JPH03134213A - 車両用消音器 - Google Patents
車両用消音器Info
- Publication number
- JPH03134213A JPH03134213A JP27069889A JP27069889A JPH03134213A JP H03134213 A JPH03134213 A JP H03134213A JP 27069889 A JP27069889 A JP 27069889A JP 27069889 A JP27069889 A JP 27069889A JP H03134213 A JPH03134213 A JP H03134213A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner cylinder
- sound absorbing
- absorbing material
- inlet pipe
- outlet pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003584 silencer Effects 0.000 title claims description 7
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 claims abstract description 26
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 3
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 1
- 230000001743 silencing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本発明は、車両用消音器に関するものである。
(ロ)従来の技術
従来の車両用消音器として、第8図に示すようなものが
ある。消音器のケース50はバッフルプレート52によ
って第1室54及び第2室56に分離されており、第2
室56には吸音材58が充てんされている。入口管60
及び出口管62はケース50内に配置されたS字状の内
部管64によって接続されている。内部管64には多数
の穴66が設けられている。エンジンから排出された排
気流は入口管60から内部管64を通り、出口管62か
ら排出される。第1室54は拡張室として作用し、また
第2室56の吸音材58の作用により排気音の低減が行
なわれる(実開昭63−21716号公報参照)。
ある。消音器のケース50はバッフルプレート52によ
って第1室54及び第2室56に分離されており、第2
室56には吸音材58が充てんされている。入口管60
及び出口管62はケース50内に配置されたS字状の内
部管64によって接続されている。内部管64には多数
の穴66が設けられている。エンジンから排出された排
気流は入口管60から内部管64を通り、出口管62か
ら排出される。第1室54は拡張室として作用し、また
第2室56の吸音材58の作用により排気音の低減が行
なわれる(実開昭63−21716号公報参照)。
(ハ)発明が解決しようとする課題
しかしながら、上記のような従来の車両用消音器では、
排気音のうちの高周波成分の吸収が不十分であるという
問題点がある。すなわち、排気管内の衝槃波によって発
生する排気音の高周波成分は直進指向性が強いにもかか
わらず、内部管64の穴66は排気流の流れ方向に対し
て直交する向きに設けられており、吸音材58の吸音効
果が十分に発揮されない状態となっている。また、多量
の吸音材58を必要としており、価格的にも重量的にも
不利なものとなっている。本発明はこのような課題を解
決することを目的としている。
排気音のうちの高周波成分の吸収が不十分であるという
問題点がある。すなわち、排気管内の衝槃波によって発
生する排気音の高周波成分は直進指向性が強いにもかか
わらず、内部管64の穴66は排気流の流れ方向に対し
て直交する向きに設けられており、吸音材58の吸音効
果が十分に発揮されない状態となっている。また、多量
の吸音材58を必要としており、価格的にも重量的にも
不利なものとなっている。本発明はこのような課題を解
決することを目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段
本発明は、外筒と円筒との間に円筒状に配置した吸音材
の内側に沿って排気流をつる巻状に流し、吸音材に対し
て垂直方向に作用する排気音の成分を増大させることに
より、上記課題を解決する。すなわち、本発明による車
両用消音器は、両端が閉じられた円筒状の外筒(10)
と、外筒の内側にこれと同心に配置される両端が閉じら
れた円筒状有孔の内筒(12)と、外筒と内筒との間に
充てんされる吸音材(16)と、外筒及び吸音材を貫通
して内筒の軸方向一端側に連通ずるように設けられる入
口管(18)と、外筒及び吸音材を貫通して内筒の軸方
向他端側に連通ずるように設けられる出口管(20)と
を有し、入口管及び出口管は内筒の軸中心線に直交する
断面で見て内筒の接線方向に設けられており、かつ出口
管は入口管から流入した排気流が形成する旋回流と順方
向となる向きに設けられている。なお、かっこ内の符号
は後述の実施例の対応する部材を示す。
の内側に沿って排気流をつる巻状に流し、吸音材に対し
て垂直方向に作用する排気音の成分を増大させることに
より、上記課題を解決する。すなわち、本発明による車
両用消音器は、両端が閉じられた円筒状の外筒(10)
と、外筒の内側にこれと同心に配置される両端が閉じら
れた円筒状有孔の内筒(12)と、外筒と内筒との間に
充てんされる吸音材(16)と、外筒及び吸音材を貫通
して内筒の軸方向一端側に連通ずるように設けられる入
口管(18)と、外筒及び吸音材を貫通して内筒の軸方
向他端側に連通ずるように設けられる出口管(20)と
