JPH03132272A - サブトラクション画像の表示方法および装置 - Google Patents
サブトラクション画像の表示方法および装置Info
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- JPH03132272A JPH03132272A JP1270734A JP27073489A JPH03132272A JP H03132272 A JPH03132272 A JP H03132272A JP 1270734 A JP1270734 A JP 1270734A JP 27073489 A JP27073489 A JP 27073489A JP H03132272 A JPH03132272 A JP H03132272A
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Landscapes
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- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の分野)
本発明はサブトラクション処理をした放射線画像の表示
方法および装置、詳細には蓄積性蛍光体シートを用いて
行なう放射線画像のデジタルサブトラクション処理にお
いて、−層高い診断効果をもってサブトラクション画像
を表示する方法および装置に関するものである。
方法および装置、詳細には蓄積性蛍光体シートを用いて
行なう放射線画像のデジタルサブトラクション処理にお
いて、−層高い診断効果をもってサブトラクション画像
を表示する方法および装置に関するものである。
(発明の技術的背景および先行技術)
従来より放射線画像のデジタルサブトラクションが公知
となっている。この放射線画像のデジタルサブトラクシ
ョンとは、異なった条件で撮影した2つの放射線画像を
光電的に読み出してデジタル画像信号を得た後、これら
のデジタル画像信号を両画像の各画素を対応させて減算
処理し、放射線画像中の特定の構造物の画像を形成する
ための差信号を得る方法であり、このようにして得た差
信号を用いて特定構造物のみが抽出された放射線画像を
再生することができる。
となっている。この放射線画像のデジタルサブトラクシ
ョンとは、異なった条件で撮影した2つの放射線画像を
光電的に読み出してデジタル画像信号を得た後、これら
のデジタル画像信号を両画像の各画素を対応させて減算
処理し、放射線画像中の特定の構造物の画像を形成する
ための差信号を得る方法であり、このようにして得た差
信号を用いて特定構造物のみが抽出された放射線画像を
再生することができる。
このサブトラクション処理には、基本的に次の2つの方
法がある。即ち、造影剤注入により特定の構造物が強調
された放射線画像の画像信号から、造影剤が注入されて
いない放射線画像の画像信号を引き算(サブトラクト)
することによって特定の構造物を抽出するいわゆる時間
サブトラクション処理と、同一の被写体に対して相異な
るエネルギー分布を有する放射線を照射し、それにより
特定の構造物が特有の放射線エネルギー吸収特性を有す
ることを利用して特定構造物が異なる画像を2つの放射
線画像間に存在せしめ、その後この2つの放射線画像の
画像信号間で適当な重みづけをした上で減算(サブトラ
クト)を行ない特定の構造物の画像を抽出するいわゆる
エネルギーサブトラクション処理である。
法がある。即ち、造影剤注入により特定の構造物が強調
された放射線画像の画像信号から、造影剤が注入されて
いない放射線画像の画像信号を引き算(サブトラクト)
することによって特定の構造物を抽出するいわゆる時間
サブトラクション処理と、同一の被写体に対して相異な
るエネルギー分布を有する放射線を照射し、それにより
特定の構造物が特有の放射線エネルギー吸収特性を有す
ることを利用して特定構造物が異なる画像を2つの放射
線画像間に存在せしめ、その後この2つの放射線画像の
画像信号間で適当な重みづけをした上で減算(サブトラ
クト)を行ない特定の構造物の画像を抽出するいわゆる
エネルギーサブトラクション処理である。
このサブトラクシッン処理は特に医療用のX線写真の画
像処理において診断上きわめて有効な方法であるため、
近年大いに注目され、電子工学技術を駆使してその研究
、開発が盛んに進められている。
像処理において診断上きわめて有効な方法であるため、
近年大いに注目され、電子工学技術を駆使してその研究
、開発が盛んに進められている。
さらに最近では例えば特開昭58−163340号公報
に示されるように、きわめて広い放射線露出域を有する
蓄積性蛍光体シートを使用し、これらの蛍光体シートに
前述のように異なった条件で同一の被写体を透過した放
射線を照射して、これらの蛍光体シートに特定構造物の
画像情報が異なる放射線画像を蓄積記録し、これらの蓄
積画像を励起光による走査により読み出してデジタル信
号に変換し、これらデジタル信号により前記デジタルサ
ブトラクションを行なうことも提案されている。上記蓄
積性蛍光体シートとは、例えば特開昭55−12429
号公報に開示されているように放射線(X線、α線、β
線、γ線、電子線、紫外線等)を照射するとその放射線
エネルギーの一部を蛍光体中に蓄積し、その後可視光等
の励起光を照射すると蓄積された放射線エネルギー量に
応じて蛍光体が輝尽発光を示すもので、きわめて広いラ
チチュード(露出域)を有し、かつ著しく高い解像力を
有するものである。したがって、この蛍光体シートに蓄
積記録された放射線画像情報を利用して前記デジタルサ
ブトラクションを行なえば、放射線量が変動しても常に
十分な画像情報を得ることができ、診断能の高い放射線
画像を得ることができる。
に示されるように、きわめて広い放射線露出域を有する
蓄積性蛍光体シートを使用し、これらの蛍光体シートに
前述のように異なった条件で同一の被写体を透過した放
射線を照射して、これらの蛍光体シートに特定構造物の
画像情報が異なる放射線画像を蓄積記録し、これらの蓄
積画像を励起光による走査により読み出してデジタル信
