JPH0314000Y2 - - Google Patents

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JPH0314000Y2
JPH0314000Y2 JP1989089849U JP8984989U JPH0314000Y2 JP H0314000 Y2 JPH0314000 Y2 JP H0314000Y2 JP 1989089849 U JP1989089849 U JP 1989089849U JP 8984989 U JP8984989 U JP 8984989U JP H0314000 Y2 JPH0314000 Y2 JP H0314000Y2
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signal
voltage
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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P23/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
    • H02P23/08Controlling based on slip frequency, e.g. adding slip frequency and speed proportional frequency

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、毎回スイツチング増幅器を介して所
定周波数の交番電流を供給される固定子巻線を有
する非同期モータを設けた回転陽極形X線管駆動
装置に関する。
(従来の技術) この種装置は西ドイツ特許第2053077号から既
知である。この既知の装置ではスイツチング増幅
器がdc/ac変換器の一部を構成し、この変換器
が主および補助固定子巻線を有する非同期モータ
に供給するために制御された周波数および1:1
のデユーテイサイクルを有する2つの方形波電圧
を発生し、これら2つの方形波電圧を時間に対し
互に1/4周期だけ推移するようにしている。周波
数は非同期モータの脱出トルクの変化に従つて変
化するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) かかる既知の装置の欠点は、方形波電圧によつ
て固定子巻線を流れる電流に高周波が生じ、これ
により効率が低下することである。固定子巻線を
流れる交番電流の振幅は調整することができず、
これを流れる交番電流の周波数に依存し、その理
由は固定子巻線のインピーダンスがこの周波数に
依存しているからである。
また、互に90゜位相推移した2つの正弦波交番
電圧を発生する回転陽極駆動装置も既知である。
しかしかかる装置は固定周波数で作動するよう構
成されている。
本考案の目的は、所定の周波数および振幅を有
するほぼ正弦波状交番電圧が固定子巻線に発生す
るようにする駆動装置を提供するにある。
(課題を解決するための手段) この目的のため本考案の駆動装置は、 (イ) 各スイツチング増幅器を、回転数に比べ高い
パルス周波数を有する出力信号を発生するパル
ス幅変調器によつて制御し、 (ロ) 各固定子巻線に対し交番電圧発生器を設け、
交番電圧発生器が互に位相推移された正弦波交
番電圧を発生し、 (ハ) 固定子巻線を流れる電流を測定する電流測定
器を各固定子巻線に対して設け、電流測定器の
出力信号を比較回路において基準値と比較し、 (ニ) 交番電圧発生器の出力端子をパルス幅変調器
の入力端子に接続し、少なくともスイツチング
増幅器、電流測定器および比較回路により、基
準値および電流測定器の出力の差を減少させる
制御ループを構成する ようにしたことを特徴とする。
パルス幅変換器は交番電圧発生器からの正弦波
信号を固定周期を有しかつ正弦波信号の瞬時値に
依存する持続時間を有する方形波電圧に変換し、
この方形波電圧をスイツチング増幅器において増
幅する。スイツチング増幅器の出力は固定子巻線
に直接供給することができ、その理由は正弦波を
発生するためパルス幅変調器の周期によつて決ま
る搬送波周波数が固定子に対する合成駆動周波数
より著しく高いからである。従つて、固定子巻線
はほぼ完全にインダクタンスとして作動し、固定
子巻線を流れる電流は方形波電圧の積分に比例す
る。許容できないラジオまたは無線電波妨害を防
