JPH0313759Y2 - - Google Patents

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JPH0313759Y2
JPH0313759Y2 JP1985155411U JP15541185U JPH0313759Y2 JP H0313759 Y2 JPH0313759 Y2 JP H0313759Y2 JP 1985155411 U JP1985155411 U JP 1985155411U JP 15541185 U JP15541185 U JP 15541185U JP H0313759 Y2 JPH0313759 Y2 JP H0313759Y2
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JP
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handle body
handle
machine body
pushing
pull
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JP1985155411U
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JPS6192896U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はたとえば比較的重量の有した卓上形
の複写機などを持ち上げて運搬する運搬用の取手
に関する。
一般に比較的重量の有した被運搬物を運搬する
ための取手は、まず安全で充分なる強度を必要と
し、さらに運搬時に不意に取手が外れたりしては
ならない。また、取手は常時必要としないが必要
なときにはいつでも使用できる状態にしておく必
要性があり、このため被運搬物にその都度取手を
取り付け、取り外して使用するのではなく被運搬
物に取り外しができないように装着して、必要な
ときにはたとえば取手を引き出して使用し、必要
でないときにはしまい、さらに使用中に不意に被
運搬物に引つ込んで手をはさむことがないように
した取手が望まれている。
この考案は上記事情にもとづいてなされたもの
でその目的とするところは、簡単な構成で被運搬
物に摺動自在に装着し、使用するときには、被運
搬物から外側へ引出して用い、使用しないときに
は、被運搬物の内側に収納して、必要に応じて用
いるようにし操作性の向上を図りかつ安全および
強度的にも充分満足し得ることができるようにし
た運搬用の取手を提供しようとするものである。
以下、この考案の一実施例を第1図ないし第4
図を参照して説明する。図中1は被運搬物たとえ
ば比較的重量を有した複写機のベース(機体)で
あり、このベース1の一側には、ガイド孔2,2
からなる支持部3が形成されている。
また、図中4は取手体で、これはたとえば鉄鋼
などの強度および剛性を有した部材で形成された
軸5からなり、コ字形状に形成されている。そし
て、この取手体4の両側が上記ガイド孔2,2に
摺動自在に嵌挿され、支持されている。
この取手体4には、コ字形状の中途部にゴムな
どの適度な弾性を有する握り体5が嵌挿されてお
り、これにより握り部6が形成されている。この
握り部6は、取手体4を押し込む時にベース1に
係合して取手体4の押し込みを制限する押し込み
制限部を兼用している。
また、取手体4両端部には、それら端部を下方
に折曲してなる係合凸部7,7が形成され、握り
部6を上下動することによりガイド孔2,2を支
点としてそれら係合凸部7,7が揺動するように
なつている。そして、この係合凸部7,7におけ
る取手体4の引き出し時に前方となる領域は、こ
の引き出し時に位置決め体8,8に係合して取手
体4の引き出しを制限する引き出し制限部となつ
ており、又係合凸部7,7における取手体4の押
し込み時に前方となる領域は、取手体4を引き出
し持ち上げて被運搬物を運搬する時に規制孔9,
9に係合して取手体4に対する被運搬物の移動を
規制する機体保持部となつている。
すなわち、図中8,8は上記ベース1に設けら
れた位置決め体で、これはベース1を切り起して
形成されており、上記係合凸部7,7の摺動方向
沿いにそれぞれ設けられている。そして、取手体
4をベースから引き出したときに、その位置決め
