JPH03128515A - 電子ボリユーム - Google Patents

電子ボリユーム

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Publication number
JPH03128515A
JPH03128515A JP1238894A JP23889489A JPH03128515A JP H03128515 A JPH03128515 A JP H03128515A JP 1238894 A JP1238894 A JP 1238894A JP 23889489 A JP23889489 A JP 23889489A JP H03128515 A JPH03128515 A JP H03128515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
boost
switches
circuit
attenuation
Prior art date
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Pending
Application number
JP1238894A
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English (en)
Inventor
Shunichi Hamadate
俊一 浜舘
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Toshiba Corp
Toshiba Sound System KK
Toshiba Visual Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Sound System KK
Toshiba Visual Solutions Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Sound System KK, Toshiba Visual Solutions Corp filed Critical Toshiba Corp
Publication of JPH03128515A publication Critical patent/JPH03128515A/ja
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はラジオカセットレコーダ及びカーステレオ等の
電子ボリュームに関する。
(従来の技術) 従来、ラジオカセットレコーダ及びカーステレオ等にお
いては、メインボリュームの調整用として電子ボリュー
ムを採用している。電子ボリュームは、所定の抵抗値を
右する複数の抵抗と、この複数の抵抗のうちの所定の抵
抗から信号を取出すための複数のスイッチとを有してい
る。ユーザー操作に基づくコントロール信号がロジック
回路からスイッチに出力され、所定のスイッチが選択的
にオンとなり、所望の減衰量が得られる。
ところで、ラジオカセットレコーダ及びカーステレオ等
においては、音圧が小さくなることによって低音部及び
高音部が聞こえにくくなることを補正するために、音響
出力にラウドネス特性を付与することができるようにな
っている。ラウドネス特性を付与した場合、音圧レベル
が烏いときには、音響出力は、略平坦な周波数特性であ
るが、音圧レベルが低くなる(ポリコームを絞る〉にf
fい、低音と高音の増強の度合いが大ぎくなるようにな
っている。また、ラジオカセットレコーダ及びカーステ
レオ等においてはグラフィックイコライザを採用づるこ
ともあり、所定の周波数帯域の利得の調整を可能にして
、所望の音質の音響を得ることができるようにしている
ところが、ラウドネス回路及びイコライザ回路を採用し
てこのような特性を音響に(J与した場合、メインボリ
ュームのレベルによっては、出力される音響が劣化して
しまうことがあり、また、聴覚上、十分な特性とならな
いことがある。
第8図はボリューム調整を行うとJJiに、ラウドネス
特性を付与することができる従来の電子ボリュームを示
す回路図であり、集積回路化された例を示している。
ボリューム部2は集積回路化されている。入力端子1を
介して入力する入力信号をコンデンサC1を介してボリ
ューム部2の端子3に与える。
端子3と端子4との間には抵抗Ra1乃至Ranが直列
接続しており、端子4はコンデンサC2を介して基準電
位点に接続している。端子3と抵抗Ra1との接続点及
び各抵抗Ra1乃至Ran同士の接続点には夫々スイッ
チ3al乃至Sanの一端が接続している。スイッチ3
a1乃至3anの他端は共通接続し、端子5を介してバ
