JPH01156425A - 塗装鮮映性及びプレス加工性に優れた冷延鋼板の製造方法 - Google Patents

塗装鮮映性及びプレス加工性に優れた冷延鋼板の製造方法

Info

Publication number
JPH01156425A
JPH01156425A JP31362287A JP31362287A JPH01156425A JP H01156425 A JPH01156425 A JP H01156425A JP 31362287 A JP31362287 A JP 31362287A JP 31362287 A JP31362287 A JP 31362287A JP H01156425 A JPH01156425 A JP H01156425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
rolling
satin
steel plate
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31362287A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0572441B2 (ja
Inventor
Toru Toshimitsu
利光 徹
Takaharu Kawamoto
川本 隆治
Yoshiaki Matsuo
松尾 好晃
Katsuhiro Minamida
勝宏 南田
Junya Suehiro
純也 末廣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP31362287A priority Critical patent/JPH01156425A/ja
Publication of JPH01156425A publication Critical patent/JPH01156425A/ja
Publication of JPH0572441B2 publication Critical patent/JPH0572441B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
  • Heat Treatment Of Steel (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、塗装鮮映性及びプレス加工性の優れた冷延鋼
板の製造方法に関する。
(従来の技術) 自動車に対するユーザーニーズは年々高級化指向を強め
ている。なかでも自動車の外観については光沢の鮮やか
さ、いわゆる塗装鮮映性がその商品イメージを決定する
重要なファクターとして近年急速に脚光を浴びてきてい
る。
また、家電製品の外板や建築外装材などにおいても、塗
装面の良好な鮮映性は商品価値を一層高めるものである
。また複雑なプレス成形に耐えるために、鋼板に要求さ
れるプレス成形性も益々高度なものになっている。
従来から塗装鮮映性やプレス加工性に強く影Uを与える
因子として、鋼板などの圧延製品表面のセミマクロ的な
幾何学的形状、即ち表面粗度が知られている。圧延製品
の表面粗度は多くの場合、圧延ロール表面の粗度を転写
することにより行なわれる。
圧延ロール表面に粗度を付与する方法とじては、特開昭
51−101774等に示されるショツトブラスト法に
よるもの、特開昭49−17331.米国特許第361
9881号等の放電加工法によるもの、及び特公昭58
−25557や特公昭62−11922や特開昭62−
224405に示される様な高密度エネルギー線の一種
であるレーザー光照射による方法など種々な方法が知ら
れているが、いずれも以下に示す様な問題点がある。
