JPH03130781A - 静電潜像現像用磁性トナー - Google Patents

静電潜像現像用磁性トナー

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JPH03130781A
JPH03130781A JP1269580A JP26958089A JPH03130781A JP H03130781 A JPH03130781 A JP H03130781A JP 1269580 A JP1269580 A JP 1269580A JP 26958089 A JP26958089 A JP 26958089A JP H03130781 A JPH03130781 A JP H03130781A
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magnetic toner
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は電子写真法、静電記録法などに用いられるトナ
ーに関し、特に絶縁性の磁性トナーに関する。
〔背景技術〕
従来電子写真法としては米国特許第2,297,691
号明細書、特公昭42−23910号公報(米国特許第
3,666.363号明細書)及び特公昭43−247
48号公報(米国特許第4,071,361号明細書)
等に記載されている如く、多数の方法が知られているが
、一般には光導電性物質を利用し、種々の手段により感
光体上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像をトナーで
現像を行って可視像とし、必要に応じて、紙等の転写材
にトナー画像を転写した後、加熱、圧力等により定着し
、複写物を得るものである。
静電潜像をトナーを用いて可視像化する現像方法も種々
知られている。例えば米国特許第2,874゜063号
明細書に記載されている磁気ブラシ法、同第2,618
,552号明細書に記載されているカスケード現像法及
び同第2,221,776号明細書に記載されているパ
ウダークラウド法、ファーブラシ現像法、液体現像法等
、多数の現像法が知られている。
これらの現像法において、特にトナー及びキャリヤーを
主体とする現像剤を用いる磁気ブラシ法、カスケード法
、液体現像法などが広く実用化されている。これらの方
法はいずれも比較的安定に良画像の得られる優れた方法
であるが、反面キャリヤーの劣化、トナーとキャリヤー
の混合比の変動という2成分現像剤にまつわる共通の欠
点を有する。
か\る欠点を回避するため、トナーのみよりなるI成分
系現像剤を用いる現像方法が各種提案されているが、中
でも、磁性を有するトナー粒子より威る現像剤を用いる
方法に優れたものが多い。
米国特許第3,909,258号明細書には電気的に導
電性を有する磁性トナーを用いて現像する方法が提案さ
れている。これは内部に磁性を有する円筒状の導電性ス
リーブ上に導電性磁性トナーを支持し、これを静電像に
接触せしめ現像するものである。この際、現像部におい
て、記録体表面とスリーブ表面の間にトナー粒子により
導電路が形成され、この導電路を経てスリーブよりトナ
ー粒子に電荷が導かれ、静電像の画像部との間のクーロ
ン力によりトナー粒子が画像部に付着して現像される。
この導電性磁性トナーを用いる現像方法は従来の2成分
現像方法にまつわる問題点を回避した優れた方法である
が、反面トナーが導電性であるため、現像した画像を、
記録体から普通紙等の最終的な支持部材へ静電的に転写
する事が困難であるという欠点を有している。
静電的に転写をする事が可能な高抵抗の磁性トナーを用
いる現像方法として、トナー粒子の誘電分極を利用した
現像方法がある。しかし、か\る方法は本質的に現像速
度がおそい、現像画像の濃度が十分に得られない等の欠
点を有しており、実用上困難である。
高抵抗の磁性トナーを用いるその他の現像方法として、
トナー粒子相互の摩擦、トナー粒子とスリーブ等との摩
擦等によりトナー粒子を摩擦帯電し、これを静電像保持
部材に接触して現像する方法が知られている。しかしこ
れらの方法は、l・ナー粒子と摩擦部材との接触回数が
少なく摩擦帯電が不十分となり易い、帯電したトナー粒
子はスリーブとの間のクーロン力が強まりスリーブ上で
凝集し易い、等の欠点を有しており、実用上困難であっ
た。
ところが、特開昭55−18656号公報等において、
上述の欠点を除去した新規な現像方法が提案された。こ
れはスリーブ上に磁性トナーをきわめて薄く塗布し、こ
れを摩擦帯電し、次いでこれを静電像にきわめて近接し
