JPH0314838A - ゴム組成物用シリコーン変性加硫助剤及びその製造方法 - Google Patents

ゴム組成物用シリコーン変性加硫助剤及びその製造方法

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JPH0314838A
JPH0314838A JP7825190A JP7825190A JPH0314838A JP H0314838 A JPH0314838 A JP H0314838A JP 7825190 A JP7825190 A JP 7825190A JP 7825190 A JP7825190 A JP 7825190A JP H0314838 A JPH0314838 A JP H0314838A
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Yasushi Yamamoto
靖 山本
Motoo Fukushima
基夫 福島
Hironao Fujiki
弘直 藤木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 及皇圭立並五分互 本発明は,パーオキサイド加硫型のフッ素ゴムやシリコ
ーンゴムの加硫助剤として好適に使用できるシリコーン
変性加硫助剤及びその製造方広に関する。
災来立挟延 従来、フッ素ゴムの加硫方式としては、アミン加硫型,
ボリオール加硫型,パーオキサイド加硫型の3方式が採
用されている(本田,河内著:工業材料主よ(5)p3
5、郷田,杉本著二日本ゴム協会誌51 (4)p20
9)。
一方、シリコーンゴムの加硫方式としては、パーオキサ
イド加硫型,縮合加硫型,ヒドロシリル化反応を用いた
付加加硫型等が典型的な方式である〔ラバーケミストリ
ーアンドテクノロジー(Rubber Chemist
ry and Technology) 5 2P43
7)  。
また近年、フッ素ゴムにシリコーンゴムの持つ低温特性
等の特性を導入することなどを目的として、フッ素ゴム
とシリコーンゴムとの共通の加硫方式であるパーオキサ
イド加硫剤を用いた方式等でフッ素ゴムとシリコーンゴ
ムとを同時に加硫する方法が提案されている(後藤邦夫
著:工業材料19 (10)p34、特公昭62−54
63号公報、特公昭61−44107号公報)。
が  しようとする 題 しかしながら、従来のパーオキサイド加硫は下記のよう
な問題を有するものであった。即ち、一般にパーオキサ
イド加硫型のフッ素ゴムにおいては、パーオキサイド加
硫剤と共に加硫助剤としてトリアリルイソシアヌレート
やトリアリルシアヌレート等が用いられているが、常圧
熱加硫(HAV)方式を採用すると、発泡現象が激しく
生じて生成するゴムがスポンジ状となり,機械的強度,
寸法精度,外観等の点から商品化することはできなかっ
た。このため、パーオキサイド加硫型のフッ素ゴムの加
硫においては、コスト的には割高であるにもかかわらず
加圧蒸気加硫方式や加熱金型方式が主流となっており、
HAV方式では加工性が良く優れた品質のゴムを得るこ
とは困難であった。
また、フッ素ゴム成分とシリコーンゴム成分とを含有す
るゴム組或物のパーオキサイド加硫も十分とは言い難い
ものであった。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、パーオキサイ
ド加硫によりフッ素ゴム組成物あるいはフッ素ゴム成分
とシリコーンゴム或分とを含有するゴム組成物を十分に
加硫し得、また,HAV加硫方式を有効に採用すること
ができる加硫助剤及びその製造方法を提供することを目
的とする。
を   るための   び 本発明者は、上記目的を達戊するため鋭意検討を重ねた
結果、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌ
レート又はこれらの誘導体とジメチルク口ロシラン又は
メチルジクロロシランとを白金族触媒の存在下に反応さ
せることにより得られるジアリルイソシアヌレート基又
はジアリルシアヌレート基含有クロロシランを加水分解
することにより、或いはこの加水分解により得られるシ
ロキサンに主鎖がR二Si○単位(但し,R1は水素原
子又は炭素数1〜21の非置換もしくは置換1価炭化水
素基である。) からなるシロキサンとを塩基性触媒の存在下に反応させ
て再平衡化処理することにより、更にはトリアリルイソ
シアヌレート、トリアリルシアヌレート又はこれらの誘
導体と下記一般式(n)非置換もしくは置換l価炭化水
素基である。)を含有するオルガノポリシロキサンにお
いて、1分子中の少なくとも2個以上のR1が下記式(
1)〜(6) 1 R’−CH=CH2 ?但し、式中R″は水素原子又は炭素数l〜21の非置