ッフ7アンブ6の非反転入力端に接続する。バッファア
ンプ6の出力端は反転入力端に接続すると共に、端子7
にも接続する。
端子7と端子4との間には抵抗Rb1乃至Rb10が直
列に接続している。端子7と抵抗Rblとの接続点及び
各抵抗Rb1乃至Rb10100接続点にはスイッチ3
b1乃至5b10の一端が接続している。
スイッチSb1乃至S blOの他端は共通接続して端
子8を介して出力端子9に接続している。
抵抗Ra1乃至Ranの抵抗性を適宜設定することによ
り、スイッチSa1乃至Sanは夫々OdB、 −10
dB、 −20dB 、・・・の減衰量を与えるスイッ
チとじて作用し、抵抗Rb1乃至Rbloの抵抗値を適
宜設定することにより、スイッチSb1乃至5b10は
夫々Odd、 −1dB、−2dB、・・・、 −9d
Bの減衰量を与えるスイッチとして作用する。例えば、
スイッチS81゜Sb1のみをオンにした場合には、出
力端子9に(よ端子3のレベルがそのまま現れ、スイッ
チ3a3゜Sb2のみをオンにした場合には、入力端子
1に導入された信号は一21dB減衰されて出力端子9
に現れる。これらスイッチ3a1乃至3an、 Sbl
乃至5b10は、端子10.11.12を介して入ツノ
されるコントロール用データに基づいて、ロジック回路
13が出力するコントロール信号によって、オンオフ制
御される。
一方、入力端子1からの入力信号を人力レベル切換回路
14を介して低・高域ブースト回路15にも与えている
。低・高域ブースト回路15は、図示しない共振回路に
より構成している。この共振回路の共振周波数近傍の信
号(低域及び高域周波数信@)のみがポリコーム部2の
タップ16に供給される。すなわち、タップ1Gには低
・高域ブースト回路15により、信号の低域及び高I+
!周波数成分を増強した信号を与える。このタップ16
は抵抗Ra2゜Ra3の接続点に接続する。いま、スイ
ッチSa3゜5a4.・・・のいずれかのスイッチがオ
ンになる場合には、タップに入力される信号は抵抗Ra
3. Ra4゜・・・により分圧され、オンとなったス
イッチに基づくレベルで入力信号に加算されて出力され
ることになる。
スイッチS al、 S a2のいずれかがオンになる
と、タップ16に入力される信号は、オンとなるスイッ
チに基づいたレベルに減衰されると共に、低域及び高域
の増強星が低減されて入力信号に加qされることになる
。例えば、スイッチ3a2がオンになると、低・高域ブ
ースト回路15の出力の低域及び高域周波数でのレベル
は低くなり、更に、スイッチS81がオンになると、低
・高域ブースト回路15の出力の周波数特性はフラット
になる。
第9図は横軸に周波数をとり縦軸に利得をと9て、入力
信号に付与されるラウドネス特性を示すグラフである。
い二L1端子10.11.12を介してコントロール用
データを入力して、入力信号に一20dBの減衰岨を与
えるものとりる。この場合には、低・高域ブースト回路
15のブースト量は比較的大きく、出力端子9には第9
図のA特性にて示ず利1:?の信号が現れる。この場合
には、低域及び高域のブースト量は大ぎく、十分なラウ
ドネス特性が44与されている。次に、コントロール用
データを入力して、入力信号に一10dBの減衰h1を
与えるものとする。この場合には、スイッチSa2.S
b1がオンとなって、入力信0のレベルが一10dB減
衰される共に、低・高域ブースト回路15の低域及び高
域周波数成分のブースト量は低下する。このため、出力
端子9には、第9図の8特性にて示すように、A特性に
比して低域及び高域の利得が小さい信号が現れる。
次に、入力信号を一19dB減衰させるものとする。
この場合には、スイッチS a2. S bloがオン
となって入力信号は一19dB減衰する。ところが、ス
イッチ3a2がオンであることは、減衰0を一10dB
にした場合と同じである。したがって、低・高域ブース
ト回路15の出力の低域及び高域周波数成分の利得は第
9図のB特性と同じであり、減lFmを一10dBにし
た時と同様のラウドネス特性が付与されて出力されるこ
とになる。すなわち、出力端子9には第9図のC特性に
て示す利得の信号が現れる。第9図のへ特性とC特性と
の比較から明らかなように、減衰量が一20dBの場合
と減衰量が一19dBの場合とでは、低域及び高域周波
数における利得が逆転している。
次いで、減衰量を一9dBに設定する。この場合には、
スイッチSaL 5b10がオンである。スイッチSa
tがオンであるので、出力信号の周波数特性はフラット
となる。このため、第9図の8特性及びD特性にて示す
ように、低域及び高域周波数では、減衰□が一9dBの
場合の出力信号の方が減衰量が一10dBの場合よりも
利得が低くなってしまう。
