と対応する連結用切欠部l
Oの端面には、係合溝154と断面が相補的形状をなす
係合突条156を形成している。
この例によれは、弾性係止片26が万−折れたり変形し
た場合にも、フラップ1には全く影響がなく、砥粒セグ
メント4を交換するだけでよいから、チェーン体2の使
用寿命を延長することができる。
また、チェーンカッタCが直線状に延びた際に、各フラ
ップlの係合溝154と係合突条156が嵌合するから
、フラップlの厚さ方向の振れを防11;4−る効果が
得られる。したがって、場合によっては振れ防止用の係
合溝40と係合突条38を無くした構成も可能である。
勿論、この例においてら、第8図に示すように3層構造
にすることができる。
次に、第11図ないし第1/I図は本発明の第4実施例
を示し、この例では、連結用凸部8および連結用切欠部
lOの各円弧周面8A、8B、1.0A108に豆いに
相補的な断面V字状をなず突条160および′ptI6
2を形成し、これらを摺動可能かつフラップ1の厚さ方
向移動不能に嵌合したことを特徴と4−る。
同時に、第1+図に示すように、各フラップlが直線状
に配置された状態において、連結用切欠部10内におけ
る連結用凸部8の回動可能角度θをスブロノアット角S
よりも大きく取り、さらに第13図に示すように連結用
切欠部IOの内周側端面10Dの延長線が連結用切欠部
10の外周側端部100に接するように設定されている
さらに、この例では、チップ支持体28の装着用凸部2
8Aと、フラップ1の装着用凹部18の形状が、一対の
円弧を直線でつないだ形に変形されている。この形状で
あれは、装着用凹部18をエンドミルで容易に加工でき
る利点がある。
この第4実施例によれは、突条160および溝162の
係合によりフラップIは互いに厚さ方向離脱不能とされ
ているから、切断装置へのセット時や運搬の際にフラッ
プIがばらばらになりにくく、扱い易い。
一方、フラップ1を交換する際には、第16図に示ずよ
うにチェーンカッタCを内周側に最大限屈曲させること
により、連結用切欠部10から連結用凸部8を矢印の方
向へ外すことができ、容易かつ迅速にフラップIの交換
が行なえる。
なお、この実施例でも、第15図に示すようにフラップ
1を3層構造にすることが可能である。
次に、第17図ないし第20図は本発明の第5実施例を
示し、この例では第19図に示すように連結用凸部8の
突出il+−を中心01に達しない長さとし、各円弧周
面8A、8r3  には突条160を形成する一方、連
結用切欠部10の各円弧周面lOA、IOB  には開
口縁から一定長の部分にのみft+62を形成している
そして、第22図に示すように各フラップ1の連結長を
縮めることにより、flQl実記160と溝162の係
合が外れて各フラップlが厚さ方向に離脱1可能となる
ように各部寸法が設定されている。
この例によれは、チェーンカッタCの使用時や、運搬時
、切断装置への装着時なと、各フラップ!に張力がかか
っている間は、各フラップIの連結角度に拘わらず、各
フラップIの連結が外れることはない。しかし−旦、チ
ェーンカッタCを縮めると各フラップlが容易に分離で
きる+11点がある。
なお、この例においても、第21図に示すようにフラッ
プIを3層構造にしてよい。
また、上記実施例では連結用凸部8の先端面が円弧中心
01より後方に設定されていたか、この先端面を中心0
1より前方に設定することも可能である。その場合には
、連結用切欠部10の奥行きを深くし、連結用凸部8が
連結用切欠部10内で前方に変位しうる余地を形成すれ
ばよい。
次に、第23図ないし第26図は本発明の第6実施例を
示す。
この例では、第25図および第26図に示すようにフラ
ップ連結前の状態で、連結用切欠部10の各円弧周面1
0A、IOB が、フラップIの厚さ中心から裏面側部
分のみ、連結用凸部8の円弧周面8A、8B  に形成
された突条160の断面形状と相補的なテーパ面170
とされる一方、厚さ中心から表面側に至る部分は垂直面
+72とされている。
また、フラップ表面側には、連結用切欠部10の各垂直
面172と平行に、0 、5〜3 xmr′j:度離れ
て円弧状の加締め溝+74がそれぞれ形成されている。
3xxより離れていては後述する加締め作業が困難にな
り、0.5■未満では加締めの強度が不足する。
そして連結用凸部8を、フラップ表面側から連結用切欠
部lO内に嵌め入れたうえ、各加締め溝174を全長に
亙って押し広げ、その内側の突条部176を内方に変形
させることにより、第24図に示すように連結用凸部8
が連結用切欠部lOで回動可能かつフラップ厚さ方向離