て現像するものである。この方法は、磁性トナーをスリ
ーブ上にきわめて薄く塗布する事によりスリーブとトナ
ーの接触する機会を増し、十分な摩擦帯電を可能にした
事、磁力によってトナーを支持し、かつ磁石とトナーを
相対的に移動させる事によりトナー粒子相互の凝集をと
くとともにスリーブと十分に摩擦せしめている事、トナ
ーを磁力によって支持し又これを静電像に接する事なく
対向させて現像する事により地力ブリを防止している事
等によって優れた画像が得られるものである。
今日、複写機自体も従来のアナログ式に変わり、デジタ
ル潜像を用いたものができるようになり、そのため潜像
が今までになく微細に書かれるようになった。このよう
な微細な潜像に充分追従していくトナーは高解像の現像
能力をもったものでなければならない。さらに複写機は
より高速化の方向にも進んでいるため、トナーは高解像
と高速現像、高耐久などを高度に満足しなければならな
くなってきている。
プリンターにこのような現像方式を用いた場合も同様の
高度の性能の要求があるが、高耐久性という面ではコン
ピュータのアウトプットとして用いられるため出力頻度
が高く、耐久性能は複写機以上にきびしいものがある。
また、画像はただ黒いというだけでは不充分となってき
ている゛。複写機の場合は特に写真も忠実に再現する(
すなわち中間調の再現)ことが要求され、またデジタル
潜像方式では中間調を線の密度の違いで表現するため、
常に線の太さが同じでないと中間調を同じように表現で
きず問題となっている。このような階調性の再現も、特
にデジタル潜像方式のプリンターでは高度に要求され、
耐久の初期と終わりなどで常に安定に同じ中間調を出力
することは従来のトナーでは充分なし得ていないといっ
て良い。
また、複写機、プリンターとも、より高速で小型、軽量
に向って改良されている。そのため画像形成の心臓部で
ある現像器もより小さなものが要求されている。特に、
現像スリーブは現在でも現像時高速に回転しているが、
これをより小さい径のスリーブとすると、その分さらに
高速に回転させなければならない。これによりスリーブ
上のトナーは強い遠心力を受け、特に流動性の良い磁性
トナーを用いたときよりひどく飛散することになり、小
型化された狭い機内はすぐにトナーで汚れ大きな問題と
なってくる。
〔発明の目的〕
本発明の目的はかかる問題点を解決した磁性トナーを提
供することにある。
本発明の目的は高解像の現像能力をもつ磁性トナーを提
供するものである。
本発明の目的は高速現像においても安定した画像を与え
、かつ機内飛散のレベルが向上した磁性トナーを提供す
るものである。
さらに、本発明の目的は耐久性にすぐれた磁性トナーを
提供するものである。
さらに、本発明の目的は階調再現性のすぐれた磁性トナ
ーを提供するものである。
また、本発明の目的は中間調、細線再現性を安定に長期
にわたって与える磁性トナーを提供するものである。
また、本発明の目的は環境安定性のすぐれた磁性トナー
を提供するものである。
〔発明の概要〕
具体的には、本発明は平均粒径が0.05〜0.2μm
であり、その変化係数(%)が25%であり、界面活性
剤により表面処理された磁性体を含有した磁性トナーに
関する。
〔発明の詳細な説明〕
上述の問題点を解決するために、磁性体の研究改良を種
々検討したところ、平均粒径が0.05〜0゜2μであ
り、その変化係数(%)が25%以下である磁性体を界
面活性剤で表面処理し適用したところ、トナーの種々の
性能が格段に向上し、かかる問題点が満足できるレベル
で改善できることを見いだした。
ここでいう磁性体の平均粒径、変化係数(%)とは透過
型電子顕微鏡により得られた1万位の磁性体の写真を4
倍に拡大し4万倍の写真とした後、ランダムに250コ
の磁性体を選びその径を実測し、その径と個数から個数
分布を出し求めるものである。
変化係数は分布の標準偏差σを求め、それを平均値で徐
したものに100を剰し%、で表わしたものである。
従来、磁性体が細かいとトナーの定着性が悪くなり問題
となると懸念されていたが、これは磁性体中の特に細か
い磁性体がトナーの定着性を悪くしていることを見い出
した。すなわち、必要以上に細かいものさえなければ定
着性はほとんど悪化しないのである。
ここで磁性体の粒径が0.05μm未満であると磁性体
の色が明らかな赤味になり実用上好ましくなく、さらに
凝集力が大きくほぐれにくいため分散性が悪くなり耐久
性、画像安定性などが問題となってくる。
また、0.2μmより大きいとトナー中に均一に磁性体
が入らず、特に微粒径のトナーに不均一なものが増し、
特に低温低湿環境下で画像性、特に中間調、細線再現性
