JPH03140337A - バリヤー性成型品とその製造方法 - Google Patents

バリヤー性成型品とその製造方法

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JPH03140337A
JPH03140337A JP1281526A JP28152689A JPH03140337A JP H03140337 A JPH03140337 A JP H03140337A JP 1281526 A JP1281526 A JP 1281526A JP 28152689 A JP28152689 A JP 28152689A JP H03140337 A JPH03140337 A JP H03140337A
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JP
Japan
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glass
extrusion
thermoplastic resin
melting point
molded article
Prior art date
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Pending
Application number
JP1281526A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Tomatsuri
丈夫 戸祭
Takeo Kato
武男 加藤
Susumu Watanabe
進 渡辺
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はバリヤー性成型品とその製造方法に関する。
更に詳しくは、本発明は食品の包装材料に適する酸素バ
リヤー性の成型品とその製造方法に関する。
(従来の技術) 無機充填材として、ガラス、マイカ、タルク、炭酸カル
シウム等を充填した熱可塑性樹脂が酸素等のガスバリヤ
−性に優れることは従来から知られている。
例えば、マイカ(雲母)をエチレン−ビニルアルコール
共重合体に充填した熱可塑性樹脂で成型した多層容器(
特開昭64−43554号公報)、マイとガラスを充填
した熱可塑性樹脂(特開昭59−277244号公報、
特開昭59−277245号公報)等である。
無機充填材の中でも、ガラスを使用した場合には透明性
を維持したシートが得られる。
シートは、粉末状又は繊維状のガラスと樹脂を加熱状態
で混練し、押出し成型することによって製造される。押
出し成型によりガラスと樹脂は均一に混合し、熱可塑性
樹脂の間隙に微細なガラスが混入して樹脂の空隙を埋め
、酸素等のガスの1遇を防ぎ、機械的強度が向上する。
(発明が解決しようとする!Ia) しかし、ガラスは一般に数千度の融点を持ち、樹脂の押
出し温度と著しく異なる。このため、ガラスは押出の前
後にわたって、粉末状又は繊維状の形状で存在する。
そこで、ガラスを高充填させた樹脂は、押出加工の際、
押出負荷が大きくなり、また引取り性が低下し、結局押
出成型が困難である。また、高充填に伴ない、ボイドが
多く発生して発泡し易くなり、発泡したシートは返って
ガス透過性が増大する。また高充填に伴なって成型品の
i械的特性、例えば弾性率や強度が劣化する。
このような理由から、ガラス充填量は40重量%が限界
である。しかし、40重量%の充填量では、ガスバリヤ
−性の十分な向上が得られない。
そこで、本発明は、押出成型機に過大な負荷を与えるこ
となく成型可能なシートで、機械的特性の劣化がなく、
しかもガスバリヤ−性の改善された成型品とその製造方
法を提供することを目的とする。
(i’!!題を解決するための手段) この目的を達成するため、請求項(1)記載の発明は、
低融点ガラスと熱可塑性樹脂の混合物から成るバリヤー
性シートを提供する。
また、請求項(2〕記載の発明は、低融点ガラスとして
フッ化−リン酸スズガラスを使用する上記シートを提供
する。
また、請求項(3)記載の発明は、低融点ガラスの軟化
点以上の温度で低融点ガラスと熱可塑性樹脂を混練し、
押出し成型することを特徴とするバリヤー性シートの製
造方法を提供する。
(発明の詳細な説明) 本発明に係る熱可塑性樹脂は押出成型可能な樹脂で、例
えばポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン
、あるいはエチレン等のオレフィンと酢酸ビニル又はア
クリル系モノマーとの共重合体、アイオノマー、ポリ塩
化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミ
ド、ポリウレタン等が使用できる。
本発明に係る低融点ガラスとは、上記熱可塑性樹脂の押
出し成型温度より低い軟化点を有するものをいう、樹脂
の種類に応し、押出し成型温度は一般に160〜400
℃であるから、この温度又はこの温度以下で軟化するも
のである。
例えば、フン化−リン酸スズガラス、鉛−ホウ酸ガラス
、アルカリ−ホウ酸ガラス、鉛−テルル酸ガラス、アル
カリ−テルル酸ガラス等が使用できる。なお、アルカリ
としてはリチウム酸化物、ナトリウJ、酸化物、カリウ
ム酸化物等が使用できる。
中でも、フッ化−リン酸スズガラスは、その組成により
軟化点70〜120 ’C、融点270〜350゛Cで
あり、ガラスの中で最も低い軟化点を有することがら押
出加工適性に優れ、好ましい材料である。フッ化−リン
酸スズガラスは、フン化第1スズとリン酸二水素アンモ