止するため、固定子ケーブルにシールドを施す
か、またはスイツチング増幅器の各出力端子に
LC平滑フイルタを設けるのが好適である。各固
定子の電流は電流測定器例えば変流器によつて測
定し、これを比較回路において所定基準値と比較
する。パルス持続時間は比較回路から交番電圧発
生器またはパルス幅変調器に至る帰還によつて制
御して、実際の固定子電流と所定基準値との差が
最小になるようにする。例えば、固定子電流が過
大になつた場合には、パルス幅変調器に供給する
正弦波交番電圧の振幅を比較回路を介して減少さ
せる。
交番電圧発生器自体は比較的小電力の出力を発
生するようにする必要がある。周波数が制御可能
でありかつ比較的小電力の正弦波交番電圧用の交
番電圧発生器は簡単かつ安価に製造することがで
きる。
本考案の駆動装置は更に、各交番電圧発生器が
正弦関数または余弦関数に対応するデイジタル信
号を発生するデイジタル回路と、このデイジタル
回路の出力端子に接続した入力端子を有するデイ
ジタル・アナログ変換器とを備えることを特徴と
する。
また本考案の駆動装置は、デイジタル・アナロ
グ変換器を乗算動作を行うデイジタル・アナログ
変換器とし、そのアナログ入力端子には関連する
比較回路の出力信号を供給することを特徴とす
る。デイジタル・アナログ変換器の出力端子にお
ける交番電圧の振幅は簡単に制御することがで
き、従つて固定子電流の振幅も簡単に制御するこ
とができる。
また本考案の駆動装置は、デイジタル回路が、
記憶位置に余弦または正弦関数値を蓄積する読出
専用メモリを備え、蓄積した関数値を、読出専用
メモリのアドレス入力端子に接続されかつクロツ
ク発生器によつて制御される循環式カウンタによ
りアドレス指定し、クロツク発生器の周波数を制
御装置によつて制御することを特徴とする。その
場合正弦波交番電圧の周波数は循環式カウンタを
制御するクロツク信号の周波数を変えることによ
り変化させる。この場合クロツク周波数は正弦波
交番電圧のn倍とし、ここでnは循環式カウンタ
の最大計数値を表わす整数である。
また本考案の駆動装置は、制御装置が比較回路
を備え、この比較回路は、回転陽極の実際の回転
数を示す電気信号と所定の基準電気信号とを比較
し、電気信号が基準電気信号より大きいかまたは
小さく、かつその差がスリツプ回転数に対応する
しきい値以上である場合、電気信号にしきい値を
加算するかまたは電気信号からしきい値を減算す
ることによつて得られる信号を可変制御信号とし
てクロツク発生器の制御入力端子に供給すること
を特徴とする。その場合固定子電流の周波数は、
基準回転数指示電気信号が実際の回転数指示電気
信号に対し所定値を増減した電気信号より大きい
かまたは小さいかに応じて、実際の回転数よりス
リツプ回転数に対応する値だけ常に高くなるかま
たは低くなる。従つて、回転子および回転陽極の
加速および減速は常に最大トルクで行われる。た
とえ固定子電流の周波数は連続的に変化させなけ
ればならないとしても、2つの値(基準回転数お
よびスリツプ回転数)しかプリセツトする必要が
ないということは特に魅力的である。このこと
は、交番電圧発生器の実際の構造とは無関係に良
好に成り立つ。
(実施例) 図面につき本考案を説明する。
第1図の参照数字10は電圧制御クロツク発生
器20のクロツクパルスを計数するモジユロ−32
カウンタを示す。カウンタ10は32個のクロツク
パルスが供給される毎に同じ計数値に到達し、カ
ウンタ10の各計数値がプログラマブル読出専用
メモリ(以下PROMと記載)31のアドレス入
力端子に並列に供給される。PROM31の32個
の順次の記憶位置には正弦関数の値が順次蓄積さ
れており、この値はカウンタ10の計数値によつ
て循環方式でアドレス指定され、乗算およびデイ
ジタル・アナログ変換器41を介して、時間に対
しほぼ正弦波状のアナログ信号に変換される。
同様に、2進カウンタ10の計数値によりデイ
ジタルインバータ30を介して読出専用メモリ
(以下ROMと記載)32を制御し、ROM32は
PROM31と同一内容および同一のアドレス指
定方式とすることができ、かつROM32には余
弦関数の値を蓄積する。ROM32にデイジタル
形式で蓄積した余弦関数の値は乗算およびデイジ
タル・アナログ変換器42を介して余弦関数状に
変化するアナログ信号に変換し、従つて乗算およ
びデイジタル・アナログ変換器41および42の
出力電圧は互に位相が推移される。デイジタルイ
ンバータ30は破線で示した制御ライン33を介
して制御して、カウンタ10の計数値を変更する
