JPH03124941A - 内燃機関のノッキング検出装置 - Google Patents

内燃機関のノッキング検出装置

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JPH03124941A
JPH03124941A JP26225289A JP26225289A JPH03124941A JP H03124941 A JPH03124941 A JP H03124941A JP 26225289 A JP26225289 A JP 26225289A JP 26225289 A JP26225289 A JP 26225289A JP H03124941 A JPH03124941 A JP H03124941A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内燃機関のノッキング検出装置に関し、詳しく
は検出信号からノッキング成分を取り出すための基準と
なるバックグラウンドレベル設定の改善に関する。
〈従来の技術〉 内燃機関において、所定レベル以上のノッキングが発生
すると、出力を低下させるのみならず、衝撃により吸・
排気バルブやピストンに悪影響を及ぼすため、ノッキン
グを検出して点火時期を補正することにより速やかにノ
ッキングを回避するようにした点火時期制御装置を備え
ているものがある(特開昭58−105036号公報等
参照)。
かかるノッキング補正機能を有した点火時期制御装置で
は、機関に設けたノッキングセンサからの検出信号から
ノッキング成分を取り出してノッキングレベルを判別す
るようにしてあり、かかるノッキング成分の取り出しの
ために、検出信号を平均化演算してバンクグラウンドレ
ベルを設定し、例えばこのバックグラウンドレベルに対
して所定以上の偏差を有する出力レベルが存在するとき
に、これをノッキング発生と判別して、点火時期のリタ
ード処理を行うようにしている。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、前記バックグラウンドレベル(以下、BGL
と略す。)は、例えば前回までのBGLと、センサ検出
信号の最新値とを加重平均し、この加重平均結果をBG
Lの更新値として設定するようにしている場合があり、
かかるBGLの設定方式によると、ノッキングが主に発
生する高負荷領域でのみBGL演算及びノッキング検出
を行う構成とすると、かかるノッキングの検出領域にな
った初回においては、前回に検出領域であったときに最
終設定されたBGLを初期値としてB G Lが更新設
定されることになってしまう。
このため、第4図に示すように、検出領域になった初回
には、要求のBGLとは異なるBGLに基づきノッキン
グが検出される場合がある。即ち、例えば1111回の
検出領域において最終設定されたBGLが、今回の検出
領域初期の要求BGLよりも高いときには、この高いB
GLと最新の検出信号とが加重平均されることになって
、高いレベルから徐々に要求のBGLに近づくことにな
り、この要求BGLに近づく間においては、ノッキング
が発生していてもノッキング発生無しと判別されて進角
処理がなされることになり、この間のノッキング発生に
対処できず、BGLが要求BGLに近づいて初めてノッ
キングが発生していることが検出され、リタード処理が
なされていた。
また、上記問題点を解消するために一律の加重重みで常
時BGLの演算更新を行うように構成した場合、過渡時
にはBGLの応答遅れが発生するために、加速時には第
4図に示すように要求BGLよりも低い設定がなされ、
ノッキング発生が誤判定されて点火時期のリタード処理
が実行され、加速時の出力を低下させてしまうという問
題が発生する。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、ノッキ
ング検出領域の初期や過渡運転時におけるBGL設定を
改善することにより、かかる運転6a域におけるノッキ
ング検出精度を向上させることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 そのため本発明では、第1図に示すように、機関に付設
されノッキングの振動を検出するノッキングセンサと、
このノッキングセンサからの検出信号を常時平均化演算
してノッキング成分を取り出すための基準となるバック
グラウンドレベルを設定するバックグラウンドレベル演
算手段と、このバックグラウンドレベル演算手段で演算
されたバックグラウンドレベルに基づき前記ノッキング
センサの検出信号からノッキング判別を行うノッキング
判別手段と、前記バックグラウンドレベル演算手段で演
算されたバックグラウンドレベルを運転条件別に学習し
て更新記憶する記憶手段と、所定のノッキング検出運転
領域になった初回又は機関の過渡運転状態においては、
