JPH0313288Y2 - - Google Patents

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JPH0313288Y2
JPH0313288Y2 JP1986030772U JP3077286U JPH0313288Y2 JP H0313288 Y2 JPH0313288 Y2 JP H0313288Y2 JP 1986030772 U JP1986030772 U JP 1986030772U JP 3077286 U JP3077286 U JP 3077286U JP H0313288 Y2 JPH0313288 Y2 JP H0313288Y2
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shaft
transducer
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、体腔内に挿入され、体腔内から超
音波を発信して、超音波エコーにより体腔内臓器
の断層像を得る超音波内視鏡に関するもので、特
に、超音波振動子を回転して走査をする振動子回
転機構の改良に関するものである。
[従来の技術] この種の超音波内視鏡の振動子回転機構は、従
来は第8図に示されるように、内視鏡の挿入部a
の先端に設けられた超音波振動子bの回転軸に、
挿入部aの基端側に設けられた駆動モータの出力
軸cを、フレキシブルな可撓軸dを介して直結し
ていた。
[考案が解決しようとする問題点] 内視鏡の挿入部aが小さな曲率半径で曲げられ
ると、内部に挿通されている可撓軸dには、軸方
向に強い圧縮力又は引張力などが加わる。
ところが、上記の従来の超音波内視鏡の振動子
回転機構は、可撓軸dの両端を、超音波振動子b
の回転軸と駆動モータの出力軸cとに直結してい
たので、挿入部aが曲げられると、可撓軸dにた
わみや緊張が発生して滑らかな回転が伝達されな
くなり、超音波振動子bに回転ムラが生じて鮮明
な超音波断層像を得ることができない欠点があつ
た。
この考案は、そのような従来の欠点を解消し、
挿入部が小さな曲率半径で曲げられた場合にも、
超音波振動子bに回転ムラが発生せず、常に鮮明
な超音波断層像を得ることができる超音波内視鏡
の振動子回転機構を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記の問題点を解決するための、本考案の超音
波内視鏡の振動子回転機構は、超音波振動子19
が内視鏡の挿入部1の先端に回動自在に軸支さ
れ、挿入部1の基端側に駆動モータ34が設けら
れ、その駆動モータ34の出力軸34aと超音波
振動子19の回転軸17とがフレキシブルな可撓
軸35により連結されており、軸体41とこの軸
体41に対して軸方向に沿つてスライド自在かつ
相対的に回転不能に嵌合する軸穴37aが回転中
心部に形成された回転体37とからなる軸継手4
0を介して、上記可撓軸35の基端部が上記駆動
モータ34の出力軸34aに連結されていること
を特徴とする。
[作用] 挿入部1が小さな曲率半径で曲げられると、可
撓軸35に強い圧縮力や引張力が加わるが、その
場合には軸継手40に対して可撓軸35が軸方向
に沿つて自在にスライドして、可撓軸35には、
たわみや緊張が発生せず、可撓軸35は滑らかに
回転を続行する。
[実施例] 本考案の第1の実施例について、第1図ないし
第4図にもとづいて説明する。
第3図は、本実施例の振動子回転機構を採用し
た超音波内視鏡の全体図であり、フレキシブルな
可撓管で構成された挿入部1の先端側には、遠隔
操作により屈曲自在な湾曲部2が形成され、さら
にその先端に、超音波送受信部3と光学的観察部
4とが設けられている。
その光学的観察部4には、対物レンズを内蔵し
た観察窓5、及びライトガイドフアイバの出端端
部が配置された照明窓6などが設けられている。
7は空気などを放出する送気口、8は体腔内の粘
液などを吸引排出する吸引口である。
挿入部1の基端側には、各種操作装置類が設け
られた操作部9が連結されている。10は上記観
察窓5から例えばイメージガイドフアイバを介し
て伝送された観察像を、拡大して観察する接眼
部、11は上記湾曲部2の屈曲操作を行う湾曲操
作ノブ、12a,12bは送気、吸引などの制御
を行う、送気スイツチ及び吸引スイツチである。
そして、上記操作部9には、ライトガイドの入
射端部を光源装置13に接続する接続コード14
aと、超音波送受信の制御を行う制御装置15に
接続される接続コード14bとが連結されてい
る。
第4図は、挿入部1の先端に設けられた上記超
音波送受信部3の断面図であり、超音波透過率の
良い材料で形成されたケース16の中に、回転軸
