JPH03149031A - 局所磁気共鳴スペクトル測定方法 - Google Patents
局所磁気共鳴スペクトル測定方法Info
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- JPH03149031A JPH03149031A JP1288490A JP28849089A JPH03149031A JP H03149031 A JPH03149031 A JP H03149031A JP 1288490 A JP1288490 A JP 1288490A JP 28849089 A JP28849089 A JP 28849089A JP H03149031 A JPH03149031 A JP H03149031A
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- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は被検体のx、 y、 z軸に沿って勾配磁場を
加えて被検体の一部領域を選択し、この部分の磁気共鳴
スペクトルを検−出するようにした局所磁気共鳴スペク
トル測定方法に関するものである。 〔従来の技術〕 核磁気共鳴を利用して被検体の一部領域からの情報を得
る手法は、従来各種考えられている。その中で被検体の
局部直方体領域から高分解鎌で磁気共鳴スペクトルを得
る手法にIs t sm (R。 J、ORDIDGE、A−Connely、and
J、A、B、LOHMAN、J、of Magne、
Res、 66、283 (1986) )がある。 この手法は第11図に示すような被検体50の各x、
y、 z軸に沿って強度が漸次変化する勾配磁場Gx、
Gy、Gzを加え、これに第10図(a)=に示すよう
なある磁化励起周波数幅をもつ高周波パルスを選択パル
スとして照射する。例えばX軸方向について、周波数f
xに選択域をもつfx選択180”パルスを勾配磁場G
xと共に被検体に加えると、第11図の斜線で示した領
域51の磁化が180°励起される。次に、周波数fy
に選択域をもつry選択180°パルスを勾配磁場Gy
とともに、さらに周波数fzに選択域をもつ「2選択1
80°パルスを勾配Gzとともに加える。 その後、90°パルス30で励起してエコー31を検出
する。そして第121mに示すようにx、 y。 Z選択パルスをそれぞれON、OFFI、た8通りの組
み合わせによる選択励起を行ってそのときの自由減衰信
号(F I D)を補正係数を乗じて加減算することに
より目的とする領域以外のデータを切り取り、目的の領
域のスペクトルを得ることができる。 〔発明が解決すべき課題〕 しかしながら、このような従来の手法では、勾配磁場の
立ち上げに長時間がかかるとともに、目的とする局部領
域を選択する処理に長い時間が必要となり、磁化の横緩
和により正確なスペクトルが得られなかった。 本発明は上記課題を解決するためのもので、横緩和の影
響を受けず正確な局所スペクトルが得られる局所磁気共
鳴スペクトル測定方法を提供することを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 そのために本発明は、被検体にX、Y%Z軸方向に勾配
磁場を加え、目的とする局部領域を選択して核磁気共鳴
スペクトルを測定する方法において、X軸方向の目的の
領域を非選択域とする第1の選択パルスと、Y軸方向の
目的の領域を非選択域とする第2の選択パルスと、Z軸
方向の目的の領域を非選択域とする第3の選択パルスを
被検体に加えて目的とする局部領域以外の位置の磁化を
選択励起する段階、勾配磁場を加えて目的とす−る局部
領域以外の位置の磁化を擬似飽和させる段階、擬似飽和
後、目的とする局部領域の磁化を励起する段階、信号を
検出する段階からなることを特徴とする特 *作用〕 本発明は、被検体のX%Y%Z軸各方向に勾配磁場を加
え、X、Y%Z軸方向の各所定域を非選択域とする選択
パルスにより目的とする局部領域以外の位置の磁化を選
択励起し、その後勾配磁場を加えて目的とする局部領域
以外の位置の磁化を擬似飽和させた後、目的とする局部
領域の磁化を励起して信号を検出することにより、緩和
の影響を受けず正確な局所スペクトルが得られる。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を説明する。 第1図は本発明の局所磁気共鳴スペクトル測定方法を実