前記バックグラウンドレベル演算手段で演算されたバン
クグラウンドレベルに代えて前記記憶手段に記憶されて
いるバックグラウンドレベルに恭づいて前記ノッキング
判別手段によるノッキング判別を行わせる記憶値による
判別強制手段と、を含んで内燃機関のノッキング検出装
置を構成した。
ここで、第1図点線示のように、予め運転条件別に前記
バックグラウンドレベルの標準値を記憶した標準レベル
記憶手段と、前記記憶手段にバックグラウンドレベルが
記憶されていない運転条件があるときには、前記標準レ
ベル記憶手段に記憶されているバックグラウンドレベル
の標準値を代わりに読み出して前記ノンキング判別手段
に出力する標準値出力手段と、を設けることが好ましい
更に、第1図点線示のように、前記バックグラウンドレ
ベル演算手段における平均化演算の度合いを、機関の過
渡運転と定常運転とで切り換え設定する平均化度合い切
り換え手段を設けることが好ましい。
〈作用〉 かかる構成によると、バックグラウンドレベル演算手段
は、機関に付設されノッキングの振動を検出するノッキ
ングセンサからの検出信号を常時平均化演算してノッキ
ング成分を取り出すための基準となるバックグラウンド
レベルを設定し、このバックグラウンドレベルに基づき
ノッキング判別手段はノッキングセンサの検出信号から
ノッキング判別を行う。
そして、記憶手段は、前記バックグラウンドレベル演算
手段で演算されたバックグラウンドレベルを運転条件別
に学習して更新記憶し、記憶(Jによる判別強制手段は
、所定のノッキング検出運転領域になった初回又は機関
の過渡運転状態においては、バックグラウンドレベル演
算手段で演算されたバックグラウンドレベルに代えて前
記記憶手段に記憶されているバックグラウンドレベルに
基づいて前記ノッキング判別手段によるノッキング判別
を行わせる。
即ち、所定のノッキング検出運転領域になった初回以外
又は機関の過渡運転状態以外のときには、ハックグラウ
ンドレベル演算手段で演算されたバックグラウンドレベ
ルに基づいてノッキング判別がなされるが、所定の)・
ンキング検出運転領域になった初回又は機関の過渡運転
状態においては、最新の演算結果を用いず、過去に演算
されて記憶手段に記憶されている当該運転条件のバック
グラウンドレベルを読み出し、この読み出した記憶値に
基づいてノッキング判別を行わせるものである。
また、標準レベル記憶手段には、前記記憶手段と同様に
して予め運転条件別にバックグラウンドレベルの標準値
が記憶されており、記憶手段に記憶されているバックグ
ラウンドレベルに基づいてノンキング判別を行わせよう
としたときに記憶値が存在しない場合には、前記標準レ
ベル記憶手段に当該運転条件に対応して記憶されている
標準値が用いられてノッキング判別されるようにする。
更に、平均化度合い切り換え手段は、バックグラウンド
レベル演算手段における平均化演算の度合いを、機関の
過渡運転と定常運転とで切り換え設定し、過渡と定常と
では異なる平均化度合いでバンクグラウンドレベルが演
算されるようにして、例えば加速時の誤遅角補正による
出力不足を回避できるようにした。
〈実施例〉 以下に本発明の詳細な説明する。
一実施例を示す第2図において、内燃機関1には、エア
クリーナ2.吸気ダクト3.スロットルチャンバ4及び
吸気マニホールド5を介して空気が吸入される。
吸気ダクト3にはエアフローメータ6が設けられていて
、吸入空気流量Qを検出する。スロットルチャンバ4に
は図示しないアクセルペダルと連動するスロットル弁7
が設けられていて、吸入空気流i1Qを制御する。吸気
マニホールド5には、各気筒毎に電磁式の燃料噴射弁8
が設けられていて、図示しない燃料ポンプから圧送され
プレッシャレギュレータにより所定の圧力に制御される
燃料を吸気マニホールド5内に噴射供給する。
燃料噴射量の制御は、マイクロコンピュータ内蔵のコン
トロールユニット9において、エアフローメータ6によ
り検出される吸入空気流MQと、ディストリビュータ1
3に内蔵されたクランク角センサ10からの信号に基づ
き算出される機関回転速度Nと、から基本燃料噴射量T
p=KxQ/N(Kは定数)を演算し、この基本燃料噴
射mTpを冷却水温度Tw等に基づいて補正することに
より最終的な燃料噴射量Tiを演算し、この燃料噴射量
Tiに相当するパルス巾の駆動パルス信号を機関回転に
同期して燃料噴射弁8に出力することにより、機関lに
対して要求量の燃料が噴射供給されるようになっている
また、機関1の各気筒にはそれぞれ点火栓11が設けら
れていて、これらには点火コイル12にて発生する高電
圧がディストリビュータ13を介して順次印加され、こ
れにより火花点火して混合気を着火燃焼させる。ここで
、点火コイル12は、付設されたパワートランジスタ1
2aを介して高電圧の発生時期が制御されるようになっ
