JPH03124385A - レーザー加工方法 - Google Patents
レーザー加工方法Info
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- JPH03124385A JPH03124385A JP1262514A JP26251489A JPH03124385A JP H03124385 A JPH03124385 A JP H03124385A JP 1262514 A JP1262514 A JP 1262514A JP 26251489 A JP26251489 A JP 26251489A JP H03124385 A JPH03124385 A JP H03124385A
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Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、冷延鋼板のような金属製品、あるいはかか
る製品を製造するのに使用する工具(例えば、圧延用ロ
ール)などの表面をレーザーで加工して粗面化する技術
に関し、とくに加工後の表面の目視外観性状における方
向性を解消する加工方法に関する。
る製品を製造するのに使用する工具(例えば、圧延用ロ
ール)などの表面をレーザーで加工して粗面化する技術
に関し、とくに加工後の表面の目視外観性状における方
向性を解消する加工方法に関する。
(従来の技術)
金属表面を粗面化する方法にはショツトブラストや放電
加工等があるが、最近、CO□レーザーなどの高エネル
ギー密度ビームを用いた粗度の制御性に優れた粗面化方
法が開発され、塗装鮮映性に優れた自動車用鋼板の製造
に応用されつつある。
加工等があるが、最近、CO□レーザーなどの高エネル
ギー密度ビームを用いた粗度の制御性に優れた粗面化方
法が開発され、塗装鮮映性に優れた自動車用鋼板の製造
に応用されつつある。
COtレーザーによる粗面化方法は、レーザービームを
電気的、あるいは機械的方法により高周波数のパルスビ
ームに変調し、これをNC制御により連続的に移動させ
ている製品、あるいは工具に照射するもので、高効率で
粗面化を行うことができるという特徴がある。その応用
例として、特公昭62−11922号公報に示される冷
延鋼板の粗面化方法があり、また、本出願人が提案した
特願昭6366062号の方法等がある。
電気的、あるいは機械的方法により高周波数のパルスビ
ームに変調し、これをNC制御により連続的に移動させ
ている製品、あるいは工具に照射するもので、高効率で
粗面化を行うことができるという特徴がある。その応用
例として、特公昭62−11922号公報に示される冷
延鋼板の粗面化方法があり、また、本出願人が提案した
特願昭6366062号の方法等がある。
レーザー照射による粗面の形成は上述のパルスビームの
一発毎に製品や工具の表面に一個の凹凸(以下、クレー
タ−と呼ぶ)を形成し、これを規則的に無数に配列させ
るもので、クレータ−の盛上がりや深さ、クレータ−の
間隔をレーザー出力やNC制御で調整することにより粗
度のパラメーター、即ち、Rmax、、Ra、 P、P
、1.などを任意に制御することができる。このように
、レーザー加工された粗面は、形状や大きさをコントロ
ールされた一個一個のクレータ−が規則的に配列してい
ることが特徴であり、ショツトブラストや放電加工法に
よる粗面と大きく異なる点は、その目視による外観であ
る。
一発毎に製品や工具の表面に一個の凹凸(以下、クレー
タ−と呼ぶ)を形成し、これを規則的に無数に配列させ
るもので、クレータ−の盛上がりや深さ、クレータ−の
間隔をレーザー出力やNC制御で調整することにより粗
度のパラメーター、即ち、Rmax、、Ra、 P、P
、1.などを任意に制御することができる。このように
、レーザー加工された粗面は、形状や大きさをコントロ
ールされた一個一個のクレータ−が規則的に配列してい
ることが特徴であり、ショツトブラストや放電加工法に
よる粗面と大きく異なる点は、その目視による外観であ
る。
鋼板の表面粗さ解析によればショツトブラストによる粗
面は様々な波長成分が不規則な位相で重規則性はロール
の回転と併進運動を一定速度で行い、5 kHz以上の
一定周波数のパルスビームラ用いることにより得られる
もので、高速回転するロールやチョッパーを11500
0秒以下の短時間で回転速度を任意に変化させることは
不可能と考えられる。
