JPH03146773A - 組織代用人工繊維布 - Google Patents
組織代用人工繊維布Info
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- JPH03146773A JPH03146773A JP1283085A JP28308589A JPH03146773A JP H03146773 A JPH03146773 A JP H03146773A JP 1283085 A JP1283085 A JP 1283085A JP 28308589 A JP28308589 A JP 28308589A JP H03146773 A JPH03146773 A JP H03146773A
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Landscapes
- Materials For Medical Uses (AREA)
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- Surgical Instruments (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、心臓血管の手術において、その縫合部の補強
に使用する組織代用人工繊維布に関する。
に使用する組織代用人工繊維布に関する。
(従来の技術及び解決すべき課題)
人工血管、人工弁、人工心臓の移植など心臓血管の手術
を必要と・する患者の患部、及びその近傍の組織は非常
に脆くなっている。そのため、心臓血管の手術の縫合時
に組織が崩れたり、或いは、穿刺部位からの出血が見ら
れる。これを防止するために、心臓血管の手術の際、縫
合部位及び穿刺部位に、ポリエステル布(商標名ダクロ
ン布)やテトラフルオロエチレン製の布(商標名テフロ
ン布)をあてがって縫合することが行われている。
を必要と・する患者の患部、及びその近傍の組織は非常
に脆くなっている。そのため、心臓血管の手術の縫合時
に組織が崩れたり、或いは、穿刺部位からの出血が見ら
れる。これを防止するために、心臓血管の手術の際、縫
合部位及び穿刺部位に、ポリエステル布(商標名ダクロ
ン布)やテトラフルオロエチレン製の布(商標名テフロ
ン布)をあてがって縫合することが行われている。
通常、上記の目的に使用する布は、組織代用人工組織布
と称され、前記の繊維をウーブン、ニット、或いは、フ
ェルト状などの各種の編物、織物にしたものが用いられ
、また、この繊維布の表面性状、厚さ、或は硬さは、そ
の情況に応じて種々変化させたものが市販され、手術時
使用されている。
と称され、前記の繊維をウーブン、ニット、或いは、フ
ェルト状などの各種の編物、織物にしたものが用いられ
、また、この繊維布の表面性状、厚さ、或は硬さは、そ
の情況に応じて種々変化させたものが市販され、手術時
使用されている。
然し乍ら、現在使用されているこれらの人工組織布では
穿刺部位からの血液の漏出が見られ、未だ完全に出血を
抑えることができる組織代用人工繊維布は見出せない。
穿刺部位からの血液の漏出が見られ、未だ完全に出血を
抑えることができる組織代用人工繊維布は見出せない。
本発明者は、これらの欠点を改良し、種々検討した結果
、組織代用人工繊維布の一面に止血材を存在させること
により、特に、コラーゲンが止血作用を有することに着
目し、これを利用することによって、血液の漏出のない
組織代用繊維布片を見出し、本発明を完成するに至った
もので、本発明の目的は血液の漏出のない、或は、従来
の組織代用人工繊維布より止血効果の顕著な組織代用人
工繊維布を提供するにある。
、組織代用人工繊維布の一面に止血材を存在させること
により、特に、コラーゲンが止血作用を有することに着
目し、これを利用することによって、血液の漏出のない
組織代用繊維布片を見出し、本発明を完成するに至った
もので、本発明の目的は血液の漏出のない、或は、従来
の組織代用人工繊維布より止血効果の顕著な組織代用人
工繊維布を提供するにある。
(課題を解決するための手段)
本発明の要旨は、!Iia代用人工繊維布において、該
繊維布の少なくとも血管に接する側に止血材を存在させ
たことを特徴とする組織代用人工繊維布であり、かかる
組織代用人工繊維布において止血材がコラーゲンである