換もしくは置換1価炭化水素基であるが、(n)式にお
いてR1のうち少なくとも2個は水素原子であり、αは
O〜50の整数である。)で示されるシロキサンとを白
金族触媒の存在下に反応させることにより、(R1■S
102/2〕単位及び/又は( R 1s S10 z
 / * )単位(ここに,R1は水素原子又は炭素数
1〜21の1 R3−CH=CH, O 11 R3→CHa号 0−R’−CH=CH, ロキサンがシリコーン変性加硫助剤として有効であるこ
とを見い出した。特にかかるオルガノポリシロキサンと
しては、下記一般式(1)〇一R3−CH=CH. 〔但し、式中R1は水素原子又は炭素数工〜21の非置
換もしくは置換1価炭化水素基であり、R2は下記式(
1)又は(4) l O−R3→CH.好 (R3は一CH,一基,−CFCH.一基又はで示され
る含窒素有機基から選ばれるl種又は2種以上のインシ
アヌレート基あるいはシアヌレート基で置換されたオル
ガノポリシロキサンが得られることを見い出すと共に、
このオルガノポリシ通 ○−R3−CH=CH. ( R 3はーCH2一基,−CFCH,一基又はl 窒素有機基である。また、mはO〜50の整数、nは0
,1又は2である。〕 で示される1分子中にアリルイソシアヌレート基又はア
リルシアヌレート基を少なくとも2個以上有するシロキ
サンが加硫助剤として優れていることを見い出した。
即ち、上記シロキサンは、パーオキサイド型フッ素ゴム
組或物にパーオキサイド加硫剤と共に加硫助剤として配
合すると、HAV方式を採用してもゴム組成物を良好に
加硫し得、かつフッ素ゴム或分とシリコーンゴム或分と
を含有するゴム組或物をも十分に加硫することができ、
低温特性や特に伸び等の特性に優れたゴム特性を有する
フッ素ゴムなどの製造を可能にし得ること、また、加工
性に優れ、押出加工.カレンダーロール加工を採用した
連続長尺物の加硫或型に好適に用いられること、それ故
、ゴム組成物、特にバーオキサイド加硫の加硫助剤とし
て有用であることを知見し,本発明をなすに至った。
従って,本発明は,1分子中に(1)〜(6)式の含窒
素有機基を少なくとも2個以上有するシロキサン、好ま
しくは(I)式のシロキサンからなるシリコーン変性加
硫助剤を提供する。また、本発明はかかる加硫助剤の製
造方法として、トリアリルイソシアヌレート、トリアリ
ルシアヌレ−1・又はこれらの誘導体とジメチルク口ロ
シラン又はメチルジクロロシランとを白金族触媒の存在
下に反応させることにより得られるジアリルイソシアヌ
レート基又はジアリルシアスレート基含有クロロシラン
を加水分解する方法、この加水分解により得られるシロ
キサンと主鎖にR.’Si○単位(但し、R1は水素原
子又は炭素数1〜21の非置換もしくは置換1価炭化水
素基である。)からなるシロキサンとを塩基性触媒の存
在下に反応させて再平衡化処理する方法、更にトリアリ
ルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレート又はこれ
らの誘導体と上記(II)式のシロキサンとを白金族触
媒の存在下に反応させる方法を提供する.?下、本発明
につき更に詳述する. 本発明のシリコーン変性加硫助剤は、上述したように(
 R l■S 10 g / 2〕単位及び/又は(R
”,Si○、/2〕単位 (ここに、R1は水素原子又は炭素数1〜2lの非置換
もしくは置換1価炭化水素基である。)を含有するオル
ガノポリシロキサンにおいて、1分子中の少なくとも2
個以上、好ましくは2−10個のR1が下記式(1)〜
(6) t R”{CH2簸 ○−R3−CH=CH2 R3−CH=CH, 0−R3−CH=CH2 R3−CH=CH, 【 ○−R3→CH2号 ( R 3は一CH,一基,−CFCH,一基又は1 で示される含窒素有機基から選ばれる1種又は2種以上
のインシアヌレート基あるいはシアヌレート基で置換さ
れたオルガノポリシロキサンからなるものである。
ここで、上記(R’2 SiOz/z)単位、[R1,
SiOユ/2]単位における置換基R1は、水素原子又
は炭素数1〜21、好ましくは1〜l2の非置換もしく
は置換1価炭化水素基であり、例えば水素原子、メチル
基,エチル基,プロビル基,ブチル基,シクロヘキシル
基等のアルキル基、ビニル基,アリル基等のアルケニル
基、フェニル基,トリル基等のアリール基や、これらの
基の炭素原子に結合した水素原子の一部をハロゲン原子
,シアノ基等で置換したクロロメチル基,3−クロロプ
ロピル基,CH2CHzCaFza+x (a=1〜1
 0),?の場合、本発明の加硫助剤を構成するシロキ
サンは,上述したようにCR”■′Si○2/2〕単位
、(R”,Si○、72〕単位の上記置換基Riのうち
