JPH03146146A - 湿潤砕料の粉砕装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はセメント原料などの原料塊のうち、特に湿潤砕
料を効果的に粉砕することをｌ］的とした湿潤砕料の粉
砕装置に関するものである。

［従来の技術］ セメント製造設備における原料塊の粉砕装置としては、
従来よりローラとテーブルを圧接しながら該テーブルを
回し、ケース内の原料塊を粉砕するようにしだローラミ
ルや、回転するチューブ内にボールを収容し、該チュー
ブ内においてボールに摩擦力や衝撃力を与えてチューブ
内の原料塊を粉砕するよう構成されたボールミルか使用
される。一般にローラミルは比較的粗粉砕機能及び原料
塊中の水分を蒸発させる機能に優れ、ボールミルでは微
粉砕に対して効率的である。よって、この２つのミルを
適当に組合せ併用することにより、製品の粒度構成領域
を広げて品質を向上させ、総合的な省エネルギー効果を
発揮することかできる。

第３図はその従来装置の一例を示すもので、ホッパ１か
らの原料塊２を、原料供給フィーダ３及び供給管４を介
して非分級型のローラミル５に供給して粉砕を行うよう
にしている。

上記非分級型のローラミル５は、前記供給管４からの原
料塊２をテーブル６で受けてローラ７の圧接により粉砕
し、粉砕した粉粒体８をテブル６の下側から供給するよ
うにした空気９による上昇流に乗せ、輸送管１０を介し
て分級羽根１１を有したセパレータ１２に導き、該セパ
レータ１２にて前記粉粒体８の細粉１３を分級し、更に
捕集機１４及び集じん器１５に導いて精粉１６を除去し
、空気のみを集じんファン１７に誘引するようになって
いる。

前記セパレータ１２にて分離された細粉１３はボールミ
ル１８の一端供給口１９に導かれるようになっている。

ホールミル１８て粉砕された粉砕物２０は、他端出ロチ
ャンハ２１からハケソｉ・コンベヤ等の搬送装置２２に
投入され、ボールミル用分級器２３に供給され、分級さ
れた細粉１３は再びボールミル１８に供給されるように
なっている。

［発明か解決しようとする課題］ しかし、Ｌ記従来方式においては、ローラミル５と集じ
ん器１５との間に、分級羽根１１を有して細粉１３を分
離するセパレータ１２と、精粉１６を捕集する捕集機１
４とを配置するようにしているので、圧力損失か非常に
大きくなり、集じんファン１７の駆動エネルギーを大幅
に増加させてしまう問題を有していた。また、この問題
は、粉砕能力を上げようとして空気９の量を増やすと更
に顕著となる。

又、別個のセパレータ１２及び捕集機１４を設置するた
め、設置面積と費用が増大する問題も有していた。

本発明は、上記従来の問題点を解決しようとしてなした
もので、湿潤砕料を有効に乾燥、粉砕することかでき、
且つ動力原単位の」−昇を押えなから粉砕能力の大幅な
増加を達成し得る湿潤砕料の粉砕装置を提供することを
目的としている。

［課題を解決するための手段］ 本発明は非分級型ローラミルと、該非分級型ローラミル
に接続されて粉砕した粉粒体を搬送するだめの熱風を供
給する熱空気管と、前記非分級型ローラミルに輸送管を
介して接続され前記熱風にて搬送されて来る粉粒体を捕
集する捕集装置と、該捕集装置にて捕集した粉粒体を分
級する分級器と、該分級器にて分級した細粉を導入して
粉砕を行うボールミルと、ボールミルにて粉砕した粉砕
物を前記分級器に搬送する搬送装置を備えたことを特徴
とする湿潤砕料の粉砕装置にかかるものである。

［作　　　用］ 非分級型ローラミルに熱風を供給して粉粒体を搬送する
ようにしているので、湿潤砕料を効果的に乾燥させなか
ら粉砕することができ、且つ非分級型ローラミルから熱
風によって搬送される粉粒体を集じん器或いは捕集機と
集じん器からなる少数段数の捕集装置に導いて捕集する
ようにしているので、圧力損失を大幅に低減できる。

更に、ホールミルにも熱風の一部を供給し、細粉中に含
まれる残留水分を蒸発させることで乾燥を促進させると
同峙に、ボールミルには、予備粉砕され且つ分級された
細粉のみが供給されることから、ボールミルの能力を大
幅に増大させることができる。

［実　施　例〕 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図は本発明の一実施例であり、図中第３図と同一の
符号を付した部分は同一物を表わしている。