施する装置構成の一例を示す図、第2図は選択パルス変
調器を説明するための図、第3図はパルスシーケンスの
例を示す図、第4図は選択励起を説明するための図であ
る。図中、1はデータ処理計算機、2はタイミング制御
装置、3は勾配磁場電源、4は勾配磁場コイル、5は選
択パルス変調器、6.7.8は1?1波数シンセサイザ
、9はセレクタ、10は送信機、IIは受信機、12は
整合切替え器、13は磁気共鳴プローブ、21゜22は
選択域、23は非選択域、30は読み取りパルス、31
は信号、40は被検体、41〜4G、48はスポイリン
グされる領域、47は信号を得る直方体領域である。 第1図において、データ処理計算機lによりタイミング
制御装置2を制御し、所定のタイミングで勾配磁場電源
3、勾配磁場コイル4を駆動して被検体40のx、 y
、 z軸に沿って強度が漸次変化する勾配磁場を発生さ
せるとともに、周波数シンセサイザ6.7と選択パルス
変調器5で、後述するように2つの選択域をもつ選択パ
ルスを発生させ、セレクタ9、送信機lO、整合切替え
器11を介して磁気共鳴プローブ13に対して照射して
核磁気共鳴測定を行い、共鳴信号を整合切替え器12を
介して、周波数シンセサイザ8からの信号に同期して受
信器11で検出し、タイミング制御装置2を通してデー
タ処理計算機lにデータを取り込み、ここでデータ処理
して局所スペクトルが得られる。 選択パルス変調器5は、第2図(a)に示すように周波
数シンセサイザ6.7からの高周波信号flとf2を合
成し、矩形の周波数成分をもつ選択波形で変調する。変
調後のfl+f2選択パルスは、第2図(ハ)に示すよ
うな2つの選択域21122をもつとともに、flと1
2の真中に非選択域23を持つようなパルスである。 まず、第3図(6)に示すように期間TIにふいて、勾
配磁場Gxsを加えるとともにfxl+fx2選択パル
ス25を被検体40に加える。fXl+fx2選択パル
ス25は第4図(a)に示すように周波数fxlとfl
2の真ん中に非選択域を有しおり、そのため被検体40
は被選択域に対応したX軸に直交する横断面40x以外
の部分41.42の磁化が励起される。続いて、第3図
に示すようにx、 y、 z軸方向に勾配磁場Gxsp
、Gysp%Gzspを加えることにより励起された磁
化の位相をばらばらにして擬似飽和させスポイルする。 次に、第3図に示すように期間T2において、勾配磁場
Gysを加えるとともにfyl+fy2選択パルス26
を被検体40に加える。f3F1+fy2選択パルス2
6も第4図υに示すように周波数fylとfy2の真ん
中に非選択域を有しており、そのため被検体4◎は被選
択域に対応したY軸に直−交する横断面40y以外の部
分43.44の磁化が励起され、続いて、第3図に示す
ようにx、 y、 z軸方向に勾配磁場Gxsp、Gy
sp%Gzspを加えることにより励起された磁化の位
相をばらばらにして擬似飽和させスポイルする。さらに
、期間T3において、勾配磁場Gzsを加えるとともに
fzl+fz2選択パルス27を被検体40に加える。 fzl+fz2選択パルス27も第4図(e)に示すよ
うに周波数fzlとfl2の真ん中に非選択域を有しお
り、そのため被検体40は被選択域に対応したZ軸に直
交する横断面40z以外の部分45.46の磁化が励起
され、続いて、第3図に示すようにx、 y、 z軸方
向に勾配磁場Gxsp、Gysp%Gzspを加えるこ
とにより励起された磁化の位相をばらばらにして擬似飽
和させスポイルする。その結果、第4図(6)に示すよ
うに目的とする直方体領域47以外の領域48は擬似飽
和しており、この状態で期間T4において読み取りパル
ス30で励起することにより直方体領域47における磁
化の信号31が検出される。本実施例によれば、読み取
りパルス30の照射前に目的外領域を擬似飽和している
ので、勾配磁場を立ち上げる時間と長時間が必要な選択
パルスが省略できるため、大幅に検出時間を短縮するこ
とかでき、また〈目的とする磁化は読み取りまで勤かさ
れないので緩和による信号の減衰を大幅に低下させ、感
度のよい検出を行うことができる。 第5図は本発明の他の実施例を説明するための図である
。 本実施例においては第3図の場合のように選択パルス変
調器でflと12を合成することはしないで、f1.f
2をそれぞれ単独で選択パルスとして使用したものであ
る。これはfl、f2が接近した場合ムこれらを合成す
るとビートが生ずるので第2図(ハ)のようにきれいに
分離しないため、fx1.fx2、fy1.fy2、あ