少なくとも2個、好ましくは2〜10個を上記(1)〜
(6)の含窒素有機基から選ばれる1種又は2種以上の
イソシアヌレート基あるいはシアスレート基で置換した
ものである。
これらの含窒素有機基のうちでは、特にアルケニル基を
2個有するものが好ましく、例えば下記式(1) 〔ここに,Riは水素原子又は炭素数l〜2l、好まし
くはl〜12の非置換もしくは置換1価炭化水素基であ
り、R3は下記式(1)又は(4)0 R’−CH=CH. (R’は一CH2一基, 一CFCH.一基又は窒素有
機基である。また、悲は0〜50の整数、mは0〜50
の整数、nは0.1又は2である。〕で示される王分子
中にアリルイソシアヌレート基又はアリルシアヌレート
基を少なくとも2個以上有するオルガノポリシロキサン
がシリコーン変性加硫助剤として好適に用いられる. この場合、本発明においては、加硫効果の点から(1)
式のシロキサンl分子中にパーオキサイド加硫剤との反
応に供されるアリルイソシアヌレート及びアリルシアヌ
レート基が少なくとも2個以上、好ましくは2〜10個
結合していることが好適である. 更に、(1)式のシロキサンは、加硫助剤として使用し
た場合、適用するゴムの特性を損なうことなく加硫効果
を発揮し得るように、シロキサンの長さを2〜100、
好ましくは2〜10とするもので、(1)式中の悲及び
mはそれぞれO〜50の整数である。
本発明に係るシロキサンは、下記の方法を用いてシロキ
サンにアリルイソシアヌレート基又はアリルシアヌレー
ト基を持ち込むことにより合或することができる。
まず、第↓の方法は、トリアリルイソシアヌレート、ト
リアリルシアヌレート又はこれらの誘導体とジメチルク
口ロシラン又はメチルクロロシランとを白金族触媒の存
在下で反応させてジアリルイソシアヌレート基又はジア
リルシアヌレート基含有クロロシランを得た後、このグ
ロロシランを加水分解するものである。
ここで、トリアリルイソシアヌレートもしくlよトリア
リルシアヌレートの誘導体として具体的には、トリ−(
1−トリフルオロメチル−1−フルオロー3−ブテニル
)インシアヌレート,トリ{5−(2−プロペノキシ)
−1.1,2,2,3,3,4,4,5.5−デカフル
オロペンチル)}インシアヌレート等が例示される。
また、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌ
レート又はこれらの誘導体とジメチルク口ロシラン又は
メチルクロロシランとの反応割合は,モル比で0.5:
1〜2:工、特に0.8:1〜1.2:1とすることが
好ましい。
本発明に用いられる白金族の付加反応触媒は通常の脂肪
族不飽和基とヒドロシリル基との間の付加反応を促進す
るいかなる触媒でもよく、例えば白金黒、アルミナ,シ
リカなどの担体に固体白金を担持させたもの、塩化白金
酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸とオレフィ
ン類又はビニルシロキサンもしくはアセチレン化合物と
の配位化合物、テトラキス(トリフェニルホスフイン)
パラジウム、クロロトリス(トリフェニルホスフイン)
ロジウム等が使用されるが、特に好ましいのは白金系の
ものである。その添加量は上記原料(トリアリルイソシ
アヌレート等の化合物とシラン化合物)の合計量の1 
ppm〜上重量%、好ましくは0.01〜1重量%が好
適である。
なお、上記反応はトルエン、ベンゼン、キシレン等の芳
香族系溶媒などの有機溶媒中で行なうことが好ましく、
また、反応条件は適宜調整し得るが、40〜110’C
で1〜7時間反応させることが望ましい。
上記反応により、ジアリルイソシアヌレ−1一基又はジ
アリルシアヌレート基を含有するグロロシランを得るこ
とができるが、このクロロシランを炭酸水素ナトリウム
等の弱塩基を加水分解で生戊する塩酸を中和するのに必
要な等モル量から2倍モル量で添加した水溶液を用いて
5〜35℃程度の温度で1〜7時間撹拌するなど、通常
の方法で加水分解することにより、本発明に係る加硫助
剤(シロキサン)を得ることができる。
次に、第2の方法としては、このようにジアリルイソシ
アヌレート基又はジアリルシアヌレー!・基含有クロロ
シランを加水分解することにより得られたシ“ロキサン
に対し、主鎖がR二Si○単位からなるシロキサンを塩
基性触媒の存在下に反応させて、再平衡化処理するもの
である。
このR1は,水素原子又は炭素数l〜21、好ましくは
1〜l2の非置換もしくは置換l価炭化水素基であり、
例えばメチル基,エチル基,プロビル基,ブチル基,シ
クロヘキシル基等のアルキル基、ビニル基,アリル基等
のアルケニル基、フェニル基,トリル基等のアリール基
あるいはこれらの基の水素原子の一部又は全部がフッ素
