JPH0314549A - アミノ酸をラセミ化せずに固相に結合させるのに有用な新規な化合物 - Google Patents

アミノ酸をラセミ化せずに固相に結合させるのに有用な新規な化合物

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JPH0314549A
JPH0314549A JP1336795A JP33679589A JPH0314549A JP H0314549 A JPH0314549 A JP H0314549A JP 1336795 A JP1336795 A JP 1336795A JP 33679589 A JP33679589 A JP 33679589A JP H0314549 A JPH0314549 A JP H0314549A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式(1) R, を有する固体担体に共有結合された保護アミノ酸に関す
る。式中、ZはNα保護基である。Bは、保護又は未保
護側鎖を有する1個以上のアミノ基である。好ましくは
、Bは1個のアミノ基である。
R,及びR,は、同種又は異種であり、そして水素、線
状又は分枝状の飽和又は不飽和アルキル、アリール及び
ベンジルよりなる群から選択される。好ましくは、R,
及びR,は両方とも水素である。Aは、置換又は非置換
芳香族環である。好ましくは、芳香族環は置換又は非置
換ベンゼン環であり、この場合にベンゼン基はそのパラ
位置においてC及びYに結合されそして置換基はアリー
ル、アルキル、ハロ、ニトロ、アルコキン及びこれらの
組み合わせよりなる群から遺択される。Yは、線状又は
分技状の飽和又は不飽和アルキル、アリール又はアラル
キル基を有する炭化水素鎖であり、そしてエーテル結合
を介してAに結合されることができる。
好ましくは、Yは−(O)mlcII.)n (ここで
、mはl又はOでありそしてnは0〜12の整数である
)である。Dは、固体担体上にある官能基であって、担
体をカルボニルに結合させるものである。
好ましくは、Dは、線状又は分枝状の飽和又は不飽和ア
ルキル、ア.リール又はアラルキル基を有する1個以上
の炭化水素鎖又は天然及び非天然アミノ酸よりなる群か
ら選択されるスベーサーに結合されることができる酸素
又は一H■−であり、しかしてスベーサーは酸素又は一
Nト結合を介してカルボニルに結合される。SSは、官
能基Dを介してカルボニル基に結合される固体担体であ
る。好ましい固体担体は、P e p s y n ”
 , P e p s y n K−及びボリスチレン
樹脂である。
本発明の方法は、固相ベプチド合戊に使用することがで
きる誘導体化固体担体の経済的な製造手段を提供するも
のである。本法は、安価でしかも急速な反応速度で反応
する出発材料を利用するものである。更に、本発明は、
ミソチェル法で使用するようなBoc−アミノ酸−0−
Cs+の如きNα保護アミノ酸のセリウム塩又はコラン
ボ法で使用するようなl8−クラウン−6の如き高価で
しかも毒性の添加剤を使用する必要性を排除するもので
ある。
本発明の方法は、C一末端アミノ酸をそのラセミ化を招
くことなしに固体担体に固定させるための実用的で制御
した効率的な手段を提供するものである。かくして、本
発明の固相結合アミノ酸を使用して製造されるベブチド
は、従来の固相担体を使用して製造されるペブチドより
も良好な収率及び純度で製造される。
上記の化合物は、以下で詳細に記載する2つの経路によ
って合成することができる。また、これらの合或の中間
体も新規な化合物である。これらの合戊に好適な反応剤
については以下で更に詳細に説明する。
経路I 第一の経路では、離脱基Xを持つカルボン酸(II)は
、縮合剤の存在下にアルコール、フェノール、チオール
、チオフェノール又は複素環式均等物と縮合反応を受け
て化合物(III)を生成する。
Rt                Rt■    
           ■ A,R.、R,及びYは、先に定義した如くである。
Xは、後続の合戊工程においてカルポキンレートによっ
て容易に置換され得る離脱基である。ここで規定する如
き離脱基は、それが結合された炭素原子を求電子性にし
これによってその炭素での求核性置換反応を容易にする
任意の電子吸引性置換基である。好ましい離脱基は任意
のハロゲンであるが、しかしメタンスルホニル、トリフ
ルオルメチルスルホニル又はp一トルエンスルホニルの
如きスルホニル基であってもよい。好ましい具体例では
、化合物(n)は、4−プロムメチルフェノキン酢酸又
は4−ヨードメチルフエノキシ酢酸である。Wは、硫黄
原子か又は酸素原子のどちらかである。R,は、アルコ
ール、フェノール、チオール、チオフェノール又は復素
環式均等物に類似の基を表わす。R3がカルボニル保護
基として作用する限り、任意のアルコール、フェノール
、チオール、チオフェノール又は複素環式均等物を反応
剤として使用することができる。R,は、求核性作用に
対してカルボキシル基を活性化してもよく又はそうしな
くてもよい。もしR1がかような活性化基であるならば
、それは、R3が後続の合成工程において使用されるア
ミノ酸のカルボニル基に移動されない程に十分な安定性
を持つ化合物(Iff)を生成しなければならず、しか
もそれは式Iの化合物を生戊するように固体担体に結合
されたD原子による求核性置換に対して化合物(IV)
を感受性にするのに十分なだけ反応性でなければならな
い。R,がカルボニル活性化基でない場合には、それは
、Nα及び側鎖保護基に影響を及ぼさない条件下に除去
できなければならない。
Nα保護アミノ酸は、次いで、置換芳香族エステル([
lI)に直接エステル化されて次の式(IV)R,  
   0 目 Z−B−C−A−Y−C−Y−R,       (1
’l/ )Rt 〔式中、RI, Rt、Y,A,W及びR3は先に規定
された如くである〕 の化合物を生戊する。Bは、カルボキシル基を介してこ
の化合物のベンジル性炭素に結合されたアミノ酸又はベ
ブチドを表わす。アミノ酸は、天然産アミノ酸又はその
変性種であってよい。Bは単一のアミノ酸として示され
ているけれども、BはI個よりも多くのアミノ酸を表わ
すことができることを理解すべきである。アミノ酸側鎖
は、側鎖保護基で任意に又は必然的に保護されることが
できる。Zは、Nα保護基である。用語「Nα保護基」
は、α窒素原子を介してアミノ酸に結合しかくしてアミ
ノ基を非反応性にすることができる構造を意味する。ま
た、N(x保護基は、本発明の方法によって形成される
ペブチド結合を破断せずに除去することができるべきで
ある。好ましくは、2は、9−フルオレニルメチルオキ
シカルボニル保護基(FIIIOC)の如き塩基不安定
性保護基である。
エステル化工程では、Nα保護アミノ酸カルボキ/レー
ト陰イオンは、溶液状態で発生されそしてそのままで求
核剤として作用する。次いで、アミノ酸カルポキシレー
トの求核作用によって置換芳香族エステル(III)の
ベンジル性炭素と共にエステル結合が形成される。
合戊の最終工程では、Nα保護アミノ酸エステル(IV
)は、先に記載の如き式(+)の化合物を生戊するため