ている。従って、点火時期(点火進角値)ADVの制御
は、前記パワートランジスタ12aのオン・オフ時期を
コントロールユニット9からの点火制御信号で制御する
ことにより行う。
コントロールユニット9は、前記基本燃料噴射量Tpと
機関回転速度Nとにより区分される複数の運転領域毎に
予め点火時期ADVを記憶しであるマツプから、当該運
転条件に対応する点火時期ADVを検索して求めると共
に、所定のノンキング検出運転領域においては、圧電素
子によりノッキングを検出するノッキングセンサ14か
らの検出信号に基づきノッキングの有無を判別して前記
マツプ点火時期ADVの進・遅角補正を行い、最終設定
された点火時3tJlAD■に恭づいてパワートランジ
スタ12aに点火制御信号を出力する。従って、前記コ
ントロールユニット9とノッキングセンサ14とによっ
てノッキング検出装置が構成されるようになっている。
尚、前記スロットル弁7には、その開度TVOをポテン
ショメータにより検出するスロットルセンサ15が付設
されている。
ここで、コントロールユニット9によって行われる点火
時期ADVのノッキング検出に基づく進・遅角補正制御
を、第3図のフローチャートに示すプログラムに従って
説明する。
尚、本実施例において、バックグラウンドレベル演算手
段、ノッキング判別手段、記憶値による判別強制手段、
標準イ1α出力手段、平均度合い切り換え手段としての
機能は、前記第3図のフローチャートに示すようにソフ
トウェア的に備えられており、記憶手段としてはマイク
ロコンピュータに備えられたRAMが、また、標準レベ
ル記憶手段としてはやはりマイクロコンピュータに備え
られたROMが相当する。
第3図のフローチャートに示すプログラムは、クランク
角センサlOから基準クランク角度毎(4気筒内燃機関
では180°毎)のリファレンス信号REFが出力され
る毎に実行されるものであり、まず、ステップ1(図中
ではSlとしである。以下同様)では、ノッキングセン
サ14の検出信号を読み込む。
ステップ2では、機関1が過渡運転状態であるか否かを
、スロットルセンサ15により検出されるスロットル弁
7の開度変化や機関回転速度Nの変化に基づいて判別す
る。
ここで、機関1が過渡運転状態であると判別されたとき
には、ステップ3へ進み、検出信号からノッキング成分
を取り出すための基準となるハックグラウンドレベル(
BGL)を加重平均演算(平均化演算)により求めると
きに用いるカロ重重み(過去のデータに対する重付け)
Xとして、予め設定しであるX、をセットし、また、過
渡運転状態でないと判別されたときには、ステップ4へ
進んで加重重みXに前記X、よりも大であるX2をセッ
トする。
即ち、過渡運転状態においては、より最新のレベルに重
付けされて応答性が確保されるようにしてあり、逆に過
渡運転でない定常運転状態においてはより過去のレベル
に重付けされて無用な乱れを拾わないようにしてBGL
を安定させるようにしである。
ステップ5では、上記のように機関1の過渡・定常に応
じた選択された加重重みXを用い、BGLの更新データ
を以下の加重平均演算式に従って演算する。
BGL4−BGL−X+センサ出力(1−X)尚、加重
重みXが乗算されるBGLは、前回までのBGLである
次のステップ6では、例えば基本燃料噴射量Tpと機関
回転速度Nとをパラメータとして指示されるノッキング
検出領域(高負荷運転領域)に、現在の運転条件が含ま
れるか否かを判別する。
ここで、ノッキング検出領域であると判別されたときに
は、ステップ7へ進んで今回の検出領域判別が初回であ
るか否かを判別する。
そして、ノッキング検出領域の判別が初回であるときに
は、ステップ8へ進み、基本燃料噴射量Tpと機関回転
速度Nとによって複数に区分される運転領域毎にBGL
が更新記憶されるRAM上のマツプから現在の運転条件
に対応するBGLを、TpとNとに基づき検索して求め
、その値をbglにセットする。
前RAM上のBGLマツプは、各格子に初期値としてゼ
ロが記憶されており、対応する運転条件のBGLが学習
記憶されていれば、その格子には、ゼロ以外の数値が記
憶されているはずである。このため、次のステップ9で
は、読み出したbglがゼロであるか否かを判別するこ
とで、現状の運転条件に対応するBGLがRAM上のマ
ツプに記憶されているか否かを判別する。
マツプから読み出したbgffiがゼロであるときには
、そのデータをそのまま用いてノッキング判別させるこ
とができないので、ステップ10へ進み、予め基本燃料
噴射@Tpと機関回転速度NとをパラメータとしてBG
Lの標準値を記憶させであるROM上のマツプから現状
の運転条件に略見合ったBGLを検索して求め、かかる
検索データを最終的なりGLとする。これにより、RA
M上のBGLマツプへのデータ書き込みが進行していな
いときでも、運転条件に略対応して支障なく BGLを
