JPH03143622A - 金網入り強化プラスチック引抜成形品 - Google Patents
金網入り強化プラスチック引抜成形品Info
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- JPH03143622A JPH03143622A JP1285487A JP28548789A JPH03143622A JP H03143622 A JPH03143622 A JP H03143622A JP 1285487 A JP1285487 A JP 1285487A JP 28548789 A JP28548789 A JP 28548789A JP H03143622 A JPH03143622 A JP H03143622A
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Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は横方向強度と耐燃性を向上させた強化プラスチ
ック引抜成形品に関する。
ック引抜成形品に関する。
(従来技術)
強化プラスチック引抜成形品は、耐候性、耐蝕性、電気
絶縁性にすぐれ、また、鉄、アルくニウム11コンクリ
ート製に比し軽量であり、建築・建設資材、耐蝕資材、
電気工事資材等に広く用いられている。
絶縁性にすぐれ、また、鉄、アルくニウム11コンクリ
ート製に比し軽量であり、建築・建設資材、耐蝕資材、
電気工事資材等に広く用いられている。
このような強化プラスチック引抜成形品は、本来、主た
る強度を引抜方向に配列されたガラス繊維束が樹脂で固
められた層に頼っているため、引抜方向(以後縦方向と
称す)の強度に比し縦方向と直角の方向(以後横方向と
称す)の強度が小さいという欠点がある。
る強度を引抜方向に配列されたガラス繊維束が樹脂で固
められた層に頼っているため、引抜方向(以後縦方向と
称す)の強度に比し縦方向と直角の方向(以後横方向と
称す)の強度が小さいという欠点がある。
しかして、従来、実開昭60−117948号公報に記
載の如く、強化プラスチック成形品の内外面に横方向の
配列成分を持つガラス繊維束が樹脂で固められた補強層
が設けられたものが提案されているが、高所から落下し
たり、硬い物体と或いは成形品同志衝突した場合、横方
向に亀裂が入り、損傷するという問題があった。
載の如く、強化プラスチック成形品の内外面に横方向の
配列成分を持つガラス繊維束が樹脂で固められた補強層
が設けられたものが提案されているが、高所から落下し
たり、硬い物体と或いは成形品同志衝突した場合、横方
向に亀裂が入り、損傷するという問題があった。
又、強化プラスチック引抜成形品の一利用分野としての
建築工事や造船作業等の際に用いられる足場板に使用し
た場合、マトリックスが樹脂であるため、耐燃性が悪く
、作業の際に使用する溶接や溶断の火花(ノロ)が足場
板上に落下して燃え出し、穴があく等の問題があった。
建築工事や造船作業等の際に用いられる足場板に使用し
た場合、マトリックスが樹脂であるため、耐燃性が悪く
、作業の際に使用する溶接や溶断の火花(ノロ)が足場
板上に落下して燃え出し、穴があく等の問題があった。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することを
目的としてなされたものであって、落下や衝突などの衝
撃に強く、更に耐燃性、安全性を向上させた、金網入り
強化プラスチック引抜成形品を提供せんとするものであ
る。
目的としてなされたものであって、落下や衝突などの衝
撃に強く、更に耐燃性、安全性を向上させた、金網入り
強化プラスチック引抜成形品を提供せんとするものであ
る。
(問題点を解決するための手段)
本発明の金網入り強化プラスチック引抜成形品は、強化
プラスチック引抜成形品に於いて、その表面近傍に金網
が挿入されていることを特徴とするものであって、この
ことにより上記目的が達成される。
プラスチック引抜成形品に於いて、その表面近傍に金網
が挿入されていることを特徴とするものであって、この
ことにより上記目的が達成される。
本発明において、強化プラスチック引抜成形品は、ガラ
ス繊維に熱硬化性樹脂を含浸せしめたものを金型に通し
、ヒーターにより加熱・硬化させながら連続的に引き抜
くことにより成形されたものである。
ス繊維に熱硬化性樹脂を含浸せしめたものを金型に通し
、ヒーターにより加熱・硬化させながら連続的に引き抜
くことにより成形されたものである。
ガラス繊維としてはロービング、マット、ロービングク
ロス、テープ等があげられる。
