JPH03137986A - 水処理薬剤組成物 - Google Patents

水処理薬剤組成物

Info

Publication number
JPH03137986A
JPH03137986A JP27796489A JP27796489A JPH03137986A JP H03137986 A JPH03137986 A JP H03137986A JP 27796489 A JP27796489 A JP 27796489A JP 27796489 A JP27796489 A JP 27796489A JP H03137986 A JPH03137986 A JP H03137986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water treatment
group
agent
chemical composition
high molecular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27796489A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Wakita
正明 脇田
Kingo Chu
忠 錦吾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurita Water Industries Ltd filed Critical Kurita Water Industries Ltd
Priority to JP27796489A priority Critical patent/JPH03137986A/ja
Publication of JPH03137986A publication Critical patent/JPH03137986A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は水処理薬剤組成物に係り、詳しくは優れた効果
を長期間にわたって持続することができろ水処理薬剤組
成物に関する。
[従来の技術] 従来より、抗菌剤及び抗カビ剤は、木材、紙、塗料、接
着剤等の幅広い分野で使用されている。
近年、抗菌剤又は抗カビ剤の効果を持続させるために、
抗菌剤や抗カビ剤を高分子に共有結合で固定化する方法
や、多孔質壁からなるカプセル内に含浸させる方法が検
討されている。
[発明が解決しようとする課題〕 抗菌剤や抗カビ剤を高分子に共有結合で固定化する方法
では、多くの薬剤は固定化によりその効果を失うとされ
ており、わずかに四級アンモニウム塩系のものが検討さ
れているにすぎない。しかしながら、四級アンモニウム
塩系の薬剤は効果が不十分である場合が多く、実用性に
乏しい。
一方、カプセル化による方法では薬剤の流出が速く、特
に、水にさらされる適用対象、例えば、屋外や風呂等の
場合には、薬剤の流出が速いため、効果の持続性が十分
でないという問題点がある。
このようなことから、抗菌剤や抗カビ剤の本来の効果を
長期間にわたって持続することができ、かつ、成形、被
膜形成などが可能な高特性抗菌・抗カビ剤−高分子複合
体の出現が強く望まれていた。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、抗菌剤
や抗カビ剤等の各種本処理薬剤を、その薬剤効果を損な
うことなく高分子化合物に固定化し、効果の長期持続性
、安定性等を改善した水処理薬剤組成物を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の水処理薬剤組成物は、水処理薬剤を包含した分
子膜形成部を有する高分子化合物から成ることを特徴と
する。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明において、高分子化合物に固定化される水処理薬
剤としては特に制限はなく、殺菌剤、抗菌剤、抗カビ剤
等のスライムコントロール剤、防食剤等の各種本処理剤
が挙げられるが、これらのうち特にフェニルL(やアル
キル基等の疎水性基或いは疎水部分を有する疎水性の薬
剤が、高分子化合物に保持され易いことから好ましい。
本発明に好適な水処理薬剤のうち、抗菌剤又は抗カビ剤
としては、次の■〜0が例示される。
■ 下記式で表されるインチアゾロン系化合物■ 下記
式で表されるイソフタロニド 金物 N リル系化 ■ 下記式で表されるスルホン系化合物 ■ 下記式で表されるトリハロアリル系化合物■ 2−(4