等のハロゲン原子で置換されたもの、例えばーCF,や
,−CH,CH,CF,,−CH,CH2C,F,,等
のCH2CH2CaFza+t (a=1〜工0)、→
CH2〕,OCH,CFOC,F,等の(b=1〜5)
で示されるものなどが挙げられる。
なお、主鎖がR二SiO単位からなるシロキサンの具体
例としては、 等の鎖状あるいは環状のジオルガノシロキサンを例示す
ることができる。
また反応に際しては、上記クロロシランを加水分解する
ことにより得られたシロキサンとR二SiO単位からな
るシロキサンとをモル比で0.5:1〜2:1、特に0
.8:1〜1.2:1の割合で混合し、塩基性触媒とし
て水酸化カリウム,水酸化リチウム,水酸化ナトリウム
等のシリコネート等を前記シロキサンの合計量に対して
0.01〜1重量%添加して反応を行なうことが好まし
い。
なお、上記反応は窒素ガス中において40〜110℃で
l〜7時間行なうことが望ましく、反応終了後は通常の
方法で反応生戊物である(1)式のシロキサンを採取す
ることができる。
更に、第3の方法は、トリアリルイソシアヌレート、ト
リアリルシアヌレート又はこれらの誘導体と下記一般式
(II) で示されるシロキサンとを白金族触媒の存在下に反応さ
せるものである。なお,この(II)式において、R1
は上記と同様の意味を示すが、少なくとも2個、好まし
くは2〜10個は水素原子である. この場合、(II)式のシロキサンはSi−H基が末端
にあることが好ましいが、シロキサンがトリアリルイソ
シアヌレート等の化合物との反応でゲル化せず,かつ過
剰量のトリアリルイソシアヌレート等の化合物が,生成
する(【)式のシロキサンの加硫助剤としての効果を損
なわない範囲であれば.Si−H基がシロキサン側鎖に
存在していてもよく,また、分子鎖末端基に3官能単位
として組み込まれたハイドロジェンシロキサンでも差支
えない。この(II)式のシロキサンとしては、例えば
1,1,3.3−テトラメチルジシロキサン,1.1,
3,3,5,5,7.7−オクタメチルテトラシロキサ
ン、1,1,3,5,5,−ペンタメチルー3−(3,
3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9
,10,10.10−ヘプタデカフルオ口)デシルトリ
シロキサン、1,1,3,5,5,−ペンタメチル−3
−フェニルトリシロキサン、1,1,3,5,5,−ペ
ンタメチル−3−(2−へブタデ力オクチル)エチル−
1.3.5−トリシロキサン等が挙げられる。
上記トリアリルイソシアヌレート等の化合物と(n)式
のシロキサンとの使用割合は、モル比で0.5:1〜2
:↓、特に0.8:1〜1.2:1とすることが好まし
い。
更に、白金族触媒としては、上述したものを出発原料(
トリアリルイソシアヌレート等の化合物と(■)式のシ
ロキサン)の合計量に対して0.01〜1重量%となる
ように添加して用いることが望ましい。
なお、上記反応は、トルエン,ベンゼン,キシレン等の
芳香族系溶媒等の有機溶媒中において40〜110℃で
1〜7時間という反応条件で行うことが好適である。
このようにして得られるシロキサン(シリコーン変性加
硫助剤)は、パーオキサイド加硫剤と共に使用して加硫
を行なっても適用するゴムの特性を損なうことがなく、
ゴム組或物を良好に加硫することができ、しかも加工性
に優れたゴム組成物を与えるものであるが、特にフッ素
ゴム或分を含有するゴム組成物、あるいはフッ素ゴム成
分とシリコーンゴム或分とを併用するゴム組成物に対し
て有効である。
ここで、フッ素ゴム成分としては、例えば、フッ化ビニ
リデン又は四フッ化エチレンの単独重合体;フッ化ビニ
リデン及び四フッ化エチレンから選ばれる少なくとも1
種と六フッ化プロピレンとからなる共重合体;フッ化ビ
ニリデン,四フッ化エチレン及び六フッ化プロピレンか
ら選ばれる少なくとも工種とこれらと共重合可能な単量
体との共重合体等であって、ポリアミン加硫に供するこ
とができるものである。前記のフッ化ビニリデン等と共
重合可能な単量体としては、例えば、トリフルオ口エチ
レントリフルオロメチルエーテル等の側鎖にエーテル結
合を持つオレフィン類;エチレン、プロピレン,インブ
チレン等のオレフィン類;トリフルオロエチレン、モノ
クロルトリフルオ口エチレン等のハロゲン化オレフィン
類;パーフルオロブチルエチレン(C. F, C H
 = C I{,)、パーフルオロへキサエチレン(C
,Fエ, C H = C H2〕、パーフルオロオク
タエチレン(CIIFよ, C H = C H2〕等
のフッ化アルキル基を有するオレフィン類:パーフルオ
ロパーフルオ口ビニルエーテル、アルキルーフルオロビ
ニルエーテル等のハロゲン化エーテル類;エチルビニル
