JPH031397B2 - - Google Patents
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- JPH031397B2 JPH031397B2 JP61112552A JP11255286A JPH031397B2 JP H031397 B2 JPH031397 B2 JP H031397B2 JP 61112552 A JP61112552 A JP 61112552A JP 11255286 A JP11255286 A JP 11255286A JP H031397 B2 JPH031397 B2 JP H031397B2
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- electrode
- conductive
- film
- conductive film
- electrode device
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Landscapes
- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、透過型絶縁性基材の表面に成層され
た導電性フイルム面にエレクトロクロミツク膜を
電解重合により析出させるための電解槽用電極装
置に関するものである。
た導電性フイルム面にエレクトロクロミツク膜を
電解重合により析出させるための電解槽用電極装
置に関するものである。
エレクトロクロミツク（EC）膜は、印加電圧
の極性により還元又は酸化作用が惹起されて着色
又は消色が行われ、印加電圧を遮断してもその状
態を持続するメモリ機能を備えている。このEC
膜には無機系と有機系があり、前者は真空蒸着や
スパツタが主流であるがイリジウムに代表される
ように材料の価格が高く、大面積の膜を得るには
装置も大規模になるために、高コストは避けられ
ない。一方、電解重合により製膜される有機系は
現在のところ無機系に比べ安定性で劣るが、材料
が安価であるために大面積化に有利である。
の極性により還元又は酸化作用が惹起されて着色
又は消色が行われ、印加電圧を遮断してもその状
態を持続するメモリ機能を備えている。このEC
膜には無機系と有機系があり、前者は真空蒸着や
スパツタが主流であるがイリジウムに代表される
ように材料の価格が高く、大面積の膜を得るには
装置も大規模になるために、高コストは避けられ
ない。一方、電解重合により製膜される有機系は
現在のところ無機系に比べ安定性で劣るが、材料
が安価であるために大面積化に有利である。
この場合、例えば調光ガラス用の透過型EC膜
を製造するのに、ガラス、透明フイルム等の透過
型絶縁性基材に透過性を損なわないように導電膜
をなるべく薄く形成させ、その表面にEC膜を析
出させる際にも、第３図に示すように通常の電極
装置を用いていた。即ち、電解析出液を収納した
電解槽１において、導電膜を形成された透過型絶
縁性基材２と対向電極３を対峠させ、導電膜と対
向電極３間に定電流源４を接続することにより、
ポリアニリンやポリピロールのように電解酸化重
合により製膜している。
を製造するのに、ガラス、透明フイルム等の透過
型絶縁性基材に透過性を損なわないように導電膜
をなるべく薄く形成させ、その表面にEC膜を析
出させる際にも、第３図に示すように通常の電極
装置を用いていた。即ち、電解析出液を収納した
電解槽１において、導電膜を形成された透過型絶
縁性基材２と対向電極３を対峠させ、導電膜と対
向電極３間に定電流源４を接続することにより、
ポリアニリンやポリピロールのように電解酸化重
合により製膜している。
しかしながら、導電膜はなるべく薄くされるた
めに電極接点から離れた導電膜には徐々に電圧降
下が生じて均一な電流密度を確保するのが難し
い。電極接点を周囲に増やしたとしても、いずれ
にしろ大面積化されると中心部分の製膜は薄くか
又は不可能になる。
めに電極接点から離れた導電膜には徐々に電圧降
下が生じて均一な電流密度を確保するのが難し
い。電極接点を周囲に増やしたとしても、いずれ
にしろ大面積化されると中心部分の製膜は薄くか
又は不可能になる。
よつて、本発明は大面積であつても均一な製膜
を可能にする透過型のエレクトロクロミツク膜製
造用電解槽の電極装置を提供することを目的とす
る。
を可能にする透過型のエレクトロクロミツク膜製
造用電解槽の電極装置を提供することを目的とす
る。
本発明はこの目的を達成するために、対状の一
方の電極を分散した複数個所に穿孔されている導
電性板とし、他方の電極はそれぞれの穿孔に絶縁
体を嵌入し、各絶縁体へ導電性針を挿入して形成
した。他方の電極として機能する導電性針が導電
膜に分散して接触するために全域に渡り導電膜の
電流密度が均一になる。
方の電極を分散した複数個所に穿孔されている導
電性板とし、他方の電極はそれぞれの穿孔に絶縁
体を嵌入し、各絶縁体へ導電性針を挿入して形成
した。他方の電極として機能する導電性針が導電
膜に分散して接触するために全域に渡り導電膜の
電流密度が均一になる。
第１図は対状の電極を示すもので、一方の電極
１０は多数の穿孔１１が均一な間隔でマトリツク
ス状に配列された例えばカーボンの導電性板１２
より形成されている（第１図ａ）。この電極の形
状は製膜される形状に対応している。他方の電極
２０は、穿孔１１に嵌入されるように対応する断
面形状を有する絶縁性円筒状の絶縁体２１に導電
性針２２を内挿して形成されている（第１図ｂ）。
この導電性針の先端は絶縁体２１から突出してテ
ーパ状に形成され、後端は電源への接続端子とし
て同様に突出している。これらの電極１０，２０
は、それぞれの穿孔１１に、導電性針２２を備え
た絶縁体２１を嵌入することにより電極装置とし
て一体化されている。
１０は多数の穿孔１１が均一な間隔でマトリツク
ス状に配列された例えばカーボンの導電性板１２
より形成されている（第１図ａ）。この電極の形
状は製膜される形状に対応している。他方の電極
２０は、穿孔１１に嵌入されるように対応する断
面形状を有する絶縁性円筒状の絶縁体２１に導電
性針２２を内挿して形成されている（第１図ｂ）。
この導電性針の先端は絶縁体２１から突出してテ
