JPH0314629A - 繊維ミキサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数種の繊維材を混合する繊維ミキサーに関
する。

〔従来の技術〕

よく知られているように、複数種のステープル綿等の繊
維材は、適当な繊維ミキサーによって入念に混合される
。

しかし、従来の繊維貴キサーにおいては、混合又は均質
化処理可能な綿のタイプ又は原産は同一種のものに限ら
れていた。

この種の繊維ミキサーとして、例えば、ドイツ国特許第
３　７１３　５９０号に開示されたものがある。しかし
、この繊維ミキサーは、混合処理される繊維材を適切に
精練する手段を有していない。

一方、ステーブル綿には、一般に粉体等の紡績不能な不
純物が含まれており、この綿を最終的に紡績するために
は、これら不純物を事前に除去する必要がある。

従って、ステープル綿を適切に紡績するためには、この
ような不純物を除去する装置を別に設ける必要がある。

この点に関して、従来から、空気流によって処理される
繊維材を、グリッドから構成されるエルボ部材に押し付
けることによって上述したような紡績不能な不純物を除
去する繊維材精練装置が知られている。

しかし、例えば、ドイツ国特許第３０　０６　８３１号
に開示されたこの種の精練装置においては、不純物収集
室が、空気回収ダクトを介して、主空気流によって繊維
材を搬送する主空気流ダクトと接続されている。

従って、この従来の装置においては、前記空気回収ダク
トは、前記収集室に収集された不純物の一部に触れてこ
の不純物を再度巻き込む虞がある。

〔発明が解決すべき課Ｂ］ 本発明の第１の課題は、繊維材の混合処理と同時にこれ
ら繊維材の請練処理をも行うことが可能な繊維ミキサー
を提供することによって前述した従来の問題点を解決す
ることにある。

本発明の第２の課題は、ステーブル綿を他の処理装置に
搬送する過程において、このステーブルのオープニング
工程と搬送工程との両方の工程中において前記精練処理
を行うことが可能な繊維ミキサーを提供することにある
。

本発明の第３の課題は、作業の信頼性の高い繊維ミキサ
ーを提供することにある。

〔課題を達或するための手段〕

上記課題を達戊するために、本発明に係る繊維材、特に
ステーブル綿用の繊維ミキサーは、処理すべき繊維材を
供給される複数の互いに隣接配置された縦セルと、これ
ら縦セルそれぞれの底部に設けられた一対の互いに反対
方向に回転する水平並置ローラと、これらローラの下方
に位置し、不純物収集室に連通ずるグリッドに近接配置
されたステープル・オープニング・シリンダとを有し、
前記縦セルは、その底部において、処理すべき繊維材を
更に別の処理装置に搬送するための水平通路に対して開
口するとともに、織維材中に含有される不純物の粒体を
除去するための手段を備えていることを特徴とする。

〔作用・効果〕

この繊維ミキサーにおいては、水平並置ローラとステー
プル・オープニング・シリンダを設けることにより、繊
維材の混合処理と同時にこれら繊維材の精練処理をも行
うことが可能となり、従来の問題点を解決することがで
きる。

さらに、この繊維ミキサーを採用することにより、ステ
ープル綿を他の処理装置に搬送する過程において、この
ステープルのオープニング工程と搬送工程との両方の工
程中において前記情練処理を行うことが可能である。

（実施例〕 次に、図面を参照しながら、本発明に係る繊維材ミキサ
ーの実施例について説明する。

第１図において、この繊維ミキサーは、複数の縦セル１
を有し、これら縦セル１には、綿ベールから得られた、
例えば、合戒繊維と混合可能なステープル綿が仇給され
る。

前記各セル縦ｌの内部には、二つの歯付き水平並置ロー
ラ２が、それぞれ互いに平行かつ水平な軸芯上において
回転可能な状態で横方向に並設されている。これら水平
並置ローラ２は、処理される繊維材を把持してこの繊維
材を下方に押動する。

更に、前記水平並置ローラ２の下方には、これも水平軸
芯を有するステープル・オープニング・シリンダ３が設
けられている。このステープル・オープニング・シリン
ダ３は螺旋状の歯を有している。

前記ステープル・オープニング・シリンダ３は、前記水
平並置ローラ２のうちの第ｌ図において右側に位置する
ローラ２によって把持又は駆動された綿ステープルに係
合して、これらステープルを予備オープニング処理し、
更に、このステープルを左側のローラ２（前記右側ロー
ラ２に対して反対方向に回転する）に押し付けることに
よってこのステープルの完全オープニング処理をする。

前記ステープル・オープニング・シリンダ３に近接して
、かつ、前記水平並置ローラ２の下方に、グリッド４が
設けられている。このグリッド４は、その側方に位置す
る不純物収集室５に連通している。そして、この不純物
収集室５には、紡績不能な不純物を除去するための、例
えば、回転ウォームネジ６のような除去装置が設けられ
ている。

更に詳述すると、前記オープニング処理後の綿ステープ
ルは前記ステープル・オープニング・シリンダ３によっ
て把持され、かつこのシリンダ３によって前記グリッド
４に押し付けられる。これにより、該綿ステープルに含
有されている紡績不能な不純物の少なくとも一部が前記
ステープル・オープニング・シリンダ３の遠心力作用に
より前記グリッド４を通過する。

そして、このグリッド４を通過した不純物は、前記収集
室５に回収されて、ここから前述した除去装置（ウォー
ムネジ）６によって除去されるのである。

前記複数の縦セル１の下方には、更に、参照番号７によ
って示すところの水平通路が設けられている。この水平
通路７は、好ましくは、三角形の断面を有し、その一方
の端部は閉鎖グリッド８によって閉鎖されている。