号に変換し、これらデジタル信号により前記デジタルサ
ブトラクションを行なうことも提案されている。上記蓄
積性蛍光体シートとは、例えば特開昭55−12429
号公報に開示されているように放射線(X線、α線、β
線、γ線、電子線、紫外線等)を照射するとその放射線
エネルギーの一部を蛍光体中に蓄積し、その後可視光等
の励起光を照射すると蓄積された放射線エネルギー量に
応じて蛍光体が輝尽発光を示すもので、きわめて広いラ
チチュード(露出域)を有し、かつ著しく高い解像力を
有するものである。したがって、この蛍光体シートに蓄
積記録された放射線画像情報を利用して前記デジタルサ
ブトラクションを行なえば、放射線量が変動しても常に
十分な画像情報を得ることができ、診断能の高い放射線
画像を得ることができる。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、このようにして得られたサブトラクショ
ン画像は、例えば骨の画像と軟部組織の画像を別々に作
成した場合、あるいはマンその腫瘤形を抽出した場合、
さらには時間サブトラクションで血管造影を抽出した場
合等に、これらの画像(サブトラクション画像)のみを
観察したのでは、その抽出画像が他の部分のどの辺りに
あるのか分かりに<<、原画像または他のサブトラクシ
ョン画像と見比べながら見ないと十分な診断ができない
。
ン画像は、例えば骨の画像と軟部組織の画像を別々に作
成した場合、あるいはマンその腫瘤形を抽出した場合、
さらには時間サブトラクションで血管造影を抽出した場
合等に、これらの画像(サブトラクション画像)のみを
観察したのでは、その抽出画像が他の部分のどの辺りに
あるのか分かりに<<、原画像または他のサブトラクシ
ョン画像と見比べながら見ないと十分な診断ができない
。
そこで本発明は、上述のようなサブトラクションによる
抽出画像を、原画像または他のサブトラクション画像と
は区別しつつ、しかも−度に重ねて見ることができるよ
うに表示するサブトラクション画像の表示方法、および
その方法を実施する装置を提供することを目的とするも
のである。
抽出画像を、原画像または他のサブトラクション画像と
は区別しつつ、しかも−度に重ねて見ることができるよ
うに表示するサブトラクション画像の表示方法、および
その方法を実施する装置を提供することを目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段)
本発明によるサブトラクション画像の表示方法は、特定
の構造物を抽出もしくは強調したサブトラクション画像
を着色画像として、その原画像もしくは他のサブトラク
ション画像に重ねて表示することを特徴とするものであ
る。すなわち、サブトラクション画像を原画像を背景と
してその手前に容色画像として表示するようにして、抽
出または強調された構造物の原画像での位置が分かりや
すいようにしたものである。
の構造物を抽出もしくは強調したサブトラクション画像
を着色画像として、その原画像もしくは他のサブトラク
ション画像に重ねて表示することを特徴とするものであ
る。すなわち、サブトラクション画像を原画像を背景と
してその手前に容色画像として表示するようにして、抽
出または強調された構造物の原画像での位置が分かりや
すいようにしたものである。
すなわち、本発明のエネルギーサブトラクション画像の
表示方法は、 2枚以上の蓄積性蛍光体シートのそれぞれに、軟部組織
と、該軟部組織の他に該軟部組織より放射線透過度の低
い患部組織を含む可能性のある被写体を透過したそれぞ
れエネルギーが異なる放射線を照射して、これらの蛍光
体シートに前記被写体の少なくとも一部の画像情報が互
いに異なる放射線画像を蓄積記録し、これらの蛍光体シ
ートに励起光を走査して前記放射線画像を輝尽発光光に
変換し、この輝尽発光光の発光量を光電的に読み出して
デジタル画像信号に変換し、各画像の対応する画素間で
このデジタル画像信号の減算を行なって放射線画像の前
記患部組織のみの画像を形成する差信号を得るエネルギ
ーサブトラクションにおいて、前記2枚以上の蓄積性蛍
光体シートから読み出された前記デジタル画像信号のう
ちの1つもしくはそのうちの2つ以上を加算した信号を
濃度情報とし、この濃度情報に前記差信号を着色情報と
して加え、両情報を重ねて表示することを特徴とするも
のである。
表示方法は、 2枚以上の蓄積性蛍光体シートのそれぞれに、軟部組織
と、該軟部組織の他に該軟部組織より放射線透過度の低
い患部組織を含む可能性のある被写体を透過したそれぞ
れエネルギーが異なる放射線を照射して、これらの蛍光
体シートに前記被写体の少なくとも一部の画像情報が互
いに異なる放射線画像を蓄積記録し、これらの蛍光体シ
ートに励起光を走査して前記放射線画像を輝尽発光光に
変換し、この輝尽発光光の発光量を光電的に読み出して
デジタル画像信号に変換し、各画像の対応する画素間で
このデジタル画像信号の減算を行なって放射線画像の前
記患部組織のみの画像を形成する差信号を得るエネルギ
ーサブトラクションにおいて、前記2枚以上の蓄積性蛍
光体シートから読み出された前記デジタル画像信号のう
ちの1つもしくはそのうちの2つ以上を加算した信号を
濃度情報とし、この濃度情報に前記差信号を着色情報と
して加え、両情報を重ねて表示することを特徴とするも
のである。
また、本発明のもう一つのエネルギーサブトラクション
画像の表示方法は、 2枚以上の蓄積性蛍光体シートのそれぞれに、骨と軟部
組織とを含む被写体を透過したそれぞれエネルギーが異
なる放射線を照射して、これらの蛍光体シートに前記被
写体の少なくとも一部の画像情報が互いに異なる放射線
画像を蓄積記録し、これらの蛍光体シートに励起光を走
査して前記放射線画像を輝尽発光光に変換し、この輝尽
発光光の発光量を光電的に読み出してデジタル画像信号
に変換し、各画像の対応する画素間でこのデジタル画像
信号の減算を行なって放射線画像の前記骨が消去された
軟部組織の画像を形成する差信号と、軟部組織が消去さ
れた骨の画像を形成する差信号を得るエネルギーサブト
ラクションにおいて、前記軟部組織の画像と前記骨の画
像のいずれか一方を青色画像とし、前記28の画像を重