体8,8に係合凸部7,7が当接し、取手体4の
引出量を規制するようになつている。さらに図中
9はベース1に設けられた規制孔であり、上記位
置決め体8,8と同様に係合凸部7,7の摺動方
向沿いにそれぞれ設けられている。そして、この
規制孔9,9に上記位置決め体8,8にて位置決
めされた係合凸部7,7が挿脱自在に係合し、取
手体4の動きを規制するようになつている。
また、図中10,10は、取手体4の摺動路を
覆うカバーであり、これらカバー10,10の上
面には弾性体たとえば板ばね11,11がそれぞ
れ設けられており、取手体4の両端を常に付勢し
ている。
しかして、このように構成された運搬用の取手
を用いて被運搬物を運搬する際には、まず第2図
のごとくカバー10,10内に収納された取手体
4を握り部6を引張つてカバー10,10内から
被運搬物の外側へ引出す。すると、この引出し動
作に伴つて係合凸部7,7が位置決め体8,8へ
移動し、位置決め体8,8に当接する。この当接
により取手体4の引出量が規定され、さらに取手
体4の上方向はカバー10,10によつて規定さ
れるため、これ以上取手体4は引出されない。そ
して、係合凸部7,7は、位置決め体8,8に当
接するのと同時に板ばね11,11の弾性力によ
つて規制孔9,9に係合する。この状態を示すも
のが第3図で、取手体4の引き出しが完了する。
この状態では、係合凸部7,7は規制孔9,9に
確実に係合されており、取手体4に押戻そうとし
ても動かず、ロツクの状態となる。こののち、こ
の取手体4を持ち上げて被運搬物を運搬する。し
たがつて、複写機がたとえ斜めになつたとしても
係合凸部7,7が規制孔9,9と係合してささえ
ることになり安全に被運搬物を運搬することがで
きる。
そして、運搬後、取手体4をカバー10,10
内に収納する際には、まず取手体4の握り部6を
第4図で示すように矢印方向に力を加える。する
と取手体4が板ばね11,11の弾性力に抗し、
ガイド孔2,2を支点として、揺動し係合凸部
7,7が規制孔9,9から脱する。この状態を示
すものが第4図で、こののち、上記取手体4を引
出したのとは逆に取手体4を被運搬物の内側へ押
込み、取手体4をカバー10,10内に収納す
る。これにより取手体4の収納が完了する。この
状態では握り部6がベース1に係合し、取手体4
が必要以上に奥に入り込むことがない。この収納
状態を示すものが第2図である。
このように、取手体4はベース1から引出すと
いう簡単な作業で、使用時は位置決め体8,8に
よつて引出量が規制され、さらにこの引出量の位
置で係合凸部7,7と規制孔9,9との係合によ
つて取手体4の動きを規制し、そのうえこの係合
した係合凸部7,7には運搬時にかかる力、すな
わち握り部6を持ち上げたときにガイド孔2,2
を支点として取手体4に生じる揺動力が加わつて
いるため、係合凸部7,7と規制孔9,9との係
合にはロツク状態が形成され、そのロツク状態が
使用時において解除されることはない。よつて、
運搬時に取手体4が不意にベース1に押込められ
ることがなく、手指等を取手体4とベース1とに
はさまれるなどの事故を防止することができる。
しかも、上記係合凸部7,7と規制孔9,9と
の係合は、板ばね11,11、の弾性力により、
係合凸部7,7が位置決め体8に当接するのと同
時に係合凸部7,7を強制的に規制孔9,9に案
内して係合させるため、確実に係合凸部7,7が
規制孔9,9に係合させることができ、容易に上
記ロツク状態を形成することができる。
また、取手体4を必要としない場合、すなわち
取手体4を使用しないときには、取手体4を揺動
させることにより、容易に係合凸部7,7と規制
孔9,9とのロツク状態の係合が解除され、その
まま取手体4を押込むという簡単な作業で取手体
4を収納することができ、操作性に優れる。
さらに、取手体4の荷重のかかる部位、すなわ
ち係合凸部7,7は軸5を折曲して形成されてい
るため、軸5に溝とか孔とかを設ける必要性がな
く、軸5の強度上重要な問題となる切欠効果等が
ない。よつて、比較的径の小さい軸材で充分な強
度を得ることができる。
なお、この考案は上述した実施例に限定される
ものではない。たとえば、第5図ないし第8図に
示すようにしてもよい。すなわち、取手体20に
たとえばスプリングピンなどのピン材21を圧入