面は様々な波長成分が不規則な位相で重規則性はロール
の回転と併進運動を一定速度で行い、5 kHz以上の
一定周波数のパルスビームラ用いることにより得られる
もので、高速回転するロールやチョッパーを11500
0秒以下の短時間で回転速度を任意に変化させることは
不可能と考えられる。
(発明が解決しようとする課題)
レーザー加工による粗面化には、前記のとおり多くの利
点があるが、その特有な目視外観の方向性が、用途によ
っては障害になる。そこでクレータ−の配列にある程度
の不規則性を付与し、外観における方向性を解消するこ
とが、その用途の拡大に有効であると考えられる。とこ
ろが、レーザーのパルスビームの周期や製品の回転速度
、逃道速度を前述のような短時間で変えることは困難で
あり、また、そのためのNCプログラムも膨大なものに
なり、実際的ではない。もちろん、数秒単位でならば、
これらの要素を変動させることば可能であるが、平均の
パルス周波数が5ktlz以上であるからクレータ−間
隔は変動するものの、方向なり合った曲線の集合であり
、その外観には方向性が認められず、金属光沢が失われ
、灰色に近い外観となる。このような従来の粗面化方法
によれば製品を無塗装、あるいは粗面が目視される程度
の薄い塗装や半透明な塗料による塗装を行って用いる場
合でも、特に方向を選択することなく使用することがで
きる。
点があるが、その特有な目視外観の方向性が、用途によ
っては障害になる。そこでクレータ−の配列にある程度
の不規則性を付与し、外観における方向性を解消するこ
とが、その用途の拡大に有効であると考えられる。とこ
ろが、レーザーのパルスビームの周期や製品の回転速度
、逃道速度を前述のような短時間で変えることは困難で
あり、また、そのためのNCプログラムも膨大なものに
なり、実際的ではない。もちろん、数秒単位でならば、
これらの要素を変動させることば可能であるが、平均の
パルス周波数が5ktlz以上であるからクレータ−間
隔は変動するものの、方向なり合った曲線の集合であり
、その外観には方向性が認められず、金属光沢が失われ
、灰色に近い外観となる。このような従来の粗面化方法
によれば製品を無塗装、あるいは粗面が目視される程度
の薄い塗装や半透明な塗料による塗装を行って用いる場
合でも、特に方向を選択することなく使用することがで
きる。
一方、レーザー加工による粗面ば、上記のような状態で
使用に供すれば方向性が現れ、例えば、板同士を継いで
パネルを作る場合など、その方向性により著しく美観が
損なわれる。しかし、自動車用外板のように厚膜(60
μm〜100μl11)の塗装を行えばクレータ−の目
視による識別は不可能となり、方向性は解消され、また
、塗装面のうねりが小さくなって鮮映性が向上するとい
う優れた特性を持つ。従って、レーザー加工による粗面
化鋼板は、主に厚塗装用鋼板として用いられている。
使用に供すれば方向性が現れ、例えば、板同士を継いで
パネルを作る場合など、その方向性により著しく美観が
損なわれる。しかし、自動車用外板のように厚膜(60
μm〜100μl11)の塗装を行えばクレータ−の目
視による識別は不可能となり、方向性は解消され、また
、塗装面のうねりが小さくなって鮮映性が向上するとい
う優れた特性を持つ。従って、レーザー加工による粗面
化鋼板は、主に厚塗装用鋼板として用いられている。
レーザーによる粗面化ではむしろ不規則なりレータ−の
配列を形成することは困難である。例えば、特公昭61
11922号公報に示される方法では、性は解消されず
、新たな周期性をもった模様が形成されるだけでなく、
粗度が位置により大きく異なり、性能、外観ともに劣下
する。また、当然のことながら、パルス周期を数秒に落
とせば不規則化は可能となろうが、全体の加工時間は図
り知れないものになり、工業的には到底実施できない。
配列を形成することは困難である。例えば、特公昭61
11922号公報に示される方法では、性は解消されず
、新たな周期性をもった模様が形成されるだけでなく、
粗度が位置により大きく異なり、性能、外観ともに劣下
する。また、当然のことながら、パルス周期を数秒に落
とせば不規則化は可能となろうが、全体の加工時間は図
り知れないものになり、工業的には到底実施できない。
本発明の目的は、パルス周波数を低下させることなく、
クレータ−間隔を局所的にランダムに変動させ、外観に
おける方向性を解消することができるレーザー加工方法
を提供することにある。
クレータ−間隔を局所的にランダムに変動させ、外観に