ロス、テープ等があげられる。
又、これらのガラス繊維に含浸させる熱硬化性樹脂とし
ては、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、
エポキシ樹脂等があげられるが、ガラス繊維に融着可能
な熱硬化性樹脂であれば特に制限されることはない。
ては、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、
エポキシ樹脂等があげられるが、ガラス繊維に融着可能
な熱硬化性樹脂であれば特に制限されることはない。
本発明引抜成形品は、第1図に図示する如く、ガラスロ
ービングが熱硬化性樹脂で固められた層(ロービング1
り10の両表面層上に金網11.11°が半埋込状態で
熱硬化性樹脂により固着されている。
ービングが熱硬化性樹脂で固められた層(ロービング1
り10の両表面層上に金網11.11°が半埋込状態で
熱硬化性樹脂により固着されている。
本発明に於いて、金網としては、熱硬化性樹脂と融着可
能な材質であれば特に制限なく用いることが出来るが、
表面に一部露出した場合の腐食を防ぐため、ステンレス
製、銅製のものが好適であり、網目の大きさが30〜1
00メツシユのものが好適に用いられる。
能な材質であれば特に制限なく用いることが出来るが、
表面に一部露出した場合の腐食を防ぐため、ステンレス
製、銅製のものが好適であり、網目の大きさが30〜1
00メツシユのものが好適に用いられる。
又、金網は、片側だけに入れられていてもよく、特に管
状体や中空角材の場合は、その外周面近傍にのみ入れら
れていてもよいが、この場合も、内外両周面近傍に入れ
られていても良い。
状体や中空角材の場合は、その外周面近傍にのみ入れら
れていてもよいが、この場合も、内外両周面近傍に入れ
られていても良い。
本発明引抜成形品は、第2図に図示する如く、ガラスロ
ービングが熱硬化性樹脂で固められた層(ロービング層
)10の両側にガラス繊維製のマントが熱硬化性樹脂で
固められた層(マット層)9.9′が設けられ、その最
外層上に金網11.12°が半埋込状態で熱硬化性樹脂
により固着された構成となっていてもよい。
ービングが熱硬化性樹脂で固められた層(ロービング層
)10の両側にガラス繊維製のマントが熱硬化性樹脂で
固められた層(マット層)9.9′が設けられ、その最
外層上に金網11.12°が半埋込状態で熱硬化性樹脂
により固着された構成となっていてもよい。
更に、表面状態を良くするために不織布などを表面に入
れても良い。
れても良い。
その場合、金網より更に外側に不織布層が設けられるこ
とになるが、横方向の曲げ強度、耐燃性が損なわれる事
はない。
とになるが、横方向の曲げ強度、耐燃性が損なわれる事
はない。
又、金網層の表面に砂入り塗料を塗布することにより、
滑りにくい、安全な工事用足場板等を提供できるが、金
網の効果で塗料の剥がれが防止できる。
滑りにくい、安全な工事用足場板等を提供できるが、金
網の効果で塗料の剥がれが防止できる。
更に、本発明の引抜成形品の製造方法を、第3図を参照
して第2図に図示した引抜成形品を製造する場合を例に
とって説明する。
して第2図に図示した引抜成形品を製造する場合を例に
とって説明する。
ガラスロービング1.1’、ドを樹脂槽2に導き、ここ
で例えば熱硬化性樹脂を含浸させ、ガイド4を通して方
向を揃える。
で例えば熱硬化性樹脂を含浸させ、ガイド4を通して方
向を揃える。
この両側に当接するようにガラスマント9,9をガイド
4に通すと、ガラスマット3.3゛はロービングに付着
した余分な熱硬化性樹脂を含浸する。
4に通すと、ガラスマット3.3゛はロービングに付着
した余分な熱硬化性樹脂を含浸する。
これら熱硬化性樹脂を含浸せしめたロービング、マット
を金型に導入する。
を金型に導入する。
11.11’は金網であって、熱硬化性樹脂を含浸せし
めたロービング、マットが金型5に導入される直前の位
置に於いてその両面に重ねて導入する。
めたロービング、マットが金型5に導入される直前の位
置に於いてその両面に重ねて導入する。
熱硬化性樹脂を含浸せしめたロービング及びマットと金
網とを重ねた状態で金型5に導入し、金型5の出口側よ
り引取機6で強制的に引き抜き、カッター7で切断する
。
網とを重ねた状態で金型5に導入し、金型5の出口側よ
り引取機6で強制的に引き抜き、カッター7で切断する
。
金型5はヒーターにより加熱され、ここを通過する間に
樹脂が硬化し、引抜成形品12が成形される。
樹脂が硬化し、引抜成形品12が成形される。
(作用)
このような表面近傍の金網入りの構造により、表面近傍
の引っ張り強度が強化されるため、横方向の曲げ強度が