るいはfzl、fl2をそれぞれ単独で使用し、非励起
域を除いて励起するようにしたものであり、第311I
の場合と同様の効果が得られる。 第6図は本発明の他の実施例を説明するための図である
。 本実施例においては、fxl+fx2m択パルス、fy
l+fy2選択パルス、fzl+fz2選択パルスを勾
配磁場Gxs、Gys、Gzsとともに加えて目的とす
る局部領域を除いて選択励起し、勾配磁場Gxsp%G
ysp%(,zspを読み取り用の励起パルスの直前に
加えて励起された磁化の位相をばらばらにして擬似飽和
させてスポイルし、読み取りパルス30で励起して目的
とする局部領域のエコー31を検出している。 第7図、第8図は本発明の他の実施例を示す図である。 第7図(a)、(社)、(6)はX%Y%2方向の勾配
磁場を示しており、磁気共鳴装置においては各方向の磁
場強度の変化しない点P、Q、Rがプローブの中央に固
定されるようになっている。本発明では勾配磁場コイル
を使用し、コイル電流を調整することにより磁場が変化
しない点を各軸に沿って移動することにより、第8図に
示すように磁場の変化しない点を目的とする局部領域に
くるようにして領域の選択を行う。磁場強度を変化させ
た点において目的とする局部領域を選択する場合に比し
て1/3の手順で測定可能である。擬似飽和させた磁化
は時間がかかるともとの状態に復帰してしまい信号とし
て検出されてしまうことがあるが、本実施例により短時
間の測定が可能となり、擬似飽和させた磁化が検出され
るのを防止できる。 ′M91!Iは一つの選択パルスのみで目的とする局部
領域以外の磁化を励起するようにした実施例を示す図で
ある。 本実施例においては、各X、Y、Z方向に勾配磁場Gx
B、GyB、GzBを加え、選択領域の共鳴周波数だけ
変化させないようにしてf1+f2M択パルスだけで励
起した後、目的とする局部領域以外の磁化を擬似飽和さ
せ、その後読み取りパルスで励起することにより選択領
域のスペクトルを得ることができる。 なお、上記各実施例において選択パルスは90°パルス
、あるいはそれ以外のパルスでよく、また読み取りパル
スについても同様である。 また、勾配磁場Gxsp、Gysp、(yzspによる
擬似飽和が不十分な場合、例えば緩和時間が短くて短時
間で磁化が熱平衡状態に戻ってしまうような場合には読
み取りパルスにより信号が検出されてしまう場合がある
ので、fxl+fx2、fyl+fy2、fzl+fz
2選択パルスの各位相を変化させて信号を積算し、平均
化することにより不十分な擬似飽和による成分を逓減化
して正しい局部領域のスペクトルを得ることができる。 [発明の効果] 以上のように本発明によれば、目的領域以外の磁化を擬
似飽和してから、目的領域を励起するようにしたので、
目的の磁化を励起してから信号を得るまでの時間を大幅
に短縮するとともに、目的とする磁化は勤かされないの
で横緩和の影響を受けず、正確な局所スペクトルを得る
ことができる。
加えて被検体の一部領域を選択し、この部分の磁気共鳴
スペクトルを検−出するようにした局所磁気共鳴スペク
トル測定方法に関するものである。 〔従来の技術〕 核磁気共鳴を利用して被検体の一部領域からの情報を得
る手法は、従来各種考えられている。その中で被検体の
局部直方体領域から高分解鎌で磁気共鳴スペクトルを得
る手法にIs t sm (R。 J、ORDIDGE、A−Connely、and
J、A、B、LOHMAN、J、of Magne、
Res、 66、283 (1986) )がある。 この手法は第11図に示すような被検体50の各x、
y、 z軸に沿って強度が漸次変化する勾配磁場Gx、
Gy、Gzを加え、これに第10図(a)=に示すよう
なある磁化励起周波数幅をもつ高周波パルスを選択パル
スとして照射する。例えばX軸方向について、周波数f
xに選択域をもつfx選択180”パルスを勾配磁場G
xと共に被検体に加えると、第11図の斜線で示した領
域51の磁化が180°励起される。次に、周波数fy
に選択域をもつry選択180°パルスを勾配磁場Gy
とともに、さらに周波数fzに選択域をもつ「2選択1
80°パルスを勾配Gzとともに加える。 その後、90°パルス30で励起してエコー31を検出
する。そして第121mに示すようにx、 y。 Z選択パルスをそれぞれON、OFFI、た8通りの組
み合わせによる選択励起を行ってそのときの自由減衰信
号(F I D)を補正係数を乗じて加減算することに
より目的とする領域以外のデータを切り取り、目的の領