組織代用人工繊維布である。
繊維布の少なくとも血管に接する側に止血材を存在させ
たことを特徴とする組織代用人工繊維布であり、かかる
組織代用人工繊維布において止血材がコラーゲンである
組織代用人工繊維布である。
即ち、本発明は、特に、コラーゲンの有する血液との相
互作用による凝固作用を利用し、組織代用人工繊維布の
少なくとも血管に接する側にコラーゲンを存在させ、該
繊維布に止血作用を付与して出血を防止するのである。
互作用による凝固作用を利用し、組織代用人工繊維布の
少なくとも血管に接する側にコラーゲンを存在させ、該
繊維布に止血作用を付与して出血を防止するのである。
本発明について、詳細に説明する。
本発明において、基材となる繊維布は、現在この種の組
織代用繊維布として使用されているポリエステル繊維布
(商標名ダクロン)やテトラフルオロエチレン繊維布(
商標名テフロン)でよく、特に、限定されるものではな
い。
織代用繊維布として使用されているポリエステル繊維布
(商標名ダクロン)やテトラフルオロエチレン繊維布(
商標名テフロン)でよく、特に、限定されるものではな
い。
本発明の繊維布は、上記の繊維布を単層でも積層でも何
れの状態で使用してもよい。積層して使用する場合には
、生体的に毒性のない接着剤、若しくは粘着剤を用いて
接合することが出来るが、生体内に入る接着剤に毒性が
ないと評価されるものは少なく、また、接着剤を使用す
ることにより硬くなったり、扱い難くなったりするので
、成るべく接着剤の使用しないものを用いることが好ま
しい。
れの状態で使用してもよい。積層して使用する場合には
、生体的に毒性のない接着剤、若しくは粘着剤を用いて
接合することが出来るが、生体内に入る接着剤に毒性が
ないと評価されるものは少なく、また、接着剤を使用す
ることにより硬くなったり、扱い難くなったりするので
、成るべく接着剤の使用しないものを用いることが好ま
しい。
止血材としては、コラーゲンまたはその誘導体を使用す
るが、コラーゲン以外の止血材、例えば酸化セルロース
、吸収性ゼラチンスポンジなども使用できるが、コラー
ゲンが最も好ましい。
るが、コラーゲン以外の止血材、例えば酸化セルロース
、吸収性ゼラチンスポンジなども使用できるが、コラー
ゲンが最も好ましい。
コラーゲンは、動物結合組織の主蛋白であり、生体適合
性に優れているため、副作用も少なく、極めて有効であ
る。そして、コラーゲンは、血’t&と接触した場合、
血小板がコラーゲンに粘着し、粘着した血小板は他の血
小板を凝集し、コラーゲン上に血小板が積み重なるよう
に付着して凝集塊が形成される。次いで、凝集血小板の
作用によりフィブリンが形成されて血小板−フイブリン
塊となり、その強度を増加して血栓を形成し止血作用を
呈することは、良く知られている。
性に優れているため、副作用も少なく、極めて有効であ
る。そして、コラーゲンは、血’t&と接触した場合、
血小板がコラーゲンに粘着し、粘着した血小板は他の血
小板を凝集し、コラーゲン上に血小板が積み重なるよう
に付着して凝集塊が形成される。次いで、凝集血小板の
作用によりフィブリンが形成されて血小板−フイブリン
塊となり、その強度を増加して血栓を形成し止血作用を
呈することは、良く知られている。
本発明では、コラーゲンのこのような止血作用を利用す
るのであって、この作用は、不溶性コラーゲン、または
、アテロコラーゲンなどの可溶性コラーゲンにおいても
同様である。
るのであって、この作用は、不溶性コラーゲン、または
、アテロコラーゲンなどの可溶性コラーゲンにおいても
同様である。
特に、創面との粘着性及び血小板との反応性を高める意
味から、好ましくは、p)lが2.5〜4.0の酸性の
コラーゲンが好ましい。
味から、好ましくは、p)lが2.5〜4.0の酸性の
コラーゲンが好ましい。
更に、コラーゲンをエステル化、或はグアニジル化など
プラスの電荷を増したコラーゲン誘導体なども用いるこ
とができる。
プラスの電荷を増したコラーゲン誘導体なども用いるこ
とができる。
そして、本発明において、組織布に止血材を存在させる
とは、止血材の種類によっては止血材の溶液とし、該溶
液を繊維布内に塗布、含浸させて組織布内に止血材を包
含させることは勿論、止血材よりなるシート状のものや
、スポンジ状、若しくはウェッブ状の物(市販品のもの
でもよい)を組織布の一面に積層したり、或は、止血材