エーテル等のエーテル類などが挙げられる。フッ素ゴム
の具体例として市販されているものとしては、デュポン
社製のV I T O NAタイプ、Bタイプ及びGタ
イプ;3M社製のフローレルFC−2145、FC−2
230,FC−2260、FLS−2690 ;ダイキ
ン工業社製のダイエルG−201.G−501、G−8
01.0−9 0 1、G−902、G−912,G−
1001 ;旭硝子社製のアフラス200シリーズ、1
50シリーズ、100シリーズ等が挙げられる。
また、フッ素ゴムと併用するシリコーンゴムとしては、
特に制限されず、例えば側鎖にメチル基,フェニル基又
はγ一トリフルオロプロビル基を有するシリコーンゴム
等を用いることができるが、フッ素ゴムとの相溶性から
フッ素含有率が多いものが好ましい。具体的に市販され
ているものとしては、KE,FFシリーズ(信越化学工
業社製),SH,SRX,LSシリーズ(トーレシリコ
ーン社製).TSE,YE,THE,FQEシリーズ(
東芝シリコーン社製)、DCシラステイック(Sila
ltic社製)、TR,WE,HS,LSシリーズ(ダ
ウ・コーニング社製)等が挙げられる。
シリコーンゴムの配合量は、これらのシリコーンゴムの
1種を単独で又は2種以上を併用してフッ素ゴム戒分1
00重量部に対し50部以下とすることが得られる硬化
物の加工性の点からよい。
上記フッ素ゴムを含有するゴム組或物には、常法に従っ
て、パーオキサイド加硫剤、無機充填剤、加硫助剤等を
配合することができる。
ここで、パーオキサイド加硫剤としては、例えばペンゾ
イルパーオキサイドや2,5ジメチルー2,5ビス(t
−ブチルパーオキシ)一ヘキサン等の1価の置換又は非
置換のアルキル基を両末端に有する有機過酸化物、無機
充填剤としては、SRF,MT等のカーボンブラック;
酸化マグネシウム,酸化釦等の金属酸化物;水酸化カル
シウム等の金属水酸化物;エボキシ化合物;有機スズ化
合物;アルカリ土類金属塩などが挙げられる。
更に、脱酸剤;シリカ、クレー、けい藻土,タルク等の
充填剤;その他比較的低分子量のフッ素ゴム、フッ素変
性シリコーンオイル等の可塑剤;カルナバワックス等の
加工助剤;ステアリン酸等の脂肪酸、ステアリン酸カル
シウム等の脂肪酸金属塩などの滑剤;その他フッ素ゴム
に添加される各種の添加剤を添加することもできる。
なお、加硫方式としては、HAV方式を有効に採用し得
、例えば150〜2 0 0 ’Cで10〜30分間加
熱すれば加硫し得る。
血里立募求 本発明のシリコーン変性加硫助剤は,パーオキサイド型
フッ素ゴム組或物にパーオキサイド加硫剤と共に配合し
た場合,HAV方式を採用してもゴム組成物を良好に加
硫し得、押出加工やカレンダロール、混棟ロール等でト
ラブルなく加工でき、種々の加工方式を採用できる加工
性に優れた高品質のゴム組戒物を与えることができる。
更に、本発明の加硫助剤を用いると、フッ素ゴム戊分と
シリコーンゴム或分とを含有するゴム組或物を満足に加
硫することが可能であり、低温特性、伸び等の優れたゴ
ム特性を有するゴムを低コストで得ることができる。
以下,実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本
発明は下記実施例に制限されるものではない。
〔実施例l〕
叉よ雲旦 トリアリルイソシアヌレート4 9.8 g (0.2
モル)とトルエン60gとの混合物に塩化白金酸0.0
07gを含有するトルエン5milを加えて100℃に
加熱し、これにジメチルク口ロシラン18.9g (0
.2モル)を90〜110℃の温度条件下で滴下した後
,110℃で6時間撹拌し、トリアリルイソシアヌレ−
1〜とシラン化合物との1;1付加体を得た。次いで、
この付加体を蒸留で分離したところ、169〜175℃
/ 4 +unllgの留分19g (収率28%)を
得た。この留分をNMR,IRで分析したところ、下記
式で示される1−(3−(クロロジメチルシリル)}プ
ロビル−3,5−ジアリルイソシアヌレートであること
が確認された。
炭酸水素ナトリウム9.74g (0.116モル)を
水250allに溶かした溶液に、第l工程で得た1−
(3−(クロロジメチルシリル)}プロビル−3,5−
ジアリルイソシアヌレート19.Og (0.55モル
)をトルエン50gに溶かした溶液を激しく撹拌しなが
ら滴下した後、室温で3時間撹拌した.次いで、この有
機層を水洗し、無水lA酸マグネシウムを加えて乾燥し
、60℃/4nuHgで溶媒のトルエンを除去すること
により、本発明加硫助剤(オイル状化合物)17.0g
 (0.0268モル,収率98%)を得た。この化合
物は、赤外線吸収スペクトルによる分析から下記式(1
)で示される構造の1.1,3.3−テトラメチル−1