一方、前記水平通路７の反対側の端部には、屈曲延長部
９が設けられ、この屈曲延長部９は、前記繊維材を、更
に、別の繊維材処理装置（図示せず）に搬送するための
吸入ダク＋−１０と連通している。

又、前記屈曲延長部９の外側には、コーム部材１１が形
成されており、このコーム部材１１は、第４図に示すよ
うに、該屈曲延長部９の形状に対応して屈曲形成される
とともに、２ないし１０ξりのピッチで隣接配置された
複数のコーム歯Ｐを有している。

更にこの第４図に示されているように、前記コーム部材
１１は、コイルスプリングの付勢力に抗して、水平軸芯
ｌ２上で回動し、かつ、前記屈曲延長部９を負静圧室１
３と運通させている。

前記閉鎖グリッド８を設けた側の前記水平通路７の端部
には、更に、該水平通路７にその底部にそって空気流を
供給するためのブロア１４が配設されている。

従って、前記ステープル・オープニング・シリンダ３に
よってその下方に位置する前記水平通路７に送り込まれ
た繊維材は、吸引力の作用により、前記ダクト１０を介
して次の処理装置に搬送されるのである。尚、このダク
トｌＯを介した処理物の搬送は、前記装置が下向きに配
置されていることによって負圧が発生し、この負圧がダ
クト１０内において或る流速の空気流を発生させること
によって行われるものである。

又、この点に関して、前記負圧は、更に、その坑力の低
下により、前記グリッド４を通過しなかった残留不純物
の一部を前記水平通路７の底部に堆積させる作用をも有
する。

そこで、前記ブロア１４を作動させて、前記水平通路７
の底部において発生した空気流の速度を毎秒約４ないし
５メートルの適当な速度にまで加速して、この加速した
空気流によって前記底部に堆積した不純物の粒体を前記
収集室（負静圧室）１３まで搬送するのである。

以上、本発明の一実施例について詳述したが、これ以外
にもその他、様々な変形及び改良が可能であることは言
うまでもない。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするた
めに符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る織維ミキサーの略断面図、 第２図は、処理対象物としてのスフ繊維材、特に、綿ス
テープルを供給するための一対の水平並置ローラを示す
図、 第３図は、前記水平並置ローラと協働するステープル・
オープニング・シリンダを示す図、そして 第４図は、前記繊維材を吸入及び収集するための通路の
一端部に設けられたコーム部材を示す図である。 （１）・・・・・・縦セル、（２）・・・・・・水平並
置ローラ、（３）・・・・・・ステープル・オープニン
グ・シリンダ、（４）・・・・・・グリッド、（５）・
・・・・・不純物収集室、（６）・・・・・・除去装置
、（７）・・・・・・水平通路。 Ｆ９．２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、繊維材、特にステープル綿用の繊維ミキサーであっ
   て、処理すべき繊維材を供給される複数の互いに隣接配
   置された縦セル（１）と、これら縦セル（１）それぞれ
   の底部に設けられた一対の互いに反対方向に回転する水
   平並置ローラ（２）と、これら水平並置ローラ（２）の
   下方に位置し、不純物収集室（５）に連通するグリッド
   （４）に近接配置されたステープル・オープニング・シ
   リンダ（３）とを有し、前記縦セル（１）が、その底部
   において、処理すべき繊維材を更に別の処理装置に搬送
   するための水平通路（７）に対して開口するとともに、
   前記水平通路（７）に堆積した不純物の粒体を該水平通
   路（７）から除去するための手段を備えている繊維ミキ
   サー。 ２、前記水平通路（７）が、前記別の処理装置に、前記
   繊維材を毎秒４ないし５メートルの速度で搬送する請求
   項１記載の繊維ミキサー。 ３、前記水平通路（７）が、三角形の断面を有し、その
   一方の端部が閉鎖グリッド（８）によって閉鎖され、そ
   の反対側の端部に、屈曲延長部（９）が設けられ、該屈
   曲延長部（９）が、前記繊維材を、前記別の繊維材処理
   装置に搬送するための吸入ダクト（１０）と連続連通し
   ている請求項１記載の繊維ミキサー。 ４、前記屈曲延長部（９）に、コーム部材（１１）が形
   成され、該コーム部材（１１）が前記屈曲延長部（９）
   の形状に対応して屈曲形成されるとともに、２ないし１
   ０ミリのピッチで隣接配置された複数のコーム歯（Ｐ）
   を有し、更に、前記コーム部材（１１）が、コイルスプ
   リングの付勢力に抗して、水平軸芯（１２）上で回動可
   能であるとともに、前記屈曲延長部（９）を負静圧室（
   １３）と連通させている請求項３記載の繊維ミキサー。 ５、前記水平通路（７）が、前記閉鎖グリッド（８）の
   近くに、吸入空気流速度を増加させるためのブロア（１
   ４）を有している請求項１記載の繊維ミキサー。 ６、前記ステープル・オープニング・シリンダ（３）が
   、前記水平並置ローラ（２）の内の一方のローラ（２）
   によって把持された繊維材に予備オープニング処理する
   ための複数の螺旋歯を有し、かつ、前記ステープル・オ
   ープニング・シリンダ（３）が、前記繊維材を前記水平
   並置ローラ（２）の他方のローラ（２）に押し付けるこ
   とによって該繊維材を完全オープニング処理する請求項
   １記載の繊維ミキサー。 ７、前記ステープル・オープニング・シリンダ（３）の
   近くで、かつ、前記水平並置ローラ（２）の下方に、前
   記不純物収集室（５）と連通する別のグリッド（４）と
   、該不純物収集室（５）に堆積した不純物粒体を除去す
   るための除去装置（６）とを備えた請求項１記載の繊維
   ミキサー。