よりなる繊維を繊維布内に織り込んだりする等何れの方
法によってもよく、繊維布の少なくとも一面に止血材を
存在させればよい。
とは、止血材の種類によっては止血材の溶液とし、該溶
液を繊維布内に塗布、含浸させて組織布内に止血材を包
含させることは勿論、止血材よりなるシート状のものや
、スポンジ状、若しくはウェッブ状の物(市販品のもの
でもよい)を組織布の一面に積層したり、或は、止血材
よりなる繊維を繊維布内に織り込んだりする等何れの方
法によってもよく、繊維布の少なくとも一面に止血材を
存在させればよい。
次に、本発明にかかる組織代用人工繊維布の製造方法と
して、止血材がコラーゲンの場合について説明する。
して、止血材がコラーゲンの場合について説明する。
コラーゲン原料は、血小板との反応性、精製の点からみ
て動物の鍵やアテロコラーゲン再生繊維を使用すること
が好ましい。
て動物の鍵やアテロコラーゲン再生繊維を使用すること
が好ましい。
例えば、コラーゲン原料として、牛の鍵を取りだし、0
.5〜3cmに切断し、此れを石臼で線維にほぐし、更
にホモジナイザーで細断した。
.5〜3cmに切断し、此れを石臼で線維にほぐし、更
にホモジナイザーで細断した。
次に、この細断したコラーゲンを充分洗浄後、約0.0
5〜2xのコラーゲン分散液とし、IN)ICUでp)
13.0に調整し、コラーゲンを充分膨潤させ粘稠な液
とした。
5〜2xのコラーゲン分散液とし、IN)ICUでp)
13.0に調整し、コラーゲンを充分膨潤させ粘稠な液
とした。
ポリスチレン容器に基布を敷き、その上に、上記の調整
したコラーゲン液を脱泡後、0.1〜10岨の深さにな
るように入れた。
したコラーゲン液を脱泡後、0.1〜10岨の深さにな
るように入れた。
次に、この容器に組織代用繊維布の表面を押えコラーゲ
ン溶液を塗布し、これを冷凍乾燥すると、スポンジ状の
コラーゲンを片面に付けた組織代用人工m細布を得た6 コラーゲン止血材と基布との接合を良くするには、コラ
ーゲン液を入れた後、加圧と減圧とを数回繰り返したり
、基布の下をメツシュにし、減圧にしたりすることによ
って、コラーゲン液を基布に充分含浸させることができ
る。
ン溶液を塗布し、これを冷凍乾燥すると、スポンジ状の
コラーゲンを片面に付けた組織代用人工m細布を得た6 コラーゲン止血材と基布との接合を良くするには、コラ
ーゲン液を入れた後、加圧と減圧とを数回繰り返したり
、基布の下をメツシュにし、減圧にしたりすることによ
って、コラーゲン液を基布に充分含浸させることができ
る。
又、上記コラーゲン線維を基材となる線維に0.130
%(W/W)混合し、フェルトなどを成形して本発明に
かかる組織代用繊維布を作ることも出来る。
%(W/W)混合し、フェルトなどを成形して本発明に
かかる組織代用繊維布を作ることも出来る。
通常、術後の縫合部位は血栓となり、周りの組織と癒着
する危険性が高いので、本発明にががる一面に止血材を
設けた組織代用人工線維布にあっては、その反対側に、
又、止血材とコラーゲン線維とを混合して作った組織代
用人工線維布にあっては、貼着する組織の外側にそれぞ
れ癒着防止機能を付与することが好ましい、癒着防止機
能を付与する手段としては、ヘパリンをイオン結合した
コラーゲン膜等のあらゆる癒着防止膜を貼合せることが
できる。
する危険性が高いので、本発明にががる一面に止血材を
設けた組織代用人工線維布にあっては、その反対側に、
又、止血材とコラーゲン線維とを混合して作った組織代
用人工線維布にあっては、貼着する組織の外側にそれぞ
れ癒着防止機能を付与することが好ましい、癒着防止機
能を付与する手段としては、ヘパリンをイオン結合した
コラーゲン膜等のあらゆる癒着防止膜を貼合せることが
できる。
実施例
新鮮な牛のアキレス鍵を衛生的に取り出し水洗した。こ
れを約1cmの長さに切断し、マスコイダーで鍵(コラ
ーゲン線維)を解し、更にミクロカッターで細断した。
れを約1cmの長さに切断し、マスコイダーで鍵(コラ
ーゲン線維)を解し、更にミクロカッターで細断した。
これを0.5MCaCQ 、で3回洗浄後、充分水洗し
、CaC: Q 、を除いた。これを0.0IMの乳酸
で0.75%となるように分散液を調整した。
、CaC: Q 、を除いた。これを0.0IMの乳酸
で0.75%となるように分散液を調整した。
1010Xl0X1のプラスチック容器の底にl0XI
