JPH03135591A - 定着装置の設定温度較正方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ等
の定着装置の設定温度較正方法、特に設定温度の精度向
上に関する。

［従来の技術］ 例えば複写機においては転写紙のトナー像を温度、圧力
で定着する定着装置が使用されている。

この定着装置の定着温度はトナー像の定着性、転写紙の
カール性あるいはトナーの加熱ローラへ付着する遣など
種々の特性に影響するので精度良く制御する必要がある
。そして、定着温度を一定温度範囲に制御するためには
複写機毎に温度検出器や制御回路等にばらつきがあるた
め、各複写機毎に設定温度を較正して正しい定着温度を
設定している。

従来、この設定温度の較正は各複写機毎に定着装置の温
度を検出し、その検出値が所定値になるように可変抵抗
を調整して較正作業を行なっていた。このため設定温度
を較正するのに時間がかかり作業効率が悪かった。また
、実際の温度を見ながら較正するために較正に熟練が必
要であるという不具合もあった。

かかる不具合を解決するために、例えば特開昭５８−１
９３５６９号公報に開示された制御温度設定方法がある
。

第６図は特開昭５８−１９３５６９号公報に開示された
方法と同様な複写機の制御温度設定方法を行なう制御部
を示すブロック図である。図において、１は複写機の定
着装置であり、定着装＠１にはヒータ２と定着温度を検
出するサーミスタ３が設けられている。４はサーミスタ
３と直列に接続された分圧抵抗、５はサーミスタ３で検
出した温度により制御信号をヒータ２の電源ユニッ！・
６に出力するＣ　Ｐ　ＬＪ、７は定着温度の下限側の設
定温度を設定する可変抵抗、８は表示手段である。なお
、第６図は省略化するために、定着温度の下限側を設定
する制御部だけを示しであるが、上限側も第６図と同様
に構成されている。

次に上記のように構成された制御部に設定温度を設定す
る場合の動作を第７図のフローチャートを参照して説明
する。

まず、可変抵抗７を初期状態に設定しくステップ５７１
）、設定した初期値をＣＰＵ５に送り、ＣＰＵ５でＡ／
Ｄ変換して表示手段８に初ＩｇＩ値をデジタル表示する
（ステップ５７２）、この表示手段８に表示された初期
値の内容を確認しながら、可変抵抗７を調整して定着温
度の設定温度を設定する（ステップ５７３）。

次に、この設定温度により定着温度を制御するときは、
ヒータ２で加熱された定着装置ｌの温度をサーミスタ３
の抵抗変化で検出し、このサーミスタ３の抵抗変化を分
圧抵抗４で電圧に変換してＣＰＬＪ５に人力する。ＣＰ
Ｕ５は人力された電圧をＡ／Ｄコンバータでデジタル信
号に変換し、可変抵抗７で設定した設定温度のデジタル
信号と比較し両信号の偏差を算出する。そしてこの偏差
が零になるような制御信号を電源ユニット６に送り、電
源ユニット６からヒータ２に流す電流をオン・オフ制御
して定着装置Ｉの温度を制御する。

このように、可変抵抗７の設定をデジタル値で表示する
ことにより、設定温度の設定を行なうから、各複写機毎
に誤差の少ない温度設定を簡単に行なうことができる。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、従来の制御Ｂ温度設定方法は直接制（１
部に取付けられた可変抵抗７で設定温度の設定を行なっ
ているため、可変抵抗７の経時変化により、定着温度の
設定が変動する可能性があった。

また、誤って可変抵抗７を操作したり、可変抵抗７を破
損したりすると定着温度の設定が大幅に変動して定着装
置ｌの発熱増加が生じ、複写機全体が破損する危険性も
あった。

この発明はかかる定着温度の設定温度変動を防１１−す
るとともに、高精度に、かつ、効率的に設定温度の較正
を行なうことができる定着装置の設定温度較正方法を提
案することを目的とするものである。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る定着装置の設定温度較正方法は、温度較
正基準値を出力する較正手段を較正時に制ｉ卸手段に接
続し、較正手段と温度検出手段の出力を切換えて較正手
段から出力される温度較正基準値により記憶手段の温度
設定値を書き換えることを特徴とする。

［作用］ この発明においては定着温度の温度設定値を記憶手段に
記憶させ、この温度設定値を較正するときに較正手段を
接続し、較正手段から出力する温度較正基準値により記
憶手段の温度設定値を書き換える。したがって、経時変
化、誤操作等による定着温度の変動を防止することがで
きる。

［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例に係る定着装置の温度制ｉ
卸部な示すブロック図である。図において、ｌ〜６．８
は第６図に示した従来例と全く同じものである。９はＥ
ＥＰＲＯＭからなる８２憶手段であり、記、憶手段９に
は定着装置ｌの定＠温度設定値が記憶されている。ｌｏ
はＣＰＵ５を温度制御モードと較正モードに切換えるモ
ード切換えスイッチ、１１はスタートスイッチである。

１２．１３．１４は、例えば第２図に示すように可変抵
抗１５を有する較正手段１６を接続する端子である。

上記のように構成された温度制御部の記憶手段９に記憶
された定着温度の温度設定Ｍｉを較正する場合の動作を
第３図に示したフローチャートを繋照して説明する。

まず、外付けの可変抵抗１５を有する較正手段Ｉ６を端
子Ｉ２〜１４に接続しくステップ５３１）、モード切換
えスイッチ１０を較正モードに切換える（ステップ５３
２）、次に、温度制御部の電源をオンにすると、較正手
段１６の可変抵抗Ｉ５で設定された温度較正基準値がＣ
ＰＵ５により表示手段８に表示される（ステップ５３３
）。

この表示手段８に表示された温度較正基準値を確認しな
がら可変抵抗１５を可変して温度較正基準値を所定の設
定温度に調整する（ステップ５３４）　その後、スター
トスイッチ１１を押すと、可変抵抗１５を調整して得た
温度較正基準値がＣＰＵ５から記憶手段９に送られ、記
憶手段９に記憶されている温度設定値を温度較正基準値
で書き換える（ステップＳ３５．３３６）。

次に、温度制御部の電源をオフにして（ステップ５３７
）、較正手段１６を端子Ｌ２〜Ｉ４から取りはずし、モ
ード切換えスイッチｌＯを温度制御モードに切換えて、
設定温度の較正を終了する（ステップ５３８）。

この温度制御部で定着装置の定着温度を制御するときは
、ヒータ２で加熱されている定着装＠ｌの温度をサーミ
スタ３の抵抗変化で検出し、サーミスタ３の抵抗変化を
分圧抵抗４で電圧に変換してＣＰＵ５に人力する。ＣＰ
Ｕ５は人力された電圧をＡ／Ｄ変換し、記憶手段９に記
憶されている設定温度と比較して定着温度が設定温度範
囲に入るように電源ユニット６からヒータ２に流れる電
流を制御する。

このように、この実施例の場合は定着温度の設定温度を
較正する較正手段１６を較正時にのみ温度制御部に接続
し、この較正手段１６から出力する温度較正基準値で記
憶手段の温度設定値を書き換え、温度制御を行なうとき
は記憶手段に記憶された温度設定値で定着温度の制御を
行なうようにしたから、較正手段１６の可変抵抗１５の
経時変化による影響や、誤操作等の影響を受けることな
しに、常に安定した温度制定値で定着温度を制御するこ
とができる。

なお、上記実施例においては較正手段１６に可変抵抗１
５を有する場合について説明したが、較１Ｆ手段１６が
高精度固定抵抗を有する場合も上記実施例と同様に記憶
手段９の温度設定値を較正することかできる。