ねて表示することを特徴とするものである。
画像の表示方法は、 2枚以上の蓄積性蛍光体シートのそれぞれに、骨と軟部
組織とを含む被写体を透過したそれぞれエネルギーが異
なる放射線を照射して、これらの蛍光体シートに前記被
写体の少なくとも一部の画像情報が互いに異なる放射線
画像を蓄積記録し、これらの蛍光体シートに励起光を走
査して前記放射線画像を輝尽発光光に変換し、この輝尽
発光光の発光量を光電的に読み出してデジタル画像信号
に変換し、各画像の対応する画素間でこのデジタル画像
信号の減算を行なって放射線画像の前記骨が消去された
軟部組織の画像を形成する差信号と、軟部組織が消去さ
れた骨の画像を形成する差信号を得るエネルギーサブト
ラクションにおいて、前記軟部組織の画像と前記骨の画
像のいずれか一方を青色画像とし、前記28の画像を重
ねて表示することを特徴とするものである。
そして上記方法は、
放射線画像が蓄積記録された蓄積性蛍光体シートに励起
光を走査し、それによって前記蓄積性蛍光体シートから
発せられた輝尽発光光を光電的に読み出してデジタル画
像信号に変換する画像読取手段と、 軟部組織と、該軟部組織の他に該軟部組織より放射線透
過度の低い患部組織を含む可能性のある被写体を透過し
たエネルギーの互いに異なる放射線の照射により、該被
写体の少なくとも一部の画像情報が互いに異なる放射線
画像が蓄積記録された2枚以上の前記蓄積性蛍光体シー
トそれぞれから、前記画像読取手段によって得た各デジ
タル画像信号の対応する画素間で減算を行ない、それに
よって前記患部組織のみの画像を形成する差信号および
2枚以上の蓄積性蛍光体シートから読み出された前記デ
ジタル画像信号のうちの1つもしくはそのうちの2つ以
上を加算した通常画像を形成する加算信号を得るサブト
ラクション演算手段と、前記加算信号を濃度信号とし、
前記差信号を着色信号として着色画像信号を構成する着
色画像信号構成手段と、 前記着色画像信号に基づいて着色画像を表示する表示装
置とからなるサブトラクション画像の表示装置、および
、 放射線画像が蓄積記録された蓄積性蛍光体シートに励起
光を走査し、それによって前記蓄積性蛍光体シートから
発せられた輝尽発光光を光電的に読み出してデジタル画
像信号に変換する画像読取手段と、 骨および軟部組織を含む同一の被写体を透過したエネル
ギーの互いに異なる放射線の照射により、該被写体の少
なくとも一部の画像情報が互いに異なる放射線画像が蓄
積記録された2枚以上の前記蓄積性蛍光体シートそれぞ
れから、前記画像読取手段によって得た各デジタル画像
信号の対応する画素間で減算を行ない、それによって前
記骨が消去された画像を形成する差信号および前記軟部
組織が消去された画像を形成する差信号を得るサブトラ
クション演算手段と、 前記軟部組織が消去された骨の画像を形成する差信号と
前記骨が消去された軟部組織の画像を形成する差信号の
いずれか一方を着色信号とする着色信号変換手段と、 前記着色信号を他方の差信号と重ねて表示する表示装置
とからなるサブトラクション画像の表示装置によって実
施される。
光を走査し、それによって前記蓄積性蛍光体シートから
発せられた輝尽発光光を光電的に読み出してデジタル画
像信号に変換する画像読取手段と、 軟部組織と、該軟部組織の他に該軟部組織より放射線透
過度の低い患部組織を含む可能性のある被写体を透過し
たエネルギーの互いに異なる放射線の照射により、該被
写体の少なくとも一部の画像情報が互いに異なる放射線
画像が蓄積記録された2枚以上の前記蓄積性蛍光体シー
トそれぞれから、前記画像読取手段によって得た各デジ
タル画像信号の対応する画素間で減算を行ない、それに
よって前記患部組織のみの画像を形成する差信号および
2枚以上の蓄積性蛍光体シートから読み出された前記デ
ジタル画像信号のうちの1つもしくはそのうちの2つ以
上を加算した通常画像を形成する加算信号を得るサブト
ラクション演算手段と、前記加算信号を濃度信号とし、
前記差信号を着色信号として着色画像信号を構成する着
色画像信号構成手段と、 前記着色画像信号に基づいて着色画像を表示する表示装
置とからなるサブトラクション画像の表示装置、および
、 放射線画像が蓄積記録された蓄積性蛍光体シートに励起
光を走査し、それによって前記蓄積性蛍光体シートから
発せられた輝尽発光光を光電的に読み出してデジタル画
像信号に変換する画像読取手段と、 骨および軟部組織を含む同一の被写体を透過したエネル
ギーの互いに異なる放射線の照射により、該被写体の少
なくとも一部の画像情報が互いに異なる放射線画像が蓄
積記録された2枚以上の前記蓄積性蛍光体シートそれぞ
れから、前記画像読取手段によって得た各デジタル画像
信号の対応する画素間で減算を行ない、それによって前
記骨が消去された画像を形成する差信号および前記軟部
組織が消去された画像を形成する差信号を得るサブトラ
クション演算手段と、 前記軟部組織が消去された骨の画像を形成する差信号と
前記骨が消去された軟部組織の画像を形成する差信号の
いずれか一方を着色信号とする着色信号変換手段と、 前記着色信号を他方の差信号と重ねて表示する表示装置
とからなるサブトラクション画像の表示装置によって実
施される。
さらに本発明の時間サブトラクション画像の表示方法は
、 時間サブトラクションにより得られた特定の構造物の画
像を形成する差信号を着色信号として、原画像を形成す
る信号に加え、この信号を再生することにより前記特定
の構造物の画像を原画像を背景に着色像として表わすよ
うに表示することを特徴とするものである。
、 時間サブトラクションにより得られた特定の構造物の画
像を形成する差信号を着色信号として、原画像を形成す
る信号に加え、この信号を再生することにより前記特定
の構造物の画像を原画像を背景に着色像として表わすよ
うに表示することを特徴とするものである。
(作用および効果)
本発明によるサブトラクション画像の表示方法は、上記
のようにサブトラクション画像を原画像とともに着色画
像として表示するようにしたから、特に診断に適する観
察したいサブトラクション画像を原画像を背景として着
色像として見ることができるから、原画像の中での抽出