ニウムを50mo 1%: 5Qmo 1%〜7 Q 
m o 1%: 30mo 1%の割合で71合し、お
よそ450°Cに加熱融解させた後冷却して得ることが
できる。なお、この割合以外の割合でフッ化−リン酸ス
ズガラスを得ることもできるが、この場合にはガラスの
耐水性が乏しく、得られるシートが水分に接触して酸素
バリヤー性が劣化する。
ガラスは粉砕機により、径数mmのペレントサイズに粉
砕して用いる。
ベレットサイズのガラスと樹脂ベレントは、押出機に投
入して、押出機中で加熱混練して押出成型して、成型品
を製造することができる。
押出機の温度はガラスの軟化点以上であることを要求す
る。軟化したガラスは熔解した樹脂と均一に混練され、
押出負荷の増大を防ぐと共に、弓取り性の低下を防止し
、押出成型を容易にする。
またボイド及び発泡を防ぐ。
ガラスの充填量が多いほど得られるシートのバリヤー性
は増大する0通常5重■%以上である。
しかし、充填量の増大に伴なって熱可塑性樹脂の性質が
失われる。このため、60重項九以下に1凝るべきであ
る。
なお、本発明に係る成型品はフィルム状、シート状又は
筒状であって良い、また、フィルム状又はシート状成型
品からは深絞り成型容器を5!造することができ、筒状
成型品からはブロー成型容器を製造することができる。
(実施例1) 関東化学1株)製フッ化第−スズと関東化学(株)製リ
ン酸二水素アンモニウムをそれぞれ50mo 1%及び
50mo 1%の割合で乳鉢で混合し、アルミナルツボ
に入れ、450 ’Cの電気炉で15分間加熱した後、
冷加してフン化−リン酸スズガラスを製造した。得られ
たガラスの軟化点は116.5’C,融点は345°C
であった。このガラスをベレットサイズ(径数mm)の
大きさに粉砕機で粉砕した。
熱可塑性樹脂として、メルトインデックス5゜1、密度
0.919の低密度ポリエチレン(LDPE)を使用し
た。
このガラス40重量%とLDPE60重量%を混合し、
二軸押出機でfR棟押出し、切断してベレットを作成し
た。このベレットを用いて、単層押出機により厚さ50
μmの単層フィルムをtA膜した。押出負荷の増大はな
く、引取り性も良好であった。ボイド、発泡も見られな
かった。なお、押出温度は210 ’Cである。
(比較例1) フン化−リン酸スズガラスの代わりに、融点1000°
C以上のガラスパウダー(径1〜5μm5ユニチカーエ
ムグラス(株)製)を用いた外は、実施例1と同様にフ
ィルムを5!膜した。押出負荷が高く、引き取りも困難
であった。
(比較例2) ガラスを添加しなかった外は、実施例1と同様にフィル
ムを製膜した。
実施例1、比較例1、比較例2で得られたフィルムの2
5°C265%R,H,の条件下における酸素透過率(
cc/m2−day−atm・24hr)を第1表に示
す。
(実施fM2) 実施例1と同様のフン化−リン酸スズガラスを使用した
熱可塑性樹脂として穫限粘変o、7、w度141のポリ
エステルを使用した。
このガラス40重量%とポリエステル60重at%を混
合し、二軸押出機で混練押出し、切断してベレットを作
成した。このベレットを用いて、単層押出機によりγさ
50重mの単層フィルムを!!膜した。押出負荷の増大
はなく、引き取り性も良好であった。ボイド、発泡もみ
られなかった。
なお押出温度は210°Cである。
(比較例3) フッ化−リン酸スズガラスの代わりに、融点1o o 
o ′c以上のガラスパウダー(径1〜5μm、ユニチ
カーエムグラス(株)製)を用いた外は、実施例2と同
様にフィルムを製膜した。押出負荷が高く、引き取り性
も低かった。
(比較例4) ガラスを添加しなかった外は、実施例2と同様にVil
りした。
実施@2、比較例3、比較例4で得られ7こフィルムの
25″C165%R,H,の条件下における酸素通過率
(cc/rn’  −day−atrr+−24hr)
を第2表に示す。
第2表 (効果) 以上のように、本発明によれば、押出機に過大な負荷を
かけることなく、またり1き取り性も良々rで、しかも
バリヤー性に優れた成型品とその製造方法が得られる。
特  許  出  關  人 凸版印別株式会社 代表打 鈴木和夫

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)低融点ガラスと熱可塑性樹脂の混合物から成るバ
    リヤー性成型品。
  2. (2)低融点ガラスがフッ化−リン酸スズガラスである
    ことを特徴とする請求項(1)記載のバリヤー性成型品
  3. (3)低融点ガラスの軟化点以上の温度で低融点ガラス
    と熱可塑性樹脂を混練し、押出し成型することを特徴と
    するバリヤー性成型品の製造方法。
JP1281526A 1989-10-26 1989-10-26 バリヤー性成型品とその製造方法 Pending JPH03140337A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013503938A (ja) * 2009-09-01 2013-02-04 ザ ユニバーシティ オブ サザン ミシシッピー リサーチ ファウンデーション 難燃性ポリマー及び改善粘度ポリマー用添加剤システム
WO2013099436A1 (ja) * 2011-12-26 2013-07-04 株式会社 日立製作所 複合材料
WO2022050237A1 (ja) * 2020-09-04 2022-03-10 Agc株式会社 低融点ガラス

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