JPH03136414A - 周波数シンセサイザ - Google Patents

周波数シンセサイザ

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JPH03136414A
JPH03136414A JP1273773A JP27377389A JPH03136414A JP H03136414 A JPH03136414 A JP H03136414A JP 1273773 A JP1273773 A JP 1273773A JP 27377389 A JP27377389 A JP 27377389A JP H03136414 A JPH03136414 A JP H03136414A
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JP
Japan
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frequency
switching
drift
drift amount
control voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP1273773A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Tarusawa
芳明 垂澤
Yasushi Yamao
泰 山尾
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、周波数切換を高速に行なえる周波数シンセサ
イザに関するものである。特に、回路の特性変化を生じ
ても常に高速の周波数切換を行うための補償回路を備え
た周波数シンセサイザに関するものである。
〔従来の技術〕
近年、無線通信の分野では、マルチチャネルアクセス方
式等の通信方式の採用とともに、無線装置の局部発振器
として使用するPLL#波数シンセサイザの高性能化の
要求が高まっている。特に、周波数切換時間の短縮が重
要な課題となっている。
従来、PLL周波数シンセサイザの周波数切換時間を短
縮するため、第8図に示す構成が提案されている。図中
の破線から上の部分は通常のPLL周波数シンセサイザ
であシ、電圧制御発根器(VCO)4、可変分周器5、
位相比較器1、ループフィルタ2と後述に説明する加算
器3から構成されている。第8図に示す構成は、例えば
特願昭63−218586号に記載されている。出力周
波数f。
は、可変分周器5の分周比をN1基準周波数を’ref
 とすれば、 fo  =  N  fref           
        *  拳 a  m (1)N:通常
は正の整数 となる。したがって、Nを変化させることにより、f 
o t” frefの整数倍で、自由に変化できる。高
い出力周波数帯で小さな周波数ステップで出力層、波数
を設定する場合、Nは非常に大きな数となる。
このため、PLLのループ利得が低下し、周波数切換時
間が非常に長くなるという問題点を生じる。
この問題点を解決するため、第8図の破線から下の部分
にD/A変換器6、A/D変換器7. D/A設定回路
8、分周比設定回路9から成るプリセット回路を備えて
いる。プリセット回路のD/A変換出力電圧■。^はP
LL回路の加算器3に接続されている。したがって、V
CO4の制御電圧Vcは、ループフィルタの出力電圧を
■、とすると V(= VDA+ V、           ・・・
・(2)となる。現在の周波数flに相当するVCO4
の制御電圧をVC1%切換後の周波数f1に相当するV
CO4の制御電圧をVc、とし、周波数データ畠による
周波数切換時にVDAをVclからVc。
に変化させれば、■Fを変化させずに周波数を切換られ
る。このようにすれば、PLLの過渡応答時間を極めて
短くできるので、周波数切換時間を大幅に改善できる。
このように希望周波数に相当するVCO4の制御電圧を
D/A変換器6から加えるため、D/A設定回路8があ
る。D / A設定回路8は第9図に示すように、■C
Oテーブル11、補償回路10、加算回路12、ラッチ
回路13からなる。vCOテーブル11は希望周波数に
相当するVCO4の制御電圧が格納されておシ、周波数
データが入力されるとVCO4の制御電圧を出力する。
VCO4の出力周波数と制御電圧の関係が温度変動等に
より変化した場合(以下VCO4の周波数ドリフトと呼
ぶ)、VCOテーブル11の内容に誤差を生じる。この
誤差を生じると、周波数切換時に正しい制御電圧が設定
されないため、PLL回路の過渡現象を小さくすること
ができず、周波数切換時間を十分に短縮できない。この
ような制御電圧の誤差を小さくするために補償回路10
を設けである。この補償回路10は従来次のような動作
で誤差の補償を行っていた。
VCO4に周波数ドリフトを生じた場合の補償回路の動
作を第10図を使用して説明すると以下のようになる。
第10図において、太線はVCOテーブル11に格納さ
れている特性、細線は周波数ドリフトを生じた時の特性
を示す。切換前の周波数f1における制御電圧をVcl
、切換後の周波数f!における制御電圧をVC,とする
とき、ドリフ)KよJ)ft、foに対する制御電圧が
vds、vdz だけ変化したとする。 周波数切換前
におけh )’ リフ )Vd、h PLL 回路に!
