JPH03137833A - 光学式ピックアップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えばコンパクトディスクプレーヤ。

ビデオディスクプレーヤ等回転する情報記録円盤より光
学的に信号を読み取る光学式ピックアップに関し、特に
フォーカスレンズに塵あい、異物等が堆積することを減
少させる構造に係わるものである。

従来の技術 近年、情報記録円盤（以下、ディスクと称す。）の再生
技術の向上には目ざましいものがある。とりわけ光学式
ピックアップについては日々改善され、より高性能なも
のが究明され続けている。

以下、図面を参照しながら、上述した従来の光学式ピッ
クアップの一例について説明する。

第２図は従来の光学式ピックアップの光学系の構成を示
すものである。第２図において、１は半導体レーザであ
り光学式ピックアップの光源となるものである。２は回
折格子であり、通過するレーザビーム３をわずかに角度
分離し、３本のビームに分ける働きをし、そのうち１本
が情報信号を再生するために、そして２本がトラッキン
グ用に使われる。４はハーフミラ−であり、レーザビー
ム３の一部を透過させ残りを反射させる働きを持ってい
る。５はレーザミラーであり、ビーム方向変換部６でレ
ーザビーム３の方向が変換される。

７はコリメートレンズであり、レーザビームを平行ビー
ムにする働きがある。８はフォーカスレンズであり、レ
ーザビーム３をディスク９上に約１μｍ程度のスポット
に収束する。１０はフォトダイオードであり情報信号を
含むレーザビーム３が入射することにより、その信号を
検出し電気信号に変換する。１１は凹レンズであり光軸
に対して平行に移動調整することによりレーザビーム３
をフォトダイオード１０に正しく収束させる山きをする
。

以上のように構成された光学式ピックアップの光学系に
ついて、以下その動作を説明する。

第２図において半導体レーザ１より放射されたレーザビ
ーム３は回折格子２によって３本のビームに分離され、
ハーフミラ−４に入射する。ハーフミラ−４に入射した
レーザビーム３はその一部が透過し、残りが反射するが
、反射したレーザビームは、さらにレーザミラー５に入
射し、今度はその大半が反射して、なおかつ、方向が変
えられてコリメートレンズ７に入射する。このコリメー
トレンズ７を通過することによって、レーザビーム３は
平行ビームとなってフォーカスレンズ８に入射され、フ
ォーカスレンズ８によってレーザビーム３はディスク９
の信号ピットに収束される。

このディスクθより反射されたレーザビーム３は情報信
号を含んでいるが、再度フォーカスレンズ８に集められ
、光路を逆に戻ってコリメートレンズ７を通過し、レー
ザミラー５に入射する。レーザミラー５によって再度反
射され方向が変えられたレーザビーム３はハーフミラ−
４に入射すると、今度は透過したその一部が凹レンズ１
１を通過して、フォトダイオード１０に入射し、光信号
を電気信号として検出する。

なお、安定してディスク９の信号を再生するためにディ
スク９に対するフォーカスレンズ８の位置が一定である
必要があるが、ディスク９に対してフォーカスレンズ８
が近づいたり、遠ざかったりすると、ハーフミラ−４に
よって非点収差を発生させ、フォトダイオード１ｏによ
ってこの非点収差を検出し、フォーカスレンズ８を動か
すための指令をでしている。

次に第３図は従来の光学式ピックアップの再生状態を示
すフォーカスレンズ８周辺の断面図である。

第３図において、１２はフォーカスレンズ８をフォーカ
ス方向に駆動させるためのフォーカスコイル、１３はコ
イルボビンでありフォーカスレンズ８をフォーカス、及
びトラッキング方向に駆動させるためのコイルが取り付
けられている。そして１４は誤動作によって、フォーカ
スレンズ８が、ディスク９に衝突し、ディスク９に傷が
つくことを防止するためのディスクプロテクタであり、
回転中のディスク９に触れたとき、ディスク９には傷が
つかずに、このディスクプロテクタ１４が少しずつ摩耗
するようになっている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成においてはフォーカス
レンズ８の表面に微小な塵あいゃ油性異物が堆積し、レ
ンズとしての特性を著しく損なう場合がある。