おける方向性を解消することができるレーザー加工方法
を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
本発明は、パルス状のレーザービームにより製品の表面
に微小クレータ−をつけて粗面化する方法において、レ
ーザーの反射ミラーもしくは集光レンズをパルスの周波
数fLに対し、 v (n +0.75) ≧−≧ (n−1−0,25)
・・・・・・・・・■L (ただし、nは自然数) f。
に微小クレータ−をつけて粗面化する方法において、レ
ーザーの反射ミラーもしくは集光レンズをパルスの周波
数fLに対し、 v (n +0.75) ≧−≧ (n−1−0,25)
・・・・・・・・・■L (ただし、nは自然数) f。
または、 0.9> −>0.1 −−−−−−−−
−@f。
−@f。
の何れかを満足する周波数fvで振動させること、およ
び、振動させない場合のレーザー光路に対して振動させ
た場合の変位の振幅X (mm)をクレータ−間隔N
(mm)に対して、 0.71≧X≧0.11 ・・・・・・・・・■とす
ること、を特徴とするレーザー加工方法、を要旨とする
。
び、振動させない場合のレーザー光路に対して振動させ
た場合の変位の振幅X (mm)をクレータ−間隔N
(mm)に対して、 0.71≧X≧0.11 ・・・・・・・・・■とす
ること、を特徴とするレーザー加工方法、を要旨とする
。
上記の方法において、反射ミラーもしくは集光レンズを
高周波または超音波による振動子により振動させ、その
冷却をガス吹付けにより行うのが望ましい。
高周波または超音波による振動子により振動させ、その
冷却をガス吹付けにより行うのが望ましい。
レーザーは、一般にミラーおよび集光レンズで光路の調
整やフォーカシングを行う。従って、これらの光学系の
いずれかを振動させることによって光路を変化させるこ
とができる。その振動数はパルス周波数に比較して著し
く小さければ、前述のように方向性は解消されず、周期
的な模様が現れる。そこで、超音波振動子などの周波数
が数1Okllzの振動が可能な素子により光学系部品
を振動させることによって、クレータ−間隔を不規則化
Aは下記の式で表される。
整やフォーカシングを行う。従って、これらの光学系の
いずれかを振動させることによって光路を変化させるこ
とができる。その振動数はパルス周波数に比較して著し
く小さければ、前述のように方向性は解消されず、周期
的な模様が現れる。そこで、超音波振動子などの周波数
が数1Okllzの振動が可能な素子により光学系部品
を振動させることによって、クレータ−間隔を不規則化
Aは下記の式で表される。
fv
A=Xsin(2n π・−+θ)
fL
ここで、(f 、/ f L)が整数ならば、A=Xs
inθとなり変位は一定であり、方向性は解消されない
。
inθとなり変位は一定であり、方向性は解消されない
。
fvとfLの比が整数倍より半波長逝くはずれた場合、
変位がランダムになり方向性が解消されるのである。
変位がランダムになり方向性が解消されるのである。
fv<fhのときは、変位は一定とならず、このような
干渉は起きにくいが、周期性を避けるためにはその比も
整数倍から半波長はずした方が望ましい。
干渉は起きにくいが、周期性を避けるためにはその比も
整数倍から半波長はずした方が望ましい。
また、■式で(fv/fL)> 0.1と規定するのは
、もしfvがftに比べ極端に小さいと、変動周期が長
過ぎて局所的に見ると効果がないからである。
、もしfvがftに比べ極端に小さいと、変動周期が長
過ぎて局所的に見ると効果がないからである。
■式の条件、即ち、振幅Xを0.7r≧X≧0.11と
するのは0.1!未満の振幅では振幅が小さ過ぎて効果
がなく、一方、0.71を超える場合は方向する方法を
検討し、外観の優れた粗面を得るのに適正な光学系部品
の振動条件を確定したのが本発明方法の特徴である。
するのは0.1!未満の振幅では振幅が小さ過ぎて効果
がなく、一方、0.71を超える場合は方向する方法を
検討し、外観の優れた粗面を得るのに適正な光学系部品
の振動条件を確定したのが本発明方法の特徴である。
(作用)
本発明方法において、クレータ−間隔を不規則に変動さ
せ、粗面の方向性を解消するための方法として、レーザ
ーの光学系部品、すなわち、反射ミラーもしくは集光レ
ンズを振動させる方法を用いているのは、前述の加工物
の位置制御やパルス周期を変動させる方法と比較し、高
速でクレータ−間隔を変動させることができるからであ