域のスペクトルを得ることができる。 〔発明が解決すべき課題〕 しかしながら、このような従来の手法では、勾配磁場の
立ち上げに長時間がかかるとともに、目的とする局部領
域を選択する処理に長い時間が必要となり、磁化の横緩
和により正確なスペクトルが得られなかった。 本発明は上記課題を解決するためのもので、横緩和の影
響を受けず正確な局所スペクトルが得られる局所磁気共
鳴スペクトル測定方法を提供することを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 そのために本発明は、被検体にX、Y%Z軸方向に勾配
磁場を加え、目的とする局部領域を選択して核磁気共鳴
スペクトルを測定する方法において、X軸方向の目的の
領域を非選択域とする第1の選択パルスと、Y軸方向の
目的の領域を非選択域とする第2の選択パルスと、Z軸
方向の目的の領域を非選択域とする第3の選択パルスを
被検体に加えて目的とする局部領域以外の位置の磁化を
選択励起する段階、勾配磁場を加えて目的とす−る局部
領域以外の位置の磁化を擬似飽和させる段階、擬似飽和
後、目的とする局部領域の磁化を励起する段階、信号を
検出する段階からなることを特徴とする特 *作用〕 本発明は、被検体のX%Y%Z軸各方向に勾配磁場を加
え、X、Y%Z軸方向の各所定域を非選択域とする選択
パルスにより目的とする局部領域以外の位置の磁化を選
択励起し、その後勾配磁場を加えて目的とする局部領域
以外の位置の磁化を擬似飽和させた後、目的とする局部
領域の磁化を励起して信号を検出することにより、緩和
の影響を受けず正確な局所スペクトルが得られる。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を説明する。 第1図は本発明の局所磁気共鳴スペクトル測定方法を実
施する装置構成の一例を示す図、第2図は選択パルス変
調器を説明するための図、第3図はパルスシーケンスの
例を示す図、第4図は選択励起を説明するための図であ
る。図中、1はデータ処理計算機、2はタイミング制御
装置、3は勾配磁場電源、4は勾配磁場コイル、5は選
択パルス変調器、6.7.8は1?1波数シンセサイザ
、9はセレクタ、10は送信機、IIは受信機、12は
整合切替え器、13は磁気共鳴プローブ、21゜22は
選択域、23は非選択域、30は読み取りパルス、31
は信号、40は被検体、41〜4G、48はスポイリン
グされる領域、47は信号を得る直方体領域である。 第1図において、データ処理計算機lによりタイミング
制御装置2を制御し、所定のタイミングで勾配磁場電源
3、勾配磁場コイル4を駆動して被検体40のx、 y
、 z軸に沿って強度が漸次変化する勾配磁場を発生さ
せるとともに、周波数シンセサイザ6.7と選択パルス
変調器5で、後述するように2つの選択域をもつ選択パ
ルスを発生させ、セレクタ9、送信機lO、整合切替え
器11を介して磁気共鳴プローブ13に対して照射して
核磁気共鳴測定を行い、共鳴信号を整合切替え器12を
介して、周波数シンセサイザ8からの信号に同期して受
信器11で検出し、タイミング制御装置2を通してデー
タ処理計算機lにデータを取り込み、ここでデータ処理
して局所スペクトルが得られる。 選択パルス変調器5は、第2図(a)に示すように周波
数シンセサイザ6.7からの高周波信号flとf2を合
成し、矩形の周波数成分をもつ選択波形で変調する。変
調後のfl+f2選択パルスは、第2図(ハ)に示すよ
うな2つの選択域21122をもつとともに、flと1
2の真中に非選択域23を持つようなパルスである。 まず、第3図(6)に示すように期間TIにふいて、勾
配磁場Gxsを加えるとともにfxl+fx2選択パル
ス25を被検体40に加える。fXl+fx2選択パル
ス25は第4図(a)に示すように周波数fxlとfl
2の真ん中に非選択域を有しおり、そのため被検体40
は被選択域に対応したX軸に直交する横断面40x以外
の部分41.42の磁化が励起される。続いて、第3図
に示すようにx、 y、 z軸方向に勾配磁場Gxsp
、Gysp%Gzspを加えることにより励起された磁
化の位相をばらばらにして擬似飽和させスポイルする。 次に、第3図に示すように期間T2において、勾配磁場
Gysを加えるとともにfyl+fy2選択パルス26
を被検体40に加える。f3F1+fy2選択パルス2
6も第4図υに示すように周波数fylとfy2の真ん
中に非選択域を有しており、そのため被検体4◎は被選
