JPH03149116A - サイドトリマナイフ軸温度調整機構 - Google Patents
サイドトリマナイフ軸温度調整機構Info
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- JPH03149116A JPH03149116A JP28752589A JP28752589A JPH03149116A JP H03149116 A JPH03149116 A JP H03149116A JP 28752589 A JP28752589 A JP 28752589A JP 28752589 A JP28752589 A JP 28752589A JP H03149116 A JPH03149116 A JP H03149116A
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- Japan
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- knife shaft
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- 238000009966 trimming Methods 0.000 claims abstract description 15
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 5
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 abstract description 16
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- 230000000630 rising effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
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- Shearing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、搬送されてくる薄板の幅方向両縁部をトリミ
ングするサイドトリミング装置に関し、特に、回転ナイ
フを回転させるナイフ軸の温度を調整するためのサイド
トリマナイフ軸温度調整機構に関する。
ングするサイドトリミング装置に関し、特に、回転ナイ
フを回転させるナイフ軸の温度を調整するためのサイド
トリマナイフ軸温度調整機構に関する。
この種のサイドトリミング装置は、搬送されて−くる薄
板の幅方向両縁部をトリミングするために、各々、クリ
アランスをもって互いに対向する一対の上下の回転ナイ
フからなる左右2つのトリマナイフを備えている。回転
ナイフの各々は、ハウジングにベアリングを介して保持
され、かつ、このベアリングによって軸支されたナイフ
軸の回りにこのナイフ軸と共に回転している。ナイフ軸
の温度の上昇・下降によって、ナイフ軸が延び縮みする
。従って、上下の回転ナイフを回転するナイフ軸間に温
度差が生じると、上下の回転ナイフ間のクリアランスが
変化してしまう。このクリアランスが変化すると、回転
ナイフの損傷あるいは切断不能、切断面の不良(パリ発
生、二次羽断面)が生じる。このクリアランスは、通常
、板厚の1割前後の値であるのが最適であることが経験
的に知られている。
板の幅方向両縁部をトリミングするために、各々、クリ
アランスをもって互いに対向する一対の上下の回転ナイ
フからなる左右2つのトリマナイフを備えている。回転
ナイフの各々は、ハウジングにベアリングを介して保持
され、かつ、このベアリングによって軸支されたナイフ
軸の回りにこのナイフ軸と共に回転している。ナイフ軸
の温度の上昇・下降によって、ナイフ軸が延び縮みする
。従って、上下の回転ナイフを回転するナイフ軸間に温
度差が生じると、上下の回転ナイフ間のクリアランスが
変化してしまう。このクリアランスが変化すると、回転
ナイフの損傷あるいは切断不能、切断面の不良(パリ発
生、二次羽断面)が生じる。このクリアランスは、通常
、板厚の1割前後の値であるのが最適であることが経験
的に知られている。
従来から、このクリアランスを所定の値に維持する方法
が提案されている。たとえば、実開昭63−15872
1号公報には、ナイフ軸(アーバーシャフト)の内部に
流体通路を設け、この流体通路に流体を流して、ナイフ
軸を加熱・冷却することにより熱膨張・収縮させて、ナ
イフ軸の長さを調節し、上下の回転ナイフ間のクリアラ