画像の位置を容易に知ることができ、−層診断性能を高
めることができる。
のようにサブトラクション画像を原画像とともに着色画
像として表示するようにしたから、特に診断に適する観
察したいサブトラクション画像を原画像を背景として着
色像として見ることができるから、原画像の中での抽出
画像の位置を容易に知ることができ、−層診断性能を高
めることができる。
(実 施 例)
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。
する。
第1A図は2枚の蓄積性蛍光体シートA、Bに、肺野や
血管等の軟部組織と骨とを有する同一の被写体1を透過
したX線2を、それぞれエネルギーを変えて照射する状
態を示す。すなわち第1の蓄積性蛍光体シートAに被写
体1のX線透過像を蓄積記録し、次いで短時間内で蓄積
性蛍光体シートA、Bを素早く取り替えると同時に、X
線源3の管電圧を変えて、透過X線のエネルギーが異な
る被写体1のX線画像を蓄積性蛍光体シートBに蓄積記
録する。このとき蓄積性蛍光体シートAとBとで被写体
1の位置関係は同じとする。
血管等の軟部組織と骨とを有する同一の被写体1を透過
したX線2を、それぞれエネルギーを変えて照射する状
態を示す。すなわち第1の蓄積性蛍光体シートAに被写
体1のX線透過像を蓄積記録し、次いで短時間内で蓄積
性蛍光体シートA、Bを素早く取り替えると同時に、X
線源3の管電圧を変えて、透過X線のエネルギーが異な
る被写体1のX線画像を蓄積性蛍光体シートBに蓄積記
録する。このとき蓄積性蛍光体シートAとBとで被写体
1の位置関係は同じとする。
また、第1B図は2枚の蓄積性蛍光体シートA1Bを重
ね、この間に放射線エネルギーを一部吸収するフィルタ
Fを介在させて被写体1と透過したX線2を、照射する
状態を示すもので、これによりエネルギーの大きさの異
なる放射線を蓄積性蛍光体シートA、Bに同時に照射す
るもの(いわゆるワンショットエネルギーサブトラクシ
ョン)である。ワンショットエネルギーサブトラクショ
ンについては特開昭59−83486号に詳細が開示さ
れている。
ね、この間に放射線エネルギーを一部吸収するフィルタ
Fを介在させて被写体1と透過したX線2を、照射する
状態を示すもので、これによりエネルギーの大きさの異
なる放射線を蓄積性蛍光体シートA、Bに同時に照射す
るもの(いわゆるワンショットエネルギーサブトラクシ
ョン)である。ワンショットエネルギーサブトラクショ
ンについては特開昭59−83486号に詳細が開示さ
れている。
このようにして、少なくとも一部の画像情報が異なる2
つの放射線画像を2枚の蓄積性蛍光体シートA、Bに蓄
積記録する。次にこれら2枚の蓄積性蛍光体シートAS
Bから、第2図に示すような画像読取手段によってX線
画像を読み取り、画像を表わすデジタル画像信号を得る
。先ず、蓄積性蛍光体シートAを矢印Yの方向に副走査
のために移動させながら、レーザー光源10からのレー
ザー光11を走査ミラー12によってX方向に主走査さ
せ、蛍光体シートAから蓄積X線エネルギーを、蓄積記
録されたx1画像にしたがって輝尽発光光13として発
散させる。輝尽発光光13は透明なアクリル板を成形し
て作られた集光板14の一端面からこの集光板14の内
部に入射し、中を全反射を繰返しつつフォトマル15に
至り、輝尽発光光13の発光量が画像信号Sとして出力
される。この出力された画像信号Sは増幅器とA/D変
換器を含む対数変換器1Bにより対数値(1ogS)の
デジタル画像信号logSAに変換される。このデジタ
ル画像信号1ogSAは例えば磁気ディスク等の記憶媒
体17に記憶される。次に、全く同様にして、もう1枚
の蓄積性蛍光体シートBの記録画像が読み出され、その
デジタル画像信号logSBが同様に記憶媒体17に記
憶される。
つの放射線画像を2枚の蓄積性蛍光体シートA、Bに蓄
積記録する。次にこれら2枚の蓄積性蛍光体シートAS
Bから、第2図に示すような画像読取手段によってX線
画像を読み取り、画像を表わすデジタル画像信号を得る
。先ず、蓄積性蛍光体シートAを矢印Yの方向に副走査
のために移動させながら、レーザー光源10からのレー
ザー光11を走査ミラー12によってX方向に主走査さ
せ、蛍光体シートAから蓄積X線エネルギーを、蓄積記
録されたx1画像にしたがって輝尽発光光13として発
散させる。輝尽発光光13は透明なアクリル板を成形し
て作られた集光板14の一端面からこの集光板14の内
部に入射し、中を全反射を繰返しつつフォトマル15に
至り、輝尽発光光13の発光量が画像信号Sとして出力
される。この出力された画像信号Sは増幅器とA/D変
換器を含む対数変換器1Bにより対数値(1ogS)の
デジタル画像信号logSAに変換される。このデジタ
ル画像信号1ogSAは例えば磁気ディスク等の記憶媒
体17に記憶される。次に、全く同様にして、もう1枚
の蓄積性蛍光体シートBの記録画像が読み出され、その
デジタル画像信号logSBが同様に記憶媒体17に記
憶される。
次に、上述のようにして得られたデジタル画像信号1
ogS^、logsBを用いてサブトラクション処理を
行なう。第3図は本発明方法の一実施例によるエネルギ
ーサブトラクション画像の表示方法における信号の処理
の流れを示している。
ogS^、logsBを用いてサブトラクション処理を
行なう。第3図は本発明方法の一実施例によるエネルギ
ーサブトラクション画像の表示方法における信号の処理
の流れを示している。
まず前記記憶媒体17内の画像ファイル17Aと、画像
ファイル17Bからそれぞれ、前記デジタル画像信号1
0 g S As 10 g S aが読み出され、サ
ブトラクション演算回路18に入力される。該サブトラ
クション演算回路18は、上記2つのデジタル画像信号
logs^とlogsBを適当な重みづけをした上で対
応する画素毎に減算し、デジタルの差信号 SsublmlalllOgSA−b・10g5B+C
(a、、bは重みづけ係数、Cは概略一定濃度にするよ
うなバイアス成分である)を求める。この差信号5su
bは−たん画像ファイル19に記憶されてから、後述す
る着色画像構成回路20を通して例えばカラー画像のデ