に触媒を使用して固体担体に直接結合される。
好ましい具体例では、ハロゲン化又はスルホン化カルポ
ン酸(V)が縮合剤の存在下に2.4−ジクロルフェノ
ールと縮合反応を受けて化合物(Vl)を生戊する。
C12 式中、mはO又はlであり、そしてnは0〜12の整数
である。次いで、(Vl)の化合物はNa保護アミノ酸
にエステル化されて次の式 0 CQ の化合物を生成する。式中、Z,B,m及びnは先に規
定した通りである。次いで、化合物(■)は、固体担体
に直接結合されて次の式 の化合物を生成する。ここで、各変数は先に規定した通
りである。
出発反応体として、置換芳香族カルボン酸である4−メ
チルフエノキシ酢酸が使用される。しかしながら、他の
置換芳香族カルボン酸を使用することもできる。第1図
で使用される略語については以下で説明する。
第一工程において、水酸化ナトリウムの如き適当な塩基
の存在下にp−クレゾールをクロル酢酸でアルキル化す
ることによって4−メチルフエノキシ酢酸(a)が製造
される。0−クレゾール又はm−クレゾールを使用して
4−メチルフェノキシ酢酸の他の異性体を得ることもで
きる。ヨード酢酸、ブロム酢酸又はこれらの均等物の如
き別のアルキル化剤を用いることもできる。反応は水性
若しくは適当な有機溶剤又はそれらの混合物中において
実施することができ、そして水酸化カリウム、水酸化リ
チウム、炭酸カリウム、炭酸セリウム、水酸化ナトリウ
ム、水素化ナトリウム、水素化カリウム又はこれらの均
等物を用いて反応に必要なタレゾレート陰イオンを形成
することができる。
生成物の分離のための反応混合物の酸性化は、水性塩酸
、硫酸、硫酸水素カリウム又はそれらの均等プロトン源
を用いて行われる。
後続の合戊工程では、溶剤としてクロロホルム又は四塩
化炭素を使用して4−メチルフェノキシ酢酸(a)がN
−プロムスクシンイミド(NBS)によって臭素化され
て4−プロムメチルフェノキシ酢酸(b)を生成する。
反応は、ペンゾイルペルオキシド又はその均等物の如き
遊離基開始剤の存在下に還流溶剤中で実施される。別法
として、反応は、N−プロムアセトアミド又はその均等
物の如き池の臭素化剤を使用して実施することができ、
そして光によって開始させることができる。同様に、ア
ルカン、プロモホルム、四塩化炭素又はこれらの均等物
を溶剤として用いることもできる。
次の合或工程において、4−プロムメチルフェノキン酢
酸(b)の適当な活性エステルが形成される。この工程
は、縮合剤としてジシクロへキシルカルボジイミド(D
CC)を使用して(b)の化合物を2,4−ジクロルフ
ェ/−ルと縮合させることによって行われる。反応は、
酢酸エチル、塩化メチレン、クロロホルム、ジオキサン
、テトラヒドロフラン、ジメチルホルミド又はこれらの
均等物の如き様々な有機溶剤中で実施することができる
。ペンタフルオル、ペンタクロル、2−ニトロ、2,4
−ジニトロ、4−ニトロ、2−クロル、4クロル、2,
 4. 5− トリクロル、2−ブロム、4−ブロム、
これらのものの異性体又はこれらの均等物の如き他の置
換フェノールを用いて2.4−ジクロルフェニル−4−
プロムメチルフェノキシアセテート(c)に類似の活性
エステル誘導体を提供することができる。この反応にお
いて2.4−ジクロルフェノールの代わりにトリクロル
エタノール、フェナシルアルコールの如き適当に置換さ
れたアルコール、N−ヒドロキシスクシンイミドの如き
N−ヒドロキン化合物、ヒドロキンル置換腹素環状物又
はこれらの均等物を用いることによって他の類似エステ
ルを得ることもできる。加えて、(b)の化合物を適当
に置換されたチオールと縮合させることによって(C)
のチオエステル類似体を得ることもできる。(b)から
(C)又は(b)から(C)の上記類似体への転化につ
いて言えば、別の縮合剤又は縮合化学を用いることもで
きる。例えば、ジインプロビルカルボジイミド又はその
均等物の如き他のカルボジイミドを用いることができる
同様に、(b)のカルボキシル活性化は、チオニルクロ
リド若しくはその均等物を経て(b)をその酸クロリド
に転化させることによって、又はイソブチルクロルホル
メート、ピバロイルクロリド若しくはこれらの均等物を
経て混成無水物へ転化させることによって達戊すること
ができる。カルボキシル基活性化の池の公知法を用いる
こともできる。
ある場合には、第1図に示される後続の化学反応を実施
する前に、(C)をその沃化物誘導体である2.4−ジ
クロルフェニル−4−ヨードメチルフェ/キシアセテー
ト(d)に転化させるのが有益になる場合がある。ハロ
ゲン交換反応は、アセトン中に入れた飽和無水沃化ナト
リウムをプロムメチル活性エステル(c)に添加するこ
とによって実施される。この反応に対して、沃化ナトリ
ウムの代わりに、沃化カリウム又は均等沃化物を用いる
ことができ、そして溶剤としてアセトンの代わりにテト
ラヒドロフラン又はその均等物を用いることができる。
合或経路の次の工程において、ジイソプロビルエチルア
ミン(DIEA)の如き第三アミン塩基での中和によっ
て溶液状態で形成されるFmoc−アミノ酸カルボキシ
レート陰イオンをアルキル化するのに臭化物(C)又は
沃化物(d)誘導体のどちらかが使用される。Fmoc
は9−フルオレニルメチルオキシカルボニル保護基を意
味し、そしてRはアミノ酸側鎖の構造を表わし、しかし
て選択した特定のアミノ酸に依存する。例えば、R=C
H3のときにはアミノ酸はアラニン(AQa)であり、
そしてR = CH(CI13)−のときにはアミノ酸
はバリン( VaQ)である。アミノ酸側鎖であるRは
、必要に応じて保護基の構造を含むことができる。この
原子をキラル中心として表わすのにα一炭素において星
しるしが使用される。かくして、この反応に対して各ア
ミノ酸のD又はLエナンチオマーを用いることができる
。ハライド(C)又は(d)を生或物であるNα−9−
フルオレニルメチルオ牛シカルポニルアミノアシル−4
−オキシメチルフェノキシ酢酸−2.4−ジクロルフェ
ニルエステル(e)に転化させる間には立体化学が完全
に維持される。かくして、光学的に純粋なFmoc一保
護し−アミノ酸をエステル化で用いるときには、得られ
る生成物(e)は、L一形のものでありそしてD異性体
で汚染されていない。
エステル化は、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルム
アミド、N−メチルビロリドン、アセトン及びこれらの
均等物を含めた様々な溶剤又は溶剤混合物中で実施する
ことができる。有効な保護アミノ酸カルボキシレートを
形成するのに別の塩基又は水素結合化学剤を用いること
ができる。
これらの例としては、トリエチルアミン、トリブチルア
ミン、炭酸セリウム若しくはカリウム、徂炭酸セリウム
若しくはカリウム、N−メチルモルホリン、弗化カリウ
ム又はこれらの均等物が挙げられる。好ましくは、Fm
ocb<Nα一保護基として使用される。しかしながら
、ペブチド合或に対して、t−ブチルオキシカルボニル
(Boc) 、ジチオスクシニル(DLs) 、カルボ
ベンジルオキシカルボニル(Cbz) 、2−−ニトロ
ピリジンスルフェニル(Npys) 、}リフルオルア