17が回動自在に軸支され、その先端に音響吸収
体18を介して、超音波の送受信をする超音波振
動子19が固着されている。
上記ケース16内には超音波透過率のより液体
よりなる超音波媒体液20が封入され、シール材
21により洩れが防止されている。22は、ケー
ス16先端に液密に螺着された栓体、23,24
は上記回転軸17の軸受部である。
上記回転軸17の中央部付近には、円板28が
同芯状に突設されており、その円板28には、コ
ード25により超音波振動子19に電気的に接続
されたリング状の接片26と、例えば白黒模様が
交互に印刷されたリング状の回転角度検出用パタ
ーン27とが設けられている。
そして、ケース16内の後部に固定された絶縁
板29にバネ30の根部が取着されており、その
バネ30の頭部に形成された接点31が上記リン
グ状接片26に押しつけられ、信号線32を介し
て、超音波振動子19と上記制御装置15との間
の信号伝達が行なわれる。
また、上記回転角度検出用パターン27に対向
して、信号光の発光信を行う、例えばダイオード
またはライトガイドフアイバよりなる信号光発受
信器33が設けられ、超音波振動子19の回転角
度を検出している。
第5図は、上記超音波振動子19を回転させる
振動子回転機構の全体略図であり、34は上記操
作部9内に設けられた駆動モータ、35は、上記
挿入部1内の全長にわたつて通された案内管36
内に、回動自在に挿通されたフレキシブルな可撓
軸であり、その先端は上記超音波振動子19の回
転軸17の後端部に連結され、基端は例えばプー
リ37,38とベルト39などよりなる軸継手4
0を介して、駆動モータ34の出力軸34aに連
結されている。
上記の可撓軸35は、例えば巻き方向の異なる
密着巻きコイルを、交互に数層まき重ねた多層構
造であり、その先端側の部分35aは例えば最外
層のコイルを除去することによつて、細くかつ柔
軟に形成されている。これによつて、湾曲部2が
小さな曲率半径で屈曲されたときなどにも、可撓
軸35が無理なく屈曲して、駆動モータ34の回
転が超音波振動子19の回転軸17に滑らかに伝
達される。
第1図は、上記軸継手40周辺の拡大図であ
り、第2図は、その−線切断面図である。
図中、41は上記可撓軸35の基端部に例えば
半田付により固着された入力軸(軸体)であり、
その入力軸41は操作部9内にマウントされた軸
受42,43により、回動自在に、かつ軸方向に
スライド自在に支持されている。その入力軸41
の後半部には、プーリ37が軸方向にスライド自
在に嵌合され、そのプーリ37と駆動モータ34
の出力軸34aに取着されたプーリ38との間に
ベルト39が平行掛けされている。尚、ベルト3
9は、平ベルト、丸ベルト、Vベルト、又は溝付
ベルトなどのいずれであつてもよい。37aは、
上記軸41と嵌合するプーリ37の軸穴を示して
いる。
上記入力軸41と軸穴37aとの嵌合部の両面
には、互いに向き合つて、一対の溝44,45が
形成されており、その溝44,45の断面形状
は、第2図に示されるように、双方を合わせて正
円をなすように形成されている。
そして、入力軸41側の溝44は、プーリ37
の幅より長く、軸方向に沿つて形成され、プーリ
37側の溝45には、プーリ37の両端部におい
て溝を塞ぐ側壁37bが形成されており、これら
2つの溝44,45の両溝内にまたがつて、複数
の例えば鋼球よりなる球体46が嵌入されてい
る。
したがつて、入力軸41とプーリ37とは、軸
方向には互いにスライド自在であるが、双方の溝
44,45内に嵌入された球体46を介して、回
転方向には一体となつて回転する。
次に上記実施例の動作について説明すると、駆
動モータ34を回転させることにより、その出力
軸34aに取着されたプーリ38及びベルト39
を介して、入力軸41に嵌入されたプーリ37が
回転する。そして、溝44,45内に嵌入された
球体46を介して、プーリ37の回転が入力軸4
1に直接伝達され、可撓軸35及び挿入部先端の
回転軸17を介して、超音波振動子19が回転す
る。
そして、例えば湾曲操作により湾曲部2が小さ
な曲率半径で曲げられ、可撓軸35に強い圧縮力
や引張力が加わつたときには、入力軸41が、可
撓軸35と共に、プーリ37に対して軸方向に沿
つて自在にスライドして、可撓軸35にたわみ又
は緊張が発生せず、可撓軸35は滑らかに回転を
続行することができる。
第6図は、上記のプーリ37,38とベルト3
9に代えて、歯車47,48を用いて軸継手50
を構成した実施例であり、第7図は、駆動モータ
34の出力軸34aと可撓軸35とを同軸に配置
した実施例である。60はその軸継手を示す。
このように、軸継手における回転の伝達方式
は、プーリとベルトによる方式に限定されるもの
ではなく、また、上記の入力軸41を動力側(駆