(発明が解決しようとする問題点) 生産現場で普通に行なわれている現在の粗さ付与方法は
、ショツトブラストによる方法である。
このショツトブラスト法は簡単であり、この加工により
表面硬化してロールの耐摩耗性が上がるなどの利点があ
る反面、面が不規則・不均一に荒れた面となり、粗さの
制御が困難である欠点があり、製品の塗装鮮映性が劣る
。レーザーやエレクトロビーム等の高密度エネルギー線
を照射する方法は、制御性に優れ、ロール表面に極めて
規則性の高い凹凸パターン模様(以下梨地面という)を
付与することが可能である。しかし、ショツトブラスト
法に比して処理装置が高価なこと、規則性が高いために
為に筋模様が目立ち塗装後の美観をそこなうこと、及び
ロール表面の凹凸パターンが比較的短時間の圧延で摩耗
してしまうという欠点を有する。
放電加工法によるものは、ロールに電極を対向させ、ロ
ールを回転させかつ電極をロール軸方向に移動させなが
らロール、電極間に火花放電を生じさせ、この放電エネ
ルギーでロール表面に微細なりレータ群を発生させるも
のである。
この方法では主に、放電加工電流ピーク値、放電パルス
幅、放電体止幅、等を変える事によってロール表面に任
意の粗さを付ける事ができる。この方法で形成されたロ
ール表面の凹凸パターン模様は、レーザー法等の高密度
エネルギー照射によるものよりは若干規則性は劣るが、
ショツトブラスト法によるものよりもはるかに規則性が
高く、しかもロール処理法も比較的簡単な上、凹凸パタ
ーンの耐摩耗性も高いという利点を有する。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、各種の圧延ロール表面の梨地加工法の特徴を
組合せることによって長期にわたり安定して梨地加工面
が転写される、冷延鋼板を製造する方法について種々検
討した結果、 (1)冷延鋼板にあらかじめ所要の粗さを持つ粗面を付
与すること。このために冷間圧延機の最終段ロールを放
電加工によって梨地加工することが、最終製品の品質面
と冷間圧延のロール寿命面から必要であること。
(2)焼鈍後の調質圧延においては、(1)で得られた
冷延鋼板の粗面の一部を圧延して平滑化することが、最
終成品の品質面及びロール加工能率面から有利であるこ
と。このための手段として、調質圧延ロール表面に高密
度エネルギー線を照射し、適度な間隔をおいて規則性の
高い照射痕(加工痕)である凹部を形成し、調質圧延に
おいて凹部に接触する部分の粗面はそのまま保存し、凹
部以外のロール面に接触する部分の粗面は調質圧延の圧
延力で平滑化するという新規な方法を採用することによ
り、所期の目標か達成されることを見出したものである
鋼板に転写された梨地面のミクロ的な凹部は、プレス成
形時の潤滑油を保持し、加工を容易ならしめる上で重要
であり、鋼板梨地面の粗さRaが加工度判定の指標とな
る。
一部プレス加工後の塗装においては、ミクロ的な凹部は
塗料によりて埋められるが、比較的大きな凹凸(以下う
ねりと称する)が存在すると、塗膜形成後においても塗
膜表面のうねりとなって残留する。したがって塗装面に
入射した光は塗装面より多方面に反射され、塗装鮮映性
が減するものと説明される。
以下、うねりを表わす指標としてWca 、表面粗さに
対応する指標を中心線平均粗さRoと略記し、それぞれ
JISで規定される方法で測定した値を用いるが、塗装
鮮映性とプレス加工性を満足させるためには、Wca値
をたとえば0.6よりも小さく、na値はたとえば0.
6よりも大きくすることが必要といわれている。
これらの条件を満たす第1の条件は、冷間圧延における
最終スタンドワークロール表面に、放電加工によって中
心線平均粗さRa(ロール)3.0〜45μmになるよ
うに梨地加工を行う必要がある。
ロールRaが3.0 Hm未満であると、鋼板に転写さ