る。この方法によれば、方向性を解消しながら新たな周
期性をもった模様を発生させることなく外観が改善でき
るのである。
せ、粗面の方向性を解消するための方法として、レーザ
ーの光学系部品、すなわち、反射ミラーもしくは集光レ
ンズを振動させる方法を用いているのは、前述の加工物
の位置制御やパルス周期を変動させる方法と比較し、高
速でクレータ−間隔を変動させることができるからであ
る。この方法によれば、方向性を解消しながら新たな周
期性をもった模様を発生させることなく外観が改善でき
るのである。
振動の周波数fvを前記0式または■式で規定するのは
、下記の理由による。
、下記の理由による。
fv>ftのときは、fLがfvの整数倍に近いと、光
路の変位がA=Xsin(2πfvt十〇)であり、レ
ーザーのパルスが到達する時刻がt=n/fL (nは
自然数)となるため、上記の性は解消されるが、反面、
振幅が大き過ぎてクレータ−の疎密が現れやすく、まだ
ら模様として認識されるためである。
路の変位がA=Xsin(2πfvt十〇)であり、レ
ーザーのパルスが到達する時刻がt=n/fL (nは
自然数)となるため、上記の性は解消されるが、反面、
振幅が大き過ぎてクレータ−の疎密が現れやすく、まだ
ら模様として認識されるためである。
レーザー光学系は、高周波振動子または超音波振動子で
振動させるのが望ましい。それは、通常のレーザーによ
る粗面化加工におけるfLが数10kllzであること
から所定のfvを得るためである。
振動させるのが望ましい。それは、通常のレーザーによ
る粗面化加工におけるfLが数10kllzであること
から所定のfvを得るためである。
かかる高周波の振動では、通常行われる光学系部品の水
冷を行うと、冷却水に振動エネルギーが奪われ、効率が
悪くなるから、冷却は空気、窒素などのガスをノズルか
ら集光レンズ、反射ミラーに吹付ける方法が望ましい。
冷を行うと、冷却水に振動エネルギーが奪われ、効率が
悪くなるから、冷却は空気、窒素などのガスをノズルか
ら集光レンズ、反射ミラーに吹付ける方法が望ましい。
(実施例)
第1図に示す要領で、直径100mmのJIS 5UJ
−2鋼製ロール1に、クレータ−間隔0 、3mm、周
波数12kllz、レーザー出力1kwで、反射ミラー
2を高周波振動子3により種々の振動数で振動させてレ
ーザー加工を行った。なお、第1図中、4はレーザー発
信器、5は固定式の反射ミラー、6は集光レンズ、7は
チョッパーである。ロール1は、そ0 の中心軸の回りに69rpmで回転し、軸方向(矢印方
向)に3.4mm/秒の速度で移動する。なお、反射ミ
ラー、集光レンズはエアーで冷却した。
−2鋼製ロール1に、クレータ−間隔0 、3mm、周
波数12kllz、レーザー出力1kwで、反射ミラー
2を高周波振動子3により種々の振動数で振動させてレ
ーザー加工を行った。なお、第1図中、4はレーザー発
信器、5は固定式の反射ミラー、6は集光レンズ、7は
チョッパーである。ロール1は、そ0 の中心軸の回りに69rpmで回転し、軸方向(矢印方
向)に3.4mm/秒の速度で移動する。なお、反射ミ
ラー、集光レンズはエアーで冷却した。
加工後のロール表面を1.5X1.5mmの範囲で10
カ所サンプリングし、「ロール周方向並び」に関す不規
則度Sを稠査した。
カ所サンプリングし、「ロール周方向並び」に関す不規
則度Sを稠査した。
不規則度Sは次のようにして求める。即ち、第2図(a
)に示すように1.5X1’、5 mmの範囲内にクレ
ータ−が25個含まれる部分を、ロール周方向(X座標
)にクレータ−が5個づつのグループに分け、それぞれ
の5個を1列の並びとみなす。そして、第2図■)に示
すように、そのX座標の平均Xiをとり、それぞれのグ
ループに対しXiである線、つまり平均線を求め、その
平均線に対するばらつきを下記のように計算し不規則度
Sとする。
)に示すように1.5X1’、5 mmの範囲内にクレ
ータ−が25個含まれる部分を、ロール周方向(X座標
)にクレータ−が5個づつのグループに分け、それぞれ
の5個を1列の並びとみなす。そして、第2図■)に示
すように、そのX座標の平均Xiをとり、それぞれのグ
ループに対しXiである線、つまり平均線を求め、その
平均線に対するばらつきを下記のように計算し不規則度
Sとする。
S = Σ Σ (X!−X 五)21・重j−1
” 1 一定になり、S−0、すなわち方向性が解消されない。
” 1 一定になり、S−0、すなわち方向性が解消されない。
