JPH0313160Y2 - - Google Patents

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JPH0313160Y2
JPH0313160Y2 JP8151486U JP8151486U JPH0313160Y2 JP H0313160 Y2 JPH0313160 Y2 JP H0313160Y2 JP 8151486 U JP8151486 U JP 8151486U JP 8151486 U JP8151486 U JP 8151486U JP H0313160 Y2 JPH0313160 Y2 JP H0313160Y2
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JP
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pot body
pot
cylindrical body
cylindrical
bulge
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JP8151486U
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は例えば蘭のような山上げを必要とする
観賞用植物の栽培に最も適した組合せ式植木鉢の
改良に関するものである。
[従来の技術] 従来、観賞用植物を温室で栽培する場合、水は
けをよくして根腐れを起こさないように、その殆
んどが植木鉢を吊るす棚上げと称される手段によ
り行なわれている。
また、特に蘭の栽培では周知のように温室内の
温度が上昇する夏期には枯れるのを防いだり、花
芽を揃えるために植木鉢をそのまま気温の低い山
に移して棚組み栽培する、所謂山上げが行なわれ
ている。
一方、植木鉢は吸水率が非常に高い素焼から吸
水率が低い陶器或いは合成樹脂製のものまで種々
使用されているが、早く育ちかつ品質の良いもの
を作るには素焼の植木鉢が最高とされている。し
かし、素焼の植木鉢は鉢そのものがたつぷり水を
吸つていて持ち運ぶのに非常に重いため、山上げ
を行なう際に大変な労力を必要としていた。ま
た、合成樹脂製の植木鉢は素焼や陶器のものに比
べて軽く山上げ作業は比較的楽にできるものの生
育の点で好ましくない。さらに、陶器のものはそ
のまま出荷できるものの素焼と同じように重くし
かも価格が高いといつた点で難点がある等夫々一
長一短があつてその解決策に若慮していた。
そこで、本出願人は、このような問題点を解消
する植木鉢として、植物を植え込む鉢本体と、棚
組み栽培時に桟などに引掛けるための鍔部を有し
た筒状体とを別々に製作し、筒状体を鉢本体の上
部外側へ密着状に嵌め合わせて一体化する構成と
することにより、山上げ時に鉢本体だけを運ぶよ
うにしてその運搬作業を著しく容易にする組合せ
式植木鉢を既に実願昭60−187765号によつて提案
している。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、前記のような組合せ式植木鉢にあつ
ては、鉢本体と筒状体とを上方へ向つて拡がるテ
ーパー形状に形成し、鉢本体の上部外周面を筒状
体の下部内周面に密着重合させることによつて一
体状に組み合わせるようにしているだけであるた
めに、植物の生長に伴ない鉢本体が重くなると下
方へ抜け落ちるような事態を招く虞れがあつた。
また、植物に水を与える場合に、鉢本体の上部
に溜められた水が土或いは水苔に充分にしみ込ま
ないうちに筒状体との重合部から漏れ出てしまう
という欠点があつた。
それゆえに、本考案の目的は、鉢本体の下方へ
の抜け落ちを防止でき、また鉢本体と筒状体との
重合部からの水の漏れ出しを防止できる改良され
た組合せ式植木鉢を提供するそことでかある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上方へ向つて拡がるテーパー形状と
した鉢本体と、下端開口部分の内径を鉢本体の上
端部分の外径より若干小さく形成し、かつ上方へ
向つて拡がるテーパー形状として鉢本体の上部外
側へ密着状に嵌め合わせる筒状体とからなる組合
せ式植木鉢において、 前記鉢本体は、上部外周面に膨出部を周設す
る。一方、筒状体の上端開口縁に外向きの鍔部を
形成する。また、筒状体の下端開口縁の内面に、
該筒状体を鉢本体に嵌め合わせた状態で前記膨出
部の下端段部と係合する突縁を設ける。さらに、
筒状体の内周面に、該筒状体を鉢本体に嵌め合わ
せた状態で鉢本体の上端面に対応する突条を設け
る。
という技術的手段を講じている。
[作用] 鉢本体の上部外側へ筒状体を嵌め合わせた状態
において、筒状体の下端開口縁に設けられた突縁
が鉢本体の上部外周面に設けられた膨出部の下端
段部に係合する。これによつて、鉢本体が筒状体
の突縁により受け止められて下方へ抜け落ちない
ものとすることができる。また、筒状体の内周面
に周設された突条が鉢本体の上端面に対応する。
これによつて鉢本体と筒状体の重合部が塞がれる
こととなり、水が漏れ出るのを防止することがで
きる。
[実施例] 以下に本考案の一実施例を図面について説明す