設定させることができるようにしである。
一方、ステップ8でRAM上のマツプから読み出したb
gffiがゼロでないと判別されたときには、過去に現
状の運転条件に対応するB G Lが演算されていて、
そのデータが記憶されていたものであるから、ステップ
11へ進み、RAM上のマツプから読み出したbglを
最終的なりGLとする。
また、ステップ7で今回のノッキング検出領域の判別が
初回でないと判別されたときには、ステップ12へ進み
、今回前記ステップ5で新たに演算したBGLに基づき
、前記RAM上のBGLマツプの該当する運転条件のデ
ータを更新する。マツプデータの更新書き換えは、例え
ば、記憶データがゼロであるときには、ステップ5での
演算結果をそのまま書き込むが、記憶済のBGLが存在
するときには、その記憶済のデータと、最新の演算結果
とを加重平均して記憶更新用のBGLを求めるなどして
、複数の学習機会におけるデータに基づき当該運転条件
の要求に合致するBGLが学習されるようにする。
更に、ステップ6でノッキング検出領域でないと判別さ
れたときにも、ステップ13でステップ12と同様にR
AM上のBGLマツプの書き換えを行い、現状の運転条
件ではノッキング検出及び該検出結果に基づく点火時期
補正を行わないから、次のステップ14では、マツプに
記憶されている基本点火時期ADVを検索して求め、そ
の結果を最終的な点火時期ADVにセントする。従って
、BGLは常時演算されると共に、ノッキング検出領域
の初回以外においては、演算されたBGLがマツプに更
新記憶されるようになっている。
このように、本実施例によれば、ノッキング検出領域の
初回において用いられるBGLが、過去の同じ運転条件
で演算されて学習記憶されているデータ、又は、ROM
上マツプに記憶されている同じ運転条件の標準BGLで
あり、いずれの(、H5合も少なくとも今回の運転条件
に対応するBGLであるから、ノッキング検出領域の初
期から要求されるBGLに基づいたノンキング判別を行
わせることができ、ノンキングの誤判別によって過進角
補正されたり誤遅角補正されることがなく、ノッキング
発生時には速やかに点火時!tJIを遅角補正してノッ
キングを解消できる。また、上記のように過渡・定常で
加重重みを変えて常時BGLを’l;ji算し、過渡時
の応答性と定常時の安定性とを確保すると共に、異なる
運転条件でのB G Lと最新の検出信号とが加重平均
されてBGLが更新されることがないので、常時略要求
に近いBGLが設定されていることになり、過渡時に演
算されるBGLについても要求値に近い値を設定できる
から、過渡時にBGLが応答遅れを発生し、これに伴っ
て点火時期が過遅角補正されて機関出力を低下させるこ
とがなく、過渡時に演算されたBGLに基つきマツプデ
ータを書き換え学習を行っても、BGLマツプデータの
精度が低下することがない。
また、上記ステップ7では、ノッキング検出領域の初回
であるか否かの判別を行わせるようにしたが、かかるス
テップ7での処理を、機関1の過渡・定常運転判別に置
き換えても良い。
ステップ7を過渡・定常の判別に置き換えた場合には、
過渡運転されているときにステップ8へ進むようにし、
定常運転時にはステップ12へ進むように構成する。こ
れにより、過渡運転時には、最新に演算されたBGLを
用いずにマツプに学習記faされている当該運転条件の
BGLが用いられ、また、定常運転状態においては、そ
の都度の最新演算データがRAM上のマツプ更新データ
としてBGLマツプの記憶更新が行われる。従って、過
渡時には、最新に演算されたBGLではなく、マツプ上
に学習記憶されているBGLがノッキング判別に用いら
れ、過渡時のBGL応答遅れによりノッキング発生が誤
検出されることがない。
上記のようにしてBGLが設定されると、ステップ13
では、機関回転速度Nに対応させて予め記憶しであるス
ライスレベルSLを検索して求め、次のステップ14で
は、BGLに前記スライスレベルSLを加算した値をセ
ンサ出力が越えているか否かを判別する。
ここで、センサ出力がBGL+SL以下であるときには
ノッキングが発生してなく、より進角させることができ
る状態であるから、ステップ15へ進んで進角補正値β
に所定角度だけ加算して更新し、また、センサ出力がB
GL+SLを越えているときにはノッキングが発生して
いる状態であり、遅角補正してノッキングを抑止する必
要があるから、ステップ16へ進んで進角補正値βから
所定角度を減算して更新する。
そして、ステップ17では、前記進角補正値βをマツプ
から検索して求めた基本点火時期ADVに1算して補正
し、ノッキング発生を回避し得るぎりぎりの進角値とし
て点火時期ADVが最終設定されるようにする。
一方、ステップ14でマツプの基本点火時期AD■を最
終的な点火時期ADVに設定した場合には、上記のよう
