JPH03138260A

JPH03138260A - シート排出装置

Info

Publication number: JPH03138260A
Application number: JP27572489A
Authority: JP
Inventors: Yoshihiro Saito; 義広斎藤
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1989-10-23
Filing date: 1989-10-23
Publication date: 1991-06-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はたとえば複写機や撮影装置等の排紙部等に用い
られるシート排出装置に関する。

（従来の技術）従来この種のシート排出装置としては、たとえば第１３
図および第１４図に示すようなものがある。すなわち、
１１１は複写機の搬送部等のシート搬送系の排出部に設
けられるシート排出トレイであり、排出ローラ１０３，
１０５により矢印Ｃ方向に排出されたシート１０６を順
次積重ねるようにして受けるようになっている。そして
、この排出トレイ１１１のシート積載面は傾斜せしめら
れていて、シート１０６を自重によって傾斜面下方に向
けてすべらせ、その底部１１１ａにシート１０６の端部
を当接させて保持するようになっていた。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら上記した従来技術の場合には、薄手の腰の
弱いシート１０６の場合、トレイ底部１１１ａにシート
１０６が当接した際に、シート端部が座屈変形し、第１
３図（ａ）、（ｂ）に示すように先端がカールした状態
でシート１０６がトレイ１１１上に堆積する。

そして、シート１０６が一定量トレイ１１１上に堆積し
てくると、第１４図（ａ）、（ｂ）に示すように後から
排出されるシート１０６によって堆積したシート１０６
の表層部をカールさせて巻き込んだり、あるいは下にも
ぐりこんだりして予定の枚数のシート１０６を収納でき
なくなったりシート１０６の排出順序とシート積載順序
が狂ったりするという問題を生じる。

本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、シートの排出方
向の腰を強くすることにより、排出トレイの底部におい
てシート先端をカールさせないシート排出装置を提供す
ることにある。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために、本発明にあっては、排出さ
れるシートを順次積み重なるように受けるためのトレイ
を有し、該トレイには傾斜部を設け、シート端部を上記
傾斜部下端のトレイ底部に当接させるシート排出装置に
おいて、前記トレイに、前記シートを部分的に持ち上げ
てシート排出方向に対して直行する方向に曲げ変形させ
る持ち上げ部を設けて成ることを特徴とする。

（作用）上記構成のシート排出装置にあっては、トレイに積載さ
れるシートは、持ち上げ部によって部分的に持ち上げら
れ、その排出方向に対して直行する方向に曲げられてシ
ート排出方向の曲げ剛性が高められる。したがってシー
ト端部がトレイ底部に当接した際の座屈変形が防止され
る。

（実施例）以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。この
実施例では、本発明に係るシート排出装置を第７図に示
すような画像読取表示装置の原稿排紙部に適用した場合
を例にとって説明する。

画像読取装置は、装置本体１１の前に表示画面１２を有
し、表示画面１２の下方にシートとしての原稿Ｓを装置
本体１１内部に給送するための給紙部１３を設け、一方
表示画面１２の上方に原稿Ｓを排出するための排紙部１
４が設けられている。装置本体１１内部には、表示画面
１２の裏側に給紙部１３と排紙部１４とを結ぶ搬送路１
５が設けられ、搬送路１５の両側に、原稿Ｓの表裏の画
像を読取るための読取光学系１６．１７が配設されてい
る。

排紙部１４には、搬送路工５から排出される原稿Ｓを受
けるためのトレイ１が設けられ、このトレイ１上に原稿
Ｓを順次重ねて積載するようになっている。トレイ１は
、概略上方が開放された断面路Ｖ字状の筐体で、底部１
ｆは搬送路１５の終端よりも下方に配置され、前面が底
部ｌｆ前縁から前方に向って上向きに傾斜して延びる傾
斜部１ｇになっている。

またトレイ１の後面側は底部１ｆから略垂直に立ち上が
り、傾斜部１ｇに沿ってすべり落ちる原稿Ｓの後端が当
接するようになっている。

底部１ｆには、中央からトレイ１の幅方向外側に向って
対称的に持ち上げ部を構成する複数のリブ状突起１ａ、
ｌｂ、ｌｃが設けられている。このリブ状突起１ａ、ｌ
ｂ、ｌｃは中心に向うほど高さが低くなっており、リブ
状突起１ａ、ｌｂ。