動モータ側)に形成し、軸穴37aを可撓軸側に
形成してもよい。
また、球体46を嵌入する溝44,45は複数
組形成してもよく、溝44,45の断面形状は正
方形その他の多角形などであつてもよい。
[考案の効果] 本考案の超音波内視鏡の振動子回転機構によれ
ば、挿入部が小さな曲率半径で曲げられても、そ
こに挿通されている可撓軸は滑らかに回転をつづ
けることができるので、挿入部先端の超音波振動
子に回転ムラが発生せず、常に鮮明な超音波断層
像を得ることができる。しかも、軸継手は、軸体
とこの軸体に対して軸方向に沿つてスライド自在
かつ相対的に回転不能に嵌合する軸穴が回転中心
部に形成された回転体とで形成されているので、
軸体だけを軸受けで軸支すればよく、構造が簡単
でしかも回転運動が滑らかに伝達され、軸方向に
は滑らかにスライドすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の軸継手の側面断面
図、第2図はその−線切断面図、第3図はそ
の実施例による超音波内視鏡の全体斜視図、第4
図はその挿入部先端の側面断面図、第5図は同じ
くその超音波振動子回転機構の略示図、第6図及
び第7図は各々本考案の他の実施例の軸継手の側
面断面図、第8図は従来の超音波振動子回転機構
の略示図である。 1……挿入部、17……回転軸、19……超音
波振動子、34……駆動モータ、35……可撓
軸、37……プーリ、38……プーリ、39……
ベルト、40……軸継手、41……入力軸、44
……溝、45……溝、46……球体、47……歯
車、48……歯車、50,60……軸継手。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内視鏡の挿入部の先端に回動自在に軸支され
    た超音波振動子と、挿入部の基端側に設けられ
    た駆動モータと、その駆動モータの出力軸と上
    記超音波振動子の回転軸とを連結するフレキシ
    ブルな可撓軸とを有する超音波内視鏡の振動子
    回転機構において、 軸体とこの軸体に対して軸方向に沿つてスラ
    イド自在かつ相対的に回転不能に嵌合する軸穴
    が回転中心部に形成された回転体とからなる軸
    継手を介して、上記可撓軸の基端部を上記駆動
    モータの出力軸に連結したことを特徴とする超
    音波内視鏡の振動子回転機構。 2 上記軸継手が、軸方向に沿つてスライド自在
    に嵌合する軸及び軸穴と、その嵌合部の両面に
    向い合つて軸方向に沿つて形成された溝と、そ
    の両溝内にまたがつて挿入された球体よりなる
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の超音波内
    視鏡の振動子回転機構。 3 上記可撓軸の硬さが、挿入部の先端側では、
    基端側に比べて柔軟に形成されている実用新案
    登録請求の範囲第1項又は第2項記載の超音波
    内視鏡の振動子回転機構。
JP1986030772U 1986-03-03 1986-03-03 Expired JPH0313288Y2 (ja)

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JP1986030772U JPH0313288Y2 (ja) 1986-03-03 1986-03-03

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JP1986030772U JPH0313288Y2 (ja) 1986-03-03 1986-03-03

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JPS62142307U JPS62142307U (ja) 1987-09-08
JPH0313288Y2 true JPH0313288Y2 (ja) 1991-03-27

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JP2000126183A (ja) * 1998-10-21 2000-05-09 Olympus Optical Co Ltd 体腔内超音波診断装置
JP2000333962A (ja) * 1993-10-01 2000-12-05 Olympus Optical Co Ltd 機械走査型超音波プローブ

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JPS62142307U (ja) 1987-09-08

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