このように、タップ16と端子3との間に接続された抵
抗Ra1.Ra2及びスイッチSal、Sa2によって
、信号の周波数特性が段階的に変化してしまう。このた
め、減衰量が一20dBと一19dBとの切換え点及び
減衰量が一10dBと一9dBとの切換え点では、ラウ
ドネス特性が不連続となってしまう。
また、第8図の回路によって付与されるラウドネス特性
は、人間の■の特性を十分に考慮したものになっていな
いという問題もあった。すなわち、人間の耳では、小音
量時には約100Hz前後の周波数の音響が聞こえやす
く、その以下の周波数のIIについては聞こえにくい。
したがって、低音量時には、第10図の実線波形Aにて
示すように、周波数が比較的高い低音(約100乃至1
50Hz ”)について十分にブーストすることにより
、効果的に量感を得ることができる。ところが、この周
波数帯をブーストした場合、大音Q時にはこのブースト
によって低音が大きくなりすぎ、間き辛いものとなって
しまう。したがって、大音品時には、第10図の実線波
形Bにて示すように、ブーストする周波数を約50乃至
70口lにずらした方がよい。ところが、第8図の回路
では、第10図の破線波形にて示すように、ラウドネス
特性の中心周波数は一定であり、この中心周波数のみの
ブースト氾が増減される。このため、犬音須時に適した
周波数(50乃至70日2)でブーストを行った場合に
は、低音星時に重低音の十分な量感を得るためのブース
ト量が極めて大ぎくなってしまい、回路が複雑化する。
また、ブーストaが大きいことから、低音によるスピー
カーコーン紙の振動が増大し、混変調歪を増加させてし
まう。
第11図はグラフィックイコライザを採用した従来の電
子ボリュームを示づ回路図である。
入力端子1は抵抗R6を介してグラフィックイコライザ
アンプ17の非反転入力端に接続しており、グラフィッ
クイコライザアンプ17の非反転入力端は可変抵抗VR
Iを介して反転入力端に接続している。可変抵抗VR1
の摺動端は所定の共振周波数f1を有する直列共振回路
18を介して基準電位点に接続している。グラフィック
イコライザアンプ17の出力端は抵抗R7を介して可変
抵抗■R1と反転入力端との接続点に接続する。
可変抵抗VR1の摺動端を入力側(紙面の左側〉に移動
させることにより、グラフィックイコライザアンプ17
の非反転入力端に入力される信号の周波数「1の成分の
レベルは比較的大きく減衰される。また、グラフィック
イコライザアンプ17の出力端から0帰還される信号の
周波数f1成分のレベルは比較的大きい。このため、こ
の場合には、入力信号の周波数f1成分は比較的小さい
レベルで出力される(ブースト量が小)。
一方、可変抵抗VR1の回動端を出力側(紙面の右側)
に移動させた場合には、入力信号のうち周波数がflの
成分は比較的大レベルとなって非反転入力端に入力する
。また、負vk?I遠される信号のうち周波数がflの
成分は減衰し小レベルの信号が負g還する。したがって
、この場合には、周波数がflである成分は十分にブー
ストされてグラフィックイコライザアンプ17の出力端
からボリューム部2の端子3に出力される。
グラフィックイコライザアンプ17の非反転入力端と反
転入力端との間には可変抵抗VR2。
VH2も並列接続している。可変抵抗VR2の摺動端は
共振周波数がf2の直列共振回路19を介して基準電位
点に接続しており、可変抵抗VR3の摺動端は共振周波
数がf3の直列共振回路20を介して基準電位点に接続
している。可変抵抗VRI 。
VH2、VH2を夫々調整することにより、入力信号の
うち周波数がfl、f2 、f3の成分のブースト量を
独立に調整することができる。
第12図は横軸に周波数をとり!軸に利得をとって、出
力信号の周波数特性を示すグラフである。
直列共振回路18の共振周波数r14よ低域周波数に、
直列共振回路19の共振周波数f2は中域周波数に、直
列共振回路20の共振周波数f3は高域周波数に設定づ
る。いま、入力信号の低域及び高域周波数成分をブース
トしてめりはりが効いた音響を得るものとする。この場
合には、可変抵抗VR1、VH2の摺動端を入力側に移
動する。そうすると、入力信号の低域及びi酸層波数成
分がブーストされてグラフィックイコライザアンプ11
の出力端から出力される。ここで、端子10.11゜1
2から減衰M−20dBを示すコントロール信号を入力
する。そうすると、ロジック回路13からのコントロー
ル信号によりスイッチ3a3,3b1がオンになり、出
力端子9には減衰量が一20dBの信号が出力される。
こうして、出力端子9からは、第12図のへ特性にて示
すように、低域及び高域が十分にブーストされた音響が
得られる。人間の聴覚上の特性から、このような特性を
41与することにより、減衰量が一20dBである低レ
ベルの信号であっても、めりはりが効いた聞きやづい音
響を得ることができる。
次に、最大レベルの音響出力を得るものとする。
この場合には、ボリューム部2の減衰量をOdBとする
ためのコントロール用データを入力する。そうすると、
ロジック回路13によりスイッチ3a1゜Sb1がオン
になり、出力端子9には減衰量がOdBの信号が現れる
ところで、通常、ラジオカヒットレコーダ等においては
、比較的ダイナミックレンジが狭い。このため、第12
図の8特性にて示すように、減衰量がOdBの信号はブ
ーストされた低域及び高域周波数成分が増幅器等のクリ
ッピングレベルによりも大きくなってしまう。したがっ
て、出力端子9から出力される信号の低域及び高域周波
数成分はクリップされ、出力信号が歪んでしまうという
問題があった。
(発明が解決しようとする課題) このように、上述した従来の電子ボリュームにおいては
、低・高域ブースト回路15によって付与する周波数特
性は減衰量の変化に作って段階的に変化し、低域及び高
域において利得が逆転してしまうという問題点があった
。また、ラウドネス特性の中心周波数が一定であること
から、聴覚上十分な特性を得られないという問題点もあ
った。
更に、グラフィックイコライザを採用した場合には、音
量を大きくすると、ブーストした周波数成分がクリップ
されてしまうことがあり、出力信号の波形が歪んで音質
が劣化してしまうという問題点があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
減衰量の変化に伴って連続的に周波数特性を変化させ、
或いは、減衰量の変化に伴ってブースト周波数を変化さ
せることにより、理想的なラウドネス特性を得ることが
できる電子ボリュームを提供すると共に、音量レベルが
大きい場合でもグラフィックイコライザ回路の調整に拘
らず、出力信号が歪むことを防止することができる電子
ボリュームを提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の請求項1に係る電子ボリュームは、複数の抵抗
からなる第1の抵抗群及び複数のスイッチからなる第1
のスイッチ群により構成し信号を所定の減衰量で減衰さ
せて出力するボリューム部と、共振回路により構成し入
力信号の低域及び高域周波数成分を増強して出力するブ
ースト回路と、このブースト回路の出力と入力信号とを
合成する合成手段と、複数の抵抗からなる第2の抵抗群
及び複数のスイッチからなる第2のスイッチ群により構
成して前記共振回路と基準電位点との間に接続し前記ボ
リューム部の減衰量の変化に比例させて前記共振回路と
基準電位点との間の抵抗値を変化させるブースト船調整
手段とを具備したものであり、 本発明の請求項2に係る電子ボリュームは、前記ブース
ト起調整手段を、複数の抵抗からなる第2の抵抗群及び
複数のスイッチからなる第2のスイッチ群により構成し
て前記共振回路と基準電位点との間に接続し前記ボリュ
ーム部の減衰量の変化に反比例させて前記共振回路と基
準電位点との間の抵抗値を変化させ前記共振回路の共振
周波数を変化させるようにしたものであり、 本発明の請求項3に係る電子ボリュームは、複数の抵抗
からなる第1の抵抗群及び複数のスイッチからなる第1
のスイッチ群により構成し信号を所定の減衰量で減衰さ
せて出力するボリューム部と、イコライザアンプ及び複
数の共振回路により構成し各共振周波数に基づく周波数
成分を増強して出力するイコライザ部と、複数の抵抗か
らなる第2の抵抗群及び複数のスイッチからなる第2の
スイッチ群により構成して前記各共振回路と基準電位点
との間に接続し前記ボリューム部の減衰量の変化に対応
して前記各共振回路と基準電位点との間の抵抗値を変化
させるブースト旦調整手段とを具備したものである。
〈作用) 本発明の請求項1において、ブースト閤調整手段は、ボ
リューム部による入力信号の減衰量に応じて、共振回路
と基準電位点との間の抵抗値を変化させて、ブースト回
路のブースト懇を変化させている。すなわち、ボリュー
ム部による入力信号の減衰量が大きい場合には、共振回
路と基準電位点との間の抵抗値を大きくしてブースト回
路のブースト量を大きくし、入力信号の減衰量が小さく
なるにつれて、この抵抗値を小さくしてブースト量を低
減させている。こうして、信号レベルが低い場合の低域
及び高域のブースト量は大きく、信号レベルが高くなる
につれて周波数特性が連続的に変化し、最大信号レベル
時にはフラットな周波数特性となるようにしている。
本発明の請求項2において、ブースト量調整手段位、減
衰量を大きくした場合には、共振回路と基準電位点との
間の抵抗値を小ざし、減衰量が小さくなるにつれて、こ
の抵抗値を大きくするようにしている。この抵抗値が小
さくなることにより、共振回路の共振周波数が高くなり
、抵抗値が大きくなることにより、共振周波数が低くな
る。したがって、信号レベルが低い場合には、ブースト
の中心周波数が比較的尚くなり、信号レベルが高い場合
には、ブーストの中心周波数が比較的低くなって、聴覚
上理想的なラウドネス特性が得られる。
本発明の請求項3において、ブースト量調整手段は、ボ
リューム部による入力信Hの減衰量に応じて、各共振回
路と基準電位点との間の抵抗値を変化させて、イコライ
ザ部のブースト量の変化幅を変化させている。すなわち
、ボリューム部による入力信号の減衰量が大きい場合に
は、イコライザ部のブースト量の変化幅を大きくし、入
力信号の減衰量が小さくなるにつれて、ブーストnの変
化幅を狭くさせている。これにより、音量を大きくした
場合には、イコライザ部による信号のブースト量が低減
され、ブーストした周波数成分が機器内の増輪2!i 
’4のクリップレベルよりも大きくなることを防止して
いる。
(実施例) 以下、図面に塁づいて本発明の実施例を詳細に説明する
。第1図は本発明に係る電子ポリコームの一実施例を示
すブロック図である。
ボリューム部33を構成する抵抗Ra1乃至Ran。
Rb1乃至Rb10、スイッチ3al乃至San、3b
l乃至3 blo及びロジック回路13は従来と同一で
あり、端子5.7間にバッフ7アンブ6を設け、端子4
はコンデンサC2を介して1i!準電位点に接続し、端
子8は出力端子9に接続している点も従来と同一である
入力端子1は且ツクスアンブ21の一方入力端に接続す
ると共に、入力レベル切換回路14の端子22にも接続
する。入力レベル切換回路14の端子22(よ、端子2
3に接続すると共に、抵抗R1を介して端子24に接続
する。入力レベル切換回路14の端子2Gは、端子23
.24又はオーブン端子25のいずれかに接続するよう
になっており、入力レベル切換回路14は入力信号のレ
ベルを切換えて端子26からボリューム部33の端子2
7に与えるようになっている。
端子27は抵抗Rcl乃至Rcmを介して端子4に接続
づる。端子27と抵抗Rc1との接続点、各抵抗RC1
乃至Rcm同士の接続点及び抵抗PCIと端子4との接
続点にはスイッチSc1乃至Scm+1の一端が接続し
ている。スイッチSC1乃至Sce+1の他端は共通接
続して端子28に接続する。スイッチSc1乃至3 c
m+1は、端子10.11.12を介して入力するコン
トロール用データに基づいて、ロジック回路13が出力
するコントロール信号によって、オンオフ側御されるよ
うになっている。端子28は低・B域ブースト回路29
の入力端に接続している。低・高域ブースト回路29の
出力端はミックスアンプ21の他方入力端に接続してい
る。ミックスアンプ21は入力端子1からの入力信号と
ブースト回路29からの信号とを合成してボリューム部
33の端子3に与えるようになっている。
第2図は第1図の具体的な構成を示す回路図である。な
お、ボリューム部33としては、電子ボリュームICで
ある東芝製のTC9207Pを採用している。このIC
には、従来、トーン用のボリュームとして抵抗Rcf乃
至RCI11及びスイッチSC1乃至3cm+1が構成
されており、本実施例ではこのトーン用ボリュームを利
用している。
入力端子1を介して入力する入力信号をミックスアンプ
21の非反転入力端に与える。ミックスアンプ21の出
力端はボリューム部33の端子3に接続するとJ(に、
抵抗R2及びコンデンサC3の並列接続体を介して反転
入力端に接続している。また、ミックスアンプ21の反
転端とボリューム部33の端子28との間には、コンデ
ンサC4及び抵抗R3゜R4の直列接続体並びにコンデ
ンサC5及び抵抗R5の直列接続体が並列接続している
。抵抗R3の一端はアンプ30の非反転端に接続し、他
端はコンデンサC6を介してアンプ30の反転端及び出
力端に接続している。これらコンデンサC4、C6、抵
抗R3、R4及びアンプ30によって低域ブースト用の
アクティブフィルタを構成する。コンデンサC5及び抵
抗R5により高域ブースト用のフィルタを構成する。ス
イッチScl乃至5CIll+1を適宜オンにして、端
子28と端子4との間の抵抗値を変化させることにより
、低域及び高域ブースト用フィルタの共振周波数成分の
利得を調整するようにしている。
次に、このように構成された電子ボリュームの動作につ
いて第3図を参照して説明する。第3図は横軸に周波数
をとり縦軸に利得をとって入力信号に伺すされるラウド
ネス特性を示すグラフである。
端子10.11.12を介して減衰量がOdBとなるコ
ントロール用データを入力するものとする。この場合に
は、スイッチSa1. Sbl、 Scm+1がオ、ン
となる。スイッチ3 cm+1がオンとなるので、ミッ
クスアンプ21の出力端の低域及び高域周波数成分の利
得は低減され、第3図の八に示すように、出力端子には
周波数特性がフラットな信号が現れる。
次に、減衰□を一5dBにするものとする。この場合に
は、ロジック回路13からのコントロール信号に塁づい
てスイッチSa1. Sb6. Scmがオンになる。
スイッチ3cmがオンになるので、ミックスアンプ21
の出力端の低域及び高域周波数成分は、減衰量がOdB
の場合に比して利得が大きい。こうして、結局、出力端
子9には第3図のBに示す周波数特性の信号が現れる。
次に、減衰量を一10dBに設定する。この場合には、
目シック回路13Gよスイッチ3a2. Sbl。
5cm−1をオンにする。これにより、ミックスアンプ
21の出力端の低域及び8域周波数成分は、減衰量が一
5dBの場合に比して利得が大きい。こうして、出力端
子9には第3図のCに示す周波数特性の信号が現れる。
以下、同様に、減衰量が大きくなるに伴って、スイッチ
3 cm+1乃至5c1が順次切替わり、低域及び高域
におけるブースト量が大きくなる。結局、入力信号は第
3図に示すラウドネス特性が付与されて出力端子9から
出力される。
このように、本実施例においては、減衰量に応じてスイ
ッチ3c1乃至S cm+1を順次切替えて、低域及び
高域のブースト量を変化さじており、周波数特性を連続
的に変化させることができる。
なお、減衰量とスイッチScl乃至S cs+1との対
応は上記実施例に限定されない。
第4図は本発明の他の実施例に係る電子ボリュームを示
り回路図である。第4図において第1図と同一物には同
一符号を付して説明を省略する。
第4図の実施例は、入力端子1とミックスアンプ21と
の間に抵抗R8、グラフィックイコライザ31及びアン
プ32を設けた点が第1図の実施例と異なる。すなわち
、入力端子1からの入力信号を抵抗R8を介してアンプ
32の非反転入力端に与えると共に、抵抗R8を介して
グラフィックイコライザ31に与える。グラフィックイ
コライザ31は入力信号の位相及び周波数特性を調整し
てアンプ32の反転入力端に与えるようになっている。
アンプ32の出力端がミックスアンプ21の非反転入力
端に与えられる。
本実施例においては、入力信号にラウドネス特性を付与
することができると共に、減衰量及び周波数特性を調整
することができる。
本実施例においても第1図の実施例と同様の作用及び効
果を右することは明らかである。
第5図は本発明の他の実施例に係る電子ボリュームのラ
ウドネス特性を示すグラフである。
本実施例の回路構成は第1図及び第2図と同一である。
本実施例においては、減衰量とスイッチSc1乃至3 
cm+1との対応が第1図の実施例と異なる。すなわち
、本実施例では、減衰量が最小(音量が最大)である場
合には、スイッチ3c1がオンとなり、減衰量が大きく
なるに従ってスイッチSc2. Sc3.・・・S c
m+1が順次オンとなるようになっている。
第2図において、抵抗R4の抵抗値と抵抗RCI乃至R
CIによる抵抗値との抵抗和をRとし、コンデンサC5
及び抵抗R5を無視すると、ミックスアンプ21の反転
入力端から基準電位点側をみたインピーダンスZは下記
式〈1〉によって示すことができる。
但し、R3は抵抗R3の抵抗値であり、C6゜C4はコ
ンデンサC6、C4の容量である。
この式〈1)から下記式(2)、(3)が導かれる。
・・・ (3) 但し、「は共振周波数であり、Qは尖鋭度である。
この式(1)、(2>から明らかなように、Rを大きく
すると、共振周波数fが低くなると共に、尖鋭度Qが小
さくなり、Rを小さくすると、共振周波数f及び尖鋭度
Qは大きくなる。
いま、コントロール用データを入力して音量を最大にし
た場合(スイッチ3a1. Sblがオン〉、スイッチ
3c1がオンとなりRが最大となる。このため、共振周
波数f及び尖鋭11Qは最低となり、出力端子9からは
第5図のへ特性にて示す出〕jが出力される。次いで、
音量を順次低下させると、これに拌ってスイッチSc2
乃至、Sc+n+1が順次オンとなる。したがって、音
量の低下と共に共振周波数「及び尖鋭度Qは大きくなり
、結局、第5図に示す特性が得られる。
このように、本尖施例においでは、音filが低い場合
には、約100乃至150Hzの周波数帯を中心にして
ブーストし、音m 7’)附(i < ’Xるにつれて
ブーストする中心周波数を低下させて、耳の特性に適合
したラウドネス特性を得ている。
第6図は本発明の他の実施例に係る電子ボリュームを示
す回路図である。第6図において第1図と同一物には同
一符号を付して説明を省略する。
木失施例はグラフィックイコライザを採用した例である
ボリューム部34を構成する抵抗Ra1乃至Ran。
Rb1乃至Rb10、スイッチSa1乃至S an、 
S bl乃至S blo及びロジック回路13は従来と
同一であり、端子5.7間にバッファアンプ6を設け、
端子4はコンデンサC2を介して基準電位点に接続し、
端子8は出力端子9に接続している点も従来と同一であ
る。
入力端子1は抵抗R7を介してグラフィックイコライザ
アンプ17の非反転入力端に接続する。グラフィックイ
コライザアンプ17の出力端はボリューム部34の端子
3に接続する。グラフィックイコライザアンプ17の非
反転入力端と反転入力端との間には可変抵抗VR1、V
R2、VR3が並列接続しており、出力端と反転入力端
との間には抵抗R7が接続している。
可変抵抗VR1、VR2、VR3U)各摺動端とボリュ
ーム部34の端子28との間には夫々直列共振回路35
.36.37が接続している。直列共振回路35゜36
、37の共振周波数は夫々低域周波数11.中域周波数
f2.高域周波数f3である。ボリューム部34の端子
27と端子4との間には抵抗RC1,RC2゜・・・R
CIllの直列接続体を接続し、端子27と抵抗RC1
との接続点及び各抵抗Rc1乃至RCII+同士の接続
点には夫々スイッチSC1乃至5CIlの一端を接続し
ている。スイッチSC1乃至5C1Ilの他端は共通接
続して端子28に接続する。これらのスイッチ3c1乃
至SC1はロジック回路13が出力す、るコントロール
信号によってオンオフ制御されるようになっている。
なお、抵抗RCl乃至RCII及びスイッチ3c1乃至
5CIlとしては、従来採用されているトーン用のボリ
ュームを使用している。
ロジック回路13は端子10.11.12を介してコン
トロール用データを取り入れる。ロジン、り回路13は
、このコントロール用データにより示される減衰量とな
るように、スイッチSa1乃至3an、Sb1乃至3 
bloを制御すると共に、この減衰量に応じてスイッチ
SC1乃至5CI11を制御する。すなわち、ボリュー
ム部34での減衰量が最大である場合には、スイッチS
CImをオンにし、減衰量を小さくする(音量を増加さ
せる)に伴って、スイッチ3 cll−1乃至SC1を
順次選択的にオンにするようになっている。すなわち、
ボリューム部34の減衰量の変化に伴って、直列共振回
路35.36.37と基準電位点との間の抵抗値が変化
するようになっている。
次に、このように構成された電子ボリュームの動作につ
いて第7図を参照して説明する。第7図は横軸に周波数
をとり!軸に利得をとって出力信号の周波数特性を示す
グラフである。
可変抵抗VR1の摺動端を入力側(紙面の左側〉に移動
させることにより、直列共振回路35の共振周波数f1
近傍の周波数成分がブーストされて、グラフィックイコ
ライザアンプ17からボリューム部34の端子3に供給
されることは従来と同一である。また、同様に、直列共
振回路36.37の共振周波数f2.f3近傍の周波数
成分をブーストづる場合には、可変抵抗VR2、VR3
の摺動端を入力側に移動させ、周波数f2.f3近傍の
周波数成分を減衰させる場合には、可変抵抗VR2、V
R3の摺動端を出力側に移動させることは従来と同一で
ある。
いま、ボリューム部34の端子10.11.12を介し
て減衰量を最大にするためのコントロール用データを入
力するものとする。そうすると、ロジック回路13はス
イッチSan、 5blO、Scmをオンにする。これ
により、端子3を介して入力された信号は最大の減衰量
が与えられて出力端子9に出力される。また、各直列共
振回路35.36.37と基準電位点との間には、抵抗
Rcm及びコンデンサC2のみが接続されることになり
、共振周波数f1゜f2 、f3近傍の周波数成分の増
強及び減衰可能な幅は大きい。
次に、ボリューム部34の減衰量を最低にするためのコ
ントロール用データを入力するものとする。
この場合には、ロジック回路13はスイッチ3 al。
Sb1. Sc1をオンにする。そうすると、直列共振
回路35.36.37とU準電位点との間には、抵抗R
Cl乃至RCmの直列接続体及びコンデンサC2が接続
されることになる。したがって、共振周波数f1.r2
.r3近傍の周波数成分の増強及び減衰可能な幅は狭い
。このため、例えば、可変抵抗VR1、V3の摺動端を
入力側の端に移動させて低域周波数f1及び高域周波数
f3近傍の周波数をブーストさせた場合でも、このブー
スト量は比較的小さい。結局、出力端子9からは、第7
図のA特性にて示す出力が出力される。第7図のA特性
に示すように、減衰量がOdBであっても、低域及び高
域のブースト邑が低減されているので、低域及び高域周