れる凹凸即ち鋼板のRa値も小さくなり、鋼板のプレス
加工性が劣化するばかりでなく、圧延時の形状不良や、
焼鈍時に焼付を生じる傾向が強くなり歩留の大巾な低下
をもたらす。
ロールRaが4.5μmを超えると焼鈍後に実施するス
キンバス圧延の圧延条件をどのように変更しても、最終
的な鋼板のうねりWcaを小さくすることは出来ず最終
製品の鮮映性が劣化する。
従って、冷間圧延の最終スタンドのロール表面の粗度R
aを放電加工によって3.0〜4.5μlに限定するが
、ショツトブラスト法によってRaをこの範囲に調整し
ても、Wcaを小さい値に保つことはできない。また高
密度エネルギー照射によるロールを冷間圧延に使用する
と、寿命が短かく粗度は安定しない。なお、冷間圧延の
前段のロールRaは最終的に鋼板のWcaやRaに影晋
する所が少ないので特に限定する必要がなく、圧下配分
等も通常の冷間圧延条件を採用する。鋼板は冷間圧延に
焼鈍を行なうか、こわも通常の箱型焼鈍や連続焼鈍を行
なう。調質圧延で使用するロール表面には高密度エネル
ギー線照射によって特定の寸法を有する照射痕(加工痕
)を規則的に付与する必要がある。
第1図にロール表面の加工痕形状を模式的に示した。
調質圧延前の冷延鋼板の表面は冷間圧延機の最終段の放
電加工ロールから転写された比較的規則度の高い梨地面
を有しているが、この梨地面は調質圧延においてワーク
ロール面に直接接触する部分では、ロールにより圧延さ
れて平滑面となる。
この平滑部分は、鋼板のうねりに関係するWca値を減
少させ、塗装鮮映性の向上に寄与することになる。
一方、調質圧延ロール上の加工痕の凹部においては、圧
延力が鋼板表面部におよばないため、冷延鋼板の梨地面
が実質的に保存される。この残留梨地面は、調質圧延後
の鋼板のRa値を大きくし、良好なプレス加工性を保証
するのである。
本発明における鋼板への梨地転写は、以上の如く、ロー
ルの非加工面と加工部の凹部の双方によって実質的に行
なわれるので、高エネルギー線照射によって必然的に生
成する凹部周辺のリング状突起部の存在は必ずしも必要
ではない。
調質ロールの寿命面からは、むしろリング状突起部は存
在しない方が好ましく、エネルギー線照射条件を調整し
て突起高さを例えば1μm以下と可及的に低くするか、
あるいはエネルギー線による加工終了後にロール表面を
研磨し、突起リングを研削削除することもできる。加工
痕の直径は50〜250μmの間か必要であるが、50
μm未満では主として製品板のRaを所要の値に保持す
ることが困難となる。一方、250μmを超えるとWc
a値、 Ra値共に劣化する傾向がある。加工痕の凹部
深さは2μm以上が必要である。2μm未満では、冷延
鋼板の梨地面が調質圧延で平滑化される割合が増加し、
製品板のWcaは向上するか、Raは小さくなりプレス
加工性が低下する。凹部深さは、所定のRa、 Wca
値を得るためには、5μl程度あれば充分であるが、凹
部周辺の突起リングを生成させない照射条件を採る場合
には、必然的に深くなる場合もあり、上限は20μm深
さとする。
本発明では設備や制御の容易性から、はぼ同寸法の加工
痕を付与することが最も望ましいか、この場合、加工痕
中心間距離Pと加工痕直径りとの比P/D=1.8〜3
.5とし、調質圧延における鋼板の実質的な圧延部分と
非圧延部分との面積比を調整し、プレス加工性と塗装鮮
映性の両方の向上を計る必要がある。
P/Dか1.8未満では非圧延部分が増加し、Ra値が
増加するが、Wca値も増加し鮮映性が劣化する。逆に
3.5を超えると、圧延部分が過度に増大し、必要な製
品板のRa値が得られなくなる。種々の異なる寸法の照
射加工痕を用いて規則的な加工痕を作る場合には、相隣
り合う2ケの加工痕ピッチと直径の平均値との比を1.