向上すると共に、金網による熱拡散効果と、金網が、溶
接火花等助火種を成形品内部へ進入させない効果により
、耐燃性が向上するのである。
の引っ張り強度が強化されるため、横方向の曲げ強度が
向上すると共に、金網による熱拡散効果と、金網が、溶
接火花等助火種を成形品内部へ進入させない効果により
、耐燃性が向上するのである。
(実施例)
次に本発明の実施例を図面を参照して、詳細に説明する
。
。
実施例1
ガラス繊維としてガラスロービング(塩ファイバーグラ
ス4450番〉 430本、マットとしてガラスを繊維
マ ) ト (旭ファイバーグラス コンテニュ7ス
・ストランド・マット 450番)、熱硬化性樹脂とし
てポリエステル樹脂、金網として鉄製100メツシユを
使用し、塩度150度、引取速度1 m/minの条件
で、第3図に示した通りの製造方法により第2図に示す
通りの厚み31mの引抜成形品を製造した。
ス4450番〉 430本、マットとしてガラスを繊維
マ ) ト (旭ファイバーグラス コンテニュ7ス
・ストランド・マット 450番)、熱硬化性樹脂とし
てポリエステル樹脂、金網として鉄製100メツシユを
使用し、塩度150度、引取速度1 m/minの条件
で、第3図に示した通りの製造方法により第2図に示す
通りの厚み31mの引抜成形品を製造した。
該引抜成形品は、ロービングとマントを金型に導入する
直前の位置に於いて、その上に金網を導入することによ
り容易に底形することが出来た。
直前の位置に於いて、その上に金網を導入することによ
り容易に底形することが出来た。
この引抜成形品について、引抜方向と直角方向の曲げ強
度をJISK6911に準じて測定したところ、同一条
件で製造した金y1無しの物に比し150〜200%の
曲げ強度を示した。
度をJISK6911に準じて測定したところ、同一条
件で製造した金y1無しの物に比し150〜200%の
曲げ強度を示した。
実施例2
マ ン ト (旭ファイバーグラス コンテニエ7ス・
ストランド・マット 450番)が無いこと以外は実施
例1と同し条件で第1図に示した通りの引抜成形品を製
造した。
ストランド・マット 450番)が無いこと以外は実施
例1と同し条件で第1図に示した通りの引抜成形品を製
造した。
この引抜成形品について実施例1と同様の試験をしたと
ころ、実施例1に記載した金網無しの物に比し120〜
150%の曲げ強度を示した。
ころ、実施例1に記載した金網無しの物に比し120〜
150%の曲げ強度を示した。
実施例3
使用金網が、鉄製30メツシュ上面挿入であること以外
は実施例1と同じ条件で引抜成形品を製造した。
は実施例1と同じ条件で引抜成形品を製造した。
この引抜成形品は、通常の溶接火花により発煙するが、
燃え出すことはなかった。
燃え出すことはなかった。
又、ガス溶断の火花(5〜10φ)を500U高さから
落とした時、火花付着と同時に発煙、発火するが、火炎
は大きくならずやがて消炎した。
落とした時、火花付着と同時に発煙、発火するが、火炎
は大きくならずやがて消炎した。
実施例1に記載した金網無しの成形品は、通常の溶接火
花により、発煙後数秒で燃え出す場合があった。
花により、発煙後数秒で燃え出す場合があった。
又、ガス溶断の火花(5〜10φ)を500關高さから
落とした時、火花付着と同時に燃え出した。
落とした時、火花付着と同時に燃え出した。
比較例
金網の代わりに金属膜体を挿入すること以外は実施例1
と同し条件で製造した成形品は、金属膜体に皺が発生し
、底形が困難であった。
と同し条件で製造した成形品は、金属膜体に皺が発生し
、底形が困難であった。
通常、引き抜き底形が樹脂中に離型剤を配合し、成型時
、製品と金型面との間に離型剤が滲み出すことにより製
品の引き抜きが行われるもので、表面に金属膜体を挿入
すると離型剤の滲み出しが困難となり、成型出来ない事
が判った。
、製品と金型面との間に離型剤が滲み出すことにより製
品の引き抜きが行われるもので、表面に金属膜体を挿入
すると離型剤の滲み出しが困難となり、成型出来ない事
が判った。
(発明の効果)
以上に述べたように、本発明の金網入り強化プラスチッ
ク引抜成型品は、その表面近傍に金網が挿入されている
ため、強化プラスチック弓抜戒型品の欠点である横方向
の曲げ強度が金網により補強され、落下や衝突等の衝撃
によって破損しに<<、又耐燃性が向上し、溶接もしく
は溶断作業時の火花等による燃焼を小さく抑えることが
出来、安全である。
ク引抜成型品は、その表面近傍に金網が挿入されている
ため、強化プラスチック弓抜戒型品の欠点である横方向
の曲げ強度が金網により補強され、落下や衝突等の衝撃