ンス(ギャップ)を調整するものが開示されている。
が提案されている。たとえば、実開昭63−15872
1号公報には、ナイフ軸(アーバーシャフト)の内部に
流体通路を設け、この流体通路に流体を流して、ナイフ
軸を加熱・冷却することにより熱膨張・収縮させて、ナ
イフ軸の長さを調節し、上下の回転ナイフ間のクリアラ
ンス(ギャップ)を調整するものが開示されている。
しかしながら、上記公開公報は、単に、ナイフ軸を加熱
・冷却することによりナイフ軸を軸方向に熱膨張・収縮
させて、ナイフ軸の長さを調節することが可能なサイド
トリミング装置を開示しているだけであり、ベアリング
の発熱によるナイフ軸の温度の上昇をどのように考慮す
るか、また、どのようにして、上下の回転ナイフ間のク
リアランスを調整するのかについては何隻示していない
。
・冷却することによりナイフ軸を軸方向に熱膨張・収縮
させて、ナイフ軸の長さを調節することが可能なサイド
トリミング装置を開示しているだけであり、ベアリング
の発熱によるナイフ軸の温度の上昇をどのように考慮す
るか、また、どのようにして、上下の回転ナイフ間のク
リアランスを調整するのかについては何隻示していない
。
従って、本発明の解決しようとする課題は、上下の回転
ナイフを回転する上下のナイフ軸間の温度差を管理する
ことにより、上下の回転ナイフ間のクリアランスを調整
することができるサイドトリマナイフ軸温度調整機構を
提供することにある。
ナイフを回転する上下のナイフ軸間の温度差を管理する
ことにより、上下の回転ナイフ間のクリアランスを調整
することができるサイドトリマナイフ軸温度調整機構を
提供することにある。
本発明によるサイドトリマナイフ軸温度調整機構は、搬
送されてくる薄板の幅方向両縁部を、各々、クリアラン
スをもって互いに対向する一対の上下の回転ナイフから
なる左右2つのトリマナイフによってトリミングするサ
イドトリミング装置において、前記回転ナイフを取付け
たナイフ軸及び/又は該ナイフ軸をベアリングを介して
軸支したベアリングチョックに、穿設された冷却用の穴
と、該穴に冷却媒体を供給する冷却媒体供給手段と、前
記上下の回転ナイフを回転するナイフ軸の温度差を検出
する温度差検出手段と、前記検出された温度差が所定の
温度差以下になるように、前記ナイフ軸の温度を制御す
る温度制御手段とを有することを特徴とする特 *実施例〕 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。
送されてくる薄板の幅方向両縁部を、各々、クリアラン
スをもって互いに対向する一対の上下の回転ナイフから
なる左右2つのトリマナイフによってトリミングするサ
イドトリミング装置において、前記回転ナイフを取付け
たナイフ軸及び/又は該ナイフ軸をベアリングを介して
軸支したベアリングチョックに、穿設された冷却用の穴
と、該穴に冷却媒体を供給する冷却媒体供給手段と、前
記上下の回転ナイフを回転するナイフ軸の温度差を検出
する温度差検出手段と、前記検出された温度差が所定の
温度差以下になるように、前記ナイフ軸の温度を制御す
る温度制御手段とを有することを特徴とする特 *実施例〕 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。
第2図を参照すると、本発明によるサイドトリマナイフ
軸温度調整機構が適用されるサイドトリミング装置は、
搬送されてくる薄板1の幅方向両縁部を、トリミングす
るための装置であり、左右2つのトリマナイフ2R,2
Lを備える。右トリマナイフ2Rはクリアランスをもっ
て互いに対向する一対の上下回転ナイフ3RU、3RD
を備える。同様に、左トリマナイフ2Lはクリアランス
をもって互いに対向する一対の上下回転ナイフ3LU、
3LDを備える。右上回転ナイフ3RUは右上ナイフ軸
4RUの一端に取付られ、この右上ナイフ軸4RUと共
に回転する。同様に、右下回転ナイフ3RD,左上回転
ナイフ3LU、及び左下回転ナイフ3LDは、それぞれ
、右下ナイフ軸4RD、左上ナイフ軸4LU、及び左下
ナイフ軸4LDの一端に取付られ右下ナイフ軸4RD、
左上ナイフ軸4LU、及び左下ナイフ軸4LDと共に回
転する。右上ナイフ軸4RUはハウジング(図示せず)
に互いに間隔をおいて配置された2つのベアリングチョ
ックフに夫々対応するように収納されたベアリング5R
Uと6RUによって軸支されている。同様に、右下ナイ
フ軸4RD、左上ナイフlIII4LU、及び左下ナイ
フ軸4LDは、前記と同様にそれぞれの位置に配置され
た2つのベアリングチョックフにそれぞれ対応するよう