D(’dt)だけ補償され、出力周波数はf、に保たれ
ている。
周波数切換のためにvCOテーブル11かうVc雪をそ
のまま設定するとVd2−vds だけ制御電圧が不足
することになシ、周波数切換時にPLLはこの不足を補
償するため過渡現象を生じ、周波数切換時間が長くなる
。そこで補償回路10はVd2−■d1をVc、に加算
し、その加算結果をD/A変換器6に加えるようにする
。第8回に示したA/D変換器7はVd1を求めるため
に設けられている。さらに、補償回路10は、fl、f
ts■dlなる入力情報からVd2を正確に予測できな
くてはならない。
従来の補償回路の動作を第11図に示す。
(D  flSfz トA/ D変m器70測定結果V
ADを入力する(ステップ21)。
■ flに相当するVclをVCOテーブル11から求
める(ステップ22)。
■ Vc1 とVADO差をVd1とする(ステップ2
3)。
■ 予め記憶しである1!IJ御電圧の変化と周波数ド
リフトの関係から−、Vd、  に相当する周波数変化
量Δfをもとめる(ステップ24)。
■ f2に相当するVc2  をVCOテーブル11か
ら求める(ステップ25)。
■ ΔfとVClから■と逆の手順でVd2をもとめる
(ステップ26)。
■ ■dz−■dtを出力する(ステップ27)。
〔発明が解決しようとする課題〕
VCO4の周波数ドリフトが小さい場合、Δfは出力周
波数範囲でほぼ一定と考えられる。しかし、周囲の温度
変動が大きく、周波数ドリフトが著しい場合、Δfは出
力周波数によって変化するようになる。このため、従来
の補償回路は十分な補償ができずに、周波数切換時間を
十分に短縮できなくなる。
〔課題を解決するための手段〕
このような課題を解決するために本発明は、電圧制御発
振器と、この電圧制御発振器の出力信号を分周する可変
分周器と、この可変分周器の出力信号と基準信号の位相
差を検出する位相比較器と、この位相比較器の出力電圧
を入力とするループフィルタと、D/A変換器と、この
D/A変換器の出力電圧と前記ループフィルタの出力電
圧とを加算し加算結果を前記電圧制御発振器の制御電圧
として加える加算器と、この加算器の出力電圧を入力と
するA/D変換器と、ドリフト補償用の補償回路を有す
るD/A設定回路とを備え、補償回路は、切替前の周波
数とA / D変換器の出力データから取得した切替前
の周波数における制御電圧のドリフト量である切替前ド
リフト量と次に設定すべき切替後の周波数とを入力し、
切替前の周波数と切替後の周波数と切替前ドリフト量を
変数とする前件部と、切替後の周波数における制御電圧
のドリフト量である切替後ドリフト量を切替前の周波数
と切替後の周波数と切替前ドリフト量との線形結合によ
り求める後件部とを有するファジィ推論ルールにより切
替後ドリフト量を求め、切替後ドリフト量から切替前ド
リフト量を引いたドリフト量である差分ドリフト量を出
力し、D/A設定回路は、制御電圧のドリフトの生じて
いない場合の切替後の周波数に相当する制御電圧に差分
ドリフト量を加算した結果をD/A変換器の入力データ
とするようにしたものである。
また、上記発明において、切替後の周波数を設定した後
に切替後の周波数に相当する制御電圧のドリフト量をA
/D変換器により測定し、この測定したトリアド量と補
償回路で演算した切替後ドリフト量との差を最小にする
ようにファジィ推論の後件部の切替前の周波数、切替後
の周波数、切替前ドリフト量に係わる係数を修正する後
件部同定回路を補償回路に付加するようにしたものであ
る。
〔作 用〕
本発明による周波数シンセサイザにおいては、電圧制御
発振器の周波数制御特性が温度変動等により変化しても
常に高速の周波数切替を行なえる。
〔実施例〕
本発明の周波数シンセサイザは、VCOの周波数ドリフ
トにともなう制御電圧のドリフトをファジィ推論法によ
り求める補償回路を有している。
これに対して、従来の補償回路は周波数ドリフト量Δf
がVCOの制御電圧に関わらず一定として、制御電圧の
ドリフト量を求めておシ、この点が本発明の技術と異な
る。
第1の実施例 本発明による周波数シンセサイザの第1の実施例の補償
回路の動作を第2図に示すような手順で行うことによυ
、正しい制御電圧をVCO4(第8図参照)に加え、周
波数切換時間の高速化を図る。
■ fl s ftとA/D変換器の測定結果VADを
入力する(ステップ31)。
■ flに相当するVCIを■COテーブルから求める