によって破損しに<<、又耐燃性が向上し、溶接もしく
は溶断作業時の火花等による燃焼を小さく抑えることが
出来、安全である。
又、滑りにくさを要求される用途には、従来砂入り塗料
を塗布することが行われているが、金網入り強化プラス
チック引抜成型品はそれ自体清りにくいが、更に砂入り
塗料を塗布することにより一層滑りに<<、又その効果
も持続する。
を塗布することが行われているが、金網入り強化プラス
チック引抜成型品はそれ自体清りにくいが、更に砂入り
塗料を塗布することにより一層滑りに<<、又その効果
も持続する。
第1図は本発明の金網入り強化プラスチック引抜成型品
の一部断面斜視図であり、第2図は本発明のマント層を
有する金網入り強化プラスチック引抜成型品の一部断面
斜視図である。 又、第3図は本発明のマット層を有する金網入り強化プ
ラスチック引抜成型品の製造設備の平面図である。 図に於いて 1.1’、1”ガラスロービング2
樹脂槽 3 ガラスマット 9′ 11゜ 引き揃え装置 金型 引取機 カッター マント層 ロービング層 金網 金網入り強化プラスチ ック引抜成型品 特許山瀬人 積水化学工業株式会社 代表者 廣1)馨 四国積木工業株式会社 代表者 武1)信孝 第1図 第2図 第3図
の一部断面斜視図であり、第2図は本発明のマント層を
有する金網入り強化プラスチック引抜成型品の一部断面
斜視図である。 又、第3図は本発明のマット層を有する金網入り強化プ
ラスチック引抜成型品の製造設備の平面図である。 図に於いて 1.1’、1”ガラスロービング2
樹脂槽 3 ガラスマット 9′ 11゜ 引き揃え装置 金型 引取機 カッター マント層 ロービング層 金網 金網入り強化プラスチ ック引抜成型品 特許山瀬人 積水化学工業株式会社 代表者 廣1)馨 四国積木工業株式会社 代表者 武1)信孝 第1図 第2図 第3図
Claims (1)
- 1、強化プラスチック引抜成型品に於いて、その表面近
傍に金網が挿入されていることを特徴とする金網入り強
化プラスチック引抜成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1285487A JPH03143622A (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 金網入り強化プラスチック引抜成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1285487A JPH03143622A (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 金網入り強化プラスチック引抜成形品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03143622A true JPH03143622A (ja) | 1991-06-19 |
Family
ID=17692158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1285487A Pending JPH03143622A (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 金網入り強化プラスチック引抜成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03143622A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06218823A (ja) * | 1992-12-21 | 1994-08-09 | Xerox Corp | 均一な壁厚を持つ管状引抜成形部材 |
JPH06218824A (ja) * | 1992-12-21 | 1994-08-09 | Xerox Corp | 機能的特徴をもつ引抜成形部材 |
-
1989
- 1989-10-31 JP JP1285487A patent/JPH03143622A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06218823A (ja) * | 1992-12-21 | 1994-08-09 | Xerox Corp | 均一な壁厚を持つ管状引抜成形部材 |
JPH06218824A (ja) * | 1992-12-21 | 1994-08-09 | Xerox Corp | 機能的特徴をもつ引抜成形部材 |
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