JPH03133355A - 固型状のα化デンプン質加工食品 - Google Patents

固型状のα化デンプン質加工食品

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JPH03133355A
JPH03133355A JP1273477A JP27347789A JPH03133355A JP H03133355 A JPH03133355 A JP H03133355A JP 1273477 A JP1273477 A JP 1273477A JP 27347789 A JP27347789 A JP 27347789A JP H03133355 A JPH03133355 A JP H03133355A
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JP
Japan
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amylase
pregelatinized
potato
noodles
processed food
Prior art date
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Pending
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JP1273477A
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English (en)
Inventor
Nakamitsu Shiyuu
周 仲光
Mikio Senoo
妹尾 幹夫
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Kewpie Corp
Original Assignee
QP Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は湿潤状態のα化された固形状のデンプン質加工
食品、より具体的には、ふかした塊状ポテトおよびゆで
ためん類乃至パスタに関するものである。
〔従来の技術〕
現代の食生活の多様化に伴い、ふかした塊状ポテトやゆ
でためん類あるいはパスタを主材とする加工食品、例え
ばポテトサラダ、はるさめサラダ、マカロニサラダなど
が市販され、好ましく食されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような加工食品は通常チルド下(約0〜10℃)で
保存されているが、1〜2日するとポテトやめん類/バ
スタが食した際ボッボッするようになり、経日的に食感
が損われてくるのが認められ、よってチルドでの保管は
1〜2日ぐらいが限度とされているのが現状である。
食品の変改あるいは腐食に対する今日の防止技術、即ち
殺菌技術はかなり高い水準にあるところから、ふかした
塊状ポテトやゆでためん類/バスタ、あるいはこれらを
主材とする加工食品にあって上記したようなチルド保存
による老化を少しでも長く、好ましくは1週間以上防止
し得るならば、これら製品の製造、保管等において益す
ることば多大である。
よって、本発明はチルド保存によってふかした塊状ポテ
トやゆでためん類/バスタが老化し難い固形状のα化デ
ンプン質加工食品を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成した本発明は、第一義的には、湿潤状態
のα化された塊状ポテトまたはめん類乃至パスタが老化
し難いものであることを特徴とする固形状のα化デンプ
ン質加工食品を提供するものであり、また、第二義的に
は、湿潤状態のα化された塊状ポテトまたはめん類乃至
パスタにアミラーゼが表面付着されていることを特徴と
する固形状のα化デンプン質加工食品を提供するもので
ある。
本発明の対象とする固形状のα化デンプン質加工食品は
、湿潤状態のα化された塊状ポテトおよびめん類乃至パ
スタそのものの他に、これらを主材とする加工食品、例
えばサラダ食品で代表されるような、マヨネーズ、ドレ
ッシング等でこれらを和えた食品をも包含する。
本発明において「α化」あるいは「α化された」とは、
デンプンがα化されている状態にあることを意味する。
デンプンのα化は、具体的にはふかす(蒸煮)操作やゆ
でる操作によって行なうことができる。
本発明において、「湿潤状態のα化されたJとは、上記
のようにデンプンがα化されかつ湿った状態にあること
を意味する。具体的にはふかしたポテトやゆでためん類
/バスタのように通常水分が50%以上、より典型的に
は70〜80%の状態にあることを意味する。
本発明において「塊状ポテト」とは、形、大きさは問わ
ないがポテトがかたまり状態にあることを意味する。具
体的には、例えば約5〜15mm角のポテトなどを挙げ