イスプレィ装置21に入力され、表示される。
ファイル17Bからそれぞれ、前記デジタル画像信号1
0 g S As 10 g S aが読み出され、サ
ブトラクション演算回路18に入力される。該サブトラ
クション演算回路18は、上記2つのデジタル画像信号
logs^とlogsBを適当な重みづけをした上で対
応する画素毎に減算し、デジタルの差信号 SsublmlalllOgSA−b・10g5B+C
(a、、bは重みづけ係数、Cは概略一定濃度にするよ
うなバイアス成分である)を求める。この差信号5su
bは−たん画像ファイル19に記憶されてから、後述す
る着色画像構成回路20を通して例えばカラー画像のデ
イスプレィ装置21に入力され、表示される。
このサブトラクション画像としては、例えばマンモグラ
ブイで高圧像と低圧像の画像信号に適当な係数を掛けて
差をとると、悪性II!l瘤影像が得られる。この腫瘤
影像は悪性であるほど濃度が高くなる。
ブイで高圧像と低圧像の画像信号に適当な係数を掛けて
差をとると、悪性II!l瘤影像が得られる。この腫瘤
影像は悪性であるほど濃度が高くなる。
:方、高圧像のデジタル画像信号logs^と低圧像の
デジタル画像信号logSBは適当な重みづけがなされ
た上で加算平均により通常画像を得る加算回路22に入
力されて加算平均され、その加算平均信号5addは次
に濃度および/またはコントラスト補正回路23によっ
て適当な濃度、コントラストの補正がなされた後−たん
画像ファイル24に記憶される。
デジタル画像信号logSBは適当な重みづけがなされ
た上で加算平均により通常画像を得る加算回路22に入
力されて加算平均され、その加算平均信号5addは次
に濃度および/またはコントラスト補正回路23によっ
て適当な濃度、コントラストの補正がなされた後−たん
画像ファイル24に記憶される。
この加算平均信号は原画像のノイズを低減した通常画像
を形成する信号となる。
を形成する信号となる。
この加算平均信号5addは、濃度情報として、着色画
像構成回路20に入力され、前記サブトラクション処理
による差信号5subはこの濃度情報に着色情報を加え
る着色情報としてこのむ色画像構成回路20に入力され
る。
像構成回路20に入力され、前記サブトラクション処理
による差信号5subはこの濃度情報に着色情報を加え
る着色情報としてこのむ色画像構成回路20に入力され
る。
マンモグラフィのエネルギーサブトラクションでは、悪
性の腫瘤影像はど濃度が高くなっているので、この奥行
き情報の付与により、悪性の腫瘤はど濃い色(例えば濃
い赤色)に見えるように、比較的悪性でないものは薄い
色(例えば薄い赤色)に見えるようにすることができる
。
性の腫瘤影像はど濃度が高くなっているので、この奥行
き情報の付与により、悪性の腫瘤はど濃い色(例えば濃
い赤色)に見えるように、比較的悪性でないものは薄い
色(例えば薄い赤色)に見えるようにすることができる
。
このように画像構成回路20により着色画像を加えた画
像の信号とされた画像信号S COLは着色画像表示装
置21に表示され、上記のようにノイズの低減された原
画像とともに腫瘤の悪性度の程度によって着色度の異な
る腫瘤影像を観察することができる。
像の信号とされた画像信号S COLは着色画像表示装
置21に表示され、上記のようにノイズの低減された原
画像とともに腫瘤の悪性度の程度によって着色度の異な
る腫瘤影像を観察することができる。
着色画像表示装置21としてはカラーCRTを使用する
ことができる。
ことができる。
次に第4図により第2の実施例を説明する。第3図の実
施例のものと共通する要素には同一の符号を付して説明
を省略する。
施例のものと共通する要素には同一の符号を付して説明
を省略する。
この実施例では胸部を撮影した例を説明する。
胸部を高エネルギーと低エネルギーで撮影した画像A、
、Bを画像ファイル17Aと17Bにそれぞれ記憶する
。そしてこれらのファイル17A、17Bからのデジタ
ル゛画像信号logs^、1ogSBから2種のサブト
ラクション画像を得る。すなわち、前記画像ファイル1
7Aあるいは画像ファイル17Bに記憶されている被写
体1のX線画像が例えば第5A図に示されるように、軟
部組織5と骨6とが撮影されてなるものであるとすると
、サブトラクション演算回路18により前記と同様の演
算5sub−as 1ogSA−blllogSB +
c(a、bは重みづけ係数、Cは概略一定濃度にするよ
うなバイアス成分である)を行なうことによって重みづ
け係数a、bを適当に選択することにより、第5B図に
示されるように骨6が消去されて軟部組織5のみが抽出
された軟部画像20Aを形成する画像信号5subAと
、第5C図に示されるように、軟部組織5が消去されて
骨6のみが抽出された青画像20Bを形成する画像信号
5subBの2種の画像信号を得ることができる。
、Bを画像ファイル17Aと17Bにそれぞれ記憶する
。そしてこれらのファイル17A、17Bからのデジタ
ル゛画像信号logs^、1ogSBから2種のサブト
ラクション画像を得る。すなわち、前記画像ファイル1
7Aあるいは画像ファイル17Bに記憶されている被写
体1のX線画像が例えば第5A図に示されるように、軟
部組織5と骨6とが撮影されてなるものであるとすると
、サブトラクション演算回路18により前記と同様の演
算5sub−as 1ogSA−blllogSB +
c(a、bは重みづけ係数、Cは概略一定濃度にするよ
うなバイアス成分である)を行なうことによって重みづ
け係数a、bを適当に選択することにより、第5B図に
示されるように骨6が消去されて軟部組織5のみが抽出
された軟部画像20Aを形成する画像信号5subAと
、第5C図に示されるように、軟部組織5が消去されて
骨6のみが抽出された青画像20Bを形成する画像信号
5subBの2種の画像信号を得ることができる。
これらの2種の画像信号5sub^と5sub8は、そ
れぞれファイル19A、19Bに−たん記憶され、次い
で着色画像構成回路20に入力され、ここで軟部画像2
0Aは赤色に、骨部画像20Bは白く見えるように、一
方の画像信号5sub、に着色情報を付与され、この着
