JPH0313617Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0313617Y2 JPH0313617Y2 JP1985056587U JP5658785U JPH0313617Y2 JP H0313617 Y2 JPH0313617 Y2 JP H0313617Y2 JP 1985056587 U JP1985056587 U JP 1985056587U JP 5658785 U JP5658785 U JP 5658785U JP H0313617 Y2 JPH0313617 Y2 JP H0313617Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flanges
- outer ring
- ring
- center
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 2
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Landscapes
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、例えばデイーゼルエンジン等の車
両用エンジンのコネクテイングロツドに使用する
軸受の改良に関するものである。
両用エンジンのコネクテイングロツドに使用する
軸受の改良に関するものである。
[従来の技術]
従来、例えば第3図のように車両用エンジンの
コネクテイングロツド30にはメタル軸受32が
使用されることが多い。31はクランクシヤフト
である。
コネクテイングロツド30にはメタル軸受32が
使用されることが多い。31はクランクシヤフト
である。
[考案が解決しようとする問題点]
一般に、車両用エンジンのコネクテイングロツ
ドにおいては、潤滑条件が悪く、そのため第3図
のような従来構造においては、特に回転初期にメ
タル軸受の滑り部に潤滑剤が供給されにくく、発
熱、摩耗の原因となる。
ドにおいては、潤滑条件が悪く、そのため第3図
のような従来構造においては、特に回転初期にメ
タル軸受の滑り部に潤滑剤が供給されにくく、発
熱、摩耗の原因となる。
また、例えば車両用エンジンのコネクテイング
ロツドにおける軸受部の回りの雰囲気温度は非常
に高く、軸受は耐熱性を必要とするため、メタル
軸受よりころがり軸受を使用することが考えられ
ているが、この構造とすれば摩耗の点でメタル軸
受よりも有利であるがそれでも潤滑性が問題とな
る。
ロツドにおける軸受部の回りの雰囲気温度は非常
に高く、軸受は耐熱性を必要とするため、メタル
軸受よりころがり軸受を使用することが考えられ
ているが、この構造とすれば摩耗の点でメタル軸
受よりも有利であるがそれでも潤滑性が問題とな
る。
[問題点を解決するための手段]
この考案は従来構造の問題を、両端及び中央部
に円筒ころ案内用の鍔2,3,4を有しかつ各鍔
2,3,4にころ転動用軌道5,6を形成した外
輪1の前記両軌道5,6に複列の円筒ころ7,8
を配列するとともに、前記外輪1の中央鍔4の内
径側に該鍔4の幅aよりもわずかに大きい幅bを
有する潤滑性能を備えた例えばグラフアイト等よ
りなるリング9を浮動状態に挿入し、軸受の回転
初期時、各円筒ころ7,8を外輪1の両端鍔2,
3及びリング9のみで案内するとともに、リング
摩耗時に各円筒ころを外輪の両端鍔及び中央鍔に
て案内するようにしてなる総ころ形式の複列円筒
ころ軸受の構成により解決するものである。
に円筒ころ案内用の鍔2,3,4を有しかつ各鍔
2,3,4にころ転動用軌道5,6を形成した外
輪1の前記両軌道5,6に複列の円筒ころ7,8
を配列するとともに、前記外輪1の中央鍔4の内
径側に該鍔4の幅aよりもわずかに大きい幅bを
有する潤滑性能を備えた例えばグラフアイト等よ
りなるリング9を浮動状態に挿入し、軸受の回転
初期時、各円筒ころ7,8を外輪1の両端鍔2,
3及びリング9のみで案内するとともに、リング
摩耗時に各円筒ころを外輪の両端鍔及び中央鍔に
て案内するようにしてなる総ころ形式の複列円筒
ころ軸受の構成により解決するものである。
[作用]
円筒ころ7,8を、軸受の回転初期から一定期
間まで外輪1の両端鍔2,3と潤滑性能を備えた
リング9のみで案内し、リング9が摩耗してきた
場合に、中央鍔4が円筒ころ7,8を案内する。
間まで外輪1の両端鍔2,3と潤滑性能を備えた
リング9のみで案内し、リング9が摩耗してきた
場合に、中央鍔4が円筒ころ7,8を案内する。
[実施例]
この考案の実施例を第1図および第2図にもと
づいて説明する。1は外輪で、両端と中央にそれ
ぞれ円筒ころ案内用の鍔2,3,4が設けられ、
両端鍔2,3と中央鍔4間には円筒ころが転動す
るための軌道5,6が形成されている。この両軌
道5,6上には、それぞれ複数の円筒ころ7,8
が総ころ形式にて配列されている。この円筒ころ
7,8は耐熱性という点でセラミツクスから形成
されるのが好ましい。また、前記外輪1の中央鍔
4の内径部には内径面4aの直径よりわずかに小
さい外径を有するリング9が浮動状態に挿入され
ている。このリング9は潤滑性能を備えるため、
例えばグラフアイト等にて形成される。また前記
リング9の軸方向幅bは外輪1の中央鍔4の軸方
向幅aよりもわずかに大きくされており、この結
果、外輪1の両端鍔2,3と各円筒ころ7,8と
リング9との間で形成される軸方向すきまS1
と、外輪1の両端鍔2,3と各円筒ころ7,8と
外輪1の中央鍔4との間で形成される軸方向すき
まS2とは、S1<S2の関係となる。従つて、
軸受の回転初期から一定期間は、各円筒ころ7,
8は外輪1の両端鍔2,3とリング9とで案内さ
れながら、外輪1の両軌道5,6上を回転させら
れる。そして軸受回転の一定期間後前記リング9
が摩耗してきた場合、軸受回転に支障を起こさな
いように円筒ころ7,8は外輪1の両端鍔7,8