を有し、入口管及び出口管は内筒の軸中心線に直交する
断面で見て内筒の接線方向に設けられており、かつ出口
管は入口管から流入した排気流が形成する旋回流と順方
向となる向きに設けられている。なお、かっこ内の符号
は後述の実施例の対応する部材を示す。
(ホ)作用
入口管及び出口管は内筒の接線方向に設けられているた
め、入口管から入った排気流は旋回しつつ内筒の一端側
から他端側へつる巻状に流れ、出口管から排出される。
め、入口管から入った排気流は旋回しつつ内筒の一端側
から他端側へつる巻状に流れ、出口管から排出される。
排気流は内筒に設けられた多数の穴を通して吸音材によ
る吸音作用を受けるが、排気流のうちの直進指向性の強
い高周波の音波は吸音材にほぼ垂直に衝突することにな
り、高周波成分を効果的に低減することができる。また
、内筒の内部全体が拡張室として作用するため、幅広い
周波数成分を効率よく低減することができる。
る吸音作用を受けるが、排気流のうちの直進指向性の強
い高周波の音波は吸音材にほぼ垂直に衝突することにな
り、高周波成分を効果的に低減することができる。また
、内筒の内部全体が拡張室として作用するため、幅広い
周波数成分を効率よく低減することができる。
(へ)実施例
(第1実施例)
第1〜3図に第1実施例を示す。両端が閉じられた円筒
状の外筒10の内側に、これよりも小さい円筒状の内筒
12が同心に配置されている。内筒12も両端が閉じら
れた円筒状である。内筒12は有孔としである。すなわ
ち、内外を貫通する多数の穴が設けられている。外筒1
0と内筒12との間のすきまに吸音材16が充てんされ
ている。外筒10の軸方向一端側にはこれを貫通して内
筒12まで達する入口管18が設けられており、外筒1
0の軸方向他端側には同様の出口管20が設けられてい
る。入口管18は第2図に示すように内筒12の接線方
向に設けられており、また出口管20も同様に内筒12
の接線方向に設けられている。入口管18と出口管20
とは内筒12の軸中心線を含む垂直断面に関して第2図
中で対称位置となるように配置されている。従って、入
口管18から流入した排気旋回流は出口管20から円滑
に流出する。すなわち、出口管2゜は排気旋回流と順方
向に配置されている。また、入口管18は第3図(平面
図)で見て内筒12の軸中心線に直交する線に対して所
定角度θだけ傾斜させである。また、出口管20につい
ても入口管18と平行となるように角度θだけ傾斜させ
である。
状の外筒10の内側に、これよりも小さい円筒状の内筒
12が同心に配置されている。内筒12も両端が閉じら
れた円筒状である。内筒12は有孔としである。すなわ
ち、内外を貫通する多数の穴が設けられている。外筒1
0と内筒12との間のすきまに吸音材16が充てんされ
ている。外筒10の軸方向一端側にはこれを貫通して内
筒12まで達する入口管18が設けられており、外筒1
0の軸方向他端側には同様の出口管20が設けられてい
る。入口管18は第2図に示すように内筒12の接線方
向に設けられており、また出口管20も同様に内筒12
の接線方向に設けられている。入口管18と出口管20
とは内筒12の軸中心線を含む垂直断面に関して第2図
中で対称位置となるように配置されている。従って、入
口管18から流入した排気旋回流は出口管20から円滑
に流出する。すなわち、出口管2゜は排気旋回流と順方
向に配置されている。また、入口管18は第3図(平面
図)で見て内筒12の軸中心線に直交する線に対して所
定角度θだけ傾斜させである。また、出口管20につい
ても入口管18と平行となるように角度θだけ傾斜させ
である。
次にこの実施例の動作について説明する。入口管18か
ら内筒12内に流入する排気流は、入口管18が内筒1
2の接線方向に設けられているため、第3図に示すよう
に内筒12の内部をつる巻状に流れ、出口管20から外
部に放出されていく。排気流が内筒12を通過する際、
排気音中の高周波成分はこれが強い指向性を有している
ため内筒12に設けられた穴を通して吸音材16にほぼ
垂直に衝突し、吸音材16によって効果的に吸収される
。これにより、出口管20へ伝達される音うエネルギー
が低減される。また、内筒12の内部は容積の大きい拡
張室として作用するので、高周波成分以外の周波数成分
についても効果的に低減することかできる。
ら内筒12内に流入する排気流は、入口管18が内筒1
2の接線方向に設けられているため、第3図に示すよう
に内筒12の内部をつる巻状に流れ、出口管20から外
部に放出されていく。排気流が内筒12を通過する際、
排気音中の高周波成分はこれが強い指向性を有している
ため内筒12に設けられた穴を通して吸音材16にほぼ
垂直に衝突し、吸音材16によって効果的に吸収される
。これにより、出口管20へ伝達される音うエネルギー
が低減される。また、内筒12の内部は容積の大きい拡
張室として作用するので、高周波成分以外の周波数成分
についても効果的に低減することかできる。
(第2実施例)
第4図に第2実施例を示す。この第2実施例は内筒12
をつる巻状の凹部12a及び凸部12bを有するものと
したものである。凹部12a及び凸部12bは入口管1
8から流入する排気流を案内してつる巻状の流れを形成
する向きに設けられている。その他の構成は第1実施例
と同様である。この第2実施例では、凹部12a及び凸
部12bによって強制的につる巻状の流れを形成するの
で、排気流をより確実に旋回させることができるのに加
えて、内筒12の表面積が増大し、穴の数を増加するこ
とができるので吸音効果をより向上することができる。
をつる巻状の凹部12a及び凸部12bを有するものと
したものである。凹部12a及び凸部12bは入口管1
8から流入する排気流を案内してつる巻状の流れを形成
する向きに設けられている。その他の構成は第1実施例
と同様である。この第2実施例では、凹部12a及び凸