8〜3.5の範囲とするが、相隣り合う2ケの加工痕の
直径の差はあまり大きくないことが望ましく、直径の比
の値は4以下が好ましい。
高密度エネルギー線照射で規則的、かつ所定寸法の加工
痕を付与されたワークロールを組み込んだ、単スタンド
又は複数スタンドを有する調質圧延機で調質圧延を行な
う。調質圧延を複数スタンドにて複数回行なう場合には
、少なくとも最終圧延のロールの加工痕を所定の範囲に
調整すれば良く、前段圧延ロールはブライト仕上げでも
良い。
又、調質圧延は、通常の圧下率で行ない、潤滑はドライ
法でもウェット法でも良いが、ドライ法によるものの方
が若干ではあるが、Wcaは小さく安定する。
最終の調質圧延ロールの梨地加工状態は、鋼板のWca
、Raに特に密接に関係するものであり、圧延経過とと
もに生ずるロールの摩耗を可及的に小さくすることが重
要である。この点からも高密度エネルギー線照射による
熱影響部の割合の少ない本発明にかかわるロール(加工
痕中心間隔が比較的大きい)は有利に作用する。冷延圧
延用ロールの放電加工条件は、厳密に制御することが、
鋼板のWcaや1laO値を好適な範囲に安定化するた
めに望ましい。
与えるパルス電流のピーク値とパルス巾、及び電圧を精
密に制御するほか、特に重要な事は、ロールと放電電極
との間の極間間隔を可及的に一定に保つことである。極
間間隔は、放電加工中の平均加工電圧または、平均加工
電流を基準値と比較して、その差をサーボバルブのソレ
ノイドに出力し、油圧シリンダーを動かす事により、精
密に制御することができる。
なお、本発明の冷間圧延ロールは、ロール表面を放電加
工により梨地加工を施した後、さらに金屈めつき、例え
ばCrめっきを施したものを使用してもよい。
調質圧延ロールの加工はYAGレーザーを用いることが
加工痕の規則性や制御性の面から最も好ましい。ロール
表面の加工方法はロール表面を走査するようにしてパル
スレーザ−光を照射する。このとき必要に応じて少なく
ともロールのレーザー光照射部及びその周辺を水などの
冷媒を用いて冷却することが好ましい。
なお、本発明の調質圧延ロールは、ロール表面を高密度
エネルギー線照射による梨地加工を施した後、さらに金
属めっき、例えばCrめっきを施したものを使用しても
よい。
パルスレーザ−の出力は、ロールの材質及び凹凸の高さ
により決められる。またパルス周波数は、高いほど作業
能率が高くなる。パルスレーザ−光によりロール表面を
走査するには、たとえばロールを回転させながらレーザ
ー光照射ヘッドをロール軸方向に送るようにすればよい
レーザー発振器は平均出力50〜200Wで周波数7〜
50 KHzのパルスレーザ−光が有利に使用出来る。
また、C02等のガスレーザーや電子ビーム等の他の高
密度エネルギー線もYAGレーザーの場合と同様に適用
される。
(作用) 第2図は、冷間圧延ロールの耐用性を比較するために、
i)ショツトブラスト法、ii)放電加工法、1ii)
YAGレーザー加工法を用いて平均粗度Ra=3,5〜
4.5μ0の梨地面を付与したワークロールを冷間圧延
機の最終段に組込んで冷間圧延を行なった鋼板につき、
それぞれ同一条件で箱焼鈍と調質圧延を行なった後の最
終製品鋼板のRa値、 Wca値の変化を調べた結果を
示した。調質圧延のロールは、本発明範囲である凹部径
D=100μm、ピッチP =200 um (P/D
 = 2 ) 、深さh=5um加工痕をYへGレーザ
ー光を照射することにより付与したロールを用い、圧下
率1.0〜1.2tの範囲内で湿式スキンバス圧延を行
なった。
ショツトブラスト法によるものは、圧延の初期材料から
、Wca値が高いレベルで推移し、塗装鮮映性は不良で
あることがわかる。
YAGレーザー法によるものは圧延初期段階では、Ra
、 Wca値共に所望の値を満足するが、圧延中期から
末期に至る程ロール摩耗が進行し、特にWca値の劣化
が目立つようになる。
これに対し、放電加工法によるものは、長期にわたって
Ra、 Wca値が所定の値に安定し、ロールの耐久性
の面から優れた結果が得られることがわかる。
第3図は冷間圧延を本発明条件内で一定とし、焼鈍した
鋼板について調質圧延におけるロール表面の加工痕の分
布状況の影晋を調べたものである。YAGレーザー加工
機によって調質圧延ロール表面に直径D = 100 
um、 150 um、深さほぼ5umの加工痕を種々
のピッチPで付与したロールを用い、調質圧延の圧下率
は約1.0*として得た製品鋼板についてRa、 Wc
aの値を調べた。
この図から加工痕の分布密度P/Dには、最適な範囲が
存在し、P/Dが小さく加工痕の密度が高い場合には、
Wcaが大きくなり、鮮映性が劣化する傾向が認められ