セチル、2−p−ビフエニルイソブロビルオキシカルボ
ニル(Bpoc)、4−メトキシベンジルオキシカルボ
ニル( Pmz)、トンル、トリチル、メトキシ置換ト
リチル、9ーフェニルフルオレニル、2−ニトロフェニ
ルスルフェニル(Nps) 、ベンジル、p−ニトロ力
ルポベンジルオキシ力ルボニル( P−NOtCbz)
 、t−アミルオキシカルボニル(^oc) 、2 −
 (3.5−ジメチルオキシフエニル)一ブロビル−(
2)一オキシカルボニル(Ddz) 、2.2 − [
ビス(4−ニトロフェニル)〕−エチルオキシカルボニ
ル( Bnpeoc)、アダマンチルオキシカルボニル
(Adoc) 、2, 2. 2−トリクロルエチルオ
キシカルボニル( Troc)、並びに種々の置換類似
体及び異性体並びにこれらの均等物の如き他の保護基を
用いることができる。
表1は、第1図に示すように沃化物(d)又は臭化物(
C)誘導体及び適当なNα−Fmoc−アミノ酸を経て
製造された種々のカルボキシ官能化NαFI1oc保護
アミノ酸(e)を示している。表lに記載した誘導体の
すべてのプロトンNMRスペクトルは、予想構造と一致
した。プロセスは、ベプチド合成に有用な側鎖保護基の
完全な範囲に適合する。表1 (使用する略語について
は表1の註書を参照されたい)に示す側鎖保護基の他に
、プロセスを他の側鎖保護基に対して、例えばCbz、
種々のクロル、ブロム及びメチル置換Cbz基、Pmz
, p−NOtCbz,Aoc, Adoc, Bpo
c,  !−リフルオルアセチル、Nps,Nl)ys
,  トシル、種々の置換トシル、Dts, Ddz,
Bnpeoc, ヘンジル及ヒ種々のクロル、ブロム、
ニトロ及びメトキシ置換ベンジル、ジニトロフェニル(
Dnp) 、t−ブチルオキシメチル(Bum) 、ベ
ンジルオキシメチル(Bom) 、置換トリチル、9フ
ェニルフルオレニル、E換t−ブチル、トリクロルエチ
ル、ニトロベンジル、Troc,フェナシル、2. 2
, 5, 7. 8−ペンタメチルクロマン−6−スル
ホニル(Pmc) 、べ冫ジドリルアミン(BH^)、
メチルベンジドリルアミン( Mbha) 、キサンチ
ル(Xan) 、2,4.6− トリメトキシベンジル
( Tg+ob)並びに種々の置換類似体、異性体又は
これらの均等基に対して用いることもできる。
F會Oe−アミノ酸誘導体(e) (tBu) (tBu) (tBu) (Trt) (Mtr) (Mbh) (Mbh) (Boa) (tBu) (tBu) (tBu) (八am) 表 ■ m.p. (’C) 120−2 75−81 74−7 62−5 136−9 92−5 75−8 101−3 61−5 90−95 無定形固体b 無定形固体b 無定形固体b 120−5 193−5 1.59−65 無定形固体b 85−9 +10−90 109−11 95−8 無定形固体 無定形固体 無定形固体 a. 粗収率 b. これらの物質は高減圧下に“フォーム”を生成し
、このフォームは容易に取り扱われ見掛け上安定な粉末
を生成するために物理的に破断することができるC. 
側鎖保護基に対して用いた略語(カツコ内)は次の通り
である Boc− t − プチルオキシカルボニル;LBu=
ブチル; Trt=トリミノレ; Mtr= 4−メトキシー2,3.6−トリメチルベン
ゼンスルホニル; Mbh= 4. 4’−ジメトキシベンゾヒドリル;A
cm−アセトアミドメチル 最終工程(第1図)において、官能化Nα−Fmocア
ミノ酸エステル(e)はD−SS (ここで、Dはある
求核性基である)によって表わされる固体担体に直接結
合されるが、これは化合物(f)を生戊するアミノ又は
ヒドロキシルのどちらであってもよい。担体への結合は
、触媒の使用によって促進される。触媒は、ピリジン、
4−ジメチルアミノピリジン(D!JAP) 、N−メ
チルイミダゾール、1一ヒド口キシベンゾトリアゾール
(IIOBT)又はこれらの均等物であってよい。結合
反応は、ジメチルホルムアミド(DMF) 、ジメチル
アセトアミド(DMA) 、N−メチルピロリドン(N
MP) 、塩化メチレン、又はこれらの混合物又はこれ
らの均等物を使用して実施することができる。この方法
によって官能化される固体担体は、ベプチド合或に現在
広く使用されている物質に基づくもの、例えばl%ジビ
ニルベンゼン(1%DVB)一架橋ボリスチレン、架橋
ポリジメチルアクリルアミド(市場で人手できるPep
syn及びPepsynK樹脂)、様々な架橋度及び官
能化度を有するそれらの均等物、官能化され制御された
孔を持つガラス、並びに官能化ポリビニリジンジフルオ
リド又はポリプロピレン基材膜の如き実験室的重合体、
官能化シリカ又はアルミナ及びセラミック物質、又は求
核性基を組み込むことができる他の不溶性物質であって
よい。
経路■ 式1の固体担体結合アミノ酸は、別の経路を用いて合成
することができる。この経路では、アミノ酸のエステル
化に先立って結合体( einker)が固体担体に結
合される。本明細書で用いる用語「結合体」は、アミノ
酸と固体担体との間にあって両者を結合する化合物の一
部分を表わす。エステル化の間、ヘンジル仕離脱基は、
アミノ酸のカルボキシレートによって求核性作用を受け
る。また、このエステル化によって、アミノ酸はラセミ
化を起こさずに固体担体に結合される。
第二経路では、化合物■は、Xをヒドロキシル基に転化
させるために水酸化物源で処理される。
次いで、得られた化合物は、任意としての触媒の存在下
に、式(IX) R,   0 2 HO−C−A−Y−C−D−SS     (IX )
R之 の固体担体結合化合物を形成するために固体担体と縮合
される。
次いで、化合物■のヒドロキシル基は、ハロゲン又はス
ルホニルの如き離脱基に転化される。得られた化合物は
、先に記載の如く式lの化合物又は好ましい化合物(■
)を生戊するためにNa保護アミノ酸による離脱基の置
換を受ける。
好ましくは、ハロゲン化芳香族カルボン酸類似体が水酸
化源と反応されてヒドロキシ置換芳香族カルボン酸(X
)を生成する。
0 化合物(X)は、次いで、官能化担体に縮合されて式(
XI)の化合物を生或する。
0 化合物(X[)のヒドロキシル基は、次いで、離脱基に
よって置換される。後続工程において、離脱基は、Nα
保護アミノ酸によって置換されて式■の化合物を生成す
る。
経路■では、第2図のフローシ一トに示されるように、
ラセミ化を招かずにアミノ酸をベプチド合成固体担体に
結合させるのを促進するために出発材料としてブロム酸
(b)が使用された。
最終工程において、水性NallCO,の作用によって
ブロム酸(b)がヒドロキシ酸(g)に転化される。
この転化に対して、適当なpnに緩衝された他の水性塩
基(水酸化物源)を用いることもできる。これらの例と
しては、水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩又はこれらの均等
物のリチウム、ナトリウム、カリウム、セリウム、マグ
ネシウム、カルシウム及びバリウム塩が挙げられる。後
続工程において、ヒドロキシ酸(g)は、ある求核性官
能基D(これはヒドロキシル又はアミノであってよい)