脱不能に支持されている。
この例によれは、−旦チェーン力ブタを組み立てた後は
、突条部176を変形させない限り連結用凸部8が連結
用切欠部lOから外れないため、取り扱い時に各フラッ
プlの連結が外れると困る場合に好適である。
次に、第27図および第28図は本発明の第7実施例を
示し、この例では、連結用凸部8の円弧周面8A、8B
と連結用切欠部10の円弧周面10A、lO口を、互い
に相捕的な球面に形成したことを特徴とする。
この構成によれは、各フラップlの連結部を第27図に
示すように若干内周側に■げ、係合突条3Bと係合満4
0の係合を外したうえ、各フラップ1を第28図(D 
−D線断面図)のように捻ることにより、連結用凸部8
は連結用切欠部10から容易に離脱する。したがって、
各フラップlの交換やチェーンの長さ調整が容易である
なお、上述した各実施例では、駆動スプロケット88を
回転させてチェーンカッタCを走らせる構成であったが
、フラップlの内周側の端面に被駆動用凹部(6A、6
B )を形成する代わりに、各フラップlの中央に貫通
孔を形成した構成としてもよい。
この場合、前記同様のスリットを有する回転自在な一対
の従動スプロケットにチェーンカッタを巻回したうえ、
チェーンカッタの直線部をフラップの厚さ方向にはさみ
込む一対の駆動スプロケットを設ける。そして一方の駆
動スプロケットの外周面には前記貫通孔と同じ間隔で駆
動ビンを固定し、各駆動スプロケットを回転させること
により、駆動ビンがフラップの貫通孔に順次嵌ってフラ
ップを送り、チェーンカッタが走行する。この構成によ
れは、連結用切欠部IOの深さが小さくて済むという本
発明の特徴が有効に生かされる。
なお、上記各実施例ではいずれも連結用凸部の形状が単
純な半円状であったが、必要に応じて円弧周面8A、8
B を除く直線部分の形状を、凸円弧状や凹円弧状など
任意形状に変更してよい。さらにそれに対応して、連結
用切欠部lOの直線部分の形状を変更することも可能で
ある。
また、上記各実施例ではフラップIにバックプレート用
摺動溝42を形成する一方、バックプレート118に突
条を形成していたが、これを逆にしてフラップlに突条
、バックプレート118に摺動溝を形成してもよい。
また、上述した砥粒セグメント4の代わりに、鋸歯等を
f了する切刃セグメントを各フラップlに装着すれは、
他の構成は全く変えずに木材や他の被削材の切断にも使
用可能であるし、切断刃チップをフラップlに直接固定
した構成も可能である。
また、各種切断刃を各フラップlの内周側端部に固定し
て内周刃型チェーンカッタを構成してもよい。この場合
には、チェーンカッタを被削材の外周面に巻回して張力
をかけつつ走行させ、被削材の切断を行なう。
さらに、本発明の平板状チェーン体(よ、上達した切断
工具以外に、例えば動力伝達用のチェーン体などとして
も使用可能である。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明に係わる平板状チェーン体
およびその駆動構造によれは、フラップと同肉厚に形成
された連結用凸部および連結用切欠部を相互に嵌合して
各フラップを連結しているので、比較的肉厚の小さい平
板状フラップでも十分な摺動面積を確保でき、高い連結
強度および抗張力を得ることが可能である。
また、連結用凸部の形状が、例えば半円状等のように左
右両側の周面が同一円弧をなし、左右方向の幅が前端側
で拡大する形状となっているため、連結用凸部および連
結用切欠部の各円弧周面の面積(摺動面積)を大きく取
った場合にも、連結用凸部の突出量および連結用切欠部
の深さは比較的小さくて済む。したがって、例えばこれ
らの形状を円形にした場合に比して、フラップの連結方
向の寸法を小形化できるうえ、連結用切欠部の深さが小
さい分、連結用切欠部の強度を高めてフラップ連結強度
の向−Lが図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明に係わる平板状チェーン
体の第1実施例として外周刃型チェーンカッタを示す部
分正面図および■−■線視線面断面図3図および第4図
は同ヂエーンカッタのフラップを示ず正面図および左側
面図、 第5図は本発明の第2実施例でのフラップの側面図、 第6図および第7図は第3実施例でのフラップの正面図
および左側面図、第8図はその変形例の左側面図、 第9図および第1O図は前記チェーンカッタを使用した
切断装置の正面図および一部破断した平面図、 第11図および第12図は第4実施例のチェーンカッタ
の部分正面図およびA−A線面断面図、第13図および
