JPH0313727Y2 - - Google Patents

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JPH0313727Y2
JPH0313727Y2 JP17195084U JP17195084U JPH0313727Y2 JP H0313727 Y2 JPH0313727 Y2 JP H0313727Y2 JP 17195084 U JP17195084 U JP 17195084U JP 17195084 U JP17195084 U JP 17195084U JP H0313727 Y2 JPH0313727 Y2 JP H0313727Y2
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JP
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gel
dimensional
transport path
electrophoresis
dimensional gel
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JP17195084U
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  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は電気泳動装置に関し、詳しくは二次
元電気泳動において一次元目のゲルを二次元目の
ゲルに移動させる移動構造に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、二次元電気泳動において、一次元目のゲ
ルを二次元目のゲルに移動させる操作は全て手作
業で行なわれていた。
しかし、この手作業では、一次元目のゲルの強
度が低く、また一次元目のゲルが自己保持力を欠
くため、一次元目のゲルを二次元目のゲルを挟持
する2枚のガラス板側に押し込む操作が煩らわし
く、さらに、二次元目のゲルに一次元目のゲルを
載置する際に、そのゲルの位置決めを正確に行う
ことが難しくため、泳動データの再現性の向上の
障害となつていた。
(ハ) 目的 この考案は以上の事情に鑑みなされたもので、
その主要な目的は、一次元目のゲルの二次元目の
ゲルへの移動を自動化して、その移動操作の簡便
化及び泳動データの再現性の向上を図ることにあ
る。
(ニ) 構成 この考案は電気泳動装置であつて、 一次元目のゲル泳動部の泳動管の一方端に一次
元目のゲルを流体によつて柱状のまゝで二次元目
のゲル泳動部に輸送しうるゲル輸送路を接続する
とともに、一次元目のゲル泳動部に前記泳動管内
の電気泳動終了後の一次元目のゲルを前記ゲル輸
送路に放出させる放出手段を設け、ゲル輸送路に
前記流体の供給手段を取付け、二次元目の泳動部
にゲル輸送路から放出された一次元目のゲルを支
持し二次元目の泳動部に設置された二次元目のゲ
ルの所定位置に移動させて載置するゲル移動手段
を設け、このゲル移動手段、前記供給手段及び放
出手段にそれらの作動を制御する制御手段を接続
したものである。
この考案は上記のごとく構成したので、泳動管
から放出された一次元目のゲルは、ゲル輸送路を
通り、ゲル移動手段によつて二次元目のゲルに載
置される。
(ホ) 実施例 以下に示す実施例に基づいてこの考案を詳述す
る。なお、これによつてこの考案が限定されるも
のではない。
第1図は電気泳動装置1のゲル輸送部の構成図
である。2は一次元目のゲル泳動部(図示しな
い)の泳動管で、その泳動開始側の端部に、泳動
管2内に空気を導入するための空気導入管3aが
接続されている。この導入管3aには送気手段3
bが取付けられており、これによつて放出手段4
が構成される。
泳動管2の他方端部には、泳動管2から押し出
された一次元目のゲル5を輸送するゲル輸送路6
が接続されている。この輸送路6は二次元目のゲ
ル泳動部(図示しない)の所定位置に設置された
二次元目のゲル7の泳動開始側上方を通るよう延
出されており、第1図X,Y間を除き丸管で形成
されている。さらに輸送路6には、その泳動管2
寄り及び二次元目のゲル7通過直後の部位に仕切
弁8及びセンサー(図示しない)付仕切弁9が介
設されている。これらの仕切弁8,9には、それ
ぞれ公知の弁開閉手段10,11が電気接続され
ている。
ゲル輸送路6のうち上記仕切弁8より泳動管2
側の部分は、それ以降の丸管部よりその内径が若
干太く形成され、その筒壁には対向して2つの開
口部13,14が設けられている。この一方の開
口部13には、送液パイプ15を介して送液ポン
プ16aと平衡化液タンク16bとを備えた平衡
化液送液部17が接続されている。他方の開口部
14は開閉弁(図示しない)によつて開閉可能に
開塞されている。上記送液部17とパイプ15と
によつて供給手段18が構成される。なお、平衡
化液としては、SDS及びβ−メルカプトエタノー
ルを含んだトリスアミノメタンなどが好ましい例
として挙げられる。また、ゲル輸送路6の内径
は、ゲル平衡化部12のそれを含めて、たとえば
一次元目のゲル5の外径が1.5mmφの場合、2.5〜
3.0mmφが適切である。
ゲル輸送路6の二次元目のゲル7上方の部位
(第1図X,Y間)は、第2図に示すように一対
の垂直対向壁19,19と、これら内にV字溝部
20を形成する一対の直角三角形21,21と、
これらの垂直面と上記対向壁19,19の対向面
との間に取付けられたバネ22とからなり、これ
らのバネによつてV字溝部20の底部が開閉可能
に構成されている。なお、この溝部20はU字型
でももちろんよい。また、V字溝部20外には、
第1図XにおけるV字溝部20の底部に割り込む
割込み円板(23、第3図参照)を垂直状態に保
持して上下又は左右に駆動させる駆動手段24が
設けられており、前記円板23には、その外周縁
の最下部及びこの部位からゲル輸送路6の上流側