(ステップ32)。
■ ■c1 とVADの差をvdzとする(ステップ3
3)。
■ fs、fzと■d1からファジィ推論ルールの前件
部に対する適合度ωを求める(ステップ34)。
■ ωからファジィ推論ルールの後件部の値を求める(
ステップ35)。
■ 後件部の値の重み付平均を求め、その結果を切換後
の周波数f2における制御電圧のドリフト量■d、とす
る(ステップ36)。
■ vdz  ”d+を出力する(ステップ37)。
本実施例で行うファジィ推論の具体的内容を以下に示す
vd!を求める問題は、第3図に示すようにfl、ft
とvdzをそれぞれ変数x1、x2、x3、yに対応さ
せるとき、入力と出力の関係は下記の(3)式のよりな
°if (前件) then (後件)”型のファジィ
推論ルールで表せる。
R’ : 1fzl is AH’ 、X2 is A
2’ 、x31s Astheny−ao +al X
1+a2’Xz+a3 xs・・・・(3) ここで” (1=1 、2 、3.ass n)はi番
目のルール、A−〜A−はファジィ変数、yiはi番目
のルールが主張する出力値、aG’〜a3′  は正の
実数(後件部係数)である。このようなルールで第3図
のブラックボックスを表した場合、ある入力xhX2 
、X3による出力yは ω’=At’ (xt)At’ (xz)As’ (X
3)   ・・・・(5)のような重み付平均として表
せる。ここでyは)”= ao’ + at’ x、+
 at’ X2 + as’ x3のように、(3)式
の後件部にXi 、X2、X3を代入して求めた値であ
り、As’(xt)〜As’(X3)はファジィ変数A
11〜A3’のメンバシップ関数を意味する。またω1
はi番目のルールに対する適合度を意味する。
本実施例で使用するファジィ変数A!〜Am 1はam
all、mid、 bigの3s類とし、それぞれのメ
ンバシップ関数amall(x)、m1d(x)、bi
g(x)は第4図のような三角型とする。Xとしては■
d1、fl、ftなる値が代入されるが、これらの値は
すべてO〜1の区間に正規化した後にメンバシップ値を
求める。前件部構造は第5図(a)〜(c)に示すよう
なファジィ分割に基づいて決定する。
このようにして作成したファジィ推論ルールは、以下に
示す2フルールである。
―  N  ■  NNNNNN    NNN   
〜  u  〜  6 〜 6@+−t  4N  I
H−駒 −’M  ’H’hl   ’H−%@  −
’T−I  Q−1’1−I  Q−−一一一一一一一
一一一一一一一一一一一1−−−− ← ← −−に 
1− に − −に −−−師−ζ−−り一  〜−〜
−−に 呻−〜−’?−1!   4I−1’1−I   11
−1   ’N   吟→〜−M−+   ?   Q
−111m   ?   〜−Q−1  11−1以上
のような手順により切換後の周波数f2に相当する制御
電圧のドリフト量Vd2を求めることができる。このよ
うな手順を実行するための補償回路の構成例を第1図に
示す。入力としてはfl、f、とヤ勺変換器7(第8図
参照)からの測定結果VADである。
vCOテーブル11は第9図のD/A設定回路における
vCOテーブルと同一のテーブルであシ、flに相当す
る制御電圧Yesを出力する。減算回路15はVADと
VCOテーブルの出力vcIの差を演算し、演算結果を
flにおける制御電圧のドリフト量Vd4として出力す
る。前件部演算回路17は前記各ルールに相当する適合
度ω1を求める。後件部演算回路16は前記各ルールの
主張する出力値を求める。重み付平均回路18は(4)
式に相当する演算を行い、その結果を切換後の周波数f
2に相当する制御電圧のドリフト量vd、として出力す
る。最後に減算回路19はVdI−Vdlを演算して、
その結果を補償回路10(第8図参照)の出力値とする
。なお、後件係数aは第30夾施例に述べる方法により
予め求め、その値を後件部演算回路16に格納しておく
第2の実施例 本実施例における周波数シンセサイザの補償回路は、第
1の実施例のファジィ推論ルールの後件部構造を変更し
たものである。第1の実施例の後件部構造において後件
部係数(aos 、 alt、 、、l、asl)は、
第1図に示した補償回路の後件部演算回路16に格納さ
れている。極端に短い周波数切換時間を要求しない時、
Vd2 の演算精度を少し低下させてもよい場合がある
。このような場合に、後件部係数の数を減らすことによ
