JPH03149052A - 痰容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は痰検体を収集するための装置に関し、より詳細
には、容器の開放端部にねじ付きのキャップを設けてこ
のキャップが脱落しないようにかつ使用者の手に検体が
こぼれないようにすることによって、最終的に検体容器
の中に収集された検体を容器の中に適正に封じ込めるこ
とのできる装置に関する。

本発明の装置は、検体管の周囲にこれと同軸上に設けら
れ検体容器を分離することのできる外側シールド装置と
、検体容器の中に検体が収集されるまで使用者の手から
検体を受けるロート装置と　　から成る組み合わせを備
えている。その後、シールドはねじ付きキャップを検体
容器に対して適所に保持するために用いられ、一方検体
容器は容器およびキャップに設けられる協働する螺旋ね
じを係合させてキャップを容器の適所に確実に保持する
ために回転させられる。

［従来技術およびその問題点１ 本発明の課題を達成するための装置が過去において提案
されている。しかしながら、そのような装置はある種の
制限を有しており、従来技術の装置の欠点を解消するこ
とができなかった。主な問題点は検体を容器の中に入れ
た後に検体容器のためのキャップが脱落あるいは緩むこ
とである。このことは、検体上の適所にキャップを定置
して検体を完全に覆い、これにより検体によって汚染さ
れることを防護しようとする臨床医あるいは看護婦を悩
ます。

例えば、米国特許第４．７４１．３４６号明細書はねじ
付きのキャップを外周の覆いの基部サポートに固定する
形式の装置を提案している。すなわち、検体の収集が終
わると基部サポートを取り外し、サポートに固定されて
いるキャップをこのキャップが検体容器の頂部に捩込ま
れるようにその向きを変える。このような装置における
問題点の１つは基部サポートを外側シールドすなわち包
囲体から取り外すための動きに伴う種々の機会に基部サ
ポートからキャップが外れてしまうことである。これが
起こると、勿論キャップは汚染される。また使用者も動
揺してそのような偶発的な動きの間に検体をこぼしてし
まう。

本発明において意図する種類の他の従来技術の構造が米
国特許第４．２８３．４９８号明細書に開示されている
。この米国特許においては、外周のシールドを持たない
装置が開示されている。シールドを持たない代わりに、
この装置は可撓性の外側カパーの中に包装されている。

検体収集容器にはキャップがテープで取り付けられてい
る。当業者には理解され得るように、テープを取り除く
ことによって容器からキャップを外さなければならず、
これはキャップの汚染を生ずる可能性がある。勿論、ね
じ付きのキャップを取り外すすなわちテープを取ろうと
する簡単な動作によってキャップが落下することもある
。

米国特許第４．７６１．３７９号明細書は検体収集装置
を開放可能な基部の下に設けたねじ付きのキャップを教
示している。この点に関して、キャップは基部カパーの
下方の支持部に挟まれている。キャップは基部サポート
自体に取り付けられていない。したがって基部はキャッ
プを検体容器に捩込むための装置として用いられていな
い。そうではなく、検体容器を操作して挟まれているキ
ャップを検体容器の頂部に捩込む。しかしながらこの装
置においても、もしキャップで塞ぐために基部サポート
を取り外す前にキャップが適正に挟まれていなければ、
キャップを検体容器に定置するに必要な操作の間にキャ
ップが装置から脱落してしまう。

上記最後の２つの未国特許の装置は、検体容器を内部に
保有するために同軸上に設けられる別個の外側シールド
を持っていない。このことは、うつ伏せになった患者か
ら検体をとる間に非常に狭い検体容器を操作することに
抵抗のあるあるいは検体をロートの中に正確に定置する
に十分な敏捷性のない臨床実験医によって、ある種の望
ましくない欠点があることが立証されている。外側シー
ルドは上述の他の装置によっては得られない度合で臨床
医を保護する。

米国特許第３．５１８．１６４号明細書の装置は同軸上
のシールドとその基部に挟まれたキャップを有している
。しかしながら、検体容器とキャップを連結するには、
この米国特許の第３図に示されるように、検体容器の不
自由な取り扱いを必要とする。

本発明においては、挟まれているキャップは検体容器の
頂部に捩込まれるまでは接触しない位置にあって他の偶
発的な動きから保護されている。

本発明の他の目的および効果は以下の記載、図面および
特許請求の範囲の記載から明らかとなろう。

［実施例］ 同様の部分は同様の符号で示す数音の図面を参照すると
、細長い目盛り付きの検体容器１が示されており、この
検体容器はロート２およびヒンジ止めされたロートカバ
ー３を有する円柱形状の外側保護体すなわちシールド４
の中に支持される。