ことなくROM32へ供給するかまたはこの計数
値に値16を加算(モジユロ−32加算)するよう
にすることができる。値16のモジユロ−32加算は
カウンタ10の出力計数値の最上位ビツト(24
を反転することにより簡単に達成できる。従つ
て、位相の180゜推移された(即ち反対位相の)余
弦関数値をアドレス指定することができ、従つて
乗算およびデイジタル・アナログ変換器42の出
力電圧は制御ライン33を介して反転することが
できる。代案として、余弦関数高積ROM32に
代え正弦関数蓄積ROMを使用することができ、
その場合にはカウンタ10の計数値を正弦関数蓄
積ROMのアドレス入力端子に供給する以前に計
数値に値8を加算する。
乗算およびデイジタル・アナログ変換器41お
よび42の各出力信号u1およびu2はパルス幅変調
器51および52にそれぞれ供給し、これらパル
ス幅変調器の変調入力端子には三角波電圧u0を供
給する。三角波電圧u0の周波数は信号u1,u2の最
高周波数に比べて高くし(例えば20kHz)かつ電
圧u0の振幅は信号u1,u2の振幅より大きくする。
第2a図は電圧u1およびu0の時間に対する変化
を示す。なお電圧u0およびu1の周波数の比は実際
には遥に大きい。パルス幅変調器51は例えば比
較器とし、この比較器の出力電圧は電圧u1が電圧
u0より大きい場合正となり、電圧u1が電圧u0より
小さい場合負となるようにし、従つて第2b図に
おいてu3で示したパルス幅変調電圧がパルス幅変
調器51の出力電圧として発生し、この電圧u3
時間に対する平均値を第2b図の破線u4で示す
(三角波電圧の一周期について算出)。
パルス幅変調器51および52の出力電圧はス
イツチング増幅器61および62(第1図)に供
給し、スイツチング増幅器61および62(第1
図)に供給し、スイツチング増幅器の未平滑出力
電圧は前段のパルス幅変調器の出力電圧と同一の
変化を時間に対して呈する。スイツチング増幅器
は西ドイツ特許第2053077号に記載された構成と
することができる。各スイツチング増幅器はブリ
ツジの形に接続する4個の制御可能スイツチング
素子で構成し、そのうち対向枝路に設けた少なく
とも2個のスイツチング素子が導通し、他の2個
のスイツチング素子が遮断されるようにする。ス
イツチング素子の制御入力端子は電位分離のため
転送手段例えば光カプラ(図示せず)を介してパ
ルス幅変調器の出力端子に結合するのが好適であ
る。その場合すべてのスイツチング素子が同時に
導通するのを防止する手段を講ずる必要がある。
スイツチング素子としてはトランジスタ特にいわ
ゆる電力MOS−FETまたはGTOサイリスタを使
用することができる。
2個のスイツチング増幅器61および62の出
力端子は単相非同期モータの2個の固定子巻線7
1および72にそれぞれ接続し、このモータの回
転子13はX線管(図示せず)の回転陽極に剛固
に連結する。固定子巻線に対する結線は平滑フイ
ルタを介して行うことができるが、固定子巻線は
スイツチング増幅器の入力端子に直接接続するこ
ともでき、その理由は固定子巻線のインピーダン
スはスイツチング周波数においては殆んど誘導性
であり、従つて固定子巻線を流れる電流はパルス
幅変調電圧を時間について積分した電圧に対応す
るからである。固定子巻線71および72を流れ
る電流は電流測定器81および82例えば変流器
で測定し、比較回路91および92の一方の入力
端子へそれぞれ供給する。比較回路91および9
2の他方入力端子には関連する固定子巻線を流れ
る電流に対してスイツチ14を介して切換えるこ
とのできる基準値電流を供給する。比較回路91
および92は基準値電流と固定子巻線を流れる電
流のピーク値とを比較し(この目的のため比較回
路91および92はそれぞれピーク値整流器を備
えることができる)、各比較回路は両電流の差に
対応する電圧出力信号を発生する。この電圧出力
信号は乗算およびデイジタル・アナログ変換器4
1および42へ基準電圧として供給し、これら乗
算およびデイジタル・アナログ変換器41および
42はROM31および32のデイジタル出力信
号と、比較回路91および92のアナログ出力信
号との積に対応する出力信号を発生する。比較回
路91および92のアナログ電圧出力信号の極性
を適切に選定して、固定子巻線71,72を流れ
る電流がスイツチ14を介して所定基準値に調節
されるようにする。かかる電流制御により、固定
子巻線71,72を流れる電流は、この固定子巻
線のインピーダンスが乗算およびデイジタル・ア