第14図はそのフラップを示す正面図43よび左側面図
、第15図は同フラップの変形例を示す左側面図、第1
6図は同フラップの着脱方法を示す正面図、 第17図および第18図は第5実施例のチェーンカッタ
の部分正面図お上びB −B線面断面図、第19図およ
び第20図はそのフラップを示す正面図および左側面図
、第21図は同フラップの変形例を示す左側面図、第2
2図は同フラップの着脱方法を示す正面図、 第23図および第24図は第6実施例のチェーンカッタ
の部分正面図およびC−c線面断面図、第25図および
第26図はそのフラップを示す正面図および左側面図、 第27図および第28図は第7実施例のチェーンカッタ
の部分正面図およびD −D線断面図である。 1・・・フラップ、2・・・チェーン体、4・・砥粒セ
グメント(切断刃)、6 A、6 B  ・・・被駆動
用凹部、8・・・連結用凸部、8A、8B・・・円弧馬
面、10・・・連結用切欠部、IOA、IOB・・・円
弧馬面、30・・・砥粒層チップ、38・・・振れ防止
用係合突条、4゜・・振れ防止用係合溝、42 ・バッ
クプレート用摺動満、88・駆動スプロケット、+12
・・従動スプロケット、118・・・バックプレート。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平板状のフラップを、これらフラップと同一平面
    内で回動可能に多数枚連結した平板状チェーン体であっ
    て、 前記フラップの前端には、その左右両側の周面が同一円
    弧をなし前端側で左右方向の幅が拡大する連結用凸部が
    フラップと面一に形成されるとともに、フラップの後端
    には、前記連結用凸部の各円弧周面と相補的な円弧周面
    を有する連結用切欠部が形成され、各フラップの連結用
    凸部を隣接する他のフラップの連結用切欠部に互いの円
    弧周面を当接した状態で嵌合し、フラップと同一平面内
    で一定角度回動可能かつフラップの連結方向離脱不能と
    したことを特徴とする平板状チェーン体。
  2. (2)前記連結用切欠部および連結用凸部の各円弧周面
    には、それぞれ互いに相補的な断面形状をなす係合突条
    および係合溝が形成され、これらが嵌合することにより
    各フラップは厚さ方向に離脱不能に連結されていること
    を特徴とする請求項1記載の平板状チェーン体。
  3. (3)前記連結用切欠部および連結用凸部の各円弧周面
    は、いずれもフラップ表面に対して垂直に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の平板状チェーン体。
  4. (4)前記フラップの前端面および後端面の左右いずれ
    かの端部には、チェーン体が直線状に延びた状態でフラ
    ップの厚さ方向離脱不能に互いに係合しあう係合部がそ
    れぞれ形成されていることを特徴とする請求項1、2ま
    たは3記載の平板状チェーン体。
  5. (5)前記各フラップの左右いずれか一端面には、連結
    用切欠部と連結用凸部の各中心を結ぶ線と平行に延びる
    バックプレート用摺動溝または摺動突条が形成されたこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、または4記載の平板
    状チェーン体。
  6. (6)前記フラップは無端状に連結されていることを特
    徴とする請求項1、2、3、4または5記載の平板状チ
    ェーン体。
  7. (7)前記フラップの左端面または右端面のいずれか一
    方には、切断刃が固定されていることを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5または6記載の平板状チェーン体
JP1322237A 1989-09-22 1989-12-12 平板状チェーン体 Expired - Fee Related JP2727711B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1322237A JP2727711B2 (ja) 1989-12-12 1989-12-12 平板状チェーン体
EP94109553A EP0623437B1 (en) 1989-09-22 1990-09-21 Cutting apparatus
DE69015532T DE69015532T2 (de) 1989-09-22 1990-09-21 Schneidapparat.