第１図に示すように、非分級型ローラミル５からの粉粒
体８を、捕集機１４と集じん器１５からなる捕集装置２
４を介して集じんファン１７にて吸引するようにしてお
り、前記捕集機１４にて捕集した細粉１３を分級器２５
に導入すると共に、該分級器２５に、ボールミル１８に
て粉砕され搬送装置２２にて搬送されて来た粉砕物２０
を導入して、細粉１３と精粉１６に分級し、細粉１３の
みボールミル１８に供給するようにしている。

又、前記非分級型のローラミル５に熱空気管２６゛を介
して熱風２６を供給するようにしていると共に、該熱風
２６の一部をボールミル１８にも供給するようにしてい
る。

上記したように、非分級型のローラミル５がらの粉粒体
８とボールミル１８からの粉砕物２ｏの両方を共用の分
級器２５に導くようにして第３図におけるセパレータ１
２を省略した捕集２置２４としたので、装置構成を簡略
化することができる上に、捕集２置２４の圧力損失を減
少させ、果しんファン１７の駆動エネルギーを減少させ
ることかできる。

又、非分級型のローラミル５及びボールミル１８に熱風
２６を供給するようにしたので、原料塊中の水分を蒸発
させる機能を膏し、従って原料か温潤砕料２゛の場合に
おいても乾燥と粉砕を好適に行わせることかできる。

第２図は本発明の他の実施例を示すもので、ホッパ１か
らの湿潤砕料２゛を原料供給フィーダ３及び供給管４を
介して分級羽根を有しない非分級型ローラミル５に導入
して粉砕を行うようにしている。

非分級型ローラミル５は、供給管４からの湿潤砕料２°
をテーブル６上で受け、該テーブル６とローラ７によっ
て粉砕を行うようにしており、粉砕された粉粒体８は、
テーブル６の下側から熱空気管２６゛により供給される
熱風２６により上昇させ、輸送管ＩＯにより搬送させる
ようにしている。

前記熱風の上９？流で搬送されなかった粗粒２７は、テ
ーブル６の下側に落下した後、スフレバ２８により集め
られてパケットエレベータ等の外部循環装置２９により
前記原料供給ツイータ３に戻されて循環されるようにな
っている。

前記輸送管ＩＯにより搬送される粉粒体８は、集しん装
置３０からなる捕集装置２４に導かれてすべてか除去さ
れ、空気のみか集じんファン１７に誘引されるようにな
っている。

前記捕集装置２４にて分離された粉粒体８は、一部大気
を吸引して空気の循環を行う循環ファン３Ｉによる循環
空気３２によって前記粉粒体８を粕粉１６と細粉】３に
分級するようにした分級器２５に導入されるようになっ
ており、前記分級器２５て分級された細粉１３はエアス
ライド３３を介してボールミル１８の供給口１９に供給
され、又分級器２５で分級された精粉１６は精粉搬出エ
アスライド３４を介して製品として取り出されるように
なっている。

ボールミル１８に供給されて粉砕された粉砕物２０は、
出口チャンバ２１からパケットエレベータ等の搬送装置
２２に落下投入されて搬送された後、エアスライド３５
等を介して前記分級器２５に導入され、前記粉粒体８と
一緒に分級されるようになっている。

前記ホールミル１８の供給口１９には、前記熱空気管２
６°からの熱風２６の一部か供給されるようになってお
り、且つ出口チャンバ２１は吸引管３６を介してボール
ミル果しん器３７に接続されており、該ホールミル集じ
ん器３７は集じんファン３８に接続されて誘引か行われ
るようになっており、又前記ホールミル集じん器３７て
分離された精粉１６は前記精粉搬出エアスライド３４に
投入されるようになっている。

前記吸引管３６の途中には、エア分級器３９が設けられ
、該エア分級器３９で分離された細粉１３が前記エアス
ライド３３を介してボールミル１８に戻されるようにな
っている。

非分級型ローラミル５に供給された湿潤砕料２゛は、テ
ーブル６とローラ７によって粉砕され、粉砕された粉粒
体８は熱空気管２６゛からの熱風２６により輸送管１０
に搬送される。

一方、熱風２６によって搬送されない粗粒２７は外部循
環装置２９により原料供給フィーダ３に戻されて再び粉
砕される。

上記したように、熱風２６が供給され、且っ粗粒２７が
外部循環されるようになっているので、湿潤の粗粒２７
と熱風２６との接触が良好に行われ、効果的な乾燥か行
われることになる。但し粗粒２７はボールミル１８乾燥
能力に応じ分級器２５からの細粉１３とともにボールミ
ル１８に戻しても良い。