り、後件部演算回路16内のメモリを節約できる。また
その演算速度を高速化できる。そこで第2の実施例では
、ファジィ推論の後件部構造を下記のようにした。
if Vd> is 5rHall、 fl is s
mall、 fz is small then Vd
z =ag +a3fzif Vdl is smal
l、 fl is small、 fz is mid
 then Vdz −ao +as f2if Vd
l is 5ylall、 fJis small、 
flis  big th6n Vd2−ao +a、
 fzifVdt is small、 flis m
id、 fz is small then Vd2−
a6 la3 fzif Vd1is small、f
l is mid、 fz is mid then 
Vdt−ao +as f2ifVd1i11smal
l、fl is mid、 f+ is  blg t
hen vd2’=aO’+a3’f2if Vd1i
s small、fl is big、 b is s
mall then Vdz −ao +as f2I
f Vdt 5s amall、 f+ jslf V
dl1s amall、 f+ isbag r fz
 is mid then vd7−、s +as” 
fsbig、 fs ia  big then Vd
7 町6” la7 fzif Vdl is  mi
d。
11Vds f mid。
if Vds is  mid。
if Vd百s mid。
if Vds is  mid 。
if VdI is  mid。
If VdI is  mjd。
if VdI is  mid。
if VdI is  mi d 。
If vd、 1B  b Ig r If Vcb is  blg。
if VdI is  big。
if Vd> is  blg。
if Vd1is  b ig r If Vd1is  btg。
if VdI ks  big。
1fVd+is  big。
1fVd1 ill  b tg 1 f+ is amall、 ft is small 
then Vdt”−a(1”+as”f*f+ is
 small、 fx is mid than Vd
7’=a6”+as”1sfl is amall、 
fz is big then Vdl”−a6”+a
s”f*f+ is  mid 、 fs Is sm
all then Vdt”ao”+as”fwf百s
  mid、f21s mid then VcR’x
a614+as”fzflis  mid、 fs i
s  big then Vdz”=ao”+as′5
f2fr is  big+ fz 1s small
 than Vdj’−a6”十a、”fzf+ la
   big、 flis  mid  then V
d217x16”十a3”ftflis  blg、f
t1s big thenVd♂−aoIS+ a、”
fzflis small 、 flis gmal 
1 then Vdj”−ao”+as”ftfx i
a amalL fs is  mid then v
dn’−ao″十a320゜f+ is small、
 h is  big then Vd!′’−ao”
十as”f2f+ is mid 、 flis sm
allthen Vd?ma6”+@:”12fx i
s  mid、fs is mid then Vd7
’=a6”+a3当2f1is  mid、 fz i
s  big then VdI′’−a6”+as”
ftflis  blg、 ft 1m small 
then VdI−io”la3”ftflis  b
ig、 ft is mid then VdJ’−m
e″+as!6f!fats  big+ft1s  
big thenVd!2’−io’+as″f2以上
のよう麦後件部構造にすることにより、後件部係数の数
は54個となシ、第1の実施例の場合の108個に比べ
半減する。したがって、後件部演算回路16のメモリを
節約でき、しかも演算速度の高速化を図れる。
第3の実施例 第3の実施例における周波数シンセサイザの補償回路は
、切換後の周波数f2に相当する制御電圧のドリフト量
Vchを第6図に示すような手順により求める。この手
順の前半(ステップ41〜47)は第2図の手順と同様
であり、後半は第6図に示すように、演算により求めた
Vd、と周波数切換後にA / D変換器7により実測