OX0,2cmの組織代用線維布フェルト(USCI社
製)を敷き、その上に上記コラーゲン分散液を40mQ
入れ、減圧、常圧を3回繰り返した。
OX0,2cmの組織代用線維布フェルト(USCI社
製)を敷き、その上に上記コラーゲン分散液を40mQ
入れ、減圧、常圧を3回繰り返した。
これを凍結乾燥することによって片面にコラーゲン酸性
スポンジの止血材が付いた2層構造となった組織代用人
工線維布を得た。
スポンジの止血材が付いた2層構造となった組織代用人
工線維布を得た。
(効果)
以上述べたように、本発明では組織代用繊維布に止血剤
、特にコラーゲンを、積層或は包含など存在させること
によって、心臓血管の手術の縫合時に組織が崩れたり、
或いは、穿刺部位からの出血が防止することができ、優
れた組織代用繊維布を提供する効果を奏する。
、特にコラーゲンを、積層或は包含など存在させること
によって、心臓血管の手術の縫合時に組織が崩れたり、
或いは、穿刺部位からの出血が防止することができ、優
れた組織代用繊維布を提供する効果を奏する。
Claims (2)
- 1.組織代用人工繊維布において、該繊維布の少なくと
も血管に接する側に止血材を存在させたことを特徴とす
る組織代用人工繊維布。 - 2.止血材がコラーゲンである請求項第1項記載の組織
代用人工繊維布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1283085A JPH03146773A (ja) | 1989-11-01 | 1989-11-01 | 組織代用人工繊維布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1283085A JPH03146773A (ja) | 1989-11-01 | 1989-11-01 | 組織代用人工繊維布 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03146773A true JPH03146773A (ja) | 1991-06-21 |
Family
ID=17661026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1283085A Pending JPH03146773A (ja) | 1989-11-01 | 1989-11-01 | 組織代用人工繊維布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03146773A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9999408B2 (en) | 2011-09-14 | 2018-06-19 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical instrument with fluid fillable buttress |
CN111569161A (zh) * | 2020-05-27 | 2020-08-25 | 天新福(北京)医疗器材股份有限公司 | 显微血管减压术用减压材料及其制备方法与应用 |
-
1989
- 1989-11-01 JP JP1283085A patent/JPH03146773A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9999408B2 (en) | 2011-09-14 | 2018-06-19 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical instrument with fluid fillable buttress |
CN111569161A (zh) * | 2020-05-27 | 2020-08-25 | 天新福(北京)医疗器材股份有限公司 | 显微血管减压术用减压材料及其制备方法与应用 |
CN111569161B (zh) * | 2020-05-27 | 2022-04-19 | 天新福(北京)医疗器材股份有限公司 | 显微血管减压术用减压材料及其制备方法与应用 |
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