ナログ変換器41および42の交番出力電圧の周
波数依存するにも拘らず、この交番出力電圧の周
波数に左右されなくなる。
可変周波クロツク発生器20は、例ば、入力電
圧およびクロツク周波数の間の関係が直線性であ
る電圧/周波数変換器とすることができる。その
場合、正弦波出力電圧の周波数を変化させるのに
単にクロツク発生器20の入力電圧を変化させる
ことだけを必要とするに過ぎない。この入力電圧
は常に所望の回転数と合致させる必要がある。こ
の目的のため制御装置15を設け、この制御装置
には回転陽極の基準回転数を示す基準回転数指示
電圧信号u5と実際の回転数を指示する電圧信号u6
とを比較する比較回路16を設ける。回転陽極の
回転数は米国特許第3214589号に記載された如く
直接測定することができ、この回転数に比例する
回転数指示電圧信号u6に変換することができる。
しかし、代案として、回転陽極の回転数は例えば
西ドイツ公開特許第2732852号に記載された如く
間接的に測定することができる。検査の種類に応
じて基準回転数指示電圧信号u5は種々のポテンシ
ヨンメータの一つから導出するかまたはマイクロ
プロセツサによつて発生させることができる。比
較回路16には2個のしきい値回路を設け、これ
らしきい値回路によつて、実際の回転数指示電圧
信号u6が基準回転数指示電圧信号u5としきい値電
圧との和より小さい場合スイツチ17を閉成し、
実際の回転数指示電圧u6が基準回転数指示電圧u6
としきい電圧との和を超えた場合スイツチ18を
閉成するようにする。基準回転数指示電圧信号u5
および実際の回転数指示電圧信号u6の差がしきい
電圧より小さい場合には、スイツチ17および1
8の両方が開放状態となる。スイツチ17および
18はスリツプ回転数に比例する直流電圧(しき
い電圧)u7を供給する電圧源に接続し、この直流
電圧とスリツプ回転数との比が実際の回転数指示
電圧信号u6と実際の回転数の比に等しくなるよう
にする。スリツプ回転数は固定子巻線に流れる電
流の周波数と、非同期モータの回転子に可能な最
大トルクが生じた場合の回転子の回転数との差に
等しい。スリツプ回転数は非同期モータにおいて
ほぼ一定である。
スリツプ回転数に比例するしきい電圧u7は、ス
イツチ17が閉じている場合、即ち基準回転数指
示電圧信号u5およびしきい電圧の和が実際の回転
数指示電圧信号u6より大きい場合には、重畳回路
19において実際の回転数指示電圧信号u6に加算
される。スイツチ18が閉じている場合、即ち実
際の回転数指示電圧信号u6およびしきい電圧の和
が基準回転数指示電圧信号u5より大きい場合に
は、しきい電圧u7が重畳回路19において実際の
回転数指示電圧信号u6から減算される。従つて重
畳回路19の出力端子からは和(u6+u7)または
差(u6−u7)に比例する信号が送出され、この信
号はクロツク発生器20によりこの和または差に
比例するクロツク周波数に変換される。かかる事
態は、遥かに高いかまたは低い基準回転数が突然
所望されたときに起り、その場合にはクロツク周
波数が制御されて、交番電圧信号U1およびu2
周波数がスリツプ回転数に対応するスリツプ周波
数だけ瞬間的に実際の回転数を超えるので、回転
子に作用するトルクが最大となり、回転子は可能
な最短期間において所望回転数まで加速または減
速される。他の場合には、回転子の回転数および
固定子電流の周波数の間の差は実際上零になるの
で、加速または減速トルクは発生できず、回転陽
極に連結した回転子は実際上一定回転速度に維持
される。かかる場合におけるドリフトを防止する
ため、重畳回路19に供給する電圧信号は実際の
回転数指示電圧信号u6の代りに基準回転数指示電
圧信号u5に追随するようにすると有利である。
第3図には、実際の回転数指示電圧信号u6の変
化を時間tの関数として実線で示し、固定子巻線
を流れる電流の周波数の変化を時間tの関数と
して破線で示し、周波数の変化は典型的なX線
検査に対するクロツク発生器20の入力電圧の変
化即ちクロツク周波数の変化に対応する。
時間間隔t1に当り回転子は第1所定回転数例え
ば2700回転/分まで加速される。加速に際しこの
回転数に対応する基準回転数指示電圧信号u5は常
に実際の回転数指示電圧信号u6より大きく、比較
回路19によりスイツチ17が閉成され、スリツ
プ回転数に比例するスリツプ比例しきい電圧u7
実際の回転数指示電圧信号u6に加算される。従つ
て、固定子巻線における電流の周波数が回転子
の回転数をほぼスリツプ回転数だけ超えるので、