しfc Vd2’の誤差が許容値以上になった場合に、
ファジィ推論の後件部係数aiを修正するものである(
ステップ48〜50)。後件部係数の修正方法を以下に
示す。ファジィ推論ルールは第1の実施例のルールを一
例として使用するが、第2の実施例のルールを使用して
も同様に有効である。入力Vd1、fs、hに対する出
力vdzは、(3) 〜(5>式! !!7となる。
ただし 次に とすると、yは y”as宜ZQ  +al’Zl  + ag’Z3 
 +  83’ z3  +aQ”z4  +al”z
5が +@、 Z@ +a3Z7 + II @ @  a3
 zloll−・(9) となる。(9)式は2を変数とし、aをパラメータとす
る線形式である。し念がって、既知の入力にたいする2
と既知の出力yからaを求めることができる。aは以下
に示す最小2乗法にょシ求められる。ある入力(vci
l、 ft、 r! )s  に対する(20、ZI%
Zl°” ZI081i  と出力yIをと表すことに
する。aは108個あるので、最小2乗法で求めるため
には最低108個の入力と出力の組みが必要となる。し
たがって、lを1からN(N≧108)とし、(10)
式のように入力と出力を表記すると、最小2乗法は下記
のようになる。
、4=(Z  Z)  Z y   ・  ・・・・ 
(11)ここで、 である。なおZ はZの転置行列、Z  はZの逆行列
を示す。
(11)式を実行することにより後件部の係数Aを求め
ることができる。第1の実施例の場合、Aは予め外部で
実行して求めておき、その結果t−後件部演算回路のメ
モリに格納しておく。これに対して、本実施例は、ファ
ジィ推論による演算結果の出力値と実測値に誤差を生じ
た場合に、実測値から求めた入力と出力の一対の組み(
xl、yI)を新しくZに加え、(11)式を実行する
。さらに、新たに求めたAを後件部の係数として使用す
る。
このような手順を繰り返すことにより、Aはより確から
しい値となり、補償枦1路10の出力値はより高精度と
なる。したがって、周波数切換時により正確なデータが
D/A変換器6に設定されるので、周波数切換t−極め
て高速で行うことができる。
以上のように、補償回路10の演算値と実行値に誤差を
生じた場合には(11)式を実行することになるが、(
11)式は逆行列の計算を必要とするので、小型回路で
これを高速に実現することは困難である。この様な場合
には、逐次最小2乗法を使用すると効果的である。逐次
最小2乗法はN個の入出力の組みから求めたANとN−
1個の入出力の組みから求めた’N−1を下記のような
漸化式%式%(12) (13) ただし、 PN: 108行×108列の正方行列ρ : 忘却係
数 (0〈ρ≦1) 以上のような手順で後件部の変数Aを変更すれば、補償
回路10の出力値の高精度化が(11)式と同様に図れ
る。さらにρは忘却係数と呼ばれる係数であL’香目に
入力した’Iq yIの重みを決定する。ρを1以下の
数に選ぶことにより、VCO4の周波数ドリフトの特性
が経年変化等により変化した場合も、(12)式、(1
3)式を実行することにより常に正確なAを求めること
ができる。
このようガ手順を実行するための補償回路10の構成例
を第7図に示す。この構成例は第1の実施例で示した第
1図の構成例にAを演算するための後件部同定回路20
を付加している。後件部同定回路20は、演算結果のV
d、とA/D変換器7からの実測値から求めたvd、l
 に誤差を生じると、前件部演算回路1Tの出力である
適合度ωとVdzとを入力して(11)式または(12
)式、(13)式を演算して、その結果であるAを後件
部演算回路に設定する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、制御電圧のドリフトの生
じていない場合の切替後の周波数に相当する制衡電圧に
差分ドリフトIを加算した結果をD/A変換器の入力デ
ータとすることにより、あるいは、測定したドリフト量
と補償回路で演算した切替後ドリフト量との差を最小に
するようにファジィ推論の後件部の切替前の周波数、切
替後の周波数、切替前ドリフト量に係わる係数を修正す
ることにより、周波数制御特性の変動を差分ドリフト量
により直ちに修正できるので、vCOの周波数制御特性
が温度変動等により変化しても常に高速の周波数切換を
行なえる。また、長い年数に渡り本周波数シンセサイザ
を使用した場合に、VCOの周波数制御特性に変動を生