択域に対応したY軸に直−交する横断面40y以外の部
分43.44の磁化が励起され、続いて、第3図に示す
ようにx、 y、 z軸方向に勾配磁場Gxsp、Gy
sp%Gzspを加えることにより励起された磁化の位
相をばらばらにして擬似飽和させスポイルする。さらに
、期間T3において、勾配磁場Gzsを加えるとともに
fzl+fz2選択パルス27を被検体40に加える。 fzl+fz2選択パルス27も第4図(e)に示すよ
うに周波数fzlとfl2の真ん中に非選択域を有しお
り、そのため被検体40は被選択域に対応したZ軸に直
交する横断面40z以外の部分45.46の磁化が励起
され、続いて、第3図に示すようにx、 y、 z軸方
向に勾配磁場Gxsp、Gysp%Gzspを加えるこ
とにより励起された磁化の位相をばらばらにして擬似飽
和させスポイルする。その結果、第4図(6)に示すよ
うに目的とする直方体領域47以外の領域48は擬似飽
和しており、この状態で期間T4において読み取りパル
ス30で励起することにより直方体領域47における磁
化の信号31が検出される。本実施例によれば、読み取
りパルス30の照射前に目的外領域を擬似飽和している
ので、勾配磁場を立ち上げる時間と長時間が必要な選択
パルスが省略できるため、大幅に検出時間を短縮するこ
とかでき、また〈目的とする磁化は読み取りまで勤かさ
れないので緩和による信号の減衰を大幅に低下させ、感
度のよい検出を行うことができる。 第5図は本発明の他の実施例を説明するための図である
。 本実施例においては第3図の場合のように選択パルス変
調器でflと12を合成することはしないで、f1.f
2をそれぞれ単独で選択パルスとして使用したものであ
る。これはfl、f2が接近した場合ムこれらを合成す
るとビートが生ずるので第2図(ハ)のようにきれいに
分離しないため、fx1.fx2、fy1.fy2、あ
るいはfzl、fl2をそれぞれ単独で使用し、非励起
域を除いて励起するようにしたものであり、第311I
の場合と同様の効果が得られる。 第6図は本発明の他の実施例を説明するための図である
。 本実施例においては、fxl+fx2m択パルス、fy
l+fy2選択パルス、fzl+fz2選択パルスを勾
配磁場Gxs、Gys、Gzsとともに加えて目的とす
る局部領域を除いて選択励起し、勾配磁場Gxsp%G
ysp%(,zspを読み取り用の励起パルスの直前に
加えて励起された磁化の位相をばらばらにして擬似飽和
させてスポイルし、読み取りパルス30で励起して目的
とする局部領域のエコー31を検出している。 第7図、第8図は本発明の他の実施例を示す図である。 第7図(a)、(社)、(6)はX%Y%2方向の勾配
磁場を示しており、磁気共鳴装置においては各方向の磁
場強度の変化しない点P、Q、Rがプローブの中央に固
定されるようになっている。本発明では勾配磁場コイル
を使用し、コイル電流を調整することにより磁場が変化
しない点を各軸に沿って移動することにより、第8図に
示すように磁場の変化しない点を目的とする局部領域に
くるようにして領域の選択を行う。磁場強度を変化させ
た点において目的とする局部領域を選択する場合に比し
て1/3の手順で測定可能である。擬似飽和させた磁化
は時間がかかるともとの状態に復帰してしまい信号とし
て検出されてしまうことがあるが、本実施例により短時
間の測定が可能となり、擬似飽和させた磁化が検出され
るのを防止できる。 ′M91!Iは一つの選択パルスのみで目的とする局部
領域以外の磁化を励起するようにした実施例を示す図で
ある。 本実施例においては、各X、Y、Z方向に勾配磁場Gx
B、GyB、GzBを加え、選択領域の共鳴周波数だけ
変化させないようにしてf1+f2M択パルスだけで励
起した後、目的とする局部領域以外の磁化を擬似飽和さ
せ、その後読み取りパルスで励起することにより選択領
域のスペクトルを得ることができる。 なお、上記各実施例において選択パルスは90°パルス
、あるいはそれ以外のパルスでよく、また読み取りパル
スについても同様である。 また、勾配磁場Gxsp、Gysp、(yzspによる
擬似飽和が不十分な場合、例えば緩和時間が短くて短時
間で磁化が熱平衡状態に戻ってしまうような場合には読
み取りパルスにより信号が検出されてしまう場合がある
ので、fxl+fx2、fyl+fy2、fzl+fz
2選択パルスの各位相を変化させて信号を積算し、平均
化することにより不十分な擬似飽和による成分を逓減化