ＩＣに載せられた原稿Ｓの後端両角部を部分的に持ち上
げて幅方向に曲げ変形させ得るようになっている。リブ
状突起１ａ、１ｂ、・・・の数は特に制限するものでは
なく、中心に向うほど高さが低くなるという関係があれ
ばよい。

また、トレイ１の傾斜部１ｇには、その傾斜方向（矢印
図中Ｂ方向）に沿って摺動可能な延長トレイ２が設゛け
られており、原稿Ｓの長さによって引き出し量を調整す
るようになっている。延長トレイ２を最も下げた状態、
すなわち延長トレイ２の上端面が傾斜部１ｇの上面１ｈ
位置にあるとき、延長トレイ２を引き出せるように、傾
斜部１ｇの中央には切欠１ｄが設けられている。また、
傾斜部１ｇには原稿Ｓをトレイｌから取出しやすくする
ために凹部１ｅが設けられている。

３および５は原稿Ｓを排出するための排紙ローラで、排
紙ローラ５にはベルト４が掛けられている。排紙ローラ
３はベルト４を介して排紙ローラ５に押圧している。こ
れら排紙ローラ３，５はベルト４の駆動により回転する
。また、排紙ローラ５は排紙ローラ３の中央部のローラ
３ｂの位置にのみ対向して設けられている。これは排出
原稿なガイド板（図示せず）により略Ｖ字状に腰をつけ
て斜め上方に排出するためである、排紙ローラ３の両端
に設けられているローラ３ａは排紙ローラ３及び排紙ロ
ーラ５から原稿Ｓが離れた時にトレイ１の後壁上端１１
に原稿Ｓの後端部がひっかからないようにするために設
けられている。

上記構成のシート排出装置にあっては、装置本体１１か
ら排出された原稿Ｓはトレイ１の傾斜部１ｇ上面に沿っ
て下方にすべり、その後端が底部１ｆに至る。すると第
２図に示すように原稿後端両角部がリブ状突起１ａ、ｌ
ｂ、Ｉｃによって上方に持ち上げられてカールＳ１がつ
けられ、原稿Ｓに腰がつけられる。このため、自重での
原稿Ｓの座屈によるカールを起さない。

したがって、排出された原稿Ｓは排出順に整然と重ねる
ことができる。

第３図は本発明の第２実施例に係るシート排出装置を示
している。この実施例は、第１実施例のリブ状突起１ａ
・・・の代わりに、底部１ｆを中心に向って低くなるよ
うに、対称的に傾斜面１ｊ、１ｊを設けて持ち上げ部を
構成したものである。その他の構成および作用について
は第１実施例な同一であるので、同一の構成部分につい
ては同一の符号を付してその説明を省略する。

第４図は本発明の第３実施例に係るシート排出装置を示
している。この実施例は、トレイ１の傾斜部１ｇに沿っ
て、中央から幅方向外側に向って持ち上げ部を構成する
複数のリブ状突起１０ａ。

１０ｂ、１０ｃ・・・を対称的に設けたもので、第５図
（ｂ）に示すように原稿Ｓの両側縁を曲げ変形させてカ
ールＳ２．Ｓ２させるものである。この第３実施例の場
合は、ある程度腰のある原稿の場合には変形し難いため
、上記第１．第２実施例のように原稿Ｓの両角部を局部
的に変形させる方が変形しやすく有効である。

また、原稿Ｓに腰をつける方法として、第５図（Ｃ）に
示すように中央部を持ち上げる方法をとることもできる
。但し、ある程度腰の強い原稿の場合には第５図（ｂ）
に示すものよりもさらに変形し難いために、比較的腰の
弱い原稿に対して有効である。