Nα10〜13は本発明例で、S、疎密とも良好だが、
f v/ f Lが整数分の1になっているNo、11
.13では第3図(a)に示すように線並びが認められ
るので前述のようにNα10.12の方が望ましい。
f v/ f Lが整数分の1になっているNo、11
.13では第3図(a)に示すように線並びが認められ
るので前述のようにNα10.12の方が望ましい。
Nα14〜18はfv>fLの場合で、f v/ r
Lが整となるNα15.17.18はすべて線並びが認
められ、方向性は解消されない。Nα14.16は本発
明例で良好な結果が得られている。
Lが整となるNα15.17.18はすべて線並びが認
められ、方向性は解消されない。Nα14.16は本発
明例で良好な結果が得られている。
以上、第1図に示す反射ミラー2を振動させる実施例に
ついて説明した。この外に、集光レンズ6を振動させる
方法も実験したところ、全く同じ効果が得られることが
確認された。
ついて説明した。この外に、集光レンズ6を振動させる
方法も実験したところ、全く同じ効果が得られることが
確認された。
3
第1表に、反射ミラー(第1図の2)の振動周波数fv
(kHz)、このfvとパルス周波数f L(kHz)
との比(f v/ f t)、反射ミラーの変位の振幅
X(mm)、S(但し、10箇所の平均)、クレータ−
分布の粗密、および「線並び」の有無を示す。なお、「
線並び」とは、第3図(a)に示すように、クレータ−
がロール軸に平行な線上に一線に並んでしまう状態を言
い、この「線並び」が多くなると、目視上の方向性が現
れる。
(kHz)、このfvとパルス周波数f L(kHz)
との比(f v/ f t)、反射ミラーの変位の振幅
X(mm)、S(但し、10箇所の平均)、クレータ−
分布の粗密、および「線並び」の有無を示す。なお、「
線並び」とは、第3図(a)に示すように、クレータ−
がロール軸に平行な線上に一線に並んでしまう状態を言
い、この「線並び」が多くなると、目視上の方向性が現
れる。
第3図に、得られたクレータ−分布の代表的な数例を挙
げた。
げた。
第1表のN011〜8は、反射ミラーの変位の振幅Xの
影響を副べたもので、No、 1.2は振幅過小でSが
小さく、方向性が大きい。またN007.8は、振幅過
大でSは大きいが第3図ら)のように疎密がが甚だしく
なり外観で損なわれる。No、3〜6は本発明例であり
、第3図(C)のように不規則度Sが高く粗密も適正で
ある。
影響を副べたもので、No、 1.2は振幅過小でSが
小さく、方向性が大きい。またN007.8は、振幅過
大でSは大きいが第3図ら)のように疎密がが甚だしく
なり外観で損なわれる。No、3〜6は本発明例であり
、第3図(C)のように不規則度Sが高く粗密も適正で
ある。
No、 9〜13は、fv≦fLの場合のr v/ r
+、の影響を訓ぺたもので、fv””ft、では干渉
により変位が2 14 (発明の効果) 本発明方法によって粗面化された製品は、レーザー加工
特有の鮮映性を備えながら、外観における方向性が解消
されている。従って、無塗装、クリアー塗装、あるいは
薄膜塗装の状態で用いられる建材、電気製品の外板等の
製造法として好適である。また、本発明方法でロール表
面を加工し、そのロールを用いて板などを圧延すれば、
同じような優れた特性の粗面化ができる。
+、の影響を訓ぺたもので、fv””ft、では干渉
により変位が2 14 (発明の効果) 本発明方法によって粗面化された製品は、レーザー加工
特有の鮮映性を備えながら、外観における方向性が解消
されている。従って、無塗装、クリアー塗装、あるいは
薄膜塗装の状態で用いられる建材、電気製品の外板等の
製造法として好適である。また、本発明方法でロール表
面を加工し、そのロールを用いて板などを圧延すれば、
同じような優れた特性の粗面化ができる。
第1図は、本発明方法によってロール表面を粗面化する
方法の一例を説明する図、 第2図(a)および(b)は、粗面化した表面のクレー
タ−分布の不規則度を説明する図、 第3図(a)〜(C)は、粗面化した表面のクレータ−
分布状態の例、である。
方法の一例を説明する図、 第2図(a)および(b)は、粗面化した表面のクレー
タ−分布の不規則度を説明する図、 第3図(a)〜(C)は、粗面化した表面のクレータ−
分布状態の例、である。
Claims (2)
- (1)パルス状のレーザービームにより金属の表面に微
小クレーターをつけて粗面化する方法において、レーザ