して正しい局部領域のスペクトルを得ることができる。 [発明の効果] 以上のように本発明によれば、目的領域以外の磁化を擬
似飽和してから、目的領域を励起するようにしたので、
目的の磁化を励起してから信号を得るまでの時間を大幅
に短縮するとともに、目的とする磁化は勤かされないの
で横緩和の影響を受けず、正確な局所スペクトルを得る
ことができる。
第111Iは本発明の局所磁気共鳴スペクトル測定方法
を実施する装置構成の一例を示す図、第2図は選択パル
ス変調器を説明するための図、第3図はパルスシーケン
スの例を示す図、第4図は選択励起を説明するための図
、第5図は高周波信号を合成しないで選択パルスを加え
るようにした本発明の他の実施例を説明するための図、
第6図は勾配磁場を読み取り用励起パルスの直前に加え
るよ−うにした実施例を示す図、第7図、第811Iは
磁場強度の変化しない点を目的とする局部領域とするよ
うにした実施例を説明するための図、第9図は1つの選
択パルスのみで励起して目的とする局部領域以外の磁化
を擬似飽和させるようにした実施例を示す図、第10図
は従来のISIS法によるパルスシーケンスを示す図、
第11図、m12図はISIS法を説明するための図で
ある。 1・・・データ処理計算機、2・・・タイミング制御装
置、3・・・勾配磁場電源、4・・・勾配磁場コイル、
5・・・選択パルス変調器、6.7.8・・・周波数シ
ンセサイザ、21,22−・選択域、23−・・非選択
域、30−・・読み取りパルス、31−・・信号、40
・・・被検体、41〜46.48−・・スポイリングさ
れる領域、47・・・信号を得る直方体領域。 出 願 人 日本電子株式会社 代理人 弁理士 蛭 川 昌 信(外6名)第1図 l計算機1 1 タイミシし凭40〒■
―μ」覧長鳴プ0す1 第2図 ゜ l■■ 。 /31a1号 (1)時開 TI T2 T3 T4
第5図 fll tu−t、、 ty、 言
Zl 122 ゝ−1「1第6図 第11図 Ill−II
を実施する装置構成の一例を示す図、第2図は選択パル
ス変調器を説明するための図、第3図はパルスシーケン
スの例を示す図、第4図は選択励起を説明するための図
、第5図は高周波信号を合成しないで選択パルスを加え
るようにした本発明の他の実施例を説明するための図、
第6図は勾配磁場を読み取り用励起パルスの直前に加え
るよ−うにした実施例を示す図、第7図、第811Iは
磁場強度の変化しない点を目的とする局部領域とするよ
うにした実施例を説明するための図、第9図は1つの選
択パルスのみで励起して目的とする局部領域以外の磁化
を擬似飽和させるようにした実施例を示す図、第10図
は従来のISIS法によるパルスシーケンスを示す図、
第11図、m12図はISIS法を説明するための図で
ある。 1・・・データ処理計算機、2・・・タイミング制御装
置、3・・・勾配磁場電源、4・・・勾配磁場コイル、
5・・・選択パルス変調器、6.7.8・・・周波数シ
ンセサイザ、21,22−・選択域、23−・・非選択
域、30−・・読み取りパルス、31−・・信号、40
・・・被検体、41〜46.48−・・スポイリングさ
れる領域、47・・・信号を得る直方体領域。 出 願 人 日本電子株式会社 代理人 弁理士 蛭 川 昌 信(外6名)第1図 l計算機1 1 タイミシし凭40〒■
―μ」覧長鳴プ0す1 第2図 ゜ l■■ 。 /31a1号 (1)時開 TI T2 T3 T4
第5図 fll tu−t、、 ty、 言
Zl 122 ゝ−1「1第6図 第11図 Ill−II
Claims (2)
- (1)被検体にX、Y、Z軸方向に勾配磁場を加え、目
的とする局部領域を選択して核磁気共鳴スペクトルを測
定する方法において、X軸方向の目的の領域を非選択域
とする第1の選択パルスと、Y軸方向の目的の領域を非
選択域とする第2の選択パルスと、Z軸方向の目的の領
域を非選択域とする第3の選択パルスを被検体に加えて
目的とする局部領域以外の位置の磁化を選択励起する段
階、勾配磁場を加えて目的とする局部領域以外の位置の
磁化を擬似飽和させる段階、擬似飽和後、目的とする局
部領域の磁化を励起する段階、信号を検出する段階から
なる局所磁気共鳴スペクトル測定方法。 - (2)勾配磁場コイルの電流調整により磁場の変化しな
い領域を移動させ、目的とする局部領域を勾配磁場の変
化しない位置として選択することを特徴とする請求項1