第６図には本発明の第４実施例に係るシート排出装置が
示されている。上記した各実施例が上方に向って原稿Ｓ
を排出するのに対し、この実施例は下方に向って原稿Ｓ
が排出される場合で、排出トレイ２０の傾斜部２０ｄに
連なる底部２０ｅに、中央に向って低くなる持ち上げ部
としての複数のリブ状突起２０ａ、２０ｂ、２０ｃが左
右対称に設けられている。そして排出トレイ２０先端に
は、原稿Ｓが飛び出さないようにストッパ用の壁２０ｆ
が設けられている。このように下方に向って原稿Ｓが排
出される場合でも、リブ状突起２０ａ、２０ｂ、２０ｃ
・・・によって排出された原稿Ｓの先端両角部が持ち上
げられて原稿Ｓの幅方向に曲げられて変形し、排出方向
に対する腰が付けられている。したがって排出された原
稿Ｓはカールして壁２Ｏｆから飛び出したりすることな
（、トレイ２０上に整然と堆積される。

また、上記第１乃至第４実施例のトレイｌ。

２０に排出する原稿Ｓに対し、この実施例では排出時に
も腰がつけられている。

すなわち、第８図および第９図に示すようにガイドベル
ト３１および搬送ベルト３２を駆動する駆動ローラ３３
は上記ベルト３１．３２を介して搬送ローラ３４に圧接
しており、この搬送ローラ３４はガイドベルト３１によ
って排出ローラ３５およびタイミングローラ３６と連動
しているとともに、搬送ベルト３２によっても上記タイ
ミングローラ３６と連動している。そして、このベルト
３１．３２によって原稿Ｓの搬送路が形成されるととも
に、この搬送路中の上記駆動ローラ３３の位置する箇所
は搬送路の曲げ部３８となっており、全体で排出手段を
形成している。

ここで、上記タイミングローラ３６は軸３７の中央と両
端とに合計３個配設されており、上記ガイドベルト３１
と搬送ベルト３２とはそれぞれ中央および両端のタイミ
ングローラ３６と内接することで、上記ベルト３１．３
２がそれぞれ原稿Ｓを搬送する速度は一定に保たれるよ
うになっている。

また、上記排出ローラ３５の対向位置にはガイドベルト
３１を介して、この排出ローラ３５に圧接する従動ロー
ラ３９が設けられ、この排出ローラ３５と従動ローラ３
９とで排出部４０が形成されている。そして、この排出
部４０および上記駆動ローラ３３間であって上記ベルト
３１．３２の対向位置には三角錐状の肩部４２を有する
ガイド板４１が配設されており、このガイド板４１は肩
部４２によって排出部４０から、この排出部４０の搬送
方向下流位置へ扇状に末広がりとなるガイドとしての底
板４３を有している。

すなわち、上記ガイドベルト３１および搬送ベルト３２
によって搬送される原稿Ｓは、排出部４０の搬送方向下
流位置において上記ベルト３１．３２と底板４３とに挟
持されることで平らに規制され、排出部４ｏにおいては
上記肩部４２によって原稿Ｓの両端部は原稿Ｓの中央部
よりも持ち上げられて排出される。そして、この排出さ
れた原稿Ｓはトレイ１へと順次排出されるものである。

搬送路１５中を搬送される原稿Ｓは、曲げ部３８を通過
後、上記ガイド板４１とベルト３１゜３２とによって挟
持された状態でトレイ４４へ排出される。この時、上記
原稿Ｓはガイド板４１上の肩部４２に沿って排出される
ので、排出部４０において上記原稿Ｓは、第１０図に示
すように、その一端辺Ｆがほぼ７字状となって上記排紙
トレイ１４へと順次排出されるものである。すなわち、
この原稿Ｓは図中矢印Ｙ方向への力に対し、曲げたり、
折れたりしにくくなっており、かつ、上記シートＳの他
端辺Ｒは平らになっており、自由に曲げることが可能と
なっているものである。

このようにトレイｌに至る間も原稿Ｓの腰を強くしてト
レイ１内の原稿Ｓの整列を乱すことを防止しており、ト
レイ１上における原稿Ｓの腰を強くすることと相俟って
、一連の排出工程全体にわたって排出原稿Ｓを整列して
積み重ねることができる。特に、この実施例の画像読取
表示装置のように、搬送路１５中に曲げ部３８がある場
合には原稿Ｓにカールがつきやすく、排出途中および排
出後において原稿Ｓの腰を強くすることが効果的である
。

第１１図は排紙部の他の構成を示すもので、ガイドベル
ト３１および搬送ベルト３２の代わりに、ガイド板４１
の底板４３に対応するほぼ台形状のガイド上板４５を設
けたものである。

したがって、上記実施例のようにガイドベルト３１およ
び搬送ベルト３２の搬送速度を一定にするためのタイミ
ングローラ３６が不要となり、装置の小型化に有利であ
る。

第１２図には排紙部のさらに他の例が示されており、上
記実施例中の肩部４２を有することなく底板４１のみか
らなり、この底板４１の対向位置にはほぼ三角形状のガ
イド上板４５を設けたものである。そして、このガイド
上板４５の頂角部は底辺と平行に切り欠かれ、ここに従
動ローラ４９が配設されているとともに、この従動ロー
ラ４９の対向位置には小径部４６ａと大径部４６ｂとか
らなる排紙ローラ４６が配設されている。ここで、上記
従動ローラ４９は排紙ローラ４６の小径部４６ａに当接
しているとともに、この排紙ローラ４６は駆動軸４７に
取り付けられており、この駆動軸４７の回転により排紙
を行なうものである。すなわち、排出されるべき原稿Ｓ
は排出部において上記排紙ローラ４６の小径部４６ａと
大径部４６ｂとの段差により、その先端辺が７字状とな
って排出され、排出部の搬送方向下流位置においては上
記ガイド上板４５によって平らになるよう規制されてい
る。

したがって、上記実施例のようにガイド板４１にわざわ
ざ肩部４２を形成する必要がないので、コストの点で有
利である。

尚、この実施例では画像読取表示装置の排紙部を例とっ
て説明したが、複写機、印刷機、コンピュータの出力装
置等、シートを搬送して排出する装置に広く適用するこ
とができる。

（発明の効果）本発明は以上の構成および作用を有するもので、排出ト
レイに設けた持ち上げ手段によって、排出されたシート
をその排出方向に対して直交する方向に曲げ変形させて
シートの腰を強くしたので、シート端部がトレイ底部に
当接した際のシー上端部のカールを防止することができ
、シートのめくれ上りや巻込み等が無くなってトレイ上
にシートを整然と重ねることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の第１実施例に係るシート
排出装置が示されており、第１図は斜視図、第２図はシ
ートが排出された状態の斜視図、第３図は本発明の第２
実施例に係るシート排出装置の斜視図、第４図は本発明
の第３実施例に係るシート排出装置を示す斜視図、第５
図（ａ）乃至（ｃ）はシートの変形例を示す斜視図、第
６図は本発明の第４実施例に係るシート排出装置の斜視
図、第７図は本発明のシート排出装置が適用される画像
読取表示装置の概略の縦断面図、第８図は第７図の排紙
部の概略構成図、第９図は第８図の排紙部の斜視図、第
１０図は第７図の排出部におけるシートの変形状態を示
す斜視図、第１１図は第７図の排出部の他の例を示す斜
視図、第１２図は第７図の排出部のさらに他の例を示す
斜視図、第１３図（ａ）、（ｂ）は従来のシート排出装
置の縦断面図、第１４図（ａ）、（ｂ）は第１３図に示
す従来のシート排出装置の堆積したシートの乱れ状態を
示す縦断面図である。符号の説明１・・・トレイｌａ、ｌｂ、ｌｃ・・・リブ状突起（持ち上げ手段）１
ｇ・・・傾斜部１ｆ・・・底部１０ａ、１０ｂ、１０ｃ・・・リブ状突起（持ち上げ手
段）特許出願ン株式会社２Ｃ）σ し）図４第８図第９図２第１３図（Ｑ）！１１（ｂ）１７４１５第１０図第１１図弔１４図（０）１１（ｂ）

Claims

【特許請求の範囲】排出されるシートを順次積み重なるように受けるための
トレイを有し、該トレイには傾斜部を設け、シート端部
を上記傾斜部下端のトレイ底部に当接させるシート排出
装置において、前記トレイに、前記シートを部分的に持ち上げてシート
排出方向に対して直行する方向に曲げ変形させる持ち上
げ部を設けて成ることを特徴とするシート排出装置。