部12bによって強制的につる巻状の流れを形成するの
で、排気流をより確実に旋回させることができるのに加
えて、内筒12の表面積が増大し、穴の数を増加するこ
とができるので吸音効果をより向上することができる。
(第3実施例)
第5図に第3実施例を示す。この第3実施例は、第1実
施例の内筒12の内部につる巻状のプレート30(案内
板)を設けたものである。これにより、上述の第2実施
例と同様の作用を得ることができる。
施例の内筒12の内部につる巻状のプレート30(案内
板)を設けたものである。これにより、上述の第2実施
例と同様の作用を得ることができる。
(第4実施例)
第6及び7図に第4実施例を示す。この第4実施例は、
第1実施例に長さの異なる複数のサイドブランチ管40
を設けたものである。これにより、排気流の脈動に起因
する低周波成分を各サイドブランチ管40で低減するこ
とができる。
第1実施例に長さの異なる複数のサイドブランチ管40
を設けたものである。これにより、排気流の脈動に起因
する低周波成分を各サイドブランチ管40で低減するこ
とができる。
(ト)発明の詳細
な説明してきたように、本発明によると、円筒状に配置
した吸音材の内側を排気流がつる巻状に流れるようにし
たので、直進指向性の強い高周波の音波が吸音材にほぼ
垂直方向に衝突し、吸音効果を向上することができる。
した吸音材の内側を排気流がつる巻状に流れるようにし
たので、直進指向性の強い高周波の音波が吸音材にほぼ
垂直方向に衝突し、吸音効果を向上することができる。
また、内筒の内部全体が拡張室として機能するため、高
周波成分以外の周波数成分についても優れた消音効果を
得ることができ、また、排気流に対する流れ抵抗も小さ
くなる。更に、使用する吸音材を減少させることができ
、価格及び重量を低減することができる。
周波成分以外の周波数成分についても優れた消音効果を
得ることができ、また、排気流に対する流れ抵抗も小さ
くなる。更に、使用する吸音材を減少させることができ
、価格及び重量を低減することができる。
第1図は第1実施例を示す斜視図、第2図は第1実施例
の軸直交断面を示す図、第3図は第1実施例の輪方向断
面を示す図、第4図は第2実施例を示す図、第5図は第
3実施例を示す図、第6図は第4実施例を示す図、第7
図は第4実施例の側面図、第8図は従来の消音器を示す
図である。 10・・・外筒、12・・・内筒、16・・・吸音材、
18・・・入口管、20・・・出口管。 第2図
の軸直交断面を示す図、第3図は第1実施例の輪方向断
面を示す図、第4図は第2実施例を示す図、第5図は第
3実施例を示す図、第6図は第4実施例を示す図、第7
図は第4実施例の側面図、第8図は従来の消音器を示す
図である。 10・・・外筒、12・・・内筒、16・・・吸音材、
18・・・入口管、20・・・出口管。 第2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、両端が閉じられた円筒状の外筒と、外筒の内側にこ
れと同心に配置される両端が閉じられた円筒状有孔の内
筒と、外筒と内筒との間に充てんされる吸音材と、外筒
及び吸音材を貫通して内筒の軸方向一端側に連通するよ
うに設けられる入口管と、外筒及び吸音材を貫通して内
筒の軸方向他端側に連通するように設けられる出口管と
を有し、入口管及び出口管は内筒の軸中心線に直交する
断面で見て内筒の接線方向に設けられており、かつ出口
管は入口管から流入した排気流が形成する旋回流と順方
向となる向きに設けられている車両用消音器。 2、入口管から出口管に排気流を旋回させつつ送るよう
に内筒につる巻状の凹凸部が設けられている請求項1記
載の車両用消音器。 3、内筒の内部に、入口管から出口管に向って排気流を
案内して送る向きのつる巻状の案内板が設けられている
請求項1記載の車両用消音器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27069889A JPH03134213A (ja) | 1989-10-18 | 1989-10-18 | 車両用消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27069889A JPH03134213A (ja) | 1989-10-18 | 1989-10-18 | 車両用消音器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03134213A true JPH03134213A (ja) | 1991-06-07 |
Family
ID=17489715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27069889A Pending JPH03134213A (ja) | 1989-10-18 | 1989-10-18 | 車両用消音器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03134213A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006062067A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Yoshiokagumi:Kk | 空気動工具 |
-
1989
- 1989-10-18 JP JP27069889A patent/JPH03134213A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006062067A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Yoshiokagumi:Kk | 空気動工具 |
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