記載の局所磁気共鳴スペクトル測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1288490A JPH03149031A (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 局所磁気共鳴スペクトル測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1288490A JPH03149031A (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 局所磁気共鳴スペクトル測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03149031A true JPH03149031A (ja) | 1991-06-25 |
Family
ID=17730887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1288490A Pending JPH03149031A (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 局所磁気共鳴スペクトル測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03149031A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1083437A2 (en) * | 1999-09-08 | 2001-03-14 | General Electric Company | Method and apparatus for MR perfusion image acquisition using a notched RF saturation pulse |
DE19739777B4 (de) * | 1996-09-10 | 2010-03-18 | General Electric Co. | Volumen-Spektroskopie mit Bildartefaktverringerung |
JP2016529933A (ja) * | 2013-09-16 | 2016-09-29 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 局部steamによるcest mriのための磁化移動コントラスト技術及びその動作方法 |
-
1989
- 1989-11-06 JP JP1288490A patent/JPH03149031A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19739777B4 (de) * | 1996-09-10 | 2010-03-18 | General Electric Co. | Volumen-Spektroskopie mit Bildartefaktverringerung |
EP1083437A2 (en) * | 1999-09-08 | 2001-03-14 | General Electric Company | Method and apparatus for MR perfusion image acquisition using a notched RF saturation pulse |
EP1083437A3 (en) * | 1999-09-08 | 2003-05-21 | General Electric Company | Method and apparatus for MR perfusion image acquisition using a notched RF saturation pulse |
US6618605B1 (en) | 1999-09-08 | 2003-09-09 | General Electric Company | Method and apparatus for MR perfusion image acquisition using a notched RF saturation pulse |
JP2016529933A (ja) * | 2013-09-16 | 2016-09-29 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 局部steamによるcest mriのための磁化移動コントラスト技術及びその動作方法 |
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