を長期に安定に維持することがむずかしく、また特に高
速現像で長期に安定した画像が得られにくい。好ましく
は0.07〜0.19μm1さらに好ましくは0.10
〜0.18μm1さらに好ましくは0,12〜0.18
μm、さらに好ましくは0.12〜0.16μmである
。また変化係数が25%より大きいと定着性の悪くなる
場合があり、長期耐久において画質変動が生じ細線再現
性も問題となってくる。また低温低湿環境下の耐久で画
像濃度の低下する場合がある。これは磁性体の分散に関
係している問題であると考えている。変化係数は好まし
くは24%以下であり、さらに好ましくは23%以下で
あり、さらに好ましくは22%以下であり、さらに好ま
しくは20%以下である。
デジタル潜像を用いたプリンターや高速機において、従
来の磁性体を用いたトナーではトナーの現像能力が追従
できない理由としては、従来の磁性体を用いたトナーで
は特に微粒径なトナー粒子の中までに均一に磁性体を含
有させることが難しく、性能のバラライた微粒径トナー
粒子が数多くできてしまうことによりトナーの帯電量分
布がブロードとなることにあるものと考えている。
また、磁性体のカサ密度は0.35g/cc以上が好ま
しく、さらに好ましくは0.40g/ccであり、さら
には0.50g/ccであり、さらには0.60g/c
cであり、さらには0.70g/ccである。特に磁性
体の粒子径が0.2μm以下、さらに0.18μm以下
になると磁性体は空気を粒子間に含みやすくなるためカ
サ密度の高い方が分散に好ましい。
磁性トナーにおいて、単純に平均粒径が0.05〜0.
2μmであり、その変化係数(%)が25%以下である
磁性体を含有させると、トナー用分級品の流動性が従来
に比して格段に向上してくる。これは磁性トナーとして
使用される分級品個々の磁性トナー粒子に含有される磁
性体量が均質化することと、磁性体のトナー粒子の表面
に出る個数が増加することにより、トナー粒子の摩擦帯
電量が均質化しトナー粒子の静電的な凝集がほぐされて
くるためと考えている。このようにトナー粒子の流動性
が格段に向上してくると、逆に、複写機内部でのトナー
飛散が悪い方向にいく傾向である。従来、考えられてい
る高速機においては、実用上、充分な性能であっても、
特に高速機においては今後さらに速い機種を開発してい
く方向であり、さらに現像器をより小型化させるために
スリーブ径を小型化させようとする方向もあり、問題と
なってきている。
このような磁性体を界面活性剤で表面処理すると、トナ
ーの分級品の流動性が適度に抑えられ、より速い高速機
やより小径のスリーブを用いた機械でも飛散が改善され
、実用上充分な飛散量となる。
トナーの結着樹脂としては、ポリスチレン、ポリp−ク
ロルスチレン、ポリビニルトルエン、スチレン−pクロ
ルスチレン共重合体、スチレンビニルトルエン共重合体
等のスチレン及びその置換体の単独重合体及びそれらの
共重合体;スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチ
レン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル
酸n−ブチル共重合体等のスチレンとアクリル酸エステ
ルとの共重合体;スチレン−メタクリル酸メチル共重合
体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン
−メタクリル酸n−ブチル共重合体等のスチレンとメタ
クリル酸エステルとの共重合体;スチレンとアクリル酸
エステル及びメタクリル酸エステルとの多元共重合体;
その他スチレンーアクリロニトリル共重合体、スチレン
−ビニルメチル−チル共重合体、スチレン−ブタジェン
共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、ス
チレン−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレ
ン−マレイン酸エステル共重合体等のスチレンと他のビ
ニル系モノマーとのスチレン系共重合体;ポリメチルメ
タクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリエステル、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリ
ビニルブチラール、ポリアクリル酸、フェノール樹脂、
脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、石油樹脂、塩素化パラ
フィン、等が単独または混合して使用出来る。