ーの反射ミラーもしくは集光レンズをパルスの周波数f
_Lに対し、 (n+0.75)≧f_V/f_L≧(n+0.25)
(nは自然数)または、 0.9>f_V/f_L>0
.1の関係にある周波数f_vで振動させ、かつ振動さ
せない場合のレーザー光路に対して振動させた場合の変
位の振幅X(mm)をクレーター間隔l(mm)に対し
て、 0.7l≧X≧0.1l とすることを特徴とするレーザー加工方法。 - (2)反射ミラーもしくは集光レンズを高周波または超
音波による振動子により振動させ、その冷却をガス吹付
けにより行うことを特徴とする請求項(1)のレーザー
加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1262514A JPH03124385A (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | レーザー加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1262514A JPH03124385A (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | レーザー加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03124385A true JPH03124385A (ja) | 1991-05-27 |
Family
ID=17376860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1262514A Pending JPH03124385A (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | レーザー加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03124385A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7671297B2 (en) * | 2003-11-20 | 2010-03-02 | Ethicon, Inc. | Method and apparatus for laser drilling workpieces |
JP2018521886A (ja) * | 2015-05-28 | 2018-08-09 | ジェイ ピー イメージング(ウーハン)リミテッドJ P Imaging (Wuhan) Limited | 印刷に関する改良 |
CN108672919A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-10-19 | 武汉钢铁有限公司 | 一种轧辊激光无序毛化装置以及方法 |
-
1989
- 1989-10-06 JP JP1262514A patent/JPH03124385A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7671297B2 (en) * | 2003-11-20 | 2010-03-02 | Ethicon, Inc. | Method and apparatus for laser drilling workpieces |
JP2018521886A (ja) * | 2015-05-28 | 2018-08-09 | ジェイ ピー イメージング(ウーハン)リミテッドJ P Imaging (Wuhan) Limited | 印刷に関する改良 |
US10821763B2 (en) | 2015-05-28 | 2020-11-03 | Shenzhen Zhong Chuang Green Plate Technology Co., Ltd. | Methods of roughening a surface of a printing form precursor and printing using a roughened printing form precursor |
CN108672919A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-10-19 | 武汉钢铁有限公司 | 一种轧辊激光无序毛化装置以及方法 |
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