JPH03124478A - インクリボン寿命延長機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はリボンカセットを使用するプリンタにおいて、
インクリボンの寿命を延長させるインクリボン寿命延長
機構に関する。

［従来の技術］ 一般に、リボンカセットを使用するプリンタにおいては
、左右往復移動するキャリアに印字ヘッドを搭載し、こ
の印字ヘッドにリボンカセットのインクリボンを対向さ
せて該印字ヘッドで印字を行っている。

従来、このプリンタにおいて、インクリボンの寿命を延
ばす方法として、第６図に示すように、インクリボン７
の幅を広くシ、リボンカセット内で該インクリボン７の
端部をひねって連結することによりメビウス構造とし、
インクリボン７を半分ずつに区切り、印字範囲Ｉを上下
に設けて印字を行う方法があった。

［発明が解決しようとする課題］ 然しながら上述した従来のインクリボンの寿命を延ばす
方法にあっては、インクリボンの半分半分の所を使用す
る為、中央部が未使用のままになってしまい、その分、
無駄が生じ、充分にインクリボンが使用されないうちに
インクリボンの寿命が来てしまう欠点がある。

そこで、本発明の課題は、インクリボンを無駄なく使用
できるようにする点にある。

［課題を解決するための手段］ このような課題を解決するための本発明の技術的手段は
、左右往復移動するキャリアに印字ヘッドを搭載し、こ
の印字ヘッドにリボンカセットのインクリボンを対向さ
せて該印字ヘッドで印字を行なうプリンタにおいて、印
字ヘッドに対向したインクリボンが該印字ヘッドに沿い
該インクリボンの幅方向に移動しうるようにリボンカセ
ットを揺動可能に支持する支持部と、キャリアの移動方
向に沿って設けられた固定ラックキャと、キャリアに回
転可能に軸支され上記固定ラックギヤに噛合するピニオ
ンギヤと、このピニオンギヤに固定されるとともにリボ
ンカセットに当接し上記ピニオンギヤの回転により該リ
ボンカセットを揺動させる偏心ローラとを備えたインク
リボン寿命延長機構にある。

［実施例］ 以ド、添付図面に基づいて、本発明の実施例に係るイン
クリボン寿命延長機構について説明する。

この実施例が適用されるプリンタは、第１図（ａ）（ｂ
）に示すように、左右往復移動するキャリア２に印字へ
ラドｌを搭載し、この印字へラド１にリボンカセット６
のインクリボン７を対向させて該印字ヘッドｌで印字を
行なうものである。

実施例に係るインクリボン寿命延長機構は、第１図（ａ
）（ｂ）に示すように、印字へラドｌに対向したインク
リボン７が該印字ヘッドｌに沿い該インクリボン７の幅
方向（第１図（ｂ）中Ｆ方向及びＣ方向）に移動しうる
ようにリボンカセット６を揺動可能に支持する支持部８
と、キャリア２の移動方向に沿って設けられた固定ラッ
クギヤ４と、キャリア２に回転可能に軸支され上記固定
ラックギヤ４に噛合するピニオンギヤ９と、このピニオ
ンギヤ９に固定されるとともにリボンカセット６に当接
し上記ピニオンギヤ９の回転により該リボンカセット６
を揺動させる偏心ローラ３とを備えて構成されている。

また、リボンカセット６には、該リボンカセット６を偏
心ローラ３の当接方向に付勢するスプリング５が係止さ
れている。

従って、この実施例に係るインクリボン寿命延長機構に
よれば、以下のような作用をする。第１図（ａ）に示す
ように、印字へラドｌを取り付けているキャリア２が矢
印方向Ａに動作を行うと、偏心ローラ３が固定ラックギ
ヤ４により矢印Ｂ又はＣ方向に回転する。これにより、
矢印方向りにスプリング５により引っ張られているリボ
ンカセット６が、第１図（ｂ）に示すように、支持部８
に対するＥ部を回転中心に偏心ローラ３により矢印方向
Ｆ及びＧに往復運動を行う。

第２図乃至′：ｊＳ４図は、リボンカセット６の動作及
び印字ヘッド１による印字位ｍＨを詳細に示す上面図及
び側面図である。

図においてキャリア２が矢印Ａ方向に動くことにより、
偏心ローラ３が矢印Ｂ又はＣ方向に回転し、リボンカセ
ット６は矢印Ｆ及びＣ方向（第１図）への往復運動を行
ない、第２図（ａ）（ｂ）に示す一側縁部、第３図（ａ
）（ｂ）に示す中間部及び第４図（ａ）（ｂ）に示す他
側縁部のインクリボン７の各印字位ｉＨ部を印字する。

第５図は、インクリボン７の印字範囲Ｊを示す。

図に示すように、インクリボン７七の印字ヘッドの軌跡
は、略サインカーブを描き、従来の直線状の軌跡に比較
してその経路が長くなり、その分、寿命が延びる。更に
、２度、３度使用しても軌跡が交叉するので、印字がほ
とんど薄くなることがなく、それだけ寿命が延びること
になる。

［発明の効果］ 以北説明したように本発明のインクリボン寿命延長機構
によれば、リボンカセットをインクリボンの幅方向に揺
動運動をさせることができるので、従来印字を行ってい
なかったインクリボン中央部も使用することができ、イ
ンクリボンの寿命を延ばすことができるという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明の実施例に係るインクリボン寿命
延長機構を示す平面図、第１図（ｂ）はその側面図、第
２図（８Ｌ）はリボンカセットの揺動状態のうち一状態
を示す平面図、第２図（ｂ）はその側面図、第３図（ａ
）はリボンカセットの揺動状態のうち他の状態を示す平
面図、第３図（ｂ）はその側面図、第４図（ａ）は、リ
ボン力セントの揺動状ｙＥのうち別の状態を示す平面図
、第４図（ｂ）はその側面図、第５図は実施例に係るイ
ンクリボン寿命延長機構によるインクリボンの印字範囲
を示す図、第６図は従来のプリンタにおけるインクリボ
ンの印字範囲を示す図である。 １：印字ヘッド　　　　２：キャリア ３：偏心ローラ　　　　４：固定ラックギヤ５ニスプリ
ング　　　　６：リボンカセツト７：インクリボン　　
　８：支持部 ９：ピニオンギヤ　　　Ｅ：回転中心

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 左右往復移動するキャリアに印字ヘッドを搭載し、この
   印字ヘッドにリボンカセットのインクリボンを対向させ
   て該印字ヘッドで印字を行なうプリンタにおいて、印字
   ヘッドに対向したインクリボンが該印字ヘッドに沿い該
   インクリボンの幅方向に移動しうるようにリボンカセッ
   トを揺動可能に支持する支持部と、キャリアの移動方向
   に沿って設けられた固定ラックギヤと、キャリアに回転
   可能に軸支され上記固定ラックギヤに噛合するピニオン
   ギヤと、このピニオンギヤに固定されるとともにリボン
   カセットに当接し上記ピニオンギヤの回転により該リボ
   ンカセットを揺動させる偏心ローラとを備えたことを特
   徴とするインクリボン寿命延長機構。