前記輸送管１０内を搬送される粉粒体８はすべて捕集装
置２４により捕集され、捕集された粉粒体８は分級器２
５に導かれて精粉１６と細粉１３に分級され、精粉１６
は精粉搬出エアスライド３４を介して製品として取り出
され、又細粉１３はボールミル１８に導入されて更に粉
砕される。

又、ボールミル１８て粉砕された粉砕物２０も、搬送装
置２２を介して前記分級器２５に導入される。

上記したように、非分級型ローラミル５は分級羽根を有
していないので圧力損失か小さく、且つ非分級型ローラ
ミル５から輸送管ＩＯを介して搬送される粉粒体８のす
へてを直接集じん装置３０からなる捕集装置２４て捕集
し、それを共用の分級器２５て分級するようにしている
ので、第３図のようにセパレータ１２を設けた場合に比
して圧力損失を大幅に減少させることかでき、よって集
じんファン１７の駆動エネルギーを大幅に低減すること
かできる。

ボールミル１８の供給口１９には前記熱空気管２６によ
る熱風２６の一部か供給され、且つ出口チャンバ２１は
エア分級器３９及びホールミル果しん器３７を介して果
しんファン３８により吸引されている。

従って、ボールミル１８内に発生した微粉は前記熱風２
６によって運び去られ、その中に含まれる細粉１３はエ
ア分級器３９により分離されて前記ボールミル１８に戻
され、精粉１６は集じん器３７により捕集されて精粉搬
出エアスライド３４に製品として排出される。

従って、ボールミル１８内での過粉砕、及び微粉による
緩衝作用かなくなり、ボールミル１８による粉砕効率か
大幅に高められる。

又、ボールミル１８は、前記したように粉砕によって生
じた微粉か熱風２６により効果的に運び去られるように
なっており、且つ内部において粉砕物２０と熱風２６と
か良好に接触するようになっているので、湿潤砕料の乾
燥を効果的に行わせることができる。

尚、本発明の湿潤砕料の粉砕装置は、上述の実施例にの
み限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内において秤々変更を加え得ることは勿論である。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の湿潤砕料の粉砕装置によ
れば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。

（Ｄ　　非分級型ローラミルに熱風を供給して粉粒体の
搬送を行うようにしているので、湿潤砕料を効果的に乾
燥させなから粉砕することができる。

（ｉｉ）　　非分級型ローラミルから搬送される粉粒体
を捕集装置に導いて捕集し、その捕集した粉粒体とボー
ルミルの粉砕物とを共用の分級器に導入して分級するよ
うにしているので、捕集装置を簡略化して圧力損失を減
少させ、動力原単位を向上させ得る。

■　ボールミルにも熱風の一部を供給し、且つボールミ
ルをエア分級器を介して集じん器に接続するようにすれ
ば、ボールミル内に発生する微粉を積極的に除去して、
過粉砕を防止し、微粉による緩衝作用を防止し、且つ乾
燥を促進させることかできるので、動力原（１１位を向
上させ、且つボールミルの能力の増大を図ることかでき
る。

（へ）上記により、湿潤砕料の粉砕を、動力原単位を押
えながら、能力を増大させて良好に行うことか可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の系統図、第２図は本発明の
他の実施例の系統図、第３図は従来装置の一例を示す系
統図である。 １はホッパ、２゛は湿潤砕料、５は非分級型ローラミル
、６はテーブル、７はローラ、８は粉粒体、ＩＯは輸送
管、１３は細粉、１４は捕集機、１５は集じん器、１６
は精粉、１７は集じんファン、１８はボールミル、１９
は供給口、２０は粉砕物、２１は出口チャンバ、２２は
搬送装置、２４は捕集装置、２５は分級器、２６は熱風
、２６°は熱空気管、３０は集じん装置、３９はエア分
級器を示す。 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）非分級型ローラミルと、該非分級型ローラミルに接
   続されて粉砕した粉粒体を搬送するための熱風を供給す
   る熱空気管と、前記非分級型ローラミルに輸送管を介し
   て接続され前記熱風にて搬送されて来る粉粒体を捕集す
   る捕集装置と、該捕集装置にて捕集した粉粒体を分級す
   る分級器と、該分級器にて分級した細粉を導入して粉砕
   を行うボールミルと、ボールミルにて粉砕した粉砕物を
   前記分級器に搬送する搬送装置を備えたことを特徴とす
   る湿潤砕料の粉砕装置。