ることができる。あまり大きいもの(30〜50龍角以
上のもの)は大きくなるほど本発明においてデンプンの
老化防止は計り難くなる。
本発明において「めん類乃至パスタ」とは、うどん、は
るさめなど通常めん類に包含されるもの並びにマカロニ
、スパゲツティ−など通常パスタに包含されるものすべ
てを含む。
上記したような湿潤状態にあるα化塊状ポテトやめん類
/バスタは、本発明の第一発明においては、老化し難い
ことを特徴としているが、ここで老化し難いとは、チル
ド状態で1週間程度保存した場合にボッボッした食感が
ほとんど生じないことを意味する。尚、本発明の固形状
のα化デンプン質加工食品は、それがめん類乃至パスタ
を主材とするものである場合、それら主材の原料生地を
製造する際に生地中にアミラーゼを混練したものは本発
明の対象には含まれない。
また、湿潤状態にあるα化塊状ポテトやめん類/バスタ
は、本発明の第二発明においては、アミラーゼが表面付
着されている。ここにおいてアミラーゼは、α−アミラ
ーゼ、β−アミラーゼ、グルコアミラーゼなどいずれで
あってもよい。α−アミラーゼは、最終製品がべとつい
たものになり易く、よって食感を低下させる傾向がある
ことから、β−アミラーゼやグルコアミラーゼがより好
ましい。いずれも市販品があり、それらが好ましく用い
られる。
本発明において「アミラーゼが表面付着されている」と
は、表面全体にアミラーゼがついていることを意味する
。付着の程度はアミラーゼの種類にもよるが、主材と副
材を含めた全原料成分重量中0.001〜0,01%位
が好ましい。あまり少ないと最終製品のチルド保存下の
老化防止効果が得難く、また、あまり多くても得られる
老化防止効果は然程異ならないことからアミラーゼがむ
だになる他、アミラーゼの作用が強すぎてが水っぽい食
感のものになり易くなる。付着の方法は表面全体にアミ
ラーゼが、好ましくは均一につくようにし得るならば任
意である。具体的には、例えばアミラーゼを水に溶いた
ものを全体に掛けたり、また最終製品がサラダの形態の
ものの場合にはマヨネーズ、ドレッシング等で和える際
それらに混ぜてもよい。
本発明の加工食品は、湿潤状態のα化塊状ポテトやめん
類/バスタそのものを対象とする他、これらを主材とす
る例えばサラダ食品なども対象とするところから、所望
する最終製品に応じて本発明の目的を損わない限り、例
えば適切量の各種調味料(例えば、油、酢、砂糖、塩、
醤油、マヨネーズ、ドレッシング、卵黄などを全原料成
分重量巾約1〜25%程度)、保存剤(例えば、低級脂
肪酸モノグリセライド、酢酸ソーダ、グリシン、リゾチ
ーム、プロタミンなどを全原料成分重量巾約0.5〜1
.5%程度)、また、その他の副材(例えば、ポテトサ
ラダの場合全原料成分重量巾約10〜4096のマツシ
ュポテト)などを配合しうる。
上記したような本発明に固形状のα化デンプン質加工食
品の製造は、典型的には、準備しておいた湿潤状態のα
化された塊状ポテトまたはめん類/バスタに、別途準備
しておいた予定量のアミラーゼまたはそれと共に所望す
る最終製品に応じたその他の原料を混和することによっ
て行なえばよい。
以下、その製造例を具体的な例に従って説明する。
■、湿潤状態のα化された塊状ポテトまたはめん類/バ
スタの調製: (イ)塊状ポテトの場合 剥皮した丸ごとのポテトを蒸煮し、熱い内にダイサーで
10mm角程度に切り(その際細かく砕けたものが1〜
4割程度生じる)、次いで真空冷却器に入れて5〜20
℃位に急速冷却する。
(ロ)めん類/バスタの場合 所望する最終製品に応じて選んだうどん、はるさめ、マ
カロニ、スパゲツティ−などのめん類/バスタは、いず
れも常法に準じてゆで、水切り後10〜15℃位に冷却
する。
■、アミラーゼの表面付着操作: 全原料成分重量中0.001〜0.01%程度となるよ
うに予め準備しておいたアミラーゼ(β−アミラーゼと
グルコアミラーゼがより好ましい)を、2〜3倍重量の
水に溶いたのち上記■で調製しておいた塊状のポテトま
たはめん類/バスタに全体的に掛けるか、あるいは所望
する最終製品に応じた配合予定のその他の原料、例えば
、マヨネーズ、ドレッシング、砂糖等に予定量のアミラ
ーゼをそれらに混ぜて充分に希釈分散させたものを上記
Iで調製した塊状ポテトまたはめん類/バスタに和える
。尚、その際配合予定のその他の原料の配合割合は、具
体的には、例えばマヨネーズやドレッシングは全原料成
分重量中1〜25%、浦(サラダ油)、酢、砂糖、塩、
醤油などは1〜20%、ケッチャプ1〜20%、カレー
粉1〜5%などの割合で用いるのが好ましい。また、こ
れらの原料のうち油、酢あるいはこれらを含むマヨネー
ズ、ドレッシングを配合したものは、チルド保存F−段
と高い老化防止効果が得られることがわかった。更にま
た、所望に応じて若干量の着色剤(β−カロチン等)や
保存剤(酢酸ソーダ、グルシン、プロタミン等)も配合
し得る。