を有する固体担体と縮合される。縮合は、触媒として1
−ヒドロキシベンゾトリアゾール(IIOBT)を用い
て又は用いずにジシクロへキシルカルボジイミド(DC
C)の如きカルボジイミドを使用して実施することがで
きる。N−ヒドロキ7スクシンイミド又はその均等物の
如き他のアシル化触媒を用いることもできる。また、官
能化担体(h)を製造するために(g)の活性エステル
誘導体を固体担体との縮合に用いることができる。第1
図の経路に関連して先に説明したようにカルボキンル活
性化の他の公知法を用いて誘導体(h)を製造すること
ができる。この方法における重要な工程は、ヒドロキシ
メチル担体(h)をクロルメチル担体(i)に転化させ
ることである。これは、ジオキサン中において(h)を
4N−11c12と室温で反応させることによって達成
された。この塩素化に対して、酢酸エチル、テトラヒド
ロフラン、酢酸、塩化メチレン、エーテル、水又はこれ
らの溶剤の混合物又はこれらの均等物の如きジオキサン
以外の溶剤を用いることもできる。ハロゲン又は他の離
脱基によるヒドロキシル基の置換のための池の公知反応
剤及び方法を用いることもできる。かかる反応剤として
は、CC12.又はCBri中に入れたPCI2,、P
CQs、pocQ.、トリフェニルホスフィン、適当な
溶剤中に入れたII B r、ピリジン又はジイソブ口
ピルエチルアミン(DIEA)の如き適当な塩基と溶液
状にしたPBr3、アリール及びアルキルスルホニルク
ロリド若しくはブロミド又はこれらの均等物が挙げられ
る。最終工程において、保護アミノ酸は、先に組み込ん
だ離脱基の求核性置換によって樹脂にエステル化される
。この場合に、(i)のクロルメチル基は、DIEA及
びNalを含有するジメチルホルムアミド(DMF)中
においてFmoc−アミノ酸と室温において反応された
。Fn+oc−アラニンの場合には、これらの条件下で
の結合収率は理論量の〉98%であり、そしてかくして
組み込まれたFa+oc−アラニンはトリフルオル酢酸
での処理によって定量的に離脱された。(i)の(f)
への転化におけるようにカルボキシレートによる離脱基
の求核性置換反応を経てエステル化を達或するために他
の公知法を用いることができる。これについては、経路
Iにおいて用いた化学についての記載で先に説明されて
いる。
同様に、経路Iに関連して先に記載した如き他の保護ア
ミノ酸をエステル化の出発材料として使用することがで
きる。
ラセミ化分析 ここに記載の方法によって製造された固体担体結合アミ
ノ酸の光学的純度を例示するために、キラル誘導体化剤
である2, 3, 4. 6−テトラーO−アセチルー
β−D−グルコビラノシルイソチオシアネー} (GI
TC)  (エヌ・ニムラ氏外のJournal of
Chromatography, 202、375−7
 (1980) 、ティー・キノシタ氏外のJourn
al orChromatography, 21G,
77−81 (1981〕) (これは、DLアミノ酸
混合物を逆相HPLC分解性ジアステレオマーの混合物
に転化できるものである)を用いた。これらの実験では
、ここに記載の新規な方法によって製造したPepsy
n一K基材樹脂を、従来技術の方法(イー・アサートン
氏外のJ. C. S. Chew. Commun.
、336−337 (1981) )によって製造され
た市場で入手可能な樹脂及び市販のDL−アミノ酸標準
混合物(米国ミゾリー州セントルイス所在のシグマ・ケ
ミカル・カンパニー)と比較した。DMF中の20%ビ
ベリジン( v/v)でFmoc−アミノ酸−Peps
ynK樹脂からF+oc基を除去し次いで過剰の反応剤
をDMF次いでCHtCQtで洗い落した後、純トリフ
ルオル酢酸(TF^)を用いて樹脂から遊離アミノ酸を
開裂させた。樹脂からTFAを分離しそしてそれを蒸発
乾固させてif!離アミノ酸を乾燥TF人塩として得た
。この遊離アミノ酸をgraphy, 202、375
−9 C 1980) 、及びティー・キノシタ氏外の
Journal of Chromatography
, 210、7781 [1981〕)に記載の如くし
てGITC反応剤で誘導体化した。この態様で本発明の
方法によって製造されたFmoc−Phe−Pepsy
nK樹脂及び市販Fmoc −Phe−PepsynK
生成物(イー・アサートン氏外のJ, C, S, C
hem. Comriun.、336−337 [19
81))から得たアミノ酸のHPLC分析(C−18カ
ラム、0. 1%のTFAを含有する水中の20〜40
%アセトニトリルの15分線分配)の結果を第3及び4
図に示す。
本発明の方法によって製造した樹脂から得たフエニルア
ラニン誘導体は、D一異性体汚染物を本質上含まず、そ
れ故にラセミ化の欠如を示す。これとは対照をなして、
市販フェニルアラニン誘導体は、ピークの積分によって
定量されるようにかなりの量(2%)のD異性体汚染物
を含有することが分かった。第3b図は18.43分に
おいて溶離する小さいピークを示しているが、これは、
アサ一トン氏外の方法によって製造された市販製品中の
D′A性体による2%汚染に相当する。
ペブチド合成 式lの固体担体結合アミノ酸は、特定のべブチド序列の
合成に使用される。固体担体は、第一ベブチド構成ブロ
ックを固定するために化学的に官能化される。特定のべ
ブチド序列の合成は、手工的に又は自動的合戊によって
行われる。ベブチドの段階的構成のための標準化学的手
順を用いることができる。このような方法の例は、ビー
・カッティ及びアール・ビー・メリフィールド両氏の(
197g) 、ティー・ダブリュー・ワング及びアール
・ビー・メリフィールド両氏のBiochemistr
y,l9、3233−3238 (1980) 、アー
ル・アーシャデイム・ステワート及びジエイ・ディー・
ヤング両氏のSolid Phase Peptide
 Synthesis,第二版(米国イリノイ州ロノク
フィールド所在のヒアースケミカル・カンパニー)及び
イー・アサートン・アール・シー・シェパード及びビー
・ウオード三氏のJ.Chem.Soc.,Perki
n Trans. [, 2065−2073( +9
85)である。所望の特定の序列の集或後、保護基を除
去して生物学的に官能性の分子を形成することができる
固体担体への結合に依存して、合成されたべブチドは後
続の特定決定及び(又は)同定のために開裂させること
ができ、又はそれを固体担体上に未保護の形態にしてお
くこともできる。
ここで本発明を次の実施例によって例示するが、これら
はいかなる面でも本発明を限定するものと解釈すべきで
ない。
例  l 4−プロムメチルフエノキシ酢酸(b  の製造4−メ
チルフェノキシ酢酸(87. 3g、0. 525モル
)及びN−プロムスクシンイミド(112.29、0.
63モル)に900++lの脱水CFIC(2.及びt
oOMgのペンゾイルペルオキシドを加え、そしてこの
混合物を2.5時間還流させた。混合物を冷却させ、そ
して4℃において一晩貯蔵した。形或した結晶を減圧炉
過によって集め、そして50xQの氷一冷CtlCQs
で2回洗浄し、次いで50ytQの水で洗浄した。減圧
下にP =Osで一定重量まで乾燥させた後、52. 