上記課題に鑑み、本発明は、フォーカスレンズ８の表面
に、微小な塵あいゃ油性異物が、堆積しにくいような構
成をもった、光学式ピックアップを提供することを目的
とする。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、フォーカスレンズ
の有効径より小さいレンズカバーをフォーカスレンズ部
にかぶせるという構成とし、なおかつフォーカスレンズ
の駆動誤動作時、フォーカスレンズが情報記録円盤に接
触するに先んじて、摩耗しやすい材料よりなるレンズカ
バーが接触するようにしたものである。

作用 本発明は上記した構成によって微小な塵あいゃ油性異物
の大半がレンズカバーの上に堆積する。

また、フォーカスレンズの駆動誤動作時フォーカスレン
ズが情報記録円盤に接触するに先んじて摩耗しやすい材
料よりなるレンズカバーが接触し、ディスクに傷をつけ
ずにレンズカバーが少しずつ摩耗していくことになる。

実施例 以下、本発明の一実施例の光学式ピックアップについて
、図面を参照しながら説明する。

第１図は、本発明の一実施例における光学式ピックアッ
プのフォーカスレンズ周辺の断面図を示すものである。

第１図に示される光学式ピックアップは、第３図に示さ
れる光学式ピックアップに対し、ディスクプロテクタ１
４を除去しフォーカスレンズ８の上部に塵あいゃ油性異
物が堆積することを防止するためのレンズカバー１５を
取り付けたものである。

レンズカバー１５の構造において、開口径はフォーカス
レンズ８から遠ざかるにつれて小さくなっているが、レ
ーザビーム３はフォーカスレンズ８によってディスク上
の一点に収束されるので、レンズカバー１５がレーザビ
ーム３に悪影響を及ぼすことはない。

以上のように構成された光学式ピックアップについて、
以下、第１図を用いてその動作を説明する。

ディスクθを再生中の光学式ピックアップのフォーカス
レンズ８付近には、特別の場合を除きその雰囲気中に塵
あいゃ油性異物が含まれていることが多いが、ディスク
９が回転するために発生する気流１６にのった塵あいゃ
油性異物はレンズカバー１５の表面に当り堆積するが、
その分フォーカスレンズの表面には堆積しにくくなる。

また、再生時以外のときの、自然落下してくる塵あいゃ
油性異物も、フォーカスレンズ８の表面よりもレンズカ
バー１５の側口の方が小さく、その分だけフォーカスレ
ンズ８の表面の堆積量が少なくなる。

なお、フォーカスレンズ８の駆動誤動作時、フォーカス
レンズ８がディスク９に接触するに先んじて、摩耗しや
すい材料よりなるレンズカバー１５が接触するが、その
ときディスク９には傷をつけずにレンズカバー１５が少
しずつ摩耗していく。

従って、従来必要とされていたディスクプロテクタ（第
３図の１４）は不要となり除去されている。

発明の効果 以上のように本発明は、フォーカスレンズの有効径より
も小さい開口を有するレンズカバーをフォーカスレンズ
部にかぶせることにより従来、フォーカスレンズの上に
落ちていた微小な塵あいゃ油性異物の大半がレンズカバ
ーの上に堆積し、レンズカバーの上部に設けられた、レ
ーザビームが通過するための必要最小限の開口を通って
、レンズカバーの内部に入り、フォーカスレンズ上に堆
積するものは従来に比べて大幅に減少し、常時、良好な
信号を再生する光学式ピックアップを提供することがで
きる。

なお、フォーカスレンズの駆動誤動作時、フォーカスレ
ンズが情報記録円盤に接触するに先んじて、摩耗しやす
い材料よりなるレンズカバーが接触し、ディスクに傷を
つけずにレンズカバーが少しずつ摩耗していくことから
従来必要とされていたディスクプロテクタは不要となっ
てくる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における光学式ピックアップ
のフォーカスレンズ周辺を示す断面図、第２図は従来の
光学式ピックアップの光学系を説明するための構成図、
第３図は従来の光学式ピックアップのフォーカスレンズ
周辺を示す断面図である。 ８・・・フォーカスレンズ、　　９・・・ディスク、１
５・・・レンズカバー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）フォーカスレンズの有効径より小さい開口を有す
   るレンズカバーを、フォーカスレンズ部にかぶせること
   を特徴とする光学式ピックアップ。
2. （２）前記レンズカバーは、情報記録円盤再生時におい
   ては、前記光学式ピックアップを構成する部品のうち最
   も前記情報記録円盤に近い所に位置しており、なおかつ
   耐摩耗性が良くない材料（例えば、ポリアセタール等）
   で構成されていることを特徴とする請求項１記載の光学
   式ピックアップ。