JPH0313554Y2 - - Google Patents

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JPH0313554Y2
JPH0313554Y2 JP1985102235U JP10223585U JPH0313554Y2 JP H0313554 Y2 JPH0313554 Y2 JP H0313554Y2 JP 1985102235 U JP1985102235 U JP 1985102235U JP 10223585 U JP10223585 U JP 10223585U JP H0313554 Y2 JPH0313554 Y2 JP H0313554Y2
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JP1985102235U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内燃機関のシリンダヘツド上面にお
ける動弁機構室を覆うためのヘツドカバーの改良
に関するものである。
〔従来の技術〕
先行技術としての実開昭57−25144号公報は、
シリンダヘツド上面における動弁機構室を覆うた
めの薄金属板製のヘツドカバーを、外側カバーと
該外側カバー内に密接嵌合した内側カバーとの二
重構造にして、当該ヘツドカバーの剛性を高める
ことにより、ヘツドカバーの軽量化を図ると共
に、このヘツドカバーから外側に漏れる騒音を低
減することを提案している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このように薄金属板製のヘツドカバー
を、外側カバーと内側カバーとの二重構造にする
場合において、内側カバーにおける周壁板及び天
井板を外側カバーにおける周壁板及び天井板の
各々に密接するには、内外両カバーを薄金属板か
らプレス加工するとき、内側カバーの外径寸法及
び高さ寸法を、外側カバーの内径寸法及び高さ寸
法の各々に正確に一致させると共に、内側カバー
における周壁板の外面形状及び天井板の外面形状
を外側カバーにおける周壁板の内面形状及び天井
板の内面形状に正確に一致させなければならな
ず、内外両カバーのプレス加工に、形状及び寸法
に高い精度が要求されるから、多大の手数が必要
でコストが増大するのであつた。
また、前記先行技術における公報の第4図に
は、内側カバーにおける周壁板と天井板とのコー
ナ部を、内向きに凹ませることにより、外側カバ
ーにおけるコーナ部と内側カバーにおけるコーナ
部との間に〓間を形成することが記載されてお
り、このように構成すると、外側カバー内に内側
カバーを挿入するに際して、両者のプレス加工時
における形状及び寸法誤差によつて、内側カバー
の天井板が外側カバーの天井板に密接しないこ
と、内外両カバーにおける周壁板の下端が不揃に
なることを、前記コーナ部における〓間によつて
容易に回避又は修正できることができから、内外
両カバーをプレス成形する場合における形状及び
寸法の精度を低くできる。
しかし、その反面、内面カバーにおけるコーナ
部を、内向きに凹ませることは、それだけ内側カ
バーにおける内容積が縮小されることにより、動
弁機構の全体を覆うヘツドカバーとしては、その
外形寸法を、前記内側カバーのコーナ部を内向き
に凹ます分だけ大きくするようにしなければなら
ないから、ヘツドカバーの大型化を招来するので
ある。
更にまた、外側カバーにおける周壁板と天井板
とのコーナ部を、外向きに膨らますことにより、
外側カバーにおけるコーナ部と内側カバーにおけ
るコーナ部との間に〓間を形成することは、動弁
機構の全体を覆うヘツドカバーにおける外形寸法
が、前記外側カバーのコーナ部を外向きに膨らま
す分だけ大きくなるから、これまた、ヘツドカバ
ーの大型化を招来するのである。
本考案は、内外両カバーにおけるコーナ部に〓
間を形成することによつて、内外両カバーのプレ
ス加工時に際しての形状及び寸法の精度を低減す
る場合において、ヘツドカバーの大型化を招来す
ることがないようにすることを技術的課題とする
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
この技術的課題を達成するため本考案は、内燃
機関のシリンダヘツド上面における動弁機構室を
覆う薄金属板製のヘツドカバーを、外側カバーと
該外側カバー内に密接嵌合した内側カバーとの二
重構造に構成して成る内燃機関用ヘツドカバーに
おいて、前記内側カバーにおける周壁板と天井板
との連接部における丸コーナ部を内向きに凹ませ
ることなく、当該丸コーナ部における半径を、前
記外側カバーにおける周壁板と天井板との連接部
における丸コーナ部の半径よりも大きくして、内
側カバーにおける丸コーナ部と外側カバーにおけ
る丸コーナ部との間に三日月状の〓間を形成する
構成にした。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面について説明する
と、図において1はシリンダヘツド、2は該シリ
ンダヘツド1の上面における動弁機構室3を覆う
ヘツドカバーを各々示し、前記ヘツドカバー2
は、前記シリンダヘツド1の上面に対してシール
用のガスケツト4を挟んだ状態で複数本のボルト
9にて締結されている。
前記ヘツドカバー2は、薄金属板製の外側カバ
ー5と、該外側カバー5内に嵌挿した同じく薄金
属板製の内側カバー6との二重構造に構成され、
内側カバー6における周壁板6a及び天井板6b
を、外側カバー5における周壁板5a及び天井板
5bの各々に密接するにおいて、内側カバー6に
おける周壁板6aと天井板6bとの連接部におけ
る丸コーナ部6cを内向きに凹ませることなく、
当該丸コーナ部6cにおける半径R2を、外側カ
バー5における周壁板5aと天井板5bとの連接
部における丸コーナ部5cの半径R1よりも大き
くして、内側カバー6における丸コーナ部6cと
外側カバー5における丸コーナ部5cとの間に三
日月状の〓間7を形成するように構成する。
なお、内側カバー6における周壁板6a及び天
井板6bと、外側カバー5における周壁板5a及
び天井板5bとは、部分的なスポツト溶接にて接
合されており、また、外側カバー5における天井
板5bと、内側カバー6における天井板6bとの
