JPH03135764A - 溶鋼の迅速分析方法 - Google Patents

溶鋼の迅速分析方法

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JPH03135764A
JPH03135764A JP1274564A JP27456489A JPH03135764A JP H03135764 A JPH03135764 A JP H03135764A JP 1274564 A JP1274564 A JP 1274564A JP 27456489 A JP27456489 A JP 27456489A JP H03135764 A JPH03135764 A JP H03135764A
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JP
Japan
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molten steel
components
carbon
sulfur
oxide
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Application number
JP1274564A
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English (en)
Inventor
Takanori Akiyoshi
孝則 秋吉
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、溶鋼組成の分析に関連し、溶鋼を冷却凝固
させた個体試料を経ることなく、溶鋼そのままの試料を
、迅速に且つ多成分を同時に、分析する方法に関する。
[従来の技術] 製鉄の過程で品質管理のための迅速分析法として最も広
く用いられているのは、個体試料発光分光分析法である
が、この方法は、溶銑或は溶鋼(以下、溶鋼と称する)
を−旦冷却固化して個体試料とした後、気送管で分析室
まで送りここで分析が行われる。この場合、分析用の試
料採取時間も含めると結果が得られるまでに十分以上の
時間を要するので、最近の短時間化しつつある精練では
更に迅速な分析技術への要求が強い。
この要求に対し、分析試料を固化することなく溶鋼の状
態で直接分析することが検討されている、これらの試み
には、溶鋼を発光させスペクトルを解析する方法や、溶
鋼中にArガスを吹き込み溶鋼を微粒子にし分析装置ま
で搬送して分析する方法等があった。溶鋼を発光させる
方法では溶鋼成分を励起するため、電極を用いて溶鋼と
電極との間にスパークを発生させたり、或は溶鋼にレー
ザービームを照射したりするが、これらの装置或はレー
ザー源及び溶tR測定面を高温の炉内でコントロールす
ることが、エンジニアリング上極めて困難で実用化され
ていない、より実用性のある方法として提案されたのが
、溶鋼を微粒子にして搬送する方法であり、分析装置と
してはプラズマ発光分光分析装置などを用いるが、搬送
される微粒子の量が少なく分析感度が不足する。
これらの方法の欠点を補う方法として考えられたのが、
ハロゲン化物搬送分析法で、この方法では、溶鋼中に塩
素や塩酸等の反応性ハロゲン化合物を吹き込んで溶鋼中
成分をハロゲン化物に変換し、これらのハロゲン化物を
キャリアーガスで分析装置まで搬送する(例えば、特開
昭61−292055号公報〉。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、ハロゲン化物搬送法では、金属成分につ
いてはハロゲン化物の生成エネルギーが大きく、蒸気圧
が大きいので搬送される量も多く有効であるが、ハロゲ
ン化物の生成エネルギーが小さい炭素や硫黄については
、生成量が少なく測定することができないと言う問題が
残されている。
この問題を解消するためにこの発明は行われたもので、
鋼中の重要成分でもある炭素や硫黄も金属成分の測定と
同様に且つ同時に分析出来る方法の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段及び作用コこの目的を達成
するなの手段は、溶鋼中に塩素又は塩化水素を含み且つ
酸素を含むガスを吹き込み、前記溶鋼中の成分の一部を
塩化物及び酸化物に変換し、これらの塩化物及び酸化物
を分析装置に導いてその量を測定し、前記塩化物の前記
測定された値から金属成分量を求め、この金属成分量に
基づいて、前記塩化物の前記測定された値に補正を施す
ことによって炭素及び硫黄の非金属成分量を求めること
を特徴とする溶鋼の迅速分析方法である。そして、補正
が次の(1)式によって施される溶鋼の迅速分析方法は
有効である。
分析装置で測定された値をCo、金属成分量をC,。
補正後の測定値をCとして、 C−+1+k・(C,)’l ・CO・・・(1)但し
、k、sは定数 鋼中にはAJやMn、Si、Ni、Cr、Cu等の金属
成分と、炭素や硫黄等の非金属成分が主成分のFeに混
じているが、これらの成分の化学的性質を整理すると、
金属成分は1600℃前後の溶鋼温度で塩素或は塩化水
素と容易に反応し、生成された塩化物の蒸気圧が大きい
、したがって、これら金属成分をその塩化物として取り
出して分析することはやり易いが、一方、金属成分の酸
化物は溶鋼温度ではその蒸気圧が小さく、これらの成分
を取り出してその量を測定することは極めて困難である
。これに対して、炭素及び硫黄は溶鋼温度では塩化物を