特に圧力定着方式に供せられるトナー用の結着樹脂とし
て、低分子ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エ
ステル共重合体、高級脂肪酸、ポリアミド樹脂、ポリエ
ステル樹脂等が単独または混合して使用出来る。
用いる重合体、共重合体、あるいはポリマーブレンドは
、スチレンに代表されるビニル芳香族系またはアクリル
系モノマーを40wt%以上の量で含有すると、より望
ましい結果が得られる。
トナーには本発明に係る磁性体のほかに、任意の適当な
顔料や染料を組合せて使用できる。例えば、カーボンブ
ラック、フタロシアニンブルー、郡青、キナクリドン、
ベンジジンイエローなど公知の染顔料がある。
磁性体としては、鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性
元素、あるいはマグネタイト、ヘマタイト、フェライト
などの鉄、コバルト、ニッケル、マンガンなどの合金や
化合物、その他の強磁性合金などがある。
このような磁性体の中からマグネタイトについて記述す
る。
マグネタイトは、第一鉄塩溶液とアルカリ性水溶液を混
合し、温度70〜100℃、pH10以上の水酸化第一
鉄を含む懸濁液を生成させ、次いで、該懸濁液に酸素含
有ガスを通気することにより得られる。マグネタイト粒
子の形状は、生成条件を選ぶことにより、6面体、8面
体、14面体の多面体状の粒子を呈する。
アルカリ性水溶液は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等のアルカリ金属の水酸化物及び水酸化マグネシウム
、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物を
使用することができる。
水酸化第一鉄を含む懸濁液中にケイ酸ナトリウム、ケイ
酸カリウム等の水可溶性ケイ酸塩(生成するマグネタイ
ト粒子に対し、SiO□換算で0.1〜2.0重量%)
を存在させると生成するマグネタイトの分布を更に良く
することができるので好ましい。
アルカリ性水溶液と第一鉄塩水溶液を混合して得られる
水酸化第一鉄を含む温度70〜】00℃、 pH10以
上の懸濁液に加熱しながら酸素含有ガスを通気すると、
粒度が微細で粒度分布もシャープである即ち変化係数が
小さなマグネタイト粒子が得られる。
次に本発明に用いるマグネタイトの合成を実験例で詳述
する。
実験例−1 反応器として径35 c m 、内容積50fの気泡酸
化型反応塔を用いた。Fe”  1.75mol/ l
を含む硫酸第一鉄水溶液201.4Nの水酸化ナトリウ
ム水溶液181.水41’及びケイ酸ソーダ(3号) 
(Si02 28.55wt%) 18.9g (生成
マグネタイトに対し、5i02で換算で0.23重量%
に該当する。)を用い、温度88°CpH12,5にお
いて424?のFe(OH)2を含む懸濁液を調整した
上記Fe(OH)2を含む懸濁液に温度90℃において
毎分100I!の空気を120分間通気して黒色沈澱を
生成した。生成粒子は、常法により、水洗、ろ別、乾燥
、粉砕した。得られたマグネタイト粒子粉末は、電子顕
微鏡で観察した結果、平均粒径0.16μm変化係数1
8%の8面体状を呈した粒子であった。これをマグネタ
イトAとする。上記反応条件のうち、水酸化第一鉄を含
む懸濁液を生成する際のFe2+濃度、温度、pH,ケ
イ酸ソーダの添加量及び酸化条件の温度、空気量を変え
た以外は、実験例−1と同一条件でマグネタイトB、 
 C,・・・Lを得た。反応条件と生成したマグネタイ
トの平均粒径と変化係数を一緒にまとめると、表1のよ
うになる。
磁性体の表面処理に用いる界面活性剤としては、任意の
適当な界面活性剤が使用できる。
例えば界面活性剤としては、アニオン界面活性剤(カル
ボン酸塩、硫酸エステル塩、スルホン酸塩、リン酸エス
テル塩)、カチオン界面活性剤(アミン塩型、第4級ア
ンモニウム塩型)、両性界面活性剤(アミノ酸型、ベタ
イン型)非イオン界面活性剤(ポリエチレングリコール
型、多価アルコール型)がある。
磁性体の界面活性剤による処理方法としては、■磁性体
スラリー中に界面活性剤を添加し、スプレードライヤー
にて乾燥し、表面処理する方法 ■磁性体スラリー中に界面活性剤を添加し、フィルター
プレスにて水分除去することにより表面処理する方法 ■トナー製造時において溶融混練前の構成材料の混合操
作時に界面活性剤を添加し表面処理する方法 などがあるがいずれのどの処理方法を用いてもよい。
また、処理する量は、種類により若干異なるが磁性体に
対して、0.1〜5重量%である。