と中央鍔4との間で回転案内される。このため外
輪1の中央鍔4と各円筒ころ7,8間のすきま
は、軸受性能上、悪影響を及ぼさない程度に維持
されていることはもちろんである。
づいて説明する。1は外輪で、両端と中央にそれ
ぞれ円筒ころ案内用の鍔2,3,4が設けられ、
両端鍔2,3と中央鍔4間には円筒ころが転動す
るための軌道5,6が形成されている。この両軌
道5,6上には、それぞれ複数の円筒ころ7,8
が総ころ形式にて配列されている。この円筒ころ
7,8は耐熱性という点でセラミツクスから形成
されるのが好ましい。また、前記外輪1の中央鍔
4の内径部には内径面4aの直径よりわずかに小
さい外径を有するリング9が浮動状態に挿入され
ている。このリング9は潤滑性能を備えるため、
例えばグラフアイト等にて形成される。また前記
リング9の軸方向幅bは外輪1の中央鍔4の軸方
向幅aよりもわずかに大きくされており、この結
果、外輪1の両端鍔2,3と各円筒ころ7,8と
リング9との間で形成される軸方向すきまS1
と、外輪1の両端鍔2,3と各円筒ころ7,8と
外輪1の中央鍔4との間で形成される軸方向すき
まS2とは、S1<S2の関係となる。従つて、
軸受の回転初期から一定期間は、各円筒ころ7,
8は外輪1の両端鍔2,3とリング9とで案内さ
れながら、外輪1の両軌道5,6上を回転させら
れる。そして軸受回転の一定期間後前記リング9
が摩耗してきた場合、軸受回転に支障を起こさな
いように円筒ころ7,8は外輪1の両端鍔7,8
と中央鍔4との間で回転案内される。このため外
輪1の中央鍔4と各円筒ころ7,8間のすきま
は、軸受性能上、悪影響を及ぼさない程度に維持
されていることはもちろんである。
尚、外輪1の外周面の両端部には円周突起1
a,1bが設けられ、かつ該突起1a,1bには
180゜対向位置にキー溝10,11,12,13が
形成されている。このキー溝は図示しないキーに
より外輪1を相手部材例えばコネクテイングロツ
ド14に固定するためのものである。さらに外輪
1とリング9は特に図示しないがコネクテイング
ロツド14に使用される場合、組込み上、180゜対
向位置で2分割されていることはもちろんであ
る。
a,1bが設けられ、かつ該突起1a,1bには
180゜対向位置にキー溝10,11,12,13が
形成されている。このキー溝は図示しないキーに
より外輪1を相手部材例えばコネクテイングロツ
ド14に固定するためのものである。さらに外輪
1とリング9は特に図示しないがコネクテイング
ロツド14に使用される場合、組込み上、180゜対
向位置で2分割されていることはもちろんであ
る。
[効果]
この考案は、潤滑性能を有するリングにて円筒
ころを案内するようにしたため、潤滑条件、特に
軸受回転初期の潤滑条件が悪い個所においても、
リングの摩耗紛が潤滑剤として作用し潤滑が十分
に行われ、軸受の発熱、焼付き等が防止できる。
ころを案内するようにしたため、潤滑条件、特に
軸受回転初期の潤滑条件が悪い個所においても、
リングの摩耗紛が潤滑剤として作用し潤滑が十分
に行われ、軸受の発熱、焼付き等が防止できる。
第1図はこの考案の実施例の縦断面図、第2図
は、第1図の要部拡大図、第3図は従来構造の縦
断面図である。 1…外輪、2,3…両端鍔、4…中央鍔、5,
6…軌道、7,8…円筒ころ、9…リング。
は、第1図の要部拡大図、第3図は従来構造の縦
断面図である。 1…外輪、2,3…両端鍔、4…中央鍔、5,
6…軌道、7,8…円筒ころ、9…リング。
Claims (1)
- 両端及び中央部に円筒ころ案内用の鍔を有しか
つ各鍔間にころ転動用軌道を形成した外輪の前記
両軌道に複数の円筒ころを配列するとともに、前
記外輪の中央鍔の内径側に該鍔の幅よりもわずか
に大きい幅を有する潤滑性能を備えたリングを浮
動状態に挿入し、軸受の回転初期時、各円筒ころ
を外輪の両端鍔及びリングのみで案内するととも
に、リング摩耗時に各円筒ころを外輪の両端鍔及
び中央鍔にて案内するようにしてなる総ころ形式
の複列円筒ころ軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985056587U JPH0313617Y2 (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985056587U JPH0313617Y2 (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61172217U JPS61172217U (ja) | 1986-10-25 |
JPH0313617Y2 true JPH0313617Y2 (ja) | 1991-03-28 |
Family
ID=30580325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985056587U Expired JPH0313617Y2 (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0313617Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4936998U (ja) * | 1972-06-27 | 1974-04-01 |
-
1985
- 1985-04-15 JP JP1985056587U patent/JPH0313617Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4936998U (ja) * | 1972-06-27 | 1974-04-01 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61172217U (ja) | 1986-10-25 |
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