に収納された、ベアリング5RDと6LD、5LUと6
LU、及び5LDと6LDによって軸支されている。ベ
アリングとしては、複列円筒ころ軸受け、複列円錐ころ
軸受け、アンギュラ玉軸受は等が使用されている。各ナ
イフ軸4を軸支する2つのベアリング5.6のうち、ど
ちらか一方が位置固定される。
軸温度調整機構が適用されるサイドトリミング装置は、
搬送されてくる薄板1の幅方向両縁部を、トリミングす
るための装置であり、左右2つのトリマナイフ2R,2
Lを備える。右トリマナイフ2Rはクリアランスをもっ
て互いに対向する一対の上下回転ナイフ3RU、3RD
を備える。同様に、左トリマナイフ2Lはクリアランス
をもって互いに対向する一対の上下回転ナイフ3LU、
3LDを備える。右上回転ナイフ3RUは右上ナイフ軸
4RUの一端に取付られ、この右上ナイフ軸4RUと共
に回転する。同様に、右下回転ナイフ3RD,左上回転
ナイフ3LU、及び左下回転ナイフ3LDは、それぞれ
、右下ナイフ軸4RD、左上ナイフ軸4LU、及び左下
ナイフ軸4LDの一端に取付られ右下ナイフ軸4RD、
左上ナイフ軸4LU、及び左下ナイフ軸4LDと共に回
転する。右上ナイフ軸4RUはハウジング(図示せず)
に互いに間隔をおいて配置された2つのベアリングチョ
ックフに夫々対応するように収納されたベアリング5R
Uと6RUによって軸支されている。同様に、右下ナイ
フ軸4RD、左上ナイフlIII4LU、及び左下ナイ
フ軸4LDは、前記と同様にそれぞれの位置に配置され
た2つのベアリングチョックフにそれぞれ対応するよう
に収納された、ベアリング5RDと6LD、5LUと6
LU、及び5LDと6LDによって軸支されている。ベ
アリングとしては、複列円筒ころ軸受け、複列円錐ころ
軸受け、アンギュラ玉軸受は等が使用されている。各ナ
イフ軸4を軸支する2つのベアリング5.6のうち、ど
ちらか一方が位置固定される。
このとき、サイドトリミング装置を運転している際に発
生する熱のほとんどはベアリング部で発生し、この熱に
よってナイフ軸が膨張することに注意されたい。本発明
によるサイドトリマナイフ 軸温度調整機構は、後述す
るように、ベアリングチョックフあるいはナイフ軸4を
冷却すると共にこの発熱による上下ナイフ軸の膨張差を
管理することにより、一対の上下回転ナイフ間のクリア
ランスを常に所望の値に保つためのものである。
生する熱のほとんどはベアリング部で発生し、この熱に
よってナイフ軸が膨張することに注意されたい。本発明
によるサイドトリマナイフ 軸温度調整機構は、後述す
るように、ベアリングチョックフあるいはナイフ軸4を
冷却すると共にこの発熱による上下ナイフ軸の膨張差を
管理することにより、一対の上下回転ナイフ間のクリア
ランスを常に所望の値に保つためのものである。
第3図を参照すると、一対の上下回転ナイフ3RU、3
RDの各々は、クリアランスδ、をもって対向している
ばかりでなく、ラップδ2をももって対向している。
RDの各々は、クリアランスδ、をもって対向している
ばかりでなく、ラップδ2をももって対向している。
−次に、ベアリング5,6での発熱を抑えるための冷却
方法について述べる。これには、以下に述べるような2
つの方法が考えられる。
方法について述べる。これには、以下に述べるような2
つの方法が考えられる。
■ベアリングをグリース潤滑している為、発熱を抑える
システムがない場合 第4図、第5図、及び第6図に示されるように、ペアリ
ングチョックフあるいはナイフ軸4内部に、ベアリング
5及び6を冷却するための冷却水を流し、その流量によ
りナイフ軸4の温度を制御する。
システムがない場合 第4図、第5図、及び第6図に示されるように、ペアリ
ングチョックフあるいはナイフ軸4内部に、ベアリング
5及び6を冷却するための冷却水を流し、その流量によ
りナイフ軸4の温度を制御する。
ペアリングチョックフに冷却水を流す場合は、ベアリン
グチヨツクフにベアリング5及び6を冷却するための冷
却水穴8を穿設し、より効果的に冷却するのであれば冷
却水穴8をベアリング5及び6の近傍で、かつ、取巻く
ように穿設すればよい。
グチヨツクフにベアリング5及び6を冷却するための冷
却水穴8を穿設し、より効果的に冷却するのであれば冷
却水穴8をベアリング5及び6の近傍で、かつ、取巻く
ように穿設すればよい。
またナイフ軸4に冷却水を流す場合は、ナイフ軸4の軸
芯に冷却水穴15を穿設すると共に、該冷却水穴15に
ロータリジヨイント17を介して冷却水管16を挿入し
て、そして、冷却水を冷却水管16から冷却水穴15へ
と流してベアリング5及び6を冷却する。