″−チアゾリル)−ベンゾイミダゾール ■ 2−(チオシアノメチルチオ)−ベンゾチアゾール ■ n−ドデシルアミン ■ 2,3,5.6−チトラクロロー4−(メチルスル
ホニル)ピリジン ■ N、N−ジメチル−No−フェニル−N−(フロロ
ジクロロメチルチオ)スルポン[相] N−(フロロジ
クロロメチルチオ)フタルイミド 02−クロロ−3−(フェニルスルホニル)−アクリロ
ニトリル また、防食剤としては、例えば次の■〜■の銅用防食剤
や■のボイラー防食剤が挙げられる。
■ ベンゾトリアゾール(BTA) N ■ ■ メルカプトベンゾチアゾール(MBT)■ メチル
ベンゾトリアゾール ■ ウンデシルイミダゾール ■ オクタデシルアミン CH3(CH2)17  NH2 一方、分子膜形成部を有する高分子化合物としては特に
制限はないが、長鎖アルキル基やビフェニル基、アゾベ
ンゼン基、コレステロール基等の分子膜形成基を側鎖又
は主鎖に含む高分子化合物や分子膜を形成する界面活性
剤とマトリックスとしての高分子化合物との混合物等を
用いることができる。このような高分子化合物としては
、次の[1]〜[IV ]が例示される。
[I]  ジアルキルジメチルアンモニウムポリ(スチ
レンスルホネート) (C11□)1゜ N3 (式中、n=10〜22.m≧100)[11]  ア
ルキルトリメチルアンモニウムポリ(スチレンスルホネ
ート) (式中、n=10〜22.m≧100)[II+ ] 
 ジアルキルジメチルアンモニウムポリ(アクリレート
)又はジアルキルジメチルアンモニウムポリ(メタクリ
レート) (式中、Rは水素又はメチル基、 n=10〜229m≧100) [IV ]  アルキルトリメチルアンモニウムポリ(
アクリレート)又はアルキルトリメチルアンモニウムポ
リ(メタクリレート) (式中、Rは水素又はメチル基、 n−10〜221m≧100) このような分子膜形成部を有する高分子化合物に前述の
水処理薬剤を包含させて固定化し、本発明の水処理薬剤
組成物を製造するには、まず、水処理薬剤と高分子化合
物との所定量を適当な有機溶媒に溶かし、その後有機溶
媒を留去する。これにより本発明の水処理薬剤組成物は
透明なフィルム状として、或いは粒状、粉体状等の固体
状で得られる。得られた水処理薬剤組成物は、目的に応
じて粉末化或いは適当な方法で成型して使用に供される
。本発明の水処理薬剤組成物はまた、水処理薬剤と高分
子化合物とを適当な有機溶媒に溶かして得られた溶液を
処理対象の表面に単独で又は塗料や接着剤等と共に塗布
して、或いは、該液中に処理対象物を浸漬して、乾燥さ
せることによリ、直接、当該処理対象物の表面に水処理
薬剤組成物の被膜として得ることができる。
なお、本発明において、水処理薬剤と高分子化合物との
配合割合には特に制限はないが、通常の場合、水処理薬
剤100重量部に対して高分子化合物100〜t oo
oo重量部の範囲で適宜配合する。
また、本発明の水処理薬剤組成物の製造に使用される有
機溶媒としては、クロロホルム、塩化メチレン、エタノ
ール、メタノール等を用l/することができ、その使用
量は水処理薬剤及び高分子化合物を溶解し得る量であれ
ば良く、特に制限はない。
[作用] 本発明の水処理薬剤組成物においては、従来の共有結合
で固定化する方法とは異なり、水処理薬剤は、分子膜形
成部を有する高分子化合物中にその分子膜形成部との疎
水性相互作用により包含、固定化されている。
このように水処理薬剤は、非共有結合性の相互作用で包
含、固定化されているため、水処理薬剤は固定化されて
いないフリーの状態の場合と同様の薬剤効果を発揮する
ことができる。
また、水処理薬剤は高分子化合物に包含、固定化して保
護されているため、流出速度は低下され、また、物理的
、化学的変化を受は難く、効果の安定性、長期持続性が
高められる。
本発明の水処理薬剤組成物は、特に皮膜状として得るこ
とができることから、筒体、多孔質体、微小粒体等の様
々な形状の処理対象物にも適用可能である。
[実施例] 以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
実施例1 ヒ合物の合成 ジラウリルジメチルアンモニウムブロマイド3.25g
 (7,04mmoIL)に100mJ2の水を加え、
約40℃に加熱しながら振盪攪拌し、乳白色の液体を得
た。これを、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(分子
量約200万)0.5(w t / v )%水溶液2
00mJ2 (40℃)に加え攪拌し、生じた白い沈殿
を濾別、水洗した。これをクロロホルムに溶かし、エタ
ノールに注いで再沈させることにより精製し、乾燥後約
2.5gのジラウリルジメチルアンモニウムポリ(スチ
レンスルホネート);2CI2N■2C+/PSSeを
得た。
別に、ジオクタデシルジメチルアンモニウムブロマイド
4.25g (6,73mmoJりを用いて、同様にし
てジオクタデシルジメチルアンモニウムポリ(スチレン
スルホネート);2CtsN02C+/PSSO3,o
gを得た。
菌・抗カビ斉組成傳 2 CL2N ” / P S S0500mgとジク
ロロ−2−オクチルイソチアゾリン−3−オン(DCO
IT)50mgを25muのクロロホルムに溶かし、ロ
ータリーエバポレータで溶媒を留去して透明なフィルム
(2C12N” 2CI /pss○−DCOIT)を
得た。
別に、2C+e N’E’2C/PSSO500mgと
DCOI7100mgから同様にして透明なフィルム(
2Cm NO2c/ P S Sθ−DCOIT)を得
た。
それぞれのフィルムの赤外吸収スペクトルには、DCO
I Tの五員環構造に基<16500m−’の吸収帯が
肥められた。
カビ 組成物の抗菌・抗カビ効果試験 く試料〉 上記m m 直後のフィルムと、このフィルム(50m
g、約2cm角)を1ρの水(25℃)に入れ、1ケ月
攪拌(水は一週間毎に入れ換え)して水洗した後、風乾
したフィルム。
く試験方法〉 シャーレに寒天培地と第1表に示す菌又はカビを各々流
し込み平板を作成し、その上の中央に上記各試料10m
g程度を添加して、3日間、30℃で培養し、菌の増殖
状況を観察し、下記判定基準にて評価した。
亘】しE! −:シャーレ上に全く増殖なし。
±:シャーレの外周のみ増殖。
+:サンプルの周辺のみ増殖抑制。
++:サンプル下でも増殖。
参考例1 比較ツタめ、DCOITJIL独、2 C12Nの2C
+/PSSO単独、及び、2C+aN’D2C+/ps
se単独の場合についても実施例1と同様に試験を行な
い、結果を第1表に示した。
比較例1 ポリスチレン(分子量3o万)(ps)500mgとD
COI750mgから、実施例1と同様にしてフィルム
(PS−DCOI T)を得、実施例1と同様の試験を
行なった。
結果を第1表に示す。
第1表 第1表より、本発明によるDCOIT組成物は調製直後
においても、水洗処理後においてもDCOIT単独の場
合と同程度の優れた抗菌・抗カビ効果を示すことが明ら
かである。
一方、PS−DCOITは調製直後も水洗処理後も抗菌
・抗カビ効果を示さなかった。なお、このPS−DCO
ITは、調製直後のものも水洗処理後のものも、その赤
外吸収スペクトルには、DCOITの吸収(1650c
m−’)が認められた。このことから、共有結合によら
ない固定化であっても、薬剤の効果が発揮されない場合
があることが判明した。この理由の詳細は明らかではな
いが、ポリスチレンのような高分子化合物ではゲルが固
すぎるためと考えられる。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明の水処理薬剤組成物によれば
、水処理薬剤をその薬剤効果を損なうことなく、安定に
保持し、効果の持続性、安定性を大幅に改善する、著し
く優れた特性を備える水処理薬剤組成物が提供される。
本発明の水処理薬剤組成物は、様々な処理対象物に容易
に適用することができ、水処理薬剤の適用分野の拡大を
図ることが可能とされる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水処理薬剤を包含した分子膜形成部を有する高分
    子化合物から成る水処理薬剤組成物。
JP27796489A 1989-10-25 1989-10-25 水処理薬剤組成物 Pending JPH03137986A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27796489A JPH03137986A (ja) 1989-10-25 1989-10-25 水処理薬剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27796489A JPH03137986A (ja) 1989-10-25 1989-10-25 水処理薬剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03137986A true JPH03137986A (ja) 1991-06-12