第４図は高精度抵抗１７を有する較正手段１６により温
度設定値を較正する場合の温度制御部を示すブロック図
である０図に示すように温度設定１１ηの較正を行なう
ときは、第１図に示した定着装置ｌの代りに較正手段１
６を接続する。この較正手段１６の高精度抵抗１７は定
着装置ｌの定着温度が基準温度設定１ａのときに、サー
ミスタ３が有する抵抗と全く同じ抵抗値になっている。

この高精度抵抗１７を有する較正手段１６により記憶手
￥ｊ、９の温度設定値を較正する場合の動作を第５図に
示したフローチャートを参照して説明する。

まず、定着装＠ｌの代りに較正手段１６をセットしくス
テップＳ　５１．　）　、モート切換スイッチ１０を較
正モードに切換える（ステップ５５２）。

次に、温度制御部９の電源をオンにすると、較正手段１
６の高精度抵抗１７で設定された温度較正基ｔ＄値がＣ
ＰＵ５により表示手段８に表示される（ステップ５５３
）。この表示手段８に表示された温度較正基準値を確認
してスタートスイッチ１１を押すと、高精度抵抗１７で
定まる温度較正基準値がＣＰＵ５から記憶手段９に送ら
れ、記憶手段９に記憶されている温度設定値を温度較正
基準値で書き換える（ステップＳ５４．５５５）。

次に、温度制御部の電源をオフにして（ステップ３５６
）　、較正手段１６を取りはずし、定着装置１を接続し
、モード切換えスイッチｌＯを温度制御モードに切換え
て、設定温度の較正を終了する（ステップ５５７）。

このように、この実施例は定着装置１の代りに較正手段
１６を接続して記憶手段９に記憶された定着温度の温度
設定値を較正するから、定着装置】のサーミスタ３以外
の各部品のばらつきをすべで吸収して較正することがで
きるので、温度設定値を使用部品の精度にかかわりなく
高精度に較正することができる。

また、較正手段１６を接続し、モード切換えスイッチ１
０等を操作するだけで温度設定値を較正することができ
るから、較正作業に熟練が必要とせず、定着温度の較正
を簡単に行なうことができる。

さらに、較正手段１６を定着装置１とほぼ同様な大きさ
に形成しておくと、定着装置ｌに代えて較正手段１６を
複写機に装着するときに、その装着をより容易に行なう
ことができる。

［発明の効果］ この発明は以上説明したように、定着温度の温度設定値
を記憶手段に記憶させ、この温度設定値を較正するとき
にのみ較正手段を接続し、較正手段から出力する温度較
正基準値により記憶手段の温度設定値を書き換えるよう
にしたから、各装置毎の温度設定値のばらつきがなくな
り、常に安定した設定温度で定＠温度を制御することが
できる。

また、較正手段は較正するときにのみ接続するから、較
正手段の経時変化、誤操作等による定着温度の変動を防
止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例に係る定着装置の温度制御部
を示すブロック図、第２図は上記実施例の較正手段を示
す構成図、第３図は上記実施例の動作を示すフローチャ
ート、第４図は他の実施例を示すブロック図、第５図は
第４図に示した実施例の動作を示すフローチャート、第
６図は従来例を示すブロック図、第７図は従来例の動作
を示すフローチャートである。 ｌ・・・・定着装置、２・・・・ヒータ、３・・・・サ
ーミスタ、５・・・・ＣＰＵ、６・・・・電源ユニット
、８・・・・表示手段、９・・・・記憶手段、ｉｏ・・
・・モード切換えスイッチ、１５・・・・可変抵抗、１
６・・・・較正手段、１７・・・・高精度抵抗。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 温度検出手段で検出した温度と記憶手段に記憶された温
   度設定値とを制御手段で比較して定着装置の加熱手段を
   制御する定着装置の温度制御において、 温度較正基準値を出力する較正手段を較正時に制御手段
   に接続し、較正手段と温度検出手段の出力を切換えて較
   正手段から出力される温度較正基準値により記憶手段の
   温度設定値を書き換えることを特徴とする定着装置の設
   定温度較正方法。