このように他の原料を配合する場合、アミラーゼは予め
これらの全部あるいは一部と混ぜてからポテトやめん類
/バスタと混和してもよいが、これに限定されるもので
はないことはいうまでもない。
また、本発明の加工食品を製造する方法として、α化処
理前の生のポテトやめん類/バスタに予めアミラーゼを
付着させておいた後α化処理を行なうことも考えられる
が、実際にはα化処理の際加熱によってアミラーゼが失
活してしまい、このような方法は実際的でないことがわ
かった。
このようにして本発明の第一発明乃至第二発明に相当す
る固形状のα化デンプン質加工食品が製造される。尚、
使用したアミラーゼを失活させたい場合には、低温(通
常70〜80℃)で失活性アミラーゼを使用して製した
固形状のα化デンプン質加工食品をアミラーゼの至適温
度(50〜60℃位)に10〜30分間保持した後、7
0〜80℃で40〜60分間はど加熱して失活させれば
よい。この失活処理により製造されたものは本発明の第
一発明に相当する固形状のα化デンプン質加工食品とな
る。
以上のようにして製造された本発明の固形状のα化デン
プン質加工食品は、通常そのまま開放状態で、あるいは
容器に適宜収容、密封して0〜10℃はどのチルド下で
保存する。
〔作 用〕
本発明の固形状のα化デンプン質加工食品は、後述の試
験例の結果からも明らかなように従来のものに比べてこ
のようなチルド保存下でも老化し難いが、その理由は明
らかでない。特に、本発明においてはアミラーゼは塊状
のポテトやめん類/バスタの表面のみに付着されており
、アミラーゼはその表面部でしか作用し難いにもかかわ
らずどうしてそのような効果が得られるのかその理由は
推察し難い。
〔実施例および試験例〕
以下、本発明を実施例と試験例でもって更に詳しく説明
する。尚、本発明において%は重量%である。
実施例1 下記の配合割合の原料成分を混和して本発明の塊状ポテ
ト加工食品(即ち、ポテトサラダ)を製造した。
(約10mm角) 上記の塊状ポテト調製の際   30.000得られた
細かく砕けたポテト マヨネーズ          19.995β−アミ
ラーゼ(市販品>      0.005合  計  
      100,000 (%)尚、用いたマヨネ
ーズは、サラダ油約65%、食酢(酸度8%)約15%
、卵黄成約15%、食塩的3%およびからし粉約2%を
乳化させて得られたものである。また、β−アミラーゼ
は予めこのマヨネーズに充分混ぜておいた。
実施例2 上記実施例1に準じて製した塊状ポテト加工食品を50
℃で30分間保持した後、容器に収容、密封して70℃
で30分間加熱してアミラーゼを失活させて、本発明の
塊状ポテト加工食品を製造した。
尚、用いたアミラーゼは70℃で30分間の加熱により
失活するものである。
実施例3 下記の配合割合の原料成分を混和して本発明のめん加工
食品(即ち、はるさめサラダ)を製造した。
原料成分      配合割合(%) ゆでたはるさめ    70.000 ドレツシング     29.995 尚、用いたドレッシングは、下記の配合割合の各原料を
混合して得られたものである。また、グルコアミラーゼ
は予めこのドレッシングに充分混ぜておいた。
原    料          割 合(%)サラダ
油        30.0 醤    油              30.0砂
    糖              10.0食酢
(酸度5%)        20.0グルタミン酸ソ
ーダ        1,0スパイス        
 1.0 清    水               残 置台
   計            100. 0(%)
試験例 上記実施例1.2および3で得られた本発明の加工品と
、これら実施例においてアミラーゼを用いなかった他は
すべて同様にして得た三種類の対照品とを製造直後の食
感と、5℃で1週間保存後の食感とをそれぞれ調べた。
その結果は下記の表に示す。
に比べて長期(1週間以上) という利点がある。
に亘って保管しうる

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、湿潤状態のα化された塊状ポテトまたはめん類乃至
    パスタが老化し難いものであることを特徴とする固形状
    のα化デンプン質加工食品。 2、湿潤状態のα化された塊状ポテトまたはめん類乃至
    パスタにアミラーゼが表面付着されていることを特徴と
    する固形状のα化デンプン質加工食品。
JP1273477A 1989-10-20 1989-10-20 固型状のα化デンプン質加工食品 Pending JPH03133355A (ja)

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Cited By (1)

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