JPH0314610Y2 - - Google Patents

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JPH0314610Y2
JPH0314610Y2 JP18221685U JP18221685U JPH0314610Y2 JP H0314610 Y2 JPH0314610 Y2 JP H0314610Y2 JP 18221685 U JP18221685 U JP 18221685U JP 18221685 U JP18221685 U JP 18221685U JP H0314610 Y2 JPH0314610 Y2 JP H0314610Y2
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reed
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metal
valve
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、リードバルブの改良に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来から、第3図に示すように、弁孔2を穿つ
たケース1の一面に、前記弁孔2を開閉するリー
ド3と、該リード3の開弁角度を規制するストツ
パ4をビス5により片持ち式に重合添着してな
り、図上A方向の流体の流れのみを許容するリー
ドバルブが広く知られている。ケース1のリード
3取付面には、閉弁時のシール力を高めるととも
にリード3作動時の衝撃力を緩和するため、弁孔
2を囲むようにゴムシート6が加硫接着され、該
ゴムシート6に対してリード3が衝接離反するよ
うになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記リード3は一般に金属板により製せられる
が、近年、2サイクル用リードバルブ等におい
て、中速域での馬力低下をカバーするために樹脂
系のリード3材の開発が望まれており、一部実用
化されている。この樹脂製リード3は、たとえば
エポキシ樹脂とガラス繊維の積層板状に成形さ
れ、材質的にばね定数が小さいことから開弁し易
く、とくに低差圧時の作動に優れる等の利点を有
するが、反面において、作動時の衝撃力でリード
3先端部の層間に剥離や割れが生じ、金属製のリ
ード3と比較して耐久性に劣る問題を有してい
る。また金属製のリード3にあつて樹脂製のリー
ド3と同等のばね定数を得るため、第4図に示す
ごとく、リード3本体の幅b1に対して根もと部分
3aの幅b2を細くしたものもあるが、作動時のね
じれのため細くするにも限界がある(たとえば実
寸でb2=2mmのものは実際使用不可)。
本考案は、上記事情に鑑み、樹脂製リードのも
つ作動性と金属リードのもつ耐久性の双方を兼ね
備えた新規構成のリードバルブを提供せんとする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案のリードバル
ブは、リード本体を金属製とし、該本体に孔を穿
つとともに該孔を塞ぐように金属材よりヤング率
の低い材料を付設する構成とした。
〔作用〕
すなわち本考案のリードバルブは、リードを金
属材とその他の低ヤング率の材料から成形し、該
リード全体のばね定数を小さく抑えて応答性を向
上し、併せて前記シート面やストツパ先端をたた
く部分を従来どおり金属製としたため剥離や割れ
等の不都合を生じることもない。
〔実施例〕
つぎに本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図および第2図に示すように、SUS系統
の金属材により製せられたリード3の本体(幅
b1)中央に平面三角形状の孔3b(幅b3)が打ち
抜き形成され、該孔3b内に、金属材よりヤング
率の低い樹脂またはゴム系材料よりなる膜体7が
溶融および流し込み成形され、従来の金属単体の
リードに比較してばね定数が小さく抑えられてい
る。
すなわち、ばね定数kは一般に下式によつて求
められる。
K=bt3E/4l3 b:リード3の幅 t:リード3の板厚 E:リード3のヤング率 l:リード3の長さ ここで、第2図に示したようにリード3の幅b
をその根もと部分3bで細くすればばね定数kが
小さくなることが判るが、上記実施例のリード3
もその幅bをb1−b3として計算されるため、ばね
定数kを小さくすることができる。なお実際、孔
3b内に嵌め込まれた膜体7によりリード3全体
のばね定数kは、多少、その数値が異なつてくる
が、膜体7のヤング率が金属材のヤング率より低
いため、該膜体7自体のばね定数はそれほど大き
くない。したがつて当該リード3全体のばね定数
は依然小さく、作動時の応答性を向上させること
ができる。また孔3bの幅b3を大きく採るほどリ
ード3全体のばね定数kが小さくなるため、該幅
b3を変更して流量を調節可能になる。孔3bの形
状は三角形に限定せず、所望の流量特性に応じて
四角形や円形等に変えることができるが、その大
きさはケース1に形成した弁孔2の平面範囲内に
するのが好ましい。また孔3bを三角形とした場
合は、シート面やストツパ4の先端をたたく先端
部分において金属材の占める割合が多いため、と
くにその耐久性を高めることができる。
〔考案の効果〕
本考案のリードバルブは以上説明したように、
金属製リードに孔を穿ち、該孔を塞ぐように金属
材よりヤング率の低い材料を付設したもので、金
属単体のリードと比較してばね定数が低いため応
答性に優れ、とくに低差圧時の流量を向上させる
ことができる外、前記孔の形状を変化させ所望の
流量特性を得ることができる。またバルブのシー
ト面やストツパをたたく部分は従来どおり金属で
あるため、樹脂製のリードより耐久性に優れたも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案リードバルブの一実施例に係る
リードの平面図、第2図は同リードバルブ全体の
断面図、第3図は従来例に係るリードバルブの断
面図、第4図は同リードの平面図である。 1……ケース、2……弁孔、3……リード、3
b……孔、4……ストツパ、7……膜体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製のリード本体に孔を穿ち、該孔を塞ぐよ
    うに金属材よりヤング率の低い材料を付設してな
    ることを特徴とするリードバルブ。
JP18221685U 1985-11-28 1985-11-28 Expired JPH0314610Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18221685U JPH0314610Y2 (ja) 1985-11-28 1985-11-28

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JP18221685U JPH0314610Y2 (ja) 1985-11-28 1985-11-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6291073U JPS6291073U (ja) 1987-06-10
JPH0314610Y2 true JPH0314610Y2 (ja) 1991-04-02

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ID=31127806

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JP (1) JPH0314610Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004232712A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Arai Pump Mfg Co Ltd リードバルブ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004232712A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Arai Pump Mfg Co Ltd リードバルブ

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Publication number Publication date
JPS6291073U (ja) 1987-06-10

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