以下により詳細に説明するように、保護体４の基部１４
の中にねじ付きのキャップ５が位置決めされる。また保
護体４用の基部力バー６が設けられている。

　ロート２の下面には同心円状の環状のりング７および
８が設けられており、これらリングは内部の検体容器ｌ
および外側のシールド４に対して同時に摩擦的に係合す
る。この構造において、環状のりング７はロート２の内
面とつながっておりまた検体容器ｌの開放端部の中に収
容されて検体の移送時に容器１の頂縁部を汚染しないよ
うになされている。すなわち、装置は、痰がロート２の
中に留まったりあるいは検体容器ｌの縁と接触せずに、
ロート２から直接検体容器の中へ進行するようになされ
ている。両方のリング７．８が検体容器およびシールド
４に摩擦的に係合して圧力シールを形成すると共にこれ
ら検体容器および保護シールドを軸線方向において固定
した関係にしっかりと維持している。ロート２のための
キャップ３が設けられており、このキャップは可撓性の
ヒンジ連結部９によってロートに取り付けられている。

キャップ３はロート２の上縁部の中においてキャップを
圧力シールする役割を果たす面ｌＯ，１２を有している
。指用のタブ１３がロート２に対するキャップの開閉を
容易にする。

外側のシールド４はその基部１４において広がっている
環状の柱状体から成っている。シールドの上縁部は絞ら
れて縁部１５を形成しており、この縁部はロート２の下
面の環状のリング８の中に着座している。保護体４の広
がった基部１４にはその内面に形成された４つのリブ１
７設けられており、これらリブは第４図に示すように面
の中に押し込まれたねじ付きのキャップ５を保持してい
る。

本発明の装置はキャップ５と直径方向において対向する
位置に意図的に設けられた開口３５を備えており、以下
に述べるように容器ｌおよびシールド４を適正な位置に
設けると、容器ｌの開口によりキャップ５は容易に係合
されて何ら操作上の問題もなく容器１に緊密に捩込むこ
とができる。

この操作に先立ってキャップ５は緩んで落ちる状態にあ
ってはならない。

容器ｌはその底部において閉止しておりまたその頂部は
開放されてロート２の環状の縁部７が摩擦的に着座する
ことができるようになされている。

容器１の上縁部の外面にはキャップ５の内ねじと係合す
るためのねじ１９が設けられている。容器ｌはまた取り
扱っている検体の量を示すための目盛り２０を有してい
る。必要に応じて、容器ｌの形状、構造および寸法を遠
心管として用いることができるようにすることもできる
。

外側シールド４の下側の開放端部を覆うための基部力！
（−６の１実施例が第６図に示されている。

この実施例の基部カパーは外側の縁部２４と同軸上に設
けられると共に縁部２４よりも上方に伸びる環状の内側
リング２３を有している。リングすなわち突出部２３は
本発明の痰収集装置が組み立てられた陛に容器ｌに対す
る支持部を提供する。

更に突出部２３は力バーが取り除かれると検体容器１の
ためのホルダとなる。凹陥部２５は、突出部２３が抑圧
によって広がり、検体容器ｌをその中に確実に保持する
ようにするために設けられている。この点に関連して、
第１図および第２図に明瞭に示すように、容器１は突出
部２３と協働するための円錐形状の閉止された底端部を
有している。縁部２４は広がった基部１４の外側の周縁
部と協働して組立体を抑圧により封止するための環状の
突出部２６を有している。

完全に組み立てた本発明の痰収集装置を透明な合成樹脂
製の袋の中に包装して使用前の装置を衛生的に保つこと
ができることは理解されよう。

第１図に示す本発明の装置を使用する際には、包装して
いる袋から装置を取り出す。袋の中にラベルを入れるか
あるいはラベルを外側の保護シールド４に張り付け、こ
のラベルに患者に関する必要な情報を書き込むことがで
きる。次に、痰をロート２を通じて容器１の中に収集す
るために、ヒンジ止めされたロートの蓋３を指タブ１３
を用いて引き上げる。十分な量の検体が容器１の中に集
まると、再びキャップ３をロート２の頂部に置いて基部
６をシールド４の底面から取り除く。

この点に関して、第３Ａ図、第３８図および第３Ｃ図に
一連の動きを示す。第３Ａ図を参照すると、矢印３０の
方向へ取り外された基部キャップ６が示されている。こ
の時に技師は第３８図に示すように痰収集容器１を一方
の手で保持すると共に他方の手でシールド４を保持する
。痰容器１を矢印３２の方向へ動かしてシールド４から
取り除（。次に、第３Ｃ図に示すように、シールド４を
９０°動かして第３Ｃ図に示す状態にする。この状態に
おいて、容器ｌの開放端部すなわち頂部を開口３５を介
してシールド４の基部１４の中へ進め、容器ｌの上部の
外面にあるねじ部１９とキャップ５のねじ部（図示せず
）を協働させてキャップ５を容器ｌの頂部の適所に固定
する。この動きは矢印３４の方向に行われる。