トナーには必要に応じて添加剤を混合しても良い。その
ような添加剤としては例えばテフロン、ステアリン酸亜
鉛の如き滑剤、あるいは定着助剤(例えば低分子量ポリ
エチレンなど)、また流動性付与剤、ケーキング防止剤
(例えばコロイダルシリカなど)がある。
本発明に係る磁性トナーを作成するには樹脂組成物及び
荷電制御剤、前記本発明に係る磁性体、必要により顔料
又は染料、添加剤等をボールミルその他の混合機により
充分混合してから加熱ロール、ニーダ−、エクストルー
ダー等の熱混練機を用いて溶融、捏和及び練肉して樹脂
類を互いに相溶せしめた中に磁性体を分散せしめ、冷却
固化後粉砕及び分級して平均粒径4〜20μmの静電荷
像現像用磁性トナーを得ることが出来る。
あるいは結着樹脂溶液中には材料を分散した後、噴霧乾
燥することにより得る方法、あるいは、結着樹脂を構成
すべき単量体に所定材料を混合して乳化、懸濁液とした
後に重合させてトナーを得る重合法トナーあるいは芯及
び殻からなるカプセルトナーを形成する方法等が応用で
きる。
以下本発明を実施例により具体的に説明する。なお以下
の配合における部数はすべて重量部である。
(実施例1) ・ スチレン−ブチルアクリレート共重合体     
  100部・ 負荷電性制御剤          
         0.5部・ 離型剤       
                3部・ ポリカルボ
ン酸アンモニウム塩0.40%で処理したマグネタイト
A                     60部
上記材料をヘンシェルミキサーを用い、粉体混合し、こ
れをエクストルーダーにより設定温度140℃で、熱混
練した。得られた混練物を冷却後、粗粉砕、微粉砕し、
さらにアルピネ分級機を用い、分級して磁性トナーを得
た。
得られた磁性トナーは、コールタ−カウンターTA−I
f型の測定による体積平均径が12.4μmであった。
この時の6.35μm以下の個数累積%は15個数%で
あった。
この磁性トナーと疎水性コロイダルシリカ0.5wt%
とを混合し、疎水性コロイダルシリカが外添されている
磁性トナーを調製した。
調製した磁性トナーをキャノン製複写機NP−8580
を改造し、100枚/分としたもので、評価した。
その結果、初期から3万枚までの耐久画像出しテストで
、画像濃度が1.4±0.05で高濃度で安定し、細線
再現性も良く写真画像の再現も良く、中間調も安定で変
化しなかった。
また低温低湿環境下でも、バックグランドの汚れが発生
せず長期放置でも、まったく悪くならなかった。特にト
ナー飛散による帯電ワイヤー汚れに起因するベタ黒画像
上の白スジなどは発生しなかった。
(比較例1) 実施例1の磁性体の替わりに、マグネタイトAを用いた
以外は実施例1と同様にトナーを作成した。
トナーの体積平均粒は、12.6μmで6.35μm以
下は14個数%であった。
実施例1と同様の評価で、画質は実用上長であり、特に
低温低湿下でも問題なかった。しかしながら、ベタ黒白
スジが2万枚で発生し、ワイヤーを掃除してなおった。
(実施例2) ・ スチレン−ブチルアクリレート共重合体     
  100部・ 負荷電性制御剤          
         0.5部・ 離型剤       
                 3部・ カチオン
系界面活性剤(CI2H25NH2) 0.5重量%で
処理したマグネタイト0              
60部上記材料をヘンシェルミキサーを用いて粉体混合
し、これをエクストルーダーにより設定温度140℃で
、熱混練した。得られた混練物を冷却後、粗粉砕、微粉
砕し、さらにアルビネ分級機を用い、分級して磁性トナ
ーを得た。
得られた磁性トナーは、コールタ−カウンターTA−I
f型による測定で体積平均粒径が12.2μmであった
。この時の6.35μm以下の個数累積%は18個数%
であった。
この磁性トナーと、疎水性コロイダルシリカ0.5wt
%とを混合し、疎水性コロイダルシリカが外添されてい
る磁性トナーを調製した。
調製した磁性トナーをキャノン製複写機NP−8580
を改造し、100枚/分としたもので、評価した。
その結果、初期から3万枚までの耐久画像出しテストで
、画像濃度が1.38±0.05で高濃度で安定し、細
線再現性も良く写真画像の再現も良く、中間調も安定で
変化しなかった。
また低温低湿環境下でも、バックグランドの汚れが発生
せず長期放置でも、まったく悪くならなかった。特にト
ナー飛散による帯電ワイヤー汚れに起因するベタ黒画像
上の白スジなとは発生しなかった。
(比較例2) 実施例2の磁性体の代わりに、CI2 H25NH20
、5重量%で処理されたマグネタイトBを用いた以外は