波数成分はクリップレベルよりも小さい。したがって、
出力がクリップされて波形が歪んでしまうことはない。
このように、減衰量に基づいて、スイツ、チ3c1乃至
5C1lが選択的にオンとなって、ブースト沿の変化幅
が決定されることになり、例えば、−20dBの場合に
は、出力端子9には第7図の8特性にて示すブースト量
の出力が現れる。
このように、本実施例においては、可変抵抗VR1、V
R2、VR3を調整することなく、出力音量レベルが小
ざい場合には比較的大きなブースト量が得られ、出力音
量レベルが大きい場合には比較的小さなブースト量が得
られるようになっており、ブーストした周波数成分がク
リップレベルよりも大きくなることを防止して、音質が
劣化してしまうことを防止している。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の請求項1によれば、減1f
fiに基づいてブースト回路の低域及び高域のブースト
量を連続的に変化さぼることができ、請求項2によれば
、減衰量に基づいてブースト回路の中心周波数を変化さ
せることができ、いずれも入力信号に理想的なラウドネ
ス特性を付与することができる。また、本発明の請求項
3によれば、ボリューム部による入力信号の減衰量に基
づいてイコライザ部のブースト量の変化幅が変化してい
るので、音量を大きくした場合でも、出力信号の波形が
歪んで音質が劣化り゛ることを防止することができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電子ボリュームの一実施例を示す
回路図、第2図は第1図の具体的な構成を示す回路図、
第3図は実施例を説明するためのグラフ、第4図は本発
明の他の¥施例を示す回路図、第5図は本発明の他の実
施例のラウドネス特性を示すグラフ、第6図は本発明の
他の実施例を示す回路図、第7図は第6図の実施例の動
作を説明するためのグラフ、第8図及び第11図は従来
の電子ボリュームを示す回路図、第9図、第10図及び
第12図は従来例の問題点を説明するためのグラフであ
る。 1・・・入力端子、 13・・・ロジック回路、 20・・・ボリューム部、 21・・・ミックスアンプ、 29・・・低・高域ブースト回路、 Ra1〜Ran、 Rb1〜Rb10 、 Rcl 〜
Rcm−・・抵抗、Sal 〜San、 Sb1〜5b
10 、 Sc1〜5crn+1・・・スイッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の抵抗からなる第1の抵抗群及び複数のスイ
    ッチからなる第1のスイッチ群により構成し信号を所定
    の減衰量で減衰させて出力するボリューム部と、 共振回路により構成し入力信号の低域及び高域周波数成
    分を増強して出力するブースト回路と、このブースト回
    路の出力と入力信号とを合成する合成手段と、 複数の抵抗からなる第2の抵抗群及び複数のスイッチか
    らなる第2のスイッチ群により構成して前記共振回路と
    基準電位点との間に接続し前記ボリューム部の減衰量の
    変化に比例させて前記共振回路と基準電位点との間の抵
    抗値を変化させるブースト量調整手段とを具備したこと
    を特徴とする電子ボリューム。
  2. (2)前記ブースト量調整手段は、複数の抵抗からなる
    第2の抵抗群及び複数のスイッチからなる第2のスイッ
    チ群により構成して前記共振回路と基準電位点との間に
    接続し前記ボリューム部の減衰量の変化に反比例させて
    前記共振回路と基準電位点との間の抵抗値を変化させ前
    記共振回路の共振周波数を変化させることを特徴とする
    請求項1に記載の電子ボリューム。
  3. (3)複数の抵抗からなる第1の抵抗群及び複数のスイ
    ッチからなる第1のスイッチ群により構成し信号を所定
    の減衰量で減衰させて出力するボリューム部と、 イコライザアンプ及び複数の共振回路により構成し各共
    振周波数に基づく周波数成分を増強して出力するイコラ
    イザ部と、 複数の抵抗からなる第2の抵抗群及び複数のスイッチか
    らなる第2のスイッチ群により構成して前記各共振回路
    と基準電位点との間に接続し前記ボリューム部の減衰量
    の変化に対応して前記各共振回路と基準電位点との間の
    抵抗値を変化させるブースト量調整手段とを具備したこ
    とを特徴とする電子ボリューム。
JP1238894A 1989-07-21 1989-09-14 電子ボリユーム Pending JPH03128515A (ja)

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