る。第1図は本考案の植木鉢の斜視図、第2図は
その植木鉢を分解して示す斜視図、第3図は植木
鉢の断面図である。本考案に係る植木鉢1は、上
方へ向つて拡がるテーパー形状とした鉢本体1a
と、下端開口部分の内径が鉢本体1aの上端部分
の外径より若干小さく選ばれ、かつ上方へ向つて
拡がるテーパー形状として鉢本体1aの上部外側
へ密着状に嵌め合わせる筒状体1bとの二部材か
ら構成される。鉢本体1aと筒状体1bは例えば
合成樹脂による一体成形により別々に作られ、そ
れらが嵌め合わされたとき上方へ向つて拡がるテ
ーパー形状の植木鉢1として完成されるものであ
る。
この実施例の場合、鉢本体1aは、水抜き孔2
を穿設した底部3を有する円筒状に形成される。
そして、その上部外周面に膨出部4が設けられ、
その膨出部4の下端が段部5として形成される。
また、筒状体1bは、上端と下端が開口した円
筒状に形成され、その上端開口縁が外方へ折曲げ
られて鍔部6が形成される。また、下端開口縁の
内面には鉢本体1aを嵌め合わせた状態において
膨出部4の下端段部5に係合する突縁7が周設さ
れ、さらに周壁の内周面には鉢本体1aの上端面
に対応する突条8が設けられている。
本考案に係る図示例の植木鉢1は、鉢本体1a
を筒状体1bの上方から上端開口部に嵌挿して下
方へ押し込む。これにより、第4図に示すように
鉢本体1aの膨出部4の外周面が筒状体1bの内
周面に密着重合し、その重合によつて鉢本体1a
は下方へ抜け落ちないように筒状体1bに支持さ
れる。これと同時に筒状体1bに支持される。こ
れと同時に筒状体1bの突縁7が鉢本体1aの膨
出部4の下端段部5に係合し、さらに突条8が鉢
本体1aの上端面に対応位置することになる。
このようにして鉢本体1aと筒状体1bが一体
化された植木鉢1は、第5図に示すように鉢本体
1aに植物を植込み、筒状体1bの鍔部6を桟
9,9に載置することによつて、従来の植木鉢と
全く同じように棚組み栽培することができる。そ
して、山上げを行なうときには鉢本体1aのみを
山へ運んで予かじめ用意しておいた別の筒状体1
bと組み合わせることで棚組み栽培を続けること
ができる。
さらに、本考案によれば、鉢本体1aの膨出部
4の下端段部5に筒状体1bの突縁7が係合して
いることにより、鉢本体1aにかなりの荷重が加
えられてもしつかりと支持され、鉢本体1aの抜
抜け落ちが完全に防止される。また、鉢本体1a
の上端面に突条8が位置していることにより鉢本
体1aと筒状体1bの重合面の隙間が塞がれて水
の漏出が防止される。このため、植物に水を与え
る際に、その水が筒状体1bに溜められて土や水
苔にゆつくりとしみ込ませることができる利点が
ある。
尚、第6図に示す植木鉢1は、鉢本体1aの周
壁に通気孔10を穿設したものであり、特にカト
レヤ、胡蝶ラン等の栽培に適する。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば、鉢本体1a
の上部外周面に膨出部を周設してこれの下端に段
部を形成し、筒状体の下端開口縁の内周面に段部
に係合する突縁を設けるとともに、周壁の内面に
鉢本体の上端面に対応する突条を設けるという技
術的手段を講じたために、鉢本体がその突縁で受
けられて下方への抜け落ちを完全に防止すること
ができるという特有の効果が奏される。
また、突条によつて鉢本体と筒状体との重合部
の隙間が塞がれるため水の漏出が少なくなり、保
水効果を著しく高めることがきるという効果も期
待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の植木鉢の斜視図、
第2図はその植木鉢を分解して示す斜視図、第3
図は植木鉢の断面図、第4図は要部の拡大断面
図、第5図は使用状態を示す斜視図、第6図は本
考案の他の実施例の植木鉢の斜視図である。 1……植木鉢、1a……鉢本体、1b……筒状
体、4……膨出部、5……段部、6……鍔部、7
……突縁、8……突条。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上方へ向つて拡がるテーパー形状とした鉢本体
    と、下端開口部分の内径が鉢本体の上端部分の外
    径より若干小さく選ばれ、かつ上方へ向つて拡が
    るテーパー形状として鉢本体の上部外側へ密着状
    に嵌め合わせる筒状体とからなり、 前記鉢本体は、上部外周面に膨出部を周設し、
    前記筒状体は、上端開口縁を外方へ折曲して鍔部
    を形成するとともに、前記鉢本体に嵌め合わせた
    状態で膨出部の下端段部と係合する突縁を下端開
    口縁の内面に設け、さらに鉢本体の上端面に対応
    する突条を内周面に周設して成る組合せ式植木
    鉢。
JP8151486U 1986-05-29 1986-05-29 Expired JPH0313160Y2 (ja)

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JPS62193834U JPS62193834U (ja) 1987-12-09
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