JPH03133785A - 清浄な液状製品の輸送方法 - Google Patents

清浄な液状製品の輸送方法

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JPH03133785A
JPH03133785A JP1200821A JP20082189A JPH03133785A JP H03133785 A JPH03133785 A JP H03133785A JP 1200821 A JP1200821 A JP 1200821A JP 20082189 A JP20082189 A JP 20082189A JP H03133785 A JPH03133785 A JP H03133785A
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JP
Japan
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liquid
container
product
filled
liquid product
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JP1200821A
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English (en)
Inventor
Toshio Tateno
立野 稔夫
Ichiro Nakamura
一郎 中村
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Morita Kagaku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Morita Kagaku Kogyo Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は容器を用いて清浄な液状製品を輸送する方法に
関するものである。さらに詳しくは、例えば半導体等の
電子部品製造工程等で使用される高純度の薬液や液化ガ
スなどを容器に収容して運搬、輸送する方法に関するも
のである。
〔従来の技術、発明が解決しようとする課題〕半導体工
業等で用いられる薬液や液化ガスは、各種イオン、微粒
子、全有機炭素(TOC)を極限値まで取り除かなけれ
ばならない。なぜならば、半導体加工等に用いる薬液や
液化ガスにこうした不純物が混入した場合、不良製品の
増加、収率の低下、品質の安定性低下等の問題点が発生
するからである。
現在、こうした薬液や液化ガスは製造段階において不純
物が極限まで品質管理されているため、出荷時には用途
的に十分満足できる品質が保障されているが、ユースポ
イントに届けるまでの運搬、輸送時に容器内で汚染が生
じて、内部の製品の品質低下を起こす場合があり、その
改善が強く望まれていた。
本発明は、清浄な液状製品を運搬、輸送した場合におい
てもそれを汚染させずに清浄に保ち得るような輸送方法
を提供することを目的とするものである。
〔課題を達成するための手段〕
この目的を達成するため、本発明では、液状製品を輸送
するための容器をその輸送中において液膨張による液量
変動を吸収し得るようなものとし、該容器の液状製品を
充填すべき室内に、液状製品を該室の内容積に対し95
%以上充満させた状態で収容し、それによって、容器か
ら液状製品への振動汚染を減少させるようにしたもので
ある。
この場合において、液状製品を充填すべき室に対する液
状製品の充填率は、その体積が該室の内容積の98%以
上であることが好ましい。
本発明をさらに詳しく説明する。
第1図は超純水により内部洗浄した1リットル高密度ポ
リエチレン容器に超純水を、また、第2図はPFA容器
に40%NH,F水溶液を入れて長距離トラック輸送す
る前と、輸送した後の液中の微粒子の変動値を、容器に
対する液状製品の充満度に対してそれぞれ測定したもの
である。
ていた超微粒子が二次凝集してより大きい粒子に成長す
ることもあり、これも一種の汚染と言える。
一つの実験例では、1分間に300回上下動する、振幅
50mmの振とう機に約80容量%の高純度フン化水素
酸(50重量%HF含有)を入れた1リツトルの透明P
FA樹脂容器をセ・ントして、約5時開拡とうを続ける
と、約800廟のトラック輸送した時とほぼ同等の微粒
子増加がみられた。
容器の材質、容器の洗浄度および液状製品の組合せによ
っては微粒子発生の結果は大きく異なるが、この例から
も液状製品の輸送は極めて厳しい容器洗浄に相当するも
のであるかが分かる。
この振とう機を使ったテストでは容器内の液は液面が不
均一に激しく動き、容器の頂部から底部に至るまで気液
がシェークされた状態となり、キャビテーションに相当
する現象も容器内面で起こっている。一方、容器内に同
じ液をl第1図、第2図からも明らかなように、本発明
者等は容器内に上記液体を100容量%充満させて輸送