なノッキング判別に基づく進角補正イーβの設定を行わ
ずに、次のステップ18へ進む。
ステップ18では、最終設定された点火時期AD■に基
づき点火栓11による点火時期をパワートランジスタ1
2aを介して制御する。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によると、ノッキング検出運
転領域の初期や過渡運転時に、要求とは異なるハックグ
ラウンドレベルが設定されてノンキングが誤検出される
ことを防1トでき、ノッキング検出に基づく点火制御を
行わせるときには、ノッキング誤検出による過遅角補正
により出力か低下したり、ノッキングが検出できなくな
って過進角補正がなされノッキングを速やかに回避でき
なくなるといった問題の発生を回避できる。
また、バックグラウンドレベルの運転条件別の記憶が進
行していないときには、代わりに標準のバックグラウン
ドレベルを用いてノッキング検出を行わせるから、記憶
値に基づくノッキング判別に支障を来すことを防止でき
る。
更に、ハックグラウンドレベルを平均化演算により求め
るときに、機関の過渡・定常でその平均化度合いを切り
換えるようにすれば、平均化演算による過渡時における
バックグラウンドレベルの応答遅れを抑+f−,できる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例を示すシステム概略図、第3図は同上実施
例における制al内容を示すフローチャート、第4図は
従来制御の問題点を説明するためのタイムチャートであ
る。 ■・・・内燃機関  6・・・エアフローメータ9・・
・コントロールユニット  10・・・クランク角セン
サ  11・・・点火栓  12・・・点火コイル12
a・・・パワートランジスタ  13・・・ディストリ
ビュータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)機関に付設されノッキングの振動を検出するノッ
    キングセンサと、 該ノッキングセンサからの検出信号を常時平均化演算し
    てノッキング成分を取り出すための基準となるバックグ
    ラウンドレベルを設定するバックグラウンドレベル演算
    手段と、 該バックグラウンドレベル演算手段で演算されたバック
    グラウンドレベルに基づき前記ノッキングセンサの検出
    信号からノッキング判別を行うノッキング判別手段と、 前記バックグラウンドレベル演算手段で演算されたバッ
    クグラウンドレベルを運転条件別に学習して更新記憶す
    る記憶手段と、 所定のノッキング検出運転領域になった初回又は機関の
    過渡運転状態においては、前記バックグラウンドレベル
    演算手段で演算されたバックグラウンドレベルに代えて
    前記記憶手段に記憶されているバックグラウンドレベル
    に基づいて前記ノッキング判別手段によるノッキング判
    別を行わせる記憶値による判別強制手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関のノッキ
    ング検出装置。
  2. (2)予め運転条件別に前記バックグラウンドレベルの
    標準値を記憶した標準レベル記憶手段と、前記記憶手段
    にバックグラウンドレベルが記憶されていない運転条件
    があるときには、前記標準レベル記憶手段に記憶されて
    いるバックグラウンドレベルの標準値を代わりに読み出
    して前記ノッキング判別手段に出力する標準値出力手段
    と、を設けたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関
    のノッキング検出装置。
  3. (3)前記バックグラウンドレベル演算手段における平
    均化演算の度合いを、機関の過渡運転と定常運転とで切
    り換え設定する平均化度合い切り換え手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の内燃機
    関のノッキング検出装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58105036A (ja) * 1981-12-18 1983-06-22 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関のノツキング回避装置
JPS61245039A (ja) * 1985-04-22 1986-10-31 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関のノツキング検出装置

Patent Citations (2)

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