99の白色生成物(ap122〜124℃)が得られた
。追加的な生成物を得るために、有機母液を水(3Xl
519)でそして150m12のブラインで洗浄した。
NatSO4で脱水しそして炉過した後、減圧下で溶剤
を除去しそして残留物を901(lの沸騰CFiCQs
から晶出させた。結晶を減圧炉過によって集め、20*
Qのcnce3/ヘキサン(1 : 1)で3回洗浄し
、そして減圧下で乾燥させて17. 69の追加的な生
成物(IIp=121〜122℃)を得た。全収量は、
70. 5g( 55%)であった。生戊物は、95 
: 5  cnci>s :酢酸で展開させたTLC 
( シリカゲル60) テRf=0.33を示した。
’H NMR(30OMHz%CDCQs,テトラメチ
ルシランと比較したppffiδ)  : 4.41 
(s,2H) 、4.62 (s,2H)、6.24(
広幅s, IH) 、6. 82 (d, J=L 7
Hz, 2+1)、7.28 (d, J=8.7Hz
, 28)例  2 2,4−ジクロルフェニル−4−プロムメチルフエ10
0N(!の酢酸エチル中に0℃で懸濁させた4ープロム
メチルフェノキシ酢酸(209、81.6モル)及び2
,4−ジクロルフェノール(149、85.7モル)に
、撹拌しながら固体ジシクロへキシルカルボジイミド(
17. 79、85. 8モル)を少しずつ加えた。
0℃で2時間後、得られた濃厚な懸濁液に201Qの酢
酸エチルを加え、そして混合物を室温に温めながら撹拌
を30分間行なった。炉過によって不溶性ジシクロヘキ
シル尿素を除去し、そして酢酸エチル( 3 X 3 
0 MQ>で洗浄した。一緒にした炉液及び洗液を減圧
下で濃縮させ、そして残留物を35x12の沸騰酢酸エ
チル中に溶解させた。室温に冷却すると、結晶質生戊物
が生成した。混合しながら155112のヘキサンを少
しずつ添加した後、生成物を減圧炉過によって集め、ヘ
キサン/酢酸エチル(9:1)で洗浄し、そして減圧下
に乾燥させて26.8g( 8 5%)の結晶質生或物
(+111)=114〜116℃)を得た。生成物は、
TLC (シリカゲル60)によって均質であり、そし
てヘキサン:酢酸エチル(8 : 2)で展開させると
Rr= 0. 50を有していた。
’II NklR(300MHz, CDCI2s、テ
トラメチルシランと比較してppraδ)  : 4.
51 (s,2B) 、4.98 (s,2H)、6.
97 (d,J= IO.2Hz,28)  、7.1
2 (d,J= 10.2Hz,LH),7.217.
4  (+m,3tl,dS J=10.2Hz,2H
) 、7.48 (d,J−3.4Hz,IH)100
1(!のアセトン中に溶解させた無水沃化ナトリウム(
 2. 969、19.7ミリモル)の溶液に、2.4
−ジクロルフエニル−4−プロムメチルフェノキシアセ
テート(7.21g、18.48ミリモル)を加えた。
混合物を室温で30分間撹拌した。生戊した不溶性臭化
ナトリウムを減圧が過によって取り出し、そして511
9部分のア七トンで3回洗浄した。一緒にした炉液及び
洗液から溶剤を減圧下に除去すると、僅かに黄色の結晶
質固体( mp= 121〜122℃)が8.19 (
too%)得られた。これは、更に精製せずに合成に使
用された。生成物は、ヘキサン:酢酸エチル(1:l)
で展開したTLC (シリカゲル60)でRf= 0.
 59を示した。
4〜5mQのジメチルアセトアミド:アセトン(1 :
 1)中に溶解又は懸濁させた4−ヨードメチル活性エ
ステル(d) (1.09、2.3ミリモル)及び適当
なNa−Fmoc−アミノ酸(2.5ミリモル)に、ジ
イソブロビルエチルアミン(O, 45xQ, 2. 
6ミリモル)を室温で撹拌しながら滴下した。一般には
、溶液は1時間内で生成しそして反応はTLCでの(d
)の消失によって判断すると2時間内で完了する。反応
混合物に20zQのエーテル:酢酸エチル(1 : l
)を加え、そして有機相を水、5%水性重炭酸ナトリウ
ム、5%水性チオ硫酸ナトリウム、水、ブラインの10
19部分で連続的に洗浄し、そして無水MgSO4で脱
水した。炉過によって乾燥剤を除去した後、溶剤の除去
及び減圧乾燥によって生成物を得た。可能なときに、生
成物を適当な溶剤又は溶剤混液から晶出させた。(:y
s(Acm)、Asn及びGQn誘導体の場合には、反
応は、同様に4一プロムメチル活性エステル(C)で出
発して実施されそして溶剤として純ジメチルホルムアミ
ドを使用して行われた。Asn及びGen誘導体の場合
には、生成物は、通常の水洗間に有機相から沈殿した。
これらの生或物を炉過によって集め、エーテルで洗浄し
、次いで幾つかの部分の水で洗浄し、そして減圧下にP
assで乾燥させた。
市販“PepsynK” (250モルサルコシンメチ
ルエステル/g)樹脂(25y)を室温において60z
(lのエチレンジアミンで一晩処理した。炉過によって
エチレンジアミンを除去し、そして樹脂をジメチルホル
ムアミド(DMF)で6回、CH.CQffiで6回、
エーテルで3回連続的に洗浄し、そして減圧下に乾燥さ
せた。得られたアミン置換レベルを調べるために、エチ
レンジアミン誘導体化樹脂の少部分をl当量の1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾールの存在下に多過剰のF@oc
−アラニンペンタフルオルフェニルエステル( DMF
中で0. 3M )で処理した。室温において1時間後
、樹脂に組み込まれたアミ7基は、その樹脂が二冫ヒド
リン反応剤と反応しないことによって証明されるように
Fsocーアラニンに完全に結合されていた。この樹脂
をDIP, CH.CQ.,エーテルでそれぞれ6回連
続的に洗浄し、そして減圧下に乾燥させた。CH,CQ
.中においてビベリジンで開裂した後に、F+oc基の
結合を吸光分光分析によって定量した。結合したFmo
cーアラニンの重量増加について補外すると、出発エチ
レンジアミン誘導体化PepsyHKは0.24ミリモ
ルアミノ基/gの置換度を有することが示された。
このアミノPepsynK誘導体を用いて表2に記載の
結果を得た。
典型的な固体担体誘導体化実験において、0.5〜1.
59のエチレンジアミン誘導体化Pepsyn K 樹
脂を用いた。樹脂を完全に膨潤且っ湿潤させるのに丁度
十分な量のDMF (約2. 5+tf2/9樹脂)中
に適当なFmoc−アミノ酸誘導体(e)を溶解させ、
そしてそれを4−ジメチルアミノピリジンと一緒に樹脂
に加えた(各反応体の正確な量を表2に示す)。
おだやかに混合してすべての連行空気バップルを除いた
後に、混合物を室温において3時間放置させた。一般に
は、樹脂生成物がニンヒドリン反応体と反応しないこと
によって示されるように、樹脂結合アミ7基の全部を完
全に又はほとんど完全に結合させるのに3時間の反応時
間で十分であった。結合反応後に、出発エチレンジアミ
ン誘導体化PepsynKの処理について先に記載の如
くして樹脂を連続的に洗浄した。減圧下に一定重量に乾
燥させた後に、樹脂の試料に、CH t CQ t中に
おいてピペリジンで処理したときに離脱するFmoc一
発色団の発光分光分析を施こした。得られた結果を表2
に示す。
VaQ       (3. 0) Phe       (3. 0) Trp(3. 0) AQa       (3. 0) IQe       (2. 0) G12u       (2. 0) GQn (MbhF   (2. 5)^rg (Mt
r)   (2. 5)1{is ([3oc)   
(2.5)net       (2. 5) Cys (Trt)   (3. 0)Lys (Bo
a)   (2. 5)Set (tBu)   (2
. 5)Thr (tBu)   (2. 5)Asn
 (Mbh)   (2. 5)Pro       
(2. 5) ^sp (tBu)    (2. 5)GQy   
    (2. 5) Try (tBu)   (2. 5)Leu    
   (2. 0) Cys (Aca+)   (2.5)表 2 0. 7 (DMAP)a0. 1840. 7 (D
MAP)        0. 196G. 7 (D
MAP)        0. 1750. 7 (D
MAP)        0. 1870. 7 (D
MAP)        0. 1710. 7 (D
MAP)        Q. 1660. 7 (D
MAP)        0. 1700. 7 (D
MAP)        0. 1810. 7 (D
MAP)        0. 1600. 7 (D
MAP)        0. 1662. 6 (D
MAP)       0. 150’2. 2 (D
MAP)        0. 1912.2(D鮎?