EP90118185A EP0418915B1 (en) 1989-09-22 1990-09-21 Cutting apparatus
KR1019900015028A KR910005983A (ko) 1989-09-22 1990-09-21 절단장치
EP90118184A EP0423501B1 (en) 1989-09-22 1990-09-21 Cutter chain
DE69033884T DE69033884T2 (de) 1989-09-22 1990-09-21 Schneidapparat
DE69024165T DE69024165T2 (de) 1989-09-22 1990-09-21 Schneidkette
KR1019900015048A KR910005984A (ko) 1989-09-22 1990-09-22 체인커터
US07/850,222 US5209216A (en) 1989-09-22 1992-03-12 Chain cutter
US07/902,477 US5226404A (en) 1989-09-22 1992-06-19 Cutting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1322237A JP2727711B2 (ja) 1989-12-12 1989-12-12 平板状チェーン体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03184717A true JPH03184717A (ja) 1991-08-12
JP2727711B2 JP2727711B2 (ja) 1998-03-18

Family

ID=18141456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1322237A Expired - Fee Related JP2727711B2 (ja) 1989-09-22 1989-12-12 平板状チェーン体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2727711B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2727711B2 (ja) 1998-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5226404A (en) Cutting apparatus
US7150215B2 (en) Saw tooth
KR100285415B1 (ko) 세그먼트타입의다이아몬드소우브레이드
US20180099341A1 (en) Ground set saw blade
US6427572B2 (en) Circular tool for cutting rolls of paper and similar
US11826926B2 (en) Circular blade cores with removable sections and methods of assembly and use
US6883412B1 (en) Method of fabricating circular saw blades with cutting teeth composed of ultrahard tool material
US8028687B2 (en) Diamond tool
CA3140996A1 (en) Cutting member for a saw chain and method for the production thereof
EP3473364A1 (en) Saw blade with cutting tips
EP0623437B1 (en) Cutting apparatus
US20020123302A1 (en) Cutting and grinding wheel for a rotary tool
JPH03184717A (ja) 平板状チェーン体
US7908954B2 (en) Bandsaw blade for metal and a method for manufacturing a bandsaw blade with teeth
EP0423501B1 (en) Cutter chain
US5209216A (en) Chain cutter
US4722320A (en) Cutting segment for circular cutting wheel
JPH03110105A (ja) チェーンカッタ
US20220184849A1 (en) A Rotatable Cutting Chain Work Tool, A Wall Saw Arrangement Comprising Such A Work Tool, An Annular Member and A Method for Producing an Annular Member
JP2701478B2 (ja) チェーンカッタ
JPH03161215A (ja) 平板状チェーン体およびその駆動構造
JP3236550B2 (ja) ダイヤモンドブレード
JPH03205111A (ja) 切断装置
JP2692303B2 (ja) 平板状チェーン体の駆動構造
JP3399304B2 (ja) 木工機の送りローラ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees