JPH03138199A - 押出し式筆記具 - Google Patents
押出し式筆記具Info
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- JPH03138199A JPH03138199A JP1276094A JP27609489A JPH03138199A JP H03138199 A JPH03138199 A JP H03138199A JP 1276094 A JP1276094 A JP 1276094A JP 27609489 A JP27609489 A JP 27609489A JP H03138199 A JPH03138199 A JP H03138199A
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Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野]
本発明は、筆記体の先端筆記部を、筆記時に本体を握っ
た状態のまま手元操作で筆記可能位置に前進させたり収
納位置に後退させたりすることのできる押出し式筆記具
に関する。
た状態のまま手元操作で筆記可能位置に前進させたり収
納位置に後退させたりすることのできる押出し式筆記具
に関する。
本発明の筆記具は、油性、水性ボールペンやシャープペ
ンシルなど、携帯用、、卓上用を問わず、広い範囲の筆
記具に利用できるものである。
ンシルなど、携帯用、、卓上用を問わず、広い範囲の筆
記具に利用できるものである。
〔従来の技術とその問題点]
従来、筆記体の先端筆記部を本体先端から出没させるも
のとして、後端をノックしたり、本体を前方部分と後方
部分とに分けて両者を相対的に回転させたりするものが
開発され、広く用いられている。
のとして、後端をノックしたり、本体を前方部分と後方
部分とに分けて両者を相対的に回転させたりするものが
開発され、広く用いられている。
しかし、これらのものは握っている指を持ち変えたり両
手を使ったりするので面倒である。
手を使ったりするので面倒である。
また、卓上用の油性ボールペンは、先端筆記部が本体か
ら出っばなしになっているので転がり防止用のクリップ
つきキャップを取り付けているため、使用の前後にキャ
ップを外したりかぶせたりしなければならない。また、
このものは携帯時や陳列時には先端筆記部が上になるの
で、インキの逆流現象が起るという問題点もある。
ら出っばなしになっているので転がり防止用のクリップ
つきキャップを取り付けているため、使用の前後にキャ
ップを外したりかぶせたりしなければならない。また、
このものは携帯時や陳列時には先端筆記部が上になるの
で、インキの逆流現象が起るという問題点もある。
本発明は、上記した従来の技術が有する問題点、すなわ
ち、筆記体の先端筆記部を本体先端から出没させるため
の操作が面倒であり、また先端筆記部が出っばなしのも
のにおいてはキャップの着脱を要し、かつインキの逆流
を心配する必要がある等の問題点を解決し、手元操作に
より筆記体の先端筆記部を本体先端から出没可能とし、
部品点数を少く組立ても容易にした筆記具を提供するこ
とを目的としている。
ち、筆記体の先端筆記部を本体先端から出没させるため
の操作が面倒であり、また先端筆記部が出っばなしのも
のにおいてはキャップの着脱を要し、かつインキの逆流
を心配する必要がある等の問題点を解決し、手元操作に
より筆記体の先端筆記部を本体先端から出没可能とし、
部品点数を少く組立ても容易にした筆記具を提供するこ
とを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、先端に筆記体
の先端筆記部が 出没する開口部を設けた本体と、該本
体内に圧縮スプリング、引張りスプリング等で常時後退
方向へ付勢して収容した筆記体と、該筆記体を筆記時の
筆圧に抗して(後退方向への付勢力にも抗して)保持す
る保持手段と、筆記時に前記本体を握る部分の付近に配
置され該本体の外側で1本の指(例えば親指)により前
後動させ得る押出し片と、該押出し片の前方部分を前進
時に径方向へ傾かせて筆記体の先端筆記部を筆記状態に
係止する係止手段と、前記保持手段と押出し片を連結す
る連結手段とを有しており、前記筆記体の先端筆記部を
手元操作により押出し片を前後動させて前記本体の先端
開口部より出没させるようにしたことを特徴としている
。
の先端筆記部が 出没する開口部を設けた本体と、該本
体内に圧縮スプリング、引張りスプリング等で常時後退
方向へ付勢して収容した筆記体と、該筆記体を筆記時の
筆圧に抗して(後退方向への付勢力にも抗して)保持す
る保持手段と、筆記時に前記本体を握る部分の付近に配
置され該本体の外側で1本の指(例えば親指)により前
後動させ得る押出し片と、該押出し片の前方部分を前進
時に径方向へ傾かせて筆記体の先端筆記部を筆記状態に
係止する係止手段と、前記保持手段と押出し片を連結す
る連結手段とを有しており、前記筆記体の先端筆記部を
手元操作により押出し片を前後動させて前記本体の先端
開口部より出没させるようにしたことを特徴としている
。
前記筆記体を保持する保持手段としては、(1)筆記体
の一部に設けた係止部(スプリング止めを兼ねさせるこ
ともできる)と、該係止部と係合する受け部とから成る
もの、(2)筆記体の後端部分と、該後端部分と係合す
る受け部とから成るものがある。
の一部に設けた係止部(スプリング止めを兼ねさせるこ
ともできる)と、該係止部と係合する受け部とから成る
もの、(2)筆記体の後端部分と、該後端部分と係合す
る受け部とから成るものがある。
また、筆記体の先端筆記部を筆記状態に係止する係止手
段としては、(1)押出し片前方部分の引掛は部を本体
前方部分の一部に設けた段部、凹部、穴部等に係合させ
るもの、(2)押出し片前方部分の引掛部と本体前方部
分の段部、凹部、穴部等のいずれか、あるいは双方に傾
斜面を設けて、指(例えば親指)で押出し片を押して前
進させるとともに径方向へ押し、押出し片と本体間に分
力を働かせて押している間は一時的に係止させ、径方向
への押しを解除すると傾斜面により両者の係止が外れて
押出し片が後退する筆記体自動収納式のものがある。
段としては、(1)押出し片前方部分の引掛は部を本体
前方部分の一部に設けた段部、凹部、穴部等に係合させ