色情報が付与された着色画像信号Sε。Lが着色画像表
示装置21に人力される。この着色画像表示装置21に
表示された着色画像は、軟部画像20Aが赤色に、骨部
画像20Bが白く見えるような着色画像で、これにより
軟部画像20Aの中の患部等を骨部画像20Bの背景の
中でその位置関係を明らかにしつつ観察することができ
る。これにより、軟部画像20Aのみでは位置関係(特
に骨部との位置関係)が分かりにくかったのが、位置関
係が明確になり、診断性が向上する。
れぞれファイル19A、19Bに−たん記憶され、次い
で着色画像構成回路20に入力され、ここで軟部画像2
0Aは赤色に、骨部画像20Bは白く見えるように、一
方の画像信号5sub、に着色情報を付与され、この着
色情報が付与された着色画像信号Sε。Lが着色画像表
示装置21に人力される。この着色画像表示装置21に
表示された着色画像は、軟部画像20Aが赤色に、骨部
画像20Bが白く見えるような着色画像で、これにより
軟部画像20Aの中の患部等を骨部画像20Bの背景の
中でその位置関係を明らかにしつつ観察することができ
る。これにより、軟部画像20Aのみでは位置関係(特
に骨部との位置関係)が分かりにくかったのが、位置関
係が明確になり、診断性が向上する。
上記2つの実施例は、エネルギーサブトラクション処理
により抽出された特定の構造物を着色画像としたもので
あるが、この方法は、時間サブトラクションにも応用す
ることができる。
により抽出された特定の構造物を着色画像としたもので
あるが、この方法は、時間サブトラクションにも応用す
ることができる。
すなわち、造影剤注入により特定の構造物が強調された
放射線画像の画像信号から、造影剤が注入れていない放
射線画像の画像信号を引き算することによづて特定の構
造物を抽出する時間サブトラクション処理において、こ
の特定の構造物を抽出したサブトラフシラン画像を、原
画像を背景として、その手前に着色像として表示するよ
うにすれば、この時間サブトラクション画像の観察にお
いても位置関係を見やすくし、診断性を上げることがで
きる。
放射線画像の画像信号から、造影剤が注入れていない放
射線画像の画像信号を引き算することによづて特定の構
造物を抽出する時間サブトラクション処理において、こ
の特定の構造物を抽出したサブトラフシラン画像を、原
画像を背景として、その手前に着色像として表示するよ
うにすれば、この時間サブトラクション画像の観察にお
いても位置関係を見やすくし、診断性を上げることがで
きる。
このための方法は、上記のように時間差をつけた2つの
画像の信号を2つのファイルに記憶させ、第3図に示す
エネルギーサブトラクションの場合と同様にして、原画
像を加算平均によりノイズを低減させたものとして得、
時間サブトラクション画像をサブトラクション演算回路
18を通して得、後者を着色画像として着色画像構成回
路20により組み合わせて時間サブトラフシラン画像を
着色画像として原画像を背景として見せるようにすれば
、血管等の抽出物を他の背景の中に着色画像として浮き
上がらせて見ることができる。
画像の信号を2つのファイルに記憶させ、第3図に示す
エネルギーサブトラクションの場合と同様にして、原画
像を加算平均によりノイズを低減させたものとして得、
時間サブトラクション画像をサブトラクション演算回路
18を通して得、後者を着色画像として着色画像構成回
路20により組み合わせて時間サブトラフシラン画像を
着色画像として原画像を背景として見せるようにすれば
、血管等の抽出物を他の背景の中に着色画像として浮き
上がらせて見ることができる。
なお、時間サブトラクション処理の手法については、例
えば特開昭60−207642号に詳細に記載されてい
る。
えば特開昭60−207642号に詳細に記載されてい
る。
また、エネルギーサブトラクション処理に関しても、蓄
積性蛍光体シートの形態や、その搬送方法などは種々の
公知の技術が適宜利用できることは言うまでもないこと
である。
積性蛍光体シートの形態や、その搬送方法などは種々の
公知の技術が適宜利用できることは言うまでもないこと
である。
また前述の濃度および/またはコントラストの補正は、
原画像信号に対して施す代りに、差信号5subに対し
て施してもよいし、場合によっては原画像信号および差
信号5subの双方に対して施してもよい。このような
濃度および/またはコントラストの補正は必ずしも必要
なものでは無いが、実施されればそれら信号による2つ
の部分が違和感無く組み合わされた自然な感じの再生画
像が得られる。
原画像信号に対して施す代りに、差信号5subに対し
て施してもよいし、場合によっては原画像信号および差
信号5subの双方に対して施してもよい。このような
濃度および/またはコントラストの補正は必ずしも必要
なものでは無いが、実施されればそれら信号による2つ
の部分が違和感無く組み合わされた自然な感じの再生画
像が得られる。
なお各実施例においては、原画像信号として2枚の蓄積
性蛍光体シートそれぞれから得られたデジタル画像信号
10g5AおよびlogsBの加算平均信号が用いられ
るが、原画像信号とじてJo−gsAおよび1ogSB
のいずれか一方が用いられてもよいことは言うまでもな
い。
性蛍光体シートそれぞれから得られたデジタル画像信号
10g5AおよびlogsBの加算平均信号が用いられ
るが、原画像信号とじてJo−gsAおよび1ogSB
のいずれか一方が用いられてもよいことは言うまでもな
い。
以上2枚の蓄積性蛍光体シートA、 Bを使用する実施
例について説明したが、3枚以上の蓄積性蛍光体シート
にそれぞれ異なるエネルギーで放射線撮影し、それらシ
ートから得られるデジタル画像信号を減算処理して差信
号Soを得ることも可能であり(例えば3枚のシートが
用いられる場合S□ −H1ogS^+b 1ogSa
−c JogSc +d 、ここでa、b、cは重み
係数であり、dは差信号Soを概略一定濃度にするよう
なバイアス成分である)、従って本発明はこのような3
枚以上の蓄積性蛍光体シートを使用する場合にも適用可
能である。
例について説明したが、3枚以上の蓄積性蛍光体シート