殆ど生成しないが酸化物を生成し、これら酸化物の蒸気
圧は大きくその酸化物は取り出して分析し易い。
このような、各々の化学的性質に起因して、溶鋼に塩素
或は塩化水素を含み且つ酸素を含むガスを吹き込むと、
溶鋼中の金属成分は塩化物として十分な量が得られ、炭
素と硫黄とは酸化物として十分な量が得られる。これら
の化合物を含んだガスを分析装置に導き測定すると、各
々の測定値が得られる。得られた測定値から、金属成分
については、既に知られている前述したハロゲン化物搬
送法によって、金属成分量を算出すれば分析値が得られ
る。
しかしながら、非金属成分については、この測定値と鋼
中の成分量とが必ずしも一義的に対応しない、第1図に
炭素の鋼中含有率と測定値との関係を示すが、この両者
の関係は共存するA1の量によって異なってくる0図で
グラフaはA(が0.02%共存する場合、bとCは各
々0.08%、0.10%共存する場合で、Allの共
存量が増えると鋼中の炭素含有率が同じでも測定値は低
くなる。しかし、鋼中の炭素含有率と測定値との関係は
あくまでも原点を通る直線関係にある。このことから、
測定値をAl量で補正してやれば良いことが判る0以上
、炭素とAgの場合で説明したが、他の成分についても
程度は異なるが同様の関係にあり、硫黄の場合も金属成
分量で補正してやる必要がある。そして補正の方法とし
ては、(1)式を用いると有効である。一般には、求め
られた補正後の測定値をCから検量線を用いて成分量が
求められる。
[実施例コ アルゴンガスに塩素ガスと酸素とを混ぜて溶鋼中に吹き
込み、生成した酸化物及び塩化物を高周波誘導結合プラ
ズマ発光分光分析装置へ送り、鋼中の炭素、硫黄、及び
数種の金属成分を分析した。用いた装置を第2図に示す
0図で、1は反応管で30は分析装置である0反応管1
を溶#15に挿入すると吸入口2から溶鋼が侵入し溶鋼
試料5aが採取される。これにボンベ20から吹き込み
管3を通してガスを吹き込んだ、ガスは塩素1%及び酸
素0.1%を含むアルゴンガスで、吹き込み量は毎分3
00dであった。溶鋼試料5aと反応させたガスを排気
通路4がら搬送管32を通して分析装置30へ送り、測
定を行った1分析装置1n30に導かれたガス中の元素
は、高周波コイル33によって発生したプラズマ炎34
を通過するとき励起され発光する。この光は分光器35
によってスペクトルに分けられ各々の発光量が測定され
、一定時間蓄積された発光量が発光強度として強度換算
器36に捉えられる。金属成分については、この発光強
度とん内部標準となるFeの発光強度との比(以下、強
度比と称す)を検量線を用いて成分量に換算した。炭素
及び硫黄については、発光強度比をAg量で補正した後
、検量線を用いて鋼中成分量に換算した。これらの演算
は演算器37を用いて行った。なお、補正は(1)式に
よって行い、定数は各々、 炭素の場合、k=−5,2,s=1.0゜硫黄の場合、
k=−3,2,s=1.0゜であった。
この分析に要した時間は、ガスを吹き込み始めてから3
0秒以内であった。
以上に行った分析結果を、補正を行わなかった場合の比
較例と、又従来のハロゲン化物搬送法と比較して第1表
に示す。
実施例では、MN、Si、A、&の金属成分と同様、C
,Sの非金属成分についても真値と同じか非常に近い分
析値かえられた。これに対して、比較例では金属成分に
ついては正確な分析値が得られていたが、非金属成分に
ついてはA1含有量の高い試料では真値と分析値との間
にの隔たりが見られた。従来例では金属成分については
良い分析値が得られたが、非金属成分は同時分析が出来
なかった。
又、池の実施例では、酸素0.05%及び塩酸ガス0.
5%を含むアルゴンガスを溶鋼に吹き込み同様にして分
析を行い、同様の結果を得た。
第  1  表 [発明の効果] 以上のように、この発明では酸素と塩素或は塩酸を含ん
だガスを溶鋼に吹き込み、金属成分と共に炭素や硫黄の
非金属成分も酸化物として同時に分析装置に送り込むの
で、これら主要成分の同時分析が極めて短時間に行える
。これにくわえて、これら非金属成分に与える共存元素
の影響を的確に把握しこれの補正を行っているので、分
析値の精度が高い、このように、迅速且つ高精度の溶鋼
分析を可能としたこの発明の製鉄技術の向上に与える効
果は甚大である。
35・・・分光器、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶鋼中に塩素又は塩化水素を含み、且つ、酸素を
    含むガスを吹き込み前記溶鋼中の成分の一部を塩化物及
    び酸化物に変換し、これらの塩化物及び酸化物を分析装
    置に導いてその量を測定し、前記塩化物の前記測定され
    た値から金属成分量を求め、この金属成分量に基づいて
    、前記酸化物の前記測定された値に補正を施すことによ
    って、炭素及び硫黄の非金属成分量を求めることを特徴
    とする溶鋼の迅速分析方法。
  2. (2)補正が(1)式によって施される請求項1記載の
    溶鋼の迅速分析方法。 分析装置で測定された値をC_0、金属成分量をC_m
    、補正後の測定値をCとして、 C={1+k・(C_m)^s}・C_0…(1)
JP1274564A 1989-10-20 1989-10-20 溶鋼の迅速分析方法 Pending JPH03135764A (ja)

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