した場合には、容器からの汚染については輸送せずに静
置しておいたものと大差ないことを見いだした。
本来容器からの汚染については、容器自体の洗浄と容器
材質の選択によって、その大部分は避けることができる
。しかし、半導体工業等で用いられる薬液や液化ガスは
、例えば各種溶解イオンについては1 ppb以下、微
粒子については直径0.3μのもので1個/1m!以下
というように極限まで取り除かなければならない場合も
ある。こうした極限域の汚染については、通常の輸送手
段を使う限りいかなる容器と液状製品の組合せでも皆無
とすることが難しい。例えばトラック輸送等によって、
容器内の液は長時間激しい振動を繰り返し、容器内面を
洗い、容器構成材もその表面から各種イオンや微粒子と
して液中に抽出されることが充分予想できる。また、こ
うした振動によって、本来液中に分散し00容量%充満
させて同しテストを行った場合には、キャビテーション
に相当する現象は起こらなかった。
通常、液状製品の輸送容器への充填度は80〜95容量
%とされ、広範な温度範囲でも液膨張による液量変動を
空間部分で吸収できるようにして、小さなガラス容器か
ら大型ローリ−車に至るまでのいかなる規模の容器でも
危険な過充填を避けている。
本発明者等はこうした知見から、容器からの液状製品へ
の振動汚染を避けること、および、安全のために液膨張
を吸収できることを前従として、上述したような輸送方
法を見い出した。
〔作 用〕
本発明においては、清浄に保つべき液状製品が容器の液
状製品を充填すべき室内に、該室の内容積に対し95%
以上充満させた状態で収容される。これによって、容器
内では輸送中における液状製品の振動汚染を減少させる
ことができる。
一方、輸送中容器内で液状製品が膨張して液量変動が生
じるおそれがあるが、次に示すような手段によりそれを
吸収することができる。
例えば、液状製品をほぼ充満させた状態で収容するため
の容器に、液膨張による液量変動を吸収し得る手段を連
結する場合を挙げることができる。この場合には、輸送
中容器内で液状製品が膨張したときその液量変動は容器
に連結された当該手段により吸収され、容器自体には全
く影響がない。なお、この手段としては、例えば第3図
1第4図に示ずように1つの大きな容器を液体充填部と
液膨張吸収部とに分割し、両者を連結管等で連結する場
合や、第5図に示すように連結管等で互いに連結されて
いる複数の容器のうちの少くとも1つを液膨張吸収用の
容器として利用する場合などを挙げることができる。そ
して、これらの場合において液状製品が膨張すると、膨
張した余分の液状製品は上記液膨張吸収部あるいは液膨
張吸収用の容器内に収容されることになる。
第1図、第2図の例からも予測できるように、そうした
容器形状その他の因子も考慮すると、好ましくは98%
以上であれば特に本発明の効果が明白となる。
〔実施例〕
以下に実施例によって本発明を具体的に説明するが、本
発明はその要旨を逸脱しない限り以下の実施例に限定さ
れるものではない。
実施例1 第3図は、本発明で用いる輸送容器の一例を示す断面図
で、1つの大きな容器を液体充填部(8)と液膨張吸収
部(7)とに分割したものである。
図示する例では電子工業用グレードの28%アンモニア
水を輸送するためのPFAライニング(本体ステンレス
)1m3コンテナーとして使用するものであり、この中
に液体を収容してトラック輸送する。
この容器の液体充填部(8)は斜線で示すアンモニア水
で満たされ、アンモニア水のほとんど入っていない液膨
張吸収部(7)と連結管(2)でつながまた、液状製品
をほぼ充満させた状態で収容するための容器に、液膨張
による流動変動を吸収し得る手段を装着する場合を挙げ
ることができる。この場合には、輸送中容器内で液状製
品が膨張したときそれに対応して当該手段が作動し、上
記の場合と同様の効果が得られる。なお、この手段とし
て、安全弁もしくは破裂板を挙げることができ、これを
容器に装着するとよい。
さらに、液状製品をほぼ充満させた状態で収容するため
の容器自体に、液膨張による液量変動を吸収し得る機能
を発揮せしめるようにしても上記の場合と同様の効果が
得られる。その−例として、容器を膨張、収縮可能な材
質のもので形成したり、容器の構造を膨張、収縮可能な
ようにして内部の液状製品の膨張や収縮に対応させ得る
ようにする場合を挙げることができる。
液体充填部における充填液体の体積は容器形状その他の
因子により変動しうるが、−船釣には液体充填部の内容
積の95%以上ないと容器からの振動汚染を減少させる
ごとができない。
っている。液膨張吸収部(7)は約150リツトルの空
間容積を有する円筒形のタンクとすることができ、液体
充填部(8)の上部マンホール部から挿入するとよい。
輸送後ノズル(5)から清浄な窒素ガスを圧入すると、
液体充填部(8)内の液のみをノズル(3)から製品と
して抜き出すことができる。液膨張吸収部(7)にある
液は製品として使用しない。
電子工業用アンモニア水製造工程の28%水溶液をポア
