JPH03132966A - 光ディスクのローディング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は光ディスクのローディング装置に関し、さら
に詳しく言えば、ワイヤ暇動式のローディング装置に関
するものである。

〔従来の技術〕

ワイヤ駆動式のものは送りネジ軸によるものに比べて動
作が円滑であると言われている。すなわち、ワイヤ駆動
式においては、案内軸には案内作用のみを受は持たせ、
１〜レイケースの移動にはワイヤロープを使用し、その
役割を分担させているからである。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、従来装置ではその構造上トレイケースを
移動させるためのモータのほかに、光ディスクをターン
テーブルに押し付けるクランプアーム用のモータを必要
とし、これがコストダウンおよび構造の簡素化の妨げに
なっていた。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は上記課題を解決するためになされたもので、
その構成上の特徴は、スピンドルモータにて駆動される
ターンテーブルを有する筺体と、光ディスクが載置され
るトレイを有し筺体に対して所定方向に往復動し得るよ
うに設けられたトレイケースと、トレイケースをイジェ
クト位置とローディング位置とに移動させるトレイケー
ス移動手段と、ターンテーブルとの間で光ディスクを挟
持する回転自在なりランパを有するとともにトレイケー
スの移動に関連して俯仰するクランプアームとを備えて
いるローディング装置において、トレイケース移鉤手段
は、筺体側においてトレイケースの移動方向とほぼ平行
に配置された一対の固定プーリと、トレイケースに対し
て摺動自在なスライダに設けられた可動プーリと、可動
プーリおよび一対の固定プーリ間に巻かけられるととも
に、その両端が上記トレイケースに係止されるワイヤと
、可動プーリを回転させるモータとを備え、かつ、スラ
イダにはその摺動に伴ってクランプアームを俯仰させる
傾斜溝が形成されていることにある。

〔作　　　用〕

可動プーリを回転させてワイヤを巻き上げることにより
トレイケースが移動するのであるが、その際可動プーリ
自体もスライダとともに摺動するため、クランプアーム
が俯仰することになる。

〔実　施　例〕

以下、この発明の実施例を添付図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１図と第２図に示されているように、このローディン
グ装置はスピンドルモータ１１を有する筺体１０を備え
ている。この筺体１０上にはトレイケース１２が所定方
向、この実施例では図の左右方向に移動可能に設けられ
ている。トレイケース１２内には光ディスクＤが載置さ
れるトレイ１３が設けられている。同トレイ１３はトレ
イケース１２に立設されている垂直案内軸１４に沿って
垂直方向にのみ上下動し得るように規制されている。筺
体１０上にはトレイ１３を上方に向けて付勢する一対の
板バネ１５゜１５（第１図Ｉ１１線図示）が設けられて
いる。この場合、各板バネ１５．１５はトレイ１３の後
端部に作用するようになっているが、トレイケースＩ２
側にはそのトレイ１３を傾けさせることなく上下させる
ためのトレイアーム１６．１６がトレイ１３の両側に設
けられている。第５図を合せて参照すると、このトレイ
アーム１６は、トレイケース１２上に回転可能に保持さ
れた回転軸１６ａの両端にＣ字状の係合部１６ｂ。

１６ｂを形成したものからなり、その係合部１６ｂ。

１６ｂをトレイＬ３の前と後ろに係合させることにより
、トレイ１３の後ろ側にかけられる板バネ１５の付勢力
がこのトレイアーム１６を介して前方へも伝達される。

筺体１０の片側にはトレイケース１２のための案内軸１
７が設けられている。第３図に示されているように、ト
レイケース１２側には同案内軸１７に嵌合して摺動する
摺動軸受１８ａ、１８ｂが設けられている。

また、ｔ４体１０には一対の固定プーリ２０ａ、２０ｂ
が案内軸１７の両端に位置するように設けられている。

筺体１０の後部にはモータ２２が配置されている。この
モータ２２はその出力軸としてのウオーム２４をもち、
同ウオーム２４には中間プーリ２６のウオームホイール
が噛み合わされている。中間プーリ２Ｇにはダブルプー
リ２８がベルト３０を介して連結されている。このダブ
ルプーリ２８にはベルト３２を介して可動プーリ３４が
連結されている。

第４図を合せて参照すると、同可動プーリ３４はトレイ
ケース１２と相対的に摺動自在な関係にあるスライダ３
６に取付けられている。なお、このスライダ３６には、
筺体１０側に植設されている一対の案内ビン３８．３８
と協働して同スライダ３６の摺動方向を水平に保持する
案内スリット４０．４０が穿設されている。また、この
スライダ３６には後述のクランプアームロ０を俯仰させ
るための傾斜溝４２が形成されている。

上記一対の固定プーリ２０ａ、２０ｂおよび可動プーリ
３４には一本のワイヤ４４が掛は渡され、その両端は第
３図に示されているように、トレイケース１２の所定部
位に係止されている。この場合、可動プーリ３４にはワ
イヤ４４が一重以上に巻回される。

この例において、案内軸１７の一端は筺体ｌＯに設けら
れている軸・受板４６に摺動可能に保持されており、同
軸受板４６には案内軸１７をトレイケース１２のイジェ
クト方向く第１図左方向）に付勢するバネ４８が設けら
れている。また、軸受板４６の近傍には、トレイケース
１２の摺動軸受１８ａをキャッチする係止レバー５０が
設けられている。同係止レバー５０は軸５２を中心とし
て回動可能であり、常時バネ５４にて第１図反時計方向
、すなわち係止を解く方向に付勢されているが、図示の
ようにトレイケース１２がローディング時にはトレイケ
ース１２の摺動軸受１８ｂに押圧されて係止状態を自己
保持するようになっている。