間には、これら天井板5b,6bの両方又は一方
を凹み成形することによつてブローバイガス通路
8が形成されており、且つローバイガス通路8に
は、当該ブローバイガス通路8内へのブローバイ
ガス流入口8a、当該ブローバイガス通路8から
のブローバイガス流出口8b及びオイル落とし孔
8c,8cを備えている。
そして、前記ヘツドカバー2における外側カバ
ー5と内側カバー6を別々にプレス加工し、内側
カバー6を外側カバー5内に挿入したのち、内外
両カバー5,6を部分的なスポツ熔接にて一体的
に結合するのであるが、前記外側カバー5への内
側カバー6の挿入に際して、内側カバー6の丸コ
ーナ部6cと外側カバー5の丸コーナ部5cとの
間に三日月状の〓間7を形成したことにより、内
側カバー6の天井板6bが外側カバー5の天井板
5bに密接する前に、内側カバー6の丸コーナ部
6cが外側カバー5の丸コーナ部5cに対して接
当して内側カバー6の天井板6bを外側カバー5
の天井板5bに密接させることが不能となる事態
の発生を防止できるのである。
しかも、前記のように内側カバー6の丸コーナ
部6cと外側カバー5の丸コーナ部5cとの間に
三日月状の〓間7を形成したことより、両方の丸
コーナ部5c,6cの各々は、互いに無関係に変
形し得るから、内側カバー6の天井板6bが外側
カバー5の天井板5bに密接した後において、当
該内側カバー6における周壁板6aの下端が外側
カバー5における周壁板5aの下端よりも突出し
ている場合には、内側カバー6における周壁板6
aの下端を押し込むことにより、周壁板6aと天
井板6bとの連接部における丸コーナ部6cの曲
がりにて、内側カバー6における周壁板6aの下
端を外側カバー5における周壁板5aの下端に揃
えることができ、また、外側カバー5における周
壁板5aの下端が内側カバー6における周壁板6
aの下端よりも突出している場合には、外側カバ
ー5における周壁板5aの下端を押圧するするこ
とにより、周壁板5aと天井板5bとの連接部に
おける丸コーナ部5cの曲がりにて、外側カバー
5における周壁板5aの下端を内側カバー6にお
ける周壁板6aの下端に揃えることができると言
うように、高さ方向の寸法誤差を吸収することが
できるのである。
〔考案の効果〕
以上の通り本考案は、内側カバーにおける丸コ
ーナ部を内向きに凹ませることなく、当該丸コー
ナ部における半径を、前記外側カバーにおける丸
コーナ部の半径よりも大きくして、内側カバーに
おける丸コーナ部と外側カバーにおける丸コーナ
部との間に三日月状の〓間を形成したもので、こ
れより、各々別々にプレス加工されその後におい
て一体化される外側カバーと内側カバーとの形状
及び寸法誤差に起因して、内側カバーの天井板が
外側カバーの天井板に密接しないこと、内外両カ
バーにおける周壁板の下端が不揃になることを、
内外両カバーの丸コーナ部に三日月状の〓間を形
成したことによつて、容易に回避又は修正でき、
内外両カバーのプレス成形する場合における形状
及び寸法の精度を低減することができるものであ
りながら、内外両カバーにおける丸コーナ部に〓
間を形成することのために、内側カバーにおける
丸コーナ部を内向きに凹ませたり、外側カバーに
おける丸コーナ部を外向きに膨らませたりする必
要がなく、内容積の縮小を僅少にすることができ
るから、二重構造のヘツドカバーにおける外形寸
法の増大、ひいては、当該ヘツドカバーの大型化
を招来することがないと言う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は平面
図、第2図は第1図の−視断面図、第3図は
第1図の−視拡大断面図、第4図は第1図の
−視拡大断面図、第5図は第1図の−視
拡大断面図である。 1……シリンダヘツド、2……ヘツドカバー、
3……動弁機構室、5……外側カバー、6……内
側カバー、5a,6a……周壁板、5b,6b…
…天井板、5c,6c……丸コーナ部、R1,R2
……丸コーナ部の半径、7……三日月状の〓間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関のシリンダヘツド上面における動弁機
    構室を覆う薄金属板製のヘツドカバーを、外側カ
    バーと該外側カバー内に密接嵌合した内側カバー
    との二重構造に構成して成る内燃機関用ヘツドカ
    バーにおいて、前記内側カバーにおける周壁板と
    天井板との連接部における丸コーナ部を内向きに
    凹ませることなく、当該丸コーナ部における半径
    を、前記外側カバーにおける周壁板と天井板との
    連接部における丸コーナ部の半径よりも大きくし
    て、内側カバーにおける丸コーナ部と外側カバー
    における丸コーナ部との間に三日月状の〓間を形
    成したことを特徴とする内燃機関用ヘツドカバ
    ー。
JP1985102235U 1985-07-03 1985-07-03 Expired JPH0313554Y2 (ja)

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JPS6210262U JPS6210262U (ja) 1987-01-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5463111B2 (ja) * 2009-09-24 2014-04-09 株式会社マキタ 携帯型4サイクルエンジンの潤滑装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60159497A (ja) * 1984-01-30 1985-08-20 トヨタ自動車株式会社 エンジンのシリンダヘッドカバ−
JPS6224026U (ja) * 1985-07-29 1987-02-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60159497A (ja) * 1984-01-30 1985-08-20 トヨタ自動車株式会社 エンジンのシリンダヘッドカバ−
JPS6224026U (ja) * 1985-07-29 1987-02-13

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