る。逆に、P/Dが大きくなる程Wca値は小さくなる
が、Ila値も同時に小となってプレス加工性の面から
望ましくないことが示される。
(実施例) 第1表に主な製造条件と製品板の特性値を本発明材と比
較材とを対比して示した。なお、鋼板は通常の圧延条件
で0.7+nmに冷延し、680℃箱型焼鈍したのち、
1.0*のスキンパス圧延を行ったものについて、実機
でのプレス加工性を調べた。
塗装鮮映性は、第2表に示す条件で塗装した鋼板につい
て、写像鮮映度肝によるN5I(:値をもって判定した
。この方法は、鋼板表面に矩形光線を入射し、所定の位
置で反射光を捕え、光線の矩形のゆがみ方を指標化した
ものであり、完全な鏡面での値を100(鮮映性最大)
とし、N5IC値が低くなる程鮮映性が低い。
なお、鋼板の特性値は、ロールへの梨地加工直後の圧延
材、及びコイル5本圧延毎の値の合計数点についての平
均値を用いた。
第  2  表 冷間圧延の最終圧延を本発明の条件内で放電加工したロ
ールを用いて冷延し、調質圧延ではYAGレーザー加工
機で所要の分布を有する加工痕を付与した本発明材1〜
9は、いずれも鋼板のRa、Wca、NSIに値が目標
範囲内の良好な値を示した。また実機におけるプレス加
工性においても、従来材と何ら変わらない作業条件でプ
レス加工が可能であった。
比較材の10は、冷間圧延ロールにショツトブラスト法
によって所要の梨地加工したものであるが、調質圧延で
本発明条件の好ましい範囲で加工痕を付与したロールを
使用してもWca値が高く鮮映度N5IC値も劣った。
比較材11〜12は、冷延ロールは放電ダル加工を行な
ったが、付与する粗度Raか不適当な例であり、Raが
本発明範囲よりも低い比較材11は製品板のRaは低い
。比較材12は、これとは逆に粗度Raが大きすぎる例
であり、その場合製品板のRaは良好だが、Wcaが劣
化する。
比較材13〜15は、調質圧延ロールの加工痕分布の影
響を調べたもので、比較材13はP/D=1.O即ち加
工痕が互いに隣接する場合であり、Wca値が目標値よ
りも大きい。比較材14は逆にP/D =4.8と加工
痕間隔が大きすぎる場合であり、Wca値は良好だが、
Ra値は低い。比較材I5は加工痕径が小さく、しかも
密に分布した例であり、Wca値が悪い。
比較材16.17は冷間圧延ロールにYへGレーザーで
所要の加工疵を付与した例で調質圧延ロールは、本発明
条件内の加工痕を付与して調質圧延をしたものである。
比較材16は冷間圧延の初期に採ったサンプルの特性値
を示したもので各特性値は、良好な値を示すのに対し、
比較材17.18は、比較材16と同じロールを用い冷
間圧延の中期、末期に採ったサンプルの値であり、ロー
ルが摩耗と共にWca値の劣化が著しいことがわかる。
(発明の効果) 本発明は、比較的使用する設備が簡単な上に、制御性の
高い放電加工法を応用して、冷延ロールに精度の高く、
かつ耐久性のある所定の粗さの梨地加工を行ったロール
を用い、調質圧延ロールには高密度エネルギー線放射に
よって所要の間隔を保ち梨地加工をしたロールを用い圧
延を行った結果、長期間にわたり安定して塗装鮮映性と
プレス加工性の優れた鋼板を製造することが出来、また
ロールへの粗度付与能率も大きいため、工業上の利益が
大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によりロール表面への高密度エネルギー
線照射によって加工した加工痕形状を示し、第2図(a
) (b)は冷間圧延ロール寿命と製品板粗度との関係
、第3図(a) (b)は調質圧延におけるロール表面
の加工痕分布状況と製品板粗度との関係を示したもので
ある。 第1 図 第2 (a) 第3 [(2) 1.8 一怖 図 (b) 沖r5′1は延長守 図 (b) 3.5 −陣

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タンデム冷間圧延機の最終スタンドのワークロー
    ルとして放電加工により中心線平均粗さRa=3.0〜
    4.5μmに梨地加工をしたロールを用いて冷間圧延を
    行ない、焼鈍後、調質圧延のワークロールとして高密度
    エネルギー線照射により直径D=50〜250μm、深
    さh=2〜20μmの照射痕を中心間距離Pとの関係に
    おいてP/D=1.8〜3.5のピッチで付与してなる
    梨地加工面を有するロールを用いて調質圧延を行なうこ
    とを特徴とする塗装鮮映性及びプレス加工性に優れた冷
    延鋼板の製造方法。
  2. (2)高密度エネルギー線がYAGレーザー光線である
