JPH03139057A - データ端末装置の監視方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電話回線を利用してデータ伝送を行うデータ端
末装置の電源として電池を用いるものに於ける電圧の監
視方法に関するものである。

従来の技術 この種の従来技術としては、特開昭６３−２７４２５６
に述べられているように、電池の電圧を規定の値に対し
て大小判定を行うことにより監視するというものであっ
た。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、一般に知られているように電池の複雑な
電圧特性を考えると、前記のごとく規定の電圧値で判断
することは、誤判断の恐れが十分に考えられる。すなわ
ち、電池は温度の影響が大きく、同じ電池でも温度が低
くなれば電圧は低下する。

また、消費電流が多いほど電池の内部抵抗による電圧降
下が大きくなるため、やはり電圧は低下する．このよう
な傾向は，電池が消耗すればするほど大きくなる。

以上のような電池の特性を考慮すると、ある一定の規定
した電圧値でもって、電圧を監視することは、寿命に達
していないにもかかわらず，前述の理由により電池電圧
が一時的に低下している場合があり，このような状態で
の通報による受信情報は、信頼性に欠けるものであった
。

課題を解決するための手段 本発明は、データ端末装置における電源として電池を用
い、この電池の電圧を入力してＡ／Ｄ変換するＡ／Ｄ変
換装置と、該Ａ／Ｄ変換装置の出力を取り込む制御装置
とから構成される装置で取り込んだ電池の電圧値そのも
のをデータとして伝送するようにしたものである。

作用 データ端末装置の電源である電池の電圧をＡ／Ｄ変換装
置へ入力し、該Ａ／Ｄ変換装置で電池の電圧値をデジタ
ル情報に変換し、該デジタル情報として得られた電圧値
を制御装置で取り込み、該電圧値そのものをデータとし
て制御装置はセンターへ通報する。センターでは、受信
したデータ。

すなわち、電圧値をもとに任意の判断が可能なため，前
述のごとく問題点をなくすことができる。

たとえば、受信したデータを蓄積しておき過去のデータ
をもとに分析することにより、全く変化がなければ電池
の寿命を心配することはない。もし、今回受信した電圧
値のみが突然低下している場合は、前述の温度あるいは
消費電流の影響ｉこよるものと判断し、メンテナンスを
行う必要はない。

一方，受信したデータが徐々に低下している場合には、
電池の寿命が迫っているため、ある電圧値以下になった
ものについては、電池の交換，あるいは、データ端末装
置の交換をすべくメンテナンスを行えばよい。ここで、
メンテナンスを行うべく判断する電圧値については、シ
ステムの管理者が最適な設定を行うことにより、より信
頼性があり、電池の使用効率の優れたシステムを運用す
ることができる。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図であり，■
はデータ端末装置で、電源として電池２を持ち、該電池
２の電圧はＡ／Ｄ変換装置３へ入力され、該Ａ／Ｄ変換
装置３の出力は制御装置４へ入力されるべく接続されて
いる。さらに、制御装置４は、電池２から電源を供給さ
れると共に、検針を行うためのメータ部５が接続され，
さらには、検針値などの情報を通報する場合電話回線を
制御するための網制御装置６に接続され網制御装置６は
電話回線７を介し交換機８が接続されている。また、図
示しないが、電話回線７には需要家宅の電話機が、制御
装置４にはシステムの運営に必要なデータを入力するた
めのデータ入力装置が着脱可能なごとく構成で設けられ
ている。

さらに、交換機８は電話回ｓ７を介してセンターへ接続
されている。

以上のごとく構成において、水道、ガス、電気などの検
針値はメータ部５を介して，制御装置４が監視を行って
おり、常に使用量の把握を行っている。

一方、Ａ／Ｄ変換装置３を介して電池２の電圧値も監視
している。これらメータ部５および、電池２の情報は予
め定められたシーケンスにしたがって制御装置４で網制
御装置６を制御して、電話回線７を介してセンターへ通
報される。

該情報の通報を受信したセンターでは、メータの検針値
あるいは電池２の電圧値を予め定められたシーケンスに
したがって処理を行う。

第２図は、他の実施例を示すものであり、第１図におけ
るＡ／Ｄ変換装置３と制御装置４をまとめて制御装置４
としたもので、具体的には．Ａ／Ｄ変換を行う機能を内
蔵した１チツプマイクロコンピユータなどであり、部品
点数を削減する一方、同等の動作を行うことができ、機
器の簡素化あるいは、コスト、信頼性等の点において優
れたものを提供できる。

発明の効果 以上説明したように、本発明は、Ａ／Ｄ変換装誼を介し
て電源である電池の電圧値そのものをデータとして通報
し、該データを受信したセンターでデータの処理を行っ
て、電池がどういう状態にあるかを判断するために、一
時的な電圧低下などによる誤判断をなくすことができる
。

さらに、センターでのデータ処理において、季節別ある
いは、地域別などに応じてそれぞれ任意の判断基準を設
定することにより、電池の温度に依存する電圧変動等に
対応することが可能となり。

その結果、さらに誤判断を防止することができる。

同様に、電話回線を用いた本システムを運営する場合、
システム毎に任意の判断基準が設定可能なため、各シス
テムにおいて独自の管理ができる。

一方、前述したようなシステム毎の任意の電圧値判断基
準の設定に際して、需要家宅に設置するデータ端末装置
は何種類もの製品を用意する必要はなく、一種類の製品
を提供するだけですみ、さらに判定基準は、センター側
各装置のコンピュータなどのプログラムの一部を変更す
るだけの簡単な操作により各システム毎に対応できるた
め、量産効果あるいは、汎用性において優れたものを提
供できる等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すデータ端末装置の電池
電圧の監視方法のブロック図、第２図は本発明の一実施
例を示す他のブロック図である。 ２・・・電池、　　　　　３・・・Ａ／Ｄ変換装置、４
・・・制御装置、　　　６・・・網制御装置。 ７・・・電話回線。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電話回線を利用してデータ伝送を行うデータ端末装置の
   監視方法において、本装置の電源として電池（２）を用
   い、この電池（２）の電圧を入力してＡ／Ｄ変換するＡ
   ／Ｄ変換装置（３）と、該Ａ／Ｄ変換装置（３）の出力
   を取り込む制御装置（４）とから構成され、制御装置（
   ４）で取り込んだ電池（２）の電圧値をデータとして伝
   送することを特徴とするデータ端末装置の監視方法。