にそれぞれ異なるエネルギーで放射線撮影し、それらシ
ートから得られるデジタル画像信号を減算処理して差信
号Soを得ることも可能であり(例えば3枚のシートが
用いられる場合S□ −H1ogS^+b 1ogSa
−c JogSc +d 、ここでa、b、cは重み
係数であり、dは差信号Soを概略一定濃度にするよう
なバイアス成分である)、従って本発明はこのような3
枚以上の蓄積性蛍光体シートを使用する場合にも適用可
能である。
なお以上、「骨」と「軟部組織」という用語を使用して
本発明を説明したが、蓄積性蛍光体シートを用いたエネ
ルギーサブトラクションは、例えば治療用金具等が埋め
込まれた人体の放射線画像から上記金具を消去した画像
を得るためや、造影剤が注入された人体の放射線画像か
ら造影剤を消去した画像を得るため等にも適用されうる
ものであり、本明細書において「骨」とは本発明を実施
する上で通常の骨と同等の要素とみなせる金属、造影剤
等も含むものとし、また「軟部組織」とは上記「骨」と
放射線吸収特性が異なって、エネルギーサブトラクショ
ンにより放射線画像上で抽出されうるちのすべてを含む
ものとする。
本発明を説明したが、蓄積性蛍光体シートを用いたエネ
ルギーサブトラクションは、例えば治療用金具等が埋め
込まれた人体の放射線画像から上記金具を消去した画像
を得るためや、造影剤が注入された人体の放射線画像か
ら造影剤を消去した画像を得るため等にも適用されうる
ものであり、本明細書において「骨」とは本発明を実施
する上で通常の骨と同等の要素とみなせる金属、造影剤
等も含むものとし、また「軟部組織」とは上記「骨」と
放射線吸収特性が異なって、エネルギーサブトラクショ
ンにより放射線画像上で抽出されうるちのすべてを含む
ものとする。
また、上記着色の色は、実施例では赤の例を説明したが
、これは青でも緑でもその他いかなる色でも適宜選択し
うろことは言うまでもない。また、第2の実施例では軟
部組織の方を着色したがこれは逆でもよいし、さらに、
両方に異なった色を着色することもできることは言うま
でもない。
、これは青でも緑でもその他いかなる色でも適宜選択し
うろことは言うまでもない。また、第2の実施例では軟
部組織の方を着色したがこれは逆でもよいし、さらに、
両方に異なった色を着色することもできることは言うま
でもない。
第1Aおよび18図は本発明方法における放射線画像の
蓄積記録ステップを示す説明図、第2図は上記蓄積記録
がなされた蓄積性蛍光体シートからの放射線画像情報読
取りを説明する概略図、 第3図は本発明方法の一実施例による方法を適用して行
なわれるエネルギーサブトラクション処理の概要を説明
するブロック図、 第4図は同じく他の実施例による方法を適用したエネル
ギーサブトラクション処理の概要を説明するブロック図
、 第5A、5Bおよび5C図は本発明に係わるエネルギー
サブトラクション処理で得られる各種画像の例を示す図
である。 1・・・被写体 2・・・X線3・・・X線
源 5・・・軟部組織6・・・骨
IO・・・レーザー光源11・・・レーザー光
I2・・・走査ミラー13・・・輝尽発光光
15・・・フォトマルエ訃・・サブトラクション演
算回路 20・・・着色画像構成回路 21・・・着色画像表示
装置20A・・・軟部画像 20B・・・骨部画
像A、B・・・蓄積性蛍光体シート iogSA S 1 ogSB・・・デジタル画像信号
5add・・・デジタル画像信号の加算平均信号5su
b・・・デジタル画像信号の差信号笛 図 第 4 図 第5B図 第50 図
蓄積記録ステップを示す説明図、第2図は上記蓄積記録
がなされた蓄積性蛍光体シートからの放射線画像情報読
取りを説明する概略図、 第3図は本発明方法の一実施例による方法を適用して行
なわれるエネルギーサブトラクション処理の概要を説明
するブロック図、 第4図は同じく他の実施例による方法を適用したエネル
ギーサブトラクション処理の概要を説明するブロック図
、 第5A、5Bおよび5C図は本発明に係わるエネルギー
サブトラクション処理で得られる各種画像の例を示す図
である。 1・・・被写体 2・・・X線3・・・X線
源 5・・・軟部組織6・・・骨
IO・・・レーザー光源11・・・レーザー光
I2・・・走査ミラー13・・・輝尽発光光
15・・・フォトマルエ訃・・サブトラクション演
算回路 20・・・着色画像構成回路 21・・・着色画像表示
装置20A・・・軟部画像 20B・・・骨部画
像A、B・・・蓄積性蛍光体シート iogSA S 1 ogSB・・・デジタル画像信号
5add・・・デジタル画像信号の加算平均信号5su
b・・・デジタル画像信号の差信号笛 図 第 4 図 第5B図 第50 図
Claims (6)
- (1)2枚以上の蓄積性蛍光体シートのそれぞれに、軟
部組織と、該軟部組織の他に該軟部組織より放射線透過
度の低い患部組織を含む可能性のある被写体を透過した
それぞれエネルギーが異なる放射線を照射して、これら
の蛍光体シートに前記被写体の少なくとも一部の画像情
報が互いに異なる放射線画像を蓄積記録し、これらの蛍
光体シートに励起光を走査して前記放射線画像を輝尽発
光光に変換し、この輝尽発光光の発光量を光電的に読み
出してデジタル画像信号に変換し、各画像の対応する画
素間でこのデジタル画像信号の減算を行なって放射線画
像の前記患部組織のみの画像を形成する差信号を得るエ
ネルギーサブトラクションにおいて、前記2枚以上の蓄
積性蛍光体シートから読み出された前記デジタル画像信
号のうちの1つもしくはそのうちの2つ以上を加算した
信号を濃度情報とし、この濃度情報に前記差信号を着色
情報として加え、両情報を重ねて表示することを特徴と
するエネルギーサブトラクション画像の表示方法。 - (2)放射線画像が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート
に励起光を走査し、それによって前記蓄積性蛍光体シー
トから発せられた輝尽発光光を光電的に読み出してデジ
タル画像信号に変換する画像読取手段と、 軟部組織と、該軟部組織の他に該軟部組織より放射線透
過度の低い患部組織を含む可能性のある被写体を透過し
たエネルギーの互いに異なる放射線の照射により、該被