当業者には理解され得るように、キャップ５は外側の保
護力パー４の広がった基部１４の底部に設けられた２つ
の協働するリプ１７の間で所定の位置に保持されている
。また、キャップ５が容器ｌと封止的に係合して検体お
よび使用者を汚染から防止するまでは、キャップはいか
なる開放空間にさらされることがなく、キャップは不注
意な動きにより抜けたり脱落しない。

収集された検体は次に実験室へ郵送することができ、必
要であれば、適宜な２重の郵送容器に入れることができ
る。容器はポリプロピレン等の材料で形成することがで
きる。ポリプロピレンは容器を３．５０Ｏｒ−ｏ、　ｍ
−の速度の遠心力を加えるに十分な構造特性を提供する
。このように、使用者は汚染された部分に触れることな
く、検体を収集して実験室に搬送し、これをテストす、
ることができる。

本発明の痰収集装置を構成する種々の部分は桟々の密度
および構造特性を有する安価なプラスチックあるいは池
の合成樹脂材料で形成することができ、一旦使用した後
には廃棄したり焼却したりすることができる。

上述した装置の形態は本発明の好ましい実施例を示すも
のであるが、本発明はこれら開示した装置の厳密な形態
にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱す
ることなく変更を加えることができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の痰収集装置の分解斜視図、第２図は第
１図の痰収集装置をその組み立てた状態で示す側面図、 第３Ｃ図、第３８図および第３Ｃ図は本発明の痰収集装
置の特定のキャップを定置するために必要とされる一連
の手順を示す第２図の装置の側面図、 第４図は第２図の４−４線に沿った断面図、第５図は本
発明の痰収集装置のロートおよびロートカパーを示す側
面図、及び 第６図は本発明の装置の基部キャップの好まし−い実施
例の断面図である。 ［主要符号の説明］ １：　検体容器、 ２：　　ロート、 ４：　シールド、 ５：　キャップ、 ６：　基部カパー、 ３５：　開口。 Ｆθ−ｌ ＩＧ−３Ｂ 譲１１大 ｎｘ”ｒＡ しニーシト−７

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、開放端部および閉止端部を有する細長 い検体容器と、 口部および前記検体容器の開放端部と係合 するための排出端部を有するロートと、 前記検体容器の周囲に同軸上に設けられる と共に前記ロートを収容してこれを支持するために頂端
   部が開放されているとともに底端部が開放された細長い
   略円筒形状のシールドと、 前記検体容器の開放端部のためのキャップ と、 前記キャップおよび前記検体容器の開放端 部に設けられる協働するねじ部と、 前記シールドの開放した底端部に隣接する と共に前記シールドの軸線の一方側において前記シール
   ドの壁部に形成される開口と、 前記開口と直径方向において対向する前記 シールドの軸線の側において前記キャップを挟みこのキ
   ャップの協働するねじ部を前記開口に向けて保持する保
   持手段と、 前記シールドの底端部を閉止する基部閉鎖 体と、を備えて成り、 前記基部閉鎖体を取り外すと前記検体容器 を前記シールドの開放した底端部から取り外すことがで
   き、これにより前記シールドを前記開口を介して前記検
   体容器の前記開放端部を収容する向きにして前記協働す
   るねじ部により前記キャップを前記検体容器の開放端部
   に固定することができるようになされたことを特徴とす
   る痰収集装置。 ２、請求項１において、前記基部閉鎖体が 前記検体容器の閉止端部と係合するようになされた内側
   の環状突出部を有しており、該環状突出部が検体を採取
   するために前記検体容器を前記シールドの中で同軸上で
   支持するようになされたことを特徴とする痰収集装置。 ３、使用者あるいはサンプルを汚染せずに 痰サンプルの収集を行うためのシールドであって、 開放した頂端部および開放した底端部を有 する細長い略円筒形状のシールド本体と、 前記シールドの中に設けられた検体容器を 閉止するために用いられるねじ付きのキャップと、 前記シールド本体の開放した底端部に隣接 してシールドの壁部に形成される開口と、 前記開口と直径方向において対向する前記 シールドの軸線の側において前記キャップを挟みこのキ
   ャップのねじ部を前記開口に向けて保持する保持手段と
   、を備えて成り、 前記シールドの開口を痰収集容器の頂部に 隣接して位置させることによりこの痰収集容器の頂部を
   前記挟まれているキャップに接近可能になされたことを
   特徴とするシールド。