)        0. 1772. 2 (DMAP
)        0. 1712. 2 (DMAP
)        0. 1900. 7 (DMAP
)        0. 2130. 7 (DMAP
)        0. 1780. 7 (DMAP
)        0. 1860. 7 (DMAP
)        0. 1900. 75(DMAP
)        0.1950. 7 (DMAP)
        0. 184a,  DMAPは4−
ジメチルアミノピリジンに対する略語である。側鎖保護
基の略語は表1に記載したと同じである。
b. 結合時間は3時間である。
c.  2.5当量のFmoc−Cys (Trt)誘
導体を使用しそしてDMAPの代わりに3.0当量のピ
リジンを用いたときに0、19ミリモルFsoc/gの
置換レベルが達成された。
例  7 ラセミ のない結合についての 析 16XIOOzmガラス製試験管にPmoc−アミノ酸
誘導体化PepsynK”樹脂(1003+9)  (
Milligen)を入れた。この樹脂を10*f2の
CH*C12g及びIOIQのジメチルホルムアミドで
洗浄した。沈降樹脂カラ注意深いデカンテーション後に
洗液を棄てた。樹脂をジメチルホルムアミド中の51(
120%ピペリジン(V/V)とlO分間反応させるこ
とによってF■oc一保護基を除去した。樹脂をDMF
 ( 3x 1Gg(2)及びCHtCI2t ( 6
 X 10翼0で洗浄した。樹脂を5112の純トリフ
ルオル酢酸で20分間処理することによって樹脂からア
ミノ酸を開裂させた。かくして開裂したアミノ酸のトリ
フルオル酢酸溶液を乾燥窒素の流れによって蒸発させ、
そして減圧下に固体KOHで更に乾燥させた。かくして
得られた樹脂を、0.4%のトリエチルアミンを含有す
る0.41i2の50%水性アセトニトリル(V/V)
中に溶解させた。アミノ酸溶液( 0. 05xQ)を
CI, 10jlQのGITC溶液〔アセトニトリル中
の0.2%GITC ( w/ v) )に加えた。最
低30分の反応後、GITC誘導体のアリコート(2ミ
クロQ)にHPLC分析を施こした。かくして製造した
GITC誘導体は、この溶液中において室温で約12時
間まで安定であった。0.4%のトリエチルアミンを含
有する50%水性アセトニトリル(v/v)中の標準物
の5 z9/ x(l溶液で出発して先に記載の如くし
てDLアミノ酸標準物をGITC溶液で誘導体化した。
注入量は5ミクロQであった。
220nm, I  AUPSに設定したウォーターズ
・ランブダ・マックス・モデル481検出4と共にウォ
ーターズ・600グラジエントII P L C系を使
用してII P L C分析を行なった。カラムは、1
1aLers De12ta I’ak”C−18−3
00^( 3.9zzx 15cm)であった。二成分
系勾配溶il!緩衝液は、(a)水中の0.1%トリフ
ルオル酢酸及び(b)アセトニトリル中の0.07%ト
リフルオル酢酸であった。
1 ffi!2/分の流量において15分間にわたって
20〜40%緩衝液の線勾配を使用した。その後に、4
0%緩衝液Bで更にl分間線勾配を使用した。次いで、
次の試料の注入前に20%緩衝液Bを少なくとも6分間
ポンプ送りすることによってカラムを再平衡させた。
例  8 4−プロムメチルフェノキシ酢酸(2. 509、10
.2ミリモル)に、約70xQの5%水性NaHCOs
を徐々に加えた。あわ立ちが生じた。得られた曇った溶
岐を室温において2時間撹拌した。炉過後、溶液を水浴
中で冷却し、そして5M−He(2でp}12まで注意
深く酸性化した。生成物を酢酸エチル(3X50lOで
抽出した。一緒にした有機相をブラインで洗浄し、Mg
SOaで脱水し、炉過し、そして回転蒸発によって溶剤
を除去した。減圧下に乾燥した後、1. 539 (8
2. 5%)の粗白色生戊物が得られた。酢酸エチル(
 1 0 112)とへキサン( 1 0 xc)との
混合物から再結晶化後、1. 239 (66%)の精
製白色結晶質生成物が得られた。tap= 112〜N
5℃(Ink. J. Peptide Protei
n Res.  ’I Q−、451〜454( 19
82)においてアール・シー・シェパード及ヒビー・ジ
ェイ・ウィリアムズ両氏が114〜116℃を報告)。
20019のPepsyn KA”樹脂( Milli
Gen)  ( 0. 2ミリモルのヒドロキシメチル
基/9)に、ジオキサン中に溶解させた1112の4N
−HC12を加えた。室温において2時間後、加えたジ
メチルホルムアミド( 9 5 X 4 11(1’)
のデカンテーションによって樹脂を十分に洗浄した。得
られたジメチルホルムアミ}’湿7[脂のスラリーにF
moc−アラニン(1o0xg、0. 32 ミリモル
)、ジイソブ口ビルエチルアミン(O. 0613!1
2、0.35ミリモル)、無水沃化ナトリウム(40,
wy、0. 27 ミリモル)を加え、そして混合物を
手で定期的に振とうすることによって静かに混合した。
混合物を室温において20分間反応させ、その後に樹脂
をジメチルホルムアミド(3X4MQ)、水(3Xl1
2)、メタノール(3 X 4 xQ>及びエーテル(
 3 X 4 xQ”)で洗浄した。樹脂を減圧下に乾
燥させ、そして陥。C−置換について分析した。樹脂生
成物は、0. 186 ミリモルのF+moc−アラニ
ン/9(理論量の98.4%)を含有することが分かっ
た。生戊物の一部分を純トリフルオル酢酸で室温におい
て、1.5時間処理し次いでFmoc一置換について分
析すると、かくして組み込まれたFmoc一アラニンが
定量的に開裂されたことが示された。
本発明の方法によって製造した樹脂(表2)のべブチド
合成利用を例示するために、先に記載の如くして製造し
たFsoc−Va(l−(inker−PepsynK
樹脂で出発して9一残基ペプチド(A12a−^sn−
Lys− Of2y − Phe − Leu − G
I2u − Gf2u − Va12)を合成した。
比較のための対照として、従来技術の方法(イー・アサ
ートン氏外、J.C.S.Chem.Cosmun. 