Family

ID=17590729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27796489A Pending JPH03137986A (ja) 1989-10-25 1989-10-25 水処理薬剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03137986A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009299265A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Takumi:Kk 水糸ガイド治具
JP2020531709A (ja) * 2017-08-29 2020-11-05 ケミラ・オーワイジェイKemira Oyj 工業的プロセスにおける微生物及び/又はバイオフィルムの増殖を制御するための方法
US11490621B2 (en) 2017-08-29 2022-11-08 Kemira Oyj Method for controlling growth of microorganisms and/or biofilms in an industrial process

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009299265A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Takumi:Kk 水糸ガイド治具
JP2020531709A (ja) * 2017-08-29 2020-11-05 ケミラ・オーワイジェイKemira Oyj 工業的プロセスにおける微生物及び/又はバイオフィルムの増殖を制御するための方法
US11490621B2 (en) 2017-08-29 2022-11-08 Kemira Oyj Method for controlling growth of microorganisms and/or biofilms in an industrial process
US11643782B2 (en) 2017-08-29 2023-05-09 Kemira Oyj Method for controlling growth of microorganisms and/or biofilms in an industrial process
US12114659B2 (en) 2017-08-29 2024-10-15 Kemira Oyj Method for controlling growth of microorganisms and/or biofilms in an industrial process

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2276711C (fr) Polymeres antimicrobiens comportant des groupes ammonium quaternaire, leur utilisation pour la fabrication d'un materiau a proprietes antimicrobiennes et leurs procedes de preparation
JP5957503B2 (ja) ヒドロキシポリアミドゲル形成剤
Liu et al. Antimicrobial property of halogenated catechols
JP2007302651A (ja) イミダゾリウム塩を有する光硬化性単量体、それを含有する抗菌性光硬化型組成物、及びその組成物から製造される抗菌性高分子材料
RU2003125371A (ru) Новое пленочное покрытие
US4154818A (en) Gel product for destroying harmful marine organisms and method of applying the same
CN107880206A (zh) 一种持久抗菌型水性丙烯酸树脂及其制备方法
EP0780122B1 (en) Depressant of functions developed by molecule
Zeng et al. Preparation and properties of antibacterial ABS plastics based on polymeric quaternary phosphonium salts antibacterial agents
JPH04346833A (ja) 液体吸収剤
JP2001040222A (ja) 抗菌性ポリマー粒子及びその製造方法
JPH03137986A (ja) 水処理薬剤組成物
Wang et al. Development of cationic cellulose-modified bentonite–alginate nanocomposite gels for sustained release of alachlor
CN101194616A (zh) 阿维菌素类药物缓释纳米微球制剂的制备及其应用
Abed Shlaka et al. Gold and silver nanoparticles with modified chitosan/PVA: synthesis, study the toxicity and anticancer activity
US20100303877A1 (en) Controlled Release Hydrogel Films
CN108353911A (zh) 一种新型缓释高效纳米广谱杀菌剂及其制备方法、应用
US3821399A (en) Bioactive sulfones
US20050228167A1 (en) Molecular compounds containing polymers having hydrogen bond sites as the constituent compounds
KR960011837B1 (ko) 항균성 에폭시수지 조성물
JP2006052209A (ja) 防黴剤、抗菌剤及び消臭剤並びに防黴、抗菌及び消臭方法
Shi et al. Permanent antimicrobial polymethyl methacrylate prepared by chemical bonding with poly (hexamethylene guanidine hydrochloride)
KR102578739B1 (ko) 신규한 화합물, 이를 포함하는 항균제, 및 항균성 고분자 코팅 조성물
JP2002212444A (ja) 抗菌性ポリマー粒子及びその製造方法
JP2001097806A (ja) 抗菌剤及びそれを用いた抗菌性組成物