ーパ状に形成され、後端は電源への接続端子とし
て同様に突出している。これらの電極１０，２０
は、それぞれの穿孔１１に、導電性針２２を備え
た絶縁体２１を嵌入することにより電極装置とし
て一体化されている。
この電極装置は、第２図に示すように電解析出
液としてアニリンの酸性水溶液１６が充填されて
いる製膜用の電解槽１５内に装着される。そし
て、槽内には導電膜１７としてAuを蒸着された
例えば250×180mmのポリエステルフイルムの絶縁
性基材１８が浸漬される。この絶縁性基材は、電
極装置１０，２０に対面させられ、その導電性針
２２の先端が導電膜１７に接触するように保持具
（図示せず）で保持されている。
液としてアニリンの酸性水溶液１６が充填されて
いる製膜用の電解槽１５内に装着される。そし
て、槽内には導電膜１７としてAuを蒸着された
例えば250×180mmのポリエステルフイルムの絶縁
性基材１８が浸漬される。この絶縁性基材は、電
極装置１０，２０に対面させられ、その導電性針
２２の先端が導電膜１７に接触するように保持具
（図示せず）で保持されている。
製膜に際しては定電流源１９の一極を導電性板
１２に接続し、＋極は各電極２０の導電性針２２
の後端に並列接続させる。また、この後端から＋
極に至る間は絶縁されている。これにより、導電
膜１７は均一に分散して給電されて位置的に電圧
降下の影響を受けることがなくなり、全域に渡り
均一なEC膜の析出が行われる。導電性針２２の
周囲は、絶縁体２１でほとんど包囲されているた
めに通電量も有効に製膜に利用され、導電膜１７
への導電性針２２の接触面積も僅かであるために
製膜の光学特性にもほとんど影響しない。
１２に接続し、＋極は各電極２０の導電性針２２
の後端に並列接続させる。また、この後端から＋
極に至る間は絶縁されている。これにより、導電
膜１７は均一に分散して給電されて位置的に電圧
降下の影響を受けることがなくなり、全域に渡り
均一なEC膜の析出が行われる。導電性針２２の
周囲は、絶縁体２１でほとんど包囲されているた
めに通電量も有効に製膜に利用され、導電膜１７
への導電性針２２の接触面積も僅かであるために
製膜の光学特性にもほとんど影響しない。
このようにして製造されたEC膜は、電解質を
介在させ反対側に導電膜付き基材を対面させて、
双方の導電膜を電極として電圧を印加させること
により調光膜として利用される。
介在させ反対側に導電膜付き基材を対面させて、
双方の導電膜を電極として電圧を印加させること
により調光膜として利用される。
以上、本発明によれば建築、自動車等の分野に
おいて大きな面積の調光ガラスもしくはフイルム
等を製造する際に、容易、かつ安価に均一な透過
型のEC膜が製造可能になる。
おいて大きな面積の調光ガラスもしくはフイルム
等を製造する際に、容易、かつ安価に均一な透過
型のEC膜が製造可能になる。
第１図は本発明の電極対の分解斜視図、第２図
はその電極の使用状態を説明する部分断面図及び
第３図は従来の電極の使用状態を示す図である。 １０，２０……電極、１１……穿孔、１２……
導電性板、２１……絶縁体、２２……導電性針。
はその電極の使用状態を説明する部分断面図及び
第３図は従来の電極の使用状態を示す図である。 １０，２０……電極、１１……穿孔、１２……
導電性板、２１……絶縁体、２２……導電性針。
Claims (1)
- １ 透過型絶縁性基材の表面に形成された導電性
フイルム面にエレクトロクロミツク膜を電解重合
により析出させるためのエレクトロクロミツク膜
製造用電解槽の電極装置であつて、対状の一方の
電極は分散した複数個所に穿孔されている導電性
板とし、他方の電極は前記格穿孔に絶縁体を嵌入
し、これらの各絶縁体へ前記導電性フイルム面に
接触する導電性針を内挿して形成されている電極
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61112552A JPS62274094A (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 | エレクトロクロミツク膜製造用電解槽の電極装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61112552A JPS62274094A (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 | エレクトロクロミツク膜製造用電解槽の電極装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62274094A JPS62274094A (ja) | 1987-11-28 |
| JPH031397B2 true JPH031397B2 (ja) | 1991-01-10 |
Family
ID=14589517
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61112552A Granted JPS62274094A (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 | エレクトロクロミツク膜製造用電解槽の電極装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62274094A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9960312B2 (en) * | 2010-05-25 | 2018-05-01 | Kurt H. Weiner | Apparatus and methods for fast chemical electrodeposition for fabrication of solar cells |
-
1986
- 1986-05-21 JP JP61112552A patent/JPS62274094A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62274094A (ja) | 1987-11-28 |
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