して、上述した実施例の引き出し制限部及び機体
保持部に相当する領域を有する係合凸部を形成
し、さらに第8図で示す一側に延出部23を備え
たほぼコ字形状のベース体27に支持部を形成す
るガイド孔24,24、位置決め体25、規制孔
26をそれぞれ形成する。そしてベース体27を
被運搬物のベース28の下部にたとえば溶接ある
いはねじ止めによつて一体的に固定して被運搬物
を形成し、ベース体27のガイド孔24,24に
上記取手体20を摺動自在に嵌挿する。そして、
取手体20を使用する際には、上記実施例と同様
に握り部(押し込み制限部)30をつかんで取手
体20を引出すことにより、係合凸部22が位置
決め体25に当接、そして板ばね29の弾性力に
よつて係合凸部22が規制孔26に係合され、取
手体20を規制する。また取手体20を使用しな
いときには、取手体20をガイド孔24を支点と
して揺動させて、係合凸部22と規制孔26との
係合を解除し、そのまま押込むことにより取手体
20が収納され、上記実施例と同様の効果を得る
ことができる。
以上説明したようにこの考案によれば、被運搬
物の機体に形成された支持部に引き出し制限部お
よび機体保持部としてのたとえば係合凸部と押し
込み制限部としてのたとえば握り部を備えた取手
体を摺動および揺動自在に嵌挿したので、取手体
を被運搬物から外側へ引出すことにより、係合凸
部が機体の位置決め体に当接して取手体の引出量
を規制するとともに、この位置決めされた位置で
係合凸部が規制孔に係合して取手体の動きが規制
され、この状態で運搬物を運搬し、また運搬を要
しないときには取手体を揺動して、係合凸部と規
制孔との係合を解除し、取手体をそのまま被運搬
物の内側へ押込んで握り部で規制される位置まで
収納するというように、引出す、押込むという簡
単な作業で取手体を必要に応じて使用することが
でき、しかも引出し時の取手体は係合凸部と規制
孔との係合、そのうえ運搬時に生じる力が取手体
を介して係合凸部に付加されて確実かつ強固に係
合し、運搬時においてその係合が解除されること
はない。よつて、被運搬物を確実に保持すること
ができ、しかも運搬時に不意に取手体が押込めら
れることがなく、手指等が取手体によつてはさま
れるなどの事故を防止することができ安全性に優
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
2図および第3図、第4図は同実施例による取手
体のそれぞれ異なる移動状態を示す側断面図、第
5図および第6図、第7図はこの考案の他の実施
例のそれぞれ異なる取手体の移動状態を示す側断
面図、第8図は同実施例にかかる要部を示す斜視
図である。 4……取手体、7,22……係合凸部(引き出
し制限部、機体保持部)、6,30……握り部
(押し込み制限部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 機体と当接して押込みが制限されるまで、前記
    機体の内側への水平押込み動作が可能なものであ
    つて、押込みが制限されるとき少なくとも操作用
    の把持部を残して前記機体内側へ収容され、且つ
    前記把持部を引出すことにて前記機体外側への水
    平引出し自在な運搬用の取手において、 前記水平引出し方向移動時に、前記機体に当接
    することにて、さらなる水平引出し動作を規制す
    る引出し制限部と、 この引出し制限部と前記機体とが当接した状態
    にあるとき、前記把持部に対して、前記引出し又
    は押込み方向に対し、略垂直方向である反重力方
    向に荷重が掛かると前記機体と係合し、前記機体
    の前記押込み方向への移動を規制するよう、少な
    くとも前記反重力方向と略平行方向に延在する機
    体保持部とを具備し、 それ自体剛性を有することを特徴とする運搬用
    の取手。
JP1985155411U 1985-10-11 1985-10-11 Expired JPH0313759Y2 (ja)

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JPS6192896U JPS6192896U (ja) 1986-06-16
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