,3−ビス(ジアリルイソシアヌレートプ口ピル)ジシ
ロキサンであることが確認された。
トリアリルイソシアヌレート4 9.8 g (0.2
モル)とトルエン60gとの混合物に塩化白金酸0.O
O’7gを含有するトルエン5−を加え、更にメチルジ
クロロシラン2 3.0 g (0.2モル)を90〜
110℃の温度条件下で滴下した後、110℃で6時間
撹拌し、沸点160℃/3llIIIHgの留分として
トリアリルイソシアヌレートとシラン化合物との1:l
付加体14.5g (収率20%)を単離した。この付
加体をNMR、IRで分析したところ、下記式で示され
る1 −(3−(ジクロロメチルシリル))プロビル−
3,5−ジアリルイソシアヌレートであることが確認さ
れた。
〔実施例2〕 第』二L殊 炭酸水素ナトリウム7.1g (0.085モル)を水
200mQに溶かした溶液に、第l工程で得られた1−
(3−(ジクロロメチルシリル))プロピル一3,5−
ジアリルイソシアヌレート1 4.5 gをトルエン5
0gに溶かした溶液を滴下した後、室温で3時間撹拌し
た。次いで、この有機層を分離して水洗し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し、減圧下でトルエンを除去すること
により、本発明加疏助剤(下記式(11)で示される構
造を有するジアリルイソシアヌレートプロビル基を有す
るポリシロキサン)を粘稠なオイルとして11.7g(
収率95%)得た。
ビス(ジアリルイソシアヌレートプ口ピル)ジシロキサ
ン38.3g (Si単位0.2モル)とをフラスコに
入れ,l20℃で窒素ガスを流しながら1時間撹拌した
後、10%の水酸化カリウムを含むシリコネート0.7
gを添加し、150℃に昇温しで6時間反応を行なった
。反応終了後、トルエン150mQで希釈し,水洗して
水酸化カリウムを除き、減圧下(150℃/4omHg
)にトルエンと低沸留分を除去することにより、淡黄色
透明な本発明加硫助剤(オイル状化合物)62gを得た
この化合物は、赤外線吸収スペクトルによりジアリルイ
ソシアヌレート基を有する下記構造のシロキサンである
ことが確認された. 〔実施例3〕 オクタメチルシク口テトラシロキサン37g(Si単位
0.5モル)と実施例1で得られた(1)式の1.1,
3.3−テトラメチル−王,3−〔実施例4〕 オクタメチルシク口テトラシロキサン14.8g(Si
単位0.2モル)、実施例1で得た(j)式のジシロキ
サン7.7g (Si単位0.04モル)及び実施例2
で得た(ii)式のポリシロキサン30.9g (Si
単位0.1モル)をフラスコに仕込み、10%の水酸化
カリウムを含むシリコネート0.6gを用いて実施例3
と同様の方法で反応を行なうことにより、淡黄色透明な
本発明加硫助剤(オイル状化合物)52gを得た。この
化合物は、赤外線吸収スペクトルによりジアリルイソシ
アヌレート基を有する下記構造のシロキサンであること
が確認された。
苧 〔実施例5〕 トリアリルイソシアヌレート99g (0.4モル)を
トルエン100mQに溶解した溶液に塩化白金酸0.0
07gを含むトルエン溶液5mQを加え、100〜11
0℃に昇温した後、1,1,3,3−テトラメチルジシ
ロキサン26.8g (0.2モル)を1〜1.5時間
かけて滴下し、次いで120〜130℃で12時間撹拌
した。更に、トルエンを留去しながらこの反応混合物を
200℃まで昇温した後、150℃/4nmHgで残り
のトルエンと低沸留分を除去することにより、粘稠な黄
色透明の本発明加硫助剤(オイル状化合物)120gを
得た。
この化合物の赤外線吸収スペクトルを第l図に示す。こ
のスペクトルから、2200a++−’付近(Si−H
)(7)吸収が消失し、1 7 0 0 as−” (
 )C = O)、3 19 0cm−”. 16 5
 0a++−1(−CH2CH:CH,) (7)吸収
が認められる. 〔実施例6〕 トリアリルイソシアヌレート224g (0.9モル)
及び1,1,3.3−テトラメチルジシロキサン40.
2g (0.3モル)を用いて実施例5と同様の方法で
反応を行なうことにより、本発明加硫助剤(アリルイソ
シアヌレート基含有シロキサン)256.2gを得た。
第2図にこの化合物の赤外線吸収スペクトルを示す。こ
の化合物の赤外線吸収スペクトルから、2200(!l
−1付近(Si−H)の吸収が消失し、1700cn−
”(冫C=○)、3 1 9 0aa−’,  1 6
 5 0cm−”(−CH.CH=CH2〕の吸収が認
められる.〔実施例7〕 トリアリルイソシアヌレート199g (0.8モル)
及び1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン26.