写体の少なくとも一部の画像情報が互いに異なる放射線
画像が蓄積記録された2枚以上の前記蓄積性蛍光体シー
トそれぞれから、前記画像読取手段によって得た各デジ
タル画像信号の対応する画素間で減算を行ない、それに
よって前記患部組織のみの画像を形成する差信号および
2枚以上の蓄積性蛍光体シートから読み出された前記デ
ジタル画像信号のうちの1つもしくはそのうちの2つ以
上を加算した通常画像を形成する加算信号を得るサブト
ラクション演算手段と、前記加算信号を濃度信号とし、
前記差信号を着色信号として着色画像信号を構成する着
色画像信号構成手段と、 前記着色画像信号に基づいて着色画像を表示する表示装
置とからなるサブトラクション画像の表示装置。 - (3)2枚以上の蓄積性蛍光体シートのそれぞれに、骨
と軟部組織とを含む被写体を透過したそれぞれエネルギ
ーが異なる放射線を照射して、これらの蛍光体シートに
前記被写体の少なくとも一部の画像情報が互いに異なる
放射線画像を蓄積記録し、これらの蛍光体シートに励起
光を走査して前記放射線画像を輝尽発光光に変換し、こ
の輝尽発光光の発光量を光電的に読み出してデジタル画
像信号に変換し、各画像の対応する画素間でこのデジタ
ル画像信号の減算を行なって放射線画像の前記骨が消去
された軟部組織の画像を形成する差信号と、軟部組織が
消去された骨の画像を形成する差信号を得るエネルギー
サブトラクションにおいて、前記軟部組織の画像と前記
骨の画像のいずれか一方を着色画像とし、前記2種の画
像を重ねて表示することを特徴とするエネルギーサブト
ラクション画像の表示方法。 - (4)放射線画像が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート
に励起光を走査し、それによって前記蓄積性蛍光体シー
トから発せられた輝尽発光光を光電的に読み出してデジ
タル画像信号に変換する画像読取手段と、 骨および軟部組織を含む同一の被写体を透過したエネル
ギーの互いに異なる放射線の照射により、該被写体の少
なくとも一部の画像情報が互いに異なる放射線画像が蓄
積記録された2枚以上の前記蓄積性蛍光体シートそれぞ
れから、前記画像読取手段によって得た各デジタル画像
信号の対応する画素間で減算を行ない、それによって前
記骨が消去された画像を形成する差信号および前記軟部
組織が消去された画像を形成する差信号を得るサブトラ
クション演算手段と、 前記軟部組織が消去された骨の画像を形成する差信号と
前記骨が消去された軟部組織の画像を形成する差信号の
いずれか一方を着色信号とする着色信号変換手段と、 前記着色信号を他方の差信号と重ねて表示する表示装置
とからなるサブトラクション画像の表示装置。 - (5)時間サブトラクションにより得られた特定の構造
物の画像を形成する差信号を着色信号として、原画像を
形成する信号に加え、この信号を再生することにより前
記特定の構造物の画像を原画像を背景に着色像として表
わすように表示することを特徴とする時間サブトラクシ
ョン画像の表示方法。 - (6)エネルギーサブトラクションにより特定の構造物
を抽出もしくは強調されたサブトラクション画像を形成
する画像信号を着色信号として、その原画像もしくは他
のサブトラクション画像を形成する画像信号に加え、前
記サブトラクション画像を原画像もしくは他のサブトラ
クション画像の上に着色画像として表示することを特徴
とするサブトラクション画像の表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1270734A JPH03132272A (ja) | 1989-10-18 | 1989-10-18 | サブトラクション画像の表示方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1270734A JPH03132272A (ja) | 1989-10-18 | 1989-10-18 | サブトラクション画像の表示方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03132272A true JPH03132272A (ja) | 1991-06-05 |
Family
ID=17490222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1270734A Pending JPH03132272A (ja) | 1989-10-18 | 1989-10-18 | サブトラクション画像の表示方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03132272A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006139782A (ja) * | 2004-11-10 | 2006-06-01 | Agfa Gevaert Nv | 画像を重ね合わせる方法 |
JPWO2004089218A1 (ja) * | 2003-04-04 | 2006-07-06 | 株式会社日立メディコ | 機能画像の表示方法及び装置 |
JP2013541350A (ja) * | 2010-07-29 | 2013-11-14 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | 映像処理方法及びその装置、並びにそれを採用した医療映像システム |
JP2018015664A (ja) * | 2011-10-21 | 2018-02-01 | 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. | X線映像装置及びその制御方法 |
-
1989
- 1989-10-18 JP JP1270734A patent/JPH03132272A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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