るもの、(2)押出し片前方部分の引掛部と本体前方部
分の段部、凹部、穴部等のいずれか、あるいは双方に傾
斜面を設けて、指(例えば親指)で押出し片を押して前
進させるとともに径方向へ押し、押出し片と本体間に分
力を働かせて押している間は一時的に係止させ、径方向
への押しを解除すると傾斜面により両者の係止が外れて
押出し片が後退する筆記体自動収納式のものがある。
更に、前記保持手段と押出し片を連結する連結手段とし
ては、(1)本体の一部にスリットを設け、保持手段の
受け部と本体外に配置された押出し片とを連結する連結
体を、前記スリット内を通過させるもの(受け部、連結
体、押出し片は一体の成形品でもよい) 、(2)筆記
体後端部分と係合する受け部の連結体外方から一部を前
方に伸ばし、本体外側に添わせて前方部分で押出し片と
連結するもの、あるいは本体内側に添わせて前方部分を
スリット内を通して本体外に出し押出し片と連結するも
のがある。
ては、(1)本体の一部にスリットを設け、保持手段の
受け部と本体外に配置された押出し片とを連結する連結
体を、前記スリット内を通過させるもの(受け部、連結
体、押出し片は一体の成形品でもよい) 、(2)筆記
体後端部分と係合する受け部の連結体外方から一部を前
方に伸ばし、本体外側に添わせて前方部分で押出し片と
連結するもの、あるいは本体内側に添わせて前方部分を
スリット内を通して本体外に出し押出し片と連結するも
のがある。
本発明は上記のように構成したことにより、筆記時に通
常本体を握る部分を持ち、そのまま1本の指(例えば親
指)を先ず少しく後方にずらせておき、次に後退方向へ
の付勢力に抗して押出し片を押出すことにより、内蔵状
態にあった筆記体の先端筆記部を筆記可能状態に前進さ
せて係止し、押出し片を後退させる操作(自動収納式の
ものは径方向へ加えていた力を解除するだけでよい)を
することにより、筆記体を本体内に収容した内蔵状態に
戻すとともに先端筆記部を本体の先端開口部内に引込め
ることができる。すなわち、手元操作により先端筆記部
を出没させることができる。
常本体を握る部分を持ち、そのまま1本の指(例えば親
指)を先ず少しく後方にずらせておき、次に後退方向へ
の付勢力に抗して押出し片を押出すことにより、内蔵状
態にあった筆記体の先端筆記部を筆記可能状態に前進さ
せて係止し、押出し片を後退させる操作(自動収納式の
ものは径方向へ加えていた力を解除するだけでよい)を
することにより、筆記体を本体内に収容した内蔵状態に
戻すとともに先端筆記部を本体の先端開口部内に引込め
ることができる。すなわち、手元操作により先端筆記部
を出没させることができる。
次に、本発明の実施例を図面とともに説明する。
第1図ないし第5図は本発明の第1実施例を示す断面図
で、第1図は筆記体の先端筆記部が本体内に収納されて
いるときの状態を示している。−図において、1は本体
の主要部分を占める軸筒であり、前端に雌ねじを切って
いる。2は先端に開口部2aを有する口金であり、後端
に雄ねじを切っている。軸筒1と口金2を螺合して一体
となし、本体を形成する。
で、第1図は筆記体の先端筆記部が本体内に収納されて
いるときの状態を示している。−図において、1は本体
の主要部分を占める軸筒であり、前端に雌ねじを切って
いる。2は先端に開口部2aを有する口金であり、後端
に雄ねじを切っている。軸筒1と口金2を螺合して一体
となし、本体を形成する。
軸筒1は断面六角形をなし、−面は滑面、他の天面には
前方部分に指がかり用のローレット1aを設けている(
第5図参照)。滑面とした一面の前方部分にスリット1
bを設けている。このスリットibの巾は後述の連結体
が丁度通過できる程度の巾であり、長さは口金先端より
引込んでいる筆記体の先端筆記部が最も前進した位置に
くるまでのストローク長に連結体の外径(軸方向の長さ
)を加えたものにほぼ均しい。
前方部分に指がかり用のローレット1aを設けている(
第5図参照)。滑面とした一面の前方部分にスリット1
bを設けている。このスリットibの巾は後述の連結体
が丁度通過できる程度の巾であり、長さは口金先端より
引込んでいる筆記体の先端筆記部が最も前進した位置に
くるまでのストローク長に連結体の外径(軸方向の長さ
)を加えたものにほぼ均しい。
軸筒1の後端には、着脱自在のクリップ3をはめ込んで
いる。クリップ3は着脱自在に取付けているので、邪魔
になるときは取外せばよい。外しても、後述の押出し片
が軸筒1の前方部分外方に出ているので転がり防止の役
目を果す。
いる。クリップ3は着脱自在に取付けているので、邪魔
になるときは取外せばよい。外しても、後述の押出し片
が軸筒1の前方部分外方に出ているので転がり防止の役
目を果す。
次に、受け部4、連結体5、押出し片6を一体に成形し
たものを用意する。受け部4はドーナツ状に形成されて
おりそのドーナツ状の部分と同じ太さの丸棒を突設して
連結体5としている。連結体5の先端に押出し片6が一
体に取付けられている。押出し片6の巾は、軸筒1の一
面の滑面の巾より狭(してあり、長さは軸筒1のスリッ
ト1bをほぼ覆う長さとしている。また、押出し片6の
天面にはローレット6aが切ってあり、指がかりの役目
をしている(第3.4.5図参照)・押出し片6の後端
部分は、裏側を削って肉薄部6bを形成している。また
押出し片6の前端は径方向(図で下方)に嘴状に曲って
おり、引掛部6cを形成している。一方、本体の滑面と
なっている一面の前方部分には、押出し片6を横ぶれす
ることなく前後動させるための2本の案内リブlc、。
たものを用意する。受け部4はドーナツ状に形成されて
おりそのドーナツ状の部分と同じ太さの丸棒を突設して
連結体5としている。連結体5の先端に押出し片6が一
体に取付けられている。押出し片6の巾は、軸筒1の一
面の滑面の巾より狭(してあり、長さは軸筒1のスリッ
ト1bをほぼ覆う長さとしている。また、押出し片6の
天面にはローレット6aが切ってあり、指がかりの役目
をしている(第3.4.5図参照)・押出し片6の後端
部分は、裏側を削って肉薄部6bを形成している。また
押出し片6の前端は径方向(図で下方)に嘴状に曲って
おり、引掛部6cを形成している。一方、本体の滑面と
なっている一面の前方部分には、押出し片6を横ぶれす
ることなく前後動させるための2本の案内リブlc、。
ICを設けている(第5図参照)。押出し片6は、この
案内リブIC1IC内に軸方向の一部がはまった状態で
前後動する。
案内リブIC1IC内に軸方向の一部がはまった状態で
前後動する。
受け部4、連結体5、押出し片6を一体にしたものを軸
筒1内に組込む方法は次の通りである。
筒1内に組込む方法は次の通りである。
まず、ドーナツ状の受け部4をスリット1bと平行にし
て(このとき押出し片6はスリット1bに対して直角に
なっている)、スリット1bを通し軸筒l内に落しこむ
。次に連結体(丸棒)5をスリットlbの前端に当る所
まで前進させる。そこで押出し片6の前方が軸筒1の前
方になるよう90度回転させると、ドーナツ状の受け部
4は軸筒1内で正面を向き、押出し片6はスリット1b
と平行になる。このとき、押出し片6の引掛部6cは軸
筒1の前方小径部ld上を回転するので支障はなく、ま
た押出し片6の肉薄部6bが案内リブIC%ICの上を
回転するので押出し片後端がリブに当ることはない。押
出し片6を90度回転させた後、連結体5がスリット1
bの後端に当接するところまで押出し片6を後退させる
。これで押出し片6は案内リブ1c、lc内にはまり、
引掛部6Cが軸筒lの前方の段部1eに引っかかるまで
の間、押出し片6の一部が案内リブlc、lc内のどこ
かにはまって前後動することとなり、押出し片6は横ぶ
れしない。
て(このとき押出し片6はスリット1bに対して直角に
なっている)、スリット1bを通し軸筒l内に落しこむ
。次に連結体(丸棒)5をスリットlbの前端に当る所
まで前進させる。そこで押出し片6の前方が軸筒1の前
方になるよう90度回転させると、ドーナツ状の受け部
4は軸筒1内で正面を向き、押出し片6はスリット1b
と平行になる。このとき、押出し片6の引掛部6cは軸
筒1の前方小径部ld上を回転するので支障はなく、ま
た押出し片6の肉薄部6bが案内リブIC%ICの上を
回転するので押出し片後端がリブに当ることはない。押
出し片6を90度回転させた後、連結体5がスリット1
bの後端に当接するところまで押出し片6を後退させる
。これで押出し片6は案内リブ1c、lc内にはまり、
引掛部6Cが軸筒lの前方の段部1eに引っかかるまで
の間、押出し片6の一部が案内リブlc、lc内のどこ
かにはまって前後動することとなり、押出し片6は横ぶ
れしない。
次に、筆記体7(この実施例においては油性ボールペン
のりフィル)を用意するが、この筆記体7の一部には係
止部7aを設けている。係止部7aはリフィルと一体の
スプリング止め(通称クリンブ)でもよく、別にリング
状のものを設けてもよい。筆記体7の前方は小径部7b
となっており、先端は筆記部7cとなっている。
のりフィル)を用意するが、この筆記体7の一部には係
止部7aを設けている。係止部7aはリフィルと一体の
スプリング止め(通称クリンブ)でもよく、別にリング
状のものを設けてもよい。筆記体7の前方は小径部7b
となっており、先端は筆記部7cとなっている。
前述のようにして軸筒1内に受け部4を組込んだ後、筆
記体7を軸筒1の前方から挿入し、更に内蔵スプリング
8を係止部7aに当接させた後、口金2を軸筒1に螺合
すると第1図の状態となる。
記体7を軸筒1の前方から挿入し、更に内蔵スプリング
8を係止部7aに当接させた後、口金2を軸筒1に螺合
すると第1図の状態となる。
この状態では、内蔵スプリング8が口金内の段部と筆記
体7の係止部7a間で圧縮されており、筆記体を後退方
向に付勢している。なお、この内蔵スプリング8の強さ
は、筆記体7をその自重に抗して内蔵させ、かつ走った
り階段を上下したりする時の振動で先端筆記部7cが口
金の開口部2外に出ない程度の弱いものでよい。受け部
4、連結体5は押出し片6に対して垂直に(丁字形に)
設けられており、第1図の状態ではやや斜めになってい
るので、スプリング8に押されて垂直になろうとし、従
って押出し片6の引掛部6cは下方に傾こうとしている
。
体7の係止部7a間で圧縮されており、筆記体を後退方
向に付勢している。なお、この内蔵スプリング8の強さ
は、筆記体7をその自重に抗して内蔵させ、かつ走った
り階段を上下したりする時の振動で先端筆記部7cが口
金の開口部2外に出ない程度の弱いものでよい。受け部
4、連結体5は押出し片6に対して垂直に(丁字形に)
設けられており、第1図の状態ではやや斜めになってい
るので、スプリング8に押されて垂直になろうとし、従
って押出し片6の引掛部6cは下方に傾こうとしている
。
次に作用について説明すると、第1図の状態で軸筒1を
握ったまま指(例えば親指)を少しく後方へずらせて押
出し片6を前進させると、引掛部6cが軸筒1の段部1
eに引っかかって係止し、先端筆記部7cが突出した第
2図の状態となる。
握ったまま指(例えば親指)を少しく後方へずらせて押
出し片6を前進させると、引掛部6cが軸筒1の段部1
eに引っかかって係止し、先端筆記部7cが突出した第
2図の状態となる。
この状態で筆記すると、筆記体7の先端筆記部7Cにか
かる筆圧は、ます係止部7aにより受け部4にかかり、
受け部4と一体の連結体5、押出し片6に順次筆圧がか
かり、最終的には押出し片6の引掛部6cと軸筒前方の
段部1eとの保合部分にかかる。従って押出し片6を指
で抑えていなくても、筆圧は本体が受けてくれることと
なる。
かる筆圧は、ます係止部7aにより受け部4にかかり、
受け部4と一体の連結体5、押出し片6に順次筆圧がか
かり、最終的には押出し片6の引掛部6cと軸筒前方の
段部1eとの保合部分にかかる。従って押出し片6を指
で抑えていなくても、筆圧は本体が受けてくれることと
なる。
先端筆記部を更に突出させて、例えば定規を用いて筆記
するとき等には、押出し片6をもっと押し出せば第2図
の状態より更に筆記体7は前進する。
するとき等には、押出し片6をもっと押し出せば第2図
の状態より更に筆記体7は前進する。
第2図の状態で筆記を終わったら、押出し片後端の肉薄
部6bを指で軽(径方向に押せばよい。
部6bを指で軽(径方向に押せばよい。
引掛部60力5上がり段部1eとの係合が外れるので、
スプリング8の力で筆記体7、受け部4、連結体5、押
出し片6が後退し、第1図の筆記体収納状態に戻る。こ
の状態でポケットに差せば先端筆記部は下を向いている
。
スプリング8の力で筆記体7、受け部4、連結体5、押
出し片6が後退し、第1図の筆記体収納状態に戻る。こ
の状態でポケットに差せば先端筆記部は下を向いている
。
第6図、第7図、第8図は、本発明の第2実施例を示す
断面図であり、図中、第1図に記載した符合と同一の符
合は同一ないし同類部分を示すものとする(以下同じ)
。
断面図であり、図中、第1図に記載した符合と同一の符
合は同一ないし同類部分を示すものとする(以下同じ)
。
この実施例では、筆記体7に係止部を設けず、筆記体7
の後端部7dを棒状の受け部41で受けている。軸筒1
には後端に受け部41が前進後退できる後端孔1rを設
けている。受け部41の前方部分41aは筆記体7の後
端部7dに嵌入しており、筆記体7を口金2を外して強
く前方へ引くと7dが41aから抜けるようになってい
る。すなわち、筆記体の交換が可能である(第1実施例
においても筆記体7の交換は可能)。
の後端部7dを棒状の受け部41で受けている。軸筒1
には後端に受け部41が前進後退できる後端孔1rを設
けている。受け部41の前方部分41aは筆記体7の後
端部7dに嵌入しており、筆記体7を口金2を外して強
く前方へ引くと7dが41aから抜けるようになってい
る。すなわち、筆記体の交換が可能である(第1実施例
においても筆記体7の交換は可能)。
受け部41の後端には円盤状の連結体51が一体に設け
られている。連結体51の円周上の外側には、−本の細
長い腕51aを前方に向けて一体に設けている。この腕
51aが通過する1本の溝1gが、軸筒1の外側に軸方
向に設けられている(第8図参照)。腕5aの先端に押
出し片6が一体に設けられている。この押出し片6の先
端内側には傾斜面を有する保合部6dが形成されている
。軸筒1の後端面と連結体51との間に圧縮スプリング
8を介在させ、連結体51を常時後退方向へ付勢してい
るため、筆記体7も後退方向へ付勢されている。スプリ
ング8の力は、第1実施例と同じ程度のものでよい。
られている。連結体51の円周上の外側には、−本の細
長い腕51aを前方に向けて一体に設けている。この腕
51aが通過する1本の溝1gが、軸筒1の外側に軸方
向に設けられている(第8図参照)。腕5aの先端に押
出し片6が一体に設けられている。この押出し片6の先
端内側には傾斜面を有する保合部6dが形成されている
。軸筒1の後端面と連結体51との間に圧縮スプリング
8を介在させ、連結体51を常時後退方向へ付勢してい
るため、筆記体7も後退方向へ付勢されている。スプリ
ング8の力は、第1実施例と同じ程度のものでよい。
この実施例のものは軸筒1のスリットを設けていない。
組立ては次のようにする。
軸筒1の後端面に圧縮スプリング8を置き、連結体51
の腕51aを軸筒外側の溝1gに嵌まりこませながら連
結体51を前進させ、連結体先端に着いている押出し片
6が所定の位置にきたところで、軸筒1の後方からキャ
ップ9をかぶせ軸筒lに固定する。キャップ9は、溝1
g内から腕51aが出ないようにするとともに、溝1g
や腕51aを隠して外観を良くするためのものである。
の腕51aを軸筒外側の溝1gに嵌まりこませながら連
結体51を前進させ、連結体先端に着いている押出し片
6が所定の位置にきたところで、軸筒1の後方からキャ
ップ9をかぶせ軸筒lに固定する。キャップ9は、溝1
g内から腕51aが出ないようにするとともに、溝1g
や腕51aを隠して外観を良くするためのものである。
次に筆記体7を軸筒1の前方から差込んで、後端部7d
を受け部41の前方部分41aと嵌合させる。最後に口
金2を取付けると第1図に示す状態に組立てられる。
を受け部41の前方部分41aと嵌合させる。最後に口
金2を取付けると第1図に示す状態に組立てられる。
次に作用について説明する。
第1図の筆記体内蔵状態で軸筒1を握り、1本の指(例
えば親指)をやや後方へ戻してから押出し片6を前進さ
せ、先端内側の係合部6dが軸筒1の前端面の段部1e
へきたところで押出し片6を径方向へ押す。保合部6d
の傾斜面が段部1eの直角縁に当り指で抑えられている
ので、筆圧で押出し片6が後退しようとする力は分力に
より減殺される。この第2図の状態で筆記をする。
えば親指)をやや後方へ戻してから押出し片6を前進さ
せ、先端内側の係合部6dが軸筒1の前端面の段部1e
へきたところで押出し片6を径方向へ押す。保合部6d
の傾斜面が段部1eの直角縁に当り指で抑えられている
ので、筆圧で押出し片6が後退しようとする力は分力に
より減殺される。この第2図の状態で筆記をする。
筆記が終ったら、押出し片6を径方向へ押している力を
抜くか指を離せばよい。係合部6dの傾斜面が軸筒1の
前端直角縁を滑って先端が持ち上り、スプリング8の力
で受け部41、連結体51とともに押出し片6も後退し
、第1図の筆記体内蔵状態に戻る。すなわち、この実施
例のものは自動収納式である。
抜くか指を離せばよい。係合部6dの傾斜面が軸筒1の
前端直角縁を滑って先端が持ち上り、スプリング8の力
で受け部41、連結体51とともに押出し片6も後退し
、第1図の筆記体内蔵状態に戻る。すなわち、この実施
例のものは自動収納式である。
なお、この実施例においても軸筒1の前方にスリットを
設け、連結体51の腕51aを軸筒1内で前進させてス
リット部分で軸筒外方へ出し、外方へ出た部分に押出し
片6を取付けてもよい。
設け、連結体51の腕51aを軸筒1内で前進させてス
リット部分で軸筒外方へ出し、外方へ出た部分に押出し
片6を取付けてもよい。
第9図、第10図は、本発明の第3実施例を示す要部断
面図であり、第9図は筆記体内蔵状態を、第10図は筆
記可能状態を示している。
面図であり、第9図は筆記体内蔵状態を、第10図は筆
記可能状態を示している。
この第3実施例が第1実施例と異るところは、第1実施
例においては受け部4、連結体5、押出し片6を一体の
成形品としているのに対し、この実施例ではそれぞれ別
体とし、しかも連結体に糸状部材(線状部材でもよい)
を用いている点である。
例においては受け部4、連結体5、押出し片6を一体の
成形品としているのに対し、この実施例ではそれぞれ別
体とし、しかも連結体に糸状部材(線状部材でもよい)
を用いている点である。
連結体52には、伸び縮みすることがほとんどなく、引
張り、摩擦等に強い糸状部材(化学繊維のフィラメント
)や金属、樹脂等の線状部材を用いている。この糸状部
材を輪にしたものを円筒状の受け部42の糸止め部42
aと押出し片6前方に設けた溝6eにはめて連結してい
る。糸状部材を輪にしなくても、図示は省略するが受け
部42の一部および押出し片6の前方部分に細い孔や溝
を設けて、その孔や溝に糸状部材を通し、両端に熱をか
けて糸玉(ピリング)を作って止めるようにしてもよい
。
張り、摩擦等に強い糸状部材(化学繊維のフィラメント
)や金属、樹脂等の線状部材を用いている。この糸状部
材を輪にしたものを円筒状の受け部42の糸止め部42
aと押出し片6前方に設けた溝6eにはめて連結してい
る。糸状部材を輪にしなくても、図示は省略するが受け
部42の一部および押出し片6の前方部分に細い孔や溝
を設けて、その孔や溝に糸状部材を通し、両端に熱をか
けて糸玉(ピリング)を作って止めるようにしてもよい
。
この実施例の他の部分および作用は第1実施例と同じで
あるので説明を省略するが、連結体を糸状部材52にす
ることにより融通性を持たせ、押出し片6が筆記体内蔵
状態においても筆記状態においても受け部42を軸筒1
内で無理なく引っばり出したり後退させたりするので、
作動が円滑に行われる。また、押出し片6の前方部分が
、第9図の状態で径方向に傾こうとしていることも第1
実施例と同じであるため、指で押出し片6を前方へ押出
すだけで軸筒の段部1eと押出し片の引掛部6Cが係合
する。
あるので説明を省略するが、連結体を糸状部材52にす
ることにより融通性を持たせ、押出し片6が筆記体内蔵
状態においても筆記状態においても受け部42を軸筒1
内で無理なく引っばり出したり後退させたりするので、
作動が円滑に行われる。また、押出し片6の前方部分が
、第9図の状態で径方向に傾こうとしていることも第1
実施例と同じであるため、指で押出し片6を前方へ押出
すだけで軸筒の段部1eと押出し片の引掛部6Cが係合
する。
なお、図示は省略するが、この実施例において押出し片
6の前方部分下端(引掛部6Cよりは後方)に、スリッ
ト1bの巾よりは薄(、軸方向にはスリット1bの巾よ
り長い板状部材を突設して、該板状部材の下端前方部分
に設けた小孔やフック状部分に糸状部材52の先端を取
付けてもよい。このようにすれば、板状部材がスリッ)
lb内を前後動するので、案内リブlc、lcを省略す
ることができる。
6の前方部分下端(引掛部6Cよりは後方)に、スリッ
ト1bの巾よりは薄(、軸方向にはスリット1bの巾よ
り長い板状部材を突設して、該板状部材の下端前方部分
に設けた小孔やフック状部分に糸状部材52の先端を取
付けてもよい。このようにすれば、板状部材がスリッ)
lb内を前後動するので、案内リブlc、lcを省略す
ることができる。
次に、第11図ないし第15図により、本発明の第4実
施例について説明する。
施例について説明する。
第11図、第12図は、それぞれ第4実施例における筆
記体内蔵状態、筆記可能状態を示す断面図である。
記体内蔵状態、筆記可能状態を示す断面図である。
第4実施例が第1実施例と異るところは受け部4と連結
体5は一体に設けているが、押出し片6は連結体5と別
体に設けており、かつ押出し片6の前方部分を径方向(
図で下方)に傾かせる弱い板ばね10を、押出し片6の
肉薄部6bに設けている点である。
体5は一体に設けているが、押出し片6は連結体5と別
体に設けており、かつ押出し片6の前方部分を径方向(
図で下方)に傾かせる弱い板ばね10を、押出し片6の
肉薄部6bに設けている点である。
第11図ないし第15図において、連結体5の頭部5b
は連結体5の上端に丁字形に一体に設けられた丸棒であ
り(第14図参照)、5Cは頭部5bと連結体5との境
に設けられたくびれ部である(第13図参照)。また、
6fは押出し片6の横穴であり、連結体5の頭部5bを
横から入れて栓11を圧入し、頭部5bの抜出しを防止
する。従って頭部5bに対して押出し片6は径方向に動
くが、軸方向の動きは規制されている。また、板ばね1
0によリ、押出し片6の前方部分は常時径方向(図で下
方)に1頃(よう付勢されているので、第11図の状態
で押出し片6を1本の指(例えば親指)で前進させると
、嘴状の引掛部6Cが段部1eのところへきたときに径
方向に落ちこんで係止し、第12図の状態となる。この
状態で筆記をする。
は連結体5の上端に丁字形に一体に設けられた丸棒であ
り(第14図参照)、5Cは頭部5bと連結体5との境
に設けられたくびれ部である(第13図参照)。また、
6fは押出し片6の横穴であり、連結体5の頭部5bを
横から入れて栓11を圧入し、頭部5bの抜出しを防止
する。従って頭部5bに対して押出し片6は径方向に動
くが、軸方向の動きは規制されている。また、板ばね1
0によリ、押出し片6の前方部分は常時径方向(図で下
方)に1頃(よう付勢されているので、第11図の状態
で押出し片6を1本の指(例えば親指)で前進させると
、嘴状の引掛部6Cが段部1eのところへきたときに径
方向に落ちこんで係止し、第12図の状態となる。この
状態で筆記をする。
筆記を終ったら、押出し片6後端の肉薄部6bを径方向
へ指で押すと、引掛部6Cが持上げられ段部1eとの保
合が外れるので、押出し片6は後退し第11図の内蔵状
態に戻る。板ばね10の力が弱いものであり、特に第1
2図の状態においてはほとんど力を持っていないので、
肉薄部6bを径方向へ押す力は弱(てよい。しかし、押
出し片6が前進して引掛部6Cが段部ICより前にくる
と、板ばね10の力でバチッと係合する。また、押出し
片6が第11図の状態から第12図の状態となるまでの
間は、板ばね10が軸筒1の滑面を軽く押しているので
、案内リブ1c、ICがなくても押出し片6は横ぶれす
ることはない。
へ指で押すと、引掛部6Cが持上げられ段部1eとの保
合が外れるので、押出し片6は後退し第11図の内蔵状
態に戻る。板ばね10の力が弱いものであり、特に第1
2図の状態においてはほとんど力を持っていないので、
肉薄部6bを径方向へ押す力は弱(てよい。しかし、押
出し片6が前進して引掛部6Cが段部ICより前にくる
と、板ばね10の力でバチッと係合する。また、押出し
片6が第11図の状態から第12図の状態となるまでの
間は、板ばね10が軸筒1の滑面を軽く押しているので
、案内リブ1c、ICがなくても押出し片6は横ぶれす
ることはない。
その他の構成や作用は、第1実施例のものと同じである
ため説明を省略する。
ため説明を省略する。
次に、第16図、第17図により、本発明の第5実施例
について説明する。
について説明する。
これまでの実施例においては、筆記体としてボールペン
を使用しているが、この第5実施例においては、シャー
プペンシルの中味(通称シャープペンシルの構造)を使
用している。
を使用しているが、この第5実施例においては、シャー
プペンシルの中味(通称シャープペンシルの構造)を使
用している。
軸筒1内に、通常のシャープペンシルの構造、すなわち
、芯パイプと弾性体の芯保持具を有する内部口金、この
内部口金と螺合する締め具受け部(通称継手)、該締め
具受け部内に収容され、芯の挟持と解放を行い一定長の
芯を繰出す働きをするチャックと締め具、チャック後端
に連結された芯ケース、締め具受けと芯ケース間に配置
されたチャックスプリング(これらのものはすべてシャ
ープペンシルに用いられている公知のものであるから符
合を省略し、−括してシャープペンシルの中味とする)
を、内蔵スプリング8により収容している。
、芯パイプと弾性体の芯保持具を有する内部口金、この
内部口金と螺合する締め具受け部(通称継手)、該締め
具受け部内に収容され、芯の挟持と解放を行い一定長の
芯を繰出す働きをするチャックと締め具、チャック後端
に連結された芯ケース、締め具受けと芯ケース間に配置
されたチャックスプリング(これらのものはすべてシャ
ープペンシルに用いられている公知のものであるから符
合を省略し、−括してシャープペンシルの中味とする)
を、内蔵スプリング8により収容している。
この実施例においても、内蔵スプリング8の強さは、シ
ャープペンシルの中味をその自重に勝って後退させ、か
つ走ったり階段を上下したりしてもシャープペンシルの
先端が口金2の先端開口部2aから突出しない程度でよ
い。従って、中味のチャックスプリングの力よりも弱い
ものである。
ャープペンシルの中味をその自重に勝って後退させ、か
つ走ったり階段を上下したりしてもシャープペンシルの
先端が口金2の先端開口部2aから突出しない程度でよ
い。従って、中味のチャックスプリングの力よりも弱い
ものである。
この点は、いわゆるダブルノック式シャープペンシルの
内蔵スプリングとチャックスプリングの力関係とは逆に
なっている。
内蔵スプリングとチャックスプリングの力関係とは逆に
なっている。
この第5実施例では、受け部4がシャープペンシルの芯
゛ケース前端の鍔部12(第1実施例の係止部7aに相
当する)を受けている。従って、第16図の中味内蔵状
態から押出し片6を指で押して前進させ、第17図の筆
記可能位置に係止した状態で筆記をするので、芯ケース
を保持して筆記するのと同じである。通常はシャープペ
ンシルの締め具受け部を本体で保持して筆記するのであ
るが、芯ケースを保持して筆記してもチャックスプリン
グを強くしたりすれば芯滑りは起らない。現に複合筆記
具では、芯ケースを保持して筆記する商品がかなり以前
から市販されているが問題が生じていない。
゛ケース前端の鍔部12(第1実施例の係止部7aに相
当する)を受けている。従って、第16図の中味内蔵状
態から押出し片6を指で押して前進させ、第17図の筆
記可能位置に係止した状態で筆記をするので、芯ケース
を保持して筆記するのと同じである。通常はシャープペ
ンシルの締め具受け部を本体で保持して筆記するのであ
るが、芯ケースを保持して筆記してもチャックスプリン
グを強くしたりすれば芯滑りは起らない。現に複合筆記
具では、芯ケースを保持して筆記する商品がかなり以前
から市販されているが問題が生じていない。
この実施例においても中味の前進後退は、筆記時に本体
を握ったまま1本の指(例えば親指)を後方へ少しく戻
して押出し片6を前進させ、中味を係止させたり後退さ
せて内蔵したりするので、手元操作が可能なことは第4
実施例までのものと同じである。
を握ったまま1本の指(例えば親指)を後方へ少しく戻
して押出し片6を前進させ、中味を係止させたり後退さ
せて内蔵したりするので、手元操作が可能なことは第4
実施例までのものと同じである。
そこで、中味を前進位置へ持ってきた後の芯の繰出し操
作についてのみ説明する。
作についてのみ説明する。
第17図の中味前進係止状態では、シャープペンシルの
内部口金前部分13が、口金2の先端内面14に極めて
接近している。一方、押出し片6は、芯ケースの鍔部1
2の前端面と締め具受け部の後端面との間の隙間りだけ
、チャックスプリングを縮めながら前進させることがで
きる。このとき、シャープペンシルの口金前方部分13
は、本体の口金先端内面14にすぐに当って前進を阻止
されるので、チャックが締め具と嵌合して芯を挾持した
まま前進して一定長の芯を繰出し、その後チャックは締
め具から抜は出て芯の挟持を解放する。押出し片6を第
17図の状態に戻すと、再び芯は挾持される。
内部口金前部分13が、口金2の先端内面14に極めて
接近している。一方、押出し片6は、芯ケースの鍔部1
2の前端面と締め具受け部の後端面との間の隙間りだけ
、チャックスプリングを縮めながら前進させることがで
きる。このとき、シャープペンシルの口金前方部分13
は、本体の口金先端内面14にすぐに当って前進を阻止
されるので、チャックが締め具と嵌合して芯を挾持した
まま前進して一定長の芯を繰出し、その後チャックは締
め具から抜は出て芯の挟持を解放する。押出し片6を第
17図の状態に戻すと、再び芯は挾持される。
すなわち、押出し片6を第17図の状態で更に前進させ
たり第17図9の状態に戻したりすることにより、一定
長の芯が芯パイプの先から繰出される。従って、この実
施例においては、シャープペンシルの中味を内蔵位置か
ら筆記可能位置へ持ってきたり、その位置で芯を繰出し
たり、筆記を終ったら中味を再び内蔵位置に戻したりす
るすべての操作を、本体を普通に握ったまま手元操作で
行うことができる。
たり第17図9の状態に戻したりすることにより、一定
長の芯が芯パイプの先から繰出される。従って、この実
施例においては、シャープペンシルの中味を内蔵位置か
ら筆記可能位置へ持ってきたり、その位置で芯を繰出し
たり、筆記を終ったら中味を再び内蔵位置に戻したりす
るすべての操作を、本体を普通に握ったまま手元操作で
行うことができる。
以上、いろいろな実施例について説明したが、本発明は
これらの実施例に限られるものではない。
これらの実施例に限られるものではない。
例えば、押出し片6を全部本体外に出したものを示した
が、指で前後動させる部分だけを出し、他の部分は軸筒
1内に沈ませてもよい。軸筒1は断面を六角形としたが
、円形でも何でもよい。スリット1bは軸筒1の先端か
ら設けてもよい。筆記体交換可能のものを示したが、捨
い使でのものとして更に部品の簡素化、一体止を画って
もよい。
が、指で前後動させる部分だけを出し、他の部分は軸筒
1内に沈ませてもよい。軸筒1は断面を六角形としたが
、円形でも何でもよい。スリット1bは軸筒1の先端か
ら設けてもよい。筆記体交換可能のものを示したが、捨
い使でのものとして更に部品の簡素化、一体止を画って
もよい。
その他、本発明の要旨の範囲内で設計変更は可能である
。
。
以上説明したように、本発明によれば次のような効果が
奏される。
奏される。
(i)筆記時に本体を普通に握った状態のまま、手元操
作で筆記体の先端筆記部を本体先端から出没させること
ができる。
作で筆記体の先端筆記部を本体先端から出没させること
ができる。
(ii)筆記体を本体先端から、係止位置より更Gこ前
進させることができるので、先端筆記部Gこ定規を当て
て筆記をするときや、先端筆記部を沢山出して筆記をし
たいときには、押出し片を更に押出した状態で押出し片
を指で押したまま筆記をすることができる。
進させることができるので、先端筆記部Gこ定規を当て
て筆記をするときや、先端筆記部を沢山出して筆記をし
たいときには、押出し片を更に押出した状態で押出し片
を指で押したまま筆記をすることができる。
(iii )クリップがなくても、あるいは外しても、
押出し片が着いているので転がりを防止する。
押出し片が着いているので転がりを防止する。
また、ポケットに差した携帯時には先端筆記部が下向き
になっているので、ボールペンの場合、インキがリフィ
ル内で逆流する心配はない。
になっているので、ボールペンの場合、インキがリフィ
ル内で逆流する心配はない。
(iv )卓上用のボールペンに採用すれば、クリ・ン
ブつきのキャップが不要で、かつ別に筆記体の前進後退
機構を必要としないので、使用が簡便である。
ブつきのキャップが不要で、かつ別に筆記体の前進後退
機構を必要としないので、使用が簡便である。
(V)シャープペンシルに適用すれば、中味の前進後退
のみでなく、芯の繰出しも手元操作でできる。
のみでなく、芯の繰出しも手元操作でできる。
(vi)部品点数が極めて少く組立ても容易なため、安
価に提供できる。
価に提供できる。
(vi)自動収納式のものは、先端筆記部を内蔵させる
操作をしなくてもひとりでに内蔵されるので、先端筆記
部を戻す操作をしなくてもよい。
操作をしなくてもひとりでに内蔵されるので、先端筆記
部を戻す操作をしなくてもよい。
第1図および第2図は、本発明の押出し式筆記具の第1
実施例を示す断面図で、第1図は筆記体の内蔵状態を、
第2図は筆記可能状態を示す図、第3図、第4図はそれ
ぞれ第1図、第2図の要部拡大図、第5図は第4図のV
−■線断面図、第6図および第7図は本発明の第2実施
例を示す断面図で、第6図は筆記体の内蔵状態を、第7
図は筆記可能状態を示す図、第8図は第7図の■−■線
断面図、第9図および第10図は本発明の第3実施例を
示す要部断面図で、第9図は筆記体の内蔵状態を、第1
0図は筆記可能状態を示す図、第11図ないし第15図
は本発明の第4実施例を示す要部断面図で、第11図は
筆記体の内蔵状態を、第12図は筆記可能状態を示す図
、第13図は第12図の要部拡大断面図、第14図は第
13図のXIV−XIV線断面図、第15図は第13図
のxv−xv線断面図、第16図および第17図は本発
明の第5実施例を示す断面図で、第16図は筆記体の内
蔵状態を、第17図は筆記可能状態を示す図である。 1・・・軸筒、1b・・・スリット、1e・・・段部、
2・・・口金、2a・・・開口部、4.41.42・・
・受け部、41a・・・受け部前方部分、42a・・・
受け部の糸止め部、5、51.52・・・連結体、51
a・・・連結体の腕、5b・・・連結体の頭部、5c・
・・連結体のくびれ部、6・・・押出し片、6b・・・
押出し片後方の肉薄部、6c・・・押出し片前端内面の
引掛部、6d・・・押出し片前端内面の傾斜面(係合部
)、6e・・・押出し片の溝、6r・・・押出し片の横
穴、7・・・筆記体、7a・・・筆記体の係止部、7c
・・・筆記体の先端筆記部、7d・・・筆記体後端部、
8・・・筆記体内蔵スプリング、9・・・キャップ、1
0・・・板ばね、11・・・栓、12・・・芯ケース前
端の鍔部、13・・・内部口金前方部分、14・・・口
金先端内面、15・・・芯、16・・・消しゴム、17
・・・クリーナービン。
実施例を示す断面図で、第1図は筆記体の内蔵状態を、
第2図は筆記可能状態を示す図、第3図、第4図はそれ
ぞれ第1図、第2図の要部拡大図、第5図は第4図のV
−■線断面図、第6図および第7図は本発明の第2実施
例を示す断面図で、第6図は筆記体の内蔵状態を、第7
図は筆記可能状態を示す図、第8図は第7図の■−■線
断面図、第9図および第10図は本発明の第3実施例を
示す要部断面図で、第9図は筆記体の内蔵状態を、第1
0図は筆記可能状態を示す図、第11図ないし第15図
は本発明の第4実施例を示す要部断面図で、第11図は
筆記体の内蔵状態を、第12図は筆記可能状態を示す図
、第13図は第12図の要部拡大断面図、第14図は第
13図のXIV−XIV線断面図、第15図は第13図
のxv−xv線断面図、第16図および第17図は本発
明の第5実施例を示す断面図で、第16図は筆記体の内
蔵状態を、第17図は筆記可能状態を示す図である。 1・・・軸筒、1b・・・スリット、1e・・・段部、
2・・・口金、2a・・・開口部、4.41.42・・
・受け部、41a・・・受け部前方部分、42a・・・
受け部の糸止め部、5、51.52・・・連結体、51
a・・・連結体の腕、5b・・・連結体の頭部、5c・
・・連結体のくびれ部、6・・・押出し片、6b・・・
押出し片後方の肉薄部、6c・・・押出し片前端内面の
引掛部、6d・・・押出し片前端内面の傾斜面(係合部
)、6e・・・押出し片の溝、6r・・・押出し片の横
穴、7・・・筆記体、7a・・・筆記体の係止部、7c
・・・筆記体の先端筆記部、7d・・・筆記体後端部、
8・・・筆記体内蔵スプリング、9・・・キャップ、1
0・・・板ばね、11・・・栓、12・・・芯ケース前
端の鍔部、13・・・内部口金前方部分、14・・・口
金先端内面、15・・・芯、16・・・消しゴム、17
・・・クリーナービン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、先端に筆記体の先端筆記部が出没する開口部を設け
た本体と、該本体内に常時後退方向へ付勢して収容した
筆記体と、該筆記体を筆圧に抗して保持する保持手段と
、筆記時に前記本体を握る部分の付近に配置され該本体
の外側で1本の指により前後動させ得る押出し片と、該
押出し片の前方部分を前進時に径方向へ傾かせて筆記体
の先端筆記部を筆記状態に係止する係止手段と、前記保
持手段と押出し片を連結する連結手段とを有し、前記筆
記体の先端筆記部を手元操作により押出し片を前後動さ
せて前記本体の先端開口部より出没可能としたことを特
徴とする押出し式筆記具。 2、前記筆記体保持手段が、筆記体の一部に設けた係止
部と、該係止部と係合する受け部とから成る請求項1記
載の押出し式筆記具。 3、前記筆記体保持手段が、筆記体の後端部分と、該後
端部分と係合する受け部とから成る請求項1記載の押出
し式筆記具。 4、前記筆記体係止手段が、押出し片前方部分と本体前
方部分の一部との係合による請求項1、2、3の何れか
1記載の押出し式筆記具。 5、前記筆記体係止手段が、押出し片前方部分と本体前
方部分の一部とを、押出し片を前進時に指で径方向へ押
して分力により一時的係止を行う請求項1、2、3の何
れか1記載の押出し式筆記具。 6、前記保持手段と押出し片を連結する連結手段が、本
体の一部にスリットを設け、該スリット内を通る連結体
を設けて成る請求項1、2、3、4、5の何れか1記載
の押出し式筆記具。 7、前記保持手段と押出し片を連結する連結手段が、筆
記体後端部分と係合する受け部と押出し片を連結して成
る請求項1、3、4、5、6の何れか1記載の押出し式
筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1276094A JPH03138199A (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | 押出し式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1276094A JPH03138199A (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | 押出し式筆記具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03138199A true JPH03138199A (ja) | 1991-06-12 |
Family
ID=17564721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1276094A Pending JPH03138199A (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | 押出し式筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03138199A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5927882A (en) * | 1995-11-20 | 1999-07-27 | Kotobuki Co., Ltd. | Dispenser for selectively extending and retracting a substantially stick-shaped object and writing instrument |
JP2003063193A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-03-05 | Zebra Pen Corp | 出没式筆記具 |
US10668766B2 (en) | 2016-02-11 | 2020-06-02 | Societe Bic | Mechanical pencil with a side button and an eraser dispenser and a method of assembly |
-
1989
- 1989-10-25 JP JP1276094A patent/JPH03138199A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5927882A (en) * | 1995-11-20 | 1999-07-27 | Kotobuki Co., Ltd. | Dispenser for selectively extending and retracting a substantially stick-shaped object and writing instrument |
US5961236A (en) * | 1995-11-20 | 1999-10-05 | Kotobuki & Co. | Dispenser for selectively extending and retracting a substantially stick-shaped object and writing instrument with the dispenser |
JP2003063193A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-03-05 | Zebra Pen Corp | 出没式筆記具 |
US10668766B2 (en) | 2016-02-11 | 2020-06-02 | Societe Bic | Mechanical pencil with a side button and an eraser dispenser and a method of assembly |
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