8g (0.2モル)を用いて実施例5と同様の方法で
反応を行なうことにより、本発明加硫助剤(アリルイソ
シアヌレート基含有シロキサン)220gを得た。
第3図にこの化合物の赤外線吸収スペクトルを示す。こ
の化合物の赤外線吸収スペクトルから、2200国−1
付近(Si−H)の吸収が消失し、1 7 Q Oa+
+−’(〉C=O)、3 1 9 0an−’, 1 
6 5 0cm−’(一CH2CH=CHt)の吸収が
認められる.〔実施例8〕 トリアリルイソシアヌレート1 1 2 g(0.4 
5モル)及び↓,上,3,3−テトラメチルジシロキサ
ン20.1g (0.15モル)を用いて実施例5と同
様の方法で反応を行なうことにより、本発明加硫助剤(
アリルイソシアヌレート基を有するシロキサン)128
gを得た。
その赤外線吸収スペクトルの結果は下記の通りである。
2 2 0 0am−’ (S i−H)消失3200
am−”  1650an−1(  CH,CH=CH
2〕確認 〔実施例9〕 トリアリルイソシアヌレート149g (0.6モル)
及び1,1,3,3,5,5,7.7一オクタメチルテ
トラシロキサン56.4g (0.2モル)を用いて実
施例5と同様の方法で反応を行なうことにより、本発明
加硫助剤(アリルイソシアヌレート基を有するシロキサ
ン)195gを得た。
この化合物の赤外線吸収スペクトルの結果は、2200
国−1付近(Si−H)の吸収が消失し、1700cI
1’″1(冫C=O)、3 1 9 0cm−”,  
1 6 5 0an−”(−CH,CH=CH.)の吸
収が認められるものであった。
〔実施例10) トリアリルイソシアヌレート149g (0.6モル)
及び下記式 で示される1,1,3,5.5−ペンタメチル−3−(
3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9
,9,10,10.10−へブタデカフルオロデシノレ
)−1.3.5−トリシロキサン128g (0.2モ
ル)を用いて実施例5と同様の方法で反応を行なうこと
により、下記式で示される本発明加硫助剤(アリルイソ
シアヌレート基を有するシロキサン)263gを得た。
その赤外線吸収スペクトルの結果を第4図に示す。コノ
結果から、2 2 0 0an−” (S i−H)が
消失し、1 7 0 0cxr−’C>C=○)、32
00cR一”1650am−1(−CH,−CH=CH
2〕(7)吸収が確認された. 〔実施例11〕 トリアリルイソシアヌレート149g (0.6モル)
及び1,1,3,5.5−ペンタメチルー3一フェニル
ー1,3.5−トリシロキサン54g(0.2モル)を
用いて実施例5と同様の方法で反応を行なうことにより
、本発明加硫助剤(アリルイソシアヌレート基を有する
シロキサン)195gを得た。
その赤外線吸収スペクトルの結果は下記の通りである。
2 2 0 0an−” (S i−H)消失1700
■−”(>c”○),3200の−11650印−1(
−CH2−CH=CH2〕確認〔実施例12〕 トリアリルイソシアヌレート50g (0.2モル)及
び1,1,3,5.5−ペンタメチルー3一(ヘプタデ
力フルオロデシル)−1.3.5−トリシロキサン64
g (0.1モル)を用いて実施例5と同様の方法で反
応を行うことにより,本発明加硫助剤(アリルイソシア
ヌレート基含有シロキサン)lllgを得た。
〔実施例13) トリスー(1−トリプルオロメチル−1−フルオロー3
−ブテニル)インシアヌレート110g(0.2モル)
及び1,1,3,5.5−ペンタメチルー3−(ヘプタ
デ力フルオロデシル)−1.3.5−トリシロキサン6
4g (0.2モル)を用いて実施例5と同様の方法で
反応を行なうことにより、本発明加硫助剤(イソシアヌ
レート変性シロキサン)165gを得た。
〔実施例14〕 トリスー(5−(2−プロベノキシ’)−1,1,2,
2,3,3,4,4,5.5−デカフルオロペンチル)
イソシアヌレート209g (0.2モル)及び1,1
,3,6.5−ペンタメチルー3−(ヘプタデ力フルオ
ロデシル)−1.3.5−トリシロキサン64g (0
.22モル)を用いて実施例5と同様の方法で反応を行
なうことにより、本発明加硫助剤(イソシアヌレート変
性シロキサン)252gを得た。
なお、実施例12〜14の化合物の赤外線吸収スペクト
ルの結果はいずれも2200an−1付近(Si−H)
の吸収スペクトルが消失し、1700cm−’3 20
 0>−”,1 1 50am−1( 一CM2CH=
CH,)の吸収が認められた. 〔実験例1〕 実施例10で得られたアリルイソシアヌレート基含有シ
ロキサンを用いてフッ素ゴムを加硫させた.手順は以下
の通りである。
フッ素ゴム(G−801、ダイキン工業社製)100重
量部に対して、MTカーボンブラック(N−990  
Can Carb社製)20重量部、2,5一ジメチル
−2,5−ジ(ターシャリーブチル)ベルオキシヘキサ
ン(パーへキサ2.5B日本油脂(株)製)1.5重量
部.Ca(OH)2(カルディック2000近江化学(
株)製)5重量部、実施例10で合成したアリルイソシ
アヌレ−1〜基含有シロキサン15重量部を加えて、ゴ
ム混練り用ロール上で混合し、混合物を得た。その混合
物の加硫特性をオーレイングディスクレオメータ(AS
TM−100型,東洋精機製)を用いて175℃でのト
ルクの増減を測定することにより評価した。
比較のため、実施例10のシロキサンの代りにトリアリ
ルイソシアヌレート(TAIC)をフッ素ゴム(G−8
01,ダイキン工業社製)↓OO重量部に対して4重量
部用いた以外は同様に加硫ゴムの評価を行なった。
結果を第5図に示す。なお、第5図において、Aは実施