 336−337 (1981))によって製造された
市場で人手できるFaoa−VaQ−Qinker−P
epsynK樹脂(英国ケンブリッジ所在のケンブリッ
ジ・リサーチ・バイオケミカルズ・インコーポレーテノ
ド)で出発して同じペプチドを合成した。予備活性化単
量体として市販(米国マサチューセッツ州バーリントン
所在のljilliGen/ Biosearch) 
Fmoc−アミノ酸−ベンタフルオルフェニルエステル
及びMilliGen/Biosearch  Exp
ress”ペプチド合或ソフトウエア(Version
 1.2)によって特定される標準操作手順を使用して
”MilliGen/ Biosearch Mode
l 9050″連続流動式自動化ベプチド合成器で両方
の合成を行なった。また、同じ反応剤又は溶剤が両方の
合成において同時に使用されるように2つの別個のカラ
ム反応器を使用して同じ装置で両方の合或が同時に行わ
れた。両方のべブチドを脱保護しそして単離した。両方
の合戊とも、高性能液体クロマトグラフィ−(liPL
c)のクロマトグラム(第3図)によって証明されるよ
うに目標とするベブチドを匹敵する高い純度で且つ>8
0%の粗収率でもたらした。第3a図は、本発明の固体
担体結合アミノ酸を使用して製造した9一残基ペプチド
についてのクロマトグラムを示す。第3b図は、市場で
入手できる固体担体結合アミノ酸樹脂を使用してHaし
た類似の9一残基ペブチドについてのクロマトグラムを
示す。Delta−Fak” C−18カラム( 10
0Aボア、5 μm. 0. 39X 15cJI)及
び1. axQ/分の流量を使用して分離を行なった。
生或物は、220nmでの吸収によって検出された。勾
配溶離: (溶離剤A5水中に溶解した0. 1%(v
/v)  トリフルオル酢酸;溶離剤B,5%の水を含
有する95%アセトニトリル中に溶解した0. 1%(
v/v)  トリフルオル酢酸)30分で6%〜62%
80両方の生成物の同定は、アミノ酸分析及び質量スペ
クトルデータによって確認された( M = 1005
±2、理論値1006)  。
均等物 当業者は、ここに記載した本発明の特定の具体例につい
て多くの均等物を認識するだろうし、又は日常試験を使
用してかかる均等物を確認することができよう。
【図面の簡単な説明】 第1図は、ベブチド合戊のための固体担体にC〜末端ア
ミノ酸をラセミ化のない態様で結合させるための概略フ
ローシ一トである。 第2図は、ベプチド合成のための固体担体にC一末端ア
ミノ酸をラセミ化のない態様で結合させるための別の概
略フローシ一トである。 第3a図は、フェニルアラニンの標準DL混合物のGI
TC誘導体のI{PLCクロマトグラムを示す。 第3b図は、アサートン氏の方法( J, C, S.
 Chew.Comsun.、336−337 [19
81) )によって製造された樹脂から得られたGIT
C誘導体の■PLCクロマトグラムを示す。 第3c図は、本発明の方法によって製造された樹脂から
得られたGITC誘導体のHPLCクロマトグラムを示
す。 第4a図は、コンピューターによって拡張したときの第
3b図のHPLCクロマトグラムを示す。 第4b図は、コンピューターによって拡張したときの第
3c図のI{PLCクロマトグラムを示す。 第5a図は、本発明の方法によって製造されたFmoc
−Va(1−Linker−PepsynK樹脂で出発
して製造したベプチドAQa − Asn − Lys
 − GQy − Phe − Leu −Gffu 
− G4u − VaQのl{PLCク07トグラムを
示す。 第5b図は、アール・シー・シェパード及びビー・ジェ
イ・ウィリアムズ両氏の結合体( Int. J.Pe
ptide Protein Res.、■、451−
454 [19g2])及びイー・アサートン氏外のカ
ルボキシル基活性化法( J, C. S, Chew
. Commun.、336−337 1: 1981
))を使用してFmoc−Van−Linker−Pe
psynK樹脂で出発して製造した第5b図に示すもの
と同じペプチドのH P L Cクロマトグラムを示す
。 0 0 f O1 D1 CL−CH2 +OCH2CO−一 ×10−1ボルト xlO’弁 FIG.3c 手糸売冫甫正書(方式) 6 29 平成2年版月瓢\日

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、 ZはNα保護基であり、 Bは保護又は未保護側鎖を有する1個以上のアミノ酸で
    あり、 R_1及びR_2は、同種又は異種であって、水素、線
    状又は分枝状の飽和又は不飽和アルキル、アリール及び
    ベンジルよりなる群から選択され、 Aは置換又は非置換芳香族環であり、 Yは、エーテル結合を介してAに結合されることができ
    る線状又は分枝状の飽和又は不飽和アルキル、アリール
    又はアラルキルを有する炭化水素鎖であり、 Dは、線状又は分枝状の飽和又は不飽和アルキル、アリ
    ール又はアラルキル基を有する1個以上の炭化水素鎖又
    は天然及び非天然アミノ酸よりなる群から選択されるス
    ペーサーに結合され得る酸素又は−NH−であり、しか
    してスペーサーは酸素又は−NH−結合を介してカルボ
    ニルに結合され、そして SSは、Dを介してカルボニル基に結合される固体担体
    である〕を有する化合物。
  2. (2)Aが非置換ベンゼン環又は置換ベンゼン環(ここ
    で、置換基はアリール、アルキル、ハロ、ニトロ、アル
    コキシ及びこれらの組み合わせよりなる群から選択され
    る)である特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  3. (3)Yが−(O)m・(CH_2)n−(ここで、m
    は0又は1であり、そしてnは0−12の整数である)
    である特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  4. (4)固体担体が、ジビニルベンゼンで架橋されたポリ
    スチレン、架橋ポリジメチルアクリルアミド、ガラス、
    制御多孔質ガラス、ポリビニリジンジフルオリド、ポリ
    プロピレン、ポリエチレン、セラミック、シリカ及びア
    ルミナよりなる群から選択される特許請求の範囲第1項
    記載の化合物。
  5. (5)Nα保護基及びアミノ酸側鎖保護基が、9−フル
    オレニルメチルオキシカルボニル、t−ブチルオキシカ
    ルボニル、t−ブチル、トリチル、4−メトキシ−2,
    3,6−トリメチルベンゼンスルホニル、4,4′−ジ
    メトキシベンゾヒドリル、チオ−t−ブチルアセトアミ
    ドメチル、ジチオスクシニル、カルボベンジルオキシカ
    ルボニル、2−ニトロピリジンスルフェニル、トリフル
    オルアセチル、2−(p−ビフェニルイソプロピルオキ
    シカルボニル)、4−メトキシベンジルオキシカルボニ
    ル、トシル、9−フェニルフルオレニル、2−ニトロフ
    ェニルスルフェニル、ベンジル、p−ニトロカルボベン
    ジルオキシカルボニル、t−アミルオキシカルボニル、
    2,2−〔ビス(4−ニトロフェニル)〕−エチルオキ
    シカルボニル、アダマンチルオキシカルボニル、2,2
    ,2−トリクロルエチルオキシカルボニル、ジニトロフ
    ェニル、t−ブチルオキシメチル、ベンジルオキシメチ
    ル、トリクロルエチル、ニトロベンジル、フェナシル、
    2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スル
    ホニル、ベンジドリルアミン、メチルベンジドリルアミ
    ン、キサンチル及び2,4,6−トリメトキシベンジル
    よりなる群から選択される特許請求の範囲第1項記載の
    化合物。
  6. (6)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、 ZはNα保護基であり、 Bは保護又は未保護側鎖を有する1個以上のアミノ酸で
    あり、 R_1及びR_2は、同種又は異種であって、水素、線
    状又は分枝状の飽和又は不飽和アルキル、アリール又は
    ベンジルよりなる群から選択され、 Aは置換又は非置換芳香族環であり、 Yは、エーテル結合を介してAに結合され得る線状又は