サイズ0.1μのPTFEメンブランフィルタ−を用い
て加圧濾過し、濾過後の製品をPFAコンテナーの液体
充填部(8)からオーバーフローするまで充填した。濾
過直後の液中の微粒子を液体用自動微粒子測定器(バイ
アツク・ロイコ社 346型)により測定したところ0
.5μ以上の粒子が2個/1mlであった。この液体充
填部(8)中のアンモニア水を800km)ラック輸送
試験したのち、再度微粒子の量を測定した結果、増加は
認められなかった。
比較のために第3図のコンテナーから液膨張吸収部(7
)のタンクを取り外し、液体充填部(8)に容積比的8
5%に相当する同品質のアンモニア水を充填して、同じ
輸送テストと微粒子測定をした結果、0.5μ以上の粒
子が120個/1mlまで増加していた。
なお、第3図における図面符号(1)はマンホール蓋、
(4)は液抜き管、(6)は予備ノズル、(9)は固定
パレットである。
実施例2 第4図は、5m3内面ポリエチレンコーティングコンテ
ナーを3室に分割し、その中央の室を0.5m3の液膨
張吸収部(7)とし、半導体用50%フッ化水素酸の輸
送に使用する場合を示すものである。液膨張吸収部(7
)と液体充填部(8)とは連結管(2)で連結されてい
る。
実施例1と同じ輸送テストと微粒子測定を行った結果、
輸送前後で各々0.5μ以上の粒子が3個/1ml、4
個/1mlとなり、はとんど増加は認められなかった。
なお、第4図における図面符号(3)は液抜きノり届け
ることが可能になる効果がある。
また、請求項2記載の輸送方法によれば、容器への充填
時の品質と全く変わらないといってもよいほど清浄な液
状製品を、遠距離のユースポイントまで送り届けること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本発明による清浄な液状製品の輸送方法を
説明するためのもので、 第1図は、超純水により内部洗浄した1リットル高密度
ポリエチレン容器に超純水を、また、第2図は、超純水
により内部洗浄した1リツトルPFA容器に40%NH
,F水溶液を入れて長距離トラック輸送する前と、輸送
した後の液中の微粒子の変動値を、容器に対する液状製
品の充満度に対して測定したグラフ、 第3図は、大きな1つの容器を液体充填部と液膨張吸収
部とに分割した輸送容器の一例を示す断面図、 第4図は、1つのコンテナーを3室に分割し、ズル、(
4)は液抜き管、(5)は圧送用窒素ガスノズルである
。 実施例3 第5図は、15リツトルポリ工チレンコンテナー5本を
互いに連結し、そのうちの1本を液膨張吸収部(7)と
して、超純水の輸送容器として使用する場合を示すもの
である。液膨張吸収部(7)と液体充填部(8)とは連
結管(2)で連結されている。 実施例1と同じ輸送テストと溶解イオン測定を行った結
果、輸送前後で各々ナトリウムイオンが0.8ρpb 
、 0.9ppbとなり、はとんど増加は認められなか
った。 なお、第5図における図面符号(3)は液抜きノズル、
(4)は液抜き管、(5)は圧送用窒素ガスノズルであ
る。 〔発明の効果〕 請求項1記載の輸送方法によれば、容器への充填時の品
質を大幅に変動させることなく、清浄な液状製品を遠距
離のユースポイントまで送2 その中央の室を液膨張吸収部とした輸送容器の一例を示
す断面図、 第5図は、5本のコンテナーを互いに連結し、そのうち
の1本を液膨張吸収部とした輸送容器の一例を示す断面
図、 である。 (2)一連結管、 (7)−液膨張吸収部、 (8)−
液体充填部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、輸送中の液膨張による液量変動を吸収し得るように
    した容器の液状製品を充填すべき室内に、液状製品を該
    室の内容積に対し95%以上充満させた状態で収容し、
    それによって、容器から液状製品への振動汚染を減少さ
    せることを特徴とする清浄な液状製品の輸送方法。 2、輸送時における液体製品を充填すべき室内の液状製
    品の体積が、該室の内容積の98%以上である請求項1
    記載の清浄な液状製品の輸送方法。
JP1200821A 1989-08-02 1989-08-02 清浄な液状製品の輸送方法 Pending JPH03133785A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007053398A (ja) * 2006-10-18 2007-03-01 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 結晶性珪素膜の作製方法及び薄膜トランジスタの作製方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013676A (ja) * 1983-06-22 1985-01-24 日本ザンパツク株式会社 容器

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