に90゜をなす部位に、円板23外から供給される
空気を下方及び水平方向に吹き出す空気孔25,
26が設けられている。以上のV字溝部20、割
込み円板23及び駆動手段24によつてゲル移動
手段27が構成される。なお、駆動手段24は、
公知のラツク方式、チエーン方式などが用いられ
る。
28はプログラム可能な制御手段で、マイクロ
コンピユータで構成され、放出手段4、送液ポン
プ16、ゲル平衡化部12の開閉弁、弁開閉手段
10及び駆動手段27に電気接続されている。
次に上記装置1の作動を説明する。
まず、ゲル平衡化部12に平衡化液を満たして
おき、一次元目の電気泳動終了後に、泳動管2内
に空気を送り、その空気圧によつて泳動管2内か
ら一次元目のゲル5をゲル平衡化部12に押し出
す。そして、予め設定した平衡時間後、たとえば
30分経過後、いつたんゲル平衡化部12内の平衡
化液を外部に排出する。そして再び、送液ポンプ
16aを作動させてゲル平衡化部12を平衡化液
で満たした後に仕切弁8を開放作動させて、一次
元目のゲル5を平衡化液によつて移送する。この
際、前記のごとくゲル輸送路6の内径が設定され
ているため、一次元目のゲル5が折れ曲がること
はない。
そこで、一次元目のゲル5が第1図Xを通過し
て仕切弁9が近傍に達すると、そのセンサーがそ
のゲル5を感知して、仕切弁9を閉塞作動させる
とともに、送液ポンプ16aの作動を停止させ
る。次いで、駆動手段24が作動して、割込み円
板23を第3図に示すように、V字溝部20の底
部に割り込ませてその底部にすき間を形成させ
る。同時に、空気孔25,26から空気を吹き出
させて、一次元目のゲル5を二次元目のゲル7上
に落下させるとともに、落下した一次元目のゲル
5を二次元目のゲル7上面の所定位置に押し付け
固定させる。
以上のごとく一次元目のゲル5を二次元目のゲ
ル7上に人手を介することなく自動的に移送する
ことによつて、移送操作の簡便化・短時間化を図
ることができ、それによつて試料分析の省力化を
達成することができる。また、二次元目のゲル7
上への一次元目ゲル5の位置決めなど、各種操作
を正確にでき、それによつて泳動データの再現性
を向上させることができる。
なお、放出手段4は、実施例に限ることなく、
流体の加圧又は減圧もしくはテフロンなどの細い
棒で押し出すよう構成してもよい。
(ヘ) 効果 この考案は一次元目の電気泳動終了後の一次元
目のゲルを、二次元目のゲル泳動部に設置された
二次元目のゲル上面の所定位置に自動的に移送す
るよう構成したものであるから、一次元目のゲル
の移送操作が簡便化にでき、しかも、一次元目の
ゲルの二次元目のゲルへの位置決めが正確にで
き、それによつて泳動データの再現性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る電気泳動装置の一実施
例を示す構成説明図、第2図a,bはこのV字溝
部の平面図及びこのZ−Z断面図、第3図a,b
は割込み円板割り込み時における第2図相当図、
第4図は第3図の側面説明図である。 1……電気泳動装置、2……泳動管、4……放
出手段、5……一次元目のゲル、6……ゲル輸送
路、7……二次元目のゲル、18……供給手段、
27……ゲル移動手段、28……制御手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 一次元目のゲル泳動部と二次元目のゲル泳動
    部とから構成される電気泳動装置において、 一次元目のゲル泳動部の泳動管の一方端に一
    次元目のゲルを流体によつて柱状のまゝで二次
    元目のゲル泳動部に輸送しうるゲル輸送路を接
    続するとともに、一次元目のゲル泳動部に前記
    泳動管内の電気泳動終了後の一次元目のゲルを
    前記ゲル輸送路に放出させる放出手段を設け、
    ゲル輸送路に前記流体の供給手段を取付け、二
    次元目の泳動部にゲル輸送路から放出された一
    次元目のゲルを支持し二次元目の泳動部に設置
    された二次元目のゲルの所定位置に移動させて
    載置するゲル移動手段を設け、このゲル移動手
    段、前記供給手段及び放出手段にそれらの作動
    を制御する制御手段を接続したことを特徴とす
    る電気泳動装置。 2 放出手段が、液体の加圧又は減圧もしくは機
    械的押出手段から構成されてなる請求の範囲第
    1項記載の電気泳動装置。 3 供給手段より下流側のゲル輸送路に仕切弁が
    介設され、この仕切弁が制御手段によつて開閉
    作動されてなる請求の範囲第1項記載の電気泳
    動装置。
JP17195084U 1984-11-13 1984-11-13 Expired JPH0313727Y2 (ja)

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JPS6187354U JPS6187354U (ja) 1986-06-07
JPH0313727Y2 true JPH0313727Y2 (ja) 1991-03-28

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JP17195084U Expired JPH0313727Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

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JPH0816670B2 (ja) * 1991-03-29 1996-02-21 株式会社島津製作所 二次元電気泳動装置

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JPS6187354U (ja) 1986-06-07

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