例10のシロキサンを用いた場合、Bはトリアリルイソ
シアヌレートを用いた場合である.第5図の結果より、
本発明のシリコーン変性加硫助剤を用いた場合、トリア
リルイソシアヌレートを用いた場合に比較して加硫が速
いことが認められる。
〔実験例2〕 第1表に示す配合組或をO−ル混棟りした後、得られた
ゴム組戒物を170℃で15分間プレス加硫し、厚さ2
II!I+のゴムシ一トを得た。得られたゴムシ一トを
2 0 0 ゜Cで24時間オーブン加硫し、このゴム
について、JIS−K6301に準拠した方法で物性を
評価した。
評価結果を第1表に併記する。
第工表の結果より、本発明のシリコーン変性加硫助剤を
用いて加硫した場合、従来のトリアリルイソシアヌレー
トを用いて加硫゛したものに比較して硬度,引張強度、
引き裂き強度の諸物性では変わらないが、伸びを大幅に
向上させることができることが認められる。
【図面の簡単な説明】
第l図乃至第4図はそれぞれ実施例5,6,7.10の
シロキサンの赤外線吸収スペクトル、第5図は本発明加
硫助剤とトリアリルイソシアヌレートを用いた場合の加
硫特性を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、〔R^1_2SiO_2_/_2〕単位及び/又は
    〔R^1_3SiO_1_/_2〕単位 (ここに、R^1は水素原子又は炭素数1〜21の非置
    換もしくは置換1価炭化水素基である、)を含有するオ
    ルガノポリシロキサンにおいて、1分子中の少なくとも
    2個以上のR^1が下記式(1)〜(6) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・(1) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・(2) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・(3) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・(4) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・(5) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・(6) (R^3は−CH_2−基、▲数式、化学式、表等があ
    ります▼基又は −(CF_2■_5OCH_2−基を示す。)で示され
    る含窒素有機基から選ばれる1種又は2種以上のイソシ
    アヌレート基あるいはシアヌレート基で置換されたオル
    ガノポリシロキサンからなることを特徴とするシリコー
    ン変性加硫助剤。 2、下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・( I ) 〔ここに、R^1は水素原子又は炭素数1〜21の非置
    換もしくは置換1価炭化水素基であり、R^2は下記式
    (1)又は(4) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・(1) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・(4) (R^3は−CH_2−基、▲数式、化学式、表等があ
    ります▼基又は −(CF_2■_5OCH_2−基を示す。)で示され
    る含窒素有機基である。また、lは0〜50の整数、m
    は0〜50の整数、nは0、1又は2である。〕で示さ
    れる1分子中にアリルイソシアヌレート基又はアリルシ
    アヌレート基を少なくとも2個以上有するオルガノポリ
    シロキサンからなることを特徴とする請求項1に記載の
    シリコーン変性加硫助剤。 3、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレ
    ート又はこれらの誘導体とジメチルクロロシラン又はメ
    チルジクロロシランとを白金族触媒の存在下に反応させ
    ることにより得られるジアリルイソシアヌレート基又は
    ジアリルシアヌレート基含有クロロシランを加水分解す
    ることを特徴とする請求項1記載のシリコーン変性加硫
    助剤の製造方法。 4、請求項3記載のジアリルイソシアヌレート基又はジ
    アリルシアヌレート基含有クロロシランの加水分解によ
    り得られるシロキサンと主鎖がR^1_2SiO単位(
    但し、R^1は水素原子又は炭素数1〜12の非置換も
    しくは置換1価炭化水素基である。)からなるシロキサ
    ンとを塩基性触媒の存在下に反応させて再平衡化処理す
    ることを特徴とするシリコーン変性加硫助剤の製造方法
    。 5、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレ
    ート又はこれらの誘導体と下記一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・(II) 〔但し、式中R^1は水素原子又は炭素数1〜21の非
    置換もしくは置換1価炭化水素基であるが、(II)式に
    おいてR^1のうち少なくとも2個は水素原子であり、
    lは0〜50の整数である。)で示されるシロキサンと
    を白金族触媒の存在下に反応させることを特徴とする請
    求項1記載のシリコーン変性加硫助剤の製造方法。
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