実施例2と同様に磁性トナーを作成した。磁性トナーの
体積平均径は、12.3μmであり、6.35μm以下
は16個数%であった。
実施例2と同様の評価で画質は実用上良好であったが、
実施例2より悪く、特に低温低湿下では若干バックグラ
ンドの汚れがあった。ただし、ベタ黒白スジはなかった
(実施例3) ・ スチレン−2−エチルへキシルアクリレート共重合
体 100部・ 正荷電性制御剤          
         2部・ 離型剤         
              3部・ 界面活性剤(C
I2H250C4H8CO2H) 3重量%で処理した
磁性体(マグネタイトD)80部上記材料を使用して実
施例1と同様にして磁性トナーを得た。
得られた磁性トナーの体積平均粒径は12.2μmであ
り、6.35μm以下は16個数%であった。
この磁性トナーと疎水性ポジ帯電性コロイダルシリカ0
.4wt%とを混合し、疎水性ポジ帯電性コロイダルシ
リカが外添されている磁性トナーを調製した。
調製した磁性トナーをキャノン製デジタル複写機NP−
9030を改造し、40枚/分にスピードアップし、さ
らにスリーブ径を10%小さくし、その分周速を上げた
機械に入れ、評価した。
その結果、初期から2万枚まで、画像濃度が1゜35±
0.05で良好であり、特に細線再現性、階調再現性、
中間調の安定性が良く、低温低湿環境下でも安定し、バ
ックグランドの汚れも発生しなかった。
特にデジタル潜像による細かい線も再現した。また特に
、ベタ黒白スジも発生しなかった。
(比較例3) マグネタイトDを使用する以外は実施例3と同様にして
磁性トナーを生成した。磁性トナーの体積平均粒は、1
2.1μmであり、6.35μm以下は18個数%であ
った。
実施例3と同様にして評価したところ、特に低温低湿環
境下、約12,000枚でベタ黒に白スジが発生したが
、−次帯電ワイヤーを掃除したところベタ黒部における
白スジが解消した。
(実施例4) スチレン−ブチルアクリレート共重合体       
100部・ 負荷電性制御剤            
       0.5部(マグネタイトE) 60部 上記材料を使用して実施例1と同様にして磁性トナーを
生成した。
生成した磁性トナーの体積平均粒径は11.8μmであ
り、6.35μm以下の個数累積は17個数%であった
この磁性トナーと、疎水性コロイダルシリカ0.4重量
%とを混合し、疎水性コロイダルシリカが外添されてい
る磁性トナーを調製した。
調製した磁性トナーをキャノン製プリンターLBP81
1を400dpiから600dpiに、さらに6枚を1
2枚に改造した機械に入れ、評価した。その結果、デジ
タル潜像を忠実に再現し、解像性が良く、階調性もすぐ
れており、また中間調及び画像濃度も高く、トナー切れ
まで安定していた。
特にコンピューターのアウトプットとして、連続にほぼ
トナー切れまで使った場合でも、上記の性能が安定して
いた。
また、低温低湿環境下でも、バックグランドの汚れも発
生せず、トナー切れまで、良好であり、ベタ黒に白スジ
の出るような問題もなかった。
また1週間に2度程度画像出しをする使用ひん度の少な
いモードで1年間テストしたが、良好な画像が安定に得
られた。
(比較例4) 実施例4の磁性体を処理していないマグネタイトEとし
た以外は、実施例4と同様にトナーを作成し、同様の評
価を行なった。
はぼ同様の性能であったが、特に低温低湿環境下での画
像出しで、トナー切れの約476を過ぎた時点で黒スジ
が発生した。尚、−次帯電ワイヤーを掃除することで黒
スジの発生は解消した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均粒径が0.05〜0.2μmであり、粒径の
    変化係数が25%以下であり、界面活性剤で表面処理さ
    れている磁性体を含有することを特徴とする磁性トナー
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002148852A (ja) * 2000-11-13 2002-05-22 Canon Inc 磁性トナー

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59125749A (ja) * 1983-01-08 1984-07-20 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 磁性トナ−

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