じることがあるが、同様に高速の周波数切換を行なえる
。また、このことは特性の異なるvCOを使用しても、
本構成の周波数シンセサイザは自己修正できるので、無
調整で高速の周波数切換が可能である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による周波数シンセサイザの第1の実施
例の補償回路を示す系統図、第2図は第1の実施例の動
作を説明するためのフローチャート、第3図は切替後ド
リフト量を求めるブラックボックスを示す機能図、第4
図はメンバシップ関数を示す特性図、第5図は入力のフ
ァジィ分割の説明図、第6図は第3の実施例の動作を説
明するためのフローチャート、第7図は第3の実施例の
補償回路を示す系統図、第8図は周波数シンセサイザの
説明図、第9図はD/A設定回路の説明図、第10図は
電圧制御発根器の周波数ドリフトの説明図、第11図は
従来の補償回路の動作を説明するための70−チャート
である。 1・・・・位相比較器、2・・・・ループフィルタ、3
・・・・加算器、4・・・・電圧制御発振器(vCO)
、5・・・・可変分周器、6・・・・D/A変換器、T
・・・・A/D変換器、8・・・・D/A設定回路、9
・・・・分周比設定回路、10・・・・補償回路、11
・・・・vCOテーブル、12・・・・加算回路、13
拳・・・ラッチ回路、14・・・・ブラックボックス、
15.19・・・・城算回路、16・・・・後件部演算
回路、17・・・・前件部演算回路、18Φ・・・重み
付き平均回路、20・・・・後件部同定回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電圧制御発振器と、この電圧制御発振器の出力信
    号を分周する可変分周器と、この可変分周器の出力信号
    と基準信号の位相差を検出する位相比較器と、この位相
    比較器の出力電圧を入力とするループフィルタと、D/
    A変換器と、このD/A変換器の出力電圧と前記ループ
    フィルタの出力電圧とを加算し加算結果を前記電圧制御
    発振器の制御電圧として加える加算器と、この加算器の
    出力電圧を入力とするA/D変換器と、ドリフト補償用
    の補償回路を有するD/A設定回路とを備え、前記補償
    回路は、切替前の周波数と前記A/D変換器の出力デー
    タから取得した前記切替前の周波数における前記制御電
    圧のドリフト量である切替前ドリフト量と次に設定すべ
    き切替後の周波数とを入力し、前記切替前の周波数と前
    記切替後の周波数と前記切替前ドリフト量を変数とする
    前件部と、前記切替後の周波数における制御電圧のドリ
    フト量である切替後ドリフト量を前記切替前の周波数と
    切替後の周波数と切替前ドリフト量との線形結合により
    求める後件部とを有するファジィ推論ルールにより前記
    切替後ドリフト量を求め、切替後ドリフト量から切替前
    ドリフト量を引いたドリフト量である差分ドリフト量を
    出力し、前記D/A設定回路は、前記制御電圧のドリフ
    トの生じていない場合の前記切替後の周波数に相当する
    制御電圧に前記差分ドリフト量を加算した結果を前記D
    /A変換器の入力データとすることを特徴とする周波数
    シンセサイザ。
  2. (2)請求項1において、切替後の周波数を設定した後
    に前記切替後の周波数に相当する制御電圧のドリフト量
    をA/D変換器により測定し、この測定したドリフト量
    と補償回路で演算した切替後ドリフト量との差を最小に
    するようにファジィ推論の後件部の切替前の周波数、切
    替後の周波数、切替前ドリフト量に係わる係数を修正す
    る後件部同定回路を前記補償回路に付加したことを特徴
    とする周波数シンセサイザ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0536464A2 (en) * 1991-10-10 1993-04-14 Nec Corporation SONET DS-N desynchronizer
WO2017177585A1 (zh) * 2016-04-13 2017-10-19 中兴通讯股份有限公司 同步旋转坐标系锁相环及其测试方法、装置

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