また、筺体１０にはクランプアーム６０が同筺体１０の
後部にあるアームスタッド６２を回転軸として俯仰自在
に設けられている。このクランプアーム６０には、再生
時光ディスクＤをスピンドルモータ１１のターンテーブ
ルｌｌａに押圧するマグネットなどからなるクランパー
６４と、同クランプアーム６０が閉じられる際にトレイ
１３を板バネ１５に抗してターンテーブルｌｌａの下方
位置にまで押し下げるロッド６６と、上記スライダ３６
の傾斜溝４２に嵌合し、同スライダ３６の摺動に伴って
クランプアーム６０を俯仰させるビン６８とが設けられ
ている。すなわちこの実施例において、傾斜溝４２は約
４５度の右上がり勾配を有し、スライダ３６が第２図左
方向に摺動する場合ビン６８は上方に移動し、これによ
りクランプアーム６０が開かれる。

次に、この装置の作用について説明する。まず、トレイ
１３が図示実線のローディング状態からイジェクト位置
に至るまでの動作を説明する。

図ボしないイジェクト釦が押されると、モータ２２が例
えば正回転し、可動プーリ３４が時計方向に同転する。

この時、摺動軸受１８ａは係止レバー５０に捕捉されて
いるため、トレイケース１２はイジェクト方向に動き得
ない。したがって、可動プーリ３４はワイヤ４４を伝わ
るようにして第１図実線位置から鎖線位置にまで移動す
ることになる。すなわち、スライダ３６全体が左方向に
摺動する。これにより、ビン６８が傾斜溝４２に沿って
上昇しクランプアーム６０が開かれる。

上記のようにスライダ３６が左方向に移動することで係
止レバー５０はフリーとなり、バネ５４の付勢力にて軸
５２を中心として反時計方向に若干回動し、摺動軸受１
８ａに対する係止を解く。引き続きモータ２２にて可動
プーリ３４が回転させられているため。

今度はトレイケース１２全体がワイヤ４４に牽引される
ようにしてイジェクト方向に移動する。その終端位置は
リミットスイッチ５６にて検出される。

次に、イジェクト位置からローディング位置に至るまで
の動作を説明する。図示しないローディング釦が押され
ると、モータ２２が上記とは反対方向に回転する。すな
わち、可動プーリ３４は第１図鎖線位置にあって反時計
方向に回転させられる。

これにより、トレイケース１２全体がワイヤ４４に牽引
されなからローディング方向（第１図右方向）に移動す
る。トレイケース１２が筺体ｌｏ内に入ると、その摺動
軸受１８ｂにて係止レバー５ｏがバネ５４に抗して時計
方向に回動され、他方の摺動軸受１８ｂを捕捉する。引
き続きモータ２２は回転するが、トレイケース１２はそ
れ以上右方向に移動し得なくなるため、今度は可動プー
リ３４がワイヤ４４を伝わるようにして第１図実線位置
に戻る。このことはスライダ３６が右方向に摺動するこ
とを意味し、これによりビン６８が傾斜溝４２に沿って
下方に移動し、クランプアーム６０が閉じられる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、ワイヤ駆動式
でありながら、一つのモータにてトレイの移動とクラン
プアームの俯仰動作を行わせることができ、構成の簡素
化とコストダウンを図ることができる。

【図面の簡単な説明】

図はいずれもこの発明の実施例に関するもので、第１図
はローディング装置の平面図、第２図は同装置の側面図
、第３図は第２図からスライダ部分とワイヤおよびその
プーリ部分を摘示した概略的な側面図、第４図はトレイ
ケースとスライダとの関係を概略的に示した正面図、第
５図はトレイアームを説明するための第１図におけるモ
ータ側から見た後方側面図である。 図中、１０は筺体、１１はスピンドルモータ、１２はト
レイケース、１３はトレイ、１５は板バネ、１６はトレ
イアーム、１７は案内軸、１８は摺動軸受、２０は固定
プーリ、２２はモータ、３４は可動プーリ、３６はスラ
イダ、３８は案内ビン、４２は傾斜溝、４４はワイヤ、
５０は係止レバー、６０はクランプアーム、６４はクラ
ンパー、６８はピンである。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）スピンドルモータにて駆動されるターンテーブル
   を有する筺体と、光ディスクが載置されるトレイを有し
   該筺体に対して所定方向に往復動し得るように設けられ
   たトレイケースと、該トレイケースをイジェクト位置と
   ローディング位置とに移動させるトレイケース移動手段
   と、上記ターンテーブルとの間で上記光ディスクを挟持
   する回転自在なクランパを有するとともに上記トレイケ
   ースの移動に関連して俯仰するクランプアームとを備え
   てなる光ディスクのローディング装置において、 上記トレイケース移動手段は、上記筺体側において上記
   トレイケースの移動方向とほぼ平行に配置された一対の
   固定プーリと、上記トレイケースに対して摺動自在なス
   ライダに設けられた可動プーリと、該可動プーリおよび
   上記一対の固定プーリ間に巻かけられるとともに、その
   両端が上記トレイケースに係止されるワイヤと、上記可
   動プーリを回転させるモータとを備え、かつ、上記スラ
   イダにはその摺動に伴って上記クランプアームを俯仰さ
   せる傾斜溝が形成されていることを特徴とする光ディス
   クのローディング装置。
2. （２）上記筺体側には上記トレイケースを案内するため
   の案内軸が設けられている請求項１に記載の光ディスク
   のローディング装置。