回転子は最短期間で所望回転数まで加速される。
この所望回転数に到達した場合u5=u6となり、ス
イツチ17は再び開放される。その場合重畳回路
19の出力電圧は実際の回転数指示電圧信号u6
対応し、回転子はほぼ同一周波数で回転を継続す
る。この目的のために必要な駆動電力(例えば
40W)は加速に要する電力(KWのオーダー)に
比べ遥に小さいから、固定子巻線における放散損
を低減するため固定子電流を低減する必要があ
る。この目的のため固定子電流の基準値をスイツ
チ14により大きい値から遥に小さい値に切換え
るようにする。スイツチ14は、スイツチ17お
よび18が開いている場合だけ、ライン23を介
して制御装置15(例えばNANDゲートを介し)
によつて制御する(図示しない態様で)。従つて
固定子巻線の電流の周波数は回転子の回転数にほ
ぼ対応することとなる。この動作状態は期間t2
間維持される。
期間t2の終端に遥に高い新たな基準回転数例え
ば8000回/分を必要とするX線露光が行なわれる
と仮定する。その場合基準回転数指示電圧信号u5
は再び実際の回転数指示電圧信号u6より遥に大き
くなるので、スイツチ17が閉成され、電圧u7
よびu6の和が重畳回路19の出力端子に生ずる。
これと同時にスイツチ14が大きい値の基準固定
子電流供給側へ切換えられる。固定子電流の増大
および固定子電流の周波数の増大により回転子が
加速され、回転子の回転数が増大する(期間t3)。
固定子巻線における電流の周波数が増大するに従
つて固定子巻線のインピーダンスが増大するか
ら、固定子巻線の流れを電流が最早や所定の基準
値に達しなくなる瞬時に到達する。この瞬時以後
(期間t4)回転数は、前記新たな基準回転数に到
達するまで緩慢に増大する。次いでスイツチ17
は開放され、スイツチ14は小さい値の基準固定
子電流供給側へ切換えられる。その場合、回転子
は到達した回転数をほぼ持続する(期間t5)。
この動作に後続して、例えば低い回転数を使用
する透視診断を行う必要がある場合には、基準回
路数指示信号u5を期間t5の終端に低い値に減少さ
せる。その場合この基準回転数指示電圧信号u5
実際の回転数指示電圧信号u6に比べ遥に低くなる
から、スイツチ18が閉成され、スイツチ14は
大きい値の基準固定子電流供給側へ再び切換えら
れる。そして重畳回路19が実際の回転数指示電
圧信号u6およびスリツプ比例しきい電圧の差(u6
−u7)に比例する信号を送出するので、固定子巻
線を流れる電流の周波数は常に回転子の回転数よ
りスリツプ回転数に等しい量だけ低くなる。従つ
て回転子は可能な最大減速度で減速されて回転子
の回転数が減少し、固定子電流の周波数が減少す
るという動作が行われる。所定の低い回転数に達
した場合には、基準回転数指示電圧信号u5が再び
実際の回転数指示電圧信号u6に等しくなり、スイ
ツチ18が開放れ、スイツチ14が小さい値の基
準固定子電流供給側へ切換えられるので、回転子
は到達した低い回転数での回転を持続する(期間
t7)。
次いで検査を終了すべき場合には、基準回転数
指示電圧信号u5を零とし、従つてスイツチ18が
閉成され、スイツチ14が切換えられるので、重
畳回路19の出力信号が再び差u6−u7に対応する
ようになり、回転子の回転数が減少する。この回
転数減少には、固定子電流の周波数はスリツプ回
転数だけ回転子の実際の回転数より低くなるとい
う事態が付随している。固定子電流の周波数が複
雑な回路を必要とすることなく所望の動作が依然
可能である限界値(スリツプ回転数より小さいと
好適)例えば10Hzに到達した場合、クロツク発生
器20の入力電圧はそれ以降この瞬時における値
に既知の態様(図示せず)で一定に維持されるの
で、固定子巻線における電流は最早や変化しなく
なる。同時に、制御ライン33を介する制御によ
りデイジタルインバータ30のすべての出力信号
が反転されるので、乗算およびデイジタル・アナ
ログ変換器42の出力端子における余弦信号u2
負の余弦信号u2となる。その結果回転磁界が逆向
きとなり、これにより回転子が更に減速される。
回転数が零となつたとき(u6=0)、カウンタ1
0のリセツト入力端子10′にリセツトパルスを
供給して、カウンタ10の計数値従つて正弦波用
ROM31の出力を零にする。同時に、余弦波用
ROM32のリセツト入力端子32′にもリセツ
トパルスを供給するので、その2進出力信号従つ
て乗算およびデイジタル・アナログ変換器42の
出力信号も零になる。その場合2個の固定子巻線