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP31362287A 1987-12-11 1987-12-11 塗装鮮映性及びプレス加工性に優れた冷延鋼板の製造方法 Granted JPH01156425A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31362287A JPH01156425A (ja) 1987-12-11 1987-12-11 塗装鮮映性及びプレス加工性に優れた冷延鋼板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31362287A JPH01156425A (ja) 1987-12-11 1987-12-11 塗装鮮映性及びプレス加工性に優れた冷延鋼板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01156425A true JPH01156425A (ja) 1989-06-20
JPH0572441B2 JPH0572441B2 (ja) 1993-10-12

Family

ID=18043536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31362287A Granted JPH01156425A (ja) 1987-12-11 1987-12-11 塗装鮮映性及びプレス加工性に優れた冷延鋼板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01156425A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0572441B2 (ja) 1993-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4841611A (en) Work roll with dulled surface having geometrically patterned uneven dulled sections for temper rolling
CN109420680B (zh) 用于钢板表面形貌轧制的轧辊及其制造方法
JP3708118B2 (ja) 冷間圧延金属薄板またはストリップを製造するための方法と装置および得られた金属薄板またはストリップ
KR100332395B1 (ko) 금속박판또는스트립과,금속박판또는스트립을생산하기위한방법및장치
Simao et al. Surface texture transfer in simulated tandem and temper mill rolling using electrical discharge textured rolls
JPH01156425A (ja) 塗装鮮映性及びプレス加工性に優れた冷延鋼板の製造方法
JPH0354003B2 (ja)
JP3610895B2 (ja) 亜鉛めっき鋼板用調質圧延ロールの加工方法
JPS63112086A (ja) 鋼板圧延用ダルロ−ルの製造方法
JPH0195804A (ja) 塗装鮮映性及びプレス加工性の優れた調質圧延鋼板並びにその製造方法
KR100362084B1 (ko) 선영성이 우수한 아연-니켈 복합 전기아연도금강판의제조방법
JPH02185959A (ja) 鮮映性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
KR100325538B1 (ko) 고선영성냉연강판의제조방법
JPH0241702A (ja) 表裏面の性状の異なる金属板およびその製造方法
KR100362666B1 (ko) 고선영성 강판의 제조방법
JPH0366404A (ja) 冷間圧延ロールの粗面化方法
JPH04253503A (ja) 塗装鮮映性に優れた加工用鋼板及びその製造方法
KR100326680B1 (ko) 도장후선영성이향상된저파상도냉연강판제조방법
JPS63123586A (ja) 冷間圧延用ロ−ルの粗面化方法
JPH05111764A (ja) ダル表面金属材料の製造方法
JPS6320193A (ja) 冷間圧延用ロ−ルの粗面化方法
JPH09192707A (ja) 防眩性に優れるチタン薄板の製造方法
JP2748815B2 (ja) プレス成形性に優れたステンレス冷間圧延鋼帯およびその製造方法
JPH0237902A (ja) 部分的に表面粗度の異なる鋼板
JP4270427B2 (ja) クロムめっきロールおよび鋼板の製造方法