    分枝状の飽和又は不飽和アルキル、アリール又はアラル
    キルを有する炭化水素鎖であり、Wは硫黄又は酸素であ
    り、そして R_3は、カルボキシル基を活性化することができる又
    はそうでなくてもよい除去可能なカルボキシル保護基で
    ある〕の化合物。
  7. (7)R_3が、ジクロルフェニル、ペンタフルオルフ
    ェニル、ペンタクロルフェニル、2−ニトロフェニル、
    2,4−ジニトロフェニル、4−ニトロフェニル、2−
    クロルフェニル、2,4,5−トリクロルフェニル、2
    −ブロムフェニル、4−ブロムフェニル、トリクロルエ
    チル、フェナシル、1個以上の窒素原子を含有する炭素
    原子数3〜12個の複素環、硫黄原子、酸素原子又はこ
    れらの組み合わせよりなる群から選択され、Aが非置換
    ベンゼン環又は置換ベンゼン環(ここで、置換基はアリ
    ール、アルキル、ハロ、ニトロ、アルコキシ及びこれら
    の組み合わせよりなる群から選択される)であり、そし
    てYが−(O)m・(CH_2)n−(ここで、mは0
    又は1であり、そしてnは0〜12の整数である)であ
    る特許請求の範囲第6項記載の化合物。
  8. (8)Nα保護基及びアミノ酸側鎖保護基が、9−フル
    オレニルメチルオキシカルボニル、t−ブチルオキシカ
    ルボニル、t−ブチル、トリチル、チオ−t−ブチル、
    4−メトキシ−2,3,6−トリメチルベンゼンスルホ
    ニル、4,4′−ジメトキシベンズヒドリル、アセトア
    ミドメチル、ジチオスクシニル、カルボベンジルオキシ
    カルボニル、2−ニトロピリジンスルフェニル、トリフ
    ルオルアセチル、2−(p−ビフェニルイソプロピルオ
    キシカルボニル)、4−メトキシベンジルオキシカルボ
    ニル、トシル、9−フェニルフルオレニル、2−ニトロ
    フェニルスルフェニル、ベンジル、p−ニトロカルボベ
    ンジルオキシカルボニル、t−アミルオキシカルボニル
    、2,2−〔ビス(4−ニトロフェニル)〕−エチルオ
    キシカルボニル、アダマンチルオキシカルボニル、2,
    2,2−トリクロルエチルオキシカルボニル、ジニトロ
    フェニル、t−ブチルオキシメチル、ベンジルオキシメ
    チル、トリクロルエチル、ニトロベンジル、フェナシル
    、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−ス
    ルホニル、ベンズヒドリルアミン、メチルベンズヒドリ
    ルアミン、キサンチル及び2,4,6−トリメトキシベ
    ンジルよりなる群から選択される特許請求の範囲第6項
    記載の化合物。
  9. (9)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、 ZはNα保護基であり、 Bは保護又は未保護側鎖を有する1個以上のアミノ酸で
    あり、そして mは0又は1、nは0〜12の整数である〕を有する特
    許請求の範囲第6項記載の化合物。
  10. (10)Nα保護基及びアミノ酸側鎖保護基が、9−フ
    ルオレニルメチルオキシカルボニル、t−ブチルオキシ
    カルボニル、t−ブチル、トリチル、チオ−t−ブチル
    、4−メトキシ−2,3,6−トリメチルベンゼンスル
    ホニル、4,4′−ジメトキシベンズヒドリル、アセト
    アミドメチル、ジチオスクシニル、カルボベンジルオキ
    シカルボニル、2−ニトロピリジンスルフェニル、トリ
    フルオルアセチル、2−(p−ビフェニルイソプロピル
    オキシカルボニル)、4−メトキシベンジルオキシカル
    ボニル、トシル、9−フェニルフルオレニル、2−ニト
    ロフェニルスルフェニル、ベンジル、p−ニトロカルボ
    ベンジルオキシカルボニル、t−アミルオキシカルボニ
    ル、2,2−〔ビス(4−ニトロフェニル)〕−エチル
    オキシカルボニル、アダマンチルオキシカルボニル、2
    ,2,2−トリクロルエチルオキシカルボニル、ジニト
    ロフェニル、t−ブチルオキシメチル、ベンジルオキシ
    メチル、トリクロルエチル、ニトロベンジル、フェナシ
    ル、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−
    スルホニル、ベンズヒドリルアミン、メチルベンズヒド
    リルアミン、キサンチル及び2,4,6−トリメトキシ
    ベンジルよりなる群から選択される特許請求の範囲第9
    項記載の化合物。
  11. (11)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、 ZはNα保護基であり、 Bは保護又は未保護側鎖を有する1個以上のアミノ酸で
    あり、 R_1及びR_2は、同種又は異種であって、水素、線
    状又は分枝状の飽和又は不飽和アルキル、アリール又は
    ベンジルよりなる群から選択され、 Aは置換又は非置換芳香族環であり、 Yは、エーテル結合を介してAに結合され得る線状又は
    分枝状の飽和又は不飽和アルキル、アリール又はアラル
    キルを有する炭化水素鎖であり、Dは、線状若しくは分
    枝状の飽和若しくは不飽和アルキル、アリール若しくは
    アラルキル基を有する1個以上の炭化水素鎖又は天然及
    び非天然アミノ酸よりなる群から選択されるスペーサー
    に結合され得る酸素又は−NH−基であり、しかしてス
    ペーサーは酸素又は−NH−結合を介してカルボニルに
    結合され、そして SSはDを介してカルボニル基に結合される固体担体で
    ある〕の化合物の製造法であって、 (a)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xは離脱基でありそしてA、R_1、R_2及
    びYは先に規定した如くである〕を有する化合物を準備
    し、 (b)工程(a)の化合物を縮合剤の存在下にアルコー
    ル、フェノール、チオール又はチオフェノールと反応さ
    せて式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、X、R_1、R_2、A及びYは先に規定した
    如くであり、Wは硫黄又は酸素原子であり、そしてR_
    3はアルコール、フェノール、チオール若しくはチオフ
    ェノールに類似の基又は類似の複素環式アルコール若し
    くはチオールである〕の縮合生成物を形成し、 (c)工程(b)の生成物を保護アミノ酸と、Xを置換
    させ且つエステル結合を介してアミノ酸を化合物に結合
    させるのに十分な条件下に反応させ、そして (d)工程(c)の生成物を官能化固体担体と、WR_
    3を除去し且つ官能化固体担体と結合させるのに好適な
    条件下に反応させる、 各工程からなる製造法。
  12. (12)アルコール、フェノール、チオール又はチオフ
    ェノールが、置換フェノール、2,4−ジクロルフェノ
    ール、トリクロルエタノール、フェナシルアルコール、
    N−ヒドロキシスクシンイミド、ヒドロキシル置換複素
    環式化合物及び置換チオールよりなる群から選択される
    特許請求の範囲第11項記載の方法。
  13. (13)製造された化合物が、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、 ZはNα保護基であり、 Bは、保護又は未保護側鎖を有する1個以上のアミノ酸
    であり、 Dは、線状若しくは分枝状の飽和若しくは不飽和アルキ
    ル、アリール若しくはアラルキル基を有する1個以上の
    炭化水素鎖又は天然及び非天然アミノ酸よりなる群から
    選択されるスペーサーに結合され得る酸素又は−NH−
    であり、しかしてスペーサーは酸素又は−NH−結合を
    介してカルボニルに結合され、 SSは、Dを介してカルボニル基に結合される固体担体
    であり、そして mは0又は1であり、nは0〜12の整数である〕を有
    する特許請求の範囲第11項記載の方法。
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