71および72における電流が零になり、即ち回
転子13が静止した瞬時には加速または減速磁界
は最早や発生しなくなるので回転子13は確実に
停止する。
以上説明した装置を、上述した所とは異なる固
定子−回転子構造を有する非同期モータを設けた
X線管を駆動するのに使用する必要があるか、ま
たは異なる慣性モーメントを有する陽極円板を備
えるX線管を駆動するのに使用する必要がある場
合には、スリツプ回転数またはスリツプ比例しき
い電圧u7を適切な異なる値に調整して、加速(減
速)に当り固定子巻線を流れる電流に対し異なる
基準値が生ずるようにする必要がある。
制御装置15はマイクロプロセツサで構成し
て、これに実際の回転数指示電圧信号をデイジタ
ル形式で供給し、かつこのマイクロプロセツサが
異なる命令(“露光”、“透視診断”等)に応動し
て回転数制御信号を送出するようにすることがで
きる。カウンタ10およびデイジタルインバータ
30もマイクロプロセツサで実現することができ
る。所要に応じ、代案としてクロツク発生器20
に代え、クロツク周波数より著しく高い周波数を
有する標準周波数発生器およびこれに後続接続し
た制御可能分周器を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すブロツク図、第
2図および第3図は第1図の作動説明図である。 10……モジユロ−32カウンタ、13……回転
子、14……スイツチ、15……制御装置、16
……比較回路、19……重畳回路、20……電圧
制御クロツク発生器、30……デイジタルインバ
ータ、31……PROM、,32……ROM、33
……制御ライン、41,42……乗算およびデイ
ジタル・アナログ変換器、51,52……パルス
幅変調器、61,62……スイツチング増幅器、
71,72……固定子巻線、81,82……電流
測定器、91,92……比較回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スイツチング増幅器を介して所定周波数の交番
    電流をそれぞれ供給される固定子巻線を有する非
    同期モータを設けた回転陽極形X線管駆動装置で
    あつて、各スイツチング増幅器61,62を、回
    転数に比べ高いパルス周波数を有する出力信号を
    発生するパルス幅変換器51,52によつて制御
    し、各固定子巻線71,72に対し交番電圧発生
    器31,41,32,42を設け、交番電圧発生
    器が互いに位相推移された正弦波交番電圧をを発
    生し、各交番電圧発生器が正弦関数または余弦関
    数に対応するデイジタル信号を発生するためクロ
    ツク発生器20によつて制御されるデイジタル回
    路を備え、このデイジタル回路の出力端子をデイ
    ジタル・アナログ変換器41,42の入力端子に
    接続し、交番電圧発生器(例えば31,41)の
    出力端子をパルス幅変換器51の入力端子に接続
    する回転陽極形X線管駆動装置において、 (イ) 固定子巻線71,72を流れる電流を測定す
    る電流測定器81,82を各固定子巻線に対し
    て設け、電流測定器の出力信号を比較回路9
    1,92において基準値と比較し、少なくとも
    スイツチング増幅器61,62、電流測定器8
    1,82および比較回路91,92により、基
    準値および電流測定器の出力の差を減少させる
    制御ループを構成し、 (ロ) クロツク発生器の周波数が制御装置15によ
    つて制御可能であり、この制御装置が比較回路
    16を備え、この比較回路は、回転陽極の実際
    の回転数を示す電気信号u6と所定の基準電気信
    号u5とを比較し、電気信号u6が基準電気信号u5
    より大きいかまたは小さく、かつその差がスリ
    ツプ回転数に対応するしきい値u7以上である場
    合、電気信号u6にしきい値u7を加算するかまた
    は電気信号u6からしきい値u7を減算することに
    よつて得られる信号を可変制御信号としてクロ
    ツク発生器20の制御入力端子に供給するよう
    構成したことを特徴とする回転陽極形X線管駆
    動装置。
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EP0057485A3 (en) 1982-12-29
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