芯に冷却水穴15を穿設すると共に、該冷却水穴15に
ロータリジヨイント17を介して冷却水管16を挿入し
て、そして、冷却水を冷却水管16から冷却水穴15へ
と流してベアリング5及び6を冷却する。
尚、図示されていないが、ナイフ軸4及びペアリングチ
ョックフの冷却水穴8,15に冷却媒体(実施例では水
)を供給するための冷却媒体供給装置が接続されている
ことは言うまでもない。
ョックフの冷却水穴8,15に冷却媒体(実施例では水
)を供給するための冷却媒体供給装置が接続されている
ことは言うまでもない。
■ベアリングに強制給油潤滑している場合各ベアリング
の給油量を制御し、上下ナイフ軸間の温度差をなくする
方法が考えられる。しかし、この方法は、温度差が大き
くなったり、油の温度自体が上昇したりすると、余り有
効的でなくなる。
の給油量を制御し、上下ナイフ軸間の温度差をなくする
方法が考えられる。しかし、この方法は、温度差が大き
くなったり、油の温度自体が上昇したりすると、余り有
効的でなくなる。
従って、油を冷却するための冷却装置(クーラー)を付
加するようにしても良いし、上記■の方法を併用しても
良い。
加するようにしても良いし、上記■の方法を併用しても
良い。
次に、第1図を参照して、本発明に係る上下のナイフ軸
間の温度差の管理について説明する。
間の温度差の管理について説明する。
ナイフ軸4自身の温度を測定することは、ナイフ軸4が
回転しているので、難しい。そこで、本実施例では、発
熱の主な原因であるベアリング近傍6の温度を測定する
。その為に、第1図に示されるように、ベアリング5,
6の近傍に、温度センサ11を設置し、この温度センサ
11で検出された温度より、上ナイフ軸4RU (又は
4LU)と下ナイフ軸4RD (又は4LD)の温度差
を、温度差検出装置12で計算する。この計算された温
度差が所定の温度差以上になると、温度差検出装置12
は作動指令と共に計算された温度差を冷却パターン決定
シーケンス13に送出する。冷却パターン決定シーケン
ス13には、予め実機に適した冷却パターンが設定され
ている。冷却パターン決定シーケンス13は、作動指令
に応答して、計算された温度差に応じた冷却水量を流す
ための水量指令を流量操作弁14に送出して、流量操作
弁14の開度をコントロールし、ナイフ軸4を冷却する
ための冷却水量を調整する。
回転しているので、難しい。そこで、本実施例では、発
熱の主な原因であるベアリング近傍6の温度を測定する
。その為に、第1図に示されるように、ベアリング5,
6の近傍に、温度センサ11を設置し、この温度センサ
11で検出された温度より、上ナイフ軸4RU (又は
4LU)と下ナイフ軸4RD (又は4LD)の温度差
を、温度差検出装置12で計算する。この計算された温
度差が所定の温度差以上になると、温度差検出装置12
は作動指令と共に計算された温度差を冷却パターン決定
シーケンス13に送出する。冷却パターン決定シーケン
ス13には、予め実機に適した冷却パターンが設定され
ている。冷却パターン決定シーケンス13は、作動指令
に応答して、計算された温度差に応じた冷却水量を流す
ための水量指令を流量操作弁14に送出して、流量操作
弁14の開度をコントロールし、ナイフ軸4を冷却する
ための冷却水量を調整する。
尚、この場合、必要なときだけナイフ軸4を冷却するよ
うにしても良い。また、ベアリングの温度が焼付く程上
昇するような場合も、ナイフ軸4を冷却するような制御
を行なうようにしてもよいのは勿論である。
うにしても良い。また、ベアリングの温度が焼付く程上
昇するような場合も、ナイフ軸4を冷却するような制御
を行なうようにしてもよいのは勿論である。
尚、仮操業で上下のナイフ軸間の温度差(ベアリング近
傍のチョックの温度差)を測定して、水量指令を実機に
即するように決定する。
傍のチョックの温度差)を測定して、水量指令を実機に
即するように決定する。
上述したように、上下のナイフ軸間の温度差を所定温度
差以下にすることにより、初期設定したナイフクリアラ
ンスδ1を常に一定値に保つことが可能となり、良好な
トリミングを行うことができる。
差以下にすることにより、初期設定したナイフクリアラ
ンスδ1を常に一定値に保つことが可能となり、良好な
トリミングを行うことができる。
一次に、具体例について説明する。
板厚0.1m+wの薄板1をトリミングする場合につい
て説明する。上述したように、ナイフクリアランスδ、
は、板厚の1割程度が良いとされているので、ナイフク
リアランスδ□の初期設定値を0.010mとする。こ
の状態で、上下ナイフ軸間に5℃の温度差が生じたと仮
定しよう。また、ナイフ軸4のベアリング5.6は、ナ
イフ3に近い側の方5を固定タイプとし、第2図に示さ
れるように、そのベアリング5とナイフ−3切断点間の
距離I、が3001■であるとする。
て説明する。上述したように、ナイフクリアランスδ、
は、板厚の1割程度が良いとされているので、ナイフク
リアランスδ□の初期設定値を0.010mとする。こ
の状態で、上下ナイフ軸間に5℃の温度差が生じたと仮
定しよう。また、ナイフ軸4のベアリング5.6は、ナ
イフ3に近い側の方5を固定タイプとし、第2図に示さ
れるように、そのベアリング5とナイフ−3切断点間の
距離I、が3001■であるとする。
A、上ナイフ軸の温度の方が上ナイフ軸の温度より5℃
高いとき(Δt−5℃) この場合、上下ナイフ軸の膨張長さの差ΔIは、ナイフ
軸4の熱膨張係数α(−1、Ox 10−/”C)とす
ると、 Δg−α×1、×Δt −1,OX 10−X300X5 −0.015 となる。従って、ナイフクリアランスδ、が0.010
+0.015−0.025鰭となり、板厚の25%とな
り、切断不良をおこす可能性が大きくなる。
高いとき(Δt−5℃) この場合、上下ナイフ軸の膨張長さの差ΔIは、ナイフ
軸4の熱膨張係数α(−1、Ox 10−/”C)とす
ると、 Δg−α×1、×Δt −1,OX 10−X300X5 −0.015 となる。従って、ナイフクリアランスδ、が0.010
+0.015−0.025鰭となり、板厚の25%とな
り、切断不良をおこす可能性が大きくなる。
B、上ナイフ軸の温度の方が上ナイフ軸の温度より5℃
高いとき(Δt−5℃) この場合、ナイフクリアランスδ1が0、OlO−o、
015−−0.005關となって、上下のナイフが(オ
ーバーラップ)シー、このようなプラスの場合、上下ナ
イフの先端がこすりあわされることになり、ナイフの寿
命が低下するとともに切断不良を引起こす。
高いとき(Δt−5℃) この場合、ナイフクリアランスδ1が0、OlO−o、
015−−0.005關となって、上下のナイフが(オ
ーバーラップ)シー、このようなプラスの場合、上下ナ
イフの先端がこすりあわされることになり、ナイフの寿
命が低下するとともに切断不良を引起こす。
本発明では、ナイフクリアランスを初期設定したときの
上下ナイフ軸間の温度差を初期温度差として、以後、上
下ナイフ軸間の温度差が初期温度差を保つように制御す
る。
上下ナイフ軸間の温度差を初期温度差として、以後、上
下ナイフ軸間の温度差が初期温度差を保つように制御す
る。
また、初期のナイフ軸温度に近づくようにナイフ軸の冷
却を制御して、切断巾を一定にするようにする。
却を制御して、切断巾を一定にするようにする。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、上下
のナイフ軸間の温度差が所定温度差を保つように制御し
ているので、トリミング中のラインストップ回数が減少
し、ラインの歩留りが改善される。従って、トリム切断
面の品質(二次剪断面の有無、パリの有無)を向上でき
る。
のナイフ軸間の温度差が所定温度差を保つように制御し
ているので、トリミング中のラインストップ回数が減少
し、ラインの歩留りが改善される。従って、トリム切断
面の品質(二次剪断面の有無、パリの有無)を向上でき
る。
第1図は本発明の一実施例によるサイドトリマナイフ軸
温度調整機構の構成を示す断面・ブロック図、第2図は
本発明によるサイドトリマナイフ軸温度調整機構が適用
されるサイドトリミング装置の構成を示す断面図、第3
図は上下回転ナイフ間のクリアランスとラップを説明す
るための断面図、第4図はナイフ軸を冷却するための冷
却機構の構成を示す断面図、第5図は第4図中のナイフ
軸内の穴に冷却水を通して冷却する冷却機構の詳細を示
す図、第6図は第4図中のVI−VIから見た断面図で
ある。 11・−・温度センサ、12−・−温度差検出装置、1
3・・・冷却パターン決定シーケンス、14・・・流量
操作弁。 第1 図 第2図 3RIJ回転ナイフ 111111r 1 II II h
第3図 「3RU上ナイフ 肩 3R0下ナイフ 第4図 3 5Cアリング 1?渭即水
温度調整機構の構成を示す断面・ブロック図、第2図は
本発明によるサイドトリマナイフ軸温度調整機構が適用
されるサイドトリミング装置の構成を示す断面図、第3
図は上下回転ナイフ間のクリアランスとラップを説明す
るための断面図、第4図はナイフ軸を冷却するための冷
却機構の構成を示す断面図、第5図は第4図中のナイフ
軸内の穴に冷却水を通して冷却する冷却機構の詳細を示
す図、第6図は第4図中のVI−VIから見た断面図で
ある。 11・−・温度センサ、12−・−温度差検出装置、1
3・・・冷却パターン決定シーケンス、14・・・流量
操作弁。 第1 図 第2図 3RIJ回転ナイフ 111111r 1 II II h
第3図 「3RU上ナイフ 肩 3R0下ナイフ 第4図 3 5Cアリング 1?渭即水
Claims (1)
- 1、搬送されてくる薄板の幅方向両縁部を、各々、クリ
アランスをもって互いに対向する一対の上下の回転ナイ
フからなる左右2つのトリマナイフによってトリミング
するサイドトリミング装置において、前記回転ナイフを
取付けたナイフ軸及び/又は該ナイフ軸をベアリングを
介して軸支したベアリングチョックに、穿設された冷却
用の穴と、該穴に冷却媒体を供給する冷却媒体供給手段
と、前記上下の回転ナイフを回転するナイフ軸の温度差
を検出する温度差検出手段と、前記検出された温度差が
所定の温度差以下になるように、前記ナイフ軸の温度を
制御する温度制御手段とを有するサイドトリマナイフ軸
温度調整機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28752589A JP2764444B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | サイドトリマナイフ軸温度調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28752589A JP2764444B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | サイドトリマナイフ軸温度調整機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03149116A true JPH03149116A (ja) | 1991-06-25 |
JP2764444B2 JP2764444B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=17718472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28752589A Expired - Lifetime JP2764444B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | サイドトリマナイフ軸温度調整機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2764444B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10138197A (ja) * | 1996-11-06 | 1998-05-26 | Meisan Kk | ロータリーカッターのための接圧制御方法および装置 |
CN110935928A (zh) * | 2019-12-12 | 2020-03-31 | 杭州泰迪包装材料有限公司 | 一种马口铁易开盖镀锌拉环带料分切装置以及加工工艺 |
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1989
- 1989-11-06 JP JP28752589A patent/JP2764444B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10138197A (ja) * | 1996-11-06 | 1998-05-26 | Meisan Kk | ロータリーカッターのための接圧制御方法および装置 |
US5974921A (en) * | 1996-11-06 | 1999-11-02 | Maysun Co., Ltd. | Contact pressure control method and device for rotary cutter |
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CN110935928B (zh) * | 2019-12-12 | 2021-05-25 | 杭州泰迪包装材料有限公司 | 一种马口铁易开盖镀锌拉环带料分切装置以及加工